上士幌町議会 令和5年第3回定例会 2023年6月6日
(1)敬老会及び敬老祝金の見直しについて/(2)葬斎場整備の考えについて
2023年6月6日、上士幌町議会の一般質問で、馬場敏美議員が「敬老会及び敬老祝金の見直しについて」「葬斎場整備の考えについて」について質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 馬場敏美 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 馬場敏美
私は、敬老会及び敬老祝金の見直しについてと葬斎場整備についての考えについてお伺いいたします。(1)敬老会についてであります。「敬老の日」が祝日として制定されたのは、1966年(昭和41年)で、それを遡ること1947年、戦後の混乱が続く中、兵庫県野間谷村(現多可町八千代区)の村長、門脇政夫さんが、村主催の敬老会を開いたことが始まりと言われています。村中のオート三輪車を集め、55歳以上の人を送迎し、ご馳走と余興でもてなしたそうです。門脇さんは生前、「子どもを戦地に送った親たちは本当に精神的に疲れたのです。少しでも報いてあげなければならない」。そして、「老人を大切し、年寄りの知恵をかりて村づくりをしよう」と言っていたと伝えられています。本町でも、長きにわたり、町の発展に寄与された高齢者の方々の長寿を祝うため、敬老会を開催するとともに、その尽力に感謝し、労をねぎらうことを目的として「敬老祝い金」を贈呈してきています。令和2年度からはコロナウイルス感染症の蔓延により、令和4年度までの3年間、中止となっていますが、過去5年間の敬老会への参加状況は、平成30年度が対象者134人中36人、令和元年度が112人中32人であります。私も、令和元年度に議員として出席させていただきました。多くの個人、団体の協力により成り立っている敬老会ではありますが、企画段階のもう一工夫で、より楽しい会になるように感じました。一方、社会福祉協議会が実施しています「ひとり暮らし高齢者親睦会」は、平成30年度が対象者403人中114人、令和元年度が408人中113人と、参加率では敬老会と変わりませんが、大変盛況であり、皆さんが次回の参加を楽しみにしている状況が見受けられます。また、一部行政区で実施している高齢者の親睦会も盛況であると聞いています。何が違うのでしょうか。高齢社会には深刻な側面も確かにありますが、今では敬老という言葉を年に1回、「敬老の日」だけが、敬老意識の醸成と叫ばれているように思います。原点に立ち返り、例えば高齢者の意識調査、町民アンケート調査等を行い、今後の事業展開の基礎資料とするなど、今後の敬老会の在り方について検討する時期に来ていると考えます。(2)敬老祝い金についてであります。本町の100歳に贈呈される敬老祝い金は2万円です。長きにわたり、町の発展に寄与されてきた方々の長寿を祝い、支えてきたご家族への感謝の気持ちが含まれていると思います。近隣町村の100歳のお祝い金は5万円または10万円が多く、特に10万円支給の自治体が多い状況です。金額の多寡だけで事業目的の達成を評価できるものではありませんが、高齢者を敬い、感謝の気持ちを伝える事業として重要な施策の一つではあると思っています。支給年齢やお祝い金の額の見直しなど、総体的な検討が必要な時期に来ていると考えます。「生涯現役」という言葉もあるように、高齢者が生きがいを感じて生活できるようにするためには、働きたい人は働いて、趣味に生きたい人は趣味を楽しめ、ボランティアなど社会や地域での活動をしたい人はそうした活動に従事でき、学びたい人は学べるといった多様な生き方を選べる環境をつくることが必要です。その上で、高齢者の方が経験や持ち味を発揮して個性豊かに過ごしている姿を、そして、「上士幌町に住んでいてよかったよ」という思いが子や孫世代へ伝わり、その世代が、上士幌町は年老いても安心して暮らし続けられる町だと実感できることが、中長期的に少子化や人口減少対策にもつながっていくと思います。以上、お伺いいたします。
質問 8番 馬場敏美
失礼しました。次、葬斎場整備の考えについてお伺いいたします。本町の葬斎場は、1980年(昭和55年)に建設され、約43年が経過しました。建物の老朽化や設備の経年劣化などが進んでおり、定期的な改修工事が必要であり、今年度は、火葬炉耐火補修が予定されています。町の公共施設等総合管理計画では、現在ある公共施設等を保有し続けた場合にかかる更新費用総額は、今後40年間で1,170億円、年平均で29億円と多額な金額が示されています。財政状況の見通しも、令和2年度の一般会計では、自主財源が全体の37.9%に対し、地方交付税をはじめとする依存財源は62.1%と高くなっており、将来人口の見通しも、2060年(令和42年)には約17%減の4,066人を目標としており、自主財源の伸びもあまり期待できない中で、公共施設の適切な管理等調整が求められているとしています。厳しい状況ではありますが、葬斎場の経過年数に伴う老朽化、火葬炉の経年劣化などを考えた場合、建て替えの選択肢もあるように思いますし、最近、町民からも建て替え要望が聞かれます。過去5年間、葬斎場の町民使用状況を見ると、平成30年は死亡者80人のうち55人、令和元年は死亡者73人のうち41人、令和2年は死亡者69人のうち52人、令和3年は死亡者85人のうち48人、令和4年は死亡者78人のうち44人で、亡くなられた方の5割強から7割強が利用されています。葬斎場は、町民一人一人の日常生活において、利用頻度が高い施設ではありませんが、大切な方との最後のお別れをする場であり、年齢、性別などを問わず、全ての町民が利用する可能性のある重要な施設です。死への考えはいろいろではありますが、火葬場での一連の営みは、故人の死を確認し、その死を受容していく場にもなっていると思います。本町で最期を迎えるに当たり、明るい施設で見送られたい、明るい施設で見送りたいなどの町民の思いは当たり前のように思います。また、本町が推進している公共施設等のユニバーサルデザイン化や脱炭素化の視点からも、早急に検討、整備が必要な施設であると考えます。以上、お伺いいたします。
答弁 町長 竹中貢
敬老会及び敬老祝い金の見直しについて、馬場議員のご質問にお答えします。1点目の敬老会についてであります。本町では、長年にわたり、町の発展に寄与された高齢者の皆様の長寿を祝い、そのご尽力に心から感謝するため、敬老会を毎年開催し、町内の文化団体や教育機関等のご協力で、心のこもったお祝いや余興を行っていただくなど、内容を工夫しながら実施しておりますが、残念ながら参加率は年々減少しております。これは、本町のみならず、コロナ禍前の令和元年度に敬老会を開催している管内13町村においても同様に低調となっており、飲食を伴わない町村は特に顕著となっております。このことから、敬老会の在り方を検討するため、令和2年度に、65歳以上の町民300人を対象としたアンケート調査を実施した結果、対象年齢の見直しや内容についての様々なご意見をいただき、これを基に、当面は現状維持として開催してきておりますが、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、令和2年度以降、残念ながら式典を中止といたしました。今年度につきましては、感染状況を見据えながらの判断となりますが、特別な記念日として、対象の祝い年の方のみならず、友人等とご参加いただけるようなアトラクションをご用意し、厳粛な中にも皆様が楽しめるような工夫を凝らした式典にしたいと考えております。また、町からの補助事業で上士幌町社会福祉協議会が実施している「ひとり暮らし高齢者親睦会」や、一部行政区のサロン活動の親睦会は、交流をメインとした友人同士のおしゃべりの機会や飲食等を提供しており、閉じ籠もりが懸念される1人世帯の高齢者の社会参加と、多様な居場所づくりの観点からも大切な取組と認識しております。2点目の敬老祝い金についてであります。本町では、100歳で2万円、88歳で1万5,000円、70歳で1万円と条例で金額を定めており、この中でも100歳はまれに見る長寿であり、1世紀を生きてこられたという特別な意味合いから、祝い金とともに祝状を贈呈し、感謝と敬意を表し、長寿をお祝いしております。管内の状況としましては、100歳の敬老祝い金は、10万円から祝い金がない自治体もあり、自治体によって対応が大きく異なっております。いずれにしましても、祝い金の多寡にかかわらず、今の私たちが豊かな生活を送ることができるのは、高齢者の方々が築き上げてくださった礎があってのことであり、特に100年という長年にわたり、本町の発展を見守り、支えていただいた長寿の皆様への感謝の気持ちと敬愛の念を表すには何が最良なのか、お祝い金の在り方も含めて検討してまいります。また、町民誰もが、年老いても、仕事や趣味、ボランティアなどの社会活動に生きがいを感じ、健康で生涯にわたって現役の志を持ち続けて生きる人生はとてもすばらしいことで、誰もが願っていることと思います。そのために、行政といたしましては、いつでもどこでも学ぶことができる環境や、活躍できる環境の整備が必要との認識から、地域包括支援センターをはじめ、シルバー学級を担当する生涯学習課やボランティアセンターを運営する上士幌町社会福祉協議会、生涯活躍のまちかみしほろの人材センターなどが、興味関心が多様化した昨今のニーズに対応しつつ、自分の得意なことや経験が生かされる場を提供しております。今後とも、高齢者が生き生きと活躍できるような施策を講じてまいりますので、ご理解をお願いいたします。次に、葬斎場整備の考えについてであります。本町の葬斎場は、昭和55年の建設から43年が経過しようとしておりますが、火葬炉については、毎年の保守点検により必要な改修等を定期的に行うことで適正な維持管理に努めており、毎年約50件の火葬を行うなど、長期間において使用可能な状況を維持しております。議員ご指摘のとおり、葬斎場は、遺族や会葬者にとって、「大切な方との最後のお別れをする場」であり、故人の尊厳を守るための重要な役割を担っている施設であります。建物につきましては、これまでも小規模修繕等を行い、機能の維持に努めておりますが、壁や屋根、内部設備等の経年劣化は否めないところであります。また、近年建設された他の自治体の葬斎場と比較すると、改善すべき点もあるものと認識しております。町の公共施設等総合管理計画では、SDGsの観点からも基本的な考え方として、現有財産の計画的な維持管理による長寿命化を進めることとしており、葬斎場は、火葬炉の耐火物積替えや、その他設備の修繕、更新などを実施しながら、当面の間、現在の施設を使用していくこととしております。また、第6期上士幌町総合計画において、葬斎場に関する施策の方針を「設備等を計画的に更新し、適正な維持管理に努める」としており、これに基づく施策内容を「施設設備の維持管理」と「葬斎場の建て替え等についての検討」としております。今日的な課題である少子高齢化や多死社会などにより、今後も人口減少は続くものの、一方では、高齢化率は減少していくと想定されております。また、新型コロナウイルス感染症の影響などから、近親者だけで見送る家族葬が増加するなど、葬儀形態が変化する中で、本町の葬斎場に求められる役割や機能について、引き続き検討してまいります。今後、施設の劣化の状況により、建物の大規模修繕や改修を検討するタイミングにおきましては、全ての方が利用しやすいユニバーサルデザインや脱炭素化の視点を踏まえるとともに、トータルコストも勘案した上で、建て替えという選択肢も含めた葬斎場の在り方を検討してまいります。以上でございます。
質問 8番 馬場敏美
ただいま答弁がありました。敬老会についてですけれども、年々減少傾向にあるという、これは本町だけじゃなくて、最近は、どこの自治体でもこのような状況にあるというふうに言われています。その中で、自治体によっては敬老会の縮小ですとか廃止、そういうものが検討されている状況があります。その理由の一つとして、本町でもあります参加率の低下、それから財政負担の増加、それから企画から運営に至るまでの人的負担増、それから年1回の開催よりも、日常的な高齢者に向けた各種施策による社会参加を促進する、そのほうがいいんじゃないだろうかと。大体この4つが、どこでも挙げられている理由になっております。そこで私は、できればこのまま敬老会を実施してほしい、充実した敬老会を継続してほしい、そういう立場でちょっと質問させていただきます。まず、敬老の日と老人の日の制定と目的の違いについてであります。敬老の日は、国民の祝日として制定されたのが1966年(昭和41年)で、2002年(平成14年)までの35年間、9月15日で固定されていました。これが、2000年のハッピーマンデー制度が適用され、2003年以降、9月の第3月曜日に変更されました。敬老の日付が変更になることへの反対も根強く、2001年に老人福祉法を改正しまして、9月15日は老人の日として残ることになりました。15日から21日までの1週間を老人週間として呼んでいます。敬老の日が、高齢者を敬い、感謝の気持ちを持って祝う日であるのに対して、老人の日は、高齢者自身が元気で生き生きと社会参加する、そういう違いがあります。このような歴史的な背景からも、敬老意識の高揚、啓発を通して、高齢者を祝い、参加者みんなが楽しめる敬老会ができたらいいなと、そんなふうに考えます。年に一度の敬老会を、式典として捉えて企画、運営して行うのか、町民の交流の機会として、飲食の提供なども含めて非日常の楽しみの一つの場として捉えるのか、この出発点の考え方によって敬老会の内容が大きく違ってくると考えます。「今年も元気で会えたね、またお互い元気で会おうね、楽しかったね」などの言葉が聞けるような敬老会であれば、開催して本当によかったなというふうに思えるのではないでしょうか。また、高齢期になると、外出機会がだんだんと少なくなります。年に一度であっても、非日常の楽しみは生活に潤いをもたらすものとして大変大事だと、私はそんなふうに思っています。今年度は、厳粛の中にも楽しめる企画も考えるとしていますので、今までと違った敬老会になると期待しております。以上、敬老会の充実に向けてと敬老会の位置づけについて、再度どのように考えるかお伺いいたします。
答弁 町長 竹中貢
町をつくってきた、国をつくってきた、こういった長年の労には、皆して、国民全体で祝い、感謝をするというのは、これは正しい姿だろうと。そのことによって時代が引き継がれていくということであります。そういった意味では、敬老の日の祝い、あるいは年寄りを敬うということも、どちらも同じ意味で大変大切だとそんなふうに思います。今、敬老会に限ってでありますけれども、答弁書、そしてまた議員がご指摘のとおり、各町村とも同じような傾向にあって、中には何点かの理由によって、縮小なり廃止の傾向にあるというようなことであります。町としても、この答弁書の中に記載させていただいておりますけれども、これは、今々のこういった問題提起ではなくて前からもありました。そういったことを踏まえて、いろいろと工夫を重ねてきたのもこれまた事実でありますけれども、なかなか特効的な、今、みんなでお祝いして、わいわいすばらしい会にするというところまで到達していないというのもまた現実であります。そのためにアンケート調査をしたというふうに書いていますけれども、そのアンケート調査の中から読み取れたのは現状維持ということなんですね。70歳、65歳以上の人方に、対象としてやったということですけれども。でも、これはもう時代的に、法律上は65歳以上を老人というふうに位置づけておりますし、うちの町の敬老会は70歳ということと、88歳、100歳ということでありますが、70歳の人方を、今、敬老と本当に呼ぶのが正しいのかということですよね。抜本的な、その一方では今のままでいいとは言っているもの、しかし、70歳になったらもうお年寄りの扱い、あるいは敬われろということに納得する70歳って本当にいるんだろうかなという感じはします。僕ももう、前に、既に70歳になっておりますけれども、老人なり敬老と言われたら、ざわっとするような気がしたんです。やっぱり現役でまだまだ、今の時代の70歳というのはそういうことではないですかね。特に最近は、人生100年というふうに言われました。一時期は人生80年と言われて、もうそれでも長寿の時代になってきたなということでありますけれども、今100年ですね。100年の中では、よく聞くことがあるのは、今は人生8掛け、7掛けだということであります。そうすると、70歳を8掛けにすると七八、56歳ということになります。多分、そのような時代背景の、この敬老の当時の、四十何年につくられた55歳以上だとか、それは多分、平均年齢も相当若かっただろうなと、平均寿命です。ですから、今の時代に、敬老会と年齢と、それがふさわしいのかどうかという、ここのところは、もうこの際、もう一度考え直す必要があるんじゃないかなと。70歳で、アンケートで多かったから、やっぱり敬老会は70歳、88歳でいかなければならないのかというところを、政策的にもこれは考え直す必要があるんだと。70歳になると、お祝いが、少ないけれども1万円が当たるということが、それもあるのか分かりませんけれども、そういったところで時代の変化、あるいはこの長寿の時代に、逆に言うと、70歳を老人なり敬老として迎えるということが失礼ではないのかという感じもしないではないなという気がします。そうすると、多分、80歳でも、ようやくそこそこリタイアする人が出てくる。であれば、俺も随分、ここに、世に尽くしたなと、社会に尽くしたなと、上士幌町に尽くしたな、そんなことで、ここにもお話もありましたように、出てきて、「今年も会えてよかったな、元気だね」というような会話なり、そしてまた、まだこれからも頑張っていこうというふうになるんじゃないかなと。70歳の人に、これまでありがとうございましたというのは、もはやもう、いかがなものかなというような、今回の質問を受けて率直な感じを受けたところでの私の考え方でございます。
質問 8番 馬場敏美
ただいま町長の答弁にあった、私もそのとおりだというふうに思っています。本当に70歳ってまだまだ若いんだって。逆に老人扱いされて叱られたりとかという、そういうこともあるんだと思います。それから、75歳を境にして、前期高齢者、後期高齢者、そんなふうにも呼ばれたくないという、そんな方も中にはおります。そういうことも含めて、これから考えていかなきゃならないんだと思います。その基礎資料とするためには、私は高齢者の意識調査ですとかアンケート調査を、もう一度する必要あるのかなと、そんなふうに思っております。そして、中には、対象者が夫婦どちらかであれば、夫婦で参加したいんだよねという、そんな方もいました。そういうことも含めて、調査をする中でいろんな意見が出てくるのかな、そんなふうに思っておりますので、意識調査ですとかアンケート調査も、一つの在り方として考えていただければな、そんなふうに思っております。次に、敬老年金についてお伺いいたします。本町では、答弁にありました。100歳で2万円、88歳で1万5,000円、70歳で1万円支給されています。88歳、70歳については、それぞれ5,000円が商品券で支給という形で支給されています。管内の自治体の100歳の祝い金は、10万円からないところもあります。近隣5町、鹿追、音更、本別、士幌、上士幌町をちょっと調べてみました。4町が10万円の支給というふうになっております。私は、こういう中で、先ほど町長も答弁ありましたけれども、今後、その辺の在り方も含めて検討するというふうに言っておりますけれども、ぜひできれば10万円の方向で考えていただけないかなと、そんなふうに一つは思っております。それから、次に、平成30年度から令和4年度までの5年間のお祝い金の受給者数と、あと支給金額についてどうなっているかちょっと調べてみました。5年間で659人が受給しているんですね、70歳、88歳、100歳。年平均で132人となっております。100歳の方は、平成30年度と令和2年度、令和3年度が1人ずつ、令和元年度と4年度が2人というふうになっています。この中で、お祝い金に占める商品券の割合が、5年間の総支給が769万5,000円のうち326万円、42%が商品券の支給というふうになっています。これで、私、ちょっと違う視点でこれを見てみました。経済的な視点で見たときに、最近は、経済の地域内循環の必要性というのが盛んに言われるようになってきております。この視点で見たときに、高齢者施策を通して、このお金が、地域内循環が図られているというのが一つあります。また、近年、高齢による免許の返納等によって、日常の移動範囲が狭まると同時に、生活の範囲そのものの縮小が余儀なくされておりまして、必然的に日用品ですとか食料品は、地元からの購入が中心になっていきます。これも経済に大きく貢献することになっていると思います。また、配食サービスなんかもそうなんだろうなと思っています。高齢者の方々が、消費を通して地元経済を下支えしている状況がこの辺でも見えてくるのかな、そんなふうに思っております。この視点からも、ぜひ改善方向で検討を願えればと思いますが、経済的な視点も含めて再度お伺いしたいと思います。
答弁 町長 竹中貢
まず、アンケート調査についてです。これは、ぜひ実施してみたいなと、そんなふうに思っております。ただ、対象年齢を、今の人方、これからの人が65歳だとかというのがありますけれども、幅広く、もう既に高齢になっていられる方だとかも含めて、ちょっと調査の内容を見直ししながらどうあったらいいのか。そんなところからも改善の方策が少しでも見えてくればいいなと、そんなふうに思います。それから、お祝い金の関係であります。100歳のお祝いで、大体は敬老会のときに、実際においでになる方というのはほとんどいないですね、現実の問題は。皆、施設の中だとか。お祝い金は、あるいは祝状については、内閣総理大臣からと、それから町からも出しております。行って、いわゆる施設だとか、あるいは自宅でお祝いするということありますけれども。ただ、今お金の話が出ましたけれども、100歳に現金で送るというのは、どんなもんかなということを常々思っております。というのは、ほとんど100歳、実際対面をしてお渡しをしますけれども、やっぱり症状が進んでいるという方がもうほとんどなんですね。本当にまれに元気な人はおりますけれども、そういったところにお金を10万円、あるいは2万円渡して喜んでいただいているのかということになると、多分そうではないだろうな。それは、今まで介護をしてきたんだから、家族にという話もあります。それは違った形で、もう自宅で介護している。今、介護度3以上、前まで4以上でありましたけれども、3以上のお年寄りを介護している家庭のほうには年間5万円です。毎年、何ていいますか、慰労金といいますか、そのようなことであげて、そして、ご苦労さんと、こんな感謝の意を示しているんです。今までよりも介護度を下げました。介護度4になると、なかなかもうほとんど施設です。ですから、3になったら自宅でという人もいるだろうから、そういったことで、その現役の時代に、手厚い支援をさせていただいているというふうに思っております。100歳になって、天寿を全うするということもありますけれども、元気な人も、100歳になったら、そう大病を患うことなく、穏やかに次の世に移られていくというケースが、しょっちゅう行っていることなので、あっ、この間は行ったばかりなのに駄目だったね、というような状況です。そんなことを考えると、現金というのはどうなのかなというのは、僕の今率直な。そうすると、それじゃ、家族にとって親が、あるいは祖父母が元気で長生きをして頑張ったと。その証となるものを、そのお祝いの品としてその家庭のほうに届けて、そして、仏壇なり、あるいは後々の時代まで語り継いでくれれば、これのほうがもっと価値があるのではないかなということは、個人的にはそんなことを思ったりもしているんです。その意味で、今、当たり前に100歳の人にというのはありますけれども、これで手厚い10万だから、立派な町としてやっているということでは、ちょっとその辺は、一線が私にはあるな。ただ、今でいうと70歳だとか88歳はまだ使えるかも分からないです。やっぱりもらったら自分で使えると。こういうお金の使い方なり、感謝の意を示すというようなことも含めて見直しをというのは、ここで書かせていただいたのはそこであります。そのことによって、決して、お年寄りを粗末にしているということではなくて、本当によかったなということのためには、その辺のことも考える必要があるんじゃないかなということを今回の質問の中でも感じましたので、率直に町長としての意見を述べさせていただきました。いずれにしても、敬老会の在り方です。ですから、本当に敬老会に来てよかったなと、みんなと会えてよかったなと、こういう年というのは何歳なのかな、こんなことも率直なところでやっていければなと。今までやったのを変えるというのはなかなか大変なんですね。70歳で、一応敬老会に呼ばれて、それで参加しなくても現金のほうは届くんです。多分、参加しなかったらあげませんと言ったら変わっているかも分からないですけれども、そんな打算ではないだろうとは思いますけれども、いずれにしても、大きな見直しの時期なのかなと、そう思います。ただ、このことで今やめる、あるいは縮小するという話ありましたけれども、やめるということは、それは考える必要ないだろうと思います。
質問 8番 馬場敏美
ただいま町長答弁ありました。在宅介護を含めて地域支援事業の見直しということで、要介護4から要介護3に拡大して、5万円の支給ということで、この4月から実際に実施されております。私は、金額が多いから少ないからということの議論はするつもりないんですけれども、ただ、年を重ねていく上での励みになるのかな、私はそんなふうに思っているんです。88になりました、90になりました、95になりました。そういう過程の中で、何とか100歳まで頑張ろうかなみたいな、高齢者の方にとっての頑張りの一つにもそういうものがつながっていけば、本当に元気で長く生きていただけるかなと、私はそんな観点からちょっとこの金額を述べさせていただきました。いろいろ、今後、検討していくということですんで、先ほども言いましたけれども、高齢者福祉の視点と経済的な視点をもって、再度この敬老会、敬老祝い金含めて検討を願えればなと、そんなふうに思います。次に、火葬場についての質問をさせていただきます。答弁いただきましたけれども、現状認識については私もそのとおりだというふうに思っております。その上で、今後の整備に向けた方向性をもう少し明確にしていきたいなということで質問をさせていただきます。本町では、公共施設等総合管理計画を策定し、その中の公共施設等の管理に関する方針として8項目掲げています。そして、その中の4点目に、耐震化の実施方針ということでは、昭和56年以前の新耐震化設計基準に満たない公共施設については、計画的補強改修、もしくは建て替え実施。未実施施設については対応を検討していくとしております。また、5番目の長寿命化の実施方針では、建て替え周期は、原則、大規模改修を経て構造体の耐用年数まで使用し、さらに使用が可能であれば、長寿命化改修を行って長期使用するというふうにしております。この2点についてなんですけれども、現状の火葬場が昭和55年建設したということで、この新耐震化設計基準を満たしているのかどうなのか、この点と、あと耐用年数がどうなっているのか、この2点についてちょっとお伺いしたいと思います。
答弁 町長 竹中貢
そもそも、規模で面積要件だとか、それから階層です。そういったことも耐震化の義務づけの基準になっておりまして、そういった意味では、火葬場については耐震化の義務化はされていないということです。ですから、学校だとかこども園なんかでも、2階建て以上で何平米以上のところが、耐震化のいろいろ基準に沿って、検査なり対応をしなければならないということでありますけれども、火葬場については、もうそういった基準には合致していないことになります。あと、長寿命化でありますけれども、一応耐用年数としては、木造については20から25年くらいということで、それに長寿命化等々を加えると、四、五十年もつということであります。今、国も含めて大きな流れとしては長寿命化です、全て。道路にしても、橋にしても、建物にしてもです。そういったことでコストの削減と、それから、もう一つはSDGsの視点もありますし、脱炭素の視点もあって、総合的には、そのように使えるものは使っていこうというのが大きな流れであります。一時期は、もう何でも壊して新しいものを建てればいいやという時代もありましたけれども、もう時代はそういう時代ではないよと。本当に使いこなした上で、本当に必要なものは建て替えをするというのが今の流れでありますから、その流れの中の公共施設の一つとして、適切に改修なり管理をした上で、その上で、どうしてももうもたないということだとか、あるいは、時代の大きな流れ、ニーズといいますか、大きな社会の変化の中で、もう今々の施設では対応し切れないだとか、こういう不具合だとか出てきたときには、速やかにその在り方については検討をしていくということだろうと、そんなふうに思いますが、今々については、総合計画なり、あるいは公共施設の整備の在り方等々に基づいて淡々とやっていければなと、そんなふうに。中でもやっぱり一番問題なのは火葬炉のところです、炉がやっぱり生命なんです。生命線は炉でありますから、そのところは常に点検をして、もうあれが寿命がもたないということであれば、もう新たに改築するということは考えると。上物のほうについてはそもそもあそこの中では何ていいますか、改修なり新築する一番の要件というのは、火葬炉のほうが問題だということでありますから、その辺についてはしっかり点検をして対応をしていきたいと、そんなふうに思っています。ただ、古いですからね、今の新しいところからくれば貧祖なところもあるかと思います。その辺については、直していかなければならないところは直していきたいなと、こんなふうに思っているところでございます。
質問 8番 馬場敏美
新耐震化設計基準については、これは義務がないというようなお話で、また耐用年数については、使えるうちは使っていくというような答弁だったというふうに思います。私、今回、選挙の年でもありまして、町民の方といろいろ話す機会がある中で、非常に新しい火葬場が欲しいねという話はたくさん聞かれました。そういう面で、ハード、ソフト面含めて、本当に最後のお別れをするときに、気持ちのいい場所で送ってやりたいみたいな話たくさんありましたんで、ちょっとそういうことも含めてつけ加えておきたいと思います。次に、同じく公共施設等総合管理計画の中の建築系公共施設の管理に関する基本的な方針で示されている今後の主な事業予定の中で、火葬場については、令和5年度から8年度を期間として設備機器、部品交換と火葬耐火物積替えをするとしています。答弁の中では、当面の間という答弁がこれに当てはまるんだろうというふうに捉えております。また、第6期上士幌町総合計画における火葬場の施設内容は、施設設備の維持管理と火葬場の建て替え等について検討するというふうにしております。ご存じのように第6期総合計画は、2022年度から2031年度の10年間の計画で、この計画を前期基本計画5年間、令和4年度から8年度、後期基本計画5年間、令和9年度から13年度に分けております。この2つの計画を見合わせてみると、建設系公共施設の管理に関する基本的な方針では、今言いましたように、今後の主な事業の予定が令和5年度から8年度で明示されております。第6期総合計画の中の火葬場の建て替え等の検討については、前期基本計画5年の中に含まれているのかどうなのか。この部分、建て替えについての検討等、含まれているのかどうなのか。私はこの2つ比べてみて、総合計画の前期5年間の中に、建て替え等の検討等というのは含まれていないのかな、そんなふうに思って読ませていただきました。この辺について伺います。
答弁 町長 竹中貢
今お話あったとおり、全体的な体力度だとかを含めて、計画としてつくり上げたということであります。当面は、耐火物、炉の整備だとか、そういったことを中心にしていきたいということであります。後期というのは、おっしゃったとおり8年度以降ということになりますが、この施設関係だとか公共施設については、財政計画全体の中でにらみながら立てているということであります。優先度も、その中での後期のほう、全体から見てそういうことだということでの計画になっておりますけれども、この辺のところというのは、やっぱり状況によって前倒しになったり、あるいはちょっと遅れるということだとか、長期計画でありますので、その辺の前後というのは、確定して、がんじがらめに固定して考えなければならないということではないというふうに思います。全体としては、大きな枠組みとしては、このスケジュール感でいきますよということでありますけれども、ひょっとして台風で屋根が飛んだなんてことあるかも分かりませんから、もちろんそんなときには替えなきゃならないことも出てきますので、そういう弾力性は持っておく必要があるというふうに思います。
質問 8番 馬場敏美
最後になりますけれども、私も質問の中でもお話ししましたけれども、ユニバーサルデザイン化ですとか脱炭素というのは、今、本町に求められている重要な視点だというふうに思っております。また、町民の方の要望等も含めて、ぜひこの長期計画の中で前倒しをしながら、町民の要望に応えていけるような、そして、自分が長年この上士幌町で住んで、上士幌町を去っていくときには本当に気持ちよく送っていただける、そのような視点に立って再度考えていただきたいなというふうに思います。その辺を強くお願いしまして私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。