みんなの議会

上富良野町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月11日

(1)大幅改正になる介護・医療・農業について、国の動向を見据えた政策の展開を/(2)子どもの体力と学力向上を

2014年3月11日、上富良野町議会の一般質問で、村上和子議員が「大幅改正になる介護・医療・農業について、国の動向を見据えた政策の展開を」「子どもの体力と学力向上を」について質問し、町長 向山富夫、教育長 服部久和、町立病院事務長 山川護、産業振興課長 辻剛が答弁しました。

質問者
村上和子 議員
答弁者
町長 向山富夫、教育長 服部久和、町立病院事務長 山川護、産業振興課長 辻剛

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 村上和子

おはようございます。3年前のきょう、東日本大震災に見舞われました。まだ多くの方が避難されており、多くの方が亡くなられました。改めて御冥福をお祈りいたします。私は、さきに4項目通告しております。町長と教育長に質問いたします。1項目めは、大幅改正になる介護、医療、農業について、国の動向を見据えた政策の展開を。第5次総合計画の後期5カ年計画の初年度を迎え、将来の財政規律を見据えた予算の編成がなされているが、今後、国の方針が大幅に改正される医療、介護、農業について、政策の展開をすべきではないか。次の点について伺いたい。1点目は、介護保険料の保険料の抑制を。介護保険も要支援1、2の認定を受けた人の訪問介護とデイサービスを介護保険の給付から外し、生活支援などのサービスが市町村の事業に移行され、介護サービスの利用料が1割から2割に引き上げられることとなった。単身者で年金収入280万円以上など、夫妻では369万円以上などが対象。当町の介護認定出現率は低いが、重度にならないための課題対応策を見つけ出し、平成27年度に行われる国の改正に向け、保険料の抑制につながるように、今年度から取り組むべきではないか。2点目は、病院の安定経営について。町はこれまで、国の長期療養型病床削減の動向にいち早く対応し、36床から28床の老健病床へ転換を図り、今日の比較的安定した経営がなされていると考える。しかし国では、新たに地域医療構想が策定され、病床を高度急性期、急性期、回復期、慢性期の四つの機能に分けて再編し、必要な病床数を削減しようとしている。リハビリ充実、地域包括ケア病床など、今後についての方向性の取り組みを伺う。3点目は、農業政策に町としてはどのようにかかわるのか。政府は、2018年に生産調整廃止(減反)を打ち出した。米の生産を制限して、米価を下支えしようと、減反を40年余りにわたって続けてきたが、農家へは、非主食に米、飼料米をつくるように促すため、収入を標準化する仕組みを導入する方針である。何をつくるかに関係なく、町としては、担い手を支えるべきと考えるが、このような国の農業政策に対して、行政はどのようにかかわっていくのか、町長にお伺いいたします。2項目めは、子どもの体力と学力向上を教育長にお伺いいたします。体力が全ての活動の源であり、運動や健康のほかに、気力や知力の充実に大きくかかわる。各学校での体力づくり、運動の取り組み状況について伺いたい。また、学力向上について、教育振興計画も策定されたことから、全国学力テストからの課題に対する取り組みについて、土曜授業の実施に向けてはどのように考えておられるのか、教育長にお伺いしたいと思います。以上です。よろしくお願いします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番村上議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの国の制度改正を見据えました介護、医療、農業に関する3点の御質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の介護保険制度についてでありますが、国におきましては、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案が今国会に提出され、議員御発言にある内容を含めまして、同法律案の中で、平成27年4月以降の施行予定といたしまして、介護保険法関係の改正につきましても議論が進められているところであります。平成26年度は、第6期介護保険事業計画の策定年度に当たりますので、国会での審議の動向等を見据えながら、サービスの低下を招くことがないよ― 76 ―う、計画の策定に努めてまいります。なお、本町の介護認定率は、これまでの予防事業の取り組み成果などから、全国平均17.3%、全道平均18.1%という中にありまして、12.6%という、極めて低い水準で推移をしておりますが、なお一層の高齢化の進展とあわせまして、認知症高齢者の増加や、介護度の重度化は一定程度避けられない状況と理解しておりますことから、給付費は増加傾向で推移していくことが予測されているところでございます。どのような制度改正が行われようとも、これまで同様、保健予防、介護予防に重点を置きまして、予防事業、支援事業を初めサービス現場の実態を常に観察し、効果的な健康長寿推進の取り組みが介護の出現率を抑え、重度化を防止する最善策であるとともに、最も重要なことととらえ、そのことが給付費の増嵩、保険料の上昇の抑制につながるものと理解しておりますので、引き続き努力をしてまいりたいと考えております。次に、2点目の町立病院の経営の安定についてでありますが、町立病院は、一般病床44床と、平成20年12月に療養病床から介護療養型老人保健施設に転換した28床と、外来の3部門で運営しており、介護療養型老人保健施設への転換により、一定の経営の安定化が図られたところでございます。厚生労働省は、平成26年4月の診療報酬改定で、2025年に向けて、医療供給体制の再構築、地域包括ケアシステムの構築を図ることと、入院医療、外来医療を含めた医療機関の機能の分化と強化、連携を図り、在宅療養の充実等に取り組むことの2本を柱としております。平成26年度の診療報酬で創設されました地域包括ケア病棟につきましては、看護基準や専従の常勤理学療法士の配置などの設置基準が示されましたが、町立病院の現在の医師数や医療技術、看護職員等のマンパワーと、病院の施設の構造などを見たとき、国が求めている医療施策に対応できない場合もありますが、動向を見据えてまいりたいと考えております。議員御質問の、町立病院の経営安定化につきましては、地域の方々への安定的で充実した医療サービスの提供が最も大切であり、加えて、経営の安定も図っていかなければならないという、非常に難しい側面を持っておりまして、町といたしましてどのような医療体制が必要かをしっかり見きわめながら、富良野医療圏や旭川医療圏との医療の機能の分担と連携を推進していくことも必要と考えております。しかし、現状におきましては、まずサービス提供に支障を来すことがないよう、町立病院の施設維持や補修を図るとともに、医療機器の更新、整備を進め、一層信頼度を高め、町民の皆様が安心して暮らせる医療体制の継続を最優先に考え、今後、病院現場と十分意見交換を図りながら、経営の安定化に向け取り組んでいく考えでありますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3点目の国の農業政策に対する行政のかかわりについてでありますが、国におきましては、今後10年間で、農業、農村全体の所得を倍増させることなど、国内外の需要拡大、農林水産物の付加価値向上、多面的機能の維持、発揮、生産現場の強化の四つを柱とした農業政策の転換を打ち出しており、議員御発言の、米の生産調整の見直しもその一つでありますが、具体的な制度設計につきましては、今後の動向を注視するとともに、情報収集や事業制度の周知に努め、有利な制度活用を図り、本町農業の基盤強化と発展につなげていかなければならないと考えております。いずれにいたしましても、安定した魅力ある農業とならなければ、真の発展につながらず、町といたしましては、生産基盤の整備促進や新技術の導入、高付加価値化や人材育成等に積極的に取り組み、また、国際化に対応できる農業づくりが求められていることから、これらの目標を掲げた第7次農業振興計画を現在作成しておりまして、実行性のある計画となるよう努力してまいりますので、御理解賜りたいと存じます。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

3番村上議員の2項目めの子どもの体力と学力向上に関する御質問にお答えいたします。学校における体力の取り組みについてでありますが、一般的な体育の授業のほか、水泳、スキー、マラソン、縄とび、一輪車など、学校の規模や特色を生かした体育学習や、朝、中休みの時間のほか、運動会、遠足などの体育行事を通じ、運動に親しみ、みずから体を鍛え、児童生徒の体力向上を図るなど、学校全体で体力づくりを推進しております。また、体力テストを町内の全校で取り入れ、児童生徒の体力や運動能力をとらえ、日常の体育活動に生かすとともに、児童生徒が自己の体力などを知ることによって、運動能力の向上に関心や意欲を持たせるほか、記録を蓄積し、体力、運動能力を学校の資料として活用を図っております。平成25年度、全国の小学校5年生と中学校2年生を対象にした体力テストの結果を見ると、当町の体力合計点では、小学生においては、男子が全国平均を上回り、女子は全国平均となっております。中学生においては、男子が全国平均をやや上回り、女― 77 ―子は全道平均を上回る結果となりました。北海道全体が全国平均よりかなり低い結果の中で、当町は総体的に高い結果となったところでございます。このような結果は、学校における取り組みの成果のあらわれであるとともに、多くの児童生徒が少年団活動や部活動などに加入し、充実した活動を行っていることも大きく影響していると思われ、引き続き家庭や地域と連携した体力づくりの推進に努めてまいります。また、学力向上についてでありますが、町内の小学校6年生と中学3年生を対象に行われた全国学力学習状況調査の結果では、小学生は国語、算数ともに全国の平均正答率より下回っておりますが、全道の平均正答率より上回っております。また、国語、算数ともに、主として基本的な知識に関してが、主に実生活の場面での活用に関する問題よりも低い傾向が見られます。中学校では、国語、数学ともに全国の平均正答率を上回っており、特に国語の活用に関する問題が上回っているところであります。今後の課題と取り組みでありますが、今回の調査で測定できるのは、学力の一部ではありますが、小学校、中学校ともに、知識に関してが活用に関する問題よりも低い傾向にあるため、基礎的、基本的な知識や技能、学び方の確実な定着に向けて、組織的に取り組む学校力や授業力を高める必要があります。また、落ちついた教室で集中力を高めるための学習約束、決まりの徹底や、学習の場にふさわしい環境を工夫するなど、引き続き継続的な検証を行い、児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善を図り、学力向上に向けた取り組みを推進してまいります。次に、土曜授業についての考えでありますが、文部科学省では、子どもたちに土曜日における充実した学習機会を提供する方策の一つとして土曜授業をとらえ、設置者の判断により土曜授業を行うことが可能であることをより明確化するため、このたび学校教育法施行規則の一部を改正しました。また、あわせて、子どもたちの土曜日の豊かな教育環境の実現に向けて、地域や企業の協力を得て、土曜日の教育活動推進プロジェクトを進めていくことにしております。これによりますと、学校が主体となった教育活動であるものの、希望者を対象として学習などの機会を行うなど、教育課程外の学校教育を行う土曜の課外授業とも呼ぶべき形態や、教育委員会など学校以外の者が主体となって、希望者に対して学習等の機会を行う土曜学習とも呼ぶべき形態があるところでございます。国においては、これら総合的な観点から、子どもたちの土曜日の教育環境の充実に取り組む考えでありますが、当町におきましては、教育の現状や社会状況を踏まえ、土曜日の教育環境の充実については、当町の児童生徒の活動実態や、望ましいあり方などを見据え、検討を行ってまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

再質問 3番 村上和子

1点目の介護保険料の抑制のところで再質問したいと思います。介護認定率の出現率、これはもう既に、ここ10年ぐらい、低く抑えられていることは承知しておりまして、ここの部分は大変努力されていると考えますけれども、認定になりましてから重度化になっていきますので、重度化にさせない予防策を計画をして、まして今回、改正によりまして、介護給付から要支援1、2の支援が外されて、市町村に任されるわけでございます。そうすると、そこもしっかり取り組んでいきませんと、これがまた介護予備軍になりまして、だんだんと重度化になっていくと、こういうことでございまして、前回、一般質問で、私、口腔ケア、歯周病ということ、これを取り入れますと、やっていきますと、認知症を遅らせたり、糖尿病の予防になると申し上げました。そうすると、すぐ対応していただいたわけですが、ここのところはまた大変評価したいと思っております。こういった早い対応、こういったことが必要でして、行政側と介護を受ける人との一体感を大変感じております。それで、健康かみふらの21計画、ここにあります生活習慣病の発症予防と重症化予防ということで、ちゃんと計画を立てておりますけれども、ここのところの循環器の疾患対策の検診の検査項目、これを追加とあるのですけれども、これらもまだ取り組まれていないと思うのですけれども、こういったことを実現することによって、重症を免れていくのではないかと思うのですけれども、こういった早い取り組みをと思うのですけれども、その点、町長はどのようにお考えになりますか、お尋ねしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番村上議員の介護予防に関します御質問にお答えさせていただきますが、町で健康かみふらの21で示させていただいておりますさまざまな介護、あるいは要支援に至らないための施策につきましては、掲げている目標、議員ただいまお示しいただいたような項目、たくさん掲げておりますが、その中でも、やはり保健指導の現場が感じる、まず実態に応じて優先度をしっかりと定めて、優先度の高いものから取り組むということをまず基本にしていることと、保健指導現場の皆さん方が日々感じておられることは、過去の反省もありまして、ある一定程度、支援が必要となったり、あるいは介護が必要になったことに対する支援にどちらかというと力が入っていたという時期もあって、そうではなくて、そこはそこで対応する術がありますので、そこに至らないようなことにどんどん実態を把握したり、あるいは事前の策を打ったりと、そういうことに大きく軸足を移していますので、実態を常に観察しながら、介護度、あるいは要支援にならないための施策を適切に取り入れるように心がけてまいります。以上でございます。

再質問 3番 村上和子

そうですよね。町長もそのように考えておられるということで、まさに今回、要支援1、2、ここら辺も外されてまいりますし、介護保険料が今度2割負担、5人に1人が対応になるような感じですけれども、そうなると、また手控えて、余りサービスを利用しないで、悪化されても困りますので、そういったところで、糖尿病から合併症になりますと、25年間で4,000万円ぐらいかかると、大変な金額ですし、やっぱり医療費を抑制していきませんと、だんだん増嵩して、給付がふえてまいるわけでありまして、私が議員に出していただいたときには、介護保険の特別予算も5億6,000万円ぐらいだったのです。今回、15年たちまして、8億3,400万円の予算でございますけれども、あと10年もすると10億円を超えてくるのではないかと。そうすると、ますますこれから給付の増嵩と、保険料、27年度、介護保険料の改正になりますけれども、かなり上昇するのではないかなと。そうなりますと、やっぱり国の今回の改正案、1、2の支援を介護の給付から外して市町村に任せるわけですけれども、給付は同じですけれども、サービスの利用の下限が、やっぱり負担が少し伴うわとなると、ちょっと利用を控えたりしますと、だんだんと介護予備軍、重症化になってしまうのですけれども、ここのところ、介護サービスの利用を控えたり、デイサービス等も負担割合をふやすことなどしませんで、今までと同じような、町で取り組みができるように、こういったことを考えるのですけれども、これが保険料抑制の力をこれから考えていきませんと、かなり上昇するのではないかと思っておりますが、そういった要支援が町に任される部分については、今までと同じような方法でできるようになったらと思うのですけれども、その点、町長はどのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番村上議員の御質問にお答えさせていただきます。議員御質問にあります要支援の1、2の方に対します国のこれからの方向づけというものが、今、姿を見せておりますけれども、実施にはまだもう少し時間がありますけれども、町といたしましても、今までの議会での議論、あるいは機会を通じて私も申し上げてきておりますけれども、町といたしましては、やはり地域に移管されるというようなことを想定いたしますと、やはりそれをしっかりと支えていくだけの、まずマンパワーも備えなければなりませんし、あるいは負担感がどういうふうに伴ってくるか、あるいは町としてそこに独自性をどうやって発揮していくかという、さまざまな準備を重ねて、それに備えていかなければならない。国のほうも、地域の財政力等によってサービスに差が出るということは、これは国も望んでおりませんので、そういったような情報をしっかりと私どもは把握した中で、従来どおりの支援策が講じていけるように、そしてなおかつ、予防等を通じて介護度が上がらない、さらには重度化しない、それがひいては保険料の抑制につながるというようなことで、トータルで介護についてとらえていかないと、一方だけ切り取ってというわけにいきませんので、これからそういう時代が来るということを先取りして、研究、検討を続けてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 3番 村上和子

自治体として考えていくとおっしゃるわけですけれども、財源は介護保険から出るのですよね。それで、サービスの内容や料金は自治体の裁量なのですけれども、やっぱり介護の事業者だけでなくて、今、マンパワーとおっしゃいましたけれども、ボランティアなどにも担い手を広げて、効率的にサービスを提供するような形、それとか、町民の方も介護予防を理解してもらわなければいけないと思います。そういったことで、行政としては介護予防総合講座ですとか、そういったものでしっかり介護予防に取り組んでいくような方策を設けるとか、そういったことを考えていただきたいと― 79 ―思うのです。それで、国としては、これにかわるものとして、地域ケア会議、これを各市町村に設置するということを言っているのですけれども、上富良野町での取り組みはどのように考えておられるのか。このサービスが低下しますと、かえって介護が必要な人がどんどんふえてまいりますし、給付もふえてくることになりますので、こういった地域ケア会議などは設置する予定があるのかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

ただいま3番村上議員からの地域ケア会議等に対する考えの御質問がございましたけれども、これから介護保険制度そのものをどのように上富良野町として取り組んでいくかということで、そういった多様な皆さん方の御意見を伺ったり、そして、そういったものと町の思いを組み合わせて、しっかりとした制度にしていくためには、そういうことの検討は大変重要なことというふうに理解しております。

再質問 3番 村上和子

よろしくお願いいたします。次に、病院の安定経営のところでございます。ここ2025年、随分先と思っていらっしゃるでしょうか。11年なんてすぐ来ますよ。何と言っても地域住民にとってなくてはならない公立病院でございますので、充実した医療サービスをしながら安定経営も図っていかなければいけないということで、大変難しい、町長もそのようにおっしゃったのですけれども、今、病床のことでは、44床の一般病床が、稼働率が57.2%と、約半分あいている状況です。まずこの病床をどうするのか。老朽化していますので、44床全部使える状態にはなっていないと思うのです。重症の方もおられたり、いろいろすると思うのですけれども、そこをまず改修するなどお考えにならないのかどうか。今、一般病床の44床の半分ぐらいあいているところ、そういったところが、その病床についてはどのようにお考えになっているか、まずお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番村上議員の町立病院の運営に関します御質問にお答えさせていただきます。一般病床の稼働率につきましては、状況によって変化してしまう、これは必然性がございまして、それは御理解いただきたいと思います。ただ、改修等につきましては、今、議員も御案内だと思いますけれども、どちらかと申しますと、病床も個室化を求められたりということで、私といたしましては、まず第一義的には、病院の経営を現場で担っていただいております院長を初めとする病院のスタッフの皆さん方の思いを受けとめることが第一義だというふうに考えておりまして、病院の経営、あるいは医療を確保していく上で、どうしても求められるものについては、これは応えていくべきだというふうに考えておりまして、私のほうから、こういうふうに改良したい、改善したいということは、それは現場から聞くことが先だというふうに考えておりますので、議員御質問にありましたような、病院の経営を安定的に図っていくために必要なことが現場から上がってきたときには、応えられるような判断を下してまいりたいと考えているところでございます。

再質問 3番 村上和子

病床につきましてはそのようにお考えだということはわかりました。それから、これから高齢化で、慢性の病気をわずらう人がだんだんふえてきているのですよね。だから、そういった、今回、国のほうも医療提供体制を見直しするということで、慢性の病気の方に対してどうするかということですけれども、私どもとしては、公立病院としまして、地域包括診療科の創設などはちょっと先のことになると思いますけれども、そこら辺はどのように、今の段階で結構ですが、町長 の 頭 の 中 に は ど の よ う な お 考 え が あ る の か 、ちょっとお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番村上議員の御質問にお答えさせていただきます。お尋ねにあります地域包括ケア病棟等についてのお尋ねかと思いますけれども、冒頭のお答えでもお答えさせていただいておりますけれども、このケア病棟というものに対しましては、その条件を満たすための条件が非常にハードルの高いものでありまして、今、上富良野の病院でそういうケア病棟の要件を満たせるだけの財力もそうですし、当然、医療スタッフも含めて、ハード、ソフト両面から、今の段階では非常にハードルの高いことであろうと。町単独でそういう仕組みが満たされないとすれば、お答えさせていただきましたように、この富良野医療圏域、あるいは旭川市も含めた広域医療圏域の中で機能分担ができないか、そういうことをむしろ模索していくべきかなというふうに考えているところでございます。

再質問 3番 村上和子

大変本当に難しい病院でございますけれども、今回、町長も大変力を入れられまして、公立病院にかかる財政措置が1年間延長さ― 80 ―れたということで、本当にこの部分はよかったなと思っております。なくせない、地域で住民にとっても本当になくてはならない公立病院でございますので、やっぱり今後、経営の安定も図りながら、医療の充実も図りながらということで、大変あれだと思うのですけれども、やっぱり財政的に詰めていくとすれば、後発医療品のジェネリックの積極的な活用ですとか、これは少し医療費の抑制になるのではないかなと、このように思いますし、今、病院での診療実績を比較するような形で公開するようなことを求められてきていますので、そういったことをしていただきますと、透明といいますか、この財政の確保にセーフティーネットを張っていただきたいと思うのですけれども、事務長もいらっしゃいますけれども、町長もこの点についてどのようにお考えになるのか。それと、今、自治体病院の広域化連携構想、富良野地区行動計画を策定したのですけれども、この医療連携体制の構築とありますけれども、現在取り組んでいる以外に何か決まっていることがあるのかどうか、広域の関係の医療連携の体制ですけれども、ちょっとその点をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

村上議員の御質問にお答えさせていただきます。前段の病院の実態の透明化については、事務長から答えられれば答えさせます。後段の広域の医療連携についてでありますけれども、現在、既にそういう機能を圏域として発揮している部分が何点かございます。御案内のように、周産期の医療体制、あるいは病病連携、そういったことは既にもう形として取り組まれております。ただ、大きな意味で、この富良野圏域の医療体制をどういうふうに構築していくかということに対しましては、これは今、私ども富良野圏域として、北海道が指導的な立場にありますので、北海道に対して富良野圏域の医療体制がどのようにあるべきかということをリーダーシップを発揮してほしいということを申し上げております。しかし、そういったことが提唱されて、多分もう四、五年になるかなと思いますけれども、残念ながらこの富良野圏域のみならず、北海道全体でも、道立病院をどうするかということがまだ決着もしておりませんので、なかなかそこまで手が及ばないのかもしれませんけれども、非常に私どもも注目しておりますし、これをしっかりしないと、それぞれが独自にということは非常にナンセンスですので、これは大いに私どもも圏域としては共有しておりますので、しかしながら、住民の皆さん方の医療サービスを低下させないということが前提ですので、大いに関心を持って見守っていきたいと思います。以上でございます。

答弁 町立病院事務長 山川護(町立病院事務長は2018年3月まで)

3番村上議員の御質問にお答えします。診療実績の御質問でございますが、基本的に診療実績と申しますのは、患者さんが、例えば手術を勧められたときに、自分でもう一度別な先生に確認してみたいとか、複数の病院にかかって診療を決めていくというときによく使われるわけでございまして、御存じのように、うちの町立病院の置かれている医療機能から申しますと、あくまでもゲートキーパー、門番としての役目でございますので、専門医もございませんので、町民の方が町立病院に患者さんとして来られて、町立病院でその次の日赤なら日赤へ紹介をする、専門医へ送っていくというのが、その高度の医療へのつなぎ役でございますので、うちの病院自体が、診療実績について公開をしていくというような、正直な話、項目の診療をしていないというふうに御理解願えればと思います。以上でございます。

再質問 3番 村上和子

次に、農業の政策に町としてどのようにかかわるかというところにいきたいと思います。国では今、四つの農業改革が出されました。農地の集積、集約化をどのようにしていくかということでございますが、上富良野町の米の作付面積、1戸平均どれぐらいの面積なのでしょうか。今、全道平均では24ヘクタールと言われておりますけれども、その点と、それと、上富良野町は農地利用権を取得して、まとめて、そして貸し出しをする農地中間管理機構、これを設置するのかどうか。そして、農業委員さんはその機構が農地をまとめる際の実務を担うと言われているのですけれども、そこら辺の対 応 に つ き ま し て は ど の よ う に お 考 え な の か 、ちょっとお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番村上議員の農業政策に対します御質問にお答えさせていただきます。水稲の作付実態につきましては課長のほうから答弁させていただきますが、農地の中間管理機構についての御質問にお答えさせていただきますが、これは上富良野町も設置することになります。それで、この制度をどのように運営していくか、運用していくかということは、まだ方向性を定めておりませんが、いずれにいたしましても、国として、農地バンクと申しますが、農地バンクについては大きな力を― 81 ―入れようとしているところでございますが、我々地方自治を預かる立場の中の意見としては、非常に国の制度設計の中で、本州の小規模の兼業農家で、農地を資産として持っておられる方が、なかなか流動化させないというようなことに対しての方策として、中間管理機構という仕組みを通じて流動化させようということが主眼だというふうに我々は理解しておりまして、特に北海道としては、なかなかこれはなじまないのではないかというふうに我々としては評価をしているところでございますが、そういう制度を町として置くことにはなると思います。以上でございます。

再質問 3番 村上和子

第7次農業振興計画の中に、こういった国の動向を見据えながら、上富良野町としての計画を考えていただきたいと思っています。それで、新しい技術の導入とありますけれども、どういった技術を考えておられるのか。また、今、若手の女性のNPO法人はらぺこさん、非常に若手の女性がどんどんと今、出てきております。将来、何かちょっと明るいものが見えるかなという感じがしておりますけれども、そういった人、そういう人材を育成しながら、そういった方の、これからの農業の取り組みとして、付加価値を考える、発信力というか、そういう若手女性農業者も7次農業振興計画の中に取り入れていただきたい。そして、やっぱり魅力ある農業ということにしていくためには、そういう計画の中に盛り込んでいただきたいのですけれども、どのようなお考えをお持ちなのか、ちょっとお尋ねします。

答弁 産業振興課長 辻剛

3番村上議員の当町の稲作の作付状況に対する御質問にお答えさせていただきたいと思います。ここ数年、当町におきましては、稲作の作付面積が約780ヘクタールから800ヘクタールで推移してございまして、現在、稲作を営まれている農家の方が約130戸で、大体1戸当たりの平均面積が6ヘクタールというような状況になってございます。以上です。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番村上議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、第7次の農業振興計画に臨む考え方についてお答えさせていただきますが、新技術等につきましては、さまざまな切り口を国としても用意していただいているところでございまして、もちろんインテリジェンス農業、要するに最先端技術を駆使した、人工知能だとか、遠隔操作だとか、あるいは品種面におきましても、直播栽培だとか、そういったさまざまな、あるいは自然にやさしてカバークロップ事業なども既に展開されておりまして、そういったことを国としては推進していこうという姿勢でございます。特にバイオエネルギー等についても新技術の中でくくられるのかなというふうに考えているところでございます。そういった技術、さらに、議員から御質問にありました、特に若い人が農業に関心を持っていただけるような展開というのは、これも私も全く同感でございまして、今、7次の振興計画の中では、さすが上富良野だなと、こういうところがやっぱり力を入れていこうとしているところなのかなということが見えるような振興計画にということで、今、審議会のほうに我々が示しました素案を検討していただいているところでございまして、何としてここは本当に上富良野らしさを出せるような振興計画をつくりたいということで取り組みをしているところでございます。以上でございます。

再質問 3番 村上和子

よろしくお願いいたします。次は教育長にお尋ねします。体力もいろいろと、スキーだとか水泳だとか、かなり取り組んでいらっしゃるということでございますけれども、やっぱり今、ゲームだとか、そういったもので家の中で遊んでしまうというか、やっぱり野外に出ることが少なくなってきたりしているのですけれども、もう少し遊び感覚で運動神経を取り組むような感じの、今、留萌でやっているのですけれども、コーディネーショントレーニングといいまして、音を鳴らしまして、それを脳に反応させまして、そして片足を上げたり、いろいろ反応する。それによってどうなるかというと、素早い対応ができるということで、片足を上げてバランスをとるとか、やっぱり違う方法でいろいろと、体力は本当に根幹でありますので、そういった新しいコーディネーショントレーニングなどというものを、これが留萌さんで非常に体力向上に効果を上げていらっし ゃ る の で す よ ね 。 だ か ら そ う い っ た と こ ろ もちょっと研修といいますか、参考にしていただいて、どうかと思いますけれども、まず体力づくりの点です。それと、学力のところも、いろいろと平均を上回っているとか、いろいろありますけれども、国語と算数については、少し活用の面の、小学生と中学― 82 ―生、共通した面で、少し平均よりもどうかというところがあるという御答弁をいただいているのですけれども、どうなのでしょうかね、土曜日の授業などもやっていただくと、そういった学力向上、それと、家庭でしっかり学習していただくというか、家庭教育力というのですか、やっぱり家庭で取り組む力といいましょうか、そういったところをちょっと指導していただいたり、それから、わからないことをそのまま終わらせないということで、やっぱり授業の研究とか、一人一人の学力に見合って向上していくような取り組みをしていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

3番村上議員から多項目について御質問がありました。まず1点目、体力に関して、コーディネーショントレーニングに関してでありますけれども、ちょっと私、どのようなものか、実態を知らないわけですけれども、体力については、現状のところ、非常に好ましい状況ではありますが、それがずっと続くわけでもありませんし、日々いろいろなものを研究していくという観点で、こちらのものも私なりに勉強させていただきたいなと、そんなふうに思っております。学力の部分でありますが、学力の部分については、先ほども申し上げましたけれども、活用の部分は非常に高いと。しかしながら、活用ができるのにどうして基礎の部分がちょっと低いのかなという部分、さまざまな原因が考えられるわけでありますけれども、早とちりして簡単に間違う場合もあるでしょうし、その辺の原因は明らかになっていませんけれども、現実として基礎の部分に若干弱い部分があります。これについては、繰り返し基礎の部分をしっかり子どもたちに学習させるということが重要でありますし、個々の能力に合わせて、習熟度に合わせまして指導することも重要かと思います。個々の子どもの状況に合わせては、TT、チームティーチングという制度がありまして、学校のほうで授業参観していただくとわかるのですけれども、昔であれば担任の先生1人で全員を教えておりましたけれども、今はそうではなく、教室の中に2人の先生がいるような状況があります。そういう部分で、個々の学習、習熟度に合わせて、そういう形で指導を図っていると。これらを進めていく中で、少しでも全体の学力が向上するような形を続けていきたいなと、そんなふうに思っております。あと、土曜授業に関してでございますけれども、土曜授業につきましては、先ほども申し上げましたとおり、土曜日の活用の仕方、学習の質が、ある意味、総合学習であったり、社会人の方たちから力を借りたりする事業でありまして、学力という観点に特定したものではないというのが一つございます。そこのところをまず御理解をしていただきたいなと思っております。全国で見ますと、土曜日の午前中を子どもたちがどういうふうに過ごしているかという部分のアンケート調査を見ますと、うちの町でありますと、スポーツ、学習しているという子どもが55%おります。全国を見ますと46%ということで、10%、うちの子どもたちは、土曜日の午前中、しっかり目的を持って過ごしているということで、非常に好ましい状況であります。この率を少しでも高めていく努力については、当然していかなければならないのでありますが、今、国が提唱している部分にすぐ飛びつくのではなく、じっくりと子どもたちがどういうふうに過ごしているかという部分を検証した中で、取り組みを進めていきたいと思います。また、社会教育事業として、子どもたちの事業を土曜に、うちの町は相当の数をやっていまして、これ以上入れ込むと、スタッフの部分もありますし、参加する子どもたちが果たしているのかという、そういうような実態もありますので、ただ、国が提唱している事業を知らないということではなく、じっくりその状況を確認しながら事業を進めていく、子どもたちに一番いい方法を検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 3番 村上和子

土曜授業も、地域や企業の方の協力を得て、土曜教育活動推進を立ち上げてやっていきたいということでございますけれども、こういった部分は、今、将来のキャリア教育にも結びついていくのかななんて考えたりはするのですけれども、先日、子育て世代のお母様方と会う機会がございまして、なかなか授業の流れが、小学校は45分ですか、中学校は50分、流れがなかなか早くてついていけないと。そして、聞きたいと思いましても、なかなか教えてもらえないと。上富良野小学校の学校だより、校長のを読みますと、やっぱりついていけない、わからない、それをそのまま放置していくと、また大変なのだということで、私は、やっぱり土曜授業も教育委員会としてはやりたいと思っても、先生方のほうが、旭川から通ってこられている先生がいっぱいいらっしゃいますよね。そうすると、わざわざ土曜日に、このためだけに旭川から通ってくるということにはならないのではないかと。私はそこの点がどうなのかなと思っている点と、父兄の調査アンケートをもう1回やっていただ― 83 ―けませんか。すごいあれですよ、ふだんの授業になかなかついていけないお子さんもたくさんおられると思います。そういったお子さんが、土曜日、ふだんの授業でわからないところ、ついていけないところを、生徒について何時間でも教えてあげるということ、これはできないものかと、こういうふうに考えるところです。それで、こういった積み重ねが学力の基礎になっていくのではないかと、私はこのように考えているのですけれども、いかがでしょうか、教育長は、土曜授業につきまして、ちょっとお考えをいただきたいと思います。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

3番村上議員の土曜授業に関しての御質問にお答えいたします。まず、先ほども申し上げましたけれども、今、国が考えている土曜授業、学力を主に置いていないということをまず御理解いただきたいと思います。それで、今お話の中で、授業がわからなくて非常に困っているお子さんがいるという部分、その実態については私も押さえておりますし、課題だと思っております。教育委員会といたしましては、既にそういう部分、少しでも解決したいということで、教育委員会が実施しておりますちょこっと学習という学習授業を行っております。本年度につきましては、延べ14回、半日を14回、延べ日数でいうと7日間になります。参加人員のお子さんが、小学校4年生から6年生までですけれども、延べで418人来ていただいております。そういう授業も入れながらやっていますし、また、先ほど家庭における学習についてのお話もありましたけれども、大変北海道の子ども、そして上富良野の子どもたち、家庭における学習時間が全国から見ると不足しているという実態があります。これも課題だと思っております。学校では、当然、家庭学習をするように、家庭学習に関する資料を各家庭、保護者に向かって発信しているところでありますし、教育委員会についても、教育委員会独自で家庭学習のすすめというパンフレットをつくって配布をしているところでございます。なかなか保護者で悩みを持っている方、端的に困っているのだというお話はするのですけれども、保護者の方も、家庭において子どもたちに学習をさせる環境づくりをしてもらうのも一つですし、教育委員会としても、当然、それに対して何らかの支援もいたしますし、課題として持っているという部分を御理解いただきたいと思います。以上でございます。

再質問 3番 村上和子

土曜授業につきましては、約3割ぐらいの自治体が考えているということで、南富良野町も今検討中であると、こういうような状況もあります。課題ととらえないで、ひとつ土曜授業につきましても、今後も調査等の状況も見ながら、ぜひ考えていただきたいと思います。ちょっとお願いしたいと思いますが、頭の隅に置いておいていただきたいと思います。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

3番村上議員からの土曜授業に関してであります。今現在は、すぐすることはなかなか難しいかなとは思っていますけれども、体制をしっかり、子どもたちが非常に今、忙しいというのが一因としてあります。そのことを私たち教育委員会も理解しながら、いろいろなカリキュラムを組んでいかなければならないなと、そんなふうなことで思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。以上でございます。

出典:上富良野町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月11日 議事録 PDF(86ページ) 間違いを知らせる