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上富良野町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月14日

第8次上富良野町農業振興計画について

2023年9月14日、上富良野町議会の一般質問で、島田政志議員が「第8次上富良野町農業振興計画について」質問し、町長 斉藤繁、農業振興課長 安川伸治が答弁しました。

質問者
島田政志 議員
答弁者
町長 斉藤繁、農業振興課長 安川伸治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 島田政志

それでは、第8次上富良野町農業振興計画について質問したいと思います。農業者の一人である私としては、第8次上富良野町農業振興計画について、当初こういう形で出されておりましたけれども、先日農業振興課のほうからこういう質問等のことを話したところ、振興課ほうからこのような5年間の実施プランが送られてきております。私も初心者ですけれども、中にもまだ農業振興プランが理解されていない方もいらっしゃるかと思いますので、1ページ目だけ読ませていただきます。1、農業・農村振興実践プラン策定の目的。この実践プランは、第8次農業振興計画、計画期間、平成31年から令和5年に基づく施策、特に上富良野町独自による施策の実効性を高めるため、令和2年度以降、4年間に重点的に進める施策を年次的、具体的に示すことを目的としています。また、この実践プランに基づく各施策、事業の推進状況を目的に把握、評価し、次期農業振興計画へ反映につなげたいと。2、農業・農村振興実践プラン基本方向。将来像としまして、1、信頼と絆で結ばれる農業の実現。2、本気、やる気、実を結ぶ農業づくり。3、地域の魅力を満喫する農業環境づくり。4、担い手が輝き、地域の強みを生かす農業づくり。5、3町共同による地域環境型産業の実現ということ― 59 ―で、六つの重点施策があります。一つ目としましては、農業基盤強化、経営の安定ということで、農業基盤となる圃場整備や土層改良、農業施設整備を推進し、経営の安定化につなげる。2、農業に対する理解の推進。生産者が主体となり、消費者とともに食育生活や支援や地産地消の機会を拡充するとともに、上富良野農業の情報を発信し、理解について推進する。3番目、高収益作物への誘導。高収益につながる作物の新規導入、継続を誘導し、産地への形成や多様な農業経営へ支援を推進します。4番目、高付加価値が6次産業化。安心で安全な食品を農産物を中心に付加価値を高めながら、産地ブランド戦略を推進し、6次化へ取り組む経営体への支援充実を図ります。5番目、担い手の確保と体制強化。後継者対策をはじめ、新規就農や労働力不足など、担い手の確保、育成に向けた一体的な対策を推進します。6番目として、農業施策の推進体制構築。多様な農業施策を円滑、効率的に進め、足腰の強い上富良野農業を構築するため、推進体制を強化、整備、連携しますと書いてあります。ここで、私のほうから五つの質問をしたいと思います。まず、この施策展開の進捗はどのようなものか。2番目として、効果は出ているのかと。出ているとすれば、どんなものか。3番目として、あまり進んでいない施策はあるのか。4番目として、計画の見直しはしているのか。5番目、今直面している課題は何かということで質問したいと思います。ちょっと付け加えですけれども、答弁書のほうに、8番島田と書いてありますが、9番に訂正お願いいたします。以上です。

答弁 町長 斉藤繁

9番島田議員の第8次上富良野町農業振興計画について、5点の御質問にお答えさせていたします。まず1点目の施策の展開の進捗に関しての御質問ですが、現在進行中の第8次計画においては、「強い農業」と「美しく活力のある農村」の創出を目指してをテーマに掲げ、六つの基本目標を柱に方針10項目として、具体的な取組の21項目の体系から、90の施策を決定し、展開を進めております。進捗状況としましては、現状において、全ての施策に着手しており、特に農業生産に欠くことのできない基礎的資源であります生産基盤等の環境整備、新技術、高効率的機械導入等の各種事業については、年次計画どおりに進めてきたところであり、さらに28項目を重点施策として定め、実践プランを作成し、進捗状況の管理をしております。また、今年度は計画5年目の最終年となり、次期計画の策定を進める必要があることから、令和5年3月に農業振興審議会を開催し、全ての施策に対して、これまでの進捗を含めた成果と評価について、確認をいただいているところであります。次に2点目の施策に対する効果についての御質問ですが、本計画の効果を表すものとしては、経営の安定化、合理化の施策について、成果指標を設けており、令和5年度の目標を農業産出額90億円に設定しており、現在計画期間中でありますが、令和3年実績としては、農業産出額が92億円であり、既に目標値に達しており、このことから各種施策の取組による効果が発現しているものと考えております。次に3点目の進捗していない施策についての御質問ですが、計画期間のうち、「担い手育成・担い手を支える仕組みづくり」における「堆肥コントラクター整備事業、地域農業コントラクターTMRセンター整備」、消費者と生産者との結びつきの強化の施策における「農産物加工実習施設、地域交流拠点施設整備」、地産地消の推進の施策としての「上富良野産ブランド化事業」、農業の安定経営と合理化推進の施策としての「農業人材バンク事業」の4点の重点施策については、計画期間中の実施が見込めないことから、実施時期を変更しています。また、継続的に取り組む食育・地産地消に係る各種イベント、研修会や意識啓発活動などの施策については、コロナ禍であったため、一部事業の中止や縮小により、取組が停滞した施策もあります。次に4点目の計画の見直しについての御質問ですが、農業振興計画は平成31年度時点での情勢を基に策定していますので、期間中の社会経済情勢の変化などから、計画の推進に大きな影響がある場合は、当町の農業の動向を十分に見極めながら、上富良野町農業振興審議会等の意見を聞いて、必要に応じて計画の見直しを行うなど、柔軟に対応することとしております。そのようなことから重点施策につきましては、実践プランの進捗状況により、見直しを実施しているところであり、先に述べました実施が困難になった4点の施策については、引き続き「検討」することとしています。最後に5点目の、今直面している課題についての御質問ですが、現計画において、抽出された課題の中で、優先度や重要性など精査し、施策を展開して― 60 ―おりますが、実践プランで見直した施策については、引き続き、課題解決に向けた検討を進めなければならないと認識しております。また、計画策定時からの情勢の変化により、想定できなかった物価の上昇、飼肥料価格の高騰や有害鳥獣の被害拡大など、新たに取り組むべき課題も多くあることから、今後も安定した農業経営を継続していくために必要な施策につきまして、現状での対策を図りながら、課題解決のための情報収集、調査研究を進め、次期農業振興計画の施策に反映させたいと考えておりますのでご理解を賜りたいと存じます。

質問 9番 島田政志

まず進捗状況について、大まかに答弁いただいて、ありがとうございます。私の察するところでは、6項目ありますので、6項目に、例えば農業基盤強化の安定化については、こういう目標に対して8割進んでいるよとか、9割進んでいるよとか、あるいは高収益作物については、今まで100万円の収益だったのが150万円になりましたと、でもまだそれは発展段階で、まだ7割しかいってないのだよとか、そういう回答を聞きたかったのですけれども、もし数字がありましたら、少しお願いしたいと思います。

答弁 農業振興課長 安川伸治(農業振興課長は2025年3月まで)

9番島田議員の御質問にお答えします。農業・農村振興実践プランの6項目の基本方向の進捗についてでございますが、基本的にこの項目ごとの数値目標ですとか、そういった部分の指標は持ち合わせておりません。ただ、全体としましては、先ほど申し上げましたとおり、農業産出額、またそれらの指標が目標値を持っておりますので、それらのほうが数字の目標となっております。重点政策6項目でございますが、主な内容としましては、ハード事業、基盤整備事業が主なものになりますので、そちらのほうはおおむね計画どおりということで、特に完了事案につきましては、整備が2件ほど、東中の農道整備、それから串内牧場の畜産の基盤整備等が進んでいるところであります。また、東中地区の基盤整備につきましては、おおむね90%程度、それから上富良野町の防災・減災事業ということで日の出地区の排水路整備につきましても80%程度の進捗ということで、それらのほうが事業費ベースでございますが、そういった進捗の状況が数字化されているものでございます。以上でございます。

質問 9番 島田政志

ありがとうございます。数値、提出していただいてありがとうございます。この中で、例えば肥料コントラクターのやつが実施とかと書いてあるわけなのですけれども、実施したよとか、90億円かけたよとか、そうではなくて、やはり効果というのは、もっと本当に誰が見ても数字とかグラフで分かるようなものが好ましいのかなと思いますけれども、それがないということであればしょうがないのですけれども、今後、例えば令和6年からまた5年間の策定されるかと思いますけれども、その中ではやはり、例えば担い手が今は農業人口がどんどん減っているわけですけれども、それを補うためにどのようなことをして、結果10人増えたよとか20人増えたよとか、そういうお答えを期待したいと思いますので、今後はよろしくお願いしたいと思います。さらに、3番目の推進がちょっと滞っていると言いますか、この問題におきましても、さらに、まずはなぜ滞ったのかということがちょっと書かれてないというか、答弁されていないところがありますので、なぜ進まなかったのか、今後5年後にはどのように進めていくのかというようなことを、もし答えがありましたら教えていただきたいと思います。

答弁 農業振興課長 安川伸治(農業振興課長は2025年3月まで)

9番島田議員の御質問にお答させていただきます。あまり進んでいない施策の理由でございますが、主要事業のほうで4点ほど事業がございまして、1点目は地域コントラクターTMR、こちらのほうは家畜の飼料を供給する施設でございます。それと合わせて堆肥、コントラクター事業ということで、この二つの事業を共同運用、効率性を高めるため共同運用としての取組として防衛省の補助事業を活用しまして実施する予定でございました。実施時期につきましては、5年度に着手するという目標で進めておりましたけれども、運営体制、コントラクター事業ということで、運営体制のほうがそれぞれ農業者さんが組合をつくりまして運営していくという形を考えておりましたが、その中の合意形成が図ることができなかったことから、一時中断となったものであります。― 61 ―二つ目の農産物加工実習施設と地域交流拠点施設事業の整備につきましては、こちらも交流拠点施設内に併設するということで、農産物加工実習施設のほうを考えておりましたが、この拠点施設のほう、考えがなくなったことから、農産物加工施設のほうのみの検討ということで現在進めているところであります。3点目の新たなブランド化、6次化につきましては、新たに事業化する予定でありました事業者さんがコロナの影響がありまして、経済的な理由から6次化を断念しているという状況でございます。ただ、もう1件ほど企画している事業者さんがおりますので、そちらのほうは今現在コロナが終息しておりますので、今後始めるという予定で聞いているところであります。次の農業人材バンク事業でございますが、こちらのほうはJA関連の事業者さんが事業を展開しておりまして、こちらのほうも人材バンクを行政が担うということを再検討が必要だということで、どのような形で支援していくかということを検討することとしております。今後におきましては、様々な課題、理由がございますので、そちらのほうを次の計画までに内容について検証していきたいと考えているところであります。以上でございます。

答弁 町長 斉藤繁

9番島田議員の進捗していない政策についての御質問ですが、今具体的な理由は課長のほうから述べさせていただきまして、今後の次の5年間でどう反映するかという、どうするのだという部分について、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。この問題と言いますか、諮問機関、農業振興審議会のほうに私のほうから諮問して、その中で揉んでもらった結果、計画を我々が実行しているわけですが、進捗していない課題については、次の計画を作成するに当たりまして、審議会の中で十分検討して、次の計画が立てられるものと考えておりますので、御理解のほうよろしくお願いしたいと思います。以上です。

質問 9番 島田政志

大変苦しい答弁かとは思いましたけれども、農業者は今町長が答弁された以上に苦しんでいます。昨今のいろいろな国の政策というか、そういうものによって苦しい思いをしていると言いますか、例えば稲作の畑地化問題とか、そういうことも直面している場面もあるわけなのですけれども、今緊急な課題ということで、一つ今言った畑地化、水田の畑地化問題について、町長はどのようにお考えになっていますか。

質問 9番 島田政志

それでは、最後の質問の5点目にあるところの喫緊の問題ということで、肥料の補填と言いますか、価格高騰に対しての援助というか、それについては具体的にどのようにお考えなのかお願いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

9番島田議員の御質問にお答えしたいと思います。物価の上昇、肥料、飼料の高騰につきましては、既に行った部分も、コロナの交付金を活用しながら行った部分もあります。これは緊急的なことなのかもしれません。もっと長い計画の中で、どういうふうに根本的に取り組むかということについては、先ほども申し上げたとおり、今後開かれる、私が諮問するのですが、その審議会の中でどういうふうな政策ができるか、するべきかということは十分そこで揉まれるのだろうと、そして答申が出た暁には、我々が、行政がそれを実行していくと、こういう流れになろうかと考えております。以上です。

質問 9番 島田政志

確かにいろいろとまだ政策の途中というか、施策の途中なので、今回は適切な回答は得られないかとは思いますけれども、非常に、本当に町の方も一緒でしょうけれども、非常に苦労しております。特に、この肥料の話をすれば、5割、6割上がっているにもかかわらず、国からの補助が5トンの肥料を買って1万幾らとか、そういう、非常に雀の涙と言いますか、非常に緊迫しており ま す 。 そ う い う こ と で 、 町 長 も 現 場 を 見 て 、ちょっとこれからの施策に検討していただきたいと思います。私のほうからは以上です。

答弁 町長 斉藤繁

9番島田議員の御質問にお答えしたいと思います。それら含めて、町の方、農業の方、議員の皆様方のいろいろ御意見等も拝借しながら、今後の行政については、何度も申しますが、諮問いたしますので、そこで計画はそこで揉んでいくのですが、それ以外の緊急的なこと等含めて、総合的にはいろいろ― 62 ―皆さんと御相談進めて、農業の政策等を進めていきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。以上です。

出典:上富良野町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月14日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる