みんなの議会

上士幌町議会 令和3年第3回定例会 2021年5月31日

これからのまちづくりと地域コミュニティの活性化について

2021年5月31日、上士幌町議会の一般質問で、早坂清光議員が「これからのまちづくりと地域コミュニティの活性化について」質問し、町長 竹中貢が答弁しました。

質問者
早坂清光 議員
答弁者
町長 竹中貢

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 5番 早坂清光

私は、これからのまちづくりと地域コミュニティの活性化についてということで質問させていただきます。竹中町長は、5期20年にわたり町のリーダーとして町政執行にその手腕を遺憾なく発揮され、さきの町長選挙では、他に立候補はなく、無投票で6期目の当選を果たされました。選挙戦に臨む公約では、コロナ禍から町民の命と暮らしを守ること、アフターコロナを見据えた新しい暮らしや働き方に対応する施策を進めるとした上で、未来に生きる子や孫たちが笑顔で暮らせる持続可能なまちを目指し、元気まち上士幌「つなごう子や孫へ」をスローガンに掲げ、まちづくりを進めてまいります、という基本的な姿勢と方針を示され、まちづくりの約束として10項目にわたる施策を掲げられました。また、今議会においては、令和3年度の町政執行方針を明らかにされました。私は、竹中町長の公約並びに執行方針、検討中の第6期の総合計画策定にも関連して、具体的な取組方針やその考え方について、以下の点について質問いたします。(1)災害に強いまちづくりに関連して伺います。地域での防災力を高めていくためには、常日頃の地域での様々な交流や活動、連携などを活発にしていくことが大切だというふうに思います。行政区・町内会では、会員の高齢化や役員の担い手不足、未加入者の増加などが課題となっています。行政区と連携した課題克服と対策が何よりも大切だと思います。どのように対応されるのか、伺います。(2)様々な分野でデジタル化やICT情報通信技術を活用したまちづくりが進められ、日常生活においても電化生活の質がより進化しています。こうした中、災害時にはアナログ的な情報発信もより重要と思います。また、停電や断水などで非日常の対応が求められます。厳しい時代を乗り越えてきた高齢者の方々の知恵や経験を若い世代へと引き継ぎ、交流する機会を設けてはどうかと思います。どのようにお考えか。(3)市街地及び周辺行政区・町内会は、1区から17区という数値の名称となっています。町民の方から、区域が分かりにくいというご意見をお聞きします。また、移住者や観光での来訪者にも分かりにくいと思います。各行政区の皆さんとの協議、合意形成が前提ですが、数値以外の名称や区域の見直しなど検討していくべきと思いますが、どのようにお考えか。以上、伺います。

答弁 町長 竹中貢

これからのまちづくりと地域コミュニティの活性化について、早坂議員のご質問にお答えします。1点目の災害に強いまちづくりに関連した行政区と連携した課題の克服についてでありますが、災害はいつ起こるか分からず、誰もが被害を受ける可能性があることから、ふだんから災害に強いまちづくりを公約に掲げ、4つの具体的項目について取り組んでいくこととしております。その1つとして地域自主防災の組織化、防災訓練等で自助・共助、地域のコミュニティの醸成を図ってまいりたいと考えております。行政区の自主防災組織につきましては、3月に募集したところ、現在4か所の行政区・町内会から申し込みを受け付けております。今後、行政区と町(地域防災マネージャー)が連携を図り、地域の防災についての訓練や防災に関する意識の啓発などを通して災害に強い地域をつくり、課題となっている地域コミュニティの醸成の期待も含め、各行政区・町内会へ広がるよう取組を進めてまいります。また、町内会未加入者の増加による活動資金不足や会員の高齢化によるマンパワー不足の一助となるよう、今年度より行政区運営交付金を増額し、行政区・町内会の活動支援を推進していくこととしております。2点目の災害時の情報の発信の方法についてであります。これまで災害時の情報は、広報紙や広報車によるアナウンス、公共施設への掲示などを主な伝達方法としておりました。町民の皆様からは、情報が聞こえない、遅いなどといった課題が指摘され、改善が求められておりました。今年4月からスタートした防災情報を含む一斉情報配信システムの運用は、より早く、どこにでも、誰にでも、大切な情報が届くよう願っての取組であります。スマートフォンの所有率は、若者から50代では90%を超えているとのデータもあり、高齢者においても皆さんが持つ時代になってまいりました。また、高齢でデジタル化になじめない世帯には戸別の受信機を貸与しており、緊急時の第一報の情報収集に極めて有効と考えております。一方、災害発生から身を守る行動につきましては、お互い助け合いの対人関係、いわゆるアナログの関係が大切になってまいります。そのために必要なのは日常における近隣住民との人間関係で、さきに述べた自主防災組織での防災訓練が効果を発揮するものと考えており、世代を超えた防災訓練は、高齢者の知恵や経験を若い世代に伝える大切な場であると認識しております。また、町が実施している諸行事や教育活動の一環で異世代交流が行われており、このような場において先人の知恵や経験が語り継がれるよう努めてまいります。3点目の市街地及び周辺の行政区名と区域の見直しにつきましては、議員ご指摘のとおり、区域が分かりにくいという意見は伺っております。本町は、歴史的に鉄路整備とともに道路や町並みが形成され、今日の市街地に発展してきたと認識しております。そのために区域が分かりにくいというご意見があり、行政区域の再編について議論した経過がございます。しかし、名称の変更につきましては、行政区内の総意と条例改正により可能でありますが、様々な検討すべき課題も多いと考えております。また、行政区の再編につきましては、複数の行政区に及ぶことと、一人一人の生活圏の変更に関わることから、市街地区での再編に至っておりません。なお、人口減少時代を迎える中で世帯数や人口が著しく減少し、行政区の運営が困難になることも想定されますので、そのような場合には、行政としても区域住民の総意を基本に相互調整の役割を果たしてまいりたいと考えております。

質問 5番 早坂清光

今回、これからのまちづくりと地域コミュニティの活性化についてということで一般質問させていただきました。地域コミュニティということでは、行政区・町内会だけでなくスポーツや市民、子育て、老人会など、様々な団体やサークル活動があります。どの活動も大切であります。こうした中で、行政区・町内会につきましては、同じ土地、地域に住むことからつながる地縁の組織です。この間、議会の様々な場面で質疑、議論されてきているところですが、さきの第6期総合計画の策定に向けた町民アンケートや第4期の地域福祉計画では、どの各団体からの意見聴取でも、行政区・町内会活動等に係る現状や課題などが明らかとなっております。町においては、理事者はじめ担当課の職員の皆さんも大変苦慮されている課題だというふうには認識しておりますけれども、これからのまちづくりという上では大変重要な課題ということで質問をいたしました。1点目ですが、行政側の現在の対応について答弁をいただきました。地域防災マネージャーの配置や行政区運営交付金の増額などについては、積極的、具体的な対応として評価をいたしております。行政区・町内会では、長い間、花見などの親睦交流、葬儀や町内行事への協力、互助、共助ということで活動してきました。こうした交流や活動を通じて互いを知り、連帯感を強めてきたというふうに思います。例えば、地域での訃報を受けた葬儀では、ほぼ全てのことを地域内で役割分担して協力してきましたが、高齢化や会員の減少、時代変化などにより、葬儀業者さんに依存することが多くなり、近年は葬儀業者さんの斎場での葬儀が増えてきました。現在はコロナ禍という状況にもありますが、今後は小規模な斎場で家族を中心にした葬儀が増えていくだろうというようなことも言われております。また、少子化ということで町内会組織がなくなっているところもあります。こうした中で防災という視点では、東日本大震災をはじめとする災害の教訓を生かしていく地域の防災活動ということが大切だということは答弁でございましたが、私もそう思っております。そこで、町長に再度ご認識を伺います。地域コミュニティの活性化が求められる中で、行政区・町内会は時代変化に対応した中で新たな課題も含めた果たす役割はますます重要になっているというふうに思いますけれども、どのようにご認識されているか、伺います。

答弁 町長 竹中貢

町内会については、まちづくりの最も小さな身近な組織体ということで、これまで重要な地域のコミュニティとして役割を果たしてきたというふうに思っております。今お話あったように、随分と時代の変化とともに役割なり、あるいはそこの世代の少子化、そして、また一方で高齢化だとか、状況によってこの町内会そのものが何を軸にしてそこにきずなを深めていくのかというのが非常に難しくなってきたというふうに思っています。従来であれば、子供たちが近隣で遊んで、そこで子供を通した町内会の連帯があったり、あるいはめでたいこと、不幸なこと、そういったときにも一体となって、日々の機微を、そこでお互いに共有したというようなこともございました。今、随分時代が変わってきて、同じように昔に戻すというのは、これは難しい話だろうというふうに認識をしております。じゃ、何でということになってくるわけでありますけれども、従来必要とされてきた、あるいは自分たちでコミュニティとしてやってきた、そういったことが今行政の中でもセーフティネットとしてその役割を果たしてきているところがたくさんございます。例えば、体が不自由になったときお互いに支え合う、そのようなときには福祉の関係で介護施設だとか、そういったところが随分と充実してきているということで1つありますね。それから、子供会にしても、あるいは子供の成長をみんなで見守るというそういった従来の町内会での役割があったわけでありますけれども、それも子供が数が少なくなってきたということだとか、あるいは共働きが増えてきたということもありますし、一方では、そういったことについて公的にも学童保育所で子供の放課後の居場所をしっかり確保するようになってきたというようなことがございます。それから、最も町内会として存在としてお互いに助け合い、あるいは不幸、悲しみあった葬式についても、これはみんなでお互い近所を中心にしながら、今まで生前のお付き合いも含めて供養を行ったということでありますけれども、これもほぼ数が少なくなって、お寺でやるのも少なくなってきた。しかも、このようにいろんな葬儀会場を使ってやっている。あるいは、お世話する人も町内会ではなくて葬儀屋さんに全てをお願いするというようなこと。結婚式も、これも同じように、町内会でいろいろとお世話してきたということがありましたが、これもほとんどなくなったということであります。これを昔のほうに戻すことができるかということを考えたときに、私はそれはもう難しい話だろうと、そう考えております。そういった中での地域の連帯が何かといったときに、一番はこれまでもいろんな機会に申し上げていますけれども、子供は子供の世界がある、それから福祉が必要になったときにはそこの世界もある。そういったときには、防災というのは非常に大事なコミュニティを形成する要素になってくる、このように考えて、そういったことも含めて防災の関係のマネージャーを配置したところでございます。大人から子へのいろんな伝承だとか、そのようなことも課題としていっぱいあるわけでありますけれども、この防災というのは子供も大人も、男も女も、全部が共通する課題ということになりますから、それをもって町内会の連帯を高めていく非常に重要な取組の一つではないだろうかなと、こんなふうに思って、災害はいつ起きるか分からないという、そういう行政の対応もありますけれども、コミュニティを形成する今のそういった背景を考えたときに、この防災、災害を通した取組というのは非常に大切だろうというふうに考えて、今力を入れさせていただいているところでございます。花見だとかありますけれども、それをもってなかなか町内一つにまとめるというのは、必要性から考えると、やっぱり命に関わるというのは全ての共通する大きな課題でありますから、それが今後、災害が少ないと言われておりますけれども、今の気象状況だとか、あるいは温暖化だとか、様々な環境が変化しておりますから、備えを常にしておくという意味で、そこを基軸にした地域のコミュニティの連帯が図られていくというのは、今必要な手だてを最優先すべきことでないだろうかなというふうに思っております。

質問 5番 早坂清光

今答弁いただきましたけれども、行政区では役員のなり手不足や高齢化、未加入者の増加など、様々な課題を抱えているというふうに思います。未加入者が地域の会員になるかどうかということは、あくまでも個々人の意思でありますので、その地域で加入に向けて働きかけていくことが大切だと思いますし、活動を通じて地域のきずなの大切さを理解していただくというようなことが大切だというふうに思っています。そうした中で、町行政が地域の課題に耳を傾けて、課題克服に向けて一緒に考え取り組んでいくというようなことの姿勢が求められているんだというふうに思います。地域の抱える課題というのは、町長のほうの答弁もございましたけれども、そう簡単に解決できるものではないことも事実だというふうに思っております。答弁書の冒頭で、地域の防災訓練で4か所から申込みを受けているということですが、多くの行政区ではその防災訓練までというか、そういうこと自体に地域でまだまだやるというようなことの状況になってないんではないかというふうに思います。町が地域と連携を必要とするお話もございますけれども、福祉だとか医療とかいろんな面あろうかと思いますけれども、地域と連携を必要とする諸施策を進める上で関係課部局が連携していくこと、そして、これまで以上に積極的、具体的な対応をしていく必要があるというふうに私は思っています。広く地域コミュニティということでは、地域の組織や団体、サークルの中には、会を継続してやっていきたいんだけれども、高齢化で事務をやってくれる人がいない、会計をやってくれる人もいないんだというようなことで、どうしようかというようなこともよくお聞きします。町長に再度お伺いいたしますけれども、この際、町行政内に地域のコミュニティの活性化に向けた専任部署を例えば設けるというようなことなり、さらには、行政区の関係者も含めた、仮称ですけれども地域コミュニティの活性化に向けた検討会議というようなことを設けて、それぞれの活動の情報交換や先進事例を情報共有するというふうなことなど、課題の克服、前進に向けた取組を進めていくべきではないかというふうに私は思いますけれども、どうでしょうか。

答弁 町長 竹中貢

行政区の連帯感というのが非常に希薄になってきたというのは、そのとおりだというふうに思っております。特に今高齢化がどうしてもやっぱりその一つの大きな要因にあると。若い世代の時には、子育てを通しながらお互いに連携を図るということが可能であったわけでありますけれども、高齢化になると、なかなかそこの連帯を図って積極的に活動を行うというのは、出来づらくなってきていると。それと同時に、片方では行政サービスがかなり行き届いてきているということでありますから、町内会のやるべきこと等も、これもやっぱり変化をしてきているというのではないだろうかなと、そんなふうに思います。サークルの話も出ました。世代の交代というのは非常に難しくて、一つのサークルができると、ある意味では、草創期というか生まれたころのサークル、それから成熟していったときのサークル、そして円熟していって、そこでまた新しいサークルが生まれるというようなことがございますけれども、これは組織の成長の過程の中でいろんな変遷があって、今、ある意味では高齢化が進んでいるということが一つあるかと思いますけれども、新たな芽生えも片方では起きてきているものと、そんなふうに考えております。その辺の循環も出てくると思いますが、新陳代謝のその辺のことというのは、必要なものは必ずそこで生まれてくるというふうに思っております。時代とともに求めるものだとか、あるいは志向も変わってきております。今まであるものが未来永劫継続するかということになると、そこそこなかなか難しい。ただ、やりたいことがやれないというふうな、そういったことがないような配慮というのは十分していく必要があるだろうと、そんなふうに思っております。町内会についても、確かに今回のアンケート調査の中でも、高齢化が進んで役員のなり手がいないだとか、大体その辺に集約されてきているんですね。活動というよりも高齢化の問題が一番大きいということがございます。そういった意味ではまた、行政区の役割というか、その辺の期待だとか、こういったことがある意味では見えない、見えづらいという、そういう時代的に今節目にある、谷底にあるような感じがします。そういった意味では防災というのが大きな基軸になっていく、これ、子供からお年寄りまでみんな大きな一緒の課題でありますから、それが地域の連帯を生む手がかりになる可能性というのは極めて高いというふうに思っておりますから、そこを通しながら新たに今、コミュニティを図る親睦だとか、そんなようなことも広がっていくことが必要ではないだろうかなと、そう思います。今、防災という立場でマネージャーを配置しておりますけれども、よく職員を配置すればいいのかというような話もありますけれども、それも十分考え、検討はすべき。こういう小さな自治体でありますから、役場と住民との、あるいは行政区との距離も近いところにありますから、そのようなことで解決できることなのかなというような、そこに根差した人が基本的にやってもらうようなことができないだろうかという意味で、今の防災を軸にした町内会の連帯感を強めるという意味でのことは、非常にひとつ期待をしているところであります。それを踏まえた上で、次のどのようなことが必要なのかというようなこと、それから、サークルなんかのリーダーについても足りなくなってきている、あるいはやり手がいないというようなことがありますけれども、これらについては時代の中で必要なこと、あるいは求めることがあれば、新たな芽生えが起きてくるものというふうに思っております。だからといって、今衰退するものをそのまま放置するということではありません。それはそれとして、いろんな情報を発信しながら新しい会員が入ってくるような、そういった情報を提供するなど、これは、それぞれのサークルなり、文化活動になると、教育委員会のほうとしても、そのような取組がなされていければ、新しいそういう活動の団体が育ってくるのではないだろうかな、こんなふうに期待しているところでございます。

質問 5番 早坂清光

答弁ございました。区長の研修会なんかの視察というようなことも始められていますけれども、コロナ禍というようなことで、その後なかなか実際に実施することは難しい状況下にありますので、いずれにしても町内会の問題なり、これはどこの自治体でも課題になっていることですが、そういう時代だから、そういう状況だから仕方がないんだということではなくて、行政側も積極的に各町内会と連携をとりながら対応していくということの対応をお願いをして、1点目の質問は終わりたいと思います。2点目のことですけれども、災害時の情報発信の現状については理解いたしております。ただ、各世帯の家族構成も様々ですけれども、例えば、高齢者の夫婦世帯でご主人がスマホを持っている、だけど奥さんは持っていないというような場合があって、そういう場合は今は戸別の受信機を貸与されないというふうに思います。ご主人が外出していれば、奥さんには町の情報が何も入らないというような状況になります。全てのことを解決するということは難しいわけですけれども、よりきめ細かな対応と情報発信を検討していっていただきたいということで、いざというときに一人の被害者、被災者も出さないという思いで対応していただきたいというふうに思います。次に、高齢者の知恵や経験を若い世代へということについてであります。高齢者の方は、電気や水道のない時代の生活を経験してこられていますし、経済的に厳しい時代を自分たちでものづくりというか、そういうことの経験をされてきています。その一方、子供たちや若い方々は、生まれたときから電気のスイッチを入れれば何でもできるような生活習慣が当たり前というようなことになっているのが、今の実態です。例えば、地震で停電を想定をして、屋外で火をおこして、まきストーブで食事を作ったり、寒さから体を守るということや、水を大切に使うこと、あるいはそこにあるものを活用して何かをつくる等々、子供たちにそういう体験をしてもらうということが、何かあったときに、あるいはたくましい人間になっていくというようなことだというふうに思っています。そうした体験の場を具体的につくっていくということが大切ではないかということで質問いたしました。具体的に、再度、どうでしょうか。

答弁 町長 竹中貢

確かに、文明が発達して、技術が発達して、マッチの存在すら手元になくなってきているという時代であります。しかし、この時代を元に戻すというわけにはいきませんですね。何かあったときにどうするかというのは、これは生きる力ということになってくるんだろうと思いますけれども、多分学校教育の中でも様々な体験等をしていると、そのように思います。家庭の中においても、なかなかそういったことに触れる機会は少ないというふうに思いますが、そういう意味でも、防災に子供も含めて参加するというのは、非常事態のときにどんな身の処し方をすればいいのか、あるいは身の安全を守ることにはどうすればいいのかという意味では、非常にリアルな体験といいますか、災害時に合ったような体験をするということは、子供たちにとって非常に生きる力を育む場になると、そのように思っております。と同時に、学校の中でもそういった教育活動をされているというふうに思いますので、そこのところはそれぞれの役割に期待をしたいというふうに思います。特に最近、これは教育委員会の所管になりますけれども、大学受験についてもかなり随分と変わってきたし、それから、最近では留学制度だとか体験をするだとか、いろんなところに学校の知識以外の活動が重要視されてきております。これは、教育のほうでもその辺を意識しながらやっている話だと、そんなふうに思います。社会教育のほうでは、キャンプなんかについて、そんな中での飯ごうでの飯を炊くだとか、あるいは火を起こすだとか、そういったこともしておりますから、そういったところを総合的に、また足りないところは補っていくような、このようなことが必要なんだろうなと、そんなふうに思います。行政の中でも、私、いつも呼ばれて行っていますけれども、独り暮らしのお年寄りの新年交流会、中学生が来てお世話をして、そして同じテーブルでお年寄りと語り合うと。難しい話をするということではないだろうと思いますけれども、そのような機会だとか、いろんなことを通して学校教育だけではない様々な機会を通してそういった機会は、ある意味では今の時期になると、意図的に、計画的に場面設定するということも必要なのかなと、そんなふうにも考えていますけれども、今行政が一般行政として今これをしますというのは、なかなかすぐお答えはできる状況ではないという感じであります。

質問 5番 早坂清光

3点目のことに移らさせていただきます。市街地周辺の数値の行政区の名称になっているということについてですけれども、過去にも検討されたことがあると思いますけれども、字名、地番の改正というようなことでどうかというようなことで議論がされた時期もあったかというふうに思っております。やはり、町民の方から、何線何番地といってもエリアが広いというようなことで非常に分かりにくいというようなことで言われていまして、せめて行政区の名称だけでももう少し分かりやすい名称といいますか、数値じゃなくて形で何々町内会というようにしたほうがいいんじゃないかというような声をお聞きします。先ほど申し上げましたように、町行政だけで決められることではありませんので、行政区の名称だけでも検討していくと。これはなかなかずっと昔から、以前からの課題というか解決されていない話だと、積み残しになっていることだというふうに思うんですけれども、そういう部分でやっぱりどこかの時点で整理していくべきだというふうに思うものですから、そういうことで、町民の皆さん、行政区の皆さん等とそういうことについて課題提起というか話題提起しながら具体的に検討していくべきではないかというふうに思いましたので質問いたしました。答弁お願いします。

答弁 町長 竹中貢

確かに行政区の名前についての、いろんな分かりづらいだとかはありますが、行政区が分かりづらいというのは、多分区画整理が課題になっているんだろうと、そんなふうに思いますね。ですから、本来であれば何丁目何番地で、それで区画ですぐ分かれるというのが一番望ましいというふうに思いますけれども、斜めに入っていたり、いろいろ広がったりしていますから、何丁目何番地でもなかなか難しいというのが現状であります。1区、2区、3区という数字が入っているということについて分かりづらいということでありますが、だから、じゃ早坂町だとか、それでまた分かるかというのも、また難しい話だと。あくまでもこれは固有名詞であるという感じがしますので、1区は1区、2区は2区というのも、ある意味では町民にとっては定着しているところでないだろうかなというふうに思います。町外から来た人が、じゃ1区か2区か分かりづらいということは、それでは、今度は若草団地だとか若草町内会だとか言ったら、そこはそこで分かるかといったら、それもまた分かりづらい。その中に、一団地名だとかありますけれども、町内会という組織の中では分かりづらい、これまた分かりづらい。あくまでも固有名詞ということを考えると、それに慣れ親しんだものでは、それはそれとして定着しているものではないだろうかなと。変えるとすれば、例えば、そもそも郵便局が民営化になったときに地番でなければ配送しないということで、何区何区というのはもう戻ってきたときが一時期ありました。でも、今はまた配達してくれて、1区でも2区でも配達してくれるようになりました。そのように、今度は同じように、じゃ、団地名が変わったとすれば、同じような取扱いになりますから、今度は郵便局の取扱いの問題だとか、それから、正式にこれが地番として早坂町何丁目何番地と、なかなか難しい課題があるなというふうに思っています。ですから、ある意味では数字ですから非常に無機質な感じはする、数字で1、2、3と無機質な感じします。それが花の名前であったり違った名前にすると、非常に柔らかさがあったり、そういうものが感情としてはありますけれども、それで場所が分かるかとなると、なかなか私の頭の中ではそう簡単に整理つかないなということであれば、町民が何区何区ということは今ある程度知っているとすれば、それはそれでいいのかなと。もうダイナミックに全部変えて、地番の話もありましたけれども、これまた膨大なお金がかかるだとか、そんなことも含めて断念したという経過もございます。さらにこれは、各町内会長の行政区長のお話を聞いたりしながら、どうなんだろうというような検討はしっかりとしていくべき課題だなと、こんなふうに考えております。あと、ついでに、先ほどの2番目にあった、検討はこれまでもしているんですけれども、やっぱりなかなか区域が変わって行政が変わるということに対して、慣れ親しんだところからほかのほうへ行くというようなことでの感情的なことも、これもまた実際かなり出ると。それは感情的に非常に分かる話だなと、そんなふうに思っています。ただ、新しく来た人がどっちになるかだとか、その辺の区域のいろんな課題もないわけでないだろうと、その辺の整理するべきところは、またがる行政区の相互の中で相談するということもあるテーマかなと、そんなふうに考えています。

質問 5番 早坂清光

今回、町内会、行政区を中心に地域のコミュニティ、地域の活性化ということが、これからまちづくりに重要ではないかという私の思いで質問させていただきました。答弁いただきましたので、今後とも前向きな行政対応をお願いをして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:上士幌町議会 令和3年第3回定例会 2021年5月31日 議事録 PDF(85ページ) 間違いを知らせる