羽幌町議会 平成30年第4回定例会 2018年6月14日
羽幌町の農業の現状と課題とこれから
2018年6月14日、羽幌町議会の一般質問で、村田定人議員が「羽幌町の農業の現状と課題とこれから」について質問し、町長 駒井久晃、農林水産課長 鈴木繁が答弁しました。
- 質問者
- 村田定人 議員
- 答弁者
- 町長 駒井久晃、農林水産課長 鈴木繁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 村田定人
それでは、私は羽幌町の農業の現状と課題とこれからと題して質問をさせていただきます。我が町の産業の一つである農業、今年度の国主導の減反政策、米の直接支払い制度の廃止、TPPイレブン、日欧EPAなど、不安定要素があります。ここ数年も天候に恵まれ、豊作の年が続いておりますが、農家戸数の減少はとまらず、既に買い手がなく離農できない農家も出てきているのが現状であります。現在の課題として、新規就業者対策、労働力不足、若手の花嫁対策、コスト低減、鳥獣被害など山積しております。これからの町行政としてどう対応していくのか、以下について考え方をお伺いしたいと思います。1つ目、農業の就業人口確保には、後継者の確保だけでなく、新規就業者の育成も必要と考えるが、どのように取り進めていくのか。2つ目、農業は一人で経営するのは難しく、2人ないし3人の労働力があるとよい。若手のパートナー確保対策や特に春作業の労働力不足は深刻であり、労働時間のかかる作物はやめざるを得ない状況であります。どう対応していくのか。3つ目、現在各産業で情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)、ロボット技術が活用されていますが、農業でもスマート農業を推進することがコスト削減や省力化、労働力の軽減、また魅力ある農業を見せることが担い手確保につながると考えるが、いかがでしょうか。4点目、鳥獣被害ではエゾシカ、アライグマ、アオサギ、ノバトなどの被害を受けています。特にエゾシカの被害は深刻であり、またアライグマの生息数もかなりの勢いでふえているが、どう対応していくのか。以上です。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
村田議員のご質問にお答えいたします。1点目の農業の就業人口の確保についてでありますが、議員ご指摘のとおり、後継者の確保だけでなく、新規就業者の育成も視野に入れて検討する時期に来ていると考えております。しかし、羽幌町の農業形態などを考えますと、いきなり新規就業者が農業を営むのは難しいと認識しております。現在JAオロロン管内の羽幌町、初山別村、遠別町及び留萌振興局農業改良普及センター等でつくる担い手協議会での議論の方向性を見きわめつつ、町として新規就業対策にどのように取り組んでいけばよいか検討してまいりたいと考えております。2点目の労働力不足などについてでありますが、労働力の不足につきましては、農業だけの問題ではなく、全ての産業に共通した課題であると認識しております。漁業では外国人の技能実習制度を活用した取り組みが既に始まっておりますが、この制度は年間を通じた雇用が一つの事業体で確保されていなければならず、農業で活用できるとすれば畜産業に限定されるのではないかと考えております。水稲を主体とした農業では、このような制度を活用して労働力を確保することは現状では難しいと考えておりますが、引き続きさまざまな情報を的確に捉え、労働力不足対策について検討してまいります。また、若手のパートナー確保対策についてでありますが、平成25年から3年間、農業青年を対象とした婚活事業を実施してまいりましたが、なかなか成果は上がらず、参加者も減少したことから、婚活事業としては取りやめたところであります。その後は、他地域で行われる同様の事業に参加する方に対し参加費を補助するなどの予算を組んでおりますが、現時点での申し込みはない状況であります。パートナー対策は非常にデリケートな事柄であり、行政や農協において事業化して行うのは限界があると考えております。引き続きよりよい方法を模索したいと考えておりますが、現状においては難しいと判断しているところであります。3点目のスマート農業の推進についてでありますが、議員ご指摘のとおり、時代の流れや労働力不足等を考えますと、今後はスマート農業に取り組む生産者も増加する可能性があると認識しております。町といたしましても、国の施策の動向等を見きわめながら、どのようにかかわっていくことができるのか検討してまいりたいと考えております。4点目の鳥獣被害対策についてでありますが、初めにアライグマの状況ですが、平成29年度は103頭を捕獲し、殺処分しており、過去最高を記録しております。本年度については、鳥獣被害防止対策協議会において箱わなを10基購入し、捕獲体制を強化したいと考えております。また、エゾシカについては、一斉捕獲等さまざまな対策を行っておりますが、数については減っていない状況であると認識しております。猟友会でも本年は既に150頭ほど捕獲しており、鳥獣被害防止対策協議会においてもさまざまな検討をしておりますが、抜本的な対策を見出せない状況であります。引き続き関係機関と連携を密にし、情報を共有することにより対策強化の検討を行ってまいりたいと考えております。アオサギ、ノバトについては、現状被害状況等は把握しておりませんが、これに限らず、鳥獣被害全般につきましてさらに関係機関と連携し、的確な対策を講じるべく検討してまいりたいと考えております。以上、村田議員への答弁とさせていただきます。
再質問 1番 村田定人
それでは、答弁書に基づきまして再質問をさせていただきます。まずは、1番目の新規就業確保についてでありますが、今現在、この答弁書にもありますように、オロロン管内初め、振興局を含めて協議会が立ち上がっているわけですが、羽幌町として、この答弁書の中でいくとその議論の方向性を見きわめつつということで答弁されておりますが、この問題はこの協議会でスタートしたから、すぐできるというものではない。まずは、どういう形にしろ受け入れ態勢をこちら側がまずつくらなければならない事柄でありまして、そこら辺は危機感を持っているかどうか。その部分に関して、まず研修の受け入れ先をどのように見つけていくのか。個人の農業もあれば、それから法人もあれば、個人の中で第三者継承を望む人もおります。そういう中で行政として、研修生の受け入れをしてくれる、まずそういう人を見つけなければならないと思うのですけれども、そこら辺もやはりその協議会で決まらないととり行わないのでしょうか。私としては、そういうところはいち早く取り進めていかないと、今の認識のままでいきますと、そういうことが現実になるとすれば、答弁書にもありますように簡単には新規就農しても営農はできません。3年、5年はかかると思います。そういった中で、手おくれになる前に行政としてそういうことに率先して取り組んでいく考えはないかお聞きしたいと思います。
答弁 農林水産課長 鈴木繁(農林水産課長は2018年9月まで)
お答えをいたします。以前から農協ともそのような協議をしておりまして、実はそういう研修する施設のことですとか、さまざま検討しているところであります。町がというような今のご質問でありましたけれども、なかなか町単独では、いろいろな問題が難しい問題ございますので、農協と協議をしていったという経過が今までもございます。ただ、今回先ほど申し上げましたとおり、担い手協議会の中身ですけれども、2月に立ち上がりまして、その中で農協のほうが主体で今アンケートを、実際農協の職員が足を運んで生の声を聞いてというようなアンケートを実施しておりまして、そろそろ集計されるというふうな状況だというふうに伺っています。それらも含めてこの協議会の中で検討し、さらに行政だけではなくて、例えば羽幌であれば農協と羽幌町と、あと関係機関等々といろいろ協議をしながら進めていきたいというふうに思っております。決して後ろ向きということではなくて、ただ羽幌町だけではなかなかいろいろ取り進めるのは難しい案件でございますので、そのような連携の中で検討していきたいというふうに考えています。
再質問 1番 村田定人
その協議会の立ち上がりも私としてわかっているのですが、私の思いは、その中には当然農業者、私も含めてですね、それから行政、農協、当然3者がタッグを組んでやらなければならないのもわかっています。私が言いたいのは、その中に初山別村、それから遠別町も入っています。そういう中で、各町村は町村なりにいろいろな手を打つと思うのですけれども、羽幌町としてはその3者の中で先導を切って率先してそれに取り組んでいく考えはあるのですかというところが、少しでも早くそういう体制をとって、新たな就業者を見つけるための一歩としては大事な、そのことによって1年、2年おくれることがあると思うのです。そこら辺の意気込みを私はお聞きしたいなと思って質問したのですけれども、もう一度よろしくお願いします。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
村田議員が町として意気込みがあるのかどうかということで、担当課長も参ったようですので、私が答弁させていただきますけれども、議員がご承知のとおり、町としては農協と相談して前へ進むということで、意気込みはあってもなかなか3歩前、1歩前ということは難しいので、そこのところは議員の思っているようにはならないかなというふうに考えております。先ほどの答弁のように考えて検討すると言うと、後々また検討の結果という話になりますので、まず皆さんの団体であります農協さんが方向性を示した中で、3町は足並みをそろえるということが非常に大事であるというふうに私は考えております。
再質問 1番 村田定人
今の答弁のとおりだとは思うのですが、羽幌町は他町村と比べて、私の思いとしては決して前向きに政策を打っているというふうには感じません。特に初山別村なんかでは一生懸命やって、個人に研修生を受け入れて実際にやっています。そういうところをもっと見習って、羽幌町も負けていられないというぐらいの意気込みでやってほしいということを私は伝えたいです。そこら辺のことだけ。あとは、今答弁のありましたように、行政だけではできませんし、農協だけでもできません。そこら辺は三位一体でよろしくお願いしたいと思います。これはこれで終わります。次に、2番目の労働力不足、これは答弁にもありましたように、そういう外国人の実習制度を利用するとなると当然のごとく酪農家ぐらいしかできないというのはそのとおりだと思います。労働力不足の中で今農業者が一番困っている労働力が欲しいというところが春作業の時期であります。この部分に関しては、今現在羽幌町から知人なり、それから友人なり、高齢者事業団なり利用して労働力を確保しているというのが現状でありますが、今聞くのは高齢者事業団においても新規に事業団に入ってくれる人がいなくて、春作業を手伝ってくれる団員がだんだんいなくなって、もう手が回らないのだということで非常に苦慮していると。そうなると、今度事業団を通さないで取り合いをしているような、そんなような状況になっているものですから、幾ら機械化だとかといいましても、春作業だけはどうしても手が要る仕事が一番多い。今の規模拡大した中で20町も米をつくっている人でいきますと、3人ぐらいはパートとして労働力が欲しいというのが現状なので、その部分が実は一番不足している。そのところを何とかいい方法を見つけて、その時期の労働力の解消に何とかならないかなということで、今やって動いているのが初山別村で、実例ですけれども、今年度から派遣という形で他業種から派遣をしてやっているところが出てきております。それから、ちょっと離れるのですけれども、北海道の中には消費者、消費地、これは札幌近郊だからできるのですけれども、作物を買っていただいている消費者にボランティアを募って、これは有償でいいのですけれども、お手伝いしませんかというのを集めて、その人方には春先手伝ってもらって、秋にとれた生産物なりをプレゼントをして、そのときの労働力を確保しているという、そういうところもあります。そういうのを新聞とかで見ますと、羽幌町でもそういう今までと違う労働力を解消する方法ってできるのではないかなと。これもまた行政だけではできませんけれども、行政なりが一生懸命いろんなところに働きをかけてやれば、今の農業の人手不足というところ、逆に言うと、先ほど違うところ、全産業人手不足ということがありましたから、そういうのでいくとお互い時間に余裕があるときに行き来をするような、そういうシステムをつくるとか、そういうところの労働力の解消というのですか、そういうところをぜひつくって産業の発展のためのシステムをつくっていただくという、そういう考えはございませんか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
議員から産業構造の仕組みを少し考えてほしいというご意見をいただいたところでございますが、私も初山別の事例についてはこのたび初めて聞きまして、大変有効といいますか、うまくいっているような話を聞いております。そういうことであれば、うちの担当課としても何かお手伝いできるのであれば、事例として見習ってやりたいと思いますが、議員も議員の立場で、農業者と商業者がおられますので、タイアップするという話もすばらしいのでないかというふうに思いますので、担当課にもご指導いただければというふうに思います。私のほうは、担当課ともそういった事案について相談してみたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
再質問 1番 村田定人
私でよければ課長のところに足を運んで、ぜひそういういいシステムをつくって産業振興の一つになればなと思いますので、よろしくお願いします。また、2番目の後半になりますけれども、若手のパートナー確保対策、答弁書にもありますように、確かに繊細でなかなか難しい部分というのも事情としてはわかります。でも、当町としてなかなか継続は難しいということで今とまっていますが、周りを見ますと、北海道のいろんな地区で今でもやっぱり婚活事業は結構なところで行っています。その部分というのは、やっぱり危機感だと思うのです。例えば後継者が、今でも羽幌町に20歳ぐらいの後継者が年に数名入ってきたりしていますけれども、実例でいいますと、20年ほど前にそうやって入ってきた青年が農業を継いで、私より若いのですけれども、いいパートナーにめぐり会えなかった。今は、親が80ぐらいになって手伝いもできなくなったらもう農業できないので、やめますということの実例も実は出てきているのです。私は、そういう部分に関しても、実際農業やって危機感を非常に感じております。それで、25年からやったその部分で成果は出なかったかもしれないですけれども、私は諦めないで、今入ってくるこれからの後継者には、直接つながるかどうかという、そういうことまでできるかどうかというのは置いても、女性と話し合ったり出会ったりする場というのだけはつくってもらいたいなと思うのですけれども、どう考えますか、いかがでしょうか。
答弁 農林水産課長 鈴木繁(農林水産課長は2018年9月まで)
お答えをいたします。村田議員おっしゃるとおり、我々もその状況は当然でありますけれども、把握をしておりますし、危機感も持っているところであります。ただ、先ほどの町長の答弁のほうにもありましたけれども、婚活事業の3年目のときに実は参加者がいなかったというようなところで事業自体をやめていると。ただ、今議員おっしゃったように、そういう場をやはり確保するべきだということで、羽幌町の中では事業はもうやらないということにしたのですけれども、旅費ですとか、そういうような部分を手当てをするということで予算つけておりましたけれども、それの申し込みも皆無というような状況でありますので、現状では当然危機感等は議員と思いは一緒でありますけれども、当事者の方々がなかなかそういうような思いに至っていないのかなというようなところで、引き続きよりよい方策をというような答弁書のような状況になっているというような現状であります。
再質問 1番 村田定人
今の答弁はまるっきり答弁書のままでして、そのままでは変わらない。私は変えたい。手法は、いい手法をという部分に関してはやってみなければわからない部分っていっぱいあると思うのです。25年からやってきたその部分、全て結果もみんなわかっていますけれども、今はそれからまた違う人も後継者としては残ってきています。だから、参加者がゼロということを決めつけることはなく、そういうことでまたこうやってやりますから、参加してくださいという説得をして歩いていいのではないかと思うのです。その中で、3年間やった中の失敗的な、こういう部分もうちょっと気楽にやればよかったとか、それから苫前町でやっている話し方の指導を受けたりだとか、いろんな部分のやり方というのはあると思うのです。そういう部分は、今課長の答弁でいくと難しいから今の現状できませんという答弁では、ちょっと私としては納得いかないので、もしよければ、また課長に足運びますから、それも農協の職員も含めて、それから農協青年部も交えて、新しい出会いの場の提供ができないかどうか、ぜひ前向きな答弁いただきたいのですが、課長、どうでしょうか。
答弁 農林水産課長 鈴木繁(農林水産課長は2018年9月まで)
今議員のご質問の中で、話し方ですとか、コミュニケーションの部分ですとか、そういうものに関しては羽幌町の婚活事業の中でも町で女性を呼んで、羽幌町に来てもらっての事業の前にコミュニケーション講座を受けたりですとか、予行演習として町の職員の女性の方ですとか、農協の女性の職員の方ですとか、そういういろんな方とそういうようなレクチャーをしながら進めていたという経過があります。ただ、先ほども言いましたけれども、だから全くやらないというようなことではないので、当然ですけれども、先ほども言いましたけれども、よりよい方策でというふうなことは考えてございますので、議員おっしゃられたとおり、その検討は続けてやっていくということでありますので、ご理解をいただければと思います。
再質問 1番 村田定人
済みません、何回も。今の中でいくと、私は私の考えなのですけれども、課長は課長でよりよい方策という部分でいきますと、何か思い当たってこういうことをやってみたいとか、そういうよりよい方策という、何かふだん行政に携わっていて考えることってありますか。どうですか。
答弁 農林水産課長 鈴木繁(農林水産課長は2018年9月まで)
正直なところ、今現在新たな何かをというようなことは持ち合わせてございません。というのは、先ほども言いましたけれども、3年間の取り組みの中で、ただ単にイベント的に女性に羽幌町に来ていただいてやっただけではなくて、例えばちょっと細かい部分ですけれども、その前段で札幌に行って、着るものから、そこからやったりですとか、実はいろんなことをその中ではその前段でやっております。その結果だったものですから、なかなか現状でそれ以上というのが見つからない状況ではあります。それと、先ほどたしか阿部議員の質問の中にもあったかと思いますけれども、若い方が余り出てこないというような部分も勘案をしますと、なかなか現状では妙案というのは見つかっていないというような状況であります。
再質問 1番 村田定人
どれだけ質問しても変わらないと思うのですけれども、青年部も含めてざっくばらんな焼き肉パーティーでも、どういう形でもいいので、私は諦めないで出会いの場は提供してもらいたいなと思って、これはこれでやめて、次に行きたいと思います。3点目のスマート農業の推進ということで、答弁の中では国の施策の動向等を見きわめというふうにうたってありますが、もう新聞等では成長戦略の中にスマート農業ということを入れなさいということで動いておりまして、これを推進するという部分に関しては間違いなく国の施策の中に入ってくるという思いをしております。この部分の推進では、質問の中にも書いてありますが、労働力の軽減、それからコスト低減、幾つも目的があって、最後に新しいものを導入して近代的な農業をすると今の若い人たちが農業っておもしろそうだとか、これでちゃんといい生活していけるのだということを見せてやることが次の若手を育てるための一つでもあるなというところ、これもまた酪農でいくと搾乳ロボットですとか、あと今は、もう少しででき上がるといっているのですけれども、乳牛なり牛の発情をスマートフォンというか、ビデオ撮影した中で行動とかパターンで1頭1頭の発情を見きわめるという、そういうシステムももうじきでき上がるそうです。それから、水稲でいきますと水管理システム、スマホで田んぼの水管理ができるような時代になっています。この水管理は、春先水田起こしてから8月のお盆ごろまで、朝晩見たり、かなりの労力を有する部分がそれによって解消されていくのだという、そういうシステム。それから、今一番有望視されているのがGPSを使って田植え機の自動操舵、これはもう完成されていまして、オペレーター1人で苗補充もして、運転席から離れることができるというもの。それから、今年の秋には3農機メーカーがロボットトラクターを発売します。今までは追随してUターンすることができなかったのですけれども、今度は1人のオペレーターで2台を完全に操縦することができる。Uターンもしてくれるという、そういうロボットトラクターがもう発売されるという、そのぐらいの新しい技術。それがスマート農業の推進という中でいきますと、かなりの部分でもうそういうところが広まっています。そういうのを羽幌町農業としても率先して取り組めるような形を何かの形で支援することが、今の労働力不足ですとか、それから逆に言うと、さっきのに戻りますけれども、パートナー対策に対しても、今の農業ってという女性の見方も変わってくれればまたそれは変わるでしょうし、いろんな部分であると思うのですけれども、そういう部分でこれもまた北海道でも実際に対策打っている町村も実はもうあります。そういう部分をぜひ町としても、農業者はいろんな要望あると思うのですけれども、そういうのを組み入れて取り入れて、新しい魅力ある農業のためにぜひ取り組んでいただきたいのですけれども、そこら辺お考えどうでしょうか。
答弁 農林水産課長 鈴木繁(農林水産課長は2018年9月まで)
お答えいたします。ただいま村田議員おっしゃられたようないろんな部分でスマート農業進んでいるということは、我々も認識しているところであります。例えばですけれども、先ほど言いました搾乳のロボット、ロボット牛舎ですとか、そういうような部分で、町がという前に、例えばですけれども、国の補助事業があったりですとか、そういうもろもろございますので、そこで施策の動向を見きわめながらということを申し上げましたけれども、現状でも機械についてはリースの事業ですとか、そういうもろもろございますので、その辺も見きわめながら、町が独自でというようなところがどこが可能なのかですとか、そういうようなものを含めて検討させていただきたいというふうに思っております。
再質問 1番 村田定人
搾乳に関しては、確かに事業がありまして、それを取り入れる。事業がないのは、小さな部分のGPSを使った直進型の田植え機ですとか、そういう部分に関しては余り、リース事業も今ちょっと、実は耕種では余りないので、そこら辺は苦しいところなのですけれども、その分割高になる部分がやっぱりなかなか手が出せない。あと、一番は、GPSの機能を衛星を使って利用しているのですけれども、海岸縁のほうが精度がよく、山縁の奥へ入るほど精度が悪くなるという現状があります。それを解消するためには、実を言うとGPSの地上の基地局を建てていただくと非常に精度がよくなっていくという、そういうこともございまして、そこら辺も加味して、これからの特に若手はそういう農業に大いに興味を持っていると思いますので、何かそういう手だてができればよろしくお願いしたいなと思います。4点目の鳥獣被害のほうに入らせていただきます。これは、大きくアライグマとエゾシカが断トツに被害としてはあります。あとのここに書いてありますアオサギ、ノバト、ノバトはちょっとすると豆がずっとなくなるということはありますけれども、被害的にはこの2点で再質問をさせていただきたいと思います。答弁の中でいけばアライグマが先なので、アライグマの現状です。年々殺処分する頭数がふえてきて、各町村全てがここら辺近隣は100頭超えというところまできておりまして、今年度も春から私のところでももう2頭入っていますし、羽幌町全体では30頭ぐらい捕獲しているということでありますから、相当な勢いでふえているのだと。水田を見回りしていても、タヌキに会わないでアライグマに会うというような状況ですので、これは外来種、外来動物なので、頭数はゼロにしなければならない、目標としては。確かに今年も10基箱わなを買う。去年も買っていますし、毎年その対策はしているのですけれども、これでは私は抜本的な対策にならないと思うのです。それで、専門家だとか、アライグマの生態に詳しい人だとか、越冬はどこでする、繁殖はどうする、そういう詳しい人と勉強会なり、これは近隣町村も含めてですけれども、一体となって対策をしないとなかなか頭数が減っていなくなるようなことにはならないと思うのですけれども、そこら辺これからわなを購入して捕獲体制を強化するだけでなく、違うアライグマを絶滅させるための方策を考えて対策を打っていく考えはありませんか。
答弁 農林水産課長 鈴木繁(農林水産課長は2018年9月まで)
お答えをいたします。議員おっしゃるとおり、昨年103頭で、一昨年が70頭、平成28年に一旦27年よりも若干落ちたので、ちょっとほっとしていたのですけれども、その後またうなぎ登りということで、プラスして昨年まで確認されていなかった増毛町も、増毛町の場合は町なかにも出てきたというようなことがありまして、今おっしゃられたとおり、近隣といいますか、留萌管内で全域で確認されたということでありますので、我々としても、例えば振興局が主催をしておりますけれども、毎年鳥獣被害の防止の協議会等が管内単位でもございますので、その中で、その機会にということではなくて、振興局のほうには今言われた例えば専門家の方の話を聞いてだとか、そういうようなことを前段で要望をしていきたいというふうに思います。今言われたとおり、羽幌だけではないですし、例えば苫前町はほぼ毎日施設組合のほうに今運んでいるという状況のようでありますので、喫緊の課題というような位置づけでそのような対応をといいますか、考えで振興局のほうにもお願いをしたりですとかということをしていきたいというふうに思います。
再質問 1番 村田定人
私も素人ですので、どういう形がいいのかわかりませんけれども、最大限知恵を絞って、ゼロになるように、せめて管内はゼロになるように努力をしていただきたいと思います。エゾシカのほうもほとんど同じような状況でして、私たちもとりあえず自分たちのできる範囲でやっているつもりではあるのですが、一向に被害が減るような状況ではありません。去年も沢に入っている麦畑が七、八反、刈りに行ったら穂が全部なかったと、そういうような状況。秋には大豆も踏みつぶされるわ食べられるわで、コンバインで刈れる状況でなくなってしまっているというようなことが続いております。それで、これも幾つかやっぱり問題がありまして、ある程度頭数の管理ができるようにならないと、農作物だけでなく山もかなりやられてしまうということもありますので、まず1点は管内なら管内、3町村なら3町村の頭数管理をできる体制をどうやって整えていくのか。これは、一番いいのは管内的に取り組んでもらって、できればその中に、今ジビエブーム、振興局なんかでも食堂で出していますけれども、そういう部分も組み入れた中で取り組んでいけたらいいなという部分で、まずは頭数管理、この場合専門家に聞くのが一番いいのでしょうけれども、どういう形にすればいいのか、私もプロではないので、そこら辺と、食肉の部分に関しては前に課長が旭川のほうからそういうお話がありましたというのも消えて、今は余り聞かないですし、そこら辺の状況も含めてこれからエゾシカの対策どうとっていくのか、まずお聞きしたいと思います。
答弁 農林水産課長 鈴木繁(農林水産課長は2018年9月まで)
お答えをいたします。エゾシカの対策については、まず1点目、頭数管理という部分でありますけれども、先ほどアライグマの部分でもお話ししましたけれども、振興局管内のそういう協議会がございますので、その中で同じように、例えば鹿の専門家ですとかという部分の要請ですとか、あと管理手法についてどのような方策がいいのかというところについては、それも先ほどのアライグマと同じように要請をしていきたいと思っております。ただ、現状、つい先日もちょっと猟友会の方とお話しする機会ありまして、話を伺ったのですけれども、やはり頭数は減っていない。当然減っていないというような認識であります。今解禁といいますか、4月以降に一応年度がわりの部分でとっていただいていまして、4月の早い段階で枠の150とってしまったというぐらい多いというようなお話がありました。これは来年度に向けての話なのですけれども、5月、6月になると草が伸びて、鉄砲を撃つのも危険だということで、やはり勝負は3月、4月、特に3月は例えば雌はおなかに子を抱えていることが多いということで効率がいいというような部分のお話もまた改めて聞きまして、先ほど言った150というのは道からの、国なのですけれども、補助金の枠という部分でありますので、例えば町と農協ですとか、あと受益者といいますか、そういうような部分で新たにそれにプラスして3月の時期にとれるような方策がとれないかというような部分を具体的に来年度の予算に向けて検討を始めたというところであります。あと、先ほど言いましたジビエの肉の加工の部分でありますけれども、肉の加工をできる物件を羽幌町で探しているというようなことで、いろいろ我々もいろんな情報を提供していたのですけれども、天塩町にちょうどいい物件があったということで、天塩のほうでそういう加工場をつくるというような話までは聞いております。ただ、その後稼働したとかという話聞いていませんので、その後どのようになったのかは確認をしていないところであります。もし近場でそういうところがあれば、例えばとれば、当然ですけれども対価が発生するということでありますので、そういう部分ではすごく頭数管理にも寄与するのかなというふうに思っていたところでありますけれども、なかなかその後そういった情報が入ってきていないという状況でありますので、天塩町でいいのが見つかったというところまででとどまっているという状況です。以上です。
再質問 1番 村田定人
状況はわかりました。今5月過ぎて草が伸びたら非常に危ないと、確かにそのとおりだと思います。やっぱりとるのは春先が一番効率がよいというのもわかっております。ただ、その中で1つ問題あるのは、今は猟銃者がだんだん高齢化してきて、確かに農業者も数名免許を持って鉄砲を持っていますが、実を言うと私のところにもいるのですが、農作業が忙しくなると仕事を朝早くからやらなければならなくて、せっかく鉄砲持っていても撃ちに行くことができない。夕方暗くなるともう撃てないということで、なかなか自衛ができないものですから、町の猟友会の人方が今とってくれているから、これだけの頭数とれますけれども、これがもしいなくなったら、農業はしなければならないわ鹿は駆除しなければならないわで体2つ要るようになってしまうので、そこら辺も、今も補助制度はありますけれども、もうちょっと農業者以外で猟銃を持ってくれる人を育成してもらいたいなというのがまず1件あります。それは、何かの形でお願いしたいと思います。それと、頭数管理ではないのですけれども、これは8年ほど前かな、国のあれで電牧を張って被害を食いとめた経過がございまして、それはそれで、完璧ではないのですけれども、結構効果もあってよかったのですけれども、もう劣化がひどくて、バッテリーもだめ、電牧の線はほとんど雨降るとパスパスいって役に立たないような状況になってきております。そこら辺は、今農協のほうと話をして、そこら辺の事業がないので何とか、被害を軽減するという部分では有効なものですから、ぜひ検討を。それと同時に、町道だとか道道だとか、そういうところは実は電牧張れません。そういうところのすき間から、通り道のようにそこは通ってきます。それは、実を言うと今は音と光、そういうものをそういうところに置いて、電牧を張っていなくてもそこに来ないようにするという、そういう機器も、ちょっと値段高いものですから、手出ないのですけれども、発売、出てきております。そういうのも含めて、農協もそういうことを考えているということなので、検討してもらえればなと思いますけれども、どうでしょうか。
再質問 1番 村田定人
今のと、町長も1次産業は羽幌町の産業として守らなければならないということで、よりよい産業にして、後継者も育てて、今まで頑張った農業者がやってよかったと、若手も農業継いでよかったというような形になれるように最大限努力をしていただきたいと思います。これは私の気持ちです。答弁は、先ほどの鹿の被害軽減の電牧の関係の答弁でよろしくお願いします。
答弁 農林水産課長 鈴木繁(農林水産課長は2018年9月まで)
お答えいたします。電牧ですとか後で言われました電気等での部分でありますけれども、その部分についてはまだ話伺っていなかったので、後日といいますか、農協のほうにも確認をいたしまして検討させていただきたいと思います。