上富良野町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月12日
農業の担い手について
2024年12月12日、上富良野町議会の一般質問で、小林啓太議員が「農業の担い手について」質問し、町長 斉藤繁、農業振興課長 安川伸治が答弁しました。
- 質問者
- 小林啓太 議員
- 答弁者
- 町長 斉藤繁、農業振興課長 安川伸治
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件名は会議録の目次の表記です。
質問 12番 小林啓太
おはようございます。私は、さきに通告しておりました農業の担い手について、町長に5点質問させていただきます。第9次上富良野町農業振興計画によれば、上富良野町の農業経営体の数は、平成12年に494戸であったのに対し、令和2年には246戸と、約半数まで減少しています。一方、経営耕作面積は平成12年が5,820ヘクタールだったのに対し、令和― 46 ―2年では5,612ヘクタールと僅かに減少しております。このことは、1経営体当たりの耕作面積が増加していることを示していると考えています。また、同計画書によると、令和2年度において、全農業経営体246戸のうち81.7%に当たる201戸が「後継者がいない」と回答しております。過去の調査でも「後継者がいない」という回答は、おおむね70%から80%でありましたが、上富良野町で耕作放棄地が発生していない理由として、離農する農地を隣接農家が買い取り、耕作を継続してきたことが挙げられます。このことが、1経営体当たりの耕作面積が増加してきた要因の一つであると考えられます。しかし、今後も後継者がいない農地について、隣接農家が買い取り、耕作を行うことが期待されるものの、人口減少が進む中で、1経営体が耕作できる面積には限界があると考えております。さらに、大規模な農地を所有する農家が離農を余儀なくされた場合、上富良野町の基幹産業である農業が現在の活力を維持できるのかどうか、大きな不安が生じております。そこで、農業の担い手に係る農業振興について、以下5点の所感を町長にお伺いいたします。1、農業戸数が減少し、1経営体当たりの耕作面積が拡大している現状をどのように評価しておりますか。2、今後、農家戸数と耕作面積の関係はどのようにあるべきと考えますか。また、具体的な農家戸数や作物の作付面積など、イメージする目標値があればお伺いいたします。3、後継者がいないという課題により、今後どのような状況が発生し得ると考えるかお伺いいたします。4、第三者継承の方法や利点について、現在の調査研究や検討の進捗状況をお伺いいたします。5、町は町内の経営体に対し、経営の継続、継承に関する考えを丁寧にヒアリングするとともに、事業を受け継ぐ意思のある継承者を町内外に広く募り、両者のマッチング機会を支援すべきと考えますが、この点について町長の考えをお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の農業の担い手についての5点の御質問にお答えいたします。農業の担い手に係る農業振興施策については、第9次上富良野町農業振興計画における目指す姿、多様な担い手が活躍する農村づくりに位置づけており、新たな担い手の確保、育成は、農地の有効利用や地域コミュニティーの形成など多くの施策と関連する重要な施策として、後継者対策の促進に努めているところであります。まず、1点目の経営体当たりの耕作面積が拡大している現状の評価についてでありますが、議員御質問のとおり、過去20年間の耕作面積は、僅かに減少しているものの、経営体は半数まで減少しているため、1経営体当たりの平均耕作面積は、12ヘクタールから23ヘクタールと約2倍に増加しているところであります。しかし、近年は、集積が進んでいることや耕作面積の拡大が図られる農業法人が増加したことにより、直近の5年間を見ると、3%程度と増加の割合は緩和の傾向になっている状況です。この主な要因として考えられる農業法人の平均耕作 面 積は 、 個人 経 営 体の 1 .8 倍と なる4 5ヘ クタールであり、農地の流動化に対し大きな役割を担っていただいていると考えております。この評価としましては、経営規模の拡大は収益性を高める効果が期待できるものの、今後においても農家戸数や後継者数の推計から農家戸数の減少が想定されており、離農者等からの農地の継承により、1経営体当たりの経営面積の増加が見込まれることから、適正な規模の面積拡大を基本に、大区画化を生かした経営の効率化と併せて労働力の確保が重要であると考えております。次に、2点目の今後の農家戸数と耕作面積の関係と目標についてでありますが、本町では多様な農畜産物が生産されており、水稲、野菜、畑作、酪農とその複合型など様々な営農形態が存在し、それぞれの農業者の営農形態によって、その農業者の適正な経営面積は決まります。どのような営農形態を選択するのかは、各農業者の経営方針や判断によるものでありますので、本町の農家戸数は、既存の耕作面積に対し、どのような経営形態が何戸あるのかということの組合せで決まるものであり、本町の必要とする経営態数が全体で幾つという絶対数をお示しすることは非常に難しいと考えております。このことから、現状で展開されている営農形態と生産に従事する人員を考慮した適正規模の耕作面積による生産活動が良好な経営環境であると考えています。その経営の目標値としては、農業経営基盤強化促進法に基づく本町の基本的な構想において、効率的かつ安定的な農業経営のための標準的な耕作面積として、本町または近隣市町村で展開している優良事例を踏まえつつ、16通りの主要な営農類型を示しており、個別経営体が野菜のみを生産する場合の5.6ヘクタールから組織経営体が牧草等の飼料作物を生産する106ヘクタールを最大値として、経営面積を設定しております。― 47 ―次に、3点目の後継者がいないという課題による今後の状況についてでありますが、今後においても後継者不足が深刻化すると、経営体の減少とともに農地の流動化も限界を迎えることになり、耕作しない休耕地から農地として管理されない耕作放棄地が発生すること、同時に地域全体の耕作面積の減少により、農畜産物生産量の低下から、地域経済の中心である基幹産業の農業が衰退していくことに加えて、農村地域においては、離農に伴う人口減少の加速による地域コミュニティーの衰退、崩壊が発生し、社会基盤の劣化につながることが予想されます。次に、4点目の第三者継承の方法や利点と現在の調査研究や検討の進捗状況についてでありますが、農業経営における第三者継承とは、個人、法人の経営体に、家族や親族の後継者がいない場合に、親族以外の外部の第三者に経営権や所有権を引き継ぐ方法であり、農業法人においては、個人経営体から継承する際に新たな農業法人を設立する方法もあります。その利点としては、新規就農においては、営農に必要な土地、施設、機材が既に用意されているため、それらの準備に要する時間や経費的負担が軽減できます。また、移譲する農業者からの指導を受けられる場合もあり、円滑かつ安定した営農の準備と開始が可能となります。移譲する経営者にあっては、所有資産を効率的に処分、整理できる利点があります。現在、第三者継承に関する取組状況につきましては、今年度から第三者継承による経営移譲を希望する方を把握するための意向調査を実施し、どのような方法や支援策が有効化を探るためのデータの収集と併せて各種支援制度等の活用方法について調査研究を進めている状況であります。また、令和7年度の地域おこし協力隊員の募集から、第三者継承のモデルケースとして、既に協力隊活動の農作業支援に協力されている事業者の中から、第三者継承を要件として募集を開始する準備を進めているところであります。次に、5点目の第三者継承の移譲希望者と継承希望者に対する情報収集や募集、支援の対応についてでありますが、今年度に実施した移譲希望の意向確認を元に、今後の準備に必要な個々の移譲要件や希望する内容などの実態把握のため、引き続き詳細な調査を進めていく予定です。また、継承希望者に対しては、地域おこし協力隊制度の活用や町のホームページ、各種ポータルサイトなど幅広い募集方法の調査研究を継続して行うとともに、各種制度の活用などの支援方法を検討してまいります。農業後継者の第三者継承は、担い手不足の解消に向けた有効な取組であることから、今後においても支援体制の整備を図り、後継者対策の拡充に努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 12番 小林啓太
我が町の農家戸数が減少している事実については、さきにお示ししたデータでも分かるのですが、町民の方と話していても、多くの方が実感として持っており、不安に思われている方が多くいるという認識を持っております。一方、農地の集約化が進むと同時に、スマート農業なども推進されており、農家戸数が減り、1経営体当たりの耕作面積が増えているという事実に関しては、必ずしも悪いことばかりではないと感じております。1点目と2点目については、そのような現状、町長がどのように感じておられるのか、また、今後しばらくは続いていくことが予想されるこのような状況について、理想とするバランスや、また超えてはならない危険推域のイメージなどがあれば、ぜひ共有できればと考えて質問させていただきました。そして現状このような状況になっていく要因として、後継者不足が深く関係しており、この先、農家戸数現象が深刻化してしまった際には、どのような未来が待っていると町長がお考えになっているのかを確認させていただきました。そこで、1点目の質問に関して、町長の認識としても1経営体当たりの面積が増加していくことについては、最適な規模の面積拡大を基本に、大区画化を生かした経営の効率化と併せて労働力の確保が必要であるという認識であるとお伺いしましたが、ある程度の規模に達するまでは、現状の傾向は一概に悪い状況ではないという理解でよろしかったでしょうか。お伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。ある程度の最適な規模に向かっている途上の経営体に関しては、その方向、集約化、面積を適正規模にいくまでのその方向は、決して悪いことではないと考えております。
質問 12番 小林啓太
そのように確認させていただきました。2点目の質問に関して、御答弁でも言われていたように、上富良野には様々な経営体のスタイルがあり、一概に理想とする経営体数や耕作面積を示すことは、確かに難しいと感じております。― 48 ―ただ、3点目の質問に対する御答弁でも言われているように、後継者不足が深刻化すると、農地の流動化が限界を迎え、耕作放棄地が発生する。同時に農業生産力が低下し、農業が衰退する。また、農村地域においては、人口減少の加速により、地域コミュニティーが衰退、崩壊し、社会基盤の劣化につながることが予測されるため、いつまでも農家戸数の減少を受け入れていてはいけないということに関しては、共通の認識を持てているかと考えますが、その点に関して町長の考えをお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。ある程度集約が進んで、農家戸数が減っていく。これは適正な面積というのは、そこが一番収益が高いところ、そこを目指していくと。ある程度集約化して農家戸数が減るというのは、これは許容しないといけないと考えております。ただ、今後において、その結果集約されたところが、おっしゃるとおり後継者がいなくなった場合とか、そういうのが非常にリスクといいますか、危惧する面はあります。集約の結果、コミュニティーが、その問題もあるのですが、ちょっと集約化というのはそれが非常に合理的で、農政の面ではそういうふうに目指していくと、それは、そういう方向というのは当然といいますか、そういう流れなのですが、農政とは別問題だと思っています。コミュニティーをどう維持するかというのは、コミュニティーを維持するために効率の悪い面積でやるというのもちょっと本末が転倒しますし、効率いい面積でやるとコミュニティーが、数が減っていくというのも、そういう事実があります。農政とコミュニティーを維持するのは、ちょっと別問題かと考えております。当然コミュニティーを維持するということも、また別の政策が必要なのかもしれませんが、それも農政と同じように重要な課題という考えを持っております。以上です。
質問 12番 小林啓太
ただいま御答弁でいただいた農政とこのコミュニティーの衰退というのは、また少し毛色の違う課題であるという部分に関しては、私も理解しているところであります。以前、同僚議員が質問していたように、今後もしかしたら住民会やそういった再編なども含めて、どうやって地域コミュニティーを維持していくかというのは、農業の効率化とはまた別の課題としてあるかと思っております。一方で、ただ地域に住む農家自体がどんどん少なくなっていくことによって、そこで紡がれてきた文化が崩壊してしまうことなども同時に懸念されると考えております。ただいまの御答弁でも、やはり後継者不足が深刻化する前に手を打っておかなければならないということに関しては、共通認識が持てているのかと考えております。このまま深刻化してしまうのは、およそ何年先ぐらいということを、町長はどのようなイメージを持っているかお伺いさせていただきます。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。何年先かというのは具体的な数字といいますか、もっと大ざっぱかもしれませんが、今、現役で営農されている方の年代が60代、70代なのか50代、それによって、多分60代、統計は手元にないのですけれども、それによって60代の方が主で大きな面積で耕作しているのであれば、あと10年、20年はもたないだろう、そういう感覚で思っております。以上です。
質問 12番 小林啓太
ただいま町長の御答弁で、およそ今、現役として活躍されている方々が引退するまでの時期が恐らくデットラインと町長は捉えていらっしゃるのかと感じました。この後継者不足が深刻化する時期に関して、私はある農業委員の方とお話ししたことが非常に印象に残っております。その方のお話では、あと数年は一旦この隣接農家が土地を買い取り、面積を拡大させていくことで、差ほど問題にはならないであろうが、現在、40歳から50歳の経営者が10年後ぐらいになって自身も離農を考え始めたときに、いよいよ土地を買い受けることができなくなっていくのではないかと不安を口にされていました。一番深刻なのは、土地利用型の営農スタイルで広大な面積を耕作している農家が、離農する際に土地の引き取り手がいないことであるということで、これがおよそ10年後ぐらいではないかということをおっしゃっていました。この話を他の農家と話した際にも、この点に関して共感されることが非常に多かったと感じました。確かに自身も遠くない未来に離農することが分かっていて、自身が離農するときに近隣に土地を買ってくれる農家がいないと分かっているとき、多少余力があったとしても規模の拡大に躊躇するのは、これはこれで合理的な判断であると感じております。この話を受けて、私はおよそ10年以内に広大な面積を耕作でき、かつ長期に耕作を続けられる経営体が土地や事業を継承できるよう対策を講じていく― 49 ―べきではないかと考えましたが、この点に関して町長のお考えをお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。おっしゃるとおり、ひょっとしたら10年後ぐらいにそういう集約、引受け手がなかなか、今の面積を維持するために引受け手がという問題が、継承者がという問題が出てくるかと思います。そのときに何が始まるかというと、多分、条件のいい土地は耕作してくれる人がいますが、少しでもやはり農地に順番といいますか、不利なところがどんどん、いわゆる耕作しなかったり、そういうところが丸まま離農した後、そこがすぽんと穴が空くというイメージよりは、そこの中でも取捨選択が起きて、条件のいいところばかりに、それは当然そうなのですけれども、そうすると条件の悪いところが耕作放棄地として発生してくるのではないかと考えておりますし、そうなる前にやはり後継者が、そのまま維持できるように農家戸数を、労働者といいますか、農家戸数、経営体をある程度維持する、どのような作物でも構わないのですけれども維持をする。そういうことが喫緊のといいますか、まず第一に1丁目1番地といいますか、それはやってくれる人といいますか、それが重要なのかと思っております。
質問 12番 小林啓太
ただいまの御答弁で、町長がどのようにこの先の未来を考えているのかを一片垣間見ることができました。現状確かに、現状でも耕作に不利と言われているような土地で営農されている方の御苦労は、本当に計り知れないものだと感じております。一方で、そういった僕らが不利というような土地で耕作が行われていることによって、この一帯は丘陵地帯であったり、この美しい景観、農村景観だと言われていることが観光資源になっていたりすることもあるので、現在、不利と言われているような土地に関しても、可能な限り今と同じような活力で耕作が続いていくことを私個人としても期待しているところであります。さらには、このおよそ後継者不足が深刻になる時期というのに関しても、地域によってもやはり期間の猶予に差があり、既に差し迫った地域に関しては、近年中に後継者不足が深刻化するのではないかと考えているので、町としては可及的速やかに後継者対策に策を講じていくべきであると考えています。そして、その一つの有効な手段が、最近では耳にすることも多くなってきた第三者に対して経営権や所有権を引き継ぐ農業経営の第三者継承ではないかと考えております。4点目の質問に対して、町長の御答弁では、第三者継承の利点に関しては既に研究が進んでおり、その取組については意向調査なども進めている段階であるということでしたが、具体的にどのような手法で意向調査を進めているのかお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。具体的な調査というのは、おのおのといいますか、聞き取り調査等含めて、意向も含めて調査しているところです。以上です。
質問 12番 小林啓太
ちょっと具体的な話になってしまうのですが、調査方法というのが、実際に出向いて聞き取りを行っているのかなど、あとはアンケートをファクスで送ってアンケートに答えてもらったりしているのかなど、ちょっと細かい点ですが、その点に関して御質問いたします。
質問 12番 安川伸治
12番小林議員の質問にお答えさせていただきます。この第三世継承の対象となります方の調査に関しての御質問ということで、農業者の方へのアンケートとしまして実施しているところであります。今年度、今後の10年間を予定した形で地域計画というものを作成するという予定であります。その中で、今後、その10年間において離農される方また経営規模を縮小される方ということでアンケート調査を実施したところであります。その中におきまして、第三者継承に興味、関心があるという方についても意向の調査をしたところでございます。
質問 12番 小林啓太
ただいまの御答弁だとアンケートで調査を行っているということで、それは書面で、ファクスか何かで行っているという理解でよろしいでしょうか。
答弁 農業振興課長 安川伸治(農業振興課長は2025年3月まで)
12番小林議員の御質問にお答えします。アンケート調査ですので、書面で回答していただいているということになります。
質問 12番 小林啓太
町長にお伺いいたします。この点に関して、やはりアンケート調査という― 50 ―か、意向調査は、かなりこの後継者不足に関して、特に第三者継承を考えるのであれば、本当に肝になる部分だと考えております。このことで、もちろんアンケート調査をした後に回答があったところにまたお話を伺いに行くということは理解できるのですが、内容が人によっては非常にデリケートな部分も出てくるので、ここは面倒かもしれないですけれども、やはり直接出向いてお話を伺うというほうがより有効なのではないかと考えますが、町長はこの点に関してどう考えられるか、お伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。アンケートを統一フォームで取るというのは、一定の方向、傾向を知る上では非常に有効な手段だと考えております。その裏には、詳細まで把握しようとすると、やはりおっしゃるとおり個々の面談がないとさらに細かいところまでは見て取れませんので、現段階、アンケートで大まかな、議員もおっしゃるとおり後継者がいないという方が相当、7割、8割いるという、そういう大まかな問題点として浮き彫りになっておりますので、アンケートはアンケートでそれなりの効果、完璧に把握するのであれば委細面談が今後必要になってくるとは思いますが、その辺は今後考えながら、面接もインタビューも必要なのどうかも含めて、それは今後十分検討を考えて、手法を考えていきたいと思っております。以上です。
質問 12番 小林啓太
この点に関してちょっと細かく追及させていただいたのが、農業者の方とお話ししているときに、今回のこのアンケートではないと思うのですが、農業振興課からこういう聞き取りがある際に、一方的にファクスが送られてきて、返信してくださいという内容で、ついつい忙しくて忘れてしまうこともあるし、そのままになってしまうこともあるといったようなことを伺ったのと同時に、なかなか農業振興課の方々の顔が見えづらい部分があるとおっしゃっておりましたので、この点は町と農業者との関係をさらに強くしていく上でも、こういったことは直接お話を伺うというのは、一見非効率的かもしれませんが、目的を達成するためには必要ではないかと私個人は考えますので、よろしく御検討いただければと思います。4点目の質問の御答弁に、令和7年度の地域おこし協力隊の募集から第三者継承のモデルケースとして、既に協力隊活動の農業支援に協力されている事業者の中から第三者継承を要件として募集を開始を進めるところとありましたが、この点少し分かりにくかったので、この事業者とは誰を指すのか、また実際にどのような方に来てもらって、どのような任期を過ごしてもらうイメージで募集をするのか、再度御説明をよろしくお願いいたします。
答弁 農業振興課長 安川伸治(農業振興課長は2025年3月まで)
12番小林議員の御質問にお答えします。地域おこし協力隊のモデルケースということでの第三者継承の募集の関係についてでございますが、今現在、検討している段階でございまして、その内容としましては、今後、離農が発生されるという方への形態としましては、土地利用型小麦・大豆を作られる土地利用型ということで、耕作面積が大きい方を対象としまして、そちらの方が今、協力隊の支援を行っていただいているという方がおりますので、その方に継承する際の要件等を確認しまして、その要件で募集を進めていこうという、そういった準備を行っているところであります。
質問 12番 小林啓太
ただいまの質問で回答が得られなかったと感じている部分が、どのような方に要は応募してもらって、その方がどのような3年間を隊員期間として過ごすのかという部分ですので、事業者の方というのは、現状の農業者の方を指しているのか、それとも農業で働いていて、今後継承者として希望するような方を指しているのか、その辺りが明確にならなかったので、再度御答弁よろしくお願いします。
答弁 農業振興課長 安川伸治(農業振興課長は2025年3月まで)
12番小林議員の御質問にお答えさせていただきます。一応、希望者は、先ほど申し上げました協力隊の支援いただいている方ということで、継承される希望者、こちらのほうに来て継承するという方に関しては、今、地域おこし協力隊ですので、そういった募集する方は、経験がある、なし関係なしに募集するという予定でおります。
質問 12番 小林啓太
その応募されてきた方は、経験がある、なしにかかわらず、この方が今回応募して採用した後にどのような3年間を、つまりこれまでの地域おこし協力隊農業振興に来られた方とは違う過ごし方をするのか、その辺のイメージが既にあるのであればお答えいただきたいと思います。
答弁 農業振興課長 安川伸治(農業振興課長は2025年3月まで)
12番小林議員の― 51 ―御質問にお答えします。地域おこし協力隊の方がこちらの隊員となられた後については、今現在進めています特産農作物支援の形で3年間ということで地域おこし協力隊として活動していただくことになりますが、その間、第三者継承される先の事業者のところで研修を開始していただくという予定でありまして、基本的にはその3年間での研修を終えた後に継承していくという、そういうことで想定して募集をする予定になっています。
質問 12番 小林啓太
ただいまの説明を私なりに解釈すると、既にもう継承してもいいよという継承元を一つピックアップして、またそこを継承したいと望む方が応募されて3年間を研修期間として過ごし、その後そこを継承するといった流れになると、そういう募集を今後行うという理解でよろしいのか、再度確認させてください。
答弁 農業振興課長 安川伸治(農業振興課長は2025年3月まで)
12番小林議員の御質問にお答えします。議員のおっしゃるとおり、そのとおりの予定でおります。
質問 12番 小林啓太
また後に触れますが、今回出してもいいという方とそれを引き継ぎたいという方のマッチングというのがやはり町の大きな役割になってくるかと個人的には感じておりますが、既に町に来られている協力隊員の方などに関しても、今後自分がどのような形で営農していくかというのを検討する際に、もう既にこういう継承してくれる、継承元があるといったような情報とかがあれば、ではそこを継承することを前提にこれから先の期間を過ごしてみようかといった選択肢も広がるのではないかと個人的に考えますが、今回の募集において取りあえず、今、進めようとしているこの事業に関しては、また継承したいという方を新規に求めていくということで、既に来られている隊員の方とは対象にはならないという理解でよろしいでしょうか。
答弁 農業振興課長 安川伸治(農業振興課長は2025年3月まで)
12番小林議員の御質問にお答えさせていただきます。今現在おられる地域おこし協力隊の方も対象にはなりますが、今おられる隊員の方が就農を希望している時期にあえば、今後、話は進めていくことになりますが、その希望の時期が違う場合については、また新規の募集される方を対象にしていくという形を取る予定であります。以上です。
質問 12番 小林啓太
ただいまの御説明で、少し安心した部分があるといいますか、既に隊員として頑張られている方が、そういう条件のところがあるのだったら自分がそこを継承したかったと、ただ、そうならないような形で情報提供を行っていってほしいと考えておりました。5点目の質問に関して再質問いたします。現在、町で調査検討を進めているということを伺ったところ、この第三者継承に係る後継者対策に関して、町の役割として、継承元のヒアリングを丁寧に行うと同時に、この事業を受け継ぐ継承者を地域おこし協力隊であったり、このあたりを広く募り、この両者をマッチングさせていくことこそが町の重要な役割であるという、この私の考えと町長の考えに関しては、これは共通認識を持てていると感じておりますが、その点に関して町長の考えをお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。町が第三者検討に関してマッチングというのは、非常に重要な役割、第三者継承は非常に重要ですので、町としてはやれることは、先ほどの質問にありました地域おこし協力隊もそのツールの一つだと思っておりますし、それ以外にもしあれば調査研究して、いろいろな形で第三者の継承、ヒアリングしていろいろな条件、移譲する場合の条件とかいろいろあると思いますので、その辺のマッチングはどのような形であれ必要なことといいますか、重要なことだと考えております。以上です。
質問 12番 小林啓太
この点で町長と共通認識を持てたことは、非常に嬉しく感じております。私は、兼ねてから自身の経験も踏まえ感じていることがあります。それは、農業未経験の人間が就農を目指して農作業を始める時点では、自分がその後どのような営農スタイルで就農し、農業経営を行っていくことがベストであるかということに関しては、具体的なイメージを持てている方は非常にまれであると思っております。現在、協力隊として活動している農業支援員の方も、様々な作物に触れる中で自分の作りたい物が決まっている方もいれば、現在まだ模索中の方もいると聞き及んでおります。また、彼らが上富良野の募集に応募した際に、何を作るかということがその時点では限定されていないのがよかったと言われてい― 52 ―る方もいました。また、このような段階において、いざ自分が認定農業者となって農業経営を開始する上では、どのような土地で、どのような条件で営農できるのかということが、自分が何を作っていくかを決定させてくれることも往々にしてあり得るかと感じております。なので、もし仮に町内に事業継承の良質な情報が豊富にあり、その中から何件か直接顔を合わせて話をしたり、実際にそこで働いてみるなどのことができる環境があれば、双方にとっても制度の高いマッチングが可能になるのではないかと考えます。なので、つまり私の考えとしては、さきにこれから募集する際の話でもありましたが、1対1のマッチングをいきなり行うのではなく、現行の地域おこし協力隊募集の際などに、第三者継承の情報も提供しつつ、この3年間の任期中にどのように新規就農するのかを第三者継承も選択肢の一つとして農業支援委員の採用を行っていくのが有効ではないかと考えます。もしかすると、さきに町長もおっしゃっていましたが、現在、農業振興課が行っている農家に対する意向調査自体も協力隊員が直接行うことで、町内の農家と直接コミュニケーションが取れるのではないのかと考えております。また協力隊員に限らず、既に上富良野で農業に従事していて、条件次第では新規就農の意思のある方に対しても、これらの情報提供を行っていってもいいかと思います。このように、様々な手法を新たに講じて、第三者継承に係る後継者対策に町としてスピードを上げて本気で取り組んでいくべきと考えますが、町長の考えをお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。地域おこし協力隊の募集に関して、今まで条件を付しておりましたが、今回も第三者継承ということである程度条件を付すのですが、結果、3年後必ずそれをしなければならない、3年後はフリーですので、フリーといいますか、そういう意味でまず来てもらって、募集するにはある程度こういうものをという募集しなければ、ただ農業をと言っても何だろうという、そういうことは避けるためにある程度、過年度、以前であれば特産品の栽培、ホップとかそういうもの、今回であれば第三者、先に入った人が第三者に3年後移行することもあるかもしれませんし、第三者継承で入った人が将来継承移譲した作物を必ずやらなければならないという、そういう縛りは将来がんじがらめにするものではありませんので、当然一つのきっかけと捉えております。そういうきっかけといいますか、マッチング、そういうものは、先ほどの話ですと10年という、あっという間にスピードを上げないと来るのではないかという危機感は、小林議員とこれは共有しているのかもしれませんが、それを含めていろいろなあらゆる手段を調査研究しながら、こういうものをやってみよう、ああいうものをやって見よう、トライをするのは、もちろん十分検討してトライをしますけれども、それは全然否定しないといいますか、どんどんやっていかなければならないと考えております。以上です。