みんなの議会

上富良野町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月11日

(1)就職氷河期世代(30~40代)の正規雇用について/(2)ふるさと納税を子育て支援に使えるように/(3)小規模企業振興条例を制定しては

2020年3月11日、上富良野町議会の一般質問で、佐川典子議員が「就職氷河期世代(30~40代)の正規雇用について」「ふるさと納税を子育て支援に使えるように」「小規模企業振興条例を制定しては」について質問し、町長 向山富夫が答弁しました。

質問者
佐川典子 議員
答弁者
町長 向山富夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 佐川典子

本日、東日本大震災から9年を迎えました。改めまして、鎮魂の祈りを捧げつつ復興、創生への願いを新たにしたところであります。また、現在コロナウイルス感染症によるさまざまな悪影響が懸念され、現実に苦慮し対応等に尽力されている皆様や感染され、被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。私は、さきに通告いたしました3項目について、町長に質問をさせていただきます。まず1項目めですが、就職氷河期世代の正規雇用についてであります。就職氷河期世代は、正社員になりたくてもなれない非正規雇用を余儀なくされてきた若者が多い世代であります。人材確保の面からも、この世代の正規雇用を促進するため、国は2019年度補正予算から2022年度までの3年間で中途採用への取り組みを具体化し、地方公務員についても年度内にスケジュール等を調整するとして、その内容や採用情報を総務省のホームページに掲載し、情報を発信するとしています。能力を持ちながら、社会的・時代的要因により思うような職につけなかった世代への社会参加や、就労の推進に積極的に取り組む自治体向けの交付金制度を創設するとしています。ひきこもりサポート事業など自治体独自の創意工夫や就職説明会や地元企業就職者への奨学金返済支援など、有効な施策をマッチングさせ、この若い世代の町民などやまちに再度呼び込むなどして定住させることが人口減少、職員の人材確保にもつながり、まちの努力実績にもつながると思われます。これからの地方創生・地域社会形成には、高齢者の雇用拡大、女性の社会進出の環境整備及び就職氷河期世代の正規雇用支援の充実による雇用促進が必要と考えております。今回は、特に就職氷河期世代への町長の考え方を伺いたいと思います。2項目めは、ふるさと納税を子育て支援に使えるようにという質問であります。平成28年6月21日から始まった上富良野町ふるさと納税の返礼品に準ずるふるさと応援モニター制度のモニター商品が扱われてから、平成29年度は約5,700万円、30年度は約1億200万円、令和元年度は約2億1,200万円越えとなっております。現在のふるさと応援モニター制度事業の寄附目的の項目は、どのような寄附金の使われ方を希望しますかとして、1、十勝岳魅力再発見事業(泥流地帯の映画化プロジェクトを含みます)、2、ラベンダーのまちづくり事業、3、高齢者福祉推進事業、4、児童生徒の教育振興事業、5、自衛隊との共存共栄のまちづくり事業、6、寄附金の使途を指定しないがありまして、寄附者が使用目的1から6の中から選択している状況にあります。この中に子育て支援の項目はありません。少子化が進む自治体として、子育て支援の財源確保は子どもだけではなく、生み育てる世代への施策の充実や実現にとって必要であり、また寄附者にとってもわかりやすく賛同を得られやすい項目であると考えております。子どもは宝であり、上富良野町の将来の希望につながる存在であります。ふるさと納税の寄附目的の項目に子育て支援の充実事業(仮称)でありますが、追加することを早急にすべきであると考えておりますが、これにつきましての町長の考え方を伺いたいと思います。3項目めは、小規模企業振興条例を制定してはという質問であります。国は、平成26年小規模企業振興基本法(以後、小規模基本法)を施行しました。全国385万の中小企業、中でもその9割を占める小規模事業者は、― 121 ―地域の経済や雇用を支える極めて重要な存在であるとしました。また、小規模企業活性化法や中小企業基本法の基本理念にのっとり、小規模企業を対象とした小規模基本法及び小規模支援法が成立しております。その中に、国、地方公共団体、支援機関、商工会、金融機関等の連携・協力の責務が規定されております。まちにおいては、平成28年第1次上富良野町商業振興計画が策定されたことも要因で、商工会の支援計画が経営発達支援計画として国に計画認定されたことによりまして、伴走型支援を行う体制が整備されました。また、国の支援である持続化補助金にあわせまして、我がまち独自の持続化補助金の施策により、商工業者に対する未来に向けての強力な支援体制の構築がなされたことで、商工会員からも広く評価を受けてきております。平成31年第2次上富良野町商工業振興計画が策定されましたが、小規模企業振興条例を制定している市町村があり、上川管内では富良野市、中富良野町、美瑛町、鷹栖町、愛別町、占冠村、和寒町、美深町などであります。まちは条例制定に至っておりません。平成28年ごろから急速に条例を制定する動きが高まってきておりまして、今後の動きと制度の充実拡大について町長に伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

2番佐川議員の3項目の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの就職氷河期世代の正規雇用に関する御質問にお答えさせていただきます。1990年代以降のバブル崩壊と、続くリーマンショックによる世界的不況時代に就職期を迎えました、いわゆる就職氷河期世代の雇用環境に関する問題につきましては、国全体でみると議員御指摘のような状況にあることについては認識を同じくするものであります。国においては、当時そのような雇用環境にあった方々を含め、全ての世代の人々が希望に応じて意欲・能力を生かして活躍できる環境整備に取り組んでおります。特に就職氷河期世代の雇用環境から正規雇用へつながらなかった有用な人材の方々が、新たな職場でそれぞれの能力を発揮し活躍されることを期待し、支援プログラムを実施しているところであります。議員の御質問にあります当町のまちづくりを進める上での就職氷河期世代の正規雇用支援に対する考えについてでありますが、町民の世代構成の中でいわゆる35歳から44歳につきましては、昨年度末現在の人口構成におきましては約1,900名で、まち全体の18%程度となっており、その前後の世代と比較しても同程度の構成率となっておりますことから、人口構成上からは特に特徴的なものはみられません。また、雇用形態については、詳細に分析できる材料を持ち合わせておりませんが、町内の有所得者の平均所得額についても35歳から44歳の世代とその前後の世代と比較し、著しい乖離や低い水準にあることなどの傾向も見られず、本町で見る限りでは特に不利な状況が生じているものとは認識していないところであります。また、まちの職員の年齢構成においても、その年代の職員数についても一定程度就職されており、むしろ行革が厳しかった次の世代における職員数が少ない状況であり、これらの状況から就職氷河期世代に着眼したまちの正規職員の採用については予定をしていないところであります。しかしながら大都市等においては、能力を持ちながら社会的・時代的要因により思うような職につけなかった方々やそれら以外の方々の中にも地方での生活や活躍を志す方もおられると思われ、就職氷河期世代も含め幅広い世代の方々が上富良野町に移り住んでいただけるような定住移住対策を通じて環境整備に取り組んでまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めのふるさと応援モニター制度の寄附目的に子育て支援を追加してはとの御質問にお答えいたします。現在ふるさと応援モニター制度における御寄附いただいた方が選択する寄附目的の項目は、条例に規定するラベンダーや十勝岳といったまちのすぐれた資源を活用したまちづくり事業のほか、規則において上富良野をふるさとに持つ方や居住経験があった方々などを想定して事業設定した経緯があります。議員御質問の子育て支援につきましてもまちの重要な施策の一つであり、今後の子ども・子育て支援事業計画に基づく事業展開を見極める中で、特異性をアピールするなどの必要性を見出した場合につきましては、選択項目への追加も検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3項目めの小規模企業振興条例の制定に関する御質問にお答えいたします。小規模企業振興条例につきましては、小規模企業の成長、持続的発展や地域経済の活性化と住民生活の向上を目的に、基本施策やまちの責務、事業者や商工会の役割など理念を明確にする条例であると理解をしており、類似の条例も含め他の自治体におい― 122 ―て制定されていることは承知をしているところであります。まちにおいては条例の制定はされておりませんが、実効性に重点を置いた事業型の商工業振興計画を策定し、社会情勢に応じて制度の見直しや拡充を図りながら各施策事業を展開をしているところであります。条例の制定に当たりましては、行政のみならず商工会を初め、事業者皆様の意向も重要でありますのでそれらの意向も見極め、第3次商工業振興計画策定に合わせ関係者の御意見を参考に、条例制定について方向性を定めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 2番 佐川典子

都会や我がまち以外の就職氷河期世代、あるいはひきこもりにある方などを正規雇用として受け入れる、そういう体制が国として今動いております。私はその国の施策に乗っかって、うちのまちもそのようなことを利用させていただいて、多くの人を呼び込むという形を考えてはどうかということでございます。今回私の質問に対して、まちの職員とかまちの形態がどうのこうのという答弁をいただいておりますけれども、私は今後のことを考えてこのような利用する施策が国として今進められておりますので、どうかということでございますので、この辺について実際にまちの形態、本当に今後において持続できるような人数確保が確定されているのかどうかについて伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

2番佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。いわゆる就職氷河期と言われる方々の世代の活躍に期待するところは同じでございますが、国で重点的に非常に情報発信しておりますのは、そういったときに特に国においては、国家公務員への採用を非常に抑制しておりました。そういうことから、高い能力を持ちながら目的が、希望がかなえられなかった方に対しまして手を差し伸べている状況でございまして、そういうような思いも佐川議員の御質問の中には込められているのかなということで、まちの状況についてもお答えさせていただいたところでございます。また一方、そういう方々が仮に将来の人生設計において、こういった地方にも活躍の場を求めようとしている動きがあるとすれば、それは大歓迎をするところでございまして、まちとしてもどういう形で活躍する場を提供するかはこれはなかなか行政では仕組みづくりは難しいかと思いますけれども、いずれにいたしましてもまちの情報を発信したり、そういった方々からいろいろ御相談が寄せられた場合には、でき得る限りのお手伝いなり御支援はさせていただくことは仕組みとしては持っておりますので、ぜひそういうことには応えてまいりたいと考えているところでございます。

質問 2番 佐川典子

職員についてなのですけれども、資格を保有していらっしゃる方だとか技術者、また介護職の方や図書館司書もそうなのですけれども、あらゆる専門的分野においてもこの町ではなかなか集まらないにしても、全国に目を向けると結構そういう人たちがいるかもしれません。それで、うちのまちで働き方改革だということはありますけれども、育児休暇で休まれている方の利用なんかも多分まだまだ少ないと思います。これから働き方改革によるそういう育児休暇、そして休暇、中途退職者、いろいろな状況もありまして、果たして今の現状だけで職員が確保できるのかということになりますと、いささか不安もあるとは思います。それで、次の世代に十分な職員確保という点からも、今後この国の施策にも少し耳を傾けてやっていくべきではないかなというふうに思います。というのは、昨年私たちの議会の仲間にもこの年代の方たちが入ってきてくださいました。本当にこの年代の方たちというのは、これからの将来につながる、そういう新しいものを持っている有能な方がいらっしゃるというのを確信しておりまして、私も大変頼もしいというふうに思っておりますので、ぜひともこの年代のまだ上富良野以外にいらっしゃる方も含めて、こういう人たちを雇用するということでまちとしての挑戦的な人材確保、それにつなげていただければというふうに思っておりますけれども、町長の考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

2番佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。まちの雇用形態について、状況についてのみお話申し上げますと、そういった高い能力をお持ちの方をどういう形で職員として採用するかということについては、なかなか限られた業務、小さい自治体ですので十分に能力を発揮するような受け皿として、このような状況の中で可能かどうかということになりますと非常にハードルが高いわけですが、ただ、まちの現在の雇用の状況から申し上げますと、年代は就職氷河期に合致するものではありませんけれど― 123 ―も、広く全国へ向けて社会人枠として採用するような機会も提供させていただいておりまして、現に方々から応募したいというような問い合わせも来ている状況にございます。可能な限り、特に専門的な技術なり能力をお持ちの方が、そういう能力をこういった地域で生かしていただけるような、私どもも対応するそういう機会はなるべく与えてあげられるように配慮はさせていただいているところでございます。

質問 2番 佐川典子

今、町長からもお話いただいてちょっと安心をいたしました。やはり目を広く向けて、国の施策としてやっている以上、やっぱりこのまちもそれに乗っかっていくという挑戦的な見地からも、ぜひやっていくべきだなというふうに思っておりまして、まちのスタンスとしてはある程度わかりましたけれども、地元の企業等に関しましてのマッチングの動きなんかをプラットフォーム的な考え方や農業分野においても、先ほど同僚議員が質問されておりましたけれども、安心と成長の未来をひらく総合経済対策として就職氷河期世代への支援が書かれております。大きな柱になるとして盛り込まれて書いてありますけれども、本年の令和2年には支援の強化・加速化を図るとしております。この30代、40代の就農支援に関しましては、年150万円を上限に最長2年にわたってそういう補助機能を盛り入れているということでございますし、50代につきましては研修期間に120万円の助成を見込んでいるという記載もございました。これは市町村やJAに関してが対象だというふうに書いてあります。先ほども同僚議員本当におっしゃったとおり、地元の農業の今後のことを考えますと、やはりそういった手法を国で今進めているのですから、そういうものを利用するべきだなというふうに思っておりますが、そのことについて町長、もう一度伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

2番佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。そういったいわゆる経済不況時代の正職員に思いを果たせなかった方々が、そういった思いを成就したいということでの思いにどうやって応えていくかということ、地方としてできることは限られてはおりますが、ただ、まず一部重複したお答えになるかと思います。繰り返しになるかと思いますが、まちの職員としてお迎えするという、一般職については極力町村会で募集しております中での試験を通じて採用させていただいておりますが、専門分野につきましてはなかなか応募者も少ないということで広く門戸をあけておりますが、ただ、こういった限られた行政、器の小さい行政の中で、専門技術を生涯にわたって生かし続けるかと考えますと、非常に私としてはいたたまれないというかもったいないなと、例えば土木技術だとか、そういったものが大きな都市ですとさまざまな建設だとか土木でも守備範囲が広いので活躍できる場もあるでしょうが、私どものような規模の自治体の中では本当に限られた中での活躍しか能力を発揮できないといういずさもございますので、果たして本人の希望にかなうことができるかというハードルもございまして、むしろ議員から御質問ありました新たな分野での活躍に対する御支援というのはあってもいいかなというふうに、むしろ積極的に応援してあげなければというようなスタンスでおります。以上でございます。

質問 2番 佐川典子

当初の答弁書の中に、行革が厳しかったその次の世代が少ないというふうにお答えをいただいておりました。その年代に該当するのがリーマンショック後の新就職氷河期世代ということでございます。その少ない職員の年代に、今出ております就職氷河期の世代を雇い入れることによりまして、その穴埋め的存在になる可能性があります。現在国でこのような施策がある以上、私はもう少し挑戦的に進めるべきだなというふうに考えておりますが、これでこの質問を終わりたいと思いますが、町長の考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。今、議員から御質問のような、少しうちの職員定数そのものがそんな大きい器でございませんので、年代ごとによる少しのぶれというのは数人という単位ではないのですが、ただ、そういうようなところになかなか気遣いすることも必要でしょうが、裏を返せば一方では、この地元で活躍したいという方の門戸を狭くすることにもなりますので、一概にそういった指定枠のような形で枠を設けるというようなところまで踏み出すのはなかなか大変だということで、どちらかといいますと専門職のほうにおいて志しを持たれている方に対しまして情報提供がされているのが実態かなというふうに思います。以上でございます。

質問 2番 佐川典子

次に、ふるさと納税のほうにまいりたいと思いますが、まずはふるさと納税を― 124 ―我がまちに寄附してくださった方々にお礼を申し上げたいなというふうに思います。1月21日の北海道新聞にもありました上富良野町が2億円突破というふうに書いてありました。多くの町民が上富良町がやった、みたいな感じで本当に喜んだと思います。皆さんにも感謝しつつ、そこで質問をさせていただきたいのですが、答弁書の中でまちのすぐれた資源を活用したまちづくり事業だとか、いわゆるふるさとを持つ方や居住経験があった方々を設定したというような内容でこの項目をつくったのだという答弁がございましたけれども、ほかのまちでは子育て支援が重要施策として挙げられております。その考え方の違いについて伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

2番佐川議員のふるさと納税を活用した子育て支援に関します御質問にお答えさせていただきますが、国といたしましてはこのふるさと納税制度というものの基本理念というものを大きく掲げております。その中には、地元に寄附先のまちに対するかかわりがあった方々がさらに応援しようというような思い、あるいはまちが取り組もうとしていることに対する共感をされる方々、さらにはまちが活性化のためのことに応援しようという、そういうような大きな国の制度設計の中で述べられておりますようなことをまちも踏襲した基本制度設計をまず前提としております。その中で、とりわけ子育てを一つの受け皿としてはということについて申し上げますと、それぞれ子育て支援の中で、上富良野町は何度説明も申し上げておりますが、妊娠期から就学を終えるまでの間、本当に切れ目のない支援をさせていただきたいというのを基本に据えておりますが、私、十分熟知はしておりませんが、他の自治体の子育てということから見ますと、私の持っている印象から申し上げますと何か一つの子育て支援の中でもさらにその中でまちのアピールも含めて、あるいは人口確保の少子化対策も含めた何かアピールを目的とした事業に対する事業費への支援というような趣にあろうかというふうに理解しておりますので、上富良野町といたしましては、そういった何かとりわけ突出した力点を重点的にというような事業設計になっておりませんの で 、 そ う い う こ と か ら も 、 少 し 私 の 捉 え 方 はちょっと違うなというふうに理解をしているところでございます。

質問 2番 佐川典子

何かちょっと聞いていて変だなと思ったのが、私、子育て支援というのはまちのアピールだとかそういうものには使うべきではないなというふうに考えているので、ちょっと何かニュアンスが受けとめ方が違うのかなというふうに思いました。最もこれから考えていかないといけないのは、子育てをしている世帯や子どもたちに手の届かないようなものに対する支援、まちとしてどこまでできるのかということを一番重点に考えていくべきだなというふうに思っておりまして、例えば、今までも私も含めて同僚議員が5人一般質問しております中学生までの医療費の無償化だとか、本当に町民の声を議員として一般質問という形をとってまちにこういうふうにしてほしいという訴えをしてきているわけです。それはなぜかと言うと、町民からのいろいろな思いでそういう子育て支援ということで、自分たちもほかの町村に負けないような隔たりというか、そういう差別がないような同じ圏域にしてほしいとか、そういう思いも持っている町民も多くいらっしゃいます。この間2月14日に議会懇談会がございまして、私の班には高齢の男性の方に懇談に加わっていただきました。やはりその話になりますと、なんで上富良野だけできないんだと、そんなのおかしいべというような、そういうような意見を持っていらっしゃる方が多数おられました。やはり子育て世代の人たちのニーズに応えていくということも子育て支援の一つではないかなというふうに私は感じておりますけれども、そこを町長に伺いたい。それと確認なのですけれども、まちとして子育て支援という項目に関しますこれからの項目をつけていただけるものかどうか、そこももう一回伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

2番佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。私が議員の御質問からイメージさせていただいたことにつきましては、例えば、上富良野の子どもたちのために大きな遊園地を整備したいとか、あるいは遊具を整備したいとかというようなことにぜひ皆さんお力をかしてくださいというようなことで、選択の一つとして設けるような、ずっとそういったふるさと応援を原資とした安定した事業ということを想定することは大変難しいことでありまして、先ほど申し上げましたように、一時これをアピールして、上富良野の子育てに対する思いを理解してほしいということで、今申し上げましたようなことをイメージしたときに、活用することはやぶさかではないなということで私御答弁させていただいたところ― 125 ―ろでございまして、今まで医療費の無料化等について何人からも御質問いただいておりますが、これについてはいろいろ背景もあります。今長々と申し上げるわけにはいきませんので、それはまた別の機会に御理解いただきたいとそういう観点で捉えたということでございます。

質問 2番 佐川典子

今回の予算の中でもたくさんの新生児に対する聴覚検査の補助事業等々あります。虐待防止の指導だとか、多子世帯の生活困窮者に対する助成等々ございます。本当にきめ細やかに対応してくださっているというのがわかります。ただ、やはり北海道とか国の施策でありまして、我がまち独自のという部分にはちょっと欠けているのかなというふうに感じているところでございます。寄附者の思いに沿うような形で、先ほど町長もお答えいただきましたけれども、これからやっぱりまち独自のメニュー、また国のメニューと合わせたメニュープラスまちの独自のメニュー、そういったものをすることで充実させていくということも一つかなというふうに考えておりますので、遊具施設だとかその遊具だとかそういう目で見るものだけではなく、そこら辺も充実していけたらなというふうに私は寄附者はそれは理解してくれるのかなというふうに思っております。そこについて町長に伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。福祉政策あるいは子育て支援政策、こういったものの私の捉え方といたしましては、これはまちが安定した事業として定着させていかなければならないということを大前提に考えておりまして、こういった御寄附を原資として事業推進を図っていくというようなことは、元来、特に基礎的な福祉事業、子育て事業も含めたそういうものをそういった原資を一定程度見込んだ事業計画というのは、非常に安定性から申し上げますと少し考えていく必要もあるのかなということです。それはやはり当初の事業計画の中で押さえて、もう少し、先ほどの繰り返しになりますけれども、一時年限を決めてこの年数の中で資金が協力していただく方が一定程度の原資が蓄積できれば、ぜひ取り組みたいとそういうような活用はこれからも想定してもいいのかなというふうに捉えているところでございます。

質問 2番 佐川典子

私はふるさと納税の返礼品を扱うことへの推進を一生懸命させていただいてきたつもりでございます。まちがそのことに同意してくださいまして、全国から寄附者がふえたということも本当に感謝をしております。今後もまちの活性のために、そういう思いを具現化するためのふるさと納税であってほしいと思っておりますし、やはり将来につながる子育て支援についてぜひ項目をつくってくださいまして、これからも長く続ける上富良野町のために使っていただければなというふうに考えております。北海道新聞の記事にもありましたけれども、日本人口学会元会長の原俊彦、札幌市立大の名誉教授の言葉でございます。「子育て支援策を思い切り充実させ、家族形成期の世代をまず呼び込むことが人口流失や人口減少社会には大事」というふうに提言をされておりまして、本当に最終的には先ほどの一般質問と同じように、やはりこのまちを守るためにつながっているものだというふうに確信しておりますので、ぜひそこら辺の充実について町長に子育て支援の項目を加えていただくように考えていただければ と い う ふ う に 思 っ て お り ま す 。 そ れ に つ い てちょっと最後に。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。非常に重要な施策でございますし、これからも普遍的に安定した事業となるように取り組んでまいりますし、そういう観点から申し上げますと、やはりそういった第三者からの思いをある程度ベースとした事業設計というのは、なかなかちょっと安定性に欠くなという点もございまして、広い意味での受け皿として持つことはやぶさかではございませんが、そこに特化してということになりますと少し整理をしなければならないこともございますので、ただ、上富良野のこの活力をそがないような、そういうことへの活用というのは非常に大事な部分でございますので、そういう意味で捉えるということも一つ研究させていただきたいというふうに思います。ぜひそこは御理解いただきたいと思います。

質問 2番 佐川典子

次の小規模基本法の条例についての質問に移らせていただきますが、昨年12月16日の夜に商工会会員と議員との茶話会というのがございました。初めて出席させていただきましたけれども、そこでいろいろな話を伺ったり資料等もいただいてまいりました。私の立場は議員でございますけれども、いろいろな意味において御理解のほどお願いしたいと思います。商工会連合会の会合が旭川だとか札幌で開催されますけれども上富良野はまだ条例できていないん― 126 ―だってなというようなことを聞かれるようでございます。何か取り残されている感を受けるという話を聞いております。町長に伺いたいのですが、光ファイバーのときもそうでしたしふるさと納税のときもそうでした。そしてコミュニティ・スクールだとかさまざまな質問をさせていただいておりますけれども、私は富良野圏域でこのまちが母村であったということを、それが我がまちに課せられたそういう意味合いも持っておりますので、責任というかそういうものをやはり持っているのではないかというふうに感じております。なので、提案型の質問もずっとしてきたつもりなのですけれども、町長は他町村から見て上富良野がおくれているのではないかなというふうに思われることについて、それはどういうふうに考えているのかちょっと伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

2番佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。小規模企業の振興条例に関してのお尋ねかというふうに思いますが、上富良野町の現在置かれております状況を私なりに考えるところによりますと、まだまだ産業の活性化については非常に足踏みをしているというふうに捉えておりまして、もっともっと積極的にこれについては推進をしていかなければならない、今そういう状況にあるというふうにまず基本的に理解をしているということを申し上げたいと思います。

質問 2番 佐川典子

町長のお気持ちはわかりました。それで、商工会関係に対しても実効性のあるということで、本当にまち独自の施策もしていただいて、商工会の会員からも聞いておりますと、やはり少しずつまちも支援の手を差し伸べてきてくださっているというのを理解している人がふえてきております。それはわかりますけれども、やはり計画と条例というのはやっぱり違うと思うのです。それはつくるつくらない、今回のコロナウイルスにも関係しますけれども、いろいろな事案が出たときに即座に対応できる体制ができるのかということが、きちっと法で定められている条例をつくることで大分違ってくるというふうなのを感じております。故尾岸町長がまだいらっしゃったときに調べてまいりましたら、なんと現向山町長が20年3月に一般質問していらっしゃいました。その内容というのは、縮小するまちの財政状況の中、町内循環資金が大きく減少している。まちの事業は極力町内業者で担っていただくように、あらゆる業種が垣根を越えて連携し、活性化する仕組みや体制整備を図るべきだというふうな質問をしているのを見つけました。ところが、私はこの質問余り覚えていなかったのですけれども、そんなことは知らなかったのですけれども、私2年後に同じ内容の質問をしておりました。ということは、やはり気持ちはあってまちでそのように対応しているというふうに思っていても、やはり条例等がなければまた同じように同じ内容のような質問を議員としてしなければならない立場になっているということでございます。これが事実でございますので、今後ぜひ他町村を見習うというか参考にして、うちのまちでもそのような条例をつくることに商工会関係者の皆さんとの意見を聞きながら進めていただければなというふうに思っておりますので、その考えについて伺って、これで最後の質問とさせていただきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

2番佐川議員の小規模企業振興条例についての御質問にお答えさせていただきます。まず結論から申し上げますが、条例を制定することに対しましての違和感というのは全くございません。これは制定することについてためらうものではございません。ただ、今議員からお話ありましたように、これは理念型の条例となりますので、もし制定するとすれば既に事業方としては振興計画を持っておりますので、さらにこの条例が皆さん方の思いのよりどころになるということについては非常に価値があると思っておりますので、まちが一方的に制定するということにはなかなかなりませんので、冒頭お答えしておりますように、それぞれ関係者の思いが集約できた段階で制定することについては何らちゅうちょはございませんので、少し3次計画を制定する中で議論がされればいいなと思っているところでございます。以上でございます。

出典:上富良野町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月11日 議事録 PDF(133ページ) 間違いを知らせる