みんなの議会

小樽市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日

(1)地方創生について/(2)指定ごみ袋について

2025年3月5日、小樽市議会の一般質問で、佐藤奈緒美議員が「地方創生について」「指定ごみ袋について」について質問し、市長 迫俊哉、教育長 中島正人、生活環境部長 佐藤靖久が答弁しました。

質問者
佐藤奈緒美 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 中島正人、生活環境部長 佐藤靖久

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 佐藤奈緒美

自由民主党の佐藤奈緒美でございます。2014年にまち・ひと・しごと創生法が施行されました。それとともに、地方の活性化を目指す地方創生の取組が全国各地で行われ、政府関係機関の地方移転や地方創生交付金などにより様々な好事例が生まれましたが、10年の節目を迎え、さらに効果的に強化するべく、2024年12月に、石破首相は地方創生2.0の基本的な考え方をまとめました。本市でも、2014年以来、計画を立てて地方創生に取り組んでまいりました。地方創生について、小樽ファンを一人でも多くすることで小樽市を強くできるのではないかと思い、質問させていただきます。これまでも小樽市は、観光都市として全国的に非常に評価されており、昨年の市町村魅力度ランキングでは、2023年には8位まで下がった順位も再度5位に浮上いたしました。外国人観光客も増加の一途をたどり、また、昨年は修学旅行による宿泊客数も増えたことで、観光入込客数は令和6年度の上期で396万人を超えており、さらに多くの小樽ファンが誕生していくことが予想されます。先日、日本遺産を通じた地域活性化計画についてお聞きいたしました。それによりますと、本市における2029年の目標観光客数は790万人と、コロナ禍から復活してきた2023年の761万人から約30万人増となっており、宿泊客延べ数も2023年より23万人ほど多い135万人を目標値に掲げております。観光客数、宿泊客延べ数を本市において目標値まで引き上げるために、本市ではどのような計画を立て、どのような方法で増やしていくのでしょうか。現時点での本市のお考えをお聞かせください。さらに、地域の文化に誇りを感じる住民の割合は、2023年の63.8%から2029年には64%に引き上げる目標を立てております。観光客を増やすことは、本市の経済循環やさらなる観光都市アピールにつながるというメリットがあると思います。ところが、観光客が増えることによって、住民からは暮らしづらくなったという声も上がっており、全国ニュースにも取り上げられております。私個人も、いかに小樽市民の皆様が従来の生活を続けられるのかは、重大な、そして重要な課題であり、市民が暮らしやすい環境の整備は至極大切と考えております。それとあわせて、地域の文化に誇りを感じる住民を増やすこと。最近では、いわゆるシビックプライドなどとも言われておりますが、郷土への愛着度の向上はとても重要と考えます。それを踏まえてお聞きいたします。令和5年度のアンケートについて、本市の文化に誇りを感じる住民の割合をどのように算出しているのでしょうか。調査の対象者、調査の時期、調査人数、また調査方法、アンケート項目などについてお聞かせください。このアンケート結果について、市長はどのようにお考えでしょうか。所感をお示しください。また、目標値を64%とした理由をお聞かせください。地域の文化に誇りを持つ住民をどのように増やしていきますか。先月、「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」が、日本遺産の認定を受けました。日本全国でも三つの日本遺産を持つ都市は、本市以外には13都市と多くはありません。炭鉄工や北前船での認定はシリアル型でしたが、このたびの認定は小樽単独の日本遺産の認定であり、市民として非常に誇らしく感慨深いものがあります。先ほども申し上げましたが、本市では、日本遺産認定記念事業、今後6年間の地域活性化計画では、先月開催された小樽雪あかりの路と連携したPRイベントを皮切りに、今月に入り広報おたる3月号にて周知、啓発を行っております。また、今月末には市役所、小樽駅、高速道路にて横断幕による周知や、今後は関係者向けセレモニーや市民向けのフォーラムの開催なども予定されております。先日、2月5日の北海道新聞の記事によって、市民の皆様には周知できたのではないかと思いました。ところが、私の周りでも意外にまだ御存じない方もいらっしゃるようです。ですので、これからは4月にリニューアルオープンの重要文化財である旧日本郵船株式会社小樽支店も併せて、もっと市内の文化財や文化遺産のアピールを続けることで、観光都市小樽という認知度だけではなく、文化都市小樽としての名声も高くなるのではないかと心から望んでおり、また、その実現を楽しみにしております。日本遺産の認定と今後の取組について伺います。例えば、比較的手軽に全国で行われているイベントに、日本遺産をはじめ、文化財、文化遺産などを巡る健康増進ウオーキングというものがあります。本市ホームページにある小樽歴史探訪散策コース「たるたび」には、8コースの探訪コースがとても分かりやすく、地図やコメント、また建物の写真やQRコードの表示もあります。市民が見ても楽しく興味が持てますので、観光客にとりましては非常に好評なのではないかと想像いたします。それとは別に、市のイベントとして、「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」のストーリーを語る上で欠かせない小樽運河をはじめ、小樽を代表する文化財を市民が巡るウオーキングを開催してはいかがでしょうか。ガイドつきで回るのか、またはスタンプラリー形式とするのか、方法は幾つか考えられますが、このたびの認定を受けたことで、雪が解けたら文化財を巡ろうとお考えの方も少なくないと思います。市民が手軽に和気あいあいと市内の文化に触れることで、いま一度、小樽市が単独で日本遺産に認定されたことを認識し、小樽市に誇りを持つ方も増えるのではないかと考えますが、本市の見解をお示しください。教育行政執行方針から、教育委員会では、小樽市の自然及び小樽市の歴史の活用などのふるさと教育学習を継続するとともに、「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」を含めた日本遺産に関する教員向けの研修講座を開催するとお伺いいたしました。これはどのような研修講座を計画しているのでしょうか。その研修で学んだことを市内の子供たちの授業に取り入れていく予定はありますか。市民が自分の地域をよりよく知ることで、シビックプライドが高まり、より定住率が向上し、新たな住民を引きつける効果が期待できると言われており、各自治体では様々な取組を行っております。また、シビックプライドの醸成には、小・中学校での地域学習が有効的とも言われております。本市でも、教育委員会にて監修しております「わたしたちの小樽」という小学校社会科副読本があり、学年、発達に応じて教科書を補って学ぶことができる体制を整えております。小樽市に生まれ育ったことに誇りを持つ子供が増えたら、一度は小樽市を離れてもUターン転職する可能性も増えるのではないかと私は考えます。このほかに、市内の小学生は小樽市の歴史についてどのように学んでおりますでしょうか。ある自治体の首長がインタビューで、外向きの情報発信を通じて多くの方を呼び込み、まちの活性化につなげるシティプロモーションを進める中で、市民こそ意識するべきだとお考えになった旨をお答えになっておりました。閉塞感の中にいる市民に、自分のまちの魅力や特徴は市民にこそ発見してもらうべきだとのこと。私は小樽市に置き換えて考えてみました。運河や石造りの倉庫群があまりにも身近過ぎて、逆にその価値に気づかない市民も多いのではないかと思いますし、趣味のウインタースポーツを楽しみながら目の前には青い海原、その海を挟んで対岸の山々の雄姿を堪能できるスキー場など、小樽市は歴史を物語る風景や自然の美しさが融合しております。この本市の魅力は、他都市では味わうことはできません。全国にある水族館の中でも、おたる水族館のクオリティは高く、私の市外の友人は年間パスポートを持って楽しんでおります。シティプロモーションの目的の一つに、地域住民の愛着度の形成があります。小樽市の魅力を小樽市民が再確認できることで、小樽市民としての誇りを持つ。今まさに、本市にとっては重要なことと考えます。本市では、第7次小樽市総合計画において、将来都市像として「自然と人が紡ぐ笑顔あふれるまち 小樽~あらたなる100年の歴史へ~」を掲げており、市のホームページなどで広く紹介されております。他都市では、このようなキャッチフレーズやブランドメッセージを学生を含む市民の手で策定している例がありますが、これはシビックプライドの醸成にもつながると感じております。シビックプライドを向上させることは、地方創生にとっても欠かすことができないと考えますが、市長の見解をお示しください。最後に、関連してお伺いいたします。文化庁ホームページの補助金や支援制度のページを見ますと、多種多様な支援を打ち出ししております。その中には、伝統文化親子教室事業、「食文化ストーリー」創出・発信モデル事業など、興味を引く事業が幾つもあります。また、別のページには、日本遺産の広報活動をされている日本遺産大使が9組、10名の紹介がされております。きゃりーぱみゅぱみゅさんやお笑い芸人のナイツさん、有名なシェフであられる三國さんなど多岐にわたる陣容です。その中に、重要無形文化財総合認定保持者 能楽師 はやし方大倉流大鼓 大倉正之助先生がいらっしゃいます。本市には、道内唯一の能楽堂を有する小樽市公会堂があります。例えば、小樽市で人間国宝であられる大倉正之助氏をお迎えし、演舞の御披露を賜るなど、そんな大きなイベントがもし可能であれば全国的に大きなインパクトとなり、認知度が一気に高まるのではないかと思うのですが、今後の小樽市公会堂の活用について本市ではどのようにお考えになりますか。今後、地方創生に向けて大きなチャンスとなった日本遺産認定を受け、市民が小樽市の文化を身近に親しむことで、小樽市の歴史に誇りを持つ方が増え、また、2地域居住など移住による関係人口の増加の促進につながることを願い、この項目を終わります。次に、本市の指定ごみ袋についてお聞きいたします。先月ニュースになりましたが、札幌市では、2月1日より札幌市家庭用指定ごみ袋をレジ袋の代わりとして活用する実証実験を実施しております。2月17日には非常に好評で、ごみ袋が売り切れているとマスコミに取り上げられました。数年前から、このような傾向は全国的に広がりを見せておりますが、この事業に取り組む自治体が増えてきているということは、先行している自治体で市民や市にとって何かしらの効果が出ているのではないかと考えます。この事業を実施することで、どのような効果が得られるのか、本市はどのようにお考えになりますか。現在、この実証実験を実施している自治体はこれを機にデザインを公募して、今までの指定ごみ袋より買物時にも抵抗がないように工夫もしておりますが、本市の指定ごみ袋には小樽運河とガス灯が描かれておりますので、買物時に使用することに抵抗感を持つことはないのではないかと考えます。道内はもとより、日本全国または海外からの観光客も多く訪れる本市のごみ袋のデザインは、きっと気に入っていただけるものと想像されますし、現在のレジ袋より販売数も増えるのではないかとも考えます。先行他都市の実施状況や実証実験などを研究し、本市で取組を考えてみてはどうかと思うのですが、本市の所感をお示しください。次は、本市のごみ処理手数料の減免についてお聞きいたします。本市では、家庭ごみの減量を目的として有料化を実施しておりますが、減量の努力をしても減量できない事情を考慮し、子育て支援や介護支援などの観点から燃やすごみ用の指定ごみ袋を無料で交付しております。その支援の中で、紙おむつ等の助成を受けている方々に交付されているごみ袋については、何リットルのものを何枚交付しているのでしょうか。高齢者の方にとりまして、30リットルのごみをごみステーションまで持っていくのは大変ではないかと考えます。実際に、30リットルの袋は使い切れず、市役所に返したことがあるとおっしゃる方もいらっしゃいます。今後は、20リットルや10リットルなど小さめのサイズにしてはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。このごみ袋の支援は必要な支援ですので、より市民の皆様に喜んでいただける取組をお願いしたいと思います。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

佐藤議員の御質問にお答えいたします。初めに、地方創生について御質問がありました。まず、日本遺産を通じた地域活性化計画に基づく目標達成に向けた取組につきましては、本計画では、ビジョン実現のための具体的な展開として、育成した人材活用の民間協業、磨き上げた魅力の発信、さらなる魅力の掘り起こしを三つの柱とし、日本遺産ストーリーを体感するための環境整備やストーリーを活用した周遊促進、情報発信などの取組を行う計画としております。観光入込客数などの目標数値は、日本遺産の取組による効果だけを示すものではありませんが、これらの取組を着実に推進し、本市の魅力を高めることで観光客の誘致につなげてまいりたいと考えております。次に、アンケート調査の方法等につきましては、本調査は小樽市日本遺産推進協議会が実施したもので、令和5年10月に日本遺産をテーマに開催した謎解きイベントの参加者を対象に、QRコードを用いてアンケートを実施し、約600件の回答があったものであります。アンケート項目では、あなたは小樽の文化に愛着または誇りをお持ちですかという問いに対して、10段階の点数で8点以上を選択した人の割合を、地域の文化に誇りを感じる住民の割合としたものであります。次に、このアンケート結果に対する私の考えにつきましては、令和3年度から5年度までの調査結果が堅調に増加傾向にありますので、「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」が、候補地域になってからの3年間、認定を目指して地域一体となって取り組んできた効果が現れているものと考えております。また、この間、市制100周年や運河100周年など本市の節目となる出来事を通じて、市民の皆さんが主体的にまちづくりに参画したことなどにより、まちへの誇りが着実に醸成されてきたものと考えております。次に、地域の文化に誇りを感じる住民の割合の目標値を64%とした理由につきましては、小樽観光協会が策定する観光地域づくり法人形成・確立計画における令和7年度の住民満足度の目標値60%を参考とし、以降毎年1%ずつ増加する目標設定としたものであります。次に、地域の文化に誇りを感じる住民を増やす方法につきましては、新年度に市民向けフォーラムを開催することで、市民の皆さんに日本遺産への理解を深めていただくほか、今後、日本遺産を通じた地域活性化計画に基づいて普及啓発や情報発信の取組を進めることで、まちのブランド力を高め、地域の文化に対する誇りの醸成につなげてまいりたいと考えております。次に、構成文化財を巡る市民向けのウオーキングイベントの開催につきましては、日本遺産を通じた地域活性化計画において、小樽市日本遺産推進協議会や民間事業者が推進する取組として、モデルルートの作成やストーリー体験を組み込んだ着地型観光商品の開発などに取り組むこととされておりますので、今後これらの取組の推進に当たり、ウオーキングイベントの開催について実施主体となる協議会等と連携を図りながら検討してまいりたいと考えております。次に、シビックプライドの向上につきましては、地域住民が自らの地域に誇りを持ち、愛着を感じることが地域の活性化や人口流出の抑制など、地方創生につながるものと考えております。このため、日本遺産認定を契機として、本市の歴史や文化のほか、民の力によってまちづくりが進められてきたことを市民の皆さんに再認識していただく機会を創出するとともに、次代を担う若い世代が地域の理解を深めるためのふるさと教育など、シビックプライドの醸成に資する取組を引き続き推進してまいりたいと考えております。次に、能楽堂を含めた小樽市公会堂の活用につきましては、令和5年度には、民間において市指定の歴史的建造物である小樽市公会堂を活用し、インバウンドをはじめとする観光客を対象としたカフェやバー、ライトアップが実施されております。市としても歴史的価値を生かした活用方法を視野に入れ、近年では施設内の利便性や美観を向上させるため、内装工事や瓦屋根の改修も行ってきたところであります。今後とも、市民の皆さんはもとより、観光客の方に対しても歴史的価値を再認識していただけるような魅力的な活用方法について検討を進めてまいりたいと考えております。次に、指定ごみ袋について御質問がありました。まず、家庭用ごみ袋をレジ袋の代わりとして活用する取組の効果につきましては、市といたしましてはエコバッグの利用が基本と考えておりますが、その取組の効果といたしましては、直接的にはレジ袋の削減につながること、また、取扱いをする協力店にとっては環境問題に対する取組姿勢を示すこととなり、企業のイメージアップにつながることが考えられます。次に、本市での取組につきましては、指定ごみ袋は1枚単位で販売しておりますのであくまでも任意となりますが、現状でもレジ袋の代用は可能となっております。札幌市では、効果検証のため、この取組を始めたと聞いておりますので、今後その有効性に関し、情報収集を行ってまいりたいと考えております。次に、燃やすごみ用の指定ごみ袋の無料交付につきましては、基本的に新生児がいる世帯に対しては出生時に20リットル袋200枚を、介護用品助成事業対象者及び身体障害者補装具給付者に対しては、毎年1回20リットル袋75枚、30リットル袋50枚をそれぞれ交付しております。次に、無料交付している指定ごみ袋を小さい容量に変更することにつきましては、30リットル袋を小さい容量に変更することはごみ出しの際の負担軽減につながることが考えられますが、この件につきましては、市民の皆さんからも多様な声が寄せられているところであります。また、総容量を維持することを前提といたしますと、小さい容量の袋に変更することに伴い、ごみ袋作成枚数や搬送費用の増が想定されますので、その点も踏まえ検討する必要があるものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

佐藤議員の御質問にお答えいたします。地方創生について御質問がありました。初めに、日本遺産に関する教員向け研修講座につきましては、本年2月に認定された「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」を含めた日本遺産について、まずは子供たちの指導に当たる教員自身が本市の歴史的価値や魅力を理解することが大切であると考えますことから、本研修講座は教員を対象として、歴史的事実や背景、構成文化財などについて講義を通して学ぶことを計画しており、より多くの教員が受講することができるよう複数回の開催を予定しております。また、本研修講座で学んだことは社会科の授業や総合的な学習の時間における探求的な活動など、子供たちへの学習指導に生かされるものと考えております。次に、小学校社会科副読本「わたしたちの小樽」のほかに、小樽市の歴史をどのように学んでいるかにつきましては、本市では市教委が作成した教材「小樽の歴史」を活用し、市内全ての小学校で5年生の総合的な学習の時間を中心に、外部講師による講義のほか、アイヌ文化や北前船、鉄道など自らの興味・関心により決めた課題について調べ発表し合うなど、小樽市の歴史について理解を深める学習を行っております。(「議長、14番」と呼ぶ者あり)

再質問 14番 佐藤奈緒美

何点か再質問させていただきたいと思います。まず一つ目なのですけれども、小樽市公会堂の活用についてお尋ねいたしましたが、私がホームページでこんな方もいますよということで、能楽師の先生もいらっしゃったのですけれども、こういった日本遺産の大使をされている方々を活用したようなイベントですとか催物は、今のところ計画されているのか、お聞かせください。あともう1点は、教員向けに日本遺産の研修講座を行うということを御答弁いただきました。学んだことを生徒たちにもアウトプットしていく御予定であるというような内容だと思われるのですが、教員方によりまして受ける感じですとか感覚というのは、ばらつきが出るような気もいたしますし、せっかくいい講座を受けましても、それが統一されて小樽市内の子供たちに受け継がれていくのかということが心配です。子供たちにアウトプットする際の研修のまとめとか、どのような内容でやるのかということを学校が独自でつくっていくのか、もしくは、教育委員会で統一したものをつくる予定なのか、お聞かせください。3点目です。ごみ処理手数料の減免のことなのですけれども、高齢者の方にとりまして30リットルのごみ袋はなかなか重たくて持てないという、これはあくまでも市民の目線なのです。運用面の観点で配布する側からの御答弁を今いただけたのですけれども、やはり実際にそれを使っていらっしゃる市民の方からの御意見というのも含めてお考え直していただきたいと思いまして、質問させていただきました。3点についてお願いいたします。

答弁 市長 迫俊哉

佐藤議員の再質問にお答えいたします。小樽市公会堂の活用について答弁させていただきたいと思っております。先ほど答弁させていただきましたが、令和5年度に民間企業におきまして、小樽市公会堂を活用いたしまして様々な取組がされました。その会場に私も何度か足を運びましたし、日本国宝の能楽の小鼓奏者の大倉さんがお見えになって演奏されておりました。こういった歴史的な価値のある建物を使って、例えば松前神楽ですとか能といった伝統芸能を披露する、あるいは市民の皆さんに鑑賞いただく。また、場合によっては今クルーズ船で多くの外国人観光客がお見えになっておりますので、そういった方々に見学していただくということは大変意義深いことだと思いますし、経済効果も高まるのではないかとは感じているところであります。従来までは、市民の皆さんにいろいろな会合でお使いいただくという役割を果たしてきましたけれども、その役割に加えて、歴史的な価値を生かして観光資源として活用していくということもこれから考えていかなければいけないと思っております。そういった中で、今御提言がありましたような日本の伝統芸能に携わっていらっしゃる方々などをお招きして、いろいろな事業をやっていくということは、それこそシビックプライドにもつながっていくことだと思っておりますし、今の時点でどなたをお呼びするということについてはまだ考えておりませんが、そういった視点でこれからの小樽市公会堂の活用方法はしっかりと考えていきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 生活環境部長 佐藤靖久(生活環境部長は2025年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えさせていただきます。ごみ処理手数料の減免の関係で、30リットルの指定ごみ袋だと重たいので考え直しをということでの御質問があったかと思います。もともと、30リットル袋の配布につきましては、今は30リットル袋と20リットル袋を分けてお届けしている形なのですが、一番初めは30リットル袋を100枚ということで始めて、令和元年度から30リットル袋と20リットル袋に変更させていただいているという経過がございます。実際に、30リットルは重たいという声も直接担当に届いてはいるのですが、その一方で30リットルだと足りないという声も実際に届いていることもございまして、今の形を取らせていただいているということであります。先ほど市長から答弁申し上げましたとおり、作成枚数の増とか搬送費用の増などが想定されるということでお答えさせていただいているのですが、今実際にその辺の額がどうなるのかというところを、改めて見積りをいただきまして、その額を見ながら今後どう考えていくか、改めて検討させていただきたいと思ってございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

佐藤議員の再質問にお答えいたします。教育委員会が主催する研修講座は、修了後に必ず教員へのアンケート調査を実施することとしておりますので、研修講座で学んだことをどのように授業に返していくかというのは、まず受けられた教員方からの声も生かしながら教育委員会としてしっかりと把握してまいりたいと思ってございます。それから、先ほど「小樽の歴史」というものの内容に、このたびの日本遺産に関わる内容、例えばニシンでありますとか北前船、鉄道と小樽港、小樽運河保存運動などの内容が記されておりますので、その内容を教える小学校高学年の教員方には参加していただきたいと思っております。それから、学校の教育課程、いわゆるカリキュラムを作成する教務主任等に参加していただくことで、学校の教育課程の編成に当たってこのような小樽市の歴史が活用できないか、検討もしていただきたいなと期待しているところでございます。

出典:小樽市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日 議事録 PDF(136ページ) 間違いを知らせる