標茶町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月3日
特別養護老人ホームの介護職員は増員されたか
2024年9月3日、標茶町議会の一般質問で、黒沼俊幸議員が「特別養護老人ホームの介護職員は増員されたか」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、やすらぎ園長 穂刈武人が答弁しました。
- 質問者
- 黒沼俊幸 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤𠮷彦、やすらぎ園長 穂刈武人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 黒沼俊幸
私は、通告している題名は特別養護老人ホームの介護職員の数は増員されたかということでお尋ねします。特別養護老人ホームやすらぎ園は、本町老人福祉の拠点であり、介護施設でなくてはならない施設であります。昭和49年からの開設で、現在、開設50周年を迎えたが、介護職員の数はその後増員されておりますか。また、この施設の建て替えは、これからどのように検討しているかお伺いします。近隣の町村では2階建てのユニットケア型施設が造られており、本町もこの新しいタイプの施設にすべきと考えますが、どうでしょうか。ユニットケア型は介護職員の労働が楽になると思いますが、この点についてはどうでしょうか。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
7番、黒沼議員の特別養護老人ホームの介護職員は増員されたかとのお尋ねにお答えいたします。1点目の介護職員は増員されたのかのお尋ねですが、令和6年9月1日現在の介護職員の人数につきましては、正規職員が20名、フルタイムの会計年度任用職員が9名、パートの会計年度任用職員が3名、合計で32名で、令和5年4月1日時点と比較すると全体で1名増員しております。正規の施設定員100名と短期入所12名を維持するためには、現時点ではフルタイム7名、パート3名の介護職員が不足している状況となっております。2点目の施設の建て替えはどのように検討しているかとのお尋ねですが、令和5年第4回定例町議会において、櫻井議員の質問にお答えしたとおり、施設整備に当たりましては、今後の将来人口や高齢者人口の推移を見極め、施設整備計画を含む施設の在り方を総合的に検討していかなければならないと考えており、具体的には補助率の優位な防衛省の防音対策事業の採択に向けて検討を進めているところであります。3点目の近隣の町村では2階建てのユニットケア型施設が造られており、本町も新しいタイプの施設にすべきと考えるがどうかとのお尋ねですが、議員ご指摘のとおり、特別養護老人ホームには利用者を10人以上のユニットに分け、プライバシーが守られる個室のユニット型と、4人で1部屋を使用する多床室の従来型があり、近年ではユニット型の施設が増えてきていることは私も承知をしております。45ユニット型と従来型では、施設の間取りや必要となる人員、利用料などで違いがあり、特に利用料については、ユニット型は従来型に比べて国の基準で4万円程度高くなるため、年金収入が少ない方については、入園が厳しくなることが想定されます。また、第9期介護保険事業計画における実態調査の結果では、やすらぎ園の入居タイプの希望の問いに対し、多床室よりユニット型を希望する方が若干多かったものの、やすらぎ園に望むことの問いに対しては、3割以上の方が利用料が安いことと回答していることから、居室タイプにつきましては、多くの町民の皆さんが安心して入園することができる、将来的にも必要な介護職員を安定的に配置しやすい従来型の多床室タイプを現時点では考えております。4点目のユニットケア型は介護職員の労働が楽になると思うが、この点はどうかとのお尋ねですが、国の人員基準では従来型もユニット型も同じく利用者3人に対して介護職員を1人以上配置することが定められておりますが、実際にユニット型で運営していくためには、介護職員を各ユニットに配置し、ユニットごとに勤務シフトを組むことになりますので、従来の多床室に比べると介護職員の必要人員は多くなることが想定されます。さらに、ユニットごとに常にユニットリーダーを配置する必要もあります。勤務形態については、ユニットごとに配置された少人数グループの介護職員で早番、日勤、遅番、夜勤のシフトを組むことになりますので、従来型の多床室に比べるとシフト、つまり労働はきつくなるものと考えられます。また、スタッフが急に休みになった場合、少人数でシフトを組んでいるため、決められた休日に勤務しなければならないことが多くなり、介護職員の負担感が増すことも想定されるということでありますので、ご理解を願います。
質問 7番 黒沼俊幸
まず、定員がなかなか元に戻らないということで、私は昨年の3月に質問して、それの数からいうと1人増えたということで、1年以上たっても、相当募集をしたり勧誘したと思うのですが、なかなか目に見えて複数増えてくるような状況ではないと受け取りましたが、原因はどういうことが考えられるか、まずその原因があるのであれば述べていただきたいと思います。
答弁 やすらぎ園長 穂刈武人
お答えしたいと思います。まず、これは以前からもお話しさせていただいているかと思いますが、介護職の絶対数が少ないというのがまず一番の要因だと私ども理解をしております。特に将来的にも計画的に新卒の介護職員が入ってくるのが一番理想的なのですけれども、釧路の養成専門学校、私、以前、就職担当の方とお話ししたことありますけれども、去年の話ですが、1学年、2年生が12名、1年生が11名ということで、もともと定員、募集人員40人の枠のところ、近々20人にすることを考えているというお話でありました。ちなみに学生さんはどこら辺46りに就職するのですかということをお聞きしたところ、以前は在学当時に実習とかで釧路市内の介護施設に行って、そのままそこに就職するパターンが多かったみたいなのですけれども、今は全然関係なくて、本当に札幌のほうに就職する方、そういった方も多いということで、本当この釧路管内で十何人の枠の新卒の方がそうやって大都市のほうに出ていってしまうということもありますので、なかなかこういった小さな町、地方のほうに介護職員の方が入ってこない、それが現状かと、そんなふうに考えております。
質問 7番 黒沼俊幸
実は私も去年の3月の質問をしてから自分で見学をして、あちこち勉強してまいりました。近隣の中では外国人の方をうまく教育して、その方もお辞めにならないで、施設の方とは大変明るくやっておられるというのを目の当たりにしてまいりました。それから、何といってもこの老人介護の方々の待遇が私は低報酬だということで、これをやはり、300万円いかない現在の年間報酬をもう100万円程度上げるような方法を考えられないかと。実際にやっている特養ホームを勉強してきましたので、もうちょっと園長、それから町長も皆さんも、よその老人施設は、介護職はお辞めにならないそうです。標茶は抜けたまま補充が利かない。私が申し上げるように、報酬が安いこととか、いよいよ若い卵、金の卵が見つけられないのだったら、今、外国人労働者も相当皆さん優秀な方が来られていますから、そういったことを考えられないか。この2点について質問を再度お願いします。
答弁 やすらぎ園長 穂刈武人
お答えしたいと思います。介護職員の処遇改善の部分については、国の制度でもございまして、法人中心の介護施設はそういった制度も活用しているというのは現実としてあるかなと思いますけれども、うちの場合は町立ですから、町の正規職員であれば一般職と同様の給料表、これを適用させていただいているということで、会計年度任用職員についても、ほかの職場の会計年度任用職員と同じような形の給料形態になっているというのが現状でございます。それで、外国人技能実習生の関係ですけれども、現在、やすらぎ園のほうで人材確保対策・定着推進事業という事業を今年度から進めていまして、その中で外国人技能実習生の採用の部分についても、いろいろと人材紹介の会社とかからも情報をいただきながら研究はさせていただいております。それが、町職員、会計年度任用職員として任用できるかどうかといったことも含めながら現在検討しているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 7番 黒沼俊幸
園長もいろいろ私以上に知識はあると私は思っていますが、標茶のやすらぎ園は町直営の事業ですよね。ここにやっぱり報酬が引き上げられない大きな原因があるということでございまして、町長のお話ではいつかの時点で新しい施設に建て替47えると、こういうお考えがあるようでありますから、私はこれから何年かかるか分からないけれども、その時点で直営をやめて新たな社会福祉法人のようなやり方で考えられないか、この点についても、これから理事者も私も一生懸命、この標茶の老人福祉については私自身が胸を痛めているわけですから、一生懸命ない知恵を絞って勉強してまいりますから、どうか園長はじめ、町長も私の考えが突拍子もないことではないとご理解いただいて、もう少し研究していただきたいと思います。最後に答弁いただけますか。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
特別養護老人ホームの運営方法については、議員ご承知のように直営とか、指定管理者で運営するとか、いろんな様々な形態があって、今、いろんなところで運営をしているのですけれども、最近になって特に人手不足の中で、民間に委託しているところが撤退をするという事例も逆に実は出てきています。それで結局また直営に戻して、上川とかあちらのほうだと思うのですけれども、本当に人手不足がひどくて、特養について直営に戻す、あるいは病院関係でも入院患者を受け入れることができないということで無床の診療所に転換するとか、そういうことが起きているというのが現状です。ただ、もう1つ、実はうちの町のいろんなものを直営で、今、運営している中で標茶町の財政が非常に結構厳しくなってきている理由の中に、例えば特養を直営でやっていたり、町立病院も同じです。例えば育成牧場とか、そういったものをほかの町よりもたくさん持っているということが、実はうちの町の非常に財政的に不安定な要素を抱えているということも一方で言われています。ですから、これからいろんな形で研究を進めながら、やすらぎ園は老朽化していますので、いずれ施設は新しくしなければならないとは思っています。ただ、その運営方法についても、またかなり究極の選択をしながら、腹を据えて将来の財政運営も見据えながら、しっかり結論を出していくということをしていかなければならないと考えておりますので、そういった中でも、議員の皆さんからも積極的な意見をいただきながら方向性を決めていきたい、そんなふうに思っていますので、ご理解をいただければと思っています。
質問 7番 黒沼俊幸
この問題は大変大きな問題なので、こんな場所、こんな場所と言ったら悪いけれども、15分や20分で論じ尽くせる時間もないので、私は今日はこれで終わります。どうもありがとうございました。