みんなの議会

本別町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月13日

今後の特別養護老人ホームのあり方について

2023年6月13日、本別町議会の一般質問で、宮本やよい議員が「今後の特別養護老人ホームのあり方について」質問し、町長 佐々木基裕、保健福祉課長 長屋和幸が答弁しました。

質問者
宮本やよい 議員
答弁者
町長 佐々木基裕、保健福祉課長 長屋和幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 1番 宮本やよい

通告済みの1問について、質問させていただきます。今後の特別養護老人ホームの在り方について。第8期銀河福祉タウン計画に基づき、特別養護老人ホームの在り方について検討されているところですが、本町は人口減少、高齢者人口の減少が進んでいます。これは町全体として考えなければならず、特養建設に当たっては将来を見据えた在り方を検討するべきだと思いますが、見解を伺います。①ワーキンググループや経営者委員会の意見、さらにコンサルタントによる経営の視点からの分析結果の内容と、その結果を踏まえた現時点での見解について伺います。②計画策定に当たって実施されたアンケートでも、施設に入所したいが15.3%に対し、自宅で生活したいが59.9%と、在宅で過ごしたいというニーズが半数以上を占めていますが、町としてどのような認識なのか、また、それを踏まえ、どのような施設や規模であるべきと考えているのか見解を伺います。③事業計画では、令和3年から5年度の第8期に特養の在り方についての検討、令和6年から8年度に第9期に整備、第10期計画期間における令和9年度に供用開始となっています。令和8年度中に供用開始を目指すとのことですが、1年前倒しになった経緯を伺います。

答弁 町長 佐々木基裕

登壇〕宮本議員より御質問のありました、今後の特別養護老人ホームの在り方について答弁をさせていただきます。1点目の、コンサルタントによる分析結果についてでありますが、本別町には特別養護老人ホームの50床と、老人保健施設の80床、合わせて130床の介護保険施設ベッドを有しており、全国平均と比較すると、およそ50床ほど多く、結果として介護保険料が高くなっているとの指摘があったことから、施設利用と在宅サービス利用のバランスを取りながら基盤整備を進めていくことが重要であると捉えているところであります。また、ついの住みかという役割や機能がある特別養護老人ホームは、施設サービスの中で最も利用者負担が安価であることから、民間事業者に配慮をしつつも、住民にとってメリットの多い特別養護老人ホームを核として検討を進めるべきとの内容となっております。この分析結果を受けて、ワーキンググループにおいては、将来の人口推計を反映した施設規模や民間を含めた既存施設の活用、さらには財源や介護人材の確保、みとりの実施、利用者の負担等について意見が出されており、また、経営者委員会では介護保険施設のベッド数の見直しをはじめ、施設サービス、在宅サービス、それぞれのニーズを考慮した基盤整備の充実、民間を含めた既存施設の有効活用、みとりができる体制整備などの意見が出されております。これらの分析結果や両検討委員会の御意見を踏まえ、既存施設の活用等を含め、施設規模や費用等の検討を進めているところであり、町としての方針が決まり次第、議会にお諮りしますので、よろしく御審議願いたいと思います。次に2点目でありますが、現在の第8期計画策定に当たって実施したアンケート結果は、議員がおっしゃるとおりの結果となっておりますし、昨年度中に実施した直近のアンケートにおきましても、施設に入所したいが6.3%、自宅で生活したいが53.1%となっており、在宅で過ごしたいというニーズが半数以上を占める結果となりました。このことからも、施設サービスのみならず、在宅サービスの継続や充実が不可欠であるということを改めて感じたところでありますので、施設の規模の在り方につきましては、在宅サービスとのバランスを重視しながら慎重に検討したいと考えております。3点目の、1年前倒しに至った経緯についてでありますが、御質問にもありますとおり、第8期銀河福祉タウン計画では、第9期の計画期間である令和8年度に建設工事を行なう方向で協議を進めるとしております。しかし、町民の皆さんから寄せられた御意見や、これまでの特別養護老人ホーム建設に向けた協議経過を踏まえ、私が町長に就任した後の各課との重点施策ヒアリングにおきまして、令和5年度中に建て替えに向けた基本的な考えをまとめ、令和6年度中に基本設計、実施設計、令和7年度に工事着工、令和8年度中の供用開始を目指すよう指示をし、現在まで実施に向けた取組を進めているところであります。以上、答弁とさせていただきます。

質問 1番 宮本やよい

今、町長のほうから在宅サービスの充実ということで回答ありましたけれども、具体的にそれはどういったものなのかお聞きします。また、特養待機者の減少が原因で、在宅サービスを利用しながら、在宅サービスをすることで、もう少し家族と一緒に生活できる、暮らせるという方でも、今入らなければ次いつ入れるか分からないという理由から入所の運びとなるという声も聞こえています。施設が入所の定員を満たすことで在宅サービスの利用者が減って、その影響で民間事業者の経営も厳しくなっています。待機者数も少なく定員割れを起こしている今、そして高齢者人口が減り続けていることからも、ベッド数を減らさなければ民間企業を圧迫することになり、民間企業を撤退に追い込むことになる上、介護保険料も高くなります。今の時点で本別は介護保険料が管内で2番目に高い状況で、それがさらに上がることにつながります。そしてそれは将来の子どもたちに負担を負わせることは明らかです。アンケート結果で、自宅での生活を続けたいと考えている人が多いようですが、それを踏まえ在宅サービスに力を入れて、さらなる充実を図るとともに、特養の入所定員や建設コストも十分精査する必要があると考えます。また運営主体についてですが、直営でやるとなると、今の時点でも赤字経営なのに、その多くが人件費に費やされている状況で、そこが改善されないと思いますが、そのことについて見解を伺います。

答弁 保健福祉課長 長屋和幸

宮本議員の再質問に答弁させていただきます。在宅サービスの充実で具体的にどういうものかというところであります。やはり、住むおうちが重要になってくるかと思っております。介護しやすいおうち、また、生活しやすいおうちといったところで住宅改修、または、場合によっては住替えの支援というような形で、そういった支援も力を入れてまいりたいと思いますし、相談体制の整備というところで、おうちで暮らしていくためにはどういうサービスが必要なのか、また、どういった支援が必要なのか、地域の方々の協力があるのかというようなところの状況把握、また、ニーズに合った支援といったところを行なっていくためにも、そういう相談体制の充実が必要だと思っております。あと、それに応じるサービスの提供の体制の確保といったところで、事業を行なっていただくヘルパーですとか、医療の支援ですとか、そういった形での支援体制の整備が在宅のサービスには欠かせないものだと考えております。特養の待機者の減少ということでありますけれども、議員おっしゃるとおり、待機者の数が減少してきております。当然、先ほど答弁させていただきました入所施設、特養50床、老健施設80床という形でございますので、こちらを埋めるとなれば民間の事業所の運営が逼迫するというような状況も捉えております。そういった形にならないような形で、今後の特養建設に当たって、ベッド数を考慮していく必要があると考えております。介護保険料につきましても、議員御指摘のとおり十勝管内では2番目に高い保険料というところでございまして、こちらのほうもコンサルの指摘にもございますとおり、そういった将来的に保険料を意識して、そういった施設の建設、またサービスの在り方といったところも今後決めていかなければならないと思っております。運営主体につきましても、今現在、両委員会、また健康長寿まちづくり会議でも議論をいただいておりますけれども、こちらのほうにつきましても、官民どういった形がよろしいのかといったところも検討を今後進めながら、建設に向けていきたいと考えております。以上です。

質問 1番 宮本やよい

ワーキンググループや4月に行なわれた所管事務調査の資料には、コンサルからの提案は5パターンで、新設するのか改修するのか、ベッド数どうするのかなど、特養をどうするのかしか議論されていないと思うのですが、町全体の福祉をどうするか検討するべきだと思います。平成18年3月に、福祉でまちづくり宣言をしていますが、これは高齢者だけに当てはまるものではないと考えています。子どもも高齢者も、障がいの有無に関わらず、誰もが社会から孤立、隔離されることのない共生社会を築くことが重要です。特養にこだわるのではなく、ニーズや状況に合わせてサ高住や共生ホーム、そういったものも選択肢の一つとして検討するべきだと考えますが、見解を伺います。

答弁 保健福祉課長 長屋和幸

再々質問に答弁させていただきます。議員おっしゃるとおりだと私も思っております。特養にこだわらずというところでありますので、そういったところにつきましては、今現在5パターンという形で示させていただいておりますけれども、プラスアルファというような形も検討してまいりたいと思っておりますが、これはこれまでの両委員会、また健康長寿のまちづくり会議の議論を踏まえまして、そういった協議を重ねていきたいと思っておりますし、高齢だけではなく障がいの方含めまして、誰もが暮らしやすい町といったところを今後とも進めてまいりたいと考えております。以上です。

質問 1番 宮本やよい

先ほど町長も言っていましたが、特養は安い費用で介護サービス受けられるため需要が高く、なくてはならない施設だと思います。しかし、今の施設はお年寄りだけが暮らす環境となっています。日常生活の中にあるありふれた会話や、物音が聞こえる環境、そういう場所で生活することは様々な刺激を受けることができて、特に子どもや若者の声が聞こえたり姿が見える、そういった環境は重要な意味を持ち、自然と笑顔も生まれると思います。新たな施設は地域から孤立した建物にするのではなくて、そのような生活環境も考慮された施設だといいなと思っています。町民の大切な税金を使って行なう事業であれば、なおさら時代に合ったもの、町民が望んでいるのは何なのか、しっかり調査を行ない、それを把握した上でどうすることがベストなのか、将来を見据えた計画を慎重に議論するべきだと思いますが、見解を伺います。

答弁 保健福祉課長 長屋和幸

質問に答弁させていただきます。高齢者が、老人ホームでは高齢者のみの生活という形になっているというような御質問でありましたが、この間コロナということもありまして、なかなか地域との交流、また家族との交流といったところも非常にしづらい環境になっていると考えております。議員おっしゃるとおり、若い人ですとかお子さんと交流することによって笑顔が出てくるというようなところも、こちらのほうでも考えておりますし、これまでの議論の中でも、そういった隣接する施設を建ててはいかがかというような御意見も出ているところであります。そういった部分も加味しながら、あと医療的な部分ですとか、総合的に判断をしながら、将来を見据えて建設する場所等を決定していきたいと考えております。以上です。

質問 1番 宮本やよい

終わります。

出典:本別町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月13日 議事録 PDF(65ページ) 間違いを知らせる