上富良野町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月8日
上富良野町の今後の農業施策展開は
2022年3月8日、上富良野町議会の一般質問で、中瀬実議員が「上富良野町の今後の農業施策展開は」について質問し、町長 斉藤繁、農業振興課長 大谷隆樹が答弁しました。
- 質問者
- 中瀬実 議員
- 答弁者
- 町長 斉藤繁、農業振興課長 大谷隆樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 中瀬実
私は、さきに通告しております概ね3項目について、町長の見解を求めます。主項目は上富良野町の今後の農業施策の展開はということであります。基幹産業である農業は、今、約240戸前後の農業者が6,000ヘクタールの農地を守り、安全・安心、良品質の食料を安定期に供給すべく日々努力をしており、その産出額は年90億円となっております。この農地を守り保全をすることは、上富良野の美しい景観をつくり出し、訪れる観光客の癒やしにもなっております。しかしながら、今後においての農業に対しての見通しは決して明るい材料ばかりではなく、就業者の高齢化等により、やむを得ず農業をリタイアする人が増加することが想定され、現在、上富良野町の耕作面積6,000ヘクタール、240戸で単純に面積で割り返すと1戸当たりの面積は25ヘクタール、200戸になると30ヘクタール、近い将来、耕作放棄地を出さないことからいえば、1戸当たりの面積は40ヘクタールは耕作しなければならない状況になると思われます。今後、様々な諸課題が山積する中で、国の農業施策とは別に、町独自の施策が求められております。そこで伺いたいのは、現在町で進められている第8次の農業振興計画の実践プランが令和5年をめどに進められているが、重点施策主要事業の中で令和5年を待たずに実践が難しいと思われる事業の見直しが必要と思われるが、例えば、堆肥コントラクター事業、農産物の加工実習施設の整備、新規の収納支援プログラム、農業コントラクターTMR整備、農業人材バンク事業、これらの重点施策実践プランを見直す考えはあるのかをお伺いいたします。次に、今後も想定される異常気象に耐えうる地力対策として、農家が求める堆肥の購入、緑肥種子購入に対して、一部助成は考えられないか伺います。次に、農地の取得(売買賃借)に対して一部助成する考えは。3条によるものは除くということです。例えば、所得に対して金額の5%、賃借については10R当たり水田では3,000円、畑については1,500円くらいの助成策は、賃借に対しても助成する考えはあるかないかを町長の見解を伺いたいと思います。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の今後の農業施策展開についての御質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の第8次農業振興計画に係る農業実践プランの見直しについてお答えいたします。議員の御指摘のとおり、プラン策定後、農業情勢等は変化していることから、中間年である令和3年度までの検証を行い、令和4年度、5年度の計画につきましては、農業振興審議会に一部見直しを提案する準備を執り進めているところであります。議員御指摘の各項目のほか、変更点につきましては審議会終了後、お示しできるものと考えております。2点目の堆肥、緑肥種子購入についての一部助成についてお答えいたします。助成事業につきましては、災害に耐え得る地力増進のための小規模土地改良等及び農地災害・減災対策として、緩衝緑地種子助成を上富良野町集落協議会が中山間事業で助成を行っていることから、町としては新たな一部助成については現在のところでは考えていないところであります。3点目の農地の取得に対しての一部助成についてお答えいたします。個人資産の売買等に関して個人への助成等については、現在のところ持ち合わせていないところでありますので、重ねて御理解を賜りたいと存じます。
再質問 4番 中瀬実
再質問に入る前に、一言まず町長にお伺いをしたいと思います。この振興計画は前町長が計画を立ててしたわけでありまして、斉藤町長についてはこれは関わっていなかったわけでありますが、斉藤町長が町長に就任した時点で、この振興計画の中身等々について、いわゆる農業振興課等々に見直しとかそういったことを助言とかしたことはありましたか。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。見直しは指示はしておりません。― 75 ―以上です。
再質問 4番 中瀬実
農業振興計画、実践プラン、振興計画等々については、いわゆる見直しをしたいと、農業審議会に諮って見直しをしたいという答弁でありました。基本的にはこの六つの実践プラン、六つの振興計画でありますけれども、この全部を見直しをするという考えなのでしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。農業情勢が変化しておりますので、私の希望といいますか、どれをどういうふうに変えていくのかも含めて、変更点をどう変えていくか、それを依頼したところでございます。以上です。
再質問 4番 中瀬実
そこが一番大事なところなのです。基本的には、せっかくこういった8次の農業振興計画を立てられて、そして今まで何年も経過しています。その中で、私も2020年に一般質問させてもらっています。本当にこういった8次の振興計画がこのまま進められていいのかと。私そこで質問しています。そのときに、これは無理だなとか見直すべきだなという話は一切ありませんでした。結果的には今までいろいろな実践プランでいいますと、研究検討、一部実施、そういうことで表現をされております。前回の町長にも私も聞いております。研究検討ってどういうことなんだと。研究検討ばかりしたって、いつまでも進まなかったら意味がないだろうと。そうしたら、結果的には検討研究はあくまでもその過程のことであって、その進捗状況を示すものではないというふうに言われました。それって私変だと思います。結果的には、ある程度研究検討したらここまで進んでいる。だから一部実施、実施に向かっていくのだと思います。それが変なのが、例えば、今回この堆肥コントラクターの事業、これは平成28年から始まっていますけれども、研究、研究、検討、検討、検討、検討それで来年実施になっています。来年実施です。それなのに見直しです。それは進化の過程だとは言いながら、そこまでそういう過程を示しているのであれば、今、例えば、今回まず最初から聞きます。堆肥コントラクター事業、どこまで実現可能の状態になっているのですか、教えてください。
答弁 農業振興課長 大谷隆樹(農業振興課長は2023年3月まで)
4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。この実践プランの中身につきましては、今回、農業振興審議会のほうに各事業ごとに見直しを図る旨、御意見をお伺いをするように進めてきたところでございます。この堆肥コントラクター事業及びTMR等の整備事業につきましては、防衛省補助事業による計画等のほうにも検討してきたところでございますが、地域の酪農家の皆さんのそれぞれの御意見、いろいろなJA等の御意見もお聞きしたところ、今の時点では、この堆肥コントラクター及びTMR事業等についてはその必要性を感じる方がまだ少ないということから、現時点ではまだ実施にはいけない段階でございます。ですので、今回、農業振興審議会においても、各委員のほうからもこれはまだ機が熟していないことから、令和5年度にすぐ実施という段階までは至っていないというのが現在の状況でございます。
再質問 4番 中瀬実
ちょっと変ですよね。私この一般質問をするときに、担当の職員に聞いています。今回私はこういう質問をしますよ、だからうまく答弁してねと言っています。そのときに言ったのは、実践、実施とかいろいろ今回項目何点か私は挙げていますけれども、スムーズに進んでいくのかどうか、そこら辺のところをちゃんと説明してねと。そうしたら、頑張って、いわゆるいま現在の状況を説明できるようにしますと言いました。そのときに、一部見直しをするために農業振興審議会にそういうことを今申し入れをするのですという話は一切ありませんでした。それってどうなのですか。
答弁 農業振興課長 大谷隆樹(農業振興課長は2023年3月まで)
ただいまの中瀬議員の御質問にお答えします。この農業実践プランの見直しにつきましては、ちょうど令和3年度が中間年に当たるということから、中瀬議員から御質問ありましたとおり、TMR、それから堆肥コントラクター事業等については、実施がすぐ可能ではないのではないかという御指摘のとおり、先ほども申し上げましたとおり、地域農業者及び農業関係団体の皆さん等の御意見もいろいろお聞きした中で、いま時点ではこの事業を直ちに取り組むものではなかなか難しいのかなということから、農業振興審議会というのは町長からの諮問機関でございまして、農業の予算、それからこういう農業施策に関しまして都度御審議をいただいて― 76 ―いる機関でございます。今回、中瀬議員からこのような御質問をいただいたことから、この実践プランの中身の見直しを行いまして、今後この実施可能な年度につきましては、さらに検討を進めていきたいということで申し上げたところでございます。以上でございます。
再質問 4番 中瀬実
この計画は平成28年から始まっています。そして、令和5年が一応計画では最終年度になっている。そのときに私先ほども言いましたけれども、2020年6月の定例会で質問したときに、平成31年と令和1年が抜けているのではないかと聞きました。そのときに何て言ったと思いますか。結果的には実践プランの検証と第8次農業振興計画実践プランの策定をこの1年間、これはいわゆる検討する期間だと、1年空白はそういう意味なのだと言ったのです。そうしたら、その時点でもう既に、これは5年までやるべき事業なのか、ここで一度考え直すべきなのか、そういった空白の1年だったというような説明があったのです。そして、さらに今年になって、令和3年ですけれども、3年がもう終わります。それを今度農業振興審議会にかけて見直しを図ってもらえるようにします。全然前向きではありませんよね。私たちの町の基幹産業は農業だとよく言われます。町長も言っています。一番大事な部分です。この農業振興計画、農業振興審議会が将来の町のあるべき姿はこういうふうにあるべきだ、こういうふうにしてほしいということで、町長に答申をしているわけです。そうしたら、答申を受けた町長は当然のことながらこういう実践プランをつくって目安を決めて、それに少なくても検討研究、研究検討か分かりませんけれども、そういうものを加えていっているのです。それが何か我々には伝わってこない。本当にやる気があるのかというふうな考えになってしまいませんか。我々は、基本的にはこの堆肥コントラクターというのは非常に期待をしていました。なぜかと言うと、基本的には農家の皆さんは土づくりが一番大事なのです。だけれども、残念ながら農業者も皆さん高齢化になっています。堆肥を買ってきて、新たにショベルを買って、堆肥まきを買って、そしてまくというのは非常に時間とお金がかかります。だから、こういった振興計画の中でこういう堆肥コントラクター事業をやってくれば、農家は非常に助かるのです。それに期待をしていたのです。それが何かうまくいかないからもう1回見直しするわとか、そういう方向性というか、そういう考えでは困るのです、本当は。斉藤町長、どう思いますか。町長が振興計画は携わっていなかったとしても、町の将来、町の基幹産業を守るために土づくりをすることは一番大事なことだと思います。だからそういったことをこれはこういうことで強力に進めるべきだとか、そういった助言等々はこれからしていくつもりはありますか。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。将来の農業というもののあるべき姿というものを、中瀬議員自ら農業経営者でありますので、今、聞かせていただきました。先ほどの答弁の繰り返しになりますが、私としては中瀬議員も農業経営者の一人なのですが、これらの内容について振興審議会のメンバーの皆さんもそれぞれ全員が農業経営者ではありませんが、農業を代表する方ということで答申を求めておりますので、その中で具体的な質問にあります堆肥コントラクター事業がどうなのかこうなのかというのは異論とかあるとは思いますが、それらについても併せて審議会に諮問をお願いしているところでありますので、御理解を願いたいとこのように思っております。
再質問 4番 中瀬実
堆肥コントラクター事業については、基本的にこの振興計画の一部の中で言われているのは、環境に優れた良質な堆肥を生産するための製造施設を造って、そして土づくりのための生産性、作業効率の向上につなげるためのコントラクター事業ですよとうたっているのです。ですから、これは今後においても町長を含め強力にこの事業はなくさないように、できるだけ実現できるように、強力に推し進めていただきたいと思います。いろいろな事業がありますけれども、計画を立てても実現ができなかったら結果的には絵に描いた餅なのです。何のことない。立派なことを言っても実現しなかったら何も意味がないということになるのだと思います。ですから、そういったことを肝に銘じながら進めていただければと思っております。今回は、特に町長のほうからもあまり詳しい答弁が得られていない部分がありますから、次に、これ農産物加工とか実習関係のこのことについても何か曖昧です。非常に曖昧です。これあれですよね、この本来の目的は、地元の農産品を原料とした特産品― 77 ―の開発を促進するための環境を整える。加工製造の研究や実践が可能な施設の新設を行うとなっています。ところが現実はどうですか。恐らく町のいわゆる友達同士か何かでいってパンを作ったり、それから豆腐を作ったり、そういったことがメインになっています。この趣旨からいけば、それもいいのですけれども、趣旨からいけばちょっと外れています。本当に将来そういった方向に持っていこうとしてこの事業プランをつくったのか。そして、現実にはそういう方向に持っていこうとする努力があったのかなかったのか。とりあえずはそういうことでいいのだというふうに曖昧な形で運営をしていたのか。本当に施設を造ってやろうとしたのか。その辺確認したいと思います。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。実現できなかったら絵に描いた餅ではないかと、まさにそうなのですが、ただ、最初からできないことを言ったわけではないと思います。やろうと思って書いたのですが、なかなか現実的には農業を取り巻く環境というのも日々変わりますし、そういった中で今回中間年度での見直し、農業振興計画の方向性がどうなのかというふうな中間年度での検証を行った見直しが必要ということで、今回の次の4年、5年の計画について、農業振興審議会に一部見直しを提案したものです。御理解を賜りたいと思います。以上です。
再質問 4番 中瀬実
基本的に見直しをするから振興審議会に答申するから、その結果は後で御覧になってください。非常に簡単なことです。そうではないのです。そうではなくて、私が聞きたいのは、今までどこまで研究検討したことが目に見えるか。ということは、目に見えないから聞いているのです。だから、そんなことからいけば、私が言った今の農産物加工施設のこともそうです。これは当初の目的から外れているということになりませんか。将来的にそういった施設の新設を行うとなっています。もしその施設の新設ができなくなったのであれば、それらも含めて今後の振興計画の見直しのところで加工施設を造るんだという方向で持っていきたいと思っているのですね。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。農産物加工施設のことですが、振興計画では新設、たとえそれが8次でできなくても、いろいろな理由でできない場合も財政的な理由とか、その他外的な要因があってできないことも、ただ町の計画では農業以外にもありますので、その辺は次の計画に引き継がれ、もし方向性が正しい、こういう方向性で行くのだということであれば、当然次の計画にも継続ということで反映されるだろうとこのように考えております。以上です。
再質問 4番 中瀬実
一番大事なのは、町長自らがこれはやってくださいと、やるべきだと、そういうふうにある程度の意気込みを示すことも大事だと思います。これは適当でいいのではないかなんていう、例えばそういうふうに思っていたとしたら、それは振興審議会の中でもそうだよな、特別無理することないよなと、いろいろな事業も町が控えているしそう、いうところまで手を出せないよなとなってしまう可能性はありませんか。だから私は聞いているのです。基本的に、何としてもこの事業とこの事業は、例えば町の農業振興のためには絶対必要なのだと、だから何とか事業化するために、いろいろな工夫をしながら努力をしながら、実現してほしいというふうな、そういう考えがなければ全ての事業がそうだと思いますけれども、そういうことになると思います。だから、あえて町長が強力に推し進めていただけませんかということを私は聞いている。どうですか。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。将来の農業のあるべき姿、町の基幹産業でありますので、そういうものは現場の皆さん、私にも共有されております。農業は大切なもの、基幹産業であると。ただ、審議会の委員の方には、それ実現するためには現場で何か問題、要望等を含めてこうしたらいい、ああしたらいいと具体的に中瀬議員の質問のほうに書かれております堆肥コントラクターとか、先ほど申し上げた加工施設の問題細々ありますが、その辺を農家の皆さんどうしたらいいのだろうかという現場の声も聞くということも当然審議会では兼ねておりまして、その中でどうしたらいいかというのは、強力に何を推し進めたらいいのか、将来一次産業としてどういう姿であればいいのかというのは審議会の中で私も含めていつか答申されるものと考えておりますので、御理解を賜りたいと思っております。― 78 ―以上です。
再質問 4番 中瀬実
振興審議会は私も経験しているから分かっています。そういった会議をやるときには、農業関係者ではない人も入っています。農業関係者の人は当然入っています。いろいろな団体から審議委員が来ています。そのときに、私も5次と6次には関わっていますけれども、そのときに皆さんの意見を伺います。この事業についてはどうでしょうかと、本当に町として進めるべきかどうか、皆さんの意見を聞かせてくださいと、そういう形で振興審議会を進行します。そのときに、町が本当にこれをなんとしてでもやってほしいのだという思いがあれば、その委員にも伝わります。そして強力に進めてほしいとか、これはちょっと無理だからこれは止めようとか、そういういろいろな意見が出ます。それらのことがやはり首長である町長がある程度こういうものについてはこういう方向性を持ってほしいのだという意見があれば、そういうふうになるのだと私は思っています。だから、ある程度は町長が自分の思いをきちんと伝えてほしいということをお願いしているわけであります。ですから、今後に向けてもそれをいわゆる8次の農業振興計画の見直し等については、十分検討していただけるように進めていただきたいと思います。次ですが、堆肥等緑肥の関係の質問に移らせていただきますが、町長、何か勘違いされているのかと思いますけれども、緑肥の助成について私は質問しております。それが答弁では、緩衝緑肥種子助成を集落協会が助成しているから、それは一部にこの助成する考えはないと言っています。これ基本的に全然違うことです。どう思いますか、町長。
答弁 農業振興課長 大谷隆樹(農業振興課長は2023年3月まで)
4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。御質問の趣旨が違うということでございますが、異常気象に耐え得る地力対策ということで解釈いたしまして、今後も災害対策、それから排水対策等については、中山間事業の集落協議会の中で小規模土地改良事業で条例規、それから排水対策としましては暗渠化に対する助成、緩衝緑地に対する種代の助成、あと土のう等の助成を行いまして、災害対策を行っているというふうに解釈したところでございます。
再質問 4番 中瀬実
全然分かっていません。私が質問しているのは、今後の異常気象に対する地力対策として堆肥の購入、それから緑肥の種子の購入に対して助成は考えられないかと聞いている。堆肥のことは一切触れていません。それに緑肥種子というのは、緩衝地の緑肥は確かにいわゆる集落協議会から、例えば土のうに入った種子を流れないようにするための対策として、土地の流暴を防ぐための対策として緑肥種子の助成はやっています。私が言っているのは、地力造成のための堆肥の購入の助成、それから土地の理化学性を良くするために緑肥をまいてすき込むことによって地力は増す、そのための緑肥の種子の補助助成はできないかと聞いている。それが何か中途半端に災害・減災対策として、それは聞いていません、はっきり言って。ですから、いわゆる地力を維持するための堆肥と緑肥を作ってすき込むための種子の助成はできないのかと聞いている。そのことを聞いているのです。どうなのですか。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。先ほど農業振興課長から答弁ありました中山間事業については、まさに異常気象に耐え得る地力対策ということで、それに対応するように答弁させていただいた次第であります。それは中山間事業としては先ほど課長が答弁したとおり対策は行っていますが、それ以外の中瀬議員のおっしゃる堆肥、緑肥の種子購入については、現在のところ考えていないところであります。
再質問 4番 中瀬実
私、12月に一般質問させてもらっています。そのときに、干ばつ被害の対策で、資金対応のほかに何か考えていただけないでしょうかと町長の意見を聞いております。そのときに町長、言っていないとか忘れたとか言いませんよね。そのときに町長答えているのです。私はいろいろな、この次のこともあるから、あえて最後町長の答弁を求めませんでした。令和4年に期待して。3年を証拠とし両年に向けての対策として考えてもらえるかなと思って、わざと答弁は求めませんでした。そのとき12月の議会で町長はこう答弁しています。災害に備える体力、農家個々の体力というのは、災害があったときやる施策より、むしろ毎年毎年の中で行うものだと考えておりますと。災害があったときに例えば資金対応するとかそういうことではなくて、毎年毎年いろいろなことを考えながらやっていくのが町のスタンスだよみたいなことを言っているのです。だから、私は全額助成― 79 ―しろとは一切言っていません。それに耐え得るだけの農家の人に少しでもこれから持続可能な農業をやるためにも、そういうことをやっていただけないかということで言っているわけです。ですから、基本的に去年の12月のときに町は資金に対しての利子補給をしますと言いました。だから利子補給の結果は、聞いているところでは、借り入れ希望者は20戸ぐらい。そして、資金の申込みは約1億円前後だというふうに聞いています。そうすると、町の負担は193万8,000円、これ1年に換算すると19万3,800円です。金額は多いとか少ないは別です。だけれども、そういった状況だから今後の災害にも耐え得るだけのそういう施策、助成、そういったものを考えてほしいということだから言っているのです。基本的にはそういったことをやってくれることによって、農家はある程度物がとれれば、税金でちゃんと還元してくれます。だから、そんな大きな金額ではないと思います。そんな億とかそんな単位じゃないと思います。施策としてやるのにその程度の金額、これぐらいしかできないんだというのならそれでもいいです。そういうふうに考えてもらえないかということで聞いているわけです。だから、町長の腹づもり一つで金額は少ないけれども、これぐらいのことをしてあげたいというふうな考えを聞きたくてこの質問をしているわけです。どうですか。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。昨年の私の答弁、そうです、災害が起きたときにどうのこうの言うより、毎年毎年しっかりと力が上がって、災害に、去年の場合は干ばつでしたが、そういうものに耐え得る体力は干ばつが起きたからどうのではなくて、日々の経営の健全性とかそういう経営の体力、そういうものが大事ですという意味で答弁させてもらったものです。確かに、そういうふうに答弁したのは決して忘れていません。何がそれにいいのかというのは、利子補給、結果的に災害に対しては利子補給だけでした。だけでしたといいますか、共済とか所得保障、保険制度がかなり充実といいますか、国のほうも共済等を推進をしている関係上、所得保障のほうまではなかなか踏み込んでいけないという行政側としてのそういう立場もありまして、利子補給だけに終わってしまったのですが、今後どういう施策がいいのかということに関しましては、議員も含めて皆さんと一緒に協議していきたいというのは私も思っていますし、現在のところは考えていないといいますか、施策は肥料や種子に関しては考えていない、施策は持っていないというところは現実でして、そういうふうな答弁とさせていただきました。以上です。
再質問 4番 中瀬実
すぐ実現できなくても、そういった気持ちで今後考えてもらえばというふうに思っておりますけれども、気象庁の3か月の予報、今年の夏の予報等々見ますと、今年も高温気味であるという予報が出ています。去年のような被害がなければいいのですが、そういった被害が出る可能性がある。それを防ぐためにはどういう方法があるのか、農家の努力だけでは済まない部分もあります。それから、町のいろいろな施策によって助けられる部分もあります。それらがうまくいって、それで本当の意味での持続可能な農業ができるのだと思います、私は。だから、小さなことからでもいいから初めていただければいいのかなというふうに思っております。次、最後になりますけれども、基本的に農地の取得の関係について助成はできないかということで質問に移らせていただきます。基本的に農地、確かに町長は個人の財産に対してのそういう助成は考えていないというか、持ち合わせていないという答弁でありました。私もその部分は確かにそうだとは思います。だけれども、先ほどのことも含めてそうですけれども、すぐやれとかそういうことを考えていただきたいということは、今後、我々の郡部の土地の中には結構条件の不利地、いわゆる中山間直接払い制度でお世話になった土地が結構あります。そういう土地がこれからますます出てきます。そのときに優良農地は右から左に移れます。いや買ってくれる人がいます。ところが、条件の悪いところは買ってくれないか、もしくは放棄地になってしまうかもしれない。そういうことが想定されます。そのときに頑張って買ってくれる人に対して、まずそれから取り組んでもらっても結構なのですが、そういったところから農地を取得して、そしてさらにはその自分の農地を含めた集積をやってもらうことが条件で、それでそういう助成を考えてもらえないかという大くくりの中で考えてもらいたいなというのが今回の質問の趣旨でありますけれども、その辺のところはどうでしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。中瀬議員のお話を聞いてちょっと安心したのですが、すぐやれということではないぞということで、私もこの答弁は通常の現段階の売買に関して助成は― 80 ―持ち合わせていない、考えていないということを書かせていただきましたが、将来的に中瀬議員おっしゃるとおり、耕作放棄地、何らかの状況が変わって耕作放棄地ができた場合、どんどん出てくるような状況になった場合どうなのだと、そういう場合は農地に対する賃貸に対する補助、助成を出している町村もあるということは存じておりますので、そういう特別な状況になった場合は、そういう市町村があるということは認識しておりますので、そのときには何らかの方策というのは検討しなければならないというのは認識しております。以上です。
再質問 4番 中瀬実
そういうふうな形で町長も今後のことについてある程度考えていただけるような感じは受けましたから、その辺はそれでいいとして、これは農業者にとっては全般的に言えることなのですが、今、非常に世界情勢含めて状況が悪化しております。そんな中で、いわゆる肥料代も上がる、農薬代も上がる、資材が上がる、燃料代が上がる、全て下がるものはほとんどありません。そんな中で、農業者は天候相手ですから、基本的に1年間1,000万円投資しようが2,000万円投資しようが、秋には全く流した汗が報われないことがあります。それでもいろいろな共済金制度とか、町からの助成とかいろいろなこと含めながら、何とか頑張って今営農しているのが実態なのです。ですから、そういったことを含めて、特に今後においては町長も御存じのとおり、国の農業施策、昔から農業施策といったら農政なのです。本当の営農の農政なのです。その場限りの政策が多いのです。町も見習っては駄目なのです。長期的ないろいろなビジョンを考えながら政策を考えていただかなければ駄目だと思うのです。私たちは、基本的に今後国で言っているいわゆる休耕奨励金を皆さんが協力してやってきたことが、あぜを作って水を張らなかったらもう奨励金を出さない、そんないい加減なことを国が言ってくる時代です。基本的に我々はそれに対して米が余るから減反をしてほしい、協力をしてほしいといって、そして休んできたにも関わらず、こういったことが起きてくるのです。それ誰が悪いのかって、単純明快、国の政策が間違っていたということだと思います。そして、今極端なことを言ったら、これから米が余っているというけれども、いつまで余るか分かりません。ひょっとしたら小麦がこれだけ入ってこなくなったときに、米をうまく加工して食料としての製品開発をしながらやっていかなければならないときが来るかもしれない。そういったことも含めて、長い目で見て長期的なビジョンを立てられるような政策は絶対必要なのです。だから、最後のあれですけれども、町長の今後に向けて農業に対する思い、先ほど私が言いましたいろいろな関連する政策的なことを実現するための思いを最後に言っていただいて、答弁していただいて質問を終わらせたいと思います。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。農業は先ほども申したとおり、町の重要な基幹産業、一次産業です。持続可能将来にわたってずっと継続して事業、農業が継続していくことが非常に、特に観光地で景観という面もあります。防災という面もありますので、これは一つの大命題だと思っております。中瀬議員ちょっと話に出てきました水田に係る政策奨励金、昔の、直接払い交付金が今大きな問題となっておりますが、なかなか町も大きな農政というのはほとんどといいますか、国、道それと関係団体も含めて大きな業界団体といいますか、国がやっぱり大きなところなのですが、皆さんでこれを共有して問題解決に当たらないと、町だけではなかなか難しいものがあるのかなというふうに思っておりますので、関係機関と十分協議しながら、国、道とも協議、要望等も含めて行ってまいりますし、それらを含めてそれらを実現して、上富良野の農業が将来にもわたって持続可能なものになるように、私も努めてまいりたいとこのように思っております。以上です。