上富良野町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月14日
国民健康保険制度の改正について
2016年12月14日、上富良野町議会の一般質問で、髙松克年議員が「国民健康保険制度の改正について」質問し、町長 向山富夫が答弁しました。
- 質問者
- 髙松克年 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 髙松克年
さきに通告してあります1項目3点について、町長にお伺いします。国民健康保険制度の改正について。平成30年度より国民健康保険制度が変わることにより、次の点をどのように考えているのか、お伺いします。一つ、本町の国保加入者の所得水準が、管内町村の下位に位置づけとなっていますが、これについて、町長はどのように考えているのか伺う。2、保険料、保険税は、現在との比較でどのように変わるのかを伺いたいと思います。3として、保険者努力支援というのがありますけれども、平成28年、29年に特別調整交付金から支援されるとのことでありますけれども、まちに具体的な数値が、現在、この12月になって、その数値が示されているのかをお伺いしたいと思います。以上です。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番髙松議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、国民健康保険制度の改正に関する3点の御質問にお答えいたします。国民健康保険制度は、平成30年度から新たな制度に移行し、北海道が財政運営責任者となり、道内自治体の国保保険者で構成されます。北海道全体で国民健康保険財政を運営するため、全国に先駆け、本年11月1日に、平成30年度に向けての国民健康保険事業費納付金について、仮算定が示されたところであります。まず1点目の、本町の国保加入者の所得水準についてでありますが、平成26年度決算に基づき公表されました北海道内の1人当たり医療費と所得の分布図におきまして、本町は全道の国民健康保険者の所得水準におきまして、全道平均値は上回っておりますが、上川管内におきましては平均値に達してい― 68 ―ないところであります。被保険者の所得水準につきましては、それぞれの市町村の職業別構成や、年金受給者割合などによって大きく変動するものと理解しており、年度により、その位置づけはさまざまであり、単年度の状況をもって特に判断を必要とするものとは思っていないところであります。次に、2点目の、保険税の現在との比較についてでありますが、これまでは市町村単位で保険税の決定、賦課を行い、自治体ごとの医療費水準や年齢構成、所得水準等が勘案され、運営してきたところであります。しかし、平成30年度からは、市町村は一定の基準を用いた案分方式による納付金を北海道に納付するため、各自治体では納付金に必要な額について、これまでと同様に賦課、徴収することとなります。また、保険給付費は、全額北海道から交付金として拠出されます。北海道として、11月1日に仮算定結果が公表されましたが、今回の仮算定におきましては、本町の1人当たりの納付金による保険税必要額はマイナス0.5%と算定されており、制度開始の平成30年度の算定は、平成28年度分が算定基礎となりますことから、今回の仮算定は今後の議論のための試算として示されたものであります。今後も納付金算定に当たっては引き続き注視するとともに、情報収集を図ってまいります。次に、3点目の保険者努力支援制度についてでありますが、国では平成30年度から、約700億円から800億円の財政規模で実施する予定と伺っております。前倒し分として、平成28年度、平成29年度の2カ年について、特別調整交付金の一部を活用し、財政支援するとのことですが、現在のところ、具体的な数値は示されていないところであります。また、保険者努力支援制度の指標につきましては、保険者共通では、特定健診及び特定保健指導、糖尿病等の重症化予防等6項目、国保固有の指標といたしましては、保険税の収納率、医療費通知の取り組み等5項目が候補として評価されるとの情報はありますが、まだ具体的な指標は決定していないことから、引き続き情報収集に努めてまいります。なお、本町におきましても、平成30年度、新制度移行に向けて、北海道の事務作業に対応して準備を進めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 10番 髙松克年
町長は、上川管内の平均値に達していないどころか、下から3番目なのですね、町村の中では。所得水準が低いということが何を意味するか。今後、全道が一つの国保となったときに、現在の保険税でも厳しい状態になるのではないかと思うのですけれども、どう思っているのか、伺いたい。また、現在の保険税の世帯主の構成割合が、給与世帯が39.28、営業9.28、農業が10.58、年金等が40.86となっている上富良野の現状を見るときに、町長は、大きな変化はないものと、また、この状況の中であれば、この比率が変わることによれば、町村によっては大きな変化をするのではないかと書いてありますけれども、大きな変化は、現状のところ、この上川管内においても、構成比がそのように大きく変わる町村があるとは思われないのです、町村の中では。であれば、これが大きく変わるということはないのではないか。また、この中で言われている、2割の世帯で4割を見据えながら所得水準を押し上げていくとするならば、同僚議員も先ほど質問していましたけれども、我がまちの産業基盤と言われる農業、営業の所得が上がらないことには、十分な保険税の確保は難しくなるのではないかというふうにも思われます。所得の向上はもちろん一朝一夕にできるものではないことは我々も経験していることなのですけれども、いつまでたってもこの水準から脱しきれないような状況になったら、全道一円となったときにも厳しい状況に置かれるのではないかと思うのです。ほかの町村でも、町村からの繰り入れをしてどうにか間に合わす。今問題になっていますけれども、やはり赤字を町村が補てんしているがゆえに、それを平準化するときに、かなり重い負担を強いることになるということも話題になっています。そういうことからしても、この水準から脱出するためには、このままの現状でよいと思っているかどうか。また、まちの経済にも大きく影響するのではないかというふうにも思っているわけです。今以上の所得の向上策を行わなくてはならないのではないかと思うのですけれども、年金受給者は国の制度上の変化で大きく変わっていくのではないかということが懸念されますし、給与所得者にしても、このまま上富良野のこの状態で、果たして、産業基盤が十分だとは言えませんから、これが大きく変わっていくということは考えにくいと思うのですけれども、町長の考えをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番髙松議員の御質問にお答えさせていただきます。― 69 ―私もちょっと理解不足なのか、お尋ねの主語が、保険税なのか、まちの所得水準を述べられているのか、ちょっと私、どうも理解が十分できないのですが、所得水準が、この分布図の位置が下位にあるから、保険税の算定において有利、不利とか、そういうものは生じてきませんので、純粋に上富良野の所得の職業構成等を見たときに、こういう分布にあるということで、これによって何か影響を受けるというような認識は持っていないところでございます。
質問 10番 髙松克年
そのような中で、所得水準を押し上げられないと、納めていく健康保険税に対しても負担が重くなるということはないということですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番髙松議員の御質問にお答えいたしますが、先ほど米沢議員のときに、ちょうどそういった御質問を受けまして、お答えしたとおりでございますが、そういった低所得者に対します税負担の軽減は、国において行われておりますので、この分布図から見て、その負担云々ということにはつながっていくものでないというふうに理解しております。
質問 10番 髙松克年
上富良野はそのような状況の中にあって、今の状況が豊かな状況だというふうに町長はとらえているというふうにとらえていいのですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番髙松議員の御質問にお答えいたしますが、この分布図からそういったものを導き出すものでは私はないというふうに理解をしておりますので、ぜひ御理解いただきたいと思います。
質問 10番 髙松克年
道のほうでも、この構成比率とかというのも出しているわけです。それらを見ても、大きな変化をしているというふうには考えられないわけです。非常にこれからの状況の中で、やはりこの水準を押し上げていくことが、自分としてはこのまちにとっても大事なことで、また、生活者にとっても大事なことなのではないかというふうに思っているわけです。次に、この中で、構成比の中で、先ほども同僚議員が言いましたけれども、200万円以下の所得の構成が72%を占める国保の中で、現在、課税されているのが平均で11万1,698円というふうになっているわけですけれども、これは決して小さな数字だというふうには、この所得の水準から言えば思うのですけれども、これでもこのまちは、言うように、豊かなまちだというふうに言えるのですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番髙松議員の御質問にお答えいたします。先ほども申し上げましたが、この所得、産業の活性度をおしはかるような数字として私どもとしては受けとめておりませんし、冒頭のお答えでもお答えさせていただいておりますが、試し算で仮算定の中でも、上富良野町の国保税の水準はマイナス0.5%ということで、全道の保険者百六、七十の中でも、私はベスト5に入るぐらいの、非常に適正な課税の水準にあるというふうに理解しておりまして、特にここから何か、もちろん保険税は低くなることが望ましいので、これは一方では負担感を軽減するための所得水準を、産業構造を強くしていくということは、これは一方ではわかりますが、まちの保険税のあり方、この分布図等から導き出されるものは、そういったものにつなぐものではないというふうに申し上げておきます。
質問 10番 髙松克年
先日、11月1日に仮算定ということで出されている数字を見ても、ことしの平均税額よりも1万7,773円高くなっております。これらあたりがそのままいくというふうにはもちろん考えづらいものはあるのだろうと思うのですけれども、この水準で新しい保険制度に変わっていったときにも、まちはこのままで押していける、この数字でいけるというふうに思っているのでしょうか、どうでしょう。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番髙松議員の、国保税に関します御質問にお答えいたしますが、北海道が国保の運営者となっても、それぞれ各町村においては、従来の賦課、あるいは算定を行っていきますので、標準的なものは示されてまいりますが、それぞれ町村で、現在と申しましょうか、町村で運営している国保の基本は維持されますので、そのような御理解をいただきたいと思います。
質問 10番 髙松克年
町が今、単独で行っている保健事業について、道は直接的に行う意思がないように受け取れるような発言が、前回の道の運営協議会の中で道が発言しているのですけれども、これは実際に、やはり道は直接的には行うつもりはないというふうに考えていいのでしょうか。
質問 10番 髙松克年
では、質問を続行したいと思いますけれども、保険者努力支援については、まちは健康なまちづくりを掲げ、現在も十分に町民にアピールし、多くの貴重な財源を投入してもらっていますけれども、努力支援にのらないとしたら、努力の成果が、今言われているこの中である5項目、それらあたりがこの努力支援の中にのらないとしたら、まちは今後も続けていかなければならない、我々も見ていて、やはり重要な課題だというふうに思うのですけれども、今後、これらあたりについても、どのような方法でこれからも続けるつもりなのかをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番髙松議員の御質問にお答えさせていただきますが、多分、保険者のインセンティブに対する御質問かなと思いますが、これについては、国のほうから指標が示されております。全ての保険者共通のもの、あるいは国保固有のもの、これらについては指標として示されておりますので、これはこれからも制度がスタートしたあかつきにはしっかりと反映されていくものというふうに私どもは理解をしているところでございます。
質問 10番 髙松克年
今の言葉などを受けて、今後、道の動き、自分も十分な資料を取りそろえるだけの調べがなかったというのは申しわけないというふうに思います。今後、道の動き、まち側も町民にしっかりと伝えていくこと、また、町民の税負担軽減についても十分に積極的に道に働きかける、今言われているような保険者支援云々のことについても、十分にやっぱりアピールをしないと、通じていかなければ、言ったらあれだけど、全体の中にこれだけ大きな分布の中ですから、道もあのときに言っていたのですけれども、周辺部が中央を助けるような形になる可能性が十分にありますよと。そのことについては皆さんも声を上げてくださいということが言われていましたけれども、それらをまちにもぜひお願いしたいというふうに思うことと、やはり町民が、町長が言われるような、本当にここに住んでよかったと思えるようなまちにするためにも、このことは大きな、重要な課題だと思いますので、周知をよろしくお願いしたいと思います。以上です。