みんなの議会

上富良野町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月7日

(1)地域農業再生協議会水田収益強化ビジョンについて/(2)除排雪の対応について

2023年3月7日、上富良野町議会の一般質問で、髙松克年議員が「地域農業再生協議会水田収益強化ビジョンについて」「除排雪の対応について」について質問し、町長 斉藤繁、農業振興課長 大谷隆樹、建設水道課長 菊地敏が答弁しました。

質問者
髙松克年 議員
答弁者
町長 斉藤繁、農業振興課長 大谷隆樹、建設水道課長 菊地敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 髙松克年

先に通告しています2項目9点について、お伺いします。地域農業再生協議会水田収益強化ビジョンについて。大きな変革を求められる地域農業、720ヘクタールの水田の作付と1,080ヘクタールの麦、大豆、高収益作物、飼料作物、一般畑作物が水田休耕作物として作付されている。今、この作付状態ののバランスは大きな変化もなく保たれている。しかし、昨年より、保証されていた直接支払交付金の実施の基礎部分の変更により大きく変わることとなりました。再生協議会も今年度、準備期間を経て、令和5年度の対応を求められています。以下、町長にお伺いいたします。1、農政事務所において、各地域再生会議の政策に対しての考え方を調査していますが、上富良野町も参加し、調査内容にどのように回答しているか、お伺いいたします。2、畑地転換する農家への支援策があるが、どのような方策が示されているか、お伺いします。3、新しい政策に、今後どのように対応し、水田収益及び増強、強化に結びつけようとするのか、お伺いいたします。4、厳しい条件を緩和した水張り30日により交付金対応が示されました。これを2022年から2026年まで実施すれば交付金対応し、ブロックローテーションと同じと考えてよいのか、お伺いいたします。2項目として、除排雪の対応について、お伺いいたします。― 91 ―今年度の天候により昨年末までの降雪は、町全域で多く、1月末早々に補正予算が必要とされる状況にある。住民の方々からも苦労している話が聞かれる。1、除排雪についての路線、路順についての予定を住民に周知し、住民の要望の受付先を明確にし、困り事に応えていくことも重要と思われるが、お伺いします。2、町道管理の一部として除雪予算が計上されていますが、降雪状況により除排雪の作業が増加した場合、その都度、補正等の対応を行っているが、当初予算の中でしっかりと対応できるような予算措置が行えないのか、お伺いします。3、町内業者の企業体が除雪作業の委託業務を行っていますが、除雪作業後において、役場は発注者側と業者が行っている作業の点検や現場確認を行う必要があると思われますけれども、確認はどのように行っているのか、お伺いします。4、独居老人、高齢者世帯等、弱者世帯の自宅前の除雪作業車の戸口への置き雪の課題は、長年、解決できていない状況にあります。住民の最大の問題といえます。定住にも除雪のよしあしはネックになる課題と思い、解決策についてお伺いいたします。5、町内会、住民会の住民が助け合い、小規模な除雪機を使って除雪作業ができない町民の支援に参加できるようなことが必要とされる時期に来ていると思うが、住民への周知や支援体制の整備などを考えてはいないのか、お伺いいたします。以上です。

答弁 町長 斉藤繁

3番髙松議員の2項目の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの地域農業再生協議会水田収益強化ビジョンについて、4点の御質問にお答えいたします。1点目の上富良野町農業再生協議会が取りまとめた課題ですが、現在、作付をしている作物の状況から、水張り及びブロックローテーションを構築することに対応できず、離農する農業者が出ること、また、農地を引き受ける農業者の負担が増加し、受け手では吸収できずに不作付地が増加することが懸念されます。水稲の生産を行っていない農業者が、新たに取得した農地において水稲の生産に係る農法や機械を所有していないため、水稲の生産は困難であり、また、住宅等から離れた位置に水田を取得した場合、機械の運搬等により労働時間が増加し、他の農作業にも遅延等の影響が出ると考えられます。施設園芸農家にあってはハウス及びハウス内機械の一時撤去をしなければならず、本来、必要でない費用がかかることが予想されます。また、アスパラ等の多年生の作物については、まだ収穫可能な株を途中で打ち切ってしまうこととなり、本来、得られるべき収益が損なわれることが考えられます。次に、2点目の畑地転換する農家への支援策につきましては、交付対象水田において野菜、果樹、花卉等の高収益作物を作付する場合は10アール当たり17万5,000円、麦、大豆、飼料作物、子実用とうもろこし、そば等を作付する場合は10アール当たり14万円が交付され、なおかつ、定着促進支援として10アール当たり2万円を5年間受け取るか、一括で10アール当たり10万円の交付を受けるか、選択できることとなっております。次に、3点目の今後の対応についてでありますが、作物の需要が変わっていくことが考えられる中、国からの支援があるものに関して農業者へ周知を行い、各農業者の経営判断により畑地化を進めるか、ブロックローテーションにより水稲の作付を行うかの選択をしていただき、国に対しては、さらなる支援策を要望していきたいと考えおります。次に、4点目につきまして、水稲の作付のみを水張りとされていたところ、水稲作付と同条件による1か月の湛水管理であれば水張りとみなすことができると国より示されており、実際に、1か月の水張りが可能となれば、交付対象水田として活用していくことができると考えられますので、御理解賜りたいと存じます。次に、2項目めの除排雪の対応について、5点の御質問にお答えいたします。まず、1点目の除排雪についての路線、順路等についてでありますが、現在、除雪作業につきましては、除雪車保管庫を起点として出動し、効率等を考慮しながらの順路となっており、その中でも、学校や病院などの公共施設のある幹線道路を優先的に行うことも考慮しながら作業を行っております。次に、排雪予定の事前周知についてでありますが、排雪期間中に降雪に伴う除雪作業が数日間続くこともあり、結果、事前に周知した路線の排雪が遅れていくことも想定されることから、現在のところ、あらかじめ排雪の予定を示していくことは難しいと考えていますので、御理解を賜りたいと存じます。また、問合せ先についてでありますが、毎年12月10日号の広報で、国道や道道も含め、連絡先をお知らせしているところです。次に、2点目の除排雪経費の予算編成についての御質問ですが、当初予算においては、過去の実績も検証し積算した上で予算計上している現状であり、― 92 ―大雪等の不測の除排雪経費が発生した場合においては、議員御発言のとおり補正予算にて対応しているところです。御質問の当初予算の段階で一定程度、余裕を持った形で予算計上をすることも予算編成の手法の一つだと理解はできますが、御承知のとおり、当初予算の編成については脆弱な財源構造の中から限られた財源を活用し、様々な行政需要に対応するために、それぞれの事務事業がより高い行政効果を生み出すことを念頭に予算編成を行っているところです。そのようなことから、当初予算の段階から大雪等の不測の事態に対応した経費を計上することにより、他の様々な事業の予算にも影響が及ぶことから、令和5年度の当初予算においても、現状の予算編成手法を踏襲し、仮に、不測の事態が発生した場合においては、しっかりと補正予算にて対応するよう予算編成を行ったところです。次に、3点目の委託業務の作業体系見直しについての御質問にお答えいたします。現在、委託体制になり10年が経過し、今年度で11年目を迎えました。当初、4社による共同企業体から始まり、現在は1社減り3社になっているところではありますが、年2回の定期打合せを行っているほか、課題や問合せが発生した場合には、その都度、打合せを実施し、サービス低下にならないよう努めているところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、4点目の独居老人、高齢者世帯等、弱者世帯自宅の戸口への置き雪についてでありますが、現在、行っている除雪サービスは、体力的に虚弱で自力で除雪を行うことが困難である65歳以上の高齢者世帯、独居の高齢者世帯、重度の身体障害のある方で、町税や介護保険料に滞納がない町民税非課税世帯を対象としており、除雪基準は議員御指摘の課題の戸口への置き雪の除雪ではなく、おおむね15センチメートル以上の降雪時に除雪を行うサービスであり、戸口の置き雪除雪で困っている方の課題を解決するものではないことを御理解いただきたいと思いますが、先にも触れましたが、町といたしましても現体制で可能な限り処理してまいりたいと考えております。議員御指摘の課題の解決でありますが、この除雪サービスは除雪が困難な非課税世帯の高齢者に対し、安価な利用料でサービスを提供していることから、議員質問の戸口への置き雪除雪で困っている町民で、一定程度、所得がある方におきましては民間等の事業者を利用していただくなど自賄いで除雪を行っていただくよう考えております。先ほど、同僚議員にお答えしましたとおり、現状の除雪サービスを継続する課題もありますことから、このサービスを維持する方法等を関係機関と検討してまいりたいと考えております。次に、5点目の除排雪の町民参加の御質問に関する質問ですが、住民会や町内会がお互いに助け合い除排雪を行うことは、本来のコミュニティー形成であり、個人の敷地内の除雪等に対し、依頼に応じ行うことはとても重要なことと考えていますが、これに関しては依頼する側と依頼される側の合意形成でなし得ることでありますので、住民コミュニティーや活動の在り方として様々な機会を通じ、周知を行ってまいりたいと思いますので、御理解をお願いしたいと思います。また、小型・中型の除雪機を使用して住民会・町内会やその中のグループで除排雪を実施する場合における除雪機の経費の負担方法などを含め、現在の協働のまちづくり補助金の運用を今後も検討してまいりますので、御理解賜りたいと存じます。

質問 3番 髙松克年

答弁をいただきましたけれども、地域農業再生、この制度が現在の農業者については非常に厳しい側面を含んでいることが示されている見解が回答として寄せられたというふうに思います。現実に地域で生活している農業者の置かれている状況は、社会的状況も重ねると重い発言といえると思います。このような状況の中、地域農業再生協議会が今後、農業の振興策はどのように進めるのか、また、それをひいて、町ではどのような振興策を今後、新しい政策として出されるのか、お伺いしたいと思います。

答弁 町長 斉藤繁

3番髙松議員の御質問にお答えしたいと思います。各地域の農業再生協議会のほうでは、政策に対していろいろ考えをお持ちで、これから協議されていくかと思います。いろいろな問題点、課題点もたくさんあると思います。特に、このいわゆる水活交付金が出る出ないというのは上富良野町にとっても非常に額も大きくて重大なことだと私も思っておりま― 93 ―す。町としましても、町の政策としてはやはり、政策といいますか、まず、農業者の皆様の声を国に届けていくのはもちろんですが、何せ休耕地が増えては、これはもちろん農業委員会や農政部局もいろいろ話をしながら、そちらのほうもそう思っておりますし、農業振興計画なんかもそういう休耕地は増やさない、なるべく耕して生産量を上げるという方向だと思いますので、そういう対策はどういうものがいいのかというのはまだまだこれから詰めていかなくてはならないと思いますが、町としましても必ずそういうふうな何らかの対策はしていかなければならないのかなと現時点では考えております。以上です。

質問 3番 髙松克年

本当に示されてから日も浅くて、今でも自分が質問を出した後にも、再生会議のほうでも新しい案が出てきていて、これはなくなるのではないかとか、これは考え直さなければならないところがあるのではないかということが2月10日ぐらいにも、まだまだ令和5年度についても話合いがなされているような状況で、非常にこのことが決定していくまでのプロセスが農家自体に十分に伝わっているというふうには見えないのです。その辺が問題になるのかと思うのですけれども、それでも、やっぱり我々としては生活はしていかなければならないし取り組んでいかなくてはならないというジレンマというか、若い人たちに対しても、かなり精神的な面でも影響を与えているのではないかと思うのです。以前に、町長が税務課にいたときに僕らに話してくれた中で、2年間ぐらい農作物の作況がよくて1,000万円ぐらいの税収が前年度より増えているということを話してくれたことがありますけれども、そういうことなんかも含めて、町がやれることをぜひ見ながら若い人たちにも伝えてほしいなと思います。今後の再生強化に示されている畑地化による高収益作物の導入というのが、やはり政策的にも重要な課題と思われるのですけれども、これらの作物の作る畑によって、この場合は田んぼなのですけれども、それらにおいては大きな改良がなされているところはいいのですけれども、その他のところでやはり高収益作物、蔬菜を中心としたものなのですけれども、それらを作るとすれば肥沃な土地であり排水もよくなければ駄目だということで、ぜひこの後も続けてほしいのは、町の小規模の土地改良、これはぜひ続けていってほしいなと思うのですけれども、その辺についてはどうでしょうか。

答弁 農業振興課長 大谷隆樹(農業振興課長は2023年3月まで)

3番髙松議員の御質問にお答えいたします。髙松議員が今おっしゃられたとおり、高収益作物を作付するにしても、もともと水田だったところですから湿害対策とかそういった手当をしないことには収量も品質も確保できないというふうに考えられます。町としては、心土破砕とかそういった湿害対策を小規模土壌土地改良事業として今後も継続して助成を続けていきたいというふうに考えております。以上です。

質問 3番 髙松克年

それに加えて、新しい作物を取り入れるとすれば、もう一度、その農家への技術指導というか再教育という言い方をしたらちょっと生意気に聞こえるかもしれませんけれども、新しい技術を学ばなければならないということがありますけれども、それらにもぜひ、その機会を設けて考えていってほしいと思うのですけれども、どうでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

3番髙松議員の御質問にお答えしたいと思います。再教育といいますか、持っている知識を現在よりもさらに得るということをリカレント教育のことだと思います。それにつきましても今後、そういう希望者が多くいるのであれば十分、町としても応えていかなくてはならないのかなというふうに感じております。以上です。

質問 3番 髙松克年

それに加えてなのですけれども、今回の新しい政策を今後どのように対応していくかというところで各農業者の経営判断によるしかないというふうには思うのですけれども、各関係機関の技術支援、またはこの新しい取組に対して、資材の高騰の中で、短期の資金の融資を必要とするというふうにも思われるのですけれども、これについても、どのように考えているかをお伺いしたいと思います。

答弁 町長 斉藤繁

3番髙松議員の御質問にお答えしたいと思います。新しい取組に対して、さらなる支援につきましては引き続き、国、道に対して要望を続けていきたいと考えております。

質問 3番 髙松克年

それで、この中でも4番目に書いているのですけれども、水張りの基準が1か月湛水が可能であれば交付対象にするというのですけれども、これはまた、なかなか難しい要素があって、どのような形で、土地改良した、圃場整備をした水田でパイプラインがしっかりできているために、かえって、いつ何日から水を上げられるかということは何か大きな意味では開発局、水の管理のことについてのところからの何月何日からどれだけの水を上げるということがあったりとかして、どのようにできるか、それについてもぜひそういう議案が起きたときには、町も改良区と一緒になってという言い方はおかしいのですけれども、ぜひ支持のほうをお願いしたいというふうに思います。それと、その中で起きてくることなのですけれども、ブロックローテーションという手法は難しいことを言っているだけで、我々からいったら水田と畑作を転換していくということなのですけれども、今、どこでもこのブロックローテーションという言葉を使うので使わせてもらいますけれども、その転換のときに米を新しく作付するときに米のたんぱく、これは食味に非常に重要視される要素なのですけれども、それが高い数値が示されて規格が落ちるという問題なんかがあるのですね。その辺についても、これが売れないとブロックローテーションしていく意味もないし次の作物を作っていくという意味合いもなくなるわけですけれども、それら辺りについてもぜひそのような事態が起きたときの対応を農家の人たちにもしっかり伝わるような形で再生会議のほうでお知らせしていただきたいというふうに思います。どうでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

3番髙松議員の御質問にお答えしたいと思います。1か月の水張りは私も土地改良区のほうと情報は共有しております。そう簡単ではないというのは、たかが30日とはいえども、その時期が水がそもそも水利権がないから始まってそれこそ設備が水を張れるようにパイプラインも含めてなっているのかというのは非常に懸念しているのだということは土地改良区のほうから言われて、情報としてですね、今後、協議していかなくてはならないというふうな話は伺っております。ただ、30日水張りすればそれは水活交付金の対象となってローテーションできますので、米を作らなくても、米を作った場合は先ほど髙松議員がおっしゃったようにたんぱく質の問題、たんぱく質が高いと米がおいしくないといいますか味に関わってきますので、なるべく30日水張りできて、しかも水活交付金を受け取って、しかも今までどおりローテーションといいますか、今までどおりの作ができれば一番いいのですが、いろいろな様々な解決しなければならない土地改良区、ほかのもう一つの団体になりますが、そういうところの調整も今後必要かというふうに思っております。以上です。

質問 3番 髙松克年

次の除排雪のほうに移りたいと思うのですけれども、ここで路順とかのことについてお伺いしたのですけれども、その排雪の路順についても町民の人に言わせたら毎回同じようにうちのところはいつも遅いという話があるのですね。それはここでも説明されているように拠点からの行こうとする順序もあるから厳しいところなのかもしれませんけれども、やはりいつも後にされているという感情というのは非常にあまりいい感情を持っていないようで、できるのなら変えられないか、できるのなら俺、電話するぞとか、そのような話があるぐらい切実な問題なのだと。自分も議員になってすぐの頃だったかと思うのですけれども、この排雪の問題で話をさせてもらったのですけれど、もうそろそろ10年もたつのに相変わらずこの話を、雪が多くても少なくても住民からいらだちを伝えられるというのはどうなのかなと思って、今回、話をしようとしているのですけれども、それほど難しいことを言っているわけではないのですよね。言ったらあれですけれど、大きい一番最初にやらなくてはならない道路は理解しているとしても、それに次いだところはぜひローテーションを組んでうまくやってくれないかなということなのですけれども、それでもなかなかできないものなのでしょうか、お伺いします。

答弁 建設水道課長 菊地敏

3番髙松議員の御質問にお答えいたします。議員御質問のとおり順路ということで機械が入っている倉庫なり役場の倉庫からの出動になります。確かに、言われている箇所といえば想像がつくのですけれど、大体、東町セブンイレブン、あの界隈のほうがどうしても倉庫からの出動で、やはり近いところから仕上げていく、幹線を仕上げていくということからいたしましても遅くなる傾向にございます。ただ、それも逆から今度やるとなると、また移動時間もそこで費やすことから、現行の順路ということで考えております。以上です。

質問 3番 髙松克年

何か機会があったら、場所が分かっているのであれば、ぜひ課長が行って説明をお願いしたいというふうに思います。それと、質問の中にも書いてありますけれども、予算のことなのですけれども、今年のような積雪になると補正という形で今やられているのですけれども、これについて、これだけ今年みたいなことが来年もないということはいえないわけですけれども、このことについてお伺いしたいと思います。もうこの委託を始めてから10年たっていて、ある程度、事業の量的積算というのは10年間の間でどの辺が平均かとかどの辺が上限か下限かということなどは分かってきているのではないかというふうに思うのです。ぜひ、そこから除雪の経費を算出して予算に生かすことが、計上することができないかどうか伺いたいと思うのですけれども、どうでしょうか。

答弁 建設水道課長 菊地敏

3番髙松議員のただいまの予算についての御質問にお答えいたします。確かに、降り方にもよりますけれど、なかなか平均で取る方法にいたしましても、その年々で降り方、大雪が続くとき、小雪が続くときだとか、あとは途中で雨が降るだとかいろいろなパターンもございます。今のところ、予算の取り方といたしましては、たしか平成31年だったと思うのですけれど、その年、年度につきましては冬季補正を行わないで令和4年度予算1億3,450万円でしたか、その額でやり過ごしたという件もありますので、その額を下限といたしまして予算化しているところでございます。以上です。

質問 3番 髙松克年

今のようなことは分かるのですけれども、その数字を予算に生かして補正をなくすということはできないのかという質問に対しては、財政的にほかのところを圧迫するからという話はあったのですけれども、それらも10年やってきて習慣的なところでの数字の置き方とか考え方というのがあって変えられないと思っているのではないか、実質、こう言いながらも補正がないということを言っているのではなくて、もう少し幅のある除雪対策というか、そういうのをもってできないものかということを考えたわけで、言っていることは分かるのですけれども、それを一回ちょっとシミュレーションにかけてみるということはどうなのでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

3番髙松議員の御質問にお答えしたいと思います。当初予算の組み方は、先ほど建設水道課長のほうから説明しました下限で毎年予算計上させてもらって、年々によって変化がありますので補正予算で対応しているというのがここ十数年続いております。本当にこれは財政の予算の組み方といいますか技術的な問題で、結果的には除雪費を抑制するために最初小さくしているわけではなくて、最初からマックスで除雪費を当初予算で組んでいると、そのほかのいろいろな事業、除雪以外にも商工観光、農政、福祉とかいろいろありますので、そこが大分我慢しなくてはならなくて、結果的に雪があまり降らなくて除雪費が余ってしまったりすると大変ですので、やはり最初は小さく、福祉とか商工観光、その他の事業を当初予算を組むために除雪費は最低限で、必要に応じて補正していくというようなやり方が一番いいかなというふうに思っております。髙松議員がおっしゃられた、いろいろその手法を変えてというのはまた別で、それはまたこれからいろいろどういうやり方がいいのか、先ほどの小林議員のところでも一部お話しさせていただきましたが、道路の除排雪とは別に各家庭の除雪後の間口の除雪はどうなるのかとかいろいろなそういう問題もありますので、除雪の仕方、やり方の変更のシミュレーションはまたそれはそれで常に考えていかなくてはならないのかなというふうに思っておりますが、予算の組み方としては最初は小さく組む、ある程度、ほかの保育園とかの扶助費なんかは大体想像するとそれに近い、大体分かっていますけれど、やはり自然相手の除雪ですとかこのようにありますので、結果的に予算が余るとほかが我慢したことになりますので、そういう予算の組み方はほかの事業に影響するので、最初は除雪は小さく、結果的にきちんと補正して住民の方には迷惑をかけないようにするようにいたしますので、結果は同じと思っていただいて構いません。結果が違ったら、またこれは大変なことで、結果は常に一緒だと思っています。以上です。

質問 3番 髙松克年

除排雪の現在の委託の制度についてなのですけれども、10年たって、これも相当それぞれの事業所で働く人たちも除雪について当初よりは腕が上がっているというふうに見えるのですけれども、聞くとやはり人員の問題でオペレー― 96 ―ターも結構、入れ替わりがあり、ベテランといえる人たちが少ないということなんかもあって、本当によく道路のそばにあるレギュレーター、それら辺りを引っかけても飛ばしていったりとか、ロータリーでせっかく除雪をしてくれているのですけれども、赤のポールも一緒にかみ込んで、春になったら畑の中で転がっているとかそういうこともあるようにも聞いています。そのようなことで、作業においても作業員の人たちの連携ということもあります。もちろん、事業者としての連携、また、請負を出しているほうの町としての問題もあるのかもしれないのですけれども、少し作業においての作業員の人たちの技術的な余裕ということもあるのかもしれないですけれども、働いている人たちの気持ちにも若干余裕がないのかなと。それで、ついつい住民の人たちにも何かあったときには当たってしまうというようなこともあるのではないかというようなことも聞きますので、このことについても、委託体制になってから今までのそういうような話合いなんかは、ここでは年2回打合せしていますというように書いていますけれども、どのような方法で働いている人たちへの配慮をされているのか、お聞きしたいと思います。

答弁 建設水道課長 菊地敏

3番髙松議員の御質問にお答えいたします。まず、オペレーターの出入りというのは実際ございます。都合で辞める方もいらっしゃいますし、来年辞める方のことを考えてオペレーターが張りついている区域を変更したりだとかそういう実情もございます。慣れない箇所をやったりとかして、全ての箇所に目印がついていればいいのですけれど、若干倒れかかっている紅白のポールを巻き込んだり壊したり、あとは若干舗装をめくったりということもございます。役場といたしましても、業者と連携は取っているところなのですけれど、実際、その作業員、運転手等の個別というか全員そろえてのコミュニケーション、打合せは取ってはおらず、あくまでも代表の方との打合せを年2回と、あとは、町の方から寄せられる要望だとか、ここをこうしてほしいだとかというのはお互いで一緒に現場を見に行きながら、それぞれ対応できるところは対応している状況でございます。以上です。

質問 3番 髙松克年

一番最後になりますけれども、それぞれの戸口の置き雪についてなのですけれども、これもまた昔から言われていることが、残念ながら、今日も同僚議員のほうから出ていましたけれども大きな問題になる問題なのかなというふうに思います。ただ、ちょっとこの間聞いた話でよろこばれたことがあるので知らせておきたいと思うのですけれども、2月22日から23日にかけて少し暖気になって路面が緩んできたときに、グレーダーでもって均平作業というのですか、道路を平らにする作業をしてくれていたそうです。そのときにおいて戸口への配慮、住民からお褒めの言葉を聞かされました。1回押していって、そして戸口にたまった大きい雪の割れたやつがあるために、これはまずいなということもあったのかもしれないですけれども、きれいに押して戸口は確保してくれていたと。そのときに「やればできるじゃない」と言われたのですね、そのお母さんというかね、やればできるじゃない、これはもう笑うしかなかったのですけれども、そういう声がありました。これらを聞いてもやっぱり、いつか何かで、2月から今までといっても、もうかなりたつわけで、本当によろこんでくれているというのは、だから、どこかそういうようなことで、どこかで人がいても危ないぞというのではなくて、一つ声をお母さんたちにでもおじいちゃんやおばあちゃんにでも声をかけていくということも皆さんの努力に対してお褒めの言葉をもらったというぐらいのつもりで声かけなんかも必要なのでは、コミュニケーションも必要なのではないかというふうにも思いました。ちょっと移りますけれども、住民の参加による戸口の排雪というかそういうものをできないかということもぜひ考えてほしい。戸口というのは、どこからどこまでなのかという話なのですけれど、歩道は少なくても町道ですよね。そうしたら、本当にそれこそもう門柱が建っているとすれば門柱から道路側は町有地ということですよね。町の管理ということになるのですね。そうすると、戸口というのが微妙な間にあるということが言われるのですけれども、それら辺りは、残念ながら論議になっていましたけれども、それは住民の行うべきところなのか、町が行うべきところなのか、細かいことをいえばその辺に黄色いポールが立っているか赤いポールが立っているかで違ってくるぐらいの感じなのかと思うので、ぜひそのことについても、住民が参加していく形のスタイルのある除雪体制みたいなものが町の中でも組まれることができるとすれば、先ほど、小林議員の中からもありましたけれども、それら辺りも、やはりもうそろそろ考えてもいいのではないか。かえって遅いくらいだったのかなと思うのですね、自分としては。やっぱり自分らが話をしたとき― 97 ―にもまだ若い人たちが周りにいて、どうにか小さな機械も使ってくれるというような人もいたのですけれども、ここまで来たらもうその人たちも機械を使うのはなという話になってきているぐらいですから、そのようなことで、ぜひ先ほどの答弁の中にもありましたけれども考えるということを町長は答えているので、ぜひそのことを再考するというよりはもう一度確認したいと思うのですけれども。

答弁 町長 斉藤繁

3番髙松議員の御質問にお答えしたいと思います。どこからどこまでが町の道路か、歩道ももちろん町の所有ですが、現実的に各歩道も町が除雪するということは当然不可能ですので、そこでやっぱり住民の皆さんの御協力をいただかないとなかなかできない、もちろん道路は危ないから町が管理しますけれど、歩道のその先に私有地があればそれも含めて道路まではぜひ皆さん住んでいる方でお願いしたいというふうに思っておりますが、先ほど来から高齢化等も進んでなかなか大変だということで、お答えいたしました、いろいろ町の中にはタイヤショベルとかを持っている方もいますし除雪機も持っている方もいます、そういう方を活用しながら、また、くくりとしては髙松議員がおっしゃるように住民会、町内会なんかでうまくお願いして、道路の除排雪とは別の方法で、また住民の除雪の対策を考えていかなくてはならない時期に来ているのだなというふうには思っております。以上です。

出典:上富良野町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月7日 議事録 PDF(101ページ) 間違いを知らせる