みんなの議会

上富良野町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月16日

(1)地域経済の循環について/(2)子育て世代の支援について

2010年3月16日、上富良野町議会の一般質問で、佐川典子議員が「地域経済の循環について」「子育て世代の支援について」について質問し、町長 向山富夫、教育長 北川雅一が答弁しました。

質問者
佐川典子 議員
答弁者
町長 向山富夫、教育長 北川雅一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 佐川典子

さきに通告のとおり、2項目の質問をさせていただきたいと思います。まず1項目めですが、地域経済の循環についてです。平成20年、経済危機対策が問われ、国レベルにおいては、雇用情勢悪化対策と連動した施策として定額給付金に始まり、地域活性化、生活対策臨時交付金など、地域経済救済に向けた施策が行われました。引き続き、平成21年度には、地域活性化、きめ細かな臨時交付金が交付され、我が町も約7,900万円程度の臨時交付金を受けましたが、その方向性の中に、地元の中小零細企業の受注に資するよう、きめ細かなインフラ整備事業について例示され、経済措置が行われました。長引く経済不況と少子高齢化の波で、街中商店街にもシャッターがおろされ、閉店がふえてきています。我が町の地元の商工業者が納める法人税は、当初予算の約780万円の減収の落ち込みで、今後、町財政においても影響が危惧されるところです。町内で購入できるものは地元優先が叫ばれ、他町村自治体においては、地元の商工業者を守り、利用することが、地域の活性と地域経済の循環や雇用を守り、人口減にも対する有効な手段と考えられ、施策が打ち出されておりますが、我が町も、地元商工業者の受注を守ることで地域経済の循環がなされることについて、町としてどう考えているのか、また、仕組みづくりや対応、助成制度などについて伺いたいと思います。2項目めは、子育て世代の支援についてです。出生率の低下により、人口ピラミッドの形態が、30年後には正三角形から逆二等辺三角形に近い壷状になると予想され、働き手が減り、5人で4人の高齢者を支えていかなくてはならない状況が生まれるとされています。医療や福祉、年金、介護などに財政が圧迫され、疲弊どころか、このままでは破綻しかねないとして、子育て世代を応援し、少子化に歯どめをかけ、出生率をふやす対策として国や地方自治体も力を入れてきています。政権交代で子ども手当が支給される運びとなりましたが、低所得者や非課税世帯への給付が大幅にふえ、年収360万円から680万円の世帯、私立幼稚園就園者では、実質、保護者負担がふえるという内容で、この第4階層の子育て世代にとって不満が残ります。この不平等について、町として支援する考えはないか伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

おはようございます。12番佐川議員の御質問の1項目めについてお答えさせていただきます。1項目めの地域経済の循環に向けた町発注事案の地元受注対策等に関する御質問にお答えさせていただきます。まず、私の基本的な考え方でありますが、町が発注する事案の原資は、町民の皆様が御負担いただいた税金を初め公金でありますので、入札や契約等におきましては、法令等、一定のルールに基づき執行され、その結果として地元業者に受注されて、地域の経済や雇用の活性化に結びついていくことが最善と考えているところであります。そのようなことから、法令を遵守する中で、地元業者の受注に資するような仕組みづくりに向けて、― 95 ―法令等の解釈、制度の運用に努めてきたところであります。また、競争入札に係る仕組みにつきましても、地元業者の優先的な指名や経常共同企業体による資格登録の格付優遇等をルール化し、さらに平成22年度におきましては、地域貢献度等を評価基準に入れました特別簡易型の総合評価方式についても試行的に導入を予定いたしております。国におきましても、平成20年度と21年度において、それぞれ二度にわたる補正予算をもって、町も交付金総額で約4億4,500万円を受け、おおむね5億4,700万円相当の事業を行っております。この臨時交付金については、極力、町内業者の受注の可能性が高い事業を選定するように対応を図ってきたところであります。また、庁舎内においても、極力町内で購入可能な物品等は町内での購入に努めるよう、組織内に指示をいたしております。いずれにいたしましても、地域経済は極めて厳しい状況にありますので、町発注の事案につきましては、なお一層地元受注につながるよう意を用いてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

12番佐川議員の2項目めであります、子育て世代の支援についての御質問にお答えさせていただきます。御質問の趣旨としましては、私立幼稚園就園奨励費補助における第4階層対象者への町独自の支援を行う考えはないかとの内容かと存じますので、このことについてお答えをさせていただきます。私立幼稚園就園奨励費補助は、保護者の所得状況に応じて、経済的負担を軽減することを目的とした就園奨励事業として、国の補助基準に基づき保育料を軽減しようとするものであります。議員御指摘のとおり、私立幼稚園就園奨励費補助につきましては平成22年度から基準が変更され、第1子、または兄、姉が幼稚園児の場合に該当する区分の第4階層における補助単価が減額され、他の区分及び階層においては増額しているところであります。これは、低所得者及び複数のお子様がいる家庭へ手厚く支援を行おうとしているものと承知をしております。不平等とは考えていないことから、町といたしましても、さきに述べました就園奨励事業の目的に沿って、国の補助基準に基づき補助を行う予定でありますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

再質問 12番 佐川典子

1項目めの再質問をさせていただきたいと思います。町長の答弁の中で、町が発注する事案の原資は、町民の皆様からの税金を初めとする公金であるので、法令を遵守する中で地元業者の受注に資するような仕組みづくりに向けて制度の運用に努めてきたし、それが最善だと考えている。それが、地域の経済や雇用の活性化に結びついていくことになるとのお答えです。この言葉を町長から言っていただいたことは、町の商工業者や企業にとって大変意味深いことだと思います。改めて町長の意思を確認することができたことはよかったことと思います。私がこのような質問をすることになったのは、事務用品のことなのですけれども、コピー機はどこから買っているのか、パソコンはどこから買っているのだと、一般の町民の方から聞かれました。また、事業者の方から、お話を聞いてほしいということでした。その方が言うには、上富良野で仕事が減ってきているのに、町は何をやっているのだと、お客さんから、町の業者が来ると思っていたら旭川の業者が来たのだと、町の助成がないのにおかしいのではないかと、そう言われたというのですね。このことなのですけれども、このように皆さんが少しずつ不満を持ってきているということなのです。一昔前までは、安ければ地元でなくてもいい時代がありました。しかし、地元でできる仕事が地元で納税している人に来ないということは、やはり経済の循環にならないと思いますし、活性につながらないと思います。また、納税することも当然減っていくということになります。地元中小企業者や商工業者が地域の経済と産業を支え、地域の雇用を守っているし、商工会を初め、イベントや町並みなどに寄与する役割は大変重たいものがあると思っております。地元で消費したり受注することにより、地元、地域の経済の循環が生まれると思います。この当たり前と思っていることが、そうでもないことがあります。いろいろな事例もありますので、一概にどうのこうのということではありませんが、一つの例を見つけましたので、ちょっと述べさせていただきたいと思います。介護サービスの中の助成制度があります。手すりの取りつけとかですけれども、21年3月から22年1月まで、これは町内業者が9件、町外業者が24件、ところが、これと1年1カ月範囲を広げてみますと、20年3月から22年2月まで、これは町内業者が13件で、町外業者は57件なのです。まさに住民の方が言っておられたとおりなのですね。先ほど町長のお答えの中に、法令順守というお言葉を言われたと思いますけれども、中小企業や商工― 96 ―業者に対する振興条例というものは上富良野にございますでしょうか。私は、インターネットで調べてみたのですけれども、似たようなものはありますけれども、活性につながるような、商工業者とお話をして取り決めをしたというような条例はなかったように思いますが、まずこの1点について伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

12番佐川議員の商業の活性化に伴います点についてお答えさせていただきます。まず、冒頭お話ありました町内の事業者を通じて町の発注する仕事をしていただくことにつきましては、これは基本的には冒頭のお答えで申し上げましたように、何らそれについて異を持っているものではございません。町内の方が受注をしていただいて、町内の経済の循環に資することが一番望ましいということは基本に押さえております。しかしながら、公金をもって町の仕事をしていただくわけでございますから、当然そこには一定のルール、仕組みというものがあるべきだと思っております。そういったことを当然業者の方々も十分認識していただいておりますし、そういったことで今日まで取り組んできているところでございます。そういうような仕組みのもとで発注が行われておりますが、しかし、その発注する過程の中の工夫で、町内の方々が仕事をしていただけるような仕組みも講じてきておりますので、私は今の方法が町内の皆さん方に御理解いただいていると、業者の方に御理解いただいているというふうに思っております。個々の例示を出されておりましたけれども、個々の部分については、それぞれ発注の条件あるいは施工の条件と、一概には数字だけでは申し上げれない部分もあるかと思います。それから、今度、町の条例、あるいはそういった形での振興策でございますが、現在幾つかの振興策が、商工業の振興に資するような仕組みが、制度が、町で置かれております。私は、名前や呼び方は多少違っても、向かおうとする目的は全く変わりないと、しかも、その条例等が設置されてきた過程の中には、当然事業者さん等の意見も十分考慮した中で仕組みが、また、議会の皆さん方にお認めをいただいて設置をしてきている仕組みでございますので、その辺の意見は十分反映されているものというふうに理解しております。以上でございます。

再質問 12番 佐川典子

気になりましたので、他町村の動きを調べてみました。旭川市の中小企業等振興条例を初めとしまして、美唄市、千歳市、岩見沢市、北見市、美幌町、夕張市、下川町、浜頓別町、名寄市、浦臼町、枝幸町、遠軽町と伊達市、本当にいろいろな町で、制定している自治体が多いことがわかりました。このように地元の受注を守ることで経済を循環させ、活性化するための振興条例を、他町村の取り組みというのは、これはとても重要な仕組みづくりになるのではないかなというふうに思っております。町長の意思と違うところで動くという事例もありましたので、いろんな状態も考えられるというふうに私も先ほど言いましたけれども、そういうことも考えられますので、このことについて、中小企業商工振興条例や地域振興条例の制定があるのであれば、それについての改定も含めまして考えていただきたいと思いますし、また、ないのであれば、他町村も参考にしながら、これも今後考えていってほしいなというふうに思っております。最後に、助成制度についての質問もしておりましたので、それについてなのですけれども、旭川市に調べに行きましたら、係の職員の言ったことなのですけれども、このように言っておられました。実は、この手の施策や助成は、地方の自治体のほうが進んでいるかもしれないと。旭川市はまだまだだと思っておりまして、参考になるのかわかりませんけれどもといって資料を渡してくれましたのがこんなにあるのです。内容はちょっとたくさんありますので。その中には、助成条例については、旭川市や富良野市も含め、他町村もそうなのですけれども、補助事業が市内業者と契約するに当たりとか、町内業者に限りとか、そういう文言が必ず記されているのです。ほかの町村は町の業者を守っていると、そういう縛りをつくっているのですね。上富良野は、地元の業者を不安にさせている、その文言がないばかりにですね、不安にさせている、これが実態だと思います。我が町の今後の対応についてもう一度町長に伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

12番佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。町が定めております商工振興条例あるいは企業の措置条例につきましては、今までの足跡を見ますと、十分事業費等が、当初、町が予定していたような実績として現在歩みを進めてきておりまして、数字もそのような数字があらわれてきております。大いにこれからもそういったことを活用して、皆さん方が商業振興に励んでいただけることを期待もしておりますし、私の記憶では、そういった条例が制定― 97 ―してきている過程の中で、当然商工会の皆さん方の御意見、先ほども申し上げましたが、商工会等の御意見も十分に参酌した中で制定されてきているという実態がありましたので、今、佐川議員が、条例等の置き方についても、町内業者とか地元業者とかという表現が、それはなくても、上富良野町民の、上富良野商工業者のための条例でございますから、それはあえて言葉にあらわさなくても、中富良野の商工業者、美瑛の商工業者を指して制定している条例でございませんので、私はそういう面で、十分地元業者という配慮は行き届いていると。ただ、その中で時代が変わっておりますから、時代の流れに合わなくなった部分があったとすれば、これはもう謙虚に改めて、いい方向につくり直していくという、これは日常行っていかなければならないというふうに考えておりますので、これからも、きのうのどなたかの御質問にお答えさせていただきましたけれども、やはり本当に腹を割って、業者さん、町、あるいは町民の皆さん方と、本当にどうやって町の活性化を図っていくかということに一歩を踏み出すことのほうが、ずっとしっかりした仕組みづくりになるのではないかなというふうに思っておりますので、不断の見直しをこれからも続けてまいりたいと思いますので、御理解賜りたいと思います。

再質問 12番 佐川典子

自治体の経済対策を考えるということで、中小企業振興基本条例の制定の見直しや地域経済の分析表の作成、地域経済の展望議論、新しい政策づくり、他団体との連携、先ほど町長がおっしゃっていましたけれども、そして、意欲ある行政マンとの連携が必要というふうに書いてありました。これが本当に重要になりまして、やはり自治体がどれだけ行動してくれるか、それがやはり地元の中小企業者を守り育てていってくれることにつながると思いますので、そういった意味において循環ということで今回質問させていただきました。よろしくお願いしたいと思います。第2項目めの、子育て世代の支援についての再質問に移りたいと思います。国の補助基準に基づきまして、第4階層の補助は考えていないというお答えをいただきました。実は、昨年の3月の定例会におきまして類似した質問を私はしております。子育て応援特別手当についてだったのですけれども、町独自の施策として、子供が3人いても4人いても、子育てをしているのに手当がもらえない世帯がいるということに対しまして、町として単独で助成してほしいのだという内容だったと思います。その後、富良野圏域5市町村のうち4市町村が支給に踏み切っています。子育て世代の応援と経済危機対策と考えて、町とか市でもって応援するというものなのですね。それぞれ国とは別に単独で子育て支援に助成をしているということなのです。政権交代で執行停止になったことによる対策的な、配慮的な、そういうものもあったとは思いますけれども、中富良野は7月の臨時会でいち早くゼロ歳から大学院生まで、占冠村は11月の臨時会で148名に532万8,000円、これは中学校の3年生まで。中富良野は新生児から中学校3年生まで、これは3万6,000円を3,096万円ということで助成しています。富良野は子育て支援としてゼロ歳から5歳まで、これは1万円の商品券で、地域の活性とつなげるということで商品券を助成したと、1,350万円を組んでおります。国の施策だからということで、そういう理由で、私は教育の現場では、お答えいただくと何かむなしいものを感じます。この富良野圏域におきまして、公平な教育環境をつくる意味において、上富良野町の子育て世代が、ほかで支援しているのだけれども、同じような支援が受けられないと、そういうことに対しまして教育長としてどういうふうに思われるか伺いたいと思います。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

12番佐川議員の今の御質問でございます。私のほうの御質問の中で、私学幼稚園の就園奨励費という形でお答えをさせていただきます。ひとつ国の基準の中で基本的に物事を進めてございますし、これにつきましては、就園奨励という形で、本来であれば、その就園補助というものは、当たらないといいますか、支給されない部分を、町として私学幼稚園、なければ公立幼稚園という形で対応していかなければならない状況の中でございます。その中で私立幼稚園が今頑張っていただきながら、保育料も全道的に低い状況の中で頑張っていただいている中を含めながら、その子育てをしている親御さんたちに、その奨励補助をしていきたいということでございます。今回この子ども手当の支給によります改正という形で、低所得者等に対する部分が厚みを帯びて、言います4階層の段階が少し額的に落ちていったという状況でございます。あくまでもその制度に基づいて我々も対応しているということでございますので、その点を御理解を賜りたいというふうに思うところでございます。以上、ということが、我々の子供の応援という形で援助をさせていただいているということで御理解を賜りたいと思います。以上でございます。

再質問 12番 佐川典子

意見というか、お答えはいただきました。旭川では1万2,000円の単独― 98 ―補助を今回この第4階層に対して、不公平という意味合いを持って対処しております。この4階層についてなのですけれども、年収400万円で、今まで市民税だとかいろんなものを引かれまして、最終的に実質年間11万7,200円が、児童手当の幼稚園分だとか未就園児分ということで、11万7,000円が受け取っておられました。これが、幼稚園児が1名と未就園児が1名いるという4人家族の場合です。ところが、今回22年度の場合は、配偶者控除が廃止された場合なのですけれども、税額がふえまして、子ども手当はつくのですけれども児童手当が消されてしまうと、そういうことでもって、約5万円近く税負担がふえるという形になっております。360万円を超して、4階層の部分なのですけれども、そこでいきますと、これはぎりぎりで、もう360万の中に入れられたという世帯が結構いらっしゃるのですね、そういう方というのは、ぎりぎりだけれども、頑張っていると、家族の中で。この4階層の幅がすごく広いのですね。片や子ども手当で収入が増額される世帯があるのですけれども、この4階層は負担がふえてしまうと。上富良野町では、現在該当は82世帯だというふうに私は思っております。例えば1万円の補助をしたとしましたら82万円で済むような話になります。町独自の支援をしているのですけれども、今までもそういう支援があったというふうに聞いていますけれども、それは要求されたことによる支援が主だと思うのですね、子供を預かってほしいだとか、町として対処して遊ぶ場所だとか放課後スクール、放課後クラブ、また、あとは、そのほかに教育関係や保健福祉関係のものが大体多いと思うのです。今回、去年も言いましたけれども、私が言っているのは、子育て世代に対するエールを込めた支援として、私は上富良野でも施策としてやってほしいのだということを述べさせていただいているのです。これからは、町長に執行権がありますので質問をさせていただきたいと思います。議長のほうに連絡をとってありますので。昨年も言いましたけれども、上富良野町として、いいニュースを町長としてつくってほしいと思うのです。子ども手当は、2010年度は中学卒業までの子供1人につき1万3,000円が支給される時限立法ですね、今回限りなのです。ということは、今回この補助だとか支援も今回限りですので、これ以降というのは、政治の世界ではもう絶対に、幼保一元化だとか、完全教育無償化だとかと、そういう動きになっていくと思いますので、これ以上にかかるということは多分ないというふうに私は考えております。昔は、家を継ぐための子供だと、子育てだというふうに考えておりましたけれども、今は、こういう状態になっているということで、日本の跡継ぎを育てると、そういう考え方でいかないと私はだめだと思います。社会全体で子供を育てて支えるのだと、地域の裁量で子育て世代を支えていくという強い気持ちを持って対処してほしいというふうに私は思います。私たちが将来お世話になるかもしれないホームヘルパーの方だとか看護師さん、その世代を、その子供たちを、今この子育てをしている人たちが支えてくれているのですね、将来の私たちを面倒見てくれる子供たちを。それがすごく大事なことだと思います。また、この4階層は、調べましたら、自衛隊員の方が70%も多いのです。上富良野駐屯地との関係を考えましても、ここで頑張って、町長が支援すると、そういう施策をとっていただければ、町にとってもとても有効な施策になるというふうに私は信じております。町長のお答えはもう、先ほど教育長さんからもいただきましたので、多分変わらないということは思いますけれども、もう少し話させてください。地方行政は何のために、だれのためにあるのかということを最重点というか、一番大事なものは何だということで考えていった場合に、やはり住民へのサービス、そういう精神であるということが一番大事なことだと思いますので、改めて町長の考え方を伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

12番佐川議員の子育て、幼稚園の就園補助に関しまして、子育て全般にわたるお尋ねかなというふうに考えております。国の子育てに対します考え方というのは非常に今鮮明に出されてきております。そういう中で、例示に出されておりました、それぞれ各自治体が取り組む個別の事案につきましては、それはそれぞれの自治体が創意工夫の中でなされることでございまして、その事業がいい悪いの論評を私はする立場にはございませんのでいたしませんが、上富良野町としての私の考え方といたしましては、たびたび申し上げておりますが、今、議員がお話しのような、幼稚園の就学補助に上乗せをするというような、そういう施策ではなくて、私といたしまして、まず、基本的に先ほど教育長お答えさせていただきましたけれども、今回のこの補助の段階の修正は、今までの仕組みが、公平感が若干いびつになってきたということで、それを修正するものだということで、本来の負担のあり方に近づけたというふうに私は理解しておりますが、まず基本的にはそういう押さえをして― 99 ―おります。それから、子育て全般に関します事柄に関しましては、私といたしましては、さまざまな、上富良野町で例えますと、エンゼルプランを初め、あるいは議員お話しの中にありました、小学校におきます放課後スクールだとか、あるいは公園を整備するとか、そういったトータルで、しっかりとした基本の部分を整えていくのがまさしく町の仕事であるというふうに理解しているところでございます。確かにその時々の事情、状況に合わせたピンポイントの施策も時には有効でありましょうが、しかし、基本的には、しっかりと、どなたも公平にサービスが受けられるような仕組みを、まずその土台を整備することのほうが私は優先度としては高いというふうに理解しておりまして、町といたしましては、限られた原資の中での事業でございますので、多くの、広く町民の方々、子育てのみに限らず、福祉全般の中でも大変重要な部分でございますので、そういうことで、現在私の念頭にございますのは、やはり基礎的な部分をしっかりと整えることが、最終的には、子育てをなさる皆さん方に、あるいは町民の将来を支える源をつくることになるというふうに考えておりますので、ぜひ御理解賜りたいと存じます。

出典:上富良野町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月16日 議事録 PDF(106ページ) 間違いを知らせる