みんなの議会

上富良野町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月14日

高齢者対策について

2023年6月14日、上富良野町議会の一般質問で、中澤良隆議員が「高齢者対策について」質問し、町長 斉藤繁、副町長 佐藤雅喜、保健福祉課長 深山悟が答弁しました。

質問者
中澤良隆 議員
答弁者
町長 斉藤繁、副町長 佐藤雅喜、保健福祉課長 深山悟

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 中澤良隆

私は、さきに通告した高齢者対策、1項目と関連する5点について町長に質問いたします。住み慣れた地域で支え合い、自分らしく安心して暮らし続けられる地域社会の実現を高齢者保健福祉計画の基本理念と定め、その基本理念に沿って高齢者の保健福祉活動推進に誠心誠意取り組まれていることに対し、町民の1人として敬意と感謝を申し上げます。私は、高齢化が進展するの中で、高齢者が安心して暮らせる地域社会をつくることが極めて重要な行政課題の一つだと考えています。現在、高齢者対策事業として町が実施している事業、また、高齢者が安心して暮らしていくために今後必要と思われる事業等について、以下5点、町長の考えをお伺いいたします。まず1点目、移動手段の確保策について伺います。交通弱者と言われる高齢者や身体障害者等に対応した移動手段を確保することは、超高齢社会における行政課題の一つと考えています。今、移動手段の先進事例として、自動運転車両やデマンドバスの運行など新たな取組状況が紹介されています。将来を見据えた上富良野町内における住民ニーズに即した移動手段の確保策について、町長の考えをお伺いいたします。次に、2点目、予約型乗合タクシーの運行についての改善策について伺います。予約型乗合タクシーの運行後12年を経過しましたが、その間、様々な要望や課題、問題点が指摘されてきました。それらの解決に向けての進展の現状について、以下3点お伺いいたします。1、利用対象者の拡大について。2、予約方法の見直しについて。3、利用料金の統一化について。以上、お伺いいたします。3点目ですが、最近高齢運転者による交通事故が多発しています。高齢運転者による交通事故の主原因は、ブレーキの踏み間違いによる事故が多いと言われています。以前にも質問をいたしましたが、悲惨な交通事故防止を目的に、町独自による車両安全装置の助成を行う考えがないか伺います。次に、4点目の補聴器購入に対する補助策について伺います。老いは心や体に様々な変化を来します。特に難聴による障害は健康維持に大きな影響があると言われています。また、補聴器は非常に高価であることから、町独自の補助策に取り組む考えについてお伺いいたします。最後の5点目ですが、高齢者の生きがい対策について伺います。町では、高齢者保健福祉計画の中で、生涯学習の― 62 ―推進、高齢者事業団の活動支援が高齢者の生きがい対策の施策項目となっています。今回は、高齢者事業団の将来の在り方等について、以下4点お伺いいたします。1、就労機会の開拓、PR活動の取組状況は。2、作業の拡大実績は。3、将来に向かっての組織の在り方の検討状況は。4、高齢者事業団の現事務所は一時的なものか。以上、高齢者対策について、1項目、関連する5点をお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

6番中澤議員の高齢者対策についての5点の御質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の移動手段の確保についてでありますが、現在、当町の状況は、JR、バスなどの公共交通機関及びタクシー事業者による運送事業のほか、町において、高齢者や障害者の日常生活における移動手段の確保として、予約型乗合タクシー事業を実施しており、現段階では、現行のデマンド型である予約型乗合タクシー事業が住民ニーズに即した方策と考えていますので、御理解をお願いいたします。また、議員御発言の先進的な事例に関しては、今後の研究課題とさせていただきます。次に、2点目の予約型乗合タクシー運行方法の見直しについての3項目の御質問にお答えさせていただきます。1項目めの利用対象者の拡大につきましては、先ほどの中瀬議員の御質問でもお答えさせていただいたとおり、本事業については、高齢者や障害者の方々、交通弱者の方々の交通移動手段を確保し、生活支援や閉じこもりを予防することを目的にしていること。また、運行委託事業者から、人材の確保など様々な課題もあると伺っており、現時点での事業の拡大については難しい状況にあると聞いており、現段階では、利用対象者の拡大については困難と考えておりますので、御理解をお願いいたします。2項目めの予約方法の見直しについてですが、現行、1時間前の予約制で運行調整を行っておりますが、予約時間の短縮等の見直しについては、限られた人員で運行調整を行っていることや運行台数が限れていることから、現行の予約方法を維持していきたいと考えております。3項目めの利用料金の統一化については、先ほども御答弁させていただいたとおり、運行委託事業者の本業であるタクシー事業への影響や一定の移動距離に応じて差を持たせている現行の料金設定は、利用距離による負担の公平の観点から現行の利用料を維持した中で運行してきましたが、今後は、予想されるドライバー不足に対し、運行事業者の存続を含め 、 高 齢 者 の 交 通 手 段 の 確 保 、 農 村 部 コ ミ ュ ニティーの維持、また、利用人数の拡大とサービスの向上を図るための方策として、利用料金を含め、地域交通全体の在り方を研究していきたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。今後につきましても、引き続き本事業が安定的に運営できるよう運行委託事業者と連携を図りながら、利便性向上と安全運行を基本に取り組んでまいります。次に、3点目の車両安全装置に対する補助策についての御質問についてお答えいたします。昨年、富良野警察署管内で交通事故は65件、町内では11件発生し、そのうち65歳以上の高齢者運転による事故は4件となっています。国の支援のサポカー補助金については、令和3年11月29日の受け付けで終了していますが、それ以降の国産新型車については自動ブレーキの義務化が始まっています。また、国産の継続生産車、輸入車についても2026年度以降義務化となります。その他の車種について、後づけ装置の設置も可能ではありますが、全ての車が可能ではないことから、装置の購入に対して補助金の町独自の制度につきましては考えておりませんので、御理解をお願いいたします。次に、4点目の補聴器購入に対する補助策については、日常生活上の難聴に関する御相談や加齢性難聴により御相談に来られた方に対して、聴力レベルの判定ができませんので、まずは耳鼻咽喉科の医師の診察を受けていただき、十分相談された上で補聴器の購入時から継続して装用指導を受けられるよう随時対応させていただいているところであります。また、聴力レベルによっては、障害者手帳の交付を受けて補聴器を購入した場合に、町民税非課税世帯を除き、本人負担は基準額の1割であることなど、既存の補装具費支給制度の周知に努めるとともに、日常生活に支障を来さないよう補聴器の購入検討の相談に対応しております。加齢による難聴者への補聴器購入補助は全国的に課題となっており、独自で助成制度を整備している道内町村は微増しておりますが、国や北海道の有利な補助制度がないこと、対象年齢や聴力レベルが様々であり、現段階では、町独自に加齢性難聴者に対する補聴器購入補助についての考えは現在のところ持ち合わせておりませんが、補助支援の方策については、国や北海道、道内市町村の取組状況などの把握に努めてまいりますので、御理解をお願いいた― 63 ―します。次に、5点目の高齢者の生きがい対策について、高齢者事業団の将来の在り方に対する4項目の御質問にお答えいたします。議員の御質問のとおり、町では、第8期高齢者保健福祉計画の基本目標の一つとして、健康で生きがいのある暮らしの推進を掲げており、生きがいづくりと社会参加の支援施策として、就労、ボランティア活動等への支援について位置づけております。高齢者の生きがいと健康を守るための施策の一つとして、高齢者の働く場を維持している高齢者事業団の活動への支援を掲げており、高齢者が地域の一員として活躍できる環境や活動を通じて、生きがいづくりや健康増進を図っていくことで、高齢者の社会参加と生活感の充実が得られ、健康で明るいまちづくりにつながると考えているところであります。1項目めの就労機会の開拓、PR活動の取組状況についてでありますが、高齢者の豊かな経験を生かして、健康で働いていただくよう町といたしましては、高齢者事業団の会員募集の記事を広報紙に掲載し、住民の皆様に広く周知しているところであります。また、除雪サービス事業において除雪サポーターの募集を行い、その活動を通じて高齢者事業団の臨時的作業員に加入していただいておりますので、会員加入につながることも期待しているところであります。高齢者事業団としても昨年、新聞折り込みにより会員募集を行っておりますが、高齢になっても企業で働く意思のある方と、企業においても人材、人員を確保したいことがマッチングしているため、なかなか会員確保につながらないと聞いているところであります。2項目めの作業拡大実績については、町振興公社、観光協会から公園管理、草刈り、ラベンダー管理作業などの業務、社会福祉協議会から除雪作業、企業、個人からは雑作業、剪定、冬囲い、除草、雪下ろしなどの委託業務を継続しており、これら以外の新たな業務、作業については拡大されていなく、農作業については、会員の高齢化と負担が大きいため受託できなくなっていると聞いております。3項目めの将来に向かっての組織の在り方の検討状況については、会員の減少と高齢化のため、作業内容も限られることから、今後の高齢者事業団の経営方法や新たな受託事業を検討するため、平成30年12月に美瑛町高齢者事業団、令和元年6月に富良野シルバー人材センターの視察に町としても同行したところであります。視察先では、美瑛町においては入札参加資格の取得、有害鳥獣のアライグマの駆除、葬儀運営。富良野市においては請負は農作業が主で、派遣事業として、ホテルのベッドメイキングや食器洗いなど様々な業務を受託しているとお聞きしたところですが、高齢者事業団で協議した結果、新たな受託業務の拡大は難しい状況であります。会員の年齢構成状況は、4月7日現在で31名、平均年齢76.78歳であり、令和4年10月に、今後の高齢者事業団などの存続などについて会員にアンケート調査した結果、事業団がなくなると困るとの意見が多数を占めていたため、高齢者事業団としては、この結果を受け、会員の業務負担軽減を考慮しながら、現在の受託業務を継続し、存続する意向となったことを確認しております。4項目めの高齢者事業団の現事務所は一時的であるかについては、町立病院改築整備事業に伴う子どもセンター解体により、高齢者事業団と保健福祉課で十分に協議した結果、事務所については、令和4年4月に保健福祉総合センター1階の共用娯楽室に、車庫については役場裏庭に移転しているところであります。高齢者事業団の将来の在り方については、運営に対する補助などの支援はできますが、運営自体や事業団の今後の方向性については、町としてお示しするものではないと考えておりますので、正式な移転場所については、十分高齢者事業団で協議していただき、方向性が明らかになった時点で保健福祉課と十分調整させていただくよう認識しているところであります。

再質問 6番 中澤良隆

まず、1点目の移動手段の確保策について再質問をさせていただきます。超高齢社会において、町内における移動手段の確保については、交通弱者と言われる高齢者や障害を持った方々、また、免許の自主返納者にとって、町内を自由に行き来できる移動手段のニーズはますます今後高まってくるものと考えています。私は、この問題について過去何回か質問をさせていただきました。町長からは前向きな答弁をいただいていたと感じております。その後の進捗状況等についてお伺いをいたしたいと思います。まず初めに、ただいまの答弁では、交通弱者対策の移動手段は、予約型乗合タクシー事業が住民ニーズに即した唯一の方策であるという町長の見解ということでお伺いいたしましたが、それで町長はよろしいでしょうか、お伺いします。

答弁 町長 斉藤繁

6番中澤議員の御質問にお― 64 ―答えしたいと思います。交通弱者、高齢者に関しては、お答えしましたとおり、JR、バスなどの公共交通機関及びタクシー事業、そして町における予約型乗合タクシー事業、これが足の確保を今している事業だと捉えております。以上です。

再質問 6番 中澤良隆

それでは、予約型乗合タクシー以外の移動手段は今のところ考えられない、考えていないということで理解してよろしいでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

6 番中澤議員の御質問にお答えしたいと思います。町で運営している交通手段としては、現行の予約型方乗合タクシー事業以外はなかなか困難かなと考えております。以上です。

再質問 6番 中澤良隆

その理由と考え方について、もしあれでしたら町長の考え方をお聞かせください。

答弁 町長 斉藤繁

6番中澤議員の御質問にお答えしたいと思います。予約型乗合タクシー事業を行う前は、各路線を町営のバスが運行されていたのですが、経費の問題、ドライバーの問題等を勘案して、今の予約型のタクシーになったわけです。町の委託を受けている事業者の台数、ドライバーの数を考慮すると、なかなか今以上のサービスを提供するというのは難しいと考えております。

再質問 6番 中澤良隆

どうしてもちょっと私の考え方とずれがあるというのは、今現在でタクシー2業者に委託し、受託してもらっている。今までの答弁を全部聞いていたら、人を雇うのが難しいとか、今の状況では難しい。タクシー業界に委託をしているのは、あくまでも手法だと思います。移動手段を確保するための手段であって、私は他の手段というのは当然あってしかるべきだし、そこを町は考えていくべきだということを思っています。そういうことで、前回の質問のときにもあったのですが、答弁も若干いただいていましたけれども、地域交通システムを維持するためには、予約型乗合タクシーのほか、例えば平成16年でしたか、循環バスを町で運行しました。その時代は今の時代とちょっと違って利用が少なくて、すぐやめてしまった経緯もありました。そういうことも含めて、循環バスやなんかという手法、そういうことは全然考えていないということでよろしいでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

6番中澤議員の御質問にお答えしたいと思います。当時の路線バスと循環バス、その辺の機能といいますか、それに代わる方策として予約型の乗合タクシーは、路線バスや循環バスが果たしていた機能は十分継承していると考えております。以上です。

再質問 6番 中澤良隆

では、ちょっと視点を変えますけれども、前のときのやり取りでも、今後の研究課題として、地域の交通は市町村内では完結できないと。それで、令和4年度中には地域公共交通計画を策定して、今後の上富良野町の地域の足確保やなんかを考えていくという御答弁をいただいておりました。その後、この地域公共交通計画についてはどのようになっているのか。また、先日、1か月前ぐらいだったと思いますが、報道で見ましたが、富良野市では地域公共交通計画のパブリックコメントを今、意見募集をしているという記事を見ました。我が町の地域公共交通計画の策定状況についてはどのようになっているか、お尋ねをいたします。

答弁 副町長 佐藤雅喜

6番中澤議員の御質問にお答えいたします。令和4年度、上川管内でもって広域的に地域公共交通計画を立てるという前回の答弁だったのですけれども、昨年度の上川管内のほうで会議が開催されていないというようなことで、まだそういったところに地域として至っていないと考えております。実際の会議がどのようになっているか、現時点で資料をきちんと持ち合わせていませんけれども、そういった会議に出席した実態というのは今のところございませんので、大変申し訳ありませんが、単独の町ではなくて、管内としての議論が停滞しているの― 65 ―かなということで、御理解を賜りたいと思います。

再質問 6番 中澤良隆

この地域公共交通計画というのは、上川管内で立てるということも昨年のやり取りで聞いていました。ただ、富良野やなんかの例を見ると、我が町の地域公共交通計画というのは、富良野は取り組んで、これからの移動手段の確保を目指しているという捉え方をしていますが、我が町では我が町独自の地域公共交通計画的なものは、今のところ取り組んでいないという認識でよろしいですか。

答弁 副町長 佐藤雅喜

6番中澤議員の御質問にお答えいたします。地域公共交通計画については、行政だけでなくて、いろいろな交通事業者の方々も含めて会議を行います。そういった部分で、現在のところは、過去に、大分昔の段階もありますけれども、それ以降、新たな交通手段とか、そういったものに関して、今のところは検討している状況にないということで、御理解賜りたいと思います。

再質問 6番 中澤良隆

まず、お年寄りが好きな町で、生まれた町で、また、移り住んできて、できるだけ長く、安心して安全で、行動範囲も広くアクティブに生活できるようにするためには、移動手段を確保するということは非常に大切なことだと考えています。そこで、2025年までは残り僅かでありますので、本当にスピード感を持ってやっていただければなと思います。次に、2項目目の予約型乗合タクシーの運行の改善策についてお聞きしたいと思います。まず、利用対象者の拡大についてですが、これについて、今のところ考えていないということで御答弁をいただきました。それで、お聞きしたいと思います。まず、町長が考えている交通弱者という定義とはいいませんが、交通弱者とは、どういう人を交通弱者と思って答弁いただいているのか、まず確認させてください。

答弁 町長 斉藤繁

6番中澤議員の御質問にお答えしたいと思います。私が考える交通弱者が構わないということでありますので、交通弱者とは、交通手段を持っていない方。例えば免許を持っていなくても同居の方が同乗させてくれる方まで含めるかというのは、私は、そういう方は移動手段があるのではないかと。時々家の方の都合で乗れない場合もありますけれども、一番交通弱者として分かりやすいのは、移動手段を持っていない高齢の方、もちろん高齢だけではなくて、身体の障害とかも含めて、移動手段を持ち得ない方を交通弱者と考えております。以上です。

再質問 6番 中澤良隆

今の予約型乗合タクシーの利用対象者については、高齢者、それから身体障害者という形になっています。これを拡大するかどうかというのが私の質問の意図で、私は以前も言いましたが、妊婦だとか乳幼児を持つお母さんたちとか、そういう方たちも交通弱者ではないかなと私は捉えています。町長は、こういう方は交通弱者ではないと考えているのかどうか伺います。

答弁 町長 斉藤繁

6番中澤議員の御質問にお答えいたしたいと思います。そういう方も、ほかに移動手段がなければ交通弱者と言っていいのかもしれません。分かりませんけれども。きっちりとした定義はありませんけれども、私が先ほど言ったのは、高齢者と身体障害者以外は交通弱者ではないと言っているわけではなくて、それ以外にも家庭状況とか生活環境に応じて、交通手段になかなか困難な方がいますので、そういう方も含めて交通弱者だと考えていますと答弁したつもりで、決して妊婦の方とか、もっと言えばお子さんなんかも、塾に通ったり、子供1人で自転車で行ける範囲はいいですけれども、それ以外の遠くなると家族の方の応援がないと行けないと。そういう方も、時と場合によっては弱者と定義してもいいのではないかと、これはどこぞの法律で決まっているわけではありませんが、そういうふうに考えております。以上です。

再質問 6番 中澤良隆

ということで、私は、利用対象者を拡大したらどうかと聞いたら、いや、拡大しないと答えられたのです。それで、今みたいな人は交通弱者と町長も認めていただきました。ですから、ぜひ対象者に加えていただければなと思います。もう1点、身体障害者についてお伺いしますが、この方たちも交通弱者ということで対象者に入っていると思いますが、療育手帳を持っている方、精神障害者保健福祉手帳を持っている方も私は交通弱者― 66 ―だと思います。そういうことで、利用者の利用対象者を拡大するところにぜひ含めてほしいというのが私の願いでもあるのですが、町長のお答えをお願いします。

答弁 町長 斉藤繁

6番中澤議員の御質問にお答えしたいと思います。利用対象者を広げるということは、全く本当に、できればそうしたいというのは、中澤議員のおっしゃるとおりかもしれませんが、現実、委託先の会社の台数、人員等を勘案して、これ以上の利用対象者を拡大することに対して対応できないという回答ですので、委託先のある話で、私どもが求めているといいますか、思っているようなところまで対象者を拡大することは、今の時点ではなかなか難しいと考えております。以上です。

再質問 6番 中澤良隆

事業者の受皿とか、そういうのは十分理解します。でも、そういう人たち、町長が言う公平とかということからすれば、そういう人も交通弱者であれば、何とか町としてそれのための手立てをしていくということが今後は必要になるのかなと思っていますので、今早々に答えは要りませんが、そういうことも含めて考えていただければと思います。次に、2項目めに移りたいと思います。予約方法の見直しについてですが、これも事業者の関係で難しいという回答が来ました。本当に事業者だけのもので、これは前のときにも言いましたけれども、中富良野町ではAIで受け付けをやっている。そして、今すぐ申し込んで、近くで空いている車があればそこに配車する。中富良野町でできて上富良野町でできないという理由も私には理解ができません。そこら辺を研究して、調査した形跡があるのかどうか、お尋ねをしたいと思います。

答弁 副町長 佐藤雅喜

6番中澤議員の御質問にお答えします。町内2社、うちのほうでお願いしている業者がいらっしゃいますので、その事業者のほうにいろいろと受け付けの方法については状況やなんかを聞いているところですけれども、具体的に2社においてAI化、集中型予約のシステムを導入するということについては、今のところ検討されていないということで伺っているところでございます。こちらから積極的にAIを入れなさいとかというようなことは今のところ呼びかけといいますか、働きかけはしておりません。ちなみに中富良野のほうは、1社で受けているのと、どうも富良野との協定があって台数がうまく確保できているとか、いろいろそういうような状況も違うのかなと思いますけれども、それらのことも今後検討する課題としては持っていなければいけないのかと認識しております。

再質問 6番 中澤良隆

やっぱりさっき言ったように事業者との話合いだけで決定していっているということがかいま見えます。そうではなくて、利用者にとって、どういう方法だったらより便利になのか、そういう視点で、どこが足りないのかということで考えていただければと私は願っております。次に、3項目めに移りたいと思います。利用料金についてです。これについても町長の回答は、事業者がドライバーを確保できないからというようなことで、町場200円、郡部については400円というのは、今のところ見直しはできないということで回答をいただいているところであります。ただ、この利用料金についても、私は、走る距離によって公平感を、今、町のほうでは説明をしていただいていますが、利用する人からすれば、200円だったら200円、一律料金300円だったら300円のほうが公平感が、利用する人はあるのかなと思います。そこら辺の町長の考え方をお聞かせください。

答弁 町長 斉藤繁

6番中澤議員の御質問にお答えしたいと思います。200円、400円は変えられないということを私が答弁で言ったのではなくて、私の真意といいますのは、それらも含めて、数に限りはありますが、委託先の台数、ドライバー等を最大限生かしてといいますか、利用対象者を一気に拡大することはなかなか難しいのですが、現有の台数で最大の人数にサービスができるように、利用料金も含めて、どういう方法がいいのかということを今後検討していきたいと考えておりますので、御理解願いたいと思います。

再質問 6番 中澤良隆

以前のときも検討していきたいと私に答えたと思うのですが、検討の結果、こういうことというのはなるべく早く、スピード感を持って取り組んでいただければと思っています。次に移りたいと思います。車両安全装置の補助についてです。これについても町長の答えは、要する― 67 ―に取りつけできる車と取りつけできない車があるから公平でない。だからやらないと答えています。その理由というのが私はピンと、納得できないのです。もうちょっとかみ砕いて、こうこうこういうことだからできないということで、町長の考えをお聞かせいただければと思います。

答弁 町長 斉藤繁

6番中澤議員の御質問にお答えしたいと思います。取りつけできる車と取りつけできない車があるから不公平だというふうには答弁していなくて、そういうことではなくて、実際に取りつけられない車もあります。だから不公平というわけではなくて、それは現実的に不能といいますか、つけられないわけですから、それは車を買い換えるしかないのですが、そういう人ではなくて、付け替えられる車の場合も、令和3年度まで国の支援がありましたので、それと併せて、新車なんかに関しましては義務化も始まると聞いておりますので、町としては独自の補助を持たなくてもよいだろうという判断です。以上です。

再質問 6番 中澤良隆

この車両安全装置の補助については、私の観点としては、やはり悲惨な交通事故というのはこの上富良野町から1件でも起こしてはならないと思いから、悲惨な事故が起きないようにするためにどうしたらいいのか、町としては交通対策をどうするのかということが重要だと考えています。要するに悲惨な交通事故抑止を町としてもっともっと力を入れていただければ、この車両安全装置も一つだと思いますので、そんな思いで取組を進めてほしいと思いますが、町長の見解。

答弁 町長 斉藤繁

6番中澤議員の御質問にお答えしたいと思います。町から悲惨な交通事故を撲滅したいという思いは皆さん同じだと思います。それに対して町はどのようなことをするのか、町としては、皆さんの車の急発進の装置をつけることももちろん施策としては可能ですが、もっと交通安全対策、道路管理者でありますので、そういうところも含めて、交通事故を撲滅するには、町だけではありません。やはり町民の皆様、事業者の皆様の御理解、御協力も賜りながら交通事故は撲滅していかなければならないと思いますので、その中で町が何をするべきかということは、道路管理も含めて常に考えていかなければならないことかと考えております。以上です。

再質問 6番 中澤良隆

それでは、補聴器の購入に移りたいと思います。年を取っていくと、まず歯が悪くなったり耳が悪くなったり目が悪くなったりするのは皆さんも多分なるでしょう。そういう中で、特に加齢性難聴については、社会への参加がしにくくなるとか、そういうことで私は大きな視点で、この加齢性難聴の補聴器購入についてもう少し考えていただければと思って質問をさせていただきました。これについても考えていないということでありますので、ただ、補聴器に対する助成については、時間の関係もあって、次に私の後で質問される同僚議員がいますので、そちらのほうに回したいと思いますので、よろしくお願いします。次に、生きがい対策についてお伺いをいたしたいと思います。高齢者が生き生きと暮らし続けられる上富良野町であることについては、私も町長も同じ願いだと思っています。それから、高齢者の生きがいについては人それぞれで異なると思います。パークゴルフだ と か フ ロ ア カ ー リ ン グ に い そ し む 人 、 ま た 、ウォーキングを日課にして健康づくりを行う人、また、趣味活動だとか農作業を手伝う高齢者、また、いしずえ大学に通ったり、地域活動、ボランティア活動など、高齢者の方々の生活態様は様々だと思っています。町では、平成元年に、来たる高齢社会を見据え、生きがい対策の一環として、高齢者事業団を発足させ34年が経過しました。この34年間、事業団に登録している会員、また、作業員を受け入れる方々から、健康維持に役立つとか医療費の削減につながるとか、そういうことで非常に効果が高い事業だと私は思っています。三方よしで大変効果があって、いい事業だなと高く評価をしているところであります。そういう中で、会員の減少だとか仕事がなくなってきたということで、今、活動が停滞しているということをお聞きしています。それで、今、就労機会の開拓に当たって町はどのようなことを行ったかといえば、先ほど答弁いただいた、広報に掲載したということで、就労機会については、そういう捉え方で、あとは余りやっていないということでよろしかったでしょうか。

答弁 保健福祉課長 深山悟(保健福祉課長は2024年3月まで)

6番中澤議員の御質問に私のほうからお答えいたします。町としましても高齢者事業団のほうと協議いたし― 68 ―まして、会員の募集というような形で支援しているところでございます。先ほど町長の答弁でも申し上げましたとおり、高齢者事業団と調整しまして、町広報紙への会員募集の掲載、これは定期的に毎年4月、5月ぐらいにやっているというのが一つあります。あと、事業団としても新聞折り込みチラシ等々をやって模索したのですけれども、さっき言ったように高齢者になってもまだ働いている方が多く、非常に効果が少ないということで、現在、高齢者事業団が独自でやっていましたチラシにつきましては、今、中止しているということでお聞きしています。町としましては、定期的に春先、4月、5月に広報紙への掲載、あと、防災無線での呼びかけというのを実施しているというところで、周知を協力しているところでございます。以上です。

再質問 6番 中澤良隆

ありがとうございます。それで、高齢者事業団の意義というのが、たまたま私が目にしたのが札幌市の統計であります。75歳以上の高齢者の方でシルバーセンターに登録し、活動されている方と一般高齢者との医療費を比較した表を目にすることができました。75歳以上では、一般高齢者とシルバーセンターに登録した人の医療費は約10分の1だそうです。そして、60歳から64歳は約5分の1、65歳から69歳だったらほぼ半分、70歳から74歳だったら約4分の1というような統計を目にすることができました。これほど高齢者事業団の医療費やなんかへの影響というのは大きいということを私は思っていますが、町長、この数字を聞いてどのように思われるか。

答弁 町長 斉藤繁

6番中澤議員の御質問にお答えしたいと思います。その数字を聞いて、その数字が正しいかどうかということは分からないなと。原因と結果が逆かもしません。医療費のかからない人が結局シルバーセンターで働いているのかもしれませんので、詳しくデータの内容を精査しないと、こうだという結論はなかなか難しいかなと思っております。以上です。

再質問 6番 中澤良隆

私はそんな統計の正確性だとか、そういうことを言っていなくて、要するにそういう傾向があるのだと。だから高齢者事業団というのはそれほど医療費やなんかの削減にも、それは町にとってもすごく有利な事業団であるということを町長に問うているのですが、これは私は新聞で見ましたから、では、新聞が本当に間違っているのだということは私も確かめていません。そういうことではなくて、それぐらい高齢者事業団は大切なのだという認識はどうでしょうかとお伺いしています。

答弁 町長 斉藤繁

6番中澤議員の御質問にお答えしたいと思います。統計の話は別として、高齢者事業団、高齢者の方の生きがいの場をつくる、高齢者事業団だけではないと思います。先ほど議員がおっしゃったように、いしずえ大学とか、多々多様なものがありますが、そういうものを確保していくということは非常に重要なことだと思っております。以上です。

再質問 6番 中澤良隆

高齢者事業団が発足してから34年を経過した。その当時と今では非常に大きな差があると思います。そのときの、30年前の資料が高齢者実態調査で出ていますが、平成5年で1,760人が65歳以上でした。令和4年、3,386人、高齢者の数は倍増しています。この統計は、高齢者実態調査ですから、町長は、間違いないと言っていただけると思うのですが、それぐらい倍増していて、会員数は減ってくるということがあって、仕事量も減ってくる。そして今、時代は、すごく高齢者にとって生活しづらい時期になっています。まず、灯油も上がり、電気料も上がり、いろいろな物価も上がって、卵も上がる、本当に大変な生活を余儀なくされています。私が考えるのは、その当時から30数年間を経過して、今、高齢者事業団も再スタートの時期だと考えています。今の高齢者の実態に即した、例えば2時間働きたい、それから、私は軽作業だけやりたい、家で何か繕い物をして役に立ちたい。いろいろな思いをしながら、高齢者事業団はそれを受けてやっていく必要性もあると私は考えています。そんな中で、やはり30数年間たって、そして物価やなんかも上昇して大変な時期に併せて、これから高齢者事業団を町として、生きがいを持てる事業所にしていくため、どのように町長は思っているか、お聞かせください。

答弁 町長 斉藤繁

6番中澤議員の御質問にお答えしたいと思います。高齢者の数というのは、ここ30数年間で大きく数が増えたというのは、それは正しい数だと思いま― 69 ―す。ただ、やはり30数年前と状況が違うというのは、当事者の方といいますか、65歳以上の方の健康状態といいますか、今の方はすごく健康で、健康だとどうかというと、答弁もさせてもらったのですけれども、皆さん会社で働き続ける、70歳まで働けるなら働くという方が結構多うございまして、そういうのも高齢者事業団の会員の拡大に、人がいないといいますか、昔から働いているところでずっと働き続けておりますので、新たに高齢者事業団に移ってもらえる方は潜在的に数が、皆さん健康で働けるということは幸せなのかもしれませんが、その分、高齢者事業団のほうに移ってこられるような方が潜在的に少ないのかなと感じております。そんな中で、生きがいのある職場といいますか、事業団を続けていきたいと、事業団がそう思っておりますので、それにつきましては、町は何ができるのか、主体的には、何をどうするかというのは、高齢者事業団が自らの意思でいろいろ進めていくところなのですが、それを十分、町としてもこれからもサポートしていきたいと考えております。以上です。

再質問 6番 中澤良隆

最後で、本当はもっともっと聞きたいことがあったのですが、ここら辺で終えたいというか、最後に質問したいと思いますが、今回、高齢者対策について1項目で、関連する5項目の質問をさせていただきました。どれも回答はゼロ回答でした。残念ながら、もっと前向きな回答が前回まではあったと思っているのですが、今回はそれ以下の回答だったと受け止めています。前例がない、金がないなどのやらない理由を述べるということは、公務員の一番悪い例と私たちは自戒を含めて言われてきました。全く高齢者施策に前向きに取り組んでいく考えが、今のやり取りの中でなかなか受け止めることができませんでした。もっと積極的に高齢者に寄り添った施策について取り組んでいただければと思います。33.25%のお年寄りが生き生きと元気よく、安心して暮らせるための町長の高齢者施策についての考え方を最後にお伺いします。

答弁 町長 斉藤繁

6番中澤議員の御質問にお答えしたいと思います。できない理由を述べたつもりはなかったのですが、なかなか中澤議員に響かなくて非常に残念だと思っております。高齢者のことを決して粗末に扱っているという認識はございません。できることはやってあげたい。もちろん高齢者という区切りではなくて、生活弱者という区切りの中に高齢者も入ってくるかもしれませんが、これまでの施策の中でいろいろやっておりますので、それらも含めて、特に高齢者を政策から軽んじているわけではないということを御理解いただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

出典:上富良野町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月14日 議事録 PDF(70ページ) 間違いを知らせる