上士幌町議会 平成28年第2回定例会 2016年3月14日
(1)生活困窮者への対策について/(2)胃がん予防のためにピロリ菌検査を
2016年3月14日、上士幌町議会の一般質問で、山本和子議員が「生活困窮者への対策について」「胃がん予防のためにピロリ菌検査を」について質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 山本和子 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 10番 山本和子
私は大きく2点にわたり一般質問を行います。1点目、生活困窮者への対策について。日本の貧困率は、2012 年調査で、全世帯で16.1 %、子供のいる世帯では16.3 %と6人に一人が貧困ラインを下回る社会になっています。貧困は特別な人の問題ではなく、多くの国民にとってすぐ身近にある状況です。生活保護を受けたくても該当にならず、医療費、その他の負担が大きくて、実際には生活保護以下の生活になっている方も多いかと思います。また、電気をとめられたという話も直接聞いています。2015 年4月より、生活困窮者自立支援法が施行され、生活保護に該当しない方へのさまざまな相談や援助が行われているはずです。町としては、法的には窓口設置の義務はありませんが、さまざまな生活困窮者への対応はどうなっているのか。この方々の抱えている問題や解決は総合的になるかと思います。担当課同士の連携も必要になってきますが、お聞きいたします。次に、医療費の減免についてお聞きいたします。生活保護基準に該当せず、切り詰めて生活している方が多くいます。せめて病院代だけでも何とかしてほしい、切実な声です。平成21 年に決めた上士幌町健康保険一部負担金の減免及び徴収猶予の制度がありますが、収入面では該当してもほかの要件があったり、また3カ月以内という制限もあり、ほとんど利用されていない状況です。町民の命を守るため、要綱の見直し等、町独自の施策を検討するべきです。大きな2点目の質問をいたします。胃がん予防のためにピロリ菌検査を。平成 26 年の世界保健機構(WHO)の報告によると、全世界の胃がんの78 %がピロリ菌の感染が原因と推定され、がんの予防に除菌の効果を認めています。日本の場合でも、北大などの調査では99 %がピロリ菌の感染が原因で、国内の感染者は約3,500万人と推定されています。また、除菌者は年間100 万人を超え、2020 年には胃がんの年間死亡者を5万人から3万人に減らすことができると言われています。道内でも、昨年から中高生対象に取り組みが進んでいます。平成27 年度は、道内では9市町村が実施、平成28 年度は帯広市、函館市も実施予定です。実施方法としては、尿検査をし、陽性の場合は呼気検査をし、再び陽性の場合には、希望者には自己負担で除菌治療を行うというものです。上士幌町でも、中学3年生の希望者に対して尿検査の実施を、また町のがん検診項目にピロリ菌の尿検査を無料で行ってはどうか。また、陽性者への除菌の助成も検討するべきである。全国的には19 歳から 69 歳まで助成している自治体もあり、今後ふえていくものと思われます。以上、質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
山本和子議員のご質問にお答えします。最初に、生活困窮者への対策についてであります。平成 27 年4月より、生活困窮者自立支援法が施行され、第二のセーフティネットとして生活保護に至る前の段階の自立支援策の強化を図るため、一元的な相談窓口の設置と具体的な支援プランに基づく生活全般にわたる包括的な支援を行う新たな取り組みが始まりました。生活上の困窮は経済的困窮の面ばかりではなく、多くはその背景や要因に健康、障害、仕事、家族関係など、多様で複合的な課題を抱えている可能性があり、住民の多様な相談を一元的に受けとめ、適切な支援につなぐ役割を担う「自立相談支援事業」が実施されることとなりました。この事業の実施主体は福祉事務所のある自治体となりますが、福祉事務所がない本町の場合は、北海道において実施することとし、道の委託を受けたとかち生活あんしんセンターが帯広市に開設され、相談支援員の配置により、困りごとにかかわる相談を初め安定した生活に向けて仕事や住まい、子供の学習などさまざまな面で相談支援などが行われています。なお、本町におきましては、福祉担当窓口において随時生活相談に応じておりますし、とかち生活あんしんセンターと連携を図りながら、相談支援員による月1回の個別相談会も実施されております。相談会では、経済的な問題を初め、相談者が抱える多様な課題を丁寧に聞き取り、本人の意向を尊重しながら自立に向けた支援プランや支援制度の情報提供等を行い、実際に就労に結びついた事例も数例ありました。また、多様な課題を抱える方々の早期の把握や支援へのつなぎ役として担っていただいている民生委員との連携や、心配事相談の窓口となっている社会福祉協議会との連携により、生活保護に至らないための自立のための相談支援も行っているところであります。生活困窮者対策は、本人の状況や家族の状況に応じた対応が求められることから、今後も関係機関との連携体制を十分に取りながら対応してまいりたいと考えております。2点目の、国民健康保険の医療費の減免についてでありますが、減免につきましては、上士幌町国民健康保険規則第26 条に、一部負担金の減免及び徴収猶予が定められており、詳細な取り扱いについては取り扱い要領を定めて運用しております。この減免制度については、災害や失業等の理由により著しく収入が減少したことにより生活が困難になった場合において、3カ月以内の期間に限って医療機関へ支払う医療費の一部を減免または徴収猶予を行う制度であります。町民の方が医療費の相談に来られた際には、減免制度が利用できるかどうか、また利用できない場合は社会福祉法第2条第3項に規定する生活困難者のための無料、または低額な料金で診療を実施している医療機関への照会をするなどの対応を行っているところであります。なお、この減免制度の周知につきましては、町の広報誌やホームページ等に掲載し、また被保険者証の更新時にも周知をしているところであります。ご質問の減免制度の見直しについては、国の財政支援の基準が定められており、特別調整交付金で2分の1の財政補填が行われますが、基準以上に制度の拡大を行いますと、全額を国保税財源などから補填を行わなければなりません。本町における近年の国保会計が大変厳しい状況にあることから、現状では独自の基準を設けることは厳しい状況であり、今後とも現行制度の運用で対応してまいりたいと考えております。いずれにしましても、病気になり生活が困難になった場合には、一部負担金の減免相談はもとより、他制度との活用や必要に応じ、生活保護の相談等、適切な福祉施策の利用が可能となるよう、福祉担当とも連携をしながら対応してまいりたいと考えております。続いて、胃がん予防のためにピロリ菌検査をであります。2月 24 日発行の北海道新聞朝刊に、帯広市が中学3年生を対象にした無料のピロリ菌検査を十勝管内で初めて行うとの記事が掲載されておりました。山本議員がおっしゃるとおり、日本国民の死因の第1位ががんであり、そのがんの中でも胃がんによる死亡率が男性で2位、女性では第3位となっていることからも、その予防や検診による早期発見、早期治療などの予防対策が大変重要であると認識しております。なお、本町の胃がん検診につきましては、ふれあいプラザで行う特定健診日での実施と、医療機関が実施する人間ドックでの受診を行っており、その検査方法は国が定めるがん検診指針に基づき、問診と胃部エックス線検査(胃バリウム検査)を基本に実施しているところであります。ご質問の、中学3年生の希望者に対する尿中ピロリ菌抗体検査の実施及び町の胃がん検診項目への追加、陽性者に対する除菌の助成についてでありますが、平成27 年9月29 日に厚生労働省から出されたがん検診のあり方に関する検討会中間報告書において、検査方法は胃部エックス線検査または胃内視鏡検査とし、ペプシノゲン検査及びヘリコバクター・ピロリ抗体検査については、死亡率減少効果の根拠が十分でないため、引き続き検証を行っていく必要があると報告されております。また、平成27 年度に国の指針以外でピロリ菌検査を実施した市町村は、全国市町村の 6.2 %にとどまっていること、また平成28 年2月4日に一部改正されたがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針においても、胃がん検診の検査項目について、問診に加え、胃部エックス線検査または胃内視鏡検査のいずれかとされているところであります。そのようなことから、本町といたしましては、現段階におきましてはピロリ菌検査の実施は見送りたいと考えているところであります。しかしながら、北大を初め全国各地で大学と自治体が連携するなどして、ピロリ菌の早期発見と除菌による胃がん予防効果を研究していることから、その動向も踏まえた中で、将来の実施について検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解願います。なお、胃がんを初め、がん全体の予防対策は非常に重要と考えており、平成27 年度から開始した女性がん検診普及啓発キャンペーンを推進する中で、特定健診や他のがん検診についても受診勧奨や普及啓発に努めているところであります。今後は未受診者対策にも力を入れ、さらなる検診の受診率向上を図るとともに、健康教育等を通じてがんの発症予防について町民の皆さんに周知してまいりたいと考えております。
質問 10番 山本和子
初めに、生活困窮者の問題にかかわる支援法との関係について質問いたします。まず初めに、質問の中で申し上げたんですが、生活困窮者、国が言う6人に一人は貧困と言われているというふうに報道されておりますが、この6人に一人、また誰がいつなるかわからない状況にあると思うんです。それと、これは、6人に一人というのは全国の調査ですので、北海道はさらに生活保護世帯が全国に比べて多いと、上士幌町はまたさらに管内でも一番多いぐらいです。それと貧困率がイコールかわかりませんが、町内の貧困の状態についてどういうふうに考えるのかという問題と、これはまちづくりの問題として、誰か困っている人がいるから助けるではなくて、困っている人を町全体がどうするかというまちづくりの問題として抱えていくべきだと私は思っています。自治体、これからいろいろな、消費税のことも含めて大変になるときに、町の中でそういう貧困世帯をどうするかがまちづくりの中心になっていかなければいけないと私は思っています。それと、そういう方についてはできるだけ早く発見をして、相談に来たから受けるのではなくて、早く発見をして総合的にいろいろな制度、団体、町内企業含めて総合的に解決していくという方法が大事だろうと、その全体についてまず質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
貧困の問題というのは、それぞれ主体的に社会の中で生きていく上でも非常に残念なことでありますし、福祉というサイドでは、貧困の問題というのは大きなテーマになるだろうと、そんなふうに思っております。来て相談に応じるかどうかと、これは随分と時代的にもう変わってきているなと、そんなふうに思っております。今では、上士幌町の中のさまざまな立場で、貧困の問題を含めて福祉にかかわっているところであります。行政、団体としては社会福祉法人があって、あるいは行政の中としても民生委員の皆様方にもお願いしたり、それから行政のほうとしても積極的にそういう困っている人方、それから単身高齢者世帯のあり様だとか、いろいろなところにそういう意味では本当に困って、大変な状況がどうなっているのか、こういう積極的にかかわる、そういう姿勢に今シフトしてきているというふうに思っております。それに合わせて、自立支援法というのはそれらをさらに進める、そういう意味合いを持った法律でもあるというふうに考えておりますから、10 年前、あるいは 20 年前の、この相談に来て単に応ずるという状況から、積極的に不幸な状況を緩和する、あるいは不幸な状況をつくらないように、そういったきめの細かい行政サービス、福祉サービスを非常に今心がけて、行政施策を講じているというふうにご理解いただきたいと思います。
質問 10番 山本和子
まちづくりの根幹に据えるかどうかというところの答弁は、余りはっきりわからなかったんですが、いろいろな町の課題づくりがあるんですが、やっぱりいつ何どき自分が倒れて、自分も含めて家族や身内、小さい子が倒れれば親もおじいちゃんも、おじいちゃんが倒れれば息子も、全部家族ぐるみで一気に貧困になってしまいます。その問題は、やっぱり誰がなってもおかしくない問題ですので、やっぱりいろいろなまちづくりのある中で、その貧困をどう解決するか。それはだから国も道も力を入れて、ようやく立ち上がったんだと思います。その点について、まちづくりの柱に据えてほしいなと私は思っています。それで、町の全体がどうなのかということで、国民健康保険税だけでもらった資料を調べてきました。その中で、27 年、去年の8月にもらった委員会での資料なんですが、これは予算質疑の中でもお話ししたんですが、27 年6月1日付で国民健康保険税の世帯が878 世帯あるんですが、滞納世帯が45 世帯と、それから資格証明書、これは10割払う、いわゆる実質保険がないと同じ感じですが、それが6世帯と、それから短期保険証、3カ月ごとに更新する世帯が17 と、合計 23 世帯がいわゆる病気にかかってもなかなか病院に行きづらい世帯がいるということが、これ紹介されていました。それから、26 年の滞納世帯に対する状況なんですが、滞納処分した方が、これは実際に処分した方、9件で、差し押さえが17 万4,507 円と。それから滞納しようと思ったけれども滞納できなかったと、執行停止状態が24 件あると報告されています。その中の 16 件は、処分するだけの財産がないと、16 件、3件は処分したら生活が著しく窮迫するからできないと、5件が財産がわからないと、合計24 件が滞納処分ができなかったというふうに、これ報告あります。予算質疑の中でさらに質問したときには、その中で滞納、帯広のほうに引き継いで10 件ほど徴収してもらっている例があるんですが、その中で3件は不可能と、それから1件は生活保護に移ったということが報告、たしかあったと思うんですが、そのほかにも把握しきれないところで、水道料の滞納がどうなのかと。それから電気はメーター見ればわかりますので、電気とまっている方も二、三件私把握しています。それから、電話代含めて、いろいろなこと含めて町がどれぐらい把握しているのかなと。健康保険税だけではなくて、いろいろな使用料がありますけれども、そういう中で滞納があるということは、先ほど言いましたように、実際には差し押さえたら生活大変だと、それはもう貧困の貧困だと思うんです。そういう全体を含めてどんなふうに押さえているのか、まず質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
件数について説明ありましたけれども、それは本来税ということでありますから、これは義務として当然支払うのが大前提にならなければならないと。そうでなければ自治そのものが成り立たないと、こうなってまいります。でありますけれども、それぞれ事情があって、病気がちだとか、あるいはそのほかも含めて支払う力がない、能力がないといった場合には、それはそれとしてそれぞれの立場で相談をして、いわゆる徴収、あるいは支払いをお願いしつつもどうしても困難な場合についてはそれなりの対応をしているということだろうというふうに思っております。そういう意味では、基本的には税でありますから、支払うという前提のもとで徴収に伺うわけでありますけれども、その実態は十分踏まえた上でどう対応するのか、保険証の場合にもあったように、さまざまな形での処理の仕方があるわけでありますから、短期だとか、あるいは資格証明書だとか、いろいろありますので。あとは生活実態、つぶさにそういったものを把握しながら、その方が本当に困っているのか、あるいは支払い能力があるんだけれども、ちょっと支払ってもらっていないだとか、それはそれぞれの個別に応じた対応がなされていくべきだというふうに思っていますし、適切にそのような処置をされていると、そのように考えております。それから、先ほどの困窮の問題、まちづくりの基本でありますけれども、行政そのものというのは、基本的には経営で利益を上げるというのはごく少数の事例であって、基本的にはサービスがどうされるかと、生きるためのサービスをどうするかということでありますから、豊かに生きるためのサービス、あるいは元気になるためのサービス、そういったことが軸になってまいりますので、貧困の問題もそれは当然基本的なまちづくりの施策の一つということは、それは全然問題ないことだというふうに思っております。
質問 10番 山本和子
それぞれの税制度の中で税金を納めるのは、もちろん町民の義務ですし、使ったものを払うのはもちろん町民の義務ですので、それはそれとして、そこそこの担当課がどう処理するかは、そこそこの法令に従ってやっているんだと思うんです。そういう方々をどういうふうに押さえて助けるかというのが自立支援法の狙いだと思うんです。それで、上士幌町は直接窓口がありません。相談窓口は別のほうに、道のほうの事業でやっているんですが、直接困った方が役場に相談に行くというのは、本当に少ないと思うんです。困ったときにはなかなかちょっと役場に足が向きづらいと。相談されたら民生委員さんにも言いづらいと。民生委員さんと一緒に相談に行っても、何となくいろいろなことで相談しづらいというのが実際だと思うんです。そういう点も含めてどんなふうに相談に来てもらうか、それから把握したときに、税金はよくわかります、払っていないのを見ればわかりますし、水道料も払っていなければわかります、水道はとめないと思うんですが。そういうことを含めて総合的にどうするかを考えるのがこの自立支援法だと思うんですが、その相談窓口の体制について、その相談員というのは町ではなくて、向こうから来る相談員が月1回来て相談をするのかどうか。町の相談窓口はどこになるのか質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
町の担当は、今までもそうでありますけれども、福祉担当のところが相談の窓口になっているということであります。ここが今でも来やすいように、そういった担当のほうも単に相談に来たからそれに対応するということではなくて、積極的に相談に来てもらえるような、そういう視点でいろいろな関係団体、あるいは関係者等々に接し、そして相談業務に応じたいということと、それからやっぱり今回のあんしんセンターというのは、これはやっぱり大きな一歩だというふうに思うんです。大体はこういうたぐいのことというのは届け出で物事が進められていくわけでありますけれども、そうではなくて、積極的に相談に来てほしい、いろいろな角度から相談に応じますよということですから、今までばらばらに税の部分は何担当、それから生活、いわゆる困窮のほうはどこだとか、いろいろな部署がそれぞれありましたけれども、一元的にあんしんセンターと、それから町の福祉担当が、そこが一体的に連携をとってやっていますから。あんしんセンターのほうから基本的には月1回、帯広のほうから上士幌のほうに出向いてもらいます。これはもう定期的に来るということでありますので、自分が相談したいときに来てもらうという、あるいは行くということではなくて、いつも毎月何曜日か、どの日か来ますよということでありますから、それは非常に相談したい人方にとっては情報としては大事なことではないだろうかなというふうに思いますし、あわせて庁内の福祉担当のほうとしては、これは毎日日常業務として一元的にいろいろな相談に応じるという体制もとっております。これは、これからもそれぞれがどう広報をして、いわゆる生活困窮者、あるいは困っている人方のよりどころにして、もっともっと理解をしていただき、あるいは評価をしていただく、あるいは行ってみたいなと、こう思えるふうな窓口になっていく必要があるし、そのような努力を私どもとしても重ねていかなければならないと、そんなふうに考えています。
質問 10番 山本和子
つい先日帯広市の、帯広市は相談窓口があるんだと思うんですが、せっかく支援法で子供の学習支援をやっているんですが、なかなか思ったほど来ていないという情報があるんですが。ある制度をやってもなかなか来ない例もあれば、うちの町にはまだまだ制度的にないものもあるんだと思うんです。帯広まで行って学習どうのこうのではなくて、町の中で困っていることに対する、子供だとか、大人も含めて、ある制度を活用したくても活用できないときに、じゃ、新たな制度をつくらなければいけないかもしれないと、それから企業の方にお願いをしてこういう仕事をしてもらえないだろうかと。それから、4月、5月は草刈りとか枝払いの仕事があるんですが、200 万ほどあるんです、その事業をふやすとか、そういう事業を積極的にふやしながら、せめて必ずそれで生活がずっと自立できるか、それはわかりませんが、その手助けをするための新たな制度も町として検討すべきだと、その点について質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
今、具体的に就労の話出ましたけれども、これはいわゆる関係する団体と毎年協議をして、春先のまだ仕事ないときの仕事ということではやっておりますが、なかなかむしろ働き手が少ないだとか、そんなような課題もあって、どれがどのようなことでそれが地域に生かされて、そしてまた仕事を求めている人方にとってもプラスになるのか、このようなことがもしあるとすれば、それはそれとしてまたご提案をいただければなと、そんなふうに思っております。いわゆる冬期間の仕事がない、そしてまた、これはもう以前は失業保険の日数もだんだん少なくなってきているということだとか、あるいは雪寒給付の事業の制度がなくなったとかそのようなことで、これまで70 であっても働いていた方々が一定の期間仕事がないことによって、体のほうもなかなかついていけなくなって、仕事のほうにもつけなくなる、このようなこともあります。これは北海道特有のことでありますけれども、そういう意味では失業対策の問題だとか、雪寒給付だとか、こういう国レベルの政策の問題もかかわってきますけれども、町としても働き手が少ないというのは、これは若い人だけではなくて、熟練した年配の人方の仕事も本当は求めているのでありますけれども、実際のものはなかなか就労についていただけるような、いわゆるそこでのミスマッチなんかも起きているという状況もございます。そのようなことで仕事がなくて、公共事業としてそれが本人のためにも、あるいは町にとってもプラスになるというようなことがあれば、それはもうぜひまたご提案をいただければと思います。
質問 10番 山本和子
私もいろいろな角度から、提案できる点は提案したりしていきたいと思います。次に、医療費の関係について質問いたします。国民健康保険の中に生活の大変な方については減免できると、そのことについて町が平成 21 年に具体的な要綱を示しました。その中でこれを活用されたのは、たしか1件ぐらいしかなかったというふうに当時の担当から聞いているんですが、なかなかこれは使いづらい面があると、私は思っています。ちょっと質問間違えました。その前、生活保護に該当する方については、いろいろ私が計算した中では、1人の場合については、上士幌でいえば、月約6万円ぐらいと、それにあと住宅加算がついたり、冬期加算がついたり、それにかかった医療費は国のほうで出ますので、その人それぞれなんですが、結構給付される制度があります。しかし、それに国民年金の人は6万なんてもらっている方はまずそんなにいないかと。そういう中で、税金はかかりませんが、介護保険料や病院代払うと結構大変です。それと、病院代についても自己負担を調べてみたんですが、70 歳以上で低所得者非課税世帯は、限度額が1カ月8,000 円と、それから入院した場合については2万4,600 円と、それで3回まで同じ月やっていれば、4回目からは1万5,000 円というふうに、それは月の年金の中から、そこから払うというのは結構大変だと思うんですよ。そういう方々が私どれぐらいいるかはわかりませんが、生活保護世帯はそんなに私から言えば、率が高いといいましても、年金と比べたら、それ以下で暮らしている方のほうがはるかに多いんではないかという実感をしています。その中で、医療費の減免については町の要綱につきましては、具体的な生保基準の何ぼというのはないんですが、計算しなければわかりませんので、多分1.23 かわかりませんが、具体的な数字ですので、その方については、過去3カ月では該当するとしても、いろんな条件があって、さっき答弁にもありましたように、3カ月の当面の病院代の支払いと、それから預貯金がかなりあれば、一般的に3カ月ぐらいと言われているんですが、あれば、ちょっと厳しいと。それから、要綱の中には保険税に未納がある場合、ただし町長が認めたら、認めるとあるから、多分未納があっても大丈夫なんだろうと、その辺を確認したいのと、この要綱をもうちょっと使いやすくできないものか、質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
この制度については、実際のところ利用されている事例というのは少ないというふうに思っております。この趣旨が多分緊急な状況が発生したと、今日まで元気であったものが、突然もう仕事を失い、あるいは体を痛めというような状況が起きたという、そういった意味では災害だとか、あるいは従来であれば、例えば本町、農業の町でありますから、特別な冷害のような状況だとか、こんなようなときに多分該当し、あるいは申請行為があるのではないかというふうに思っていますが、今、例えば農業関係にしても、災害にしても、ほとんど穏やかな中で大きな変化はありません。ただ、そのほかにも失業だとかいろいろあって、困っている人もいるんだと思いますけれども、そういう方々については、やっぱりこれからは気がねなく、自分の生活実態を、あるいは収入を含めて相談していただくということによって、医療の減免だけではなくていろんなことに該当するような、そういったことがこれから相談に応じることが出てくるのではないだろうかと、そんなふうに思っております。ですから、ここでの医療費の問題はというよりも、自立支援法に基づくところのその相談によっていろんなケースがあって、一概的に非課税、あるいは税金云々だとか、それをここで、いや税金払わなくてもいいですよだとか、そういう一面的な問題でないだろうというふうに思っております。人、一人一人によってさまざまなケースがあって、本当に困っている者に対しては適切な対応をしていくというのが行政として基本的にあるべき姿だと、そんなふうに思っておりますから、制度として今、この制度については、特段いじる必要はないだろうと、そんなふうに思っております。それから、3カ月というふうになっていますけれども、延長がありますので、さらに3カ月ということで、病院の中に入っている状況だとかいろんなこと考えたら、多分その3カ月がまた延びて6カ月になるということになると、きっとそれはまた特別ないわゆる福祉サイドの支援だとか、このようなことが対象になってくるのではないだろうかなと、そんなふうに考えております。
質問 10番 山本和子
休憩挟んで、ちょっと質問がまた同じことにならないように気をつけたいと思います。一部負担金の関係につきましては、なかなか要綱を見直しながらやるというのは大変だということで把握しましたので、それはそれとして、ぜひ広報等にちっちゃい字で書いてあるものですからもっと詳しく、いざというときには病院に行く前に窓口に来てくださいと。あれは行ってからでは遅いので、行く前に来てくださいと。そのときに、こういう医療制度がありますよと。いろいろな制度、まず行く前に来れるような雰囲気を、窓口は保健福祉課になると思うんですが、それは福祉課と国民健康保険と一緒じゃないと、合体しないと、相談はあっちだ、こっちになります。それはよろしくお願いいたします。それから、定額無料の関係についても答弁書の中にありましたが、これは医療機関は本当に限られていまして、道内で何カ所あるか、帯広の中で、私が知っているのは十勝勤医協帯広病院がそうなんですが、多分あと二、三カ所あるかと思うんですが、これは本当に保険証がない方、あとは例えばホームレスの方々など、本当に医療の支払いに困る方がそこに行けば、いろんな形で減免、軽減されます。この指定病院は、生活保護の方の受診者が行っていないとできないので、積極的にそういうことを進めないといけません。ですから、帯広では私が知っている十勝勤医協、柳町はちょっと率が少ないので、申請をしたくてもできない状況です。その病院代は病院側が持つんだと思うんですよ。それだけのリスクを背負いながらも、困っている、助けたいという制度もあります。これもぜひ広報等にもお知らせをして、そういうことを知っている方なかなか少ないので、病院に行かないで薬局の薬を飲んで済ますという方も結構いるんですよ。保険払っていないから、保険証が短期なり何なりすると、なかなか病院に行きづらいということありますので、それもぜひ紹介してほしいと思っています。こういうこと含めて、突如のときの病院代が払えないとか、保険証がなくて病院代払えないという方については、いろいろ相談に来てくれたり、こちらから働きかけをすれば、何とか前へ進む方法もあるんですが、先ほど言いましたように、町内の方でも健康保険証あっても、年金ぎりぎりの、生活保護ぎりぎりの生活をしている方々が病院に行くときの負担が物すごい大きいと。帯広に行くとバス代もかかると、バス代が大変なので、ちょっと病院に行って送り迎えしてもらっている方も私は多々聞いておりますが、そういう方への医療費の助成について、やっぱり新しい制度をつくるしかないのかなと、私いろいろ考えたんですが、今の見直しじゃなくて、新しい町としての要綱なり条例なりを検討すべきじゃないのかなというふうに、私は思っています。過去には70 歳以上が医療費無料でした。それが1割負担だ、500 円だいいながら、どんどん変わってきて、今ではお金のある方は3割負担ということもありますが、それについてどう考えるかと、質問したいと思っています。過去に町独自で、管内も独自で大樹町もそうなんですが、医療費無料化してきたところはどんどん減ってきました。ところが、議員さんも知っている話なんですが、東京の日の出町、かつて村、今、町が、ちょうど後期高齢者医療制度が始まるごろに、独自で75 歳以上の医療費の無料化を実施しました。私も、その後これやめたのかななんてちょっと思ったものですから、調べてみましたら、ところがその後、2015 年ですから、平成 27 年去年の2月から70 歳以上を無料にしたと、広げています。これは医療の効果があって、財政的にもかなり負担軽減になったと。ただ、やっぱり財源が大変ですので、そのときには何かイオンモール計画があって、固定資産税がかなり入るから、それを財源に医療費の無料化をやったという例があります。75 歳以上の方の医療費の無料化については、一部2,000 円の負担があるんですが、国民健康保険の特定診査を受けた方が対象になると、これもいいなと思ったんですが、私もいろんな方が健康に気をつけてウォーキングしたり、食事気をつけたり、いろいろやりながら、それ物すごく個々人の努力、すごく大事です。それで検査を受けて、健診受けて、病気を治す努力が個々人の問題で本当に必要です。それとまた別に、なおかつ町として、そういう方に対する医療費の助成制度、無料化といったら、余りにも莫大過ぎて、私もちょっと規模がでっかいかなという気もするんですが、いろんな形の助成制度を検討すべきだと思うんですが、その点について質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
今、町とそれから医療や介護関係含めて地域包括ケアを精度の高いものにしていこうというのを進めております。この中では医療がどうあったらいいのか、介護はどうあったらいいのか、生活支援だとか、総合的にその高齢者が安心して暮らすための環境整備をつくるということで今、やっております。予防なんかもそうであります。できるだけ医療費を削減するためには、予防にしっかりと施策を講じて重篤な患者さんにできるだけならないようにするだとか、こういったことも含めてそうであります。そのように、今、総合的に地域包括ケアということでの中での安心・安全ができる町の暮らし方を協議しておりますから、当然、医療の制度の問題、そう簡単にできるとは思えませんけれども、しかし、全体の中でこの町にとって今、何が本当に必要なのかとかいうことがあれば、それらを政策化していくということはいろんな住宅も含めて、あるいは生活いろんなことを含めて施策を講じていくということになろうかと思います。そんな中でも、当然医療のやり方についても、病院に通う医療だとか、あるいは在宅医療だとか、いろんなことも出てまいりますから、今後の検討課題にさせていただきたいと思います。
質問 10番 山本和子
お年寄りにとっての一番のやっぱり不安は、いざ病気になったときの医療費だと思うんですよ。一応介護も施設がどうのこうのあるんですが、病気したとき、それから倒れたときの病院代どうするかと、健康な方がずっと健康ということありませんので、それに対する総合的な包括ケアの関係も、そっちも物すごい大事なんですが、それと並行して医療を早目早目の治療をすると、そのためにやり方は確かにいろいろ方法はあると思うんですよ。じゃ、全部無料にすればいいのかということでもないと、私も思うんですが、努力をして早目早目に治療するときに、いろんな方法で全体的に町民の方が健康になって、医療費も抑えられて、財源はどうするかといったら、うちの町にとっては、検討すれば出てきそうな私、気がするんですが、それも含めて総合的に大変な方から、もちろん赤ちゃんを含めて、高齢の方々含めて命と健康を守ることをまずぜひ検討してほしいなと思っています。これだけやると、時間なくなりますので、次、ピロリ菌の問題について質問いたします。ピロリ菌の問題については、かつても私、質問したことがあるんですが、道内状況では、 2014 、 2015 年から徐々にふえてきていると。特に2016 年からしますと、近隣の帯広が尿検査をすると、苫小牧もするというので、あっ、これからかなり広がるのかなと私も期待しているところですが、やっている自治体では、例えば既にやっているところでは、北海道大学と協力をしながら尿検査を行って、それと陽性反応出た方については、町が除菌のお金を助成しているというのがほとんどです。帯広はなぜか除菌の助成はないようです。それと、答弁にもありましたように、厚生労働省の指針に基づき、それからこれからの検査項目等についても、十分検討をしながら安全性を高めつつ、それを参考にしながら実施してほしいと思っています。それで、その場合については、やはり陽性反応出た場合については、個人負担というのは結構、1万2,000 円から、またまたなると2万という情報もありますが、その辺も含めて検討してほしいなと思っています。それから、大人については2013 年2月から保険適用になりましたので、多分受けている方はかなりふえていると思います。ですから、本来なら必要ないような気もするんですが、なかなか検診の中でのバリウム検査はかなりきついですので、私もバリウム検査は四、五年前からやめました。今は除菌したんですが、胃カメラを飲んでいるんですが、もちろん除菌したからって、検査しなくていいわけじゃありませんので、尿検査でわかって除菌できるんであれば、その制度もぜひ検査項目に入れないだろうかということで質問させてもらいました。以上、答弁をお願いいたします。
答弁 町長 竹中貢
これは答弁書にも書かせていただいておりますけれども、この結果について、厚労省はまだまだ慎重を要するというような見解出されておりますし、それから実施市町村についても、極めて数が限られているというようなことであります。そのようなことでありますので、本当にこれが有効でというようなデータ等々がもっと示されたとすれば、それはやっぱり当然考える必要あるなと、そんなふうに思っております。まだ、今段階の情報の中では、ちょっと時期が早いのではないだろうかなということでありますから、少しその辺については、今後ともしっかりと動向を注視させていただきたいなと、そう思います。
再々質問 10番 山本和子
ピロリ菌検査につきましては、そのようで私も再々質問はいたしません。先ほど、私時間がないと思って焦っちゃったものですから、先ほど医療の関係で質問させてもらった、総合的にどうするかという問題について再度、総合的にいろいろやるんですが、いろんな形で身近なところでできること、新たな条例つくったりしながら、健康を守るためにどうするのか、再度質問して終わります。
答弁 町長 竹中貢
その辺の実態についても、いわゆる収入とそれから医療費がどういうことになっているのか。あるいはそういった関係での相談事例がどのようにあるのか。いろんな制度があって、それに適合しなくて本当に困っているだとか、そういったことも今後、しっかり調べた上で、医療費の関係についても検討させていただきたいなと、そう思います。