上富良野町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月29日
(1)市民後見人の養成と周知について/(2)外国人観光客の受け入れについて
2015年9月29日、上富良野町議会の一般質問で、中澤良隆議員が「市民後見人の養成と周知について」「外国人観光客の受け入れについて」について質問し、町長 向山富夫、保健福祉課長 北川和宏、町民生活課長 鈴木真弓が答弁しました。
- 質問者
- 中澤良隆 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、保健福祉課長 北川和宏、町民生活課長 鈴木真弓
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 1番 中澤良隆
私は、さきに通告いたしました2項目について、町長に質問をさせていただきます。まず1項目めの市民後見人の養成と周知についてお伺いいたします。高齢化の進展で、認知症や知的障がいなどで判断能力が不十分な人にかわって、財産管理や契約行為を行う成年後見人制度の必要性が高まってきています。我が町の実態からすると、弁護士や司法書士などの専門職後見人にかわる有償ボランティアである市民後見人の養成が急務であると考えています。平成25年第4回定例会で、市民後見人の育成と活動支援について、一般質問を行いました。町長の市民後見人に対する認識や老人福祉法の改正に基づく市民後見人の養成に対する積極的な取り組み姿勢について、高く評価をさせていただいているところであります。その後の町の取り組み状況等について、確認をさせていただきたいと思います。1点目ですが、まず基本的なことをお伺いいたします。現時点で市民後見人養成講座を修了した者は何名か。そのうち成年後見センター等に登録している者は何名いるのかをお伺いいたします。また、専門職後見人を含めて、我が町でどのくらいの利用実績があるのか、そのうち市民後見人の利用希望はあった― 44 ―のか、伺います。さらには、市民後見人の養成について、どのような取り組みを進めてきたかをお伺いいたします。2点目ですが、市民後見人養成講座の受講料は高額であります。また、受講希望者も少ないとのことでありましたが、助成等の検討状況はどのようになっているのかをお伺いいたします。3点目は、受講を終えてもセンター等への登録者は皆無であるとのことから、市民後見人をサポート、コーディネートするような中核となる機関の整備を進めていきたいとのことでありましたが、その進捗状況についてお伺いいたします。市民後見人の最後4点目となりますが、その後の住民への周知状況についてお聞きいたします。次に、2項目めの外国人観光客の受け入れについてお伺いいたします。2014年、北海道に154万人の外国人観光客が訪れ、最近、特に台湾や中国、韓国、また東南アジアの国々からも、この富良野地方にたくさんの外国人観光客が訪れてきています。観光がもたらす経済波及効果は大きいものがあり、誘客活動に力を注ぐのはもちろんでありますが、外国人観光客の受け入れに対する環境整備と戦略について、町長の見解をお伺いいたします。1点目ですが、外国人観光客の受け入れについての考え方と将来展望についてお伺いいたします。2点目ですが、外国人観光客による数々の問題点が指摘されています。交通事故の発生、浴場やトイレの使用方法、ごみのポイ捨てなどのマナーの悪さなどが見受けられますが、その対策と取り組みについて伺います。3点目ですが、外国語表記による看板や交通標識などの整備が必要と考えますが、その整備方針について伺います。4点目です。外国人観光客を受け入れる町民のおもてなし意識の向上を図る必要があると考えますが、その対策についてお聞きします。以上です。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
1番中澤議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの市民後見人の養成と周知に関します4点の御質問にお答えをさせていただきます。市民後見人は、弁護士や司法書士等による専門職後見人と比べ、地域住民という身近な関係にあるため、見守りや日常相談を担うことのできる成年後見人であるととらえており、少子高齢化を迎えた今日、これらの役割は重要な制度であると認識をしているところであります。まず、1点目の市民後見人の養成につきましては、これまで4名の方が受講されておりますが、当町におきましては現在、成年後見センター機能を担う機関が設置されていないことから、登録には至っていない状況にあります。また、直近における養成講座の受講につきましては、受講された方がいないと承知しているところであります。一方、専門職後見人につきましては、町内の司法書士が既に受任し、後見業務を担っているところであります。市民後見人の養成につきましては、町独自では養成講座を行っておりませんが、町外における養成講座開催についての情報提供をさせていただいているところであります。次に、2点目の養成講座の助成についてでありますが、北海道から示されております後見実施機関運営マニュアルでは、基本カリキュラムとして関係法令、社会福祉・社会保障制度、金融関係、体験学習など全50時間の基礎研修となっており、長時間にわたり専門性の高い講師を必要とすることから、相当の費用負担があり、基本的には受講を希望される方に対し、受講料の助成が必要であると認識をしているところであり、具体的な助成方法につきましては今後検討を行い、具体化につながるよう進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。次に、3点目の市民後見人をサポート・コーディネートする中核機関の整備についてでありますが、市民後見業務を専門的に行う機関の整備につきましては、前段お答えさせていただいたとおり、現在のところ設置には至らず、この間にありましては、社会福祉協議会で実施している日常生活自立支援事業の活用を図ることで、権利擁護のニーズに応えているところであります。また、町では、地域包括支援センターと社会福祉協議会との連携による日常生活自立支援事業の利用促進を図っていることから、今後におきましては、市民後見業務を担える専門機関の必要性は認識しておりますが、社会福祉協議会等関係機関と市民後見人制度への認識の共有を図り、設置方法や運営実務等について、さらに研究検討を行い、その中から方向性を見出していきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、4点目の住民への周知についてでありますが、成年後見制度と窓口相談の案内等につきましては、町のホームページを初めポスター掲示、パンフレット、出前講座などにより周知に努めているところであります。今後、さらに周知が必要と考えておりますので、必要に応じて成年後見制度についての― 45 ―研修会開催などを検討してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの外国人観光客の受け入れに関する4点の御質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の外国人観光客の受け入れについての考え方と将来展望についてでありますが、外国人観光客の獲得には、積極的なプロモーション、地域資源の磨き上げ、受け入れ態勢の整備等が大きな要素と思われ、その一つである受け入れ態勢、受け入れ環境の整備が非常に重要であると認識をしております。また、海外からの航空便の増便や高速道路網の整備など、交通環境の整備も外国人観光客増加へつながるものと考えておりますが、加えて宿泊施設の充足やさらなる地域資源の磨き上げなども、観光客増加への大きな要素と受けとめており、これらの課題解決に向け、関係機関、組織、事業者とも連携しながら将来展望が見出せるよう、取り組みを進めてまいりたいと考えております。次に、2点目の外国人観光客に起因する諸問題への対策についてでありますが、まず交通事故に対する対応につきましては、レンタカー利用の外国人観光客の増加に伴い、交通事故は増加傾向にあり、特に一時停止違反による出会い頭の衝突事故が多いことから、本年度、町内2カ所に「STOP」と表示した町独自の標識を設置したところであります。今後におきましても観光施設の周辺道路や、観光目的で通行頻度の高い路線を中心に設置箇所を選定し、安全標識を設置し、事故防止に努めてまいります。また、マナーにつきましては、富良野・美瑛広域観光推進協議会の取り組みとして、交通事故の注意喚起や観光マナーの啓蒙のため多言語によるチラシを作成し、旭川空港やレンタカー事業所を通じて配付を行っているところであります。町内の一部施設からは、生活習慣や文化の違いによるトイレの使用方法やごみの分別等について、多少の課題が寄せられておりますが、現時点におきましては、外国人観光客のマナーに対し、改めてその対応や対策を必要とする状況とはなっていないと受けとめているところであります。しかしながら、今後、外国人観光客の増加に伴い、マナーに関する新たな課題が生じた場合には、関係機関とも協議し、必要な対応を図ってまいります。次に、3点目の外国語表記による標示物の整備の必要性と整備方針についてでありますが、外国人観光客の皆さんが迷うことなく、不安を感じることなく楽しんでいただくことが何よりのサービスであり、議員同様、その整備の必要性を感じているところであります。本年、当町におきましても、町営バス十勝岳線の乗降アナウンスを多言語放送に改善したところであり、また観光協会においても、飲食店メニューの英語版対応が図られると伺っております。現在、北海道において外国人観光客来訪促進計画の見直し作業も行われており、町といたしましては、官民ともに共通認識のもと協調を図りながら、必要な整備を進めてまいります。次に、4点目のおもてなし意識の向上についてでありますが、これまで行政や民間団体等が主催し、研修会や講演会を通じておもてなしの意識醸成を図るよう取り組んでまいりましたが、町を訪れる観光客に対するおもてなしの気持ちは、国内外観光客を問わず大変大切なことであり、特に外国人観光客につきましては、接客に対するふなれもあり、思いの伝わりにくさがあるかと思います。今後におきましては、さまざまな取り組みを進める中で、受け入れ環境を整えていくことが必要と考えており、観光協会や事業者の皆さんと連携しながら取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
再質問 1番 中澤良隆
それでは、1項目めの市民後見人について再質問をさせていただきます。平成27年度の高齢者実態調査によりますと、我が町の高齢者人口は3,252人、うち認知症高齢者は372人ということであります。高齢者の1割以上の方が、認知症を患っているという実態にあります。また、国のほうでは、10年後の2025年には700万人を突破し、65歳以上人口の5人に1人が、認知症高齢者と推定もしているところであります。認知症の対策には、高齢者自身や家族だけの対応では限界があります。地域で互いに支え合う仕組みづくりが求められていると思います。ボランティアで、預金の払い出しや振り込み、施設入所の手配や生活を見守る市民後見人の養成は急務であると考えています。そこで再質問させていただきますが、まず、市民後見人の必要性について、前回の私の質問に町長は、市民後見人は地域に密着していることから、認知症高齢者の見守り、生活相談に大きな期待が寄せられると、必要性は非常に大きいということで、町長と共有できていたと思っております。再度、町長の市民後見人についての御認識を伺いたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
1番中澤議員の市民後見制度についての基本的な認識についてお答えをさせていただきます。議員、御案内のように、日本全国が高齢化時代を迎え、とりわけ本町も例外ではなく、その中で認知障害があらわれる比率が高まってきていることは、これはもう実態でございます。そういう中で、そういった方々が安心して暮らしていけるようなサポートをするそういう制度からいって、市民後見制度というのは大変重要でありまして、日常生活を一番身近なところで支える仕組みでございますので、そういった制度のニーズも高まるでしょうし、そういったことに対するこれから上富良野町としても必要性は、ますます高くなってくるものというふうな理解をしているところでございます。
再質問 1番 中澤良隆
必要性のことについては、町長と私と共有できているということで、次に入りたいと思います。まず、市民後見人養成講座修了者は、4名ということです。これは残念ながら、平成25年に一般質問したときと同数であります。なぜ新たな受講者がふえなかったのか、また、その要因はどこにあるとお考えかをお尋ねいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
1番中澤議員の御質問にお答えをさせていただきます。前回御質問をいただいた時点から、新たな受講者がふえていない状況にあります。これらにつきましては、概括的には市民後見制度というものの必要性、私も冒頭申し上げましたように多くの町民の皆さん方が認識は、これはされているというふうに、十分かどうかは別といたしまして、されているのかなというふうに思います。あるいは社会福祉協議会等に、あるいは地域包括支援センター等についても、そういったどういう状況にあるかということの情報収集は常にしております。そういう中で、現在も市民後見制度を御利用されているような実態が生じていないことなどから、新たにその講習を受けて市民後見人を目指そうかという、なかなかそういう思いに町民の皆さん方に浸透がまだされていないのかなという、身に迫ってきますと、皆さん方、高い関心を持っていただくのですが、まだ上富良野町においては、そういう状況が顕著ではないのかなというふうに、私なりに理解をしているところであります。
再質問 1番 中澤良隆
今、町長のほうからお答えいただきましたが、情報収集は行っていると。ただし、町民に、その必要性や何かが浸透していないというお答えでありましたが、私は浸透していない理由の一つに、やはり情報提供とか、後ほどまた周知のところでお聞きをしたいと思っていますが、やはり情報提供、それからそういう機運の盛り上げと、そういうことが行政や何かに求められるのかなと、そんな感じをしています。そうしなければ、町民になかなか浸透もしていかないし、必要性も町民も理解できないのではなかろうかなと。でも前の質問のときも町長は、前取り、先取りというお言葉もいただきました。確かに、前取り、先取りをしていかなければ、こういうのは先ほど国の出現率といいますか、お話させていただきましたが、今のところ、うち1割ぐらいですが、5人に1人、2割になったときに本当に間に合うのかなと、そんな心配をしております。もう一度、町長のほうからお答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
1番中澤議員の成年後見制度についての御質問にお答えさせていただきます。高齢化率が高まって、総体的に高まってくる、さらにはそういう中から認知症を患って、患われる方がふえてくると。そういう客観情勢の中にはありますが、これは上富良野町だけに限ったことではないかと思いますが、そういう中で成年後見制度、市民後見、特にとりわけ市民後見制度と言ったほうがなじみがいいのだと思いますが、市民後見制度については、やはりその近くに身寄りがいない、近親者がいない、お世話を特に財産管理なんかは非常に重要なことでございます。そういったような必要に迫られる状況の出現率が、まだおかげさまで本町においては少ないのかなと。よって、そういったような相談事が社協なり、あるいは地域包括支援センターのほうに寄せられる件数が少なくて、なかなか前回のやりとりの中で申し上げておりますけれども、そういったことを予見して先手を打っていくということは、もう基本的なことで理解はしておりますが、そういうような転ばぬ先のつえに、どういうふうに町民の皆さん方の意識を高めていくかということについては、まだまだ私ども勉強していかなければならない分野かなというふうに考えているところでございます。
再質問 1番 中澤良隆
話を若干変えさせていただきますが、お答えの中で、我が町単独での養成講座は困難だということであります。私も困難だと思います。今の浸透とか、それから出現率の問題からすると、まだそこに至ってないのかなと思いますが、町外における養成講座の開催を情報提供するとあり― 47 ―ます。このたび10月から富良野で、第2回目の市民後見人養成講座が12月までの間、計6回開催されるとあります。先着25名となっています。我が町からの参加は、ここに入っているのかどうかをお尋ねいたします。
答弁 保健福祉課長 北川和宏(保健福祉課長は2016年3月まで)
1番中澤議員の富良野市で行われる市民後見人養成講座の参加の関係でありますが、これにつきましては今おっしゃったとおり、10月2日から12月18日の計6回で、いずれも行われるところでありますが、先着25人で参加者として150人ですよということで、この域内の方であれば誰でも参加できるという講座だというふうに……。失礼しました。この新聞情報によりますと、制限のほうについては余り記載をされていませんが、当町から参加するという方について、情報としては入っていないところです。
再質問 1番 中澤良隆
一方、北のほうになりますが、旭川を中心にする1市8町1村、占冠を含んでおりますが、毎年、養成講座を行っています。ここへの参加はいるのかどうか、そこを確認させてください。
答弁 保健福祉課長 北川和宏(保健福祉課長は2016年3月まで)
中澤議員の質問にお答えいたします。当町のほうでは、参加者は今いないというふうに承知しているところでございます。
再質問 1番 中澤良隆
多分いないと思いますが、御答弁の中で養成講座を町単独では難しいので、近隣市町村と連携を図りながら養成をしていきたいというお答えでありますので、こことの協議とか、やはり依頼とか、調整や何かをぜひ前向きに進めていただければなというふうに思うところであります。ということで、そこら辺については当然、協議や何かはされていると認識はいたしますが、これからもぜひもっと積極的に、そして当町ではできないので、そこに入れてもらうことを含めてやっていかれたほうがいいと思います。次、2項目めの受講料の助成について入らさせていただきます。まず、具体的な助成方法について、今後、検討するということであります。具体化につなげるということでありますが、これもぜひ早急の実現をお願いしたいと思います。南富で行われたときは一人の受講料が、50時間を受けるためには6万4,000円と、高額な受講料でありました。そんなことから、ぜひ前向きに検討いただきたいと思いますので、町長の再度の思いをお聞かせいただければと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
1番中澤議員の市民後見人養成費用の負担についての御質問にお答えさせていただきますが、冒頭お答えさせていただきましたように、非常に5万円から6万円近い受講料が必要だということで、大変高額な負担が必要だと。加えて、申し上げるまでもございませんけれども、市民後見人の方につきましては、報酬等をやられるような立場でもございませんし、非常にボランティアそのものでございますので、そういった養成講座にかかわります費用負担につきましては、極力、負担感が感じないようなそういう措置は必要だというふうに考えておりますので、制度設計につきましては、少しお時間をいただきたいと思います。以上でございます。
再質問 1番 中澤良隆
次に、住民への周知方法、先ほどもちょっと意見交換をさせていただいたところでありますが、やはり住民周知といいますか、これは認知症家族が抱えたからとかそういうことだけでなくて、やっぱり今、社会現象として核家族化、それから超高齢社会とか、そういうことで家族だけでどうしても見きれないと、サポートできないという態勢にあります。そういうのは町長のお言葉をかりますと、自助・共助・公助、その中で自分でやれるものを、それからお互い、地域や助け合うもの、そして公がするものというようなことで、支えていかなければならないと思います。そういう意味で、住民周知というのは非常に大切だと、私は認識をしているところであります。そんな中で住民周知に努力をされるということは、ぜひその中の一つの方策として、研修会も開催をしていきたいということでありますが、具体的なお考えがあればお聞かせをいただきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
1番中澤議員の市民後見制度についての御質問にお答えさせていただきます。まさしく一番、今、目先で取り組まなければならないのは、議員から御質問がありました町民の皆さん方に、この制度を周知するということは、まず基本であろうと思います。どちらかといいますと、得てしてこういうような仕組みについては町のスタンス、概してそうですが、お知らせするというのが、一般的にお知らせするというスタンスで臨むことが多いのですが、こういう将来を見据えて重要なことにつきましては、お― 48 ―知らせするのではなくて知っていただくというような思いを持って、研修会等も含めて積極的な方法が必要であろうというふうに考えておりますので、そういう配慮はしてまいりたいと考えております。
再質問 1番 中澤良隆
今、市民後見人の関係で研修会等を通じながら、町民への浸透も図っていきたいということでありますので、ぜひそういう方向でお願いをいたしたいと思います。次に、2点目の外国人観光客の受け入れについてお伺いをいたしたいと思います。まず、観光振興は経済波及効果とともに、新たな人を呼び込む、町のにぎわいをつくり出します。このことは地域振興を図る上からも、大きな意味を持つものであると、私も考えている一人であります。上富良野町の観光振興計画においては、外国人観光客も必要な顧客対象であり、将来、上富良野のファンとして観光の発展に貢献してくれる良質な顧客と位置づけられています。私は、外国人観光客の受け入れについて、誘致活動とともに重要なことは、せっかく平成26年度で約1,800人の外国人観光客が町内に宿泊しているということでありますので、この方たちが本当に上富良野で宿泊し、来たことに満足し、喜んで帰っていただいているのか。そして再び上富良野に来たいと、そういう気持ちになられているのか、そのためにはどうしたらいいのか。また、ターゲットをどこにするのか、美瑛、そして富良野圏において、上富良野町としてほかに負けない魅力づくりと、おもてなしの態勢を着実に進めていかなければならないと考えます。以上のような観点から、町長に、外国人観光客の受け入れについて再質問をさせていただきます。その前に、昨日の北海道新聞の記事にありましたが、観光庁の広域観光周遊ルートに、美瑛・富良野地域、そして十勝川温泉、知床、道東・道北をめぐる「アジアの宝悠久の自然美への道 ひがし北・海・道」ということが、観光庁より認定されたそうであります。これは、全国7ルートということで、大きな出来事だと認識をするところであります。これらについての町だとか、観光協会の御努力に対して、まず心からお祝いと感謝を申し上げたいと思うところでありますが、余り我々もなじみがありませんので、そこら辺を御説明いただければと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
1番中澤議員の外国人観光客の受け入れについての御質問にお答えをさせていただきます。ただいま御質問にありました、観光庁がこのたび指名しました道東を中心とする、東北海道を中心とする観光ルートにつきましては、ことの詳細は承知しておりませんが、北海道において、北海道全体の観光バランスを考えたときに、もう御案内のように、既に今、北海道新幹線が函館乗り入れが1年弱に迫ってきている中で、北海道として道南に非常に目が向いているということで、道内のバランスが非常にアンバランスになってしまったということで、一方では今回の道東圏を中心とする周遊ルートというものを、バランスを取る意味においても配慮はなされているというふうに伺っているところでございまして、とりわけ網走・北見あちらのほうの観光客の入り込みが、非常に窮地に立っているということで、向こうだけ単独で誘致ということが非常に困難だと。それで富良野・美瑛・旭川を中心とするこちらも圏域に、ループにして引き込むというようなこともその素地にあるというようなことを聞いているところでございます。一方、この富良野・美瑛に限って言いますと、全国のモデル的な観光圏、今、全国で十二、三だったと思うのですけれども、モデル観光圏の一つに実は指定を受けられます。平成29年4月に、指定を目指して今、取り組みをしておりますけれども、ほぼそれは指定を受けれることになろうかと思います。そういうことで、この美瑛・富良野エリアというのは、国を挙げてモデル的な地域ということで認定を受けられる状況になっておりますので、私としてはこのチャンスは逃すべきでないというふうに考えているところでございます。
再質問 1番 中澤良隆
町長から、このチャンスを生かしたいということでありますが、私も全国で7ルート、その中で千歳からおりて、美瑛・富良野、そして十勝、そして知床のほうというルートは、広域観光周遊ルートに指定をされたということであります。ぜひ生かしていただければと思います。そこで具体に移りたいと思いますが、1項目めの外国人観光客の受け入れについての考え方と将来展望の件であります。外国人観光客の受け入れについて御答弁ありましたが、観光客の獲得には、これもあれも一応重要であるというような御答弁であります。航空便の増便、高速道路網の整備、宿泊施設の充足、地域資源の磨き上げなどとお答えをいただきました。当然、これらは重要なことだと私も思います。町長は、これらの課題解決に向けて取り組んでいくと、力強く御答弁いただいていますが、これらの課題の中で特に町長が重要視し、力を注ごうとして― 49 ―いる点は何かを、考えをお聞かせをいただきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
1番中澤議員の観光振興についての外国人観光客の受け入れについての御質問にお答えさせていただきます。まず、これから上富良野の地域振興を考えるとき、基本的には観光事業は大きな柱になるものと考えておりまして、外せない大きな分野だというふうに考えております。そこから出発をいたしますと、やはりさきのお答えでも申し上げましたように、さまざまな観光資源をさらに新たに開発するなり磨き上げるなり、今回、ジオパークも実は私はそういった面で、大きく観光の分野で力を発揮でる要素になり得るというふうに理解しておりますので、そういったことも含めて、それより何よりやはり何度も富良野圏域に来ていただけるような、リピーターになっていただけるような魅力をまずどうやってつけるかということ。とりわけよそは、どうしてもよく見えてしまうのですが、上富良野の中において、さらに磨き上げる必要があるなというような資源が、私なりにあるなと思っておりますので、そういったことを観光協会、あるいは事業者を通じて、さらにお互いが切磋琢磨して、とにかく再び三度、また上富良野に行きたいというようなそういう気持ちにしていただくような仕掛けを、今、あれとこれというように具体的に申し上げるものは持ち合わせておりませんけれども、しかし、そういったことが不足しているということは、何となく私も肌で感じておりますので、そういったことに力を注いでいくべきだと考えております。以上でございます。
再質問 1番 中澤良隆
まず、外国人観光客の受け入れに対するお気持ちは、確認をさせていただきました。その中で、やはり私が大切だなと思うのは、ターゲットをどこに絞るのか、とにかく外国からたくさん来てほしいというのは願うところでありますが、今、言われた町長の魅力を磨き上げる上からは、やはりターゲットをある程度絞っていかなければならないと思うわけであります。そういう意味から、今、町長は具体的にどの国、またどの地方とかの観光客をターゲットにしようとしているのか、お考えを確認させていただきたいと思います。これに伴って、それによってまた観光資源とか、魅力が違うと思いますので、そこのところの御答弁いただければと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
1番中澤議員の御質問にお答えさせていただきますが、やはり今、目指すものは私ども富良野広域観光圏協議会で、プロモーション活動させていただいておりますと、やはりアジア圏が、今、私どもがターゲットする地域であろうというふうな理解をしているところでございます。
再質問 1番 中澤良隆
アジア圏ということであります。今、本当に、たまたまちょっと先日ですか、富良野新聞や何かでアンケートをとったやつを見て、私なりに分析をしてみたところ、訪日外国人の旅行者が非常にふえていると。その中で中国、韓国、台湾が約62.3%にも上っているということで、外国人観光客の経済投資額は、約2兆円になっているというようなこともありました。そんなことを考えますと、本当に特にアジア圏からの外国人観光客を受け入れるということには、重点を置いていただくということは結構だと思いますし、その中でうちの観光振興計画の中では、香港、台湾などのアジア圏、オーストラリアの個人旅行者で富裕層を逆ターゲットのイメージにするということになっています。今、町長は、アジア圏とお答えいただきましたが、町長のイメージと同一なのか、そこら辺も確認をさせていただきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
中澤議員の御質問にお答えをさせていただきます。アジア圏の中でも、どういうような階層の方をターゲットにするかということは、私もこの観光プロモーションの仕事の少しお手伝いをさせていただく中で感じておりますのは、非常に何というのですか、今の形に固まってしまうと申しましょうか、最初は私の実体験から申し上げますと、中国の沿岸部の富裕層の方々が、これが日本の北海道の観光を支えていただけるのだというような風潮は実はありました。しかし、少し経年する中で、そのターゲットは台湾が大事だよと、いや香港も捨てがたいよと、さらにはカンボジア、マレーシア、そちらのほうがこれからは期待できるということで、固定的にターゲットを決めるというのは、なかなか難しい実態にありまして、やはりその時々の世の中の国際情勢の動きなんかを感じながら、やはり一番ベストミックスする地域というところにターゲットを当てて、的を絞っていくのが得策かなというような感じを今持って、取り組みをさせていただいているところでございます。
再質問 1番 中澤良隆
10月に、富良野・美瑛広域観光推進協議会の首長たちが、東南アジアのマレーシア、タイ、インドネシアの3カ国を訪問して、観光客の誘致拡大を目指すとありました。誘致活動のプロモーションは、観光振興にとって大きな要素だと思います。このトップセールスによって、上富良野町の何をアピールしてくるのか、6市町村ですか、その中で上富良野は上富良野のどこをアピールするのか、そこら辺をちょっとお聞かせいただければと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
1番中澤議員の御質問にお答えさせていただきます。これまで取り組みをさせてきていただいたもの、あるいは今回目指すもの、大体共通しておりますのはそれぞれ各市町村、構成市町村の特徴をPRさせていただいております。上富良野町について申し上げますと、まず十勝岳を中心としたロケーション、それから標高1,200メ ートルに位置します温泉、それから畜産物を主体とした食、これ共通しております花については、大体どこも共通しておりますけれども、とりわけ上富良野というところにこだわってPRさせていただいておりますのは、ロケーション、温泉、それから冬のスキー、こういったことは、スキーは上富良野が優位性があるわけではございませんが、これもPRさせていただいている要素でございます。以上です。
再質問 1番 中澤良隆
わかりました。今までの流れから、一応、連動しているというようなことで、特にこの事業による大きな成果を心から御期待申し上げるところであります。次に、2項目めでありますが、一応、お迎えをする上で課題も多々あるかと思います。時間もなくなってまいりましたので、若干、絞りたいと思いますが、やはり私が体験、それから見聞きする中で大変だったなと思うのが、やっぱり交差点での出会い頭の交通事故が、本当にいろいろなところで見受けられました。それも外国人によるものも何件か見聞きいたしました。そういうことで私は外国人の方たちが、文化とか交通ルールだとか違うところから来ているので、ある程度はしようがないと、そういう思いもありますが、やはり事前に旅行会社とか、それから協会等を通じての活動というのが大切だと一つ思うところでありますが、特に外国の方々に一時停止の「止まれ」という標識が、理解できないということによる事故の発生があるとも聞いております。そして対策として、町独自で「STOP」、英語表示の標識を町内2カ所に設置したそうであります。その場所と効果について、まずお伺いをいたします。
答弁 町民生活課長 鈴木真弓(町民生活課長は2018年3月まで)
1番中澤議員の交差点における外国人のための標識の表示場所についてお答えいたします。今年度、外国人による交差点における一時停止標識の見誤りが多く発生しているということから、2カ所、町内につけさせていただきました。まず1カ所目は、日東会館を設置する交差点、これは日の出公園から来るところと、上富良野から、国道から入ってくるところの交差点2カ所に設置しております。もう1カ所は、日の出公園から吹上線に上っていく道道に入るところのラーメン屋さんが設置される交差点の側に1カ所つけさせていただいております。また、先ほど町長の答弁で、STOPという表示ということでございましたが、「STOP」と停止の「停」という字、この二つを看板に、一つの標識にさせていただいて、提示させていただいております。以上です。
再質問 1番 中澤良隆
設置箇所等についてはわかりました。ただ、私は、町独自というのが果たしてどうなのかなという感じを持っております。やはり美瑛・富良野が観光圏になっています。また、もっと大きく言えば上川、もっと言えば北海道、そういう中で本当に今の看板がいいのか、そして統一されたものでなければ、上富は上富で「STOP」で「停」と、それから中富はまた違う、富良野も違う、これはまた外国人にとってはすごく理解が苦しむのではないかなと、そんな思いをいたします。そういうことから、できれば統一を音頭を取っていただくというのが、一番いいことなのかなと思いますので、そのお考えをお聞きしたいと思います。それともう1点これにかかわりますが、もっと大きく言えば、現在、公安委員会で定めた一時停止標識は、赤色の逆三角形で「止まれ」と書いてあります。可能かどうかわかりませんが、今の時代「止まれ」でなくても「STOP」でも、日本人ほとんどの人が理解できるのだと思います。これは公安委員会が設置することで、国の道路交通法の変更、改正や何かになると思いますが、そういうこともこれからは申し上げていくほうがいいのではないかなと思いますので、町長の御見解をお聞きします。― 51 ―
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
1番中澤議員の外国人に対する交通標識の対応についての御質問にお答えさせていただきます。実は、これは大きな地域としても課題ということで、早くからとらえておりまして、振興局を通じて申し入れもしておりますし、北海道としても課題だということは認識はしてくれておりますけれども、いずれにいたしましても日々、交通事故が発生している状況を見るにつけ、統一した仕組みができるまで、我々としてもそれぞれ各自治体が待っているわけにいかないということで、取り得る対応を現在させていただいているところでございます。当初、私ども目指したのは、一番目につく逆三角形の公安委員会で設置している「止まれ」標識の下にでも「STOP」と表記させていただきたいということを真っ先に申し上げたのですけれども、風が当たる面積がそれによってふえるから、標識が倒れるおそれがあるので、それはだめだということで規制をされたものですから、別に立てることになってしまったのですよね。今、北海道も、私ども、それ各地域も要望しております。私もできたら一番わかりやすい形で、シンプルな形に一つに集約していただくことが望ましいと考えておりますので、これからも発信をしてまいりたいというふうに考えております。
再質問 1番 中澤良隆
まるっきり私もそう思いますし、道東と道南と道北が、そして町々によってまちまちだというのはおかしいと思いますので、ぜひそういう発信をお願いしたいと思います。3項目めの外国語表記の看板、交通標識の整理、交通標識については今ちょっといろいろ話しましたので、外国語表記のほうについてですが、今、町営バス、十勝岳の乗降アナウンスを多言語放送にしたと。また、飲食店メニューも英語表記にしたいというようなこと、早急の取り組みをされているということで理解をいたすところでありますが、先日、これも北海道新聞富良野支局で、中国系の観光客に行った調査の結果、富 良野 観光の満足度89.5点、そしてラベンダーだとか田園風景、すこぶる高い評価であります。一方、欠点といいますか、問題点というのは、中国系観光客からしても交通の便の悪さ、また外国語の案内標識の少なさが、問題点として上げられていました。そういうことで、今後、外国語表記の看板の整備に対する考え方を確認させていただきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
1番中澤議員の御質問にお答えさせていただきます。多言語表記につきましては、私は、非常に重要なことであるというふうに考えております。私事で恐縮ですが、海外に出かけたときに、さりげなく英語圏に行って日本語で案内がされているとほっとすると、同じことでございますので、そういったことには十分配慮をしていく必要があると思いますし、事業者の方もこれは本気度がうかがわれますので、本当に真剣におもてなしをするのだということが感じていただけるように、町も町として取り組むべきところは取り組みますし、一体となって取り組みに進めたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。
再質問 1番 中澤良隆
4項目めのおもてなしの意識向上という点であります。外国人観光客が、ここに訪れて満足いただくためには、町民も外国からたくさんの観光客が来てくれることによって、経済の活性化し、生活に潤いも戻り、にぎわいのある町になって、よかったねというそういう気持ちを持つことが大切だと思います。その中で、私はおもてなしの中で、きのうの同僚議員の質問にもありましたが、やはりもてなす上で一番大切なのは言葉なのだなと、そういうことで英語の英語力を私も何回か尋ねられましたが、全然、何とか対応はしましたけれども、やはり町民の英語力を上げていく。そのときにALTの複数配置そんなことから、また社会教育の面からもぜひ、それが英語力を上げることが観光にもつながるのだという認識もお持ちいただいてやっていただければなと。時間来ましたので回答は要りません。