本別町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日
学校における感染症対策について
2022年12月14日、本別町議会の一般質問で、宮本やよい議員が「学校における感染症対策について」質問し、教育長 高橋哲也、教育次長 武田敏英が答弁しました。
- 質問者
- 宮本やよい 議員
- 答弁者
- 教育長 高橋哲也、教育次長 武田敏英
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 1番 宮本やよい
通告済みの1問について質問させていただきます。学校における感染症対策について。新型コロナウイルス感染症においては、厚生労働省のデータからも子どもの重症化リスクはインフルエンザと比べても低いのが実態であり、学校での感染症対策の在り方を検討すべきと考えますが、現状と見解を伺います。マスクの感染予防効果、そして子どもの心身の健康や発達の影響については様々な見解がありますが、マスクが感染防止に効果があるという科学的根拠はありません。マスクを着けたい、着けたくない、着けることができない。健康上の理由だけでなく、いろいろな考えや事情があり、町内の保護者や子どもたちの考えも非常に様々で、たくさんの方から悩みの声を聞いています。また、黙食についても、文部科学省が作成している衛生管理マニュアルでは大声での会話を控えるとしており、11月8日の永岡文部科学大臣の記者会見でも、必ずしも黙食することを求めているわけではないとしています。以上を踏まえ、学校でどのような指導が行なわれているのか、今後どのように指導していくのかを伺います。
答弁 教育長 高橋哲也
〔登壇〕宮本議員より御質問のありました、学校における感染症対策について答弁させていただきます。これまで、学校における感染症対策については、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルに基づき、三つの密、いわゆる密閉・密集・密接を避けること、人と人との間隔が十分に取れない場合のマスクの着用、手洗いなどの手指衛生及びこまめな換気など基本的な感染対策を講じているところであります。また、新たな情報や知見に基づき、学校衛生管理マニュアルは改訂されておりますし、文部科学省や北海道教育委員会からは、そのときの状況に応じた通知が随時ありますので、それらに従い感染対策を講じているところであります。マスクの着用につきましては、学校衛生管理マニュアルに従い、身体的距離が十分に取れない場合はマスクの着用をお願いしておりますが、屋外では人との距離が確保できる場合、人と人との距離が確保できなくても会話をほとんど行なわないような場面、屋内においては、人との距離が確保でき、会話をほとんど行なわないような場面についてはマスク着用の必要がない場面としているところでございます。黙食につきましては、新型コロナウイルス感染症対策の基本対処方針の変更に伴い、飲食はなるべく少人数で黙食を基本とし、会話をする際にはマスクの着用を徹底することという記述が削除され、学校衛生管理マニュアルでは必ず黙食とすることを求めていないことが明示されました。教育委員会といたしましては、各学校に周知をしているところでありますが、各学校の実態を把握し、学校の実情に応じた適切な運用について協議することとしております。今後も引き続き、学校衛生管理マニュアルや文部科学省や北海道教育委員会からの通知を基に、各学校現場において感染拡大防止対策と教育活動を両立させ、児童・生徒の充実した学校生活の実現に向けた取組を進めてまいりますので、御理解と御協力をお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
再質問 1番 宮本やよい
再質問させていただきます。マスクは、友達や先生の表情が見えないことによる発育への影響や、頭痛、集中力低下、体や心に対する悪影響が指摘されています。本町では、マスクの弊害についてどのように認識されているのか。また、マスクの有効性、効果、科学的根拠について何か確認されているのであれば、具体的にお答えください。黙食についてですが、文科省の必ずしも黙食を求めているわけではない、そうしている中で、全国的に黙食を緩和する動きが出ています。既に、黙食解除したところも複数あり、つい昨日、新聞では帯広の市議会で今後は道教委の通知に基づき、各学校における感染対策を前提に黙食という言葉を用いずに、会話のある楽しい給食となるような工夫をしていくという記事が載っていました。このような他県やほかの市、町の動きを把握されているのかどうか。また、このような動きについてはどのような見解をお持ちなのか伺います。
答弁 教育次長 武田敏英
宮本議員の再質問にお答えさせていただきたいと思います。まず最初に、マスクの影響、弊害、科学的効果という部分でございますが、こちらについては、先ほどの答弁のほうにも答えさせていただいておりますが、学校衛生管理マニュアルに基づいてマスクの着用をお願いしているところでございます。こちらの学校衛生管理マニュアルにつきましては、このマニュアルの策定については……。すみません。暫時休憩をもらっていいですか。
答弁 教育次長 武田敏英
衛生管理マニュアルの策定については、学校における新型コロナウイルス感染症対策に関する懇談会の委員の協力を得て作成されているものでありまして、委員構成の中には学校関係者のほかにも、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードメンバー、新型コロナウイルス感染症対策分科会構成員、日本医師会常任理事、日本学校保健会副会長といった医学の関係者も入った中で策定されておりますので、マスクの着用については効果があるものという認識の下で、学校においてマスクの着用をお願いしているところでございます。2点目の黙食の関係になりますが、先ほど宮本議員がおっしゃられたとおり、先日の帯広市議会のほうでも黙食の関係の記事が載っているのも承知しております。黙食については、11月30日付に道教委から各学校の給食時間等において座席の配置の工夫や、適切な換気の確保などの対策を講じた上で、児童・生徒間で会話を行なうことも可能であることを踏まえ、地域の感染状況も踏まえつつ、それぞれの事情に応じた取組を実施することという通知が来ておりますので、この通知をすぐさま各学校の校長のほうに周知するとともに、各学校の実情もあるかと思います。それぞれの学校によって、児童・生徒数の数も違いますし、主に教室で給食を食べるようなことになるかと思いますが、児童・生徒数の少ないところであれば、ある程度間隔を取って給食が取れるので、マスクの着用をしなくても、ある程度距離を確保した中で、給食の会話も可能かなと考えております。それぞれ各学校の実情が違いますので、その実情を把握しつつ、各学校に合わせた形で給食中の会話をしていくというところを各学校とも今後協議していきたいと思っております。以上です。
再質問 1番 宮本やよい
確認なのですが、そこそこの実情に合わせてという、今の答弁なのですけれども、つまりそれは、国が言っているからということではなく、ある意味、町独自の判断でできるということなのでしょうか。マスクの学校管理衛生マニュアルの件ですが、いろいろな人たちが集まって専門家なりアドバイザーなりが集まってということですが、いろいろな人たちの意見を聞くことはとても重要だと思います。その中で、町民の方から勉強会、マスクの効果だったり弊害だったり、そういう提案が一度だけではなくされているにもかかわらず、それを断り、なおかつ今後もする予定はないと。そういう経緯がありますが、その理由についてお伺いします。マスクは義務なのか推奨なのか、そちらもお願いします。
答弁 教育長 高橋哲也
宮本議員の再質問にお答えしたいと思います。まず、1点目の学校給食における黙食の関係でございますけれども、武田次長答弁しましたが、その実情に合わせてというのは、当然、一定のルールの下での緩和ということでと捉えておりますので、先ほども申しました答弁と繰り返しになりますけれども、当然教室のスペース、そこにいる生徒・児童の人数等にもよりますし、この通知があったときに、校長会の会長ともお話ししましたけれども、それぞれの学校でどういうふうにやったらいいのかというところは、また詳しく検証しましょうということも予定しているところでございます。また残念ながら、今、中央小学校で先般、学校閉鎖ですとか、今、コロナの関係についても予断を許さない状況ということも背景にございますので、そういった事情等もしんしゃくしながら対応していくことが必要なのかなと今考えているところでございます。それから、マスクの着用の部分でございますけれども、義務なのか推奨なのかというところでございます。管理マニュアルにつきましては、基本的にはマスク着用を基本としているところがありまして、基本的には強制ではない。みんなに協力をお願いしながら、みんなで感染予防対策に取り組んでいるというようなことで押さえていただければと思います。また、勉強会のこと言われましたが、私の捉え方としてはそういった提案、勉強会をしてはいかがですかということでの捉え方と受け止めております。ただ、勉強会といっても、当然本当ならば、そのマスクを推奨する立場、あるいはマスクが必要ではないという立場、やはり両方の立場の勉強会というところでということのバランスも当然必要でしょうし、残念ながら、そのマスクの着用に関しましては繰り返しになりますけれども、文科省の管理衛生マニュアル、これに基づいてやっているというお話しさせていただきましたとおり、これによって私ども教育委員会に自由裁量といいますか、独自路線でこれを変えろだとかというところの残念ながらそういった隙間がないという実情も踏まえますと、そこの勉強会をしても、単にそこからの派生といいますか進展というところでは、なかなか取り組めないという実情もございますので、そういった事情をお酌み取りいただければと思います。以上です。
再質問 1番 宮本やよい
今、マスクは強制ではないという返事でしたが、マスクに関して、マスクの自由化というのを表明した都道府県10以上あります。そして、マスク着用群、非着用群で感染率に有意差はないという研究結果も出ています。そして、正しく着けられていないマスクに感染予防の意味はないと思います。そうした中で、子どもは環境の影響を大きく受けながら成長、発達していきます。学校などの集団生活の中で、いろいろな人の表情や振る舞いに触れて、喜怒哀楽の表情を区別しながら成長していきます。でも、今はマスクによって、相手がどのような表情をしているか理解不能になっています。全ての子どもではありませんが、言語の遅れや表情の乏しさ、不安傾向といったマイナスな影響も出ています。感染対策ばかりが強調されて、マスクが子どもたちの発達に与えるリスクには目を向けていないように感じます。何か起きてからでは遅い。まして、子どもは自分で体や心の変化を自覚したり、言葉で表現するのが難しいです。気づいてあげられないこともあります。子どもは大人や先生の言ったことを逆らえないので守り続けています。先ほど、マスクは強制ではないと言っていましたが、強制でないことを教師が押しつけるのは問題ではないでしょうか。マスクはマナーでもルールでもありません。特に子どもには有害です。強制はしないでいただきたいです。黙食に関しても、子どもたちには楽しく給食を食べさせたいと思います。大人は楽しそうに外食していて、大人はいいのに子どもはなぜ駄目なのか、答えられますか。給食中しゃべったら放送を止められる。そういった罰を与えられている、そういうクラスもあります。まるで囚人のような扱いだと思います。このような実態を御存じなのか、またこのような対応をどうお考えかお聞きします。
答弁 教育長 高橋哲也
再質問にお答えしたいと思います。宮本議員が最初に御質問の趣旨でもございましたように、マスクについては着けたい、着けたくない、着けれないという様々な事情がある中でということもおっしゃられていたとおり、それぞれいろいろな考え方があろうかと思います。また、おっしゃられるように科学的根拠等につきましては、もちろん、心配を危ぶむ声の論文もあれば、マスクは有効であるということを主張されている方々もいらっしゃいます。そういった中で、双方がそういったそれぞれ専門家の方々の立場で主張されているところをもって、なかなか私ども現場において考えた場合については、そこは本当にどちらか白黒はっきりつけていただければ、一番分かりやすいと思っているところでありますけれども、いろいろな考え方がある中で、先ほども申し上げましたとおり、当然、その管理衛生マニュアルを策定した方々の中の専門家の方々が、そういった形で策定した部分について、それを基本として、それを実践しているというようなことでございますので、なかなかそこを本当にこの現場といいますか、この立場で、そこを専門家同士のいろいろな意見の相違を論じることは正直難しいと思っているところであります。ですから、強制、あるいはどうなのかというところでいくと、基本的には管理衛生マニュアルは、そういった着用を基本とした感染拡大防止対策を講じることということでございますので、そういった部分で継続すると考えているところでございます。また、黙食の部分でございますけれども、大人は子どもはというようなところでございますが、学校におきますそういった感染防止対策というのは、これは考え方それぞれあろうかと思いますが、やはり学校で、学校閉鎖だとか、そういったことになりますと、やはり学校生活においての一日一日は当然取り戻すことはできないとなりますし、その限られた1年次、2年次、当然、友達との交流だとかいろいろなことを含めて、そこに留まるということができないわけでございます。そういった部分で、大人の社会というところでいけば、体調悪くして、あるいはそういったところで繰延べだとかできることはありますけれども、学校生活において、1年生が足りなかったから2年生に食い込んでやるだとか、そういったことは当然できないわけですので、その限られた時間しっかり学びを保証しながら、しっかりそういった対策を講じることが、いろいろな考え方ある中で有効と思われるところをしっかりすることが、その道しかないのかなというところで考えているところでございます。あとそれから、黙食現場についての、そういった実情、実態ということをおっしゃられておりましたけれども、全てのクラスがどうなっているかというところを今、危惧されているというところだと思いますので、先ほども申し上げましたとおり、その黙食の部分に関しましては、実情について今後照らし合わせながらということを答弁させていただいたとおり、そういったことも踏まえながら適切な運用をしてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。以上です。
再質問 1番 宮本やよい
いろいろな考えがある中で、仮にマスクに感染を防ぐ効果があったとしても、実感できる効果はありません。100%近くマスクしていながら感染爆発して学校閉鎖とかにもなっています。感染予防効果が乏しいだけではなくデメリットが多い。そもそも、コロナの感染リスクは年齢が低くなるほど圧倒的に小さいことも厚労省のデータで明確に証明されています。マスクしましょう、マスク外しましょう。そうではなくて、マスク外しても構わないという選択肢を子どもに与えるときが来ているのではないかと思います。選択を自由にすべきで、自分の意志で自由に決める。子どもたちが自ら考え、意思決定する機会を提供するのも子どもの心を支える学校の役割ではないでしょうか。また、マスク・黙食については、いつになったら、どういう状況になったらやめられるとお考えかお聞きします。
答弁 教育長 高橋哲也
再質問にお答えさせていただきます。仮に、効果があるとしたらということをおっしゃられましたけれども、その効果ある、ないについては、先ほども申し上げましたとおり、ちょっとこの場で私がどうこう論じるところではないのかなと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。ただ、マスクの着用の部分、メリットがない、そして選択肢というところもございましたけれども、最近のいろいろな資料等もいろいろ拝見させていただく中で、例えば、ハーバード大学のほうでマスクの着用について、している学校としていない学校では、約倍の差が出ているという研究成果も発表されているですとか、それから、マスクが発育、発達に与える影響も、これも科学的根拠はないというような、やはり専門家同士でいろいろな見解があると捉えているところでございます。宮本議員おっしゃられました選択肢を与えてあげたらどうかというところでございますけれども、それはその物理的なところでいきますと、当然先ほど繰り返しになりますけれども、着けないと不安を覚える児童・生徒もいらっしゃいますし、着けたくない、あるいは着けられないというところもあるということで承知はしているところでありますが、その選択肢というところでは、残念ながら、その学校生活、教室の中での集団の中での授業ということになりますので、当然そこで、その授業の中で、教職員の方がそれを分断しながらといいますか、教室を分けてやるといったところでは物理的に難しい部分もございますし、よく言うように言葉が適切かどうか分かりませんけれども、いろいろな考えの中でみんなでどう理解し合いながら、協力し合いながら学校生活を楽しく送れるかといったところは、しっかり私どもも考えつつ対応してまいりたいと思っております。また、その意思決定、児童・生徒にもといったところは、それはおっしゃるとおりだと思いますし、いろいろな今こういった情報がある中で、しっかり取捨選択しているところは今後の教育にとって当然、当たり前に必要だと思っておりますので、その部分については、これはまた一つ別の問題だとは思いますけれども、先ほども申し上げましたとおり、学校現場をしっかり校長先生等とも協議しながら適切な学校生活が送れますよう、そこを最大限優先しながら対応してまいりたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。以上です。
再質問 1番 宮本やよい
子どもの中でも外したくない、着けたくない、いろいろな考えがある中で、マスクに関しては、マスクの弊害、かなり先ほどもいろいろ言いましたけれども、いろいろあります。そうした中でも、重症化リスクの低い子どもたちがより厳しい感染対策を強いられています、今。そういうコロナ社会を形成しているのは私たち大人であって、そのしわ寄せが子どもたちに回ってきていると思います。大人が責任を持って解決しなければならないと思います。子どもが受ける影響は、大人の二、三年とは全く違います。いろいろな健康だったり発達だったりの弊害を考えた中で、教育長、自分の職責をどのように子どもたちに向けて果たしていかなければならないか、しっかり考えてください。そこでマスクは自由化にしたらどうでしょうか。黙食についても見直しませんか。
答弁 教育長 高橋哲也
お答えさせていただきます。マスクの部分、黙食の部分、管理衛生マニュアル、あるいは文科省の通知等に基づいてということをお話しさせていただいております。その中で、先ほど宮本議員もおっしゃられていた他の市町村だとかそういった取組もありますよということでございます。基本的には私の受け止め方としては、そういった通知ですとかそういった動きを基本としつつも、やはり最大限、じゃあ現場でどこまでできるのかといったところは、そこは本当に工夫次第だと思っておりますので、そのルール、通知の中で、しっかり基本としつつも、できることについては取り組んでいきたいと考えております。また、職責としてどうなのかというところでございますけれども、繰り返しになりますが、最大限、やはり学びを保証する、子どもたちに楽しい学校生活を送っていただくということが最大の課題だと捉えておりますので、その中でしっかりできること、自分あるいは教育委員会のスタッフとともに対応してまいりたいと考えております。以上です。
再質問 1番 宮本やよい
終わります。