上富良野町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月13日
第9次上富良野町農業振興計画について
2024年6月13日、上富良野町議会の一般質問で、島田政志議員が「第9次上富良野町農業振興計画について」質問し、町長 斉藤繁、農業振興課長 安川伸治が答弁しました。
- 質問者
- 島田政志 議員
- 答弁者
- 町長 斉藤繁、農業振興課長 安川伸治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 島田政志
さきに通告しております第9次上富良野町農業振興計画についてお伺いいたします。私が出てくると、テロップが出てきたり紙芝居みたいなのが出てきたりして期待されている方もいらっしゃいますけれども、ちょっと映像の関係といいますか、著作権の関係とか承諾の関係とかありまして今回はありませんので、御了承ください。それでは令和6年3月に策定されました第9次農業振興計画に関して、次の4項目について町長の考えを伺いたいと思います。(1)今回の農業振興計画は、計画期間は令和6年度から10年度までの5年間、施策の方針展開には、4項目の目指す姿と9項目の施策方針、38項目の施策展開が掲げられております。その実現が期待されるところであります。計画書27ページに「施策の方針と展開」の中で、「高収益作物生産の促進を図ります」とか、「科学技術やデータ利活用を推進します」とか、「農業経営者の利便性向上を図ります」という言葉が出てきますが、いつ、どのようなことを行うのか。また、他の施策項目においても「推進します」という言葉が何回も出てくるのですが、具体的にどのような計画を考えているのか、また取り組むスケジュールはあるのかお伺いします。(2)計画書8ページに記載されている上富良野町の人口とか農家戸数などは、農林業センサスの令和2年のデータであり古いのではないかと。町の農業の直接の最新データを取り入れられないかなということで、町長にお伺いいたします。(3)計画書の資料編に掲載されている令和5年度農業経営に関する調査に関して、この調査で何が分かったのか。また、この調査に基づき何をどのように行うのかお伺いいたします。(4)同じく計画書の資料編に掲載されている町の農業支援対策単独事業実績に関して、支援の対策― 31 ―に対する効果とか、これからの展望をお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
9番島田議員の第9次上富良野町農業振興計画についての4点の御質問にお答えいたします。まず、1点目の具体的にどのような計画を考えているのか、また取り組むスケジュールはあるのかについてでありますが、3月に開催されました全員協議会の各計画の策定についての第9次上富良野町農業振興計画概要の中でも御説明しているところでありますが、本計画の具体的な施策につきましては、現在、農業振興審議会において農業・農村実践プランの作成を進めており、この農業・農村実践プランにおいて、新たな施策の3項目と前回計画からの継続施策90項目について、具体的な内容や各種の事業、詳細な取組とその中で重点的に取り組むものを決定し、重点項目とした施策につきましては、進捗管理を行うために年次スケジュールを併せて策定する予定となっております。次に、2点目の最新のデータの基に施策を考えるべきとの御質問ですが、平成12年からの統計法に基づいた農林業センサスを当町の農業振興の推移として引用しております。農林業センサスの調査結果は、これまでにも国の各種行政施策のほか、地域の農業振興、持続可能な農業のための施策等の地方公共団体の各種行政施策や学術研究の基礎資料として引用されております。議員の御質問にあります町独自の調査になりますと、調査の方法や分析などに時間を要してしまうこと、また国、地域の農業振興施策や過去からの推計との整合性の観点から、農林業センサスの数値を引用させていただいているところであります。本計画につきましては、情勢の変化に応じて見直しを行うこととしておりますので、次回の令和7年度農林業センサスで公表される数値を検証し、今後の傾向などから本計画の各施策に大きな影響がある場合は、必要に応じて本計画並びに関連するプラン等の見直しを進めてまいります。次に、3点目の農業経営に関する調査についてでありますが、本調査は、農業経営の現状と課題、経営継続に必要な取組などの実態につきまして、今後の施策へ反映させることを目的にアンケート調査を実施したものであります。計画期間における経営継続の意向、経営改善の取組内容と希望する支援策、課題解決に向けた方策などの各項目に対する皆様の御意見を集計し、その結果からニーズを把握し、新たな制度、事業や必要な施策の重要度、優先度を検討する材料として活用させていただいているところであります。これらを活用した具体的な施策の内容につきましては、1点目でお答えいたしました農業・農村実践プランにより、お示しできるものと考えております。次に、4点目の町の農業支援対策単独事業実績に対する支援対策の効果とこれからの展望についてでありますが、現在、町独自に実施している担い手対策後継者就業支援奨励金、新たな担い手育成等支援事業は、新規就農者や子弟後継者に対し、経済的支援と併せて地域の営農支援機関で構成する農業経営改善支援センターによる伴走型支援を行ってきたところであります。また、収益向上生産振興事業は、施設園芸をはじめとした高収益につながる作物に特化した生産を促すために、ハウス等の栽培施設や作業機導入費用の支援を行うことにより、収益の向上による経営の安定化を図ることを目的に事業を実施してきたところであります。支援事業の効果につきましては、担い手対策後継者就業支援奨励金、新たな担い手育成等支援事業の対象となる新たな担い手の方には、おおむね本事業を活用していただいており、現在も新規就農者3名、後継者15名が将来に向けて強い意欲を持ち、営農を継続されていることから、一定程度の事業効果は発揮されているものと考えております。また、収益向上生産振興事業は、現在まで新規・増反の取組により作付面積の拡大が図られ、併せて施設等の更新による面積維持も行われており、高収益作物への取組が継続していることから、収益の維持、向上による農業経営の安定化につながる効果が発揮されていると考えております。今後の展開としましては、担い手関係の2事業につきましては、新規就農者の農業経営が円滑かつ確実に早期の確立ができるよう、農業関係機関や指導者などの地域の関係者が連携して就農準備段階から経営開始後まで一貫した支援体制の維持とさらなる整備を進めるとともに、後継者の経営体に対する経営改善計画につきましては、将来の経営発展に必要な支援策等の有益な情報提供を継続し、経営安定化のための支援を国、北海道の支援事業と併せて進めてまいります。また、収益向上生産振興事業につきましては、高収益園芸作物等の産地形成と農業所得の向上のため、今後においても持続可能な事業となるように制度設計の検討を進めながら、高収益作物の導入を継続してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 9番 島田政志
まず、計画書というものに― 32 ―ついてお伺いしたいのですけれども、他の、例えば国民健康保険実施計画書、これによりますと、例えば94ページにおきます特定保険指導について、令和4年度は9.5%だったのを10年度には80%に持っていきたいとか、あるいは教育振興計画の79ページにおきましては、子育てサークルについて、家庭教育等々に追いついて令和4年度が25%なのが令和10年には100%。この農業振興計画においてですけれども、先ほど言いましたように推進しますとか利便性を図りたいということに書かれているのですけれども、極めつけはこの泥流地帯ですけれども、泥流地帯は何年何月までに入りたいとか、あるいは放映したいということで、それに対する費用は幾らだということで詳しく書かれているのですけれども、農業振興計画においてはちょっとそういった具体性に欠けるのですけれども、町長としてはいかがでしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
9番島田議員の御質問にお答えしたいと思います。なかなか他の計画と比較するのは農業あれなのですが、計画ではおおむね方向性をしっかりと示して、さらに実践プランというものをつくって策定中ですが、それにはもっと詳しく具体的には何をするという計画になっておりますので、ちょっと農業に関しては2段構えといいますか、計画と実践プランがございますので、そういうつくり。他の計画はそれ一発で終わっておりますが、なかなかちょっと構成が違うといいますか、そういうつくりになっておりますので、ちょっと御理解はしていただきたいなというふうに思っております。
質問 9番 島田政志
それでは、その実践計画書というのはいつ頃策定予定でしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
9番島田議員の御質問にお答えしたいと思います。先ほどの答弁にもあったと思いますが、計画ができてからすぐ実践プランの策定に入っておりますので、今年度中にはできる、完成する予定となっております。
質問 9番 島田政志
今の答弁で今年度中というのはちょっと遅いというか、できればこの早い時期に、半年、せめて9月とかお願いしたいと思います。その点は、ではそこまでとしまして、次の質問にさせて、入っていただきます。収入の件なのですけれども、この計画書の中の26ページ見ていただくと、農業所得、令和2年におきましては86万円、売上金が550万円と。令和4年におきましては、所得が64万円、収入としまして530万円なのですけれども、上富良野町の民間人約5,000人の統計を取ったところ、収入が年収約320万円。ちょっと役場職員のを調べたところ、役場職員はいろいろな手当がたくさんついていまして、それを合算しますと、平均すると約590万円ぐらいになるのではないかということなのですけれども、これに対して農業所得は、町長、高いと思われますか、低いと思われますでしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
なかなか具体的な職業の方の所得について私が言及するのは、ほかの、農業所得に関して言えば、いろいろその年の作柄、また経費の問題もありますし、いろいろ給与所得と事業所得、計算の方法もいろいろ違うので、一概に比べるのは、ちょっと結果だけ比べるのは危険かなと思います。その他の職業の所得については私がどうのこうのと、発言は控えさせていただきたいと思います。
質問 9番 島田政志
今 、 農 業 所 得 に つ い てちょっと質問しましたけれども、町長自身が農業所得はちょっとかわいそうだなとか、もう少し上がったほうがいいのではないかというお考えがあるようでしたら、どのような施策をお持ちというか、特産物を振興していますよとか推進していますということでちょっと回答書には書かれておりますけれども、町長の率直な意見といいますか、農業はこうあればこう伸びるのだよというようなことをお聞かせいただければと思います。
答弁 町長 斉藤繁
9番島田議員の御質問にお答えしたいと思います。農業の所得といいますか、そのほか農業以外でもそうなのですけれども、所得が伸びる、それによってそれに携わる職業の方が活性化して人口が増えていくというのは、所得が伸びれば自然とそういうふうになっていくのかなと。ですので、所得が伸びるということは非常に重要なことだと思っております。ただ、では幾ら以上がいいのかというと、それはなかなか個人のライフスタイルとか、いろいろ個人の考えがあるので、幾ら以上ではないとかわいそうだとか、そういうことは全く個人の感想なのでそれは難しいと思いますが、一般的な施策として町は農業者、今は農業者の話ですけれども、農業所得が伸びていけば経済のパイもといいますか、それも大きくなりますし、そういう農業に魅力を持ってすば― 33 ―らしいなと思ってくれる方が新規就労につながりますので、そういう意味では所得というのは非常に重要な要素であるということは認識しております。
質問 9番 島田政志
地域おこし協力隊のほうにも多分農業支援ということで町長のほうからお願いされているのだと思いますけれども、その協力隊のほうには、町長は所得とか、あるいはこれからの展望についてどのように勧誘しているのかお聞かせください。
質問 9番 島田政志
農業振興計画の中で地域おこし協力隊を勧誘しているという答弁が3月か何かにあったと思いますけれども、当然農業振興計画の一部として私は受け止めておりますので、それについてどのように勧誘しているのかなということでお伺いをしたいと思います。
答弁 農業振興課長 安川伸治(農業振興課長は2025年3月まで)
9番島田議員の御質問にお答えします。農業振興計画の中では、第9次の計画におきましては、多様な担い手が活躍する農村づくりの中の目指す姿としまして、農業・農村を担う人材の育成として新規就農者、それから農業の生産支援の部分の政策としまして、地域おこし協力隊の活用については、今計画から新たに新設して行うものでございます。その取組は今後も継続して続けていきますし、先ほども答弁いたしましたとおり、農業・農村実践プランの中でもっと具体的な内容について考えていくということになります。以上でございます。
答弁 町長 斉藤繁
9番島田議員の御質問にお答えしたいと思います。地域おこし協力隊の方は募集して採用しておりますが、新規就農とか高収益の分野を農業全体を見た場合、今後、後継者とか耕作放棄地ができたら困るので、新規就農指定も含めて、その指定だけでは足りないので、新規就農を含めて入れようということで、地域おこし協力隊だけが全ての手法ではありません。新たにそれ以外でも入っておられて、そういう方法もありますし、あくまでも地域おこし協力隊というのは手法の一つで、その目的というのは先ほど言った農地を守るですとか、高収益作物を上富良野のブランドを高めていくために高収益作物に特化してもらうとか、そういういろいろな目的があって、その手法の一つが地域おこし協力隊と考えていただければいいかと思います。
質問 9番 島田政志
今のは大変苦しいといいますか、答弁だったと思いますけれども、私の質問としては以上なのですけれども、先ほどから言っていますように農民は非常に困窮しているというか、困っています。一つの基幹産業というか、町の主力産業ということで考えているということであれば、もう一つ足を踏み込んで力を入れていただきたいと思います。私からは以上です。よろしくお願いします。
答弁 町長 斉藤繁
9番島田議員の最後のお言葉、本当にありがとうございます。これからも、もちろん農業は上富良野の基幹産業の一つであります。経済規模からいっても非常に大きな規模ですので、さらに私が重要視している、先ほど申しました所得というのは非常に重要な要素でもありますし、あと地域のブランドを、いろいろなメロンですとかそういうホップ、そういうものをしっかり次に町として継承していくのは非常に重要なことだと思っておりますので、これからも注視してといいますか、農業は一つの柱としてしっかりやっていきたいなというふうに考えております。以上です。