上士幌町議会 令和4年第8回定例会 2022年12月6日
ごみ減量化促進への取り組みについて
2022年12月6日、上士幌町議会の一般質問で、馬場敏美議員が「ごみ減量化促進への取り組みについて」質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 馬場敏美 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 10番 馬場敏美
私は、ごみの減量化促進への取り組みについてご質問いたします。ごみ排出量の増大の背景は、近年の大量消費・大量廃棄など、我が国の社会経済構造がごみの多量排出型になっていると指摘されています。本町では現在、脱炭素化に向けた二酸化炭素排出量の抑制やSDGsへの取組を進め、地域の環境を守り、子供や孫世代への負担軽減に向け、積極的な取組を進めています。しかし、ごみ排出量の平成28年度から令和2年度の5年間の実績は微増傾向にあり、特に令和2年度は、新型コロナウイルス感染症に伴う影響もあり、生活系・事業系ごみのいずれも大幅に増加しています。私たちの生活に密接な関係のある生活系ごみの排出量は、平成28年度1,341トンに対し、令和2年度は1,461トンと120トン増加しており、これを1人1日当たりで算出すると、平成28年度は748グラム、令和2年度が803グラムで55グラム増加しています。令和2年度の家庭から排出されるごみは全体の86%を占め、その77%が可燃ごみです。このごみや資源物などの処理に要した費用は年間約6,200万円で、町民1人が出すごみ処理費用は1万2,600円になります。生活系ごみのうち可燃ごみを削減することが、ごみ減量化の大きな要因になると思っています。また、令和10年4月1日から十勝圏複合事務組合の新中間処理施設の供用開始が確定し、北十勝2町環境衛生処理組合も移行することになっています。本町の分担率は、令和3年度から15年度までは1.33%に決定しており、この算出根拠は過去5年間のごみ排出量としています。令和16年度以降については、令和10年度から14年度の5年間の排出量を根拠とすることから、この分担率を軽減する上においても、ごみ減量への取組は喫緊の課題であると思っています。そこで、次についてお伺いいたします。一つ、ごみ減量に向けた生ごみの水切り等の取組について。一つ、ごみ減量に向けた具体的な年度目標及び1日1人当たりの目標設定への取組と公表について。目標の見える化についてです。一つ、身近なごみ処理施設への視察を通した啓発活動の取組について。一つ、ごみ処理基本計画・実施計画を具体化した町民・事業者・行政の連携による「自主的なごみ減量に取り組む行動指針」となる「上士幌ルール」の策定について。お伺いいたします。
答弁 町長 竹中貢
ごみ減量化促進への取り組みについて、馬場議員のご質問にお答えいたします。1点目のごみ減量化に向けた生ごみの水切り等の取組についてであります。家庭から排出される可燃ごみの約40から50%は生ごみであり、その80%が水分と言われております。各家庭において、生ごみ排出の際の水切りをしっかりと実践することや、食べ残し・手つかず食品などの「食品ロス」を発生させないことが生ごみの重量削減に直結するため、広報やホームページ、ごみ分別アプリによる周知を引き続き行ってまいります。また、生ごみ堆肥化容器や電動生ごみ処理機で堆肥化・減容化することも確実に生ごみの重量削減となることから、普及啓発の方策を検討してまいります。2点目のごみ減量に向けた具体的な年度目標及び1人1日当たりの目標設定への取組と公表についてであります。議員ご指摘のとおり、令和2年度における各家庭から排出される生活系ごみ排出量は、平成28年度の1,341トンから120トン増加し、1,461トンとなりました。令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、特に排出量が増えたものと推測しておりますが、令和3年度が1,430トンであったことから見ても増加傾向にあると言えます。令和2年度の1人1日当たりの排出量は803グラムとなり、全道の排出量617グラムを大きく上回っている状況にあることから、各家庭におけるごみの発生抑制を進めていく必要があります。現在策定中の上士幌町ごみ処理基本計画の中では、過去5年間のごみの搬入実績を分析し、ごみ排出量の目標設定を行うこととしており、目標数値につきましては、町民・事業者・行政がそれぞれの役割を認識して、ごみ減量化に向けた共通認識を持てるよう、年度ごとの取組目標や成果などを適宜、広報やホームページで発信してまいります。3点目の身近なごみ処理施設への視察を通した啓発活動の取組についてであります。北十勝2町環境衛生処理組合では、小学校の社会科授業の一環として、場長立会いの下で見学を受け入れておりますが、一般町民が施設内を安全に視察できる受入れ態勢が整っているとは言えません。各家庭などから排出されたごみがどのように処理されていくのかを知っていただくことは、ごみの減量・分別の大切さをご理解いただく上で必要な取組と認識しております。また、令和10年度から移行する十勝圏複合事務組合の新中間処理施設では、環境教育・環境学習機能を充実させることとしており、供用開始の際には、町民の皆様が積極的に視察できるような学習の機会をつくってまいりたいと考えております。4点目のごみ処理基本計画・実施計画を具体化した町民・事業者・行政の連携による「自主的なごみ減量に取り組む行動指針」となる「上士幌ルール」の策定についてであります。ごみ処理基本計画につきましては、一般廃棄物の処理に関する基本的な事項を定める長期的な計画であり、今後15年間において取り組む施策の方向性を示すものであります。計画の中では、ごみ発生抑制のための方策に関する事項として、町民・事業者・行政が適切な役割分担の下で積極的な取組を図るため、それぞれの役割を示すこととしており、これがすなわち「上士幌ルール」となるものと考えております。ごみは日常生活の中で必ず生じるものであり、急激な削減は一朝一夕にはいかないところがありますが、令和10年度から新中間処理施設への移行を見据え、町民一体となって、ごみ処理の課題解決に取り組む環境を整えながら、町全体で持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献してまいります。町民・事業者・行政、それぞれが取り組むべき内容につきましては、広報やホームページだけでなはく、環境教育や各種イベント等、あらゆる手段・機会を活用して、啓発活動と情報提供に努めてまいります。以上でございます。
再質問 10番 馬場敏美
それでは、再度質問をさせていただきます。ごみの問題というのは、全国の自治体がいろんな取組をしていますけれども、そこそこのスタイルがあって、成功したところもあるし、今、道途中、半ばというところもあるし、なかなか削減に至らないという、いろんな問題を抱えながら取り組むのがこのごみの問題なんだろうなというふうに、そんなふうに思っております。それで、1点目のごみの減量に向け、生ごみの水切り等の取組についてということで質問させていただいています。答弁にもありますけれども、食べ残しですとか手つかずの食品など、いわゆる食品ロス、フードロスを発生させないことが大事なんですけれども、日本でフードロスのピークが2015年と言われていまして、このときに646万トンなんですね。そして、現在は600万トンぐらい、そんなふうに言われています。削減をしていく上で一番考えなきゃならんのは、やっぱり廃棄をどうやってなくせるかということだと思うんですけれども、本町でこれから取り組むにしても、非常に時間がかかる、時間の必要な課題じゃないかなと、そんなふうに思っています。そこで、それかといって、手をこまねいているわけにはいかない、そういう状況がありますんで、すぐに取り組むことができるものとして、本町においても以前、補助金等を出して行っていたコンポストの設置というのも一つあるのかな、それによって生ごみの堆肥化を促進するということです。ただこれは、所有地、土地の面積ですとか土地の場所、どこにあるのか、そういうことも含めて、全部が全部このコンポストを設置できるというふうには思っていません。そしてまた、ほかの自治体によっては、ごみを出す前に生ごみの水を切る、何かそういう道具があるみたいなんですね。そういう道具を使って水切りをしてから生ごみを出すですとか、また、水分をなくす水分調整剤、そういうものも使ってやっているという、そういう自治体もあるみたいなんですね。それと、もう一つは、家庭用電動ごみ処理機の導入、それに対して補助を出して生ごみの削減につなげている、そういうようなところもあります。できることから、ぜひそういう形で、本町でも取り組んでいただきたいなと、そんなふうに思っています。11月2日付の十勝毎日新聞に、中札内村の社会福祉法人が運営している障害者就労支援B型事業所なんですけれども、ここで町の支援を受けて、菌の力で生ごみを処理し堆肥化する、それを町民に無料で配布するという記事が載っていました。これは、ごみを水や気体に分解し残りかすも発生しない、自然環境に寄り添った持続可能な生ごみの処理だ、そういうことも載っていましたんで、こういうこともまた参考にしながら取り組んでいけるのかなと、そんなふうに思っています。コンポストのように過去の施策も含めて再度検討を行って、できるところからすぐに取り組んでいく、そういう必要があるのかなというふうに思っています。そこで、こういうことを、まだほかにもいろんな形で、本町でも取り組んでいるところがあると思うんですけれども、そういう取組をきちっと実践例として公表していくことが町民の啓発にもなっていくのかなと、そんなふうに思っております。そこで、本町のごみに関する条例なんですけれども、上士幌町廃棄物の処理及び清掃に関する条例というのがあります。この第3条の3項に、町の責務として、町は一般廃棄物の分別収集を行うとともに、自ら再生品を使用することなどにより廃棄物の減量に努めなければならない、努力義務なんですけれども、そういう条文になっています。行政というのは町内最大の事業団体であるとういうふうに、そんなふうに思っています。例えば行政が、温室ガス抑制に向け、電気とか燃料、そういう使用量の削減ですとか、廃棄物の抑制ですとか、あとグリーン購入法によって、こういうものを購入するのに取り組んでいますというようなことを広報等で、その成果を率先例として公表する、発表していく。こういうことも、減量に向けた取組の一つとして、啓発活動につながっていくんじゃないだろうかなと、そんなふうに思っていますけれども、1点目、これについて質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
町が率先してごみの省力化に努めるという責務があるということでありますけれども、職場の中で日常的に配慮すべき点、何点か今みたいなこともあって、再生エコマークの消耗品の購入だとか、電気の使わないときの消灯、昼だとか、それから、窓際の課長席のほうになりますけれども、明るいところについても、支障なければ消灯をする、あるいはLEDだとか、いろんな対策を講じています。今お話がありましたけれども、質問の中に、いわゆる大量消費・大量廃棄と、冒頭そういった質問がありました。町のごみの問題、環境問題、これをもう一度遡ってみました。ごみの問題で、今のことでありますけれども、実は京都議定書が、第3回1997年なんですね。そのときに多分、数値目標なんかを出して、当時は何年から何年の間、何年比、1990年比、何年間の間に6%削減するという、そういった数値目標を出されていたということ、それから、国際的なお約束を守るという意味では、それに付随する様々な法令ですね、それを国として定めて、そして自治体のほうにも、それを率先してやるようにと、こういった流れがあったんですね。改めてそういうことでありまして、それが本町において、ほかでも同じような取組していたんだろうと思いますけれども、上士幌エコオフィスプランというのを立てて、職員が日常業務の中で一つずつ実践をするというような取組をしてきております。それが2003年から取り組んできていまして、こういった今質問を受けましたので、改めて見てみますと、買うときの注意、今お話ありましたグリーン購入だとか、あるいは低公害車の購入、今でいうエコカーでありますけれども、当時はそういった取組、それから環境に配慮した製品の購入、こういった取組だとか、使うときには、例えば印刷は両面で刷るだとか、不用用紙の裏表有効に使うだとか、かなり詳細に行動の規範を決めて、職員がみんなで、これは1週間単位なのか1か月単位なのか、一人一人チェックをして、町全体としてごみの省力化、あるいは省エネ化に努めていたと、こういう経過があるんです。かなり進んだ取組をしていたということであります。ですから、今ちょっとその辺が、ある意味では、こういった届けだとか、それはやっておりませんけれども、それのときの習慣が今でもなされている、ただ、それを今々、どんなことやっているかという、こういうような行動を規範として、みんなにやってもらうというような、そういうことではありませんけれども、そういう取組をしてきたということがありました。今また、ごみ計画の長期計画的なものをつくるということでありますけれども、このときのベースになったこれが、今、それから二十数年たっておりますけれども、ずっとやっていきながら、途中でやっぱり最後のほうは緩んできたというところがございますね。その間に、環境条例だとか環境基本計画だとか、そういった類いの計画もつくってきたんですね。平成28年くらいまでにそのような流れで来て、それで一定の成果があったと。例えば環境計画の中でも、いろんなところのチェック項目があって、これ、例えば環境汚染がどうなっているのかだとか、そういうのを定期的に検査をやってきて、大体守られてきているという状況から、大体これは一定程度、成果を収めたんでないだろうかというようなことで、そこから止まっているということでありますが、それからまた数年たって、今、脱炭素の先行地域に選定されたということでありますけれども、ごみの問題だけでなくて、そのときにはバイオマスガスの発電について検討するだとか、今起きている様々な上士幌の先進的な取組というのは、このときから将来を展望した計画がなされて、やれることについてはずっとやってきたということがありました。今はちょっとその辺が、言ったように具体的な実践行動として、一々、日々の自分たちの意識の中でチェックするということは避けておりますけれども、多分これから次の計画の段階では、もっとそれが今の時代に合ったような、このような取組をこれからまたしていくことになるんだと思います。ごみ処理計画が、これから皆様方のところにお示しをするということになりますし、そこでまた議論いただくということになりますけれども、これからそういった町の取組も、新たな取組、それから町民の取組、事業所の取組、こういったことが、高いレベルで計画、行動すると、実践に基づくという前提での計画でありますけれども、それをしっかりつくっていくということが大切だし、今、こういう広報でというのがありますけれども、こういった新たな取組の中で、町民に対して一緒に行動していきましょうというような、そういった流れになっていくべきだろうというふうに思っております。そもそも環境によいまちづくりというのは、大事な町の政策の中枢に据えてきたという経過もございますから、このように過去の取組や実績あります。これはもう完全に、これからも一つのベースになっていくだろうと。これに、今の時代に合ったような新たな課題に対してどうするのか。あるいは、これをさらに精度の高いものにしていったらどうなのかという意味では、非常に参考になる取組だと、そんなふうに思いますし、これからの取組の中でも、ぜひ実践する、見える化する、そういう計画と同時に、そのような取組について、町民にお示ししていきたいというふうに思っています。
再質問 10番 馬場敏美
ありがとうございます。ぜひ今、町長答弁ありましたように、町民に見える化というのは、次につながるというふうに思うんで、一番大事だと思います。それで、今、京都議定書の話もありましたけれども、今年度、COP27ですか、京都議定書のときはCOP3だというふうに思っています。そして、町長言われたように6%の削減目標、日本だけが達成したというようなこともあって、たしかこの時期に、今、最近言われてきている排出権取引の課題なんかも、この京都議定書の会議の中で提案されていると、そんなふうにちょっと記憶しているんですけれども、そういう意味では、二十数年前に日本がそういう形で誘致して環境問題に取り組んできたというのは、すごく意義のあることなのかなと、そんなふうに思っています。それで、2点目のごみの減量に向けた具体的な年度目標及び1人1日当たりの目標設定の取組と公表について質問しています。これに対して、答弁ありますように、目標数値については町民・事業所・行政が共通認識を持てるよう、年度ごとに取組目標や成果などを発信していくこととあります。ぜひこのように進めていただきたいなと、そんなふうに思っています。その上で、現在策定中の基本計画の内容がより実効性のあるものとして、例えば行政ですとか町民・事業者、例えば学校関係者、地域活動団体、学識経験者等を含めて、例えばごみゼロに向けた町民会議のような合議体を設置し、その合議体の中でいろいろ進めることが啓発にもつながるでしょうし、そういう共通認識を持って、町全体が計画の運用に取り組んでいくということが必要なのかなというふうに思います。そういう意味では、今言ったように、そういう合議体を設置した中で目標をつくったりとか、どういう形で進めていくのか、具体的にそういう話を進めていくというのも一つの方法ではないかなというふうに思っていますけれども、これについてお願いします。
答弁 町長 竹中貢
ごみ問題については、やっぱり町民全体が関心を持って、できることから実践してもらうということが最も大事なことだなと、そんなふうに思います。そういう意味では、町民、この問題に対して共通認識を立てて、少しでもできることをやりましょうというようなために、何らかの形での町民会議、類いのものは必要だろうなと、そんなふうに思っています。以前のときも町民会議のような形で取り組んでおりまして、それでそれを、自分でやれること、それから団体や、あるいは町内会でできることだとか、このようなことで、それぞれの立場、立場において多分実践をしていったんだろうなと、こんなふうに思っています。今、残念ながら、先ほども発表させていただいたように800グラム、よそから見ればかなり大きな数字、それはある意味では、焼却をしてくれる、持っていってくれる、こういったごみのほうのサービスのほうが逆にしっかりしていて、ごみの減量のことについては、あまり町民のほうにもお願いの頻度が少なかったというようなことがあったんだろうと思います。それではやっぱりもったいない話で、今回の新中間施設に移るというのも、2町では、そのために灯油をたいて、あえて二酸化炭素を出しながら生ごみを処理しているという極めて恥ずかしいことをやってきたわけでありますけれども、これも大量生産・大量消費という、またそこに、ちょっとぶり返しみたいなところがあったんでないだろうかなと、そんなふうに思いますが、そこのところはもう一回、ごみの資源化だとか、そういったことについては大事なことだということを、子供たちは子供たちなりにSDGsの勉強しておりますけれども、ごみの問題、いわゆるつくる側の責任、そして使う側の責任として、しっかりとその辺についても、ごみを出さないように、あるいは食べ物については食べる量だけ盛りつけしようだとか、このような子供なりの、そういう目標値も立てていることでありますから、これは世代を超えて、みんなができることがあるはずだと、そんなふうに思っております。そのためにも、多くの人方がこれに参加をするということが必要だと思いますから、そのような形の組織体も必要になってくるんだろうと。いずれにしても、ごみ計画をつくる過程の中で、その辺のこともしっかり盛り込んでいく必要があるんじゃないだろうかなと思います。
再質問 10番 馬場敏美
ありがとうございます。ぜひそのような方向でというふうに思っております。3点目の啓発活動なんですけれども、答弁の中にもあります、私のほうで身近なごみ処理施設の視察ということで挙げさせてもらったんですけれども、答弁の中でもその必要性があるということで、これはすぐにでも実施できることなんだと思いますんで、ぜひ計画的に実施してほしいなというふうに、そんなふうに思っています。ごみというのは、なかなかいいイメージがないんですね。不用物、不用品、あと汚いだとか厄介者だとか、そういうようなイメージが常に付きまといます。でも、それを処理する人たちがいるということも含めて、こういう視察を通してしっかりと理解していくというのが必要なのかな、そういう中で意識啓発にもつながっていくのかなと、そんなふうに思っています。そして、次に、先ほど言いました上士幌のごみの条例と意識啓発について伺いたいと思います。先ほども上士幌町廃棄物の処理及び清掃に関する条例で言いましたけれども、この第4条に、今度、町民の責務とあるんですね。この第2項に、町民は、商品を購入するに当たっては、廃棄物の減量及び環境の保全に配慮した商品を選択するよう努めるとともに、再生品の使用または不用品の活用に努めなければならない。第3項に、町民は、廃棄物の再利用を促進するための集団資源回収等の活動に自主的に参加することにより、廃棄物の減量及び資源の有効利用に努めなければならない、こういう条文があります。私も今回、こういう状況があって目を通してみたんですけれども、なかなかこの条例を、ふだん意識して読むということはほとんどないのかなと、そんなふうに感じました。そこで、今年度4月からスタートしている第6期総合計画の中のごみ処理、資源化、し尿処理という中で、3つのR運動というのを推進していくというふうに書かれています。アルファベットのRですね、3つのR運動と書かれています。まさにこの条文の町民の責務と一致するところだなと、そんなふうに私は思いました。どういうことかというと、第2項の廃棄物の減量及び環境の保全に配慮した商品を選択するよう努めるというのは、これは、ちょっと横文字になりますけれどもリデュース、最近よく使われるんですけれども、排出抑制という意味で、リデュースという言葉が使われています。それから、再生品の使用または不用品の活用に努めなければならない、これはリユース、再使用ということ、それから、第3項の廃棄物の減量及び資源の有効活用に努めなければならないというの、これはリサイクル、再資源化ということになります。このほうが、第6期の総合計画で言っているように、3つのRというほうが何かインパクトあって、町民にも伝わりやすいのかなと、そんなふうに私は思います。今ではリサイクルという言葉は、当たり前のようにみんなが使うというふうな言葉になっていますんで、そういうものをもって町民の意識啓発につなげていくということが大事なのかなというふうに思っていますけれども、このような考え方についてどうなのか。そして、もう一つ、同じく町民の責務の中の第1項に、町民は、一般廃棄物のうち、生活環境の保全上支障のない方法で処分できるものは、自ら処分することにより廃棄物の排出を抑制するとともに、その分別排出に努めなければならないというふうにありますね、町民の責務なんですね。それで、ここでちょっと、認知症ですとか物忘れのある方が在宅で独居で生活している場合に、ごみについてどうしているか。現状いろいろ聞いたんですけれども、本人ができない部分は、関係機関等含めて、分別含めて、ごみの処理をして出すという形になっています。そういう意味では、この条例の中に書かれているように、町民の責務だけじゃなくて、特に認知症の方の場合は個別対応、いろんなケースがあるんで、一つ一つの対応をこれに当てはめてやっていくというのは、非常に難しいことなんだろうなというふうに思います。そういう臨機応変な対応が常に求められるという部分で、この条例との関係の中で、認知症等、物忘れのある方のごみ処理について、町の基本的な考え方は、どう考えているのか、それについてちょっと伺いたいと思います。
答弁 町長 竹中貢
3R運動について、特に北2町の環境衛生処理組合で、ここでよく施策の一つとしては、3Rをどういうふうにして進めいこうかと出てはきていますけれども、それを実際に町民のレベルまでに落とし込んでいるというところまでいっていない。それから、町としてもなかなか、そこのところの啓発の仕方も十分とは言い難いかなと思っております。ごみの問題のある意味での行政サービスというのは、このように本来は一人一人が責務において、どう最小化するか、あるいは資源化するかというのが大切なわけでありますけれども、それはある意味では、町民にお願いをするというようなことになるわけであります。一応、それは非常に大切なことなんですけれども、いつの間にか、ごみ処理場でどれをどのようにして受け入れるかというのが、最大というか、サービスの軸がそちらのほうにいってきた感もしないわけでない。だから、何でも受け入れるような態勢をどうするかということで、ごみの量も増えてきたのも、そういったところに、出しても受け入れてくるところがある、このようなことがあったのかなと思ったりもしていますが、むしろ時代は地球環境という大きな課題の下で、一人一人がそれにどう向き合っていくかというのが今大事なことになってきたということでありますから、改めて3つのRですね、使う、それから抑制する、再資源化するというこのことについては、大事なポイントの一つになっていくんだろうと、こんなふうに思っております。これがどれだけできるのか、800という、片方、平均が六百何がしが800と、これはとても恥ずかしいことであるなと、そんなふうに思っているところでもございます。認知症の関係等々でありますけれども、なかなか分別もできなくなってくるということで、場合によっては部屋の中がごみに囲まれてしまうと、このような、衛生的な面でも非常に心配されるところがあるわけでありますが、今々のところは、やっぱり安心して周りのことを処理してくれる人、他人がそこの中に入り込んでいくというのも、そう簡単なことではありませんから、そういった意味では、ヘルパーさんのほうに仕事の一環として、その辺のところをお願いしているということだと、そんなふうに思います。それもこの後、ごみ全体の問題の中で、そういった課題についても、どれが最善の方法なのか。今やってもらっていて、ヘルパーさんがどのような困難といいますか、苦労されているのか、あるいは改善の方法はどんなことが必要なのか、今のような形の中でやっていけるものかどうか、様々な視点から問い直ししていく必要があるだろうと思います。認知症の方には何ら罪のないことでありますから、周りがそういった状況に対してどう向き合って、適切な、というのは、これからまた関係者、そしてまた、現場でそういったお手伝いしていただいている方々の意見を聞きながら、よりよい方向を模索していきたいなと、そう思っています。
再質問 10番 馬場敏美
ありがとうございます。本当、認知症の場合は一人一人全部違うんで、ごみの出し方一つ取っても、いろんな場面があるんだと思うんですけれども、そういうものを一つ一つ丁寧に、関係者、関係機関含めて対応していくことが、まちづくりにもつながっていくのかな、そんなふうに思っています。そして、最後になるんですけれども、今まで町長の答弁の中にもありましたけれども、再度確認させていただきたいと思います。現在、ごみ処理基本計画策定中ということで、今後10年間において取り組む施策の方向性を示すというふうに言っています。本町にとっては、ごみ削減に向けた重要な施策が基本計画になっていくのかなと、そんなふうに思います。この運用に当たってなんですけれども、町長も先ほど答弁ありました町民・事業者との協働というのが欠かせないな、私もそんなふうに思っています。この施策を円滑に行うためには、それがベースになっていくんだろうなと、そんなふうに思います。その意味では、日頃からいろんな機会を捉えて、町民団体とか行政区ですとか事業者とコミュニケーションの連携を図って、行政施策への理解を深めてもらう努力というのが必要なのかな、そんなふうに思います。それが、町民の共感を生む基礎にもなっていくんじゃないのかな、そんなふうに思っています。その意味では、施策の枠組みづくりの段階から、実際の取組を実践する町民、事業者が参加して、施策の運用や見直しについても、町民等の協力を得ることが望ましいと思います。いかがでしょうか。それと、ごみ減量の取組を先送りするというのは、冒頭言いましたけれども、私たちの責任を子供だとか孫に押しつけることになると思っています。ごみが減れば、ごみの運搬や処理に伴い発生した二酸化炭素の排出量も抑制できると思います。また、ごみの減量は、SDGsにつながる取組にもなっています。その意味では、地域が一丸となった取組ができなければ、その達成に向けては難しいなと、そんなふうに思います。基本計画の中に、多様な人材が参加できる仕組みづくりの中でこの計画が進んでいくことをお願いしたいなというふうに思っておりますけれども、これについていかがでしょう。
答弁 町長 竹中貢
地球温暖化防止と、それから、そのために二酸化炭素の抑制という大きなテーマ、町としては脱炭素先行地域として、再生可能エネルギーを創出して、まずは二酸化炭素を減らすという取組、これは一定の今、プログラムについては評価をいただいていると。同時に、同じように対極として、ごみの減量化、あるいは資源化等々が、それと一体となった取組でなければならないだろうと。これがあって、両方があって初めて、この町の脱炭素、地球環境に優しいまちづくりということが具体的に見えてくるものと、そんなふうに思っていますから、そのためには、いろんな各層、各団体、各世代のいろんな人方の参加の下で進めるのが、効果を上げることにつながっていくというふうに考えておりますので、今お話あったことについては、十分配慮した対応をしてまいりたいと、そのように思っております。
再質問 10番 馬場敏美
ありがとうございました。以上で私の質問を終わります。ありがとうございます。