みんなの議会

上士幌町議会 平成30年第3回定例会 2018年6月5日

地方創生・生涯活躍のまちづくりについて

2018年6月5日、上士幌町議会の一般質問で、早坂清光議員が「地方創生・生涯活躍のまちづくりについて」質問し、町長 竹中貢が答弁しました。

質問者
早坂清光 議員
答弁者
町長 竹中貢

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 7番 早坂清光

私は、地方創生・生涯活躍のまちづくりについて質問をさせていただきます。上士幌町は、昭和6年(1931年)に士幌村から分村し、今日87年の歴史を刻んでいます。昭和30年当時の最盛期に1万3,000人を数えた人口が、糠平ダム関連の工事完了や、たび重なる冷害による離農、国・道出先機関の廃止・撤退等々により、その間の賢明な行政施策でも歯どめがかからず、人口減が続いてきました。こうした中、近年の人口は4,800人台での推移となっていましたが、移住や職を求めての転入者の増加により、5,000人台に戻ったことは喜ばしいことであり、この傾向で推移してほしいものと思っています。この間、町は竹中町長のもと、移住定住やふるさと納税の推進、こども園保育料の無料化など、他町村に比べ先進的、積極的な諸施策を展開してきているというふうに思います。今年度は、4月に交通ターミナルが交通拠点としてオープンし、5月にはナイタイ高原牧場レストハウスの建設に着手し、この後、観光地域商社の設立や、明年の道の駅建設が具体的なスケジュールとなっています。しかし、次々と展開されている町の大型事業に、必ずしも町民の皆さんの理解が深まっていない点や新たな課題などもあります。町として、町民説明会や広報などを通じて説明に努められていることは承知していますし、私ども議員も、町民の皆さんとの意見交換の場を設けてご意見等を伺っているところです。これまで本会議、委員会を通じて審議してきた点もありますが、改めて町長の姿勢をお聞きし、町民の皆様にも、さらにご理解が深まる機会になればと思い、以下の質問をいたします。1つ目、町民の皆さんに、特にわかりにくい観光地域商社 株式会社karchの設立目的と、果たしていく役割、出資者の状況について伺います。2点目、道の駅並びにナイタイ高原牧場レストハウスについては、観光地域商社 株式会社karchが管理運営することになるが、生み出される雇用人員はどのくらいになるのか伺います。3点目、道の駅並びにナイタイ高原牧場レストハウスは、来訪者を町なか商店街に誘導する役割があると思いますが、どのような方策で役割を果たしていくのか伺います。4点目、道の駅は、どこもオープン当初は多くの方々が訪れますが、その後は徐々に集客数が減少していく傾向にあります。そのための対策をどのように考えているか伺います。5点目、株式会社karchの事業収支の推移と、株主である町の関係はどのようになるのか伺います。6点目、株式会社生涯活躍のまちかみしほろが設立されて半年余りが経過しました。まちづくり会社が発展していくためには、町民の皆さんの認知が深まることだと思います。新会社、株式会社karchも含め、町民との接点について、どのように認識されているか伺います。7点目 移住、転入者の増加などにより、家族持ち世帯の入居できるスペースの住宅が少ないと聞きます。どのような対応、対策を考えているか伺います。

答弁 町長 竹中貢

地方創生・生涯活躍のまちづくりについて、早坂議員のご質問にお答えいたします。1点目の観光地域商社 株式会社karchの設立目的と役割につきましては、地方創生の一環として、新たな地域の稼ぎ出す仕組みを、官民が一体となって、雇用の創出や観光地域づくりの核となる組織として法人を設立するものであります。出資者の状況につきましては、上士幌町、北海道ガス株式会社、株式会社CMC、株式会社宝島旅行社、帯広信用金庫、十勝信用組合の6法人で、出資金は合計で840万円となります。なお、観光地域商社 株式会社karchは登記手続が完了し、5月28日付で正式に設立したところであります。2点目の雇用につきましては、ナイタイ高原牧場レストハウス及び道の駅事業で、平成34年度にはパート職員を含め、20名の雇用を目指すこととしております。3点目の来訪者の商店街への誘導策につきましては、道の駅がオープンする平成32年度には48万人の来客を見込んでおります。これは、新たに本町に来訪する人数であり、商店街にとっても大きなビジネスチャンスと捉えております。商店街と道の駅が連携したイベント開催等、商工会と協議を進めていきたいと考えております。他地域の参考事例としまして、道の駅に商店のチラシを設置し、お客様がチラシを持ってお買い物をすると、商店事業者が特典をつけるという取り組みがあります。このような商店事業者の知恵を生かした連携のあり方も必要と考えております。4点目の集客対策につきましては、議員ご指摘のとおり、2年目以降の取り組みが重要であると認識しており、観光地域商社 株式会社karchの力を存分に発揮する必要があります。多様なイベントの実施や新商品の投入、本町の観光資源を生かした事業の展開など、民間の発送によって来訪者の増加と売り上げの向上が図られるよう、町としても協力してまいります。5点目の株式会社karchの事業収支の推移につきましては、現段階の収支予測では、平成31年開業のナイタイ高原牧場レストハウス、平成32年開業の道の駅の事業運営を踏まえ、平成34年度までの5年間、収支は内部留保を確保できる見込みとなっております。株式会社karchと株主である町との関係でありますが、会社法第104条では、「株主は引き受け株式価格を限度に責任を負う」と規定され、有限責任となります。地方自治法では、出資割合に応じて地方公共団体の調査権、監査委員の監査、議会に対する経営状況の報告義務があるところであります。いずれにしましても、株主として経営状況の把握に努めてまいりたいと考えております。6点目の2つの新会社設立に関する町民理解の認識につきましては、まちづくり会社におきましては、広報に毎月、生涯活躍のまちのコーナーを設け、会社の取り組みについて周知を図っております。会社設立1年目の昨年は、介護人材の育成事業等の地域包括ケアに関する事業、人材センターの設立に向けた調査、生涯活躍かみしほろ塾などの検討において、その多くは、次年度以降の事業を意識した基盤づくりに主力が置かれ、町民との接点も関係団体へのヒアリングや意見交換、所管官庁との調整、会社内の体制整備等が中心的な事業としてきたところであります。株式会社生涯のまちかみしほろは、公共性が高い性格を持っていることから、町民の方々のご理解とご協力を得ながら取り組みを進めていくことが重要であると考えております。今年度は、簡易・短期間の仕事を請け負うかみしほろ人材センターや無料職業紹介所の運営、生涯活躍のための学びの場となるかみしほろ塾の実施や、生涯活躍の基盤となる健康長寿を目指すためのウオーキングや学び、予防・検診等の活動を奨励する健康ポイント事業など、具体的な事業展開を通じて、町民と直接的なかかわりや接点が急速にふえるものと認識しております。また、観光地域商社に関しましては、設立に向けた検討委員会やプロジェクトチームでの議論、事業者ヒアリング、町民説明会の開催などを通して情報提供に努めてまいりました。これから事業が具体化する道の駅等を経営する上で、多くの町民の参加が魅力づくりにつながるものと考えておりますので、引き続き多くの町民や事業者との連携及び参加を得ながら、事業を形成していく必要があるものと認識しております。7点目の住宅対策につきましては、昨年度末3月から今年度初めにかけて、賃貸住宅の建設状況への問い合わせや公営住宅への申し込みが多く寄せられており、住宅需要は継続してあるものと認識しております。賃貸住宅の建設状況は、平成20年度からの累計で、294戸の賃貸住宅の助成を行っており、直近3年間の建設戸数は全体の半数以上の161戸が建設され、さらに今年度は80戸程度が予定されております。近年の傾向としては、社員住宅より一般入居者向け、集合住宅より戸建ての世帯対象の住宅が多くなっております。このような状況を踏まえながら、住宅需要の動向を注視し、民間賃貸住宅及び福祉的要素の強い町営住宅の調整を図りながら住宅施策を充実させてまいります。

質問 7番 早坂清光

国の地方創生という取り組みの中で、上士幌町も地方創生の交付金を活用しながら事業を進めているわけですけれども、そういう中で、理事者の、それに職員の皆さんが頑張っておられることには敬意を表したいと思いますけれども、交付金をもらうために事業展開を急がなければならないというようなこともあって、町民の皆さんへの説明が掘り下げられていなかったり、事業の進展に追いついていないというようなことがあるんではないかというふうに、私は思っています。そうした意味で質問を今回いたしました。それで、1点目の観光地域商社karchの設立目的、役割ということで質問させていただきましたけれども、新たな地域の稼ぎ出す仕組みを官民一体となって、核となる組織として法人を設立するというような意味合いの答弁をいただきましたけれども、これではちょっと、答弁書に記載をするとしたら答弁書が何枚にもなってしまうのかもしれませんけれども、再度この部分について、この会社を5月28日に設立したということですけれども、町長の思いも含めて、再度この会社を立ち上げることによってこういうことをやっていきたいんだということを、答弁としていただきたいと思います。

答弁 町長 竹中貢

かねてから、本町のさまざまな産業資源というのは、農林業を軸にしながら観光というような枠組みで、語られてきております。その観光につきましては、糠平が、源泉郷が中心になっておりますけれども、上士幌町全体として見た場合、もっともっとさまざまな資源があるというふうに、大方は認識しているというふうに思っております。ナイタイ高原牧場から三股の樹海等々、この700平方キロメートルの広大な面積を持つ本町でありますけれども、さまざまな潜在的な魅力的な資源があると、これをもっと、いわゆる経営ビジネスとして生かすということが、これまでも語られてきていたわけでありますけれども、実際それを動かす組織というのが、しっかりとして、現実問題としてなかったとういことも言えるだろうと思うんです。これはうちだけではなくて、観光振興のかなめとなってきたのは観光協会が大方であります。観光協会は、どちらかというと任意の団体ということでありますので、広報活動だとかそのようなことが軸になって進めてきましたけれども、それだけでは新たなビジネスの展開に行かないということは、それぞれが気づいているところでありますけれども、じゃ、具体的にそれを誰がやるのかといったときに、その受け皿となる事業体がなかなか出てきていないというのが、これまでの実態だということであります。そういった中、全国、我が国を観光立国ということを標榜しておりますけれども、その観光を具体化するために、ようやく動き始めた。これまで、従来、インバウンド、海外からの旅行客が1,500万人前後でずっととどまっていたわけでありますけれども、それが、いろんな規制改革も含めて、今、2,000万人を超えて2,500万人だとか、2020年には、オリンピックの年は4,000万人に拡大をするという目標値を立てて動き始めております。北海道もインバウンドの人口がふえていますけれども、札幌を軸として、なかなか日高山脈を越えてくるような状況にはないわけでありますけれども、北海道としても、かなりそれなりに力を入れていくというような動きをしておりますので、やがてそういった人方が、この峠を越えてこちらのほうに来るだろう、そんなふうに推測していますし、十勝、それから上士幌町の観光的な魅力については、極めて大きいものがあるということであります。これは、これからのビジネスとしてビッグチャンスになるだろうと、こんなふうなことも推測されるということでありまして、ちょうどタイムリーに、それが地方創生の中でも、観光を軸にしたビジネスを創出すべきだというようなことでの支援が出てきたということであります。道の駅についても、かねてから要望があったわけでありますけれども、もう一つ、その収支のところまで確信持てないということで、かなり時間は経過しておりました。さらに、レストハウスにつきましては、二、三年前の台風によって崩壊したというようなことも含めて、これは非常に大きなチャンスといいますか、今このときに、本当に本格的に観光を軸にしたビジネスというのを立ち上げるのが極めて適切であるということと同時に、国のほうの地方創生のDMOというような、そういう制度も出てきたということでありますから、非常に課題にと思っていたこと、それからしなければならないということに、タイムリーに国の制度が合ったということで、今回、会社を設立するということであります。それも、行政が主導になるのではなくて、いわゆる経営という視点から、官民協働というのが大きな地方創生の柱になっておりますので、これらについてもこの際に一気に立ち上げていくということと、関係企業等の理解も得たということで動き始めたということであります。

質問 7番 早坂清光

その点につきましては理解いたしました。それで、また1点目の部分で質問させていただきますけれども、新会社karchは、道の駅やレストハウスの運営を初めとしまして、旅行業や電力小売業など、9つの主要事業を行っていくんだということですけれども、商社といわれるとおり、大手商社並みの幅広い事業領域になっているというふうに思います。それぞれ個別に事業を担当される方が配置されるんだというふうに思いますけれども、組織的には営業開発グループ、経営企画グループ、販売サービスグループに分けて、事業を統括されていくんだというふうに聞いておりますけれども、これだけ幅広い事業を進めていくわけですから、取締まりの方はもとよりですけれども、しっかりとしたマネジメント、管理運営体制が重要になってくるというふうに思っておりますけれども、その辺についてはどのようにお考えになっているのか伺いたいと思います。

答弁 町長 竹中貢

そうですね、そこが一番大事なポイントの一つだということであります。誰がその中核となって全体をマネジメントするのかということでありますが、幸い、今回、取締まり代表に就任していただく方については、これまでも、この類いの事業を極めて成功におさめてきたという実績がございます。かなり経営的に厳しい道の駅の再生に取り組んできたということだとか、あるいは、そもそもいろんなことに挑戦する前任の会社です。そこでの蓄積されたノウハウや人脈、こういったことに非常に得難い人材を得ることができたということであります。その下に、それぞれの担当者が張りつくということでありますけれども、その組織体制的には、非常にすばらしい体制ができたというふうに思っております。道の駅は、これまでも北海道は、当然のように冬は経営的に厳しいものだと。そして、ある意味では、夏だけ稼いで冬の間は休みみたいなところがありますけれども、年間通して、この道の駅がどう生き生きと稼働するかと、非常に大きな課題を踏まえて上で、これまでも検討委員会やいろんなところで議論していただいてきているというふうに思っております。大変な大きなかけごと、そして、またそれを実行にできるような人材体制が今立ち上がって、さらにこれからまた、計画から実行に移す段階で整備されていくだろうというふうに思いますけれども、新しいことですから、非常に不安な要素もあるかというふうに思いますけれども、私としては、見る限り、ベストの体制に動き始めるんでないだろうかなと、こんなふうに信じております。

質問 7番 早坂清光

そのようなことで、しっかり管理運営、マネジメントに努めていただけるように進めていただきたいというふうに思います。2点目の雇用人員の関係ですけれども、道の駅とレストハウスで20名ということで、季節限定で働いていただく方もいらっしゃるのかなというふうには思いますけれども、ちょっと私、そういう聞き方をしたので、そういう回答しかあれなんですけれども、この会社全体として、ほかの事業もありますし、あるいは事務的な仕事をされる方もいらっしゃるんだと思いますけれども、この会社総体としての雇用人員というのはどのぐらいになるでしょうか。

答弁 町長 竹中貢

会社全体のというのは、もう一度ちょっと、どういったことですか。

質問 7番 早坂清光

私の聞き方として、道の駅とレストハウスで雇用がどのぐらいになるのかというふうに聞いたものですから、20名と答弁いただいたんですけれども、電力事業だとかいろんなほかの事業もやりますよね。それで、この20名が全体の人数ということなのかもしれませんけれども、その辺ちょっとどうでしょうかという人数をお聞きしました。

答弁 町長 竹中貢

会社が目指しているのは、20名というふうに認識をしております。ですから、事務職、管理職、管理部門です。それから現場、全部含めてということであろうかと思います。会社の大事な目的の一つに、この事業を通して、会社を通して、雇用をふやすということ。それは地域経済に活性化を与えるということも、この会社として地域貢献といいますか、地域の企業として価値ある仕事をするんだというような意気込みを伺っております。

質問 7番 早坂清光

わかりました。この雇用人員に関連してお聞きしますけれども、レストハウスの飲食部門に、例えば、会社が町外の業者さん等に再委託といいますか、指定管理ということになるんですけれども、町外の業者さんにそういう飲食部門を委託するというようなことはないというふうに思っているんですけれども、その辺確認でお聞きをしますことと、道の駅についても同様のことについてお聞きします。

答弁 町長 竹中貢

これは、会社が最終的に決めることだというふうに思っておりますけれども、一番は、経営がしっかり成り立つということが大事だろうというふうに思っております。町民の方々が心配するのも、赤字だったらどうするんだというような心配でありますから、ですから、この会社の経営方針に基づいた、それに見合うような、先ほど調理、料理の話もされましたけれども、そのようなことだとかというふうになっていくのではないだろうかなというふうに思います。そこに私どもとして、逐一口を挟むということは避けたほうがいいだろうというふうに思います。いずれにしても、経営がしっかりなされて、少なくとも町民が安心できるような、そのような収支決算をしていただきたいなと、そう思っております。

質問 7番 早坂清光

聞き方が悪いのかもしれませんけれども、私のお聞きした部分については、これまで説明で、レストハウスの中のいろんなことは会社が直営でやりますということで聞いているんですけれども、飲食部門のそういうところを外部に、例えば町外の業者さんに会社が委託するというようなことは、あるか、ないかは、今の町長の答弁から言うと、会社の経営の内部のことだからわからないということの答弁だったということで理解していいですか。

答弁 町長 竹中貢

再委託するというような、そのようなことはこれまでは聞いておりません。直営だということですから、直営をするという中でどのような形でテナントを募集するのかわかりませんけれども、しっかり評価されるような、そういったレストハウスなり、あるいは道の駅の評価を、お客さんに評価してもらわなければどうもこうもならないわけでありますので、その辺までについては、私どもよりも、経営の母体のほうがしっかり考えて対応してもらえるものだというふうに思います。

質問 7番 早坂清光

時間の関係もありますので、3点目のお話に進ませていただきたいと思います。来訪者の商店街への誘導というようなことで質問させていただきまして、商工会や商店街と連携、協力しながら取り組んでいくということでの答弁をいただいております。ただ、商店街や各お店に来てくださいと言っても、なかなか特徴や魅力がなければ立ち寄っていただけないということも、事実としてあるというふうに思います。町では、商工会への直接の支援はもとより、地場産業の振興、あるいは商店街の活性化、それから雇用の促進というようなことを目的に、創業促進支援の補助事業等も行ってきております。そういう意味で、町が側面的に支援することはもとよりですけれども、商工会には、具体的にこういうことをやってもらうというような役割分担を明確にしながら、来訪者を商店街に誘導というようなことの取り組み進めていくということも、重要ではないかというふうに思っています。そのようなことで、商工会と役割分担を明確にしながら取り組んでいくというようなこともどうかということで、質問させていただきます。

答弁 町長 竹中貢

新たなお客さんが相当ふえるということが想定されます。士幌町の商工会長のお話の中でも、それを通して町なかに相当人が流れてきているというような話も聞きました。それから、少し離れていますけれども、本町のレストハウス、プレハブでありますけれども、昨年はああいう状況の中でも相当伸びているという状況でありますから、やっぱり人が新たな人の流れをつくっていくものだというふうに思っております。その人の流れをどうキャッチをするかというのは、今度はビジネスをする側だというふうに思います。特に行政は、側面からさまざまなそういう支援はしますけれども、直接そのビジネスをする事業者は、商工会の皆さん方であろうかというふうに思いますから、この後、いろんな魅力のつくり方というのはあるんだろうと思います。来客に対する歓迎のムードを全体としてどうつくるかということもあるだろうし、それから、個店1店1店が魅力的なビジネスを、商売といいますか、そのようなことを、セールスをするだとかいろいろあるんだと思いますけれども、それを束ねているのが指導の機関であって、商工会が束ねて、全体をどうしていくかということでありますから、十分その辺については商工会のほうの商業部会もありますし、役員会、理事会等々もあって、こういう大きな動きはもう見えているわけですから、それに向けてどう連携をして集客をするかというのが、これからの課題になってくるだろうということであります。ただ、黙っていて来るものだということでは、多分、お客さんは見透かしてしまうだろうというふうに思います。しっかりとしたおもてなし、受け入れの魅力的なそういうような商店街の雰囲気、環境等々が、やっぱりどうしても必要になってくるだろうと思います。いずれにしても、相当数、来るというふうに思います。今までナイタイはナイタイという点であったものが、それがいろんな動線がつながってくるというふうに思っておりますから、非常におもしろい展開になっていく可能性があるというふうに思っております。

質問 7番 早坂清光

4点目の集客対策のほうに移らせていただきますけれども、大きな家電量販店やドラッグストアなど、店のオープンした当初はそれなりの商品の品ぞろえなんですけれども、お客さんの動向がちょっと変わってくると、もうそれぞれの店の品ぞろえだとか商品なんかが変わってくるというようなことがあったりします。特にドラッグストアなんかでは、ここは何屋さんなのかというのがわからないような状況になっているお店もあるように感じます。そういう意味で、民間では、それぞれ激しい、厳しい競争をされているんだというふうに思います。そういう中で道の駅についても、やっぱり、ここが違うんだというところの売りをつくっていかなければならないと思いますし、近隣道の駅との差別化というようなことに向けて努力していかなければならないんだというふうに思います。飲食を含めた商品の販売をどうするかということだけじゃなくて、どういう接客をしていくのか、あるいはトイレは1日何回清掃して、ほかに負けないきれいなトイレにしていくのかというような、具体的な管理運営のことを検討していってほしいというふうに思っているわけですけれども、その辺について答弁をお願いしたいと思います。

答弁 町長 竹中貢

十勝の観光については、入り込み数等々、14振興局の中で最も低いほうなんです、残念ながら低いと。しかしこれは、伸びしろが相当あるというふうに思っております。うちの町の道の駅、それはもう独自の地域の事業を生かした、いわゆる運営を求められるということでありますけれども、やっぱり十勝全体でどう集客するかだとか、こういった動きも同時に必要になってくるというふうに思います。そういった中では、帯広のほうでもDMOの設立だとか、それから音更についても道の駅がこれからできる、士幌はできました。いろんなところで新たな観光、地域の、特に北海道十勝の魅力的な食材と雄大な自然、これを本気になって今、動き始めるというような気がしております。加えて来年は、NHKの朝のドラマで、なつぞらが連載されるということであります。これも往々にして、そういったイベントがあれば、そこで翌年からぱたっと終わってしまうようなケースもありますけれども、でも、十勝の観光については、これからが私は始まりだと、そんなふうに思っております。日本遺産という、今とりたてて、それは大きな変化ということではありませんけれども、少なくともいろんな冠として利活用できますし、それから、三股から縦のラインで行くと、南のほうまでのサイクリングロード、これも北海道のサイクリングロードとして利活用していこうと、北海道開発局もそのようなことで今動き始めています。糠平のほうへ行くと、道路の端のほうにサイクリングの矢印がついて、そのような状況だとか、さまざまなところで、これからの今ある資源を本格的にビジネスとして動かそうという、そういう機運が出てきているということでありますから、それらとも連動しながら道の駅を経営していくという、地域商社が動き始めているというふうに考えておりますから、決して、悲観というよりも、前を向いて挑戦すべき、今、時だろうというふうに思います。そして、また熱気球のほうもなかなか維持するといいますか、イベントとして町の歴史的なスカイスポーツとしてやってきましたけれども、一つ滞っていたといいますか停滞していた状況がございます。これはうちだけでなくて、イベント、テーマパークを含めて、イベントもそうでありますけれども、ここでまた、今もう一つバーナーを吹かして、新たなに指導者の養成だとか、こういう動きも始まりました。多分、冬の観光デーの可能性についても、これらについても、多分検討をしていることでもあろうかというふうに思っております。さまざまな体験の資源にも恵まれていますから、それをより具体的に実行するのが、これからの地域商社の多分考えていることでないだろうかなと、そんなふうに思っています。単体だけではなく、それが士幌、それから音更、十勝、そういったことのつながりの中で、まずは十勝に誘致をし、そして上士幌に来てもらうと。上士幌が最後ではなくて、これからまた層雲峡のほうにつながる、あるいは網走にもつながる、釧路にもつながる、こういう視点でいろんな可能性を含めて、多分動き始めるんだろうと、そのように期待しております。

質問 7番 早坂清光

次に、5点目の会社の事業収支の関係に移らせていただきます。私ども議員も、事業計画上の年度別収支の推移について説明を受けていますし、計画どおりに事務が進んで、収支もプラスに推移して、事業が成功してほしいというふうに思っておりますし、町民の皆さんもそう思っていらっしゃると思います。しかし、町民の皆さんが心配、町民の中でも心配される方は、多額の町費をかけて施設整備をするということもありますけれども、一番心配されるのが、その後の事業運営ということです。事業収支が赤字になったら、町が全てそれをかぶることになるんじゃないのかというようなことを、お聞きになる方が非常に町民の皆さんの中にあって、心配をされております。答弁いただいておりまして、再確認の意味でお聞きしますけれども、極端な話ですけれども、会社が最悪な状況が生まれたとしても、現状の出資金は500万ですから、答弁いただいた中身のことでいえば、出資する500万の範囲で責任を負うということでの、町の責任というのは、その範囲だということで理解してよろしいですよね。

答弁 町長 竹中貢

はい、そのように理解していただいて結構であります。特に、ずっと長い間、三セクで失敗して、大変な負債が自治体のほうにかぶってきたという事例が多々ありました。多分それは行政が、いわゆる負債の肩がわりをする、保証人になるだとか、そのようなことで最終的に大きな財政負担を強いたということでありますけれども、今随分と時代は変わってきております。今回も、この株式会社の中には金融機関も入ってきております。融資を受けることも多分これからあるだろうと思いますけれども、それは金融機関がこの会社の信頼度によって融資をするような関係、町がその保証人になるだとか、担保になって提供してというようなことは、基本的には考えていないということでご理解いただきたいと思います。

質問 7番 早坂清光

レストハウスは、もう既に工事が始まっていますし、道の駅も来年度建設に入るということの予定になっていますけれども、そして、そういう状況ですけれども、この後、出資金をふやすとかそういうふうなことは、またあるのかもしれませんけれども、レストハウスや道の駅のような施設をつくるということ、今はそういう施設をつくるんですけれども、そのほかのことでこの後、施設つくるために、町が独自に事業費を支出するようなことというのはないと思っているんですけれども、あくまでも会社が資金、お話にもありましたけれども、融資等を受けて、会社の事業としてやられることになるんだというふうに思いますけれども、その辺の理解は、私の言っていることでよろしいですか。

答弁 町長 竹中貢

少なくとも、今、そういった新たに町が道の駅の関連で施設をつくるという計画は持っておりません。

質問 7番 早坂清光

道の駅ということでなくて、道の駅やレストハウスの建物施設については、町が今回それぞれ整備するということになっていますけれども、それ以外で、道の駅とかそういうことじゃなくて、ほかの事業等で何か施設をつくらなきゃならないとかということがあるとしたら、そこのときに町が独自に、ほかの株主とは別に、町が独自に事業経費を負担するというようなことはないですよねということで、そういうことがあるときは、会社で融資等を受けて、会社の資金の中で会社としてやるということでよろしいですよね。

答弁 町長 竹中貢

今、図面で基本設計の中で出ている道の駅の基盤整備、あるいは施設、それは行政の責任において整備するという考え方でございます。

質問 7番 早坂清光

6点目の関係で質問させていただきます。これは生涯活躍のまちのほうの会社のお話ということですけれども、新会社のまちづくり会社の社員の皆さんは、なれない上士幌の地で頑張っていただいていると思いますし、ご苦労もされているんだというふうに思います。先ほど答弁の中で、会社は各事業について、関係団体のヒアリングや意見交換を行ってきているということでの答弁がありました。5月の委員会で、生涯活躍の会社の平成29年度の事業報告と平成30年度の事業計画について説明を受けたときに、人材センターの運営を事務局だけで処理するのではなくて、農協や農道、商工会などの関係機関と運営委員会なんかをつくってやるべきではないかということの意見を申し上げました。人材センターが働きたい人を募集して、人を求めているところに行ってもらえばいいんだということであればそれでいいんだと思います。しかし、この間には、季節的な農作業で働いてくれるような人がなかなか見つからない、いないということや、ちょっとした庭の草取りをしてもらえるような人がいないというようなことで、関係団体等との話の中から、今回の人材センターをつくりましょうというようなことになってきたんだというふうに思っているんです。各団体に呼びかけて、いろんな意見を交換していますということですけれども、それはあくまでも個別団体と会社だけの話だと思います。私は、運営委員会を設けて、団体間や会社がそれぞれの人材確保や人手不足などの課題の共有をしていく、あるいは、会員登録になっていない人がいるとすれば、あそこにこういう人がいるよということなり、あの人に声かけてみたらというようなことを、そういう情報提供なり、情報交換をやっていく場面が常設されていたほうがいいんではないかという、私の個人的な意見ですけれども、持っていまして、そういうことをしていくことが、人材センターが有効といいますか、発展につながっていくというふうに思いますし、町民との接点をふやしていくようなことにもなっていくんではないかというふうに思っております。そういうことで、こういう意見についてどのようにお思いか、お考えを伺いたいと思いますし、また、先ほども答弁の中でもありましたけれども、各事業を通じて町民がかかわる、協力してもらえるような仕掛けだとか仕組みを考えていく、実行していくというようなことも大切だというふうに思っておりますので、再度答弁をお願いしたいと思います。

答弁 町長 竹中貢

人材センターが機能していくためには、いわゆるそれぞれの持っている得意なり仕事のキャリア、これが片方で必要になっていて、もう一つは、それを求める側が必要だということですから、それをこの町内の中で、どこにどんな人なり、あるいは求めている人はどんな人がいるかということを、きめ細かくやるとなるとすれば、今お話あったような、いろんな情報を得るということは、これは大切なことだというふうに思います。立ち上がっていますけれども、そういう前提の中で、より情報提供者、情報の提供を得るために、そのようなことがみんなで応援していただける、あるいは参加していただけるということであれば、これは私どものほうからも、今一生懸命やっているんだろうと思うんですけれども、それをなお充実させるためには、そういった組織をつくるということも有効でないのというような指導なり、あるいは助言はしてあげたいなと、そんなふうに思います。

質問 7番 早坂清光

私も、生涯活躍のまちの会社、それから新しくkarchも立ち上げて成功につながっていく。よかったなということが、後から振り返って思えるような会社になってほしいという立場でいろんな意見を言っているわけですけれども、そういう部分で、やっぱり町民の皆さんと、いろんな部分で今後接点もふえていくということでの答弁もいただいていますけれども、その辺、意見として、今、申し上げた部分も含めて、新会社の発展に向けてご努力をいただきたいなというふうに思います。最後になりますけれども、7点目の住宅対策の関係です。伊東議員も質問されているところですけれども、私もやはり世帯の家族を持っていらっしゃる方の、入居する住宅が、なかなか探してもないんだというようなことを話として聞いておりまして、そんな中で質問させていただいたんですけれども、民間の賃貸住宅は、それぞれいずれかの法人の従業員が入るために、その入居向けにつくることと、一般向けにつくるという部分がありますけれども、これは業者さんが事業収支も考えて、いろいろ建設見込みを考えて、入居の見込みを考えてつくっていくわけですから、なかなかそこにこんな住宅つくれとか、つくってくださいということは、言えるような問題ではないというふうな部分もあると思います。そういう部分で、まちなか住宅ということで昨年つくって、ことし条例化をして進めてきていますけれども、そういう部分については、町なか住宅等の建設等を進めて、それに対応していくようなことを、今、調査中というかいろいろというようなことも、先ほどの伊東さんの回答の中にもありましたけれども、そういう町なか住宅というようなことでも検討していくべきじゃないかなということを思うのと、もう一点お聞きするのは、まちづくり会社の中で、空き家・空き地の調査だとか仲介等はしていらっしゃいますけれども、民間賃貸住宅の一般向けでつくられている部分がどこにあって、どこにどういう建物があって、何戸あって、そこが今あいているとか、満室だとか、そういうようなことの情報把握というようなことは、まちづくり会社では情報提供なんかもされているんでしょうか。

答弁 町長 竹中貢

今、町なか、多分、今までのこちらのほうからの委託内容としては、新たに建設中の住宅の戸数なり、それから空き住居だとか調べていく、こういった委託の内容にはなっておりません。あくまでも、空き家がどうなって、それが利活用できるのか、そのような視点で委託をしているということであります。今、言ったように、不動産の関係のそういった資格があったりなんかして、仲介合わせができるなんてことになれば、そのようなことが可能であるのであれば、多分そういったこともそうだし、それから、今、新たな視点でお話をいただいたというふうに思います。これは、まちづくり会社、町からの委託、極めて公共性といいますか、公益性が高いということで、50%の資本出資を町がしているということでありますので、増、もうけということではなくて、町民、あるいは町の利益になるようなことの仕事をお願いするようなこともあると思いますので、こういったことも1つ、新鮮な情報をしっかり持っているということも大事なことかなと、そんなふうに感じたところであります。それから、まちなかの関係の、そもそものまちなか住宅の狙いは、いわゆる高齢者の西団地、古いところに住んでいて、非常に環境もよろしくないところから、高齢になっても安心して生活できるような、そういったことでの移動を促すということで、まちなか住宅の発端がそこにありました。ことしは、そういう意味では、北団地のあそこは、どちらかというとバリアフリー化をして、介護になっても安心できるような、こういうエリアに考えるということで、ことしは、そこに2戸改修するということでございます。でありますが、まちなか住宅の視点と違って、もっといわゆる福祉住宅なりそういった需要があると。民間の賃貸住宅には入れるような年収ではないと。しかし、求めているという人が、そういったことがあるとすれば、これまでにない、新たなまたニーズだというような捉え方をさせていただきたいと、そのように思います。そういった視点でこれからの住宅対策を、もう一回再構築といいますか、計画は計画でありますけれども、現状に合わせたような形の中での対応をしてまいりたいというふうに考えております。

出典:上士幌町議会 平成30年第3回定例会 2018年6月5日 議事録 PDF(57ページ) 間違いを知らせる