上富良野町議会 令和1年第4回定例会 2019年12月11日
移住促進について
2019年12月11日、上富良野町議会の一般質問で、小林啓太議員が「移住促進について」質問し、町長 向山富夫、企画商工観光課長 辻剛が答弁しました。
- 質問者
- 小林啓太 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、企画商工観光課長 辻剛
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質問 11番 小林啓太
私はさきに通告していた移住対策に関して、4点を町長に質問いたします。1点目は、町では平成31年3月より第2次上富良野町定住移住促進計画を策定し、ターゲットの明確化と移住を実現するシステムづくりを掲げていますが、現時点ではどのようなターゲットを想定しているのかをお伺いします。2点目に、そのターゲットに対し、住まいや就職に関する情報提供は十分に行われているのかをお伺いいたします。3点目に、潜在的移住者が移住を検討する際に目にするホームページに関して、予算を確保してリニューアルを行っていく考えがあるかどうかをお伺いいたします。最後に4点目、これらを含む移住促進を近隣の富良野圏域の各市町村と協力して推進していくことが効果的であり、そうすべきであると私は考えますが、町長にもそのお考えがあるかどうかをお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番小林議員の移住促進に関する4点の御質問にお答えさせていただきます。町におきましては、本年度を取り組みの初年度とする第2次上富良野町定住移住促進計画を策定し、議員御発言にありますターゲットの明確化と、移住を実現するシステムづくりを重点的に取り組むことを施策として掲げたところであります。まず1点目の移住ターゲットについてでありますが、本計画では後継者がいない、働き手が不足しているなど、事業継承や人材不足が課題となっている実態と、一方で移住と仕事を求める現役世代とのマッチングを掲げており、これらを推進するため、住まい、仕事、暮らしを組み合わせた移住体験プログラムの構築等を進めてまいりたいと考えております。具体的な内容といたしましては、希望する職種における就業体験のほか、町内での生活体験、滞在期間中における生活場所の提供を考えており、令和2年度におきましては農協や商工会、観光協会、社会福祉協議会などの関係団体を通じ、町内で必要とされている職種、人材についての調査を進めてまいりたいと考えております。次に、2点目の移住希望者に対する必要情報の公開等についてでありますが、住まいに関しては物件所有者の希望により、町の移住ホームページに空き家、空き地情報として掲載しており、問い合わせをいただいた場合につきましては、必要に応じて町内の不動産業者の紹介も行っており、就業に関しましてもハローワークへのリンクを設け、情報提供を図っているところであります。次に、3点目のホームページのリニューアルについてでありますが、現在のホームページは作成から一定の年数が経過しており、掲載内容の見直しが必要な部分もあり、先ほどの住まい、就業に関する情報の提供方法も含め、より効果的に情報が伝わるよう、次年度に向けて必要な予算の確保に努めながら、充実に努めてまいりたいと考えているところで― 25 ―あります。最後に4点目の移住促進に係る富良野圏域市町村との協力に関してでありますが、移住者の確保に当たっては、ぜひ我が町にという意識が強く表れる政策でもあり、それぞれの市町村が独自性をアピールし、他の自治体との違いを強調しながら取り組みが進められている状況にあります。そのようなことから、政策的な中身において協調した展開は難しいものと捉えているところであります。しかしながら、富良野圏域の魅力発信など、共有する部分につきましては、協力した取り組みが可能と思いますので、今後検討してまいります。
質問 11番 小林啓太
御答弁ありがとうございます。まずは1点目のターゲットに関してお伺いしたいのですが、今、町長からいただいた答弁の内容に関しては、あくまで町の課題を補う人材をターゲットに移住を促進していくという内容であると理解したのですが、その認識でよろしいでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番小林議員の御質問にお答えさせていただきます。一般的に、これまで町が取り組んできた移住希望される方々のニーズ、潜在的なニーズ。また、それらと町の実態とは、ほぼ共通する部分がありますので、とりわけターゲットとしてそこに重点を置くことが実効的な施策になるのではないかなというふうに捉えているところでございます。
質問 11番 小林啓太
ターゲットを定める上で、現状の分析等も必要になってくるかなと私自身は考えます。そこで、どのような移住者の方が定住まで結びついたのか。また、その際にどういうことに苦労されたのか等のインタビューを行ったりとか、そういう情報を収集するような取り組み等は既にされているのか。それか今後、そういう取り組みも検討されていくのかをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番小林議員の御質問にお答えさせていただきます。これまで、町は3大都市圏等において、上富良野町の移住をPRするような事業に毎年、参画をしてきております。そういった中から移住を希望される方々の意向というのは、直接お聞きしたりして、そういった積み重ねの中から今、町として取り組むべき方向性というものを定めてきたところでありまして、一方にはとりわけ農業を志しておられる方について移住、あるいは新規就農も含めて、これまで経験させていただいておりますが、実態として、なかなかやはり私どもの思いと、就農を希望されて来られる方々の思いに、少し隔たりがある部分が多く感じられてきた経験もありまして、なるべく定住に結びつくような施策に集約をしていくことが大事だということの結果がターゲットを絞ろうということに行きついたわけでございまして、これまでもさまざまな機会を通じて、移住を希望されている方々の意向の把握には努めてきたところでございます。
質問 11番 小林啓太
今のお話からも伺った私の印象としましては、今、移住を希望されている方のニーズをくみ取って定住につなげていこうというようなお話だったかと思うのですが、実際にその移住と移住を受け入れる町とのマッチングを果たす上で、例えばどういう人がこの町に移住してきた結果、満足しているのか等の情報は必要、また、それをもとに移住を希望される方も、ただ単純に移住を希望されている方ではなくて、その町に実際、移住してきてよかったと思っている方と、似たような思考を持っている方等をまたターゲットに細かく設定できると、そう考えてそのようなインタビューを行うであったりとか、施策を講じるのはどうかなというふうにお伝えしたのですがいかがでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番小林議員の御質問にお答えさせていただきますが、直接そういったインタビューも含めて、御意向を伺うということも、日常の、毎年の移住を希望されている方々との会話の中から、そういった機能は、働きは既にしているかなとは思いますが、むしろこれまでもこういった特に新規就農等の道を志して当町に来られている実例が多々ございますので、そういう中から経験的に私どもが学習したことといたしましては、なかなか理想を描いて来られた方々が、では実際、例えば農業について申し上げますと、農業の実践技術がそんな短期間につくものでもないですし、しかもどちらかと言えば、今までの傾向的に申し上げますと、何十年も、何代にもわたって生業として農業に取り組んできたプロですら、なかなか立ちいかないような立地条件であったり、土地条件であったりというような中に、新規就農者として頑張って来られた方々をたくさん見てきております。やっぱり結果的にどうかというと、やっぱり挫折をしてしまうのですね。ですから、そういう私なり― 26 ―の経験値を生かして、しっかりと仕事も生活も両立できるような形の定住プログラムが必要であろうというふうに考えて、この計画をもったところでございます。
質問 11番 小林啓太
ありがとうございます。そのように、より具体的にターゲットを設定したほうが、移住政策もより効果を得られるものになるのではないかと思いますので、そのマッチング、要はどういう不便があるのかを伝えることも含めて、マッチングがうまくいくような仕組みづくりを検討していただきたいと思います。その中で、上富良野町を見渡してみると、例えば飲食店の開業でしたり、あとは加工業者の開業でしたり、そういった外から来た新規開業者による町の活性化が、そういう方が一翼を担っているのではなうかとお見受けしますが、そういった新規開業をされる方をターゲットにするというようなことはございませんか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番小林議員の御質問にお答えさせていただきます。そういった、今、議員からお話がありましたような、新たに起業を志して来られる方、そういう方に対しましても門戸は開いているつもりでございます。いきなり来られて、理想を掲げて、新たに業を起こすというようなことはなかなかハードルは高いかと思いますけれども、商工事業の新規開業事業も、既に制度として設けておりますので、そういったことの御活用をいただくことは想定しておりますので、間口は広げているというふうに理解をしているところでございます。
質問 11番 小林啓太
もし、そのような新規開業者もターゲットになるのであれば、より一層、上富良野のどういった資源を新規開業される際に使うことが可能なのか。または町内でどのような業者との事業の連携が可能であるのか等の提案も含めて、情報提供が必要になってくると思いますが、以後そのような情報も上富良野の町から積極的に発信していくお考えはございますでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番小林議員の御質問にお答えさせていただきます。冒頭のお答えでも申し上げましたけれども、情報発信というのは非常に重要な、有効なツールであるという理解は私もしておりますので、特に上富良野の魅力をお知らせしたり、あるいは移住プログラム等の提供をさせていただいて、より確実にマッチングが図れるような、そういう方向に向けて具体的に事業を計画していきたいと思っておりますので、なかなかこれまでの反省から申し上げますと、余りにもこうウイングが広すぎて、なかなか的がお互いに絞り切れなかった反省をしておりますので、より緻密な情報提供、そして町としてアピールしたいところもしっかりとお伝えできるようにしてまいりたいと考えております。
再質問 11番 小林啓太
今の情報発信にも関連しまして、2点目の質問に関して再質問させていただきたいと思います。2点目の住まいや仕事に関する情報収集と発信に関してですが、1点目の質問で御答弁いただいた内容では就業体験を含む、現状不足している働き手のマッチングなど、体験に関しては町としては積極的に取り組まれるような姿勢をお伺いできたのですが、実際に情報の発信に関しては、物件所有者からの情報提供に頼るものであったりですとか、あとは不動産業者、ハローワークをあっせんするといった、ちょっと町としての本気度が感じられないなという印象を持ちました。自身の話にはなりますが、上富良野に定住したいなと思い、一戸建ての戸建てを探していました。その際に、役場の担当の方に相談に来たところ、ホームページを見てくださいと言われ、情報は全てそこに載っていますのでということで見たところ、情報が二、三件しか載っておらず、また自分の希望にかなうものもなかったので、一旦そこで断念してしまいました。ただ、空き家はたくさんあるということを周りの方に強くいろいろと言われたので、試しに自分で空き家を探している旨を、チラシをつくって新聞の折り込みで投函したところ、すごく多くの反響をいただいて、結果、自身の家を購入することにまでこぎつけられた経緯があります。この際に、僕はその町での情報収集、発信が十分に行われてはいないのではないかなと感じたのですが、現状でも情報の発信は十分行われているとお考えになるか、町長にお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番小林議員の御質問にお答えさせていただきます。情報提供の中身について、十分かどうかということのみずからの評価というのは、なかなか難しいものがあろうかと思います。情報の発信源、そういういろいろな状況の方々がたくさんおられる実態もあろうかと思いますが、町がどの程度、そういった― 27 ―方々からそれぞれの情報提供をいただくかということについては、これはなかなか一元的にやるというのは大変、至難だと思います。ただ、これまでの町として、実際にかかわってきたことから申し上げますと、例えば町の中心市街地の空き店舗等について、町で調査をさせていただいて利活用を図りたいというような思いから、調査をさせていただいたこともございます。しかし、残念ながら結果として、積極的に活用していただきたいという希望はごくごくわずかでありまして、多くがこのままあいていてもいいから、お貸しすることは遠慮させてくれというようなものが大半でございまして、そういった情報提供は、なかなかうちの町の実態としては提供できるような状態ではなかったという経験もございまして、協議会の中ではそういった、今、小林議員からお話がありましたような、ぜひ我が家をと、あるいは我が場所をというような方については提供させていただいている実態にございます。
再質問 11番 小林啓太
今のお話の中であった空きテナントを持っていても、ちょっと貸し出すことに抵抗があるという方は、もし差し支えがなければどのような理由で自分のテナントを提供することを拒否されているのかお伺いしたいと思います。
答弁 企画商工観光課長 辻剛(企画商工観光課長は2020年6月まで)
11番小林議員からのただいまの御質問にお答えいたしますが、なかなか、先ほど町長も申したように、空き店舗等で貸し出せない理由といたしましては、住居が一体的にというか、その建物にまだ居住をしているという、そういう実態が多ございまして、そういうところについて特に、なかなか他への転用なりが進まないという実態でございます。
再質問 11番 小林啓太
私が個人で物件情報等が今、不足しているのではないかと考え、その原因を追究するために、町内にある不動産業者の方にインタビューを行いました。業者の方がおっしゃっていたのは、例えば今、離農された方の空き家であれば需要は物すごくあり、例えばそれが都市圏などにも非常に今、興味を示されているので、もしそういう物件があるなら、ぜひともうちでも買い取りたいくらいだというような前向きなことをおっしゃっていました。ただ、その物件の情報に関して、業者のみで行うことが非常に困難であり、その際に町からの協力等が得られれば、よりそういった経済効果ももっと活性化されるではないかという御意見を伺ったのですが、そういった民間との協力体制のようなものは今後、可能性があるのかどうかをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番小林議員の御質問にお答えさせていただきます。そういった不動産を取り扱う業者側から見た、そういう潜在的なニーズはあるのかなということは私も理解をできますし、理解をしております。一方、私どもに寄せられる声としては、担当のほうには、どこから来られるかとか、どういう人かもわからない人を安易に受け入れないでくれと、そういったことで、非常にその地域の中のコミュニケーションが逆にうまくいかなかったという実態もございまして、町がどこまでそこに介在するべきかということを非常に今、私は慎重であるべきだというふうな思いでございまして、積極的にみずから自分の思いで町に情報提供していただけないかというような方、あるいは移住を希望されて来られるような方に対しましても、地域とのコミュニケーションをしっかりととっていただくというようなことを、しっかりと確認した上での御紹介となりますので、不動産業者が、言葉が少し適切ではないかもしれませんが、生業として橋渡しをするのとはまた、行政が橋渡しするのとは少し違ってもやむを得ないのかなと理解しております。
再質問 11番 小林啓太
今おっしゃったように、どこまで町が介在する必要があるのかというのは、確かにすごく慎重にならざるを得ない問題だと私自身も思います。でしたら、できればどこまで町が介在するのかということを明白にした上で、そういった民間企業をサポートするような体制を取られてみてはいかがかなと感じます。もう一つ、その住まいや仕事の情報に関しても、現在ライフスタイルが非常に多様化していく中で、通り一辺倒の情報提供では、さまざまなニーズに対応しきれないのではないのかなというふうにも感じています。その際に、もし移住希望者が当役場に相談に来られた際、どのような対応が可能なのかをお伺いしたいと思います。
答弁 企画商工観光課長 辻剛(企画商工観光課長は2020年6月まで)
11番小林議員からのただいまの御質問にお答えいたします。いろいろと御相談、寄っていただく機会がございますが、それぞれに、個々によってその相談の内容というのはかなり幅があるものとなってございます― 28 ―ので、窓口のほうといたしましては、要するに窓口一本化ということで、できるだけ対応させていただきたいと思いますので、その個別の案件に応じたそれぞれの対応をさせていただくということになってございますし、今後もそういうような方式で進めさせていただきたいと思っております。以上です。
再質問 11番 小林啓太
次に、3点目のホームページのリニューアルに関して、再質問させていただきます。さきの2点の質問でも挙げた、諸々の情報を不特定多数の潜在的移住希望者に対して、本町をアピールする上でも大変重要なものであると認識しています。また、これから泥流地帯の映画化やジオパーク認定など、上富良野が全国に知名度が飛躍的に向上する可能性が多分にあるにもかかわらず、インターネット上の入り口であるホームページがその機能を果たしていないとなると、その機会損失ははかり知れないと感じております。ですので、ぜひ必要な予算の確保に努められたいと考えております。その予算を確保する際に、注視していただきたいのがホームページが持つマーケティング的な側面です。つまり、ホームページを運用する際に、適正に運用さえされれば、ホームページを閲覧している人の基本属性、検索地域、使用機器、検索ワード、サイト内閲覧の詳細など、これから移住政策をしていく上でも大変重要なデータが収集できると考えております。なので、このデータの収集、活用を前提としたリニューアルに向けた議論が必要であると考えるのですが、その前提に関して町長の考えをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番小林議員の御質問にお答えさせていただきます。ホームページ等を活用した副次的な情報収集等につきましては、私ども専門家ではございませんので、そういった知識も知見も持ち合わせておりませんが、またそれらにつきましては大変重要なことだと思いますので、研究・検討させていただきたいと存じます。
再質問 11番 小林啓太
前向きな御答弁をいただいたと理解いたします。さきに移住促進ホームページをリニューアルした富良野市の事業を請け負っている業者の方にもお話を幾つか伺ってみたところ、その業者のほうで住まいや就職などの情報収集も行い、かつそのデータの分析等の助言もされているというようなことをおっしゃっていたのが、非常に魅力的に感じたのですが、そのように民間の業者と協力してホームページを作成していくお考えがあるかどうかをお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番小林議員の御質問にお答えさせていただきますが、私どもの、上富良野町のこの身の丈に合った活用というものがどの程度かということを判断する状況に、現在まだございませんので、それは今後、情報発信のあり方について、またこれまで1項目、2項目を通じてお話ししてきましたような中身を整理して、限られた予算をしっかりと目的に沿った形で生かせるかどうか、少し勉強、検討させていただく中から方向性を示してまいりたいと考えております。
再質問 11番 小林啓太
最後に4点目の広域での協力体制に関する再質問をさせていただきます。町長がお考えのとおり、ぜひ我が町にという意思をもって取り組むことは非常に重要なことであると私も考えております。私自身、住んでみて上富良野のすばらしさに気がつき、もっと多くの人に上富良野のよさに触れていただきたいなと思っているのも事実です。なので、政策的な中身まで足並みをそろえる必要は必ずしもないのかなというふうに考えます。ですが、道外に住む人間にとって、上富良野という単語の認知度はまだまだ低く、富良野エリアとして一くくりにイメージされているのが現状だと考えます。グーグル上で富良野、富良野市、上富良野、上富良野町という四つのワードに関して、どれくらい検索されているかを調べてみたところ、富良野を100だとしたときに、富良野市が約13、上富良野が約11、上富良野町が約3というデータでした。試しに富良野、スペース、仕事と検索した際には、ほとんどが富良野市の求人情報のページに誘導されるような結果でした。ただ、道外の人間が富良野という言葉でイメージするその多くは、我が町の資源でもあると私は考えます。つまり、我が町の何かに触れ、興味を持たれたとしても、その多くはまず入り口として富良野市の情報に行きつくという現状があるように推測されます。なので、こと移住対策に関しては、入り口は富良野エリア、出口は上富良野町となるように、各自治体で協力しつつ、本町でも独自の政策努力をするこ― 29 ―とが最大の効果を生むものではないかと考えますが、町長のお考えをお伺いします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番小林議員の圏域連携についての御質問にお答えさせていただきますが、理論的には小林議員がお話しのような形が望ましいものであろうという理解はできます。実際、私どもこの首長だとか、担当者が集まって他の、広域連携のときも同様でございますけれども、やはり細部にわたって煮詰めていきますと、やっぱりお互い譲れないというような枠からなかなか脱しきれないのが現状でございまして、いい意味で解釈しますと、そういうところで切磋琢磨されているのかなというふうに思いますが、非常に観光上の連携をしたPRということについては、意外と連携意識というのは強いのですが、こと政策的なことになりますと、なかなかお互い手の内を明かさないと。そしてまた手を結びづらいというのが実態でございまして、ハードルは高いのかなというような実感を持っているところでございます。以上でございます。
再質問 11番 小林啓太
その難しさは今お伺いして一端は理解できました。ということは、第1次期、第1期まち・ひと・しごと創生総合戦略の第4、今後の施策の方向性というところの人口流出に歯どめをかけるという項目の中で、富良野圏域の自治体との連携を図り、住みたい、住み続けられる広域圏域を形成するというふうに書かれておったのですが、そのような広域圏域を形成するのもやはり今、おっしゃったようにお互い譲れないというようなことがボトルネックになって不可能にしているのかをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番小林議員の御質問にお答えさせていただきますが、非常にその広域連携というものは、各行政目的によって、大きく捉え方が、それぞれの首長同士の捉え方が違いまして、観光だとかそういう一定程度の広がりを持つことによって行政効果が出るものについては、非常に協調しやすいという下地がございます。一方、産業政策のような、例えば農業政策だとか、そういったものに対しましては、割と協調性が発揮しやすいのですが、個々、人口確保だとか、そういうような点については、やはり1人でも、どちらかと言うと日本国全体の人口がふえない中で、これはもう人口の奪い合いですから。人の奪い合いですから、なかなかそこまで心を開いて、政策的な協調を結ぶということは、私の体験上、お互いになかなか腹を見せないというのがずっと変わりない実態でございまして、そこまで国などとお話ししますと、そういうのを克服できる方法はやっぱり合併だよと。そうすれば一くくりになるじゃないと、もう二言目に言われますので、なるべくお互いそこは触らないのが実態だということも御理解いただきたいと思います。
再質問 11番 小林啓太
難しさ、今のお話で重々承知しました。その上でも、合併というものを免れる上でも、難しさを理解した上で取り組んでいかなければならないことではないかなと考えますが、その取り組んで、例えば向山町長が旗をとって取り組んでいくなどの、そういう意気込みがあるのかどうかを最後にお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番小林議員の御質問にお答えさせていただきます。これは、どこまでそのリーダーシップを発揮できるかということは全く想定できませんが、その施策施策に応じたその地域の連携、あるいは個々を尊重する、これはその目的目的によって使い分けていくしかないのかなと、そんなふうなことが現実なのかなというふうに理解をしているところでございますので、ぜひそこは深い御理解を賜りたいと存じます。