羽幌町議会 平成28年第5回定例会 2016年6月16日
国民健康保険事業の現状と広域化について
2016年6月16日、羽幌町議会の一般質問で、金木直文議員が「国民健康保険事業の現状と広域化について」質問し、町長 駒井久晃、財務課長 三浦義之、福祉課長 熊木良美が答弁しました。
- 質問者
- 金木直文 議員
- 答弁者
- 町長 駒井久晃、財務課長 三浦義之、福祉課長 熊木良美
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 2番 金木直文
国民健康保険事業の現状と広域化について質問をいたします。国では、昨年成立の医療保険制度改革法によって平成30年度から都道府県に財政運営の責任主体を移行させる国民健康保険の都道府県化を行うこととしています。国民健康保険は、他の協会けんぽなど公的医療保険に比べ、高齢者や低所得者層が多く加入しているという構造的な問題を抱えており、結果高過ぎる保険料や財政悪化を招く心配がされています。2年後に迫った国保事業の広域化に向けて、ただ受け身であることなく、羽幌町の現状を分析しながら積極的に町民の命と健康を守る立場に立っていただきたく質問をいたします。1、平成27年度における羽幌町の国保加入者の現状を職業別構成、所得段階別構成、短期被保険者証と資格証明書の発行数、減免申請の状況、滞納世帯数と金額及び差し押さえ件数と金額など、どのような状況でしょうか。2、国保給付費支払準備基金の残高と今後の見通しはどうでしょうか。3、国保事業を広域化する目的、概要はどうなっているのでしょうか。4、広域化によって予想される弊害はないのか。広域化に向けたこれまでの取り組み状況と、弊害があるとすればその対応などどのように取り組んでいくのでしょうか。以上であります。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
金木議員のご質問にお答えいたします。1点目の平成27年における羽幌町の国保加入者等の現状についてでありますが、国民健康保険の加入者は1,440世帯、2,367名で、職業別構成では年金等その他所得31.4%、給与所得30.5%、所得なし18.7%、営業所得13.4%、農業所得6.0%となっております。所得段階別構成では、100万円単位で区分いたしますと、100万円以下802世帯、全体の56%、200万円以下306世帯、21%、300万円以下120世帯、8%、400万円以下67世帯、5%、500万円以下26世帯、2%、500万円を超える世帯119世帯、8%となっております。次に、国民健康保険税を1年以上滞納した場合に交付できる短期被保険者証は18件、医療費の全額を自己負担し、差額を償還払いとする資格証明書の交付はありません。次に、減免の申請についてはありませんが、平成20年度に後期高齢者医療制度が開始されたことにより、社会保険等の被扶養者であった者が国民健康保険に加入した場合の申請を不要とする旧被用者減免の対象者が4名おり、8万4,800円減免しております。滞納世帯数は60件、滞納額は約1,286万円となっており、差し押さえ件数は11件、差し押さえ換価金額は10万9,859円となっております。2点目の国保給付費等支払準備基金の残高と今後の見通しについてでありますが、平成27年度末の基金残高は7,128万3,568円となっております。今後の見通しについて申し上げますと、平成21年度以降は毎年財源補填のため取り崩しを行っている現状にあり、近年の経過を踏まえますと平成30年度の都道府県移行までは厳しくも充当可能と思われますが、その額は医療の高度化による診療報酬額の増加により大きく影響を受けることも想定されるところであり、基金が不足する場合には保険加入者の健康、医療の推進に鑑み、一般会計からの充当を検討しております。3点目の国保事業を広域化する目的と概要についてでありますが、目的は都道府県が国の財政支援のもと国保運営の責任主体となり、各市町村と国保の運営を担うことにより安定的な運営を推進するものとされております。概要といたしましては、より効率的な事業運営を確保する観点から都道府県内において統一的な方針のもとに事業運営を行い、事務の効率化を推進するためと捉えております。一般的な意見といたしましては、広域化により医療費支払いの急激な変動リスクの抑制や高度な治療を受けた場合における小規模保険者の負担軽減などの利点が考えられており、結果として加入者への経済的な負担軽減に及ぶことが想定されております。4点目の広域化によって予想される弊害についてでありますが、保険料の変更について申し上げますと、都道府県は保険料の平準化を目的として都道府県内の医療費を推計し、その保険給付費に充てるための事業費を各市町村から納付させる方法が上げられています。また、施行において現在の保険税率から急激な増加が求められる自治体に対しましては、激変緩和措置を講ずるべきとの意見も提起されております。今後北海道における制度の確立に向け、さまざまな協議を経て決定されることと思いますが、内容に応じまして議員皆様への情報提供とご相談をさせていただきたいと考えております。以上、金木議員への答弁とさせていただきます。
再質問 2番 金木直文
それでは、再質問、一問一答でさせていただきます。私は、今回この国民健康保険事業の問題を取り上げさせていただきましたけれども、都道府県化に、大きく広域化にされるというような動きについて、まだ町内では具体的には何の説明もまだされていないのではないかなと思っておりまして、町側も議会側もそうですけれども、こういった中身についてもうそろそろどんな形になるのかという、その概要、概括だけでも議会の場で取り上げて、新聞等々で報道されるということで町民の皆さんにも知っていただくような時期ではないのかなという思いもありまして、取り上げさせていただきました。ただ、まだ具体的な、詳しいような実施要綱とか、そういった数字的なところはまだこれからだというのも承知しておりますので、今日のこのやりとりでは本当の概要というのか大きな流れがどのように変わるのかと。それに対する町の姿勢や考え方はどういう立場で考えていくのかというようなところのやりとりになるのかなというふうに思っております。私なりの考えもその中で申し述べさせていただきながら進めたいと思っております。最初に、羽幌町の現状、いろんな数字を細かく上げさせていただきました。ありがとうございます。また、先ごろですが、地元の紙面には平成27年度の国保税収入率に関する記事が報道されました。それによると、1億1,950万円の調定額に対して、収納額は2億600万円だったと。収納率は現年度分で99.1%、滞納繰り越し分はダウンしたけれども、合わせてみれば前年度よりも1ポイント近く上回ったというような内容であったと思います。前年よりも数字がよくなった、収納率が高くなったということでは、非常に税の徴収業務に当たられた職員の皆様の努力も当然あったと思います。感謝したいと思いますが、その職員の皆さんの努力もさることながら、所得100万円以下という世帯がもう半分以上の国保事業の中で町民の皆さんもよく頑張って納められているなという印象を率直に受けました。町としてこの収納状況をどのように評価されているのかお聞きしたいと思います。
答弁 財務課長 三浦義之(財務課長は2017年3月まで)
お答えします。徴収率に関しましては、今年の数字につきましては金木議員おっしゃるとおりの数字でございます。ここ最近の状況で見ますと、現年度については毎年徴収率アップということで現在99.10という数字になってございます。滞納につきましても、毎年30%前後を確保しているということで、税額の3分の1程度を確保しているということで、これについてもできれば100%がいいのですけれども、なかなかそのような状況にはならないということで、さまざまな手段を講じて何とか納めてもらっているということであります。右肩上がりで収納率は上がっているという状況は大変いい状況ではありますけれども、中にはやはり所得の低い方がおられます。そういう方々につきましては、7割軽減、5割軽減、そして2割軽減ということで軽減措置を行い、その補填については国と道と町とで補填しているという状況でありますので、ご理解願いたいと思います。
再質問 2番 金木直文
それで、その一方で滞納世帯についてもやっぱり触れさせていただきますが、60世帯、金額は1,286万円ということでありますけれども、この数字だけ見てもどういう状況と認識していいのかわかりません。もし今わかれば、管内の自治体や道内の自治体と比べて、あるいは8,000人ぐらいの同規模の町の状況とも比べて、羽幌の滞納世帯の数というのはどのぐらいの位置にあるのか。また、主なところ滞納理由も、大体想像はつくのでありますが、滞納理由もあわせて、もしわかればお聞きしたいと思います。
答弁 財務課長 三浦義之(財務課長は2017年3月まで)
管内の状況でございますが、管内では羽幌町においては現年度においては徴収率が2番目でございます。滞納分についても徴収率については2番目ということでございます。1番目は初山別村ということであります。滞納額に関しましては、羽幌町としては今おっしゃった金額から申しますと、滞納額に関しましても、それから徴収率に関しましても管内ではトップクラスということで、大変上位にあるということでご理解願いたいと思います。全道規模の中においては、手元に資料がありませんので、お答えできません。
再質問 2番 金木直文
そういう、余りほかの自治体と比べてどうこうという言い方もどうかなとは思いますけれども、現在の実態を押さえるという意味ではお聞きしておきたいと思います。それで、これについて、ちょっと質問の項目から外れると指摘を受けるかもしれませんが、この後の国保事業をどう捉えるかというようなことにもかかわるので、ぜひお聞きしたいわけなのでありますけれども、町のホームページを開きますとくらしの情報というところに国民健康保険税とはということで説明されている部分があります。この説明で私気になる部分があるのです。国民健康保険は、相互扶助の精神で維持されている社会保障ですということになっております。余り言葉尻を捉えてどうこうというのもなんですが、相互扶助の精神というのは言ってみれば助け合いだと、お互いに助け合う制度ですよという、そういう意味ですが、それは相当昔の時代であって、今はきちんと社会保障、国や自治体がきちんと責任を持って行う、そういう社会保障の制度なのだというふうに、この精神というか、捉え方は変わっているのではないかなと思うのですが、このホームページで説明されている相互扶助の精神という、どういう意味合いで使われているのか確認させていただきたいと思います。
答弁 財務課長 三浦義之(財務課長は2017年3月まで)
相互扶助ということに関しましては、国保財政自体が半分は国、それから都道府県、そして各市町村の負担金で賄っているということ。残りが保険料で賄っているという状況であります。保険料で賄っている一部については、先ほど申し上げました保険基盤安定をするための7割、5割、2割軽減等のお金ですとか、高額にかかった方の医療費の補填ですとか、その分についてのお金の繰り入れもありますけれども、保険料を負担するという本人の負担と、それから公費負担ということでの相互扶助という形で表現をさせてもらっています。
再質問 2番 金木直文
そういう説明では一応理解はするわけでありますけれども、私は現在運用されている現行の国保法は、第1条にその目的というのがあって、「この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もつて社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする」。その後、第2条、第3条を見ても相互扶助とかそういう文言は一切出てこないのです。それ以前の、最初の昭和の古い時代、昭和13年ころにスタートしたころの国保法には確かに国民健康保険は相扶共済の精神にのっとり云々とありますから、本当に戦前のころはそうだったのかなと。相互の扶助や共済制度だったというのを1959年だと思うのですが、現行法に改められたと。これは、単なる相互扶助の制度ではなくて、社会保障制度だと。憲法25条に基づく社会保障制度ですということで規定されたのだと私は思っております。ですから、今の課長の説明でそんなに違和感はないのでありますが、余りにも相互扶助の精神だということを余り声高にされるのもいかがなものかなと。できればこの辺が誤解されないような説明の仕方をしていただければいいのではないかと思うのですが、ただほかの自治体の説明の仕方を見てみますと、確かにこういう説明になっているのが主流……主流と言ったら変なのか、なっております。ただ、その辺は今の憲法に基づく社会保障制度なのだということで誤解を受けないような捉え方をぜひしていただきたいということで、これは確認ですが、その辺もう一度説明いただければと思います。
答弁 財務課長 三浦義之(財務課長は2017年3月まで)
相互扶助につきましては、先ほど説明した内容でございますけれども、時代の流れにふさわしくないということであれば内容を現代風に的確に捉えて検討してまいりたいと考えております。
再質問 2番 金木直文
それで、現在のそういった制度の趣旨、内容からして、2点目の質問について支払準備基金についてお聞きをしたところ、今後不足するような場合には一般会計からの充当を検討すると、ずばりと答えていただきました。私再質問でどこまで掘り下げていこうかと思っていたところ、一般会計からの充当でというふうに踏み込んだ回答をいただき、ちょっと驚いているのですが、この答弁のもうちょっと詳しく言えば国保税の税率や金額を引き上げることは考えないで、一般会計からの充当を検討するというような意味合いを含んでいるのか、それとも税率の引き上げとか金額の値上げもあわせながら一般会計からの検討をするという意味なのか、その辺もうちょっと、これからの話ですから何とも言えないかもしれませんが、どういった意味の答弁なのか説明いただきたいと思います。
答弁 財務課長 三浦義之(財務課長は2017年3月まで)
準備基金につきましては、数年前から広域化になるということで基金がもつのかもたないのかというシミュレーションをしながら、制度が始まる30年までもつのかもたないのかということを検討してきた経過があります。その中では、当時平成24年度の段階では1億7,400万円の残高がありましたので、あとそれから5年程度であれば十分もつであろうということで、当時保険料率を改定するのかしないのか、基金が間に合わなければ当然保険税の改定が必要だということになるわけですけれども、もつだろうということで当時保険税率の改正はいたしませんでした。そういった状況で今年度、平成27年度においては7,100万円程度がありますので、あと2年間は3,500万円程度ずつ、仮に繰り入れがあったとしても十分もつだろうということで、過去の推移から見ても間に合うということでありますが、仮に不足する場合においては単年度ということで十分間に合うということで、いっときでありますけれども、繰り入れせざるを得ないだろうということで税率の改正とかそういうことではなくて、広域化にわたるまでの間のほんのいっときの繰り入れということであれば仕方ないのであろうということでの繰り入れであります。
再質問 2番 金木直文
理解をいたしました。いっときの対応ということで一般会計からの充当という意味なのだということであります。幸いうちの町は、以前からある程度の基金を抱えていたので、毎年毎年繰り入れをするということをせずに進んできていることは本当に助かっていると思いますが、今後これについては本当に十分に検討した上で、できれば一般会計からの繰り入れということで私は賛成をするのですが、その一方でまた税率の改正となると非常に問題が出てくると私は思っております。現在の羽幌町の国保税の税率、ちょっと調べてみました。今さらながら説明するまでもないと思うのですが、国保税は医療給付分、それから後期高齢者支援分、介護納付金分と3つの合計で計算されています。その後、それぞれ所得割だったり資産割だったり均等割、平等割といった項目が並んでいて、所得割でいけば課税標準額の10.3%、資産割では固定資産税の72%、均等割であれば加入者1人当たり3万5,000円、平等割であれば1世帯当たり4万1,000円と、そういう金額が計算されてくるわけですが、子供が多いというような世帯であれば扶養家族が多いわけですから、均等割がさらにふえていくということで、やはりこの国保の保険料というのは非常に高額になっているのが実態だと私も思っています。中には、課税標準額の2割を超えるような事態も恐らく出ているのではないかと思います。ちなみに、私の場合、計算してみました。28年度はまだ納付書来ておりませんので、昨年の27年度分を見てみますと、私の課税標準額の15%が国保税の金額になっております。やはり8回に分けられて納付するといっても、標準額の15%はかなりの高額だと私も感じながら納めているわけですけれども、こういった状況も人はまちまちで資産があるなしでも変わってはきますけれども、できるならば今以上は上げることなく、本当に慎重に検討された上での対応、今でも高額だという声は聞きますし、滞納者だってこれ以上ふえてくるだろうということも予想されますので、そういった国保税の値上げ、引き上げについてはどのようなお考えで臨むのか、もしお答えできればお願いしたいと思います。
答弁 財務課長 三浦義之(財務課長は2017年3月まで)
税率に関しましては、羽幌町単独で決めれるような状況にはありませんけれども、できる限り低所得者の方がたくさんおる国保ですから、負担がないような形で税率が定められるように、その辺の申し入れはしっかりしていくべきかなというふうに考えております。
再質問 2番 金木直文
それで、今回お話をさせていただいているこの広域化についてなのですが、私もいろんな資料を調べてみても、余り細かいところまではわかりません。この間、ほかの町の議会でもいろんなところで取り上げられておりますけれども、まだまだ概括的な答弁のやりとりで終わっていたように思っております。実際に羽幌町も、例えば医療費がかさまないようないろんな対策をとってきていますよね。子供医療費を無料化にして重症化しないだとか、あと健診事業をどんどん広めて、より多くの健診、もし病気であれば初期のうちに発見するというような取り組みで医療費がかさまないような取り組み、それぞれの町でも当然やられているわけですけれども、こういった町独自の取り組みが都道府県に移行された後どうなるのかと。その医療費は、今度は道がそれぞれの町の状況を見て保険税率ですか、それが決められると。羽幌町さんはこんな状況なので、来年は5億なら5億納めなさいというふうに言われるのだろうと思うのです。それに対して羽幌町は、国保税の収入とかも集めながら道に納めていくと。それがもし納付状況が率が下がれば町の持ち出しは、まさか道に対して滞納していいわけではないですから、町としてはどこかからかお金を、一般財源ということになるのかもしれませんが、そういったことで町が独自に取り組んできているような取り組みが何かぼやけてくるといいますか、それぞれ自治体によってまちまちですから、そういった納付状況とか。喜ぶ町もあれば、うちはちょっと厳しくなるなという町も当然出てくると思うのですが、その辺の対応ですね。有利になる、不利になる、そんな状況って出てこないものなのか、そこが私一番今疑問に思っているといいますか、その辺はいかがお考えでしょうか。
答弁 福祉課長 熊木良美(福祉課長は2017年3月まで)
お答えいたします。質問の内容につきましては、町が独自に行っているこの取り組みについてどうなるのかというようなことかなと思います。先ほど冒頭において金木議員がおっしゃったように、現時点においてはまだまだ詳細は決まっておりません。今どの内容なのかということで申し上げますと、国から道に対しまして都道府県における国民健康保険運営方針の策定作業に係る通知が来たというようなところであります。そういうようなことから、この通知に基づきまして国が方針を決定した後、各市町村に詳細が伝わってくるかなというようなところでありますが、今の予想されている部分でおきますと町の取り組み自体についてはどの程度の影響が出るかというようなことはまだ私ども把握しておりません。ただ、言われているのは特定健診率、それから特定保健指導実施率、あるいは保険料の収納率、こういうような数値がそれぞれの市町村における保険料に加味されるのではないかというような見方はしております。いずれにしましても、詳細についてはこれからということになりますので、その内容をきちんと捉えた上で対応していきたいなということで考えております。
再質問 2番 金木直文
私もこの件については、まだ漠然とした部分なので、私もはっきりは言えないのですが、ただ市町村が集めて行っていた事業を、それをただ全道的に一括したプールになるだけで、その中で使われる必要となる医療費とか支払われる医療費と私はほとんど差はないのではないかなと思うのです。やっぱり国保の財政状況、苦しい状態は全道一円にしたってやはり苦しい状況になるだろうと。ですから、本当に広域化するメリットはあるのかどうかというところで私は疑問に思っております。ただ、もう2年近く後には実施される中身、制度ですから、一地方議員が何だかんだ言ってもしようがないわけで、できるだけそうなったとしても、今取り組んでいる羽幌町の状況とか、今よりもよくなるような方向での対応とか、そういう考え方をやっぱりしていく必要があると思っています。この件については、全国の市長会だとか町村会のほうからも、国保事業は大変なのだと。広域化するだけでは解決しないよというふうにいろんなことあるごとに意見を出されているというふうに聞いています。もっと構造的なところに問題があるのだから、そこを見直せというふうにも言われているというふうに聞いております。まだまだこの問題、ある自治体ではもう既に今度2年後からこうなりますよというふうにホームページで説明したり紹介している町もあるのですが、羽幌町としてはいつごろからそういった広報なり説明なりはしていくつもりなのか、もし今お考えがあればお聞きしたいと思います。
答弁 福祉課長 熊木良美(福祉課長は2017年3月まで)
お答えいたします。先ほど言いました運営方針の策定がなされた段階において、市町村においても意見を聞く機会が持たれることになっております。そういう機会を捉えながら的確に道のほうに要望等を伝えていきたいというようなことがあるのですが、その方針の提示があった段階において、うちのほうで中身を確認した後、住民等に周知すべき点については広報等により周知していきたいなということで考えております。
再質問 2番 金木直文
この点については最後にしたいと思いますが、ある町の政策というか動きを紹介しながら、最後町長にお聞きしたいなと思っておりますが、上川管内の東川町です。写真の町として有名で、写真の町でまちおこしされていることで有名だと思うのですが、この町で今年の4月から高齢者の医療費の外来窓口負担分を無料にしたというふうにニュースが流れてきました。高齢者の外来負担分全額を助成にした。対象は75歳以上の町民、高齢者ですと。東川町では、子供の医療費も15歳まで無料ですので、全町民の約3割がこれで無料になったということであります。以前老人保健制度があったときには、よく高齢者が無料だった時代があったというふうに私も聞いておりますが、今この時期、この時代になって高齢者無料に踏み切った町があったのかということで私は驚きました。この町長さん、松岡町長さんとおっしゃいますが、今日の町の基盤を築いた先人たちへの感謝とともに、病気の早期発見、早期治療によって重症化の防止や介護度の進行抑制にもつながると思って実施したと。とりあえずは、3年間のモデル試験事業として、この3年間の中で実際に無料化して効果があるのか。医療費や介護の費用にどれだけ効果が出るのかということをきちんと調査検討したいということで、もし効果が、無料化にして医療費全体が下がるということの効果が見られるようであれば、さらに期間を拡大するということであります。広域化の問題と直接関係ないように思えるかもしれませんけれども、やはり国保の事業の医療費、必要となる医療費を抑えるといういろんな各町の取り組みの一つとしてこの東川町さん、非常に大きな決断をされたのかなというふうに思っております。今後こういった国保の広域化や医療費の削減、減らすというような取り組みをにらみながら、町長、どのような決意といいますか、どんな思いをお持ちなのか、今のところ率直なところでよろしいので、お聞きしたいと思います。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
金木議員の最後の質問ということでお問い合わせいただいたのは、東川町で行っている3年間モデル事業ということでやっている高齢者の無料化について羽幌町も行うかということが質問の趣旨でしょうか。まず、それで答弁させていただきますけれども、このことについて私も存じ上げませんでしたので、財務課も交えて担当課と検討してみたいと思います。
再質問 2番 金木直文
今すぐ言って、いきなりすぐどうだという迫るつもりはなくて、こういったことで大胆な政策に取り組んでいる町もありますよということをあわせて駒井町長なりの何かこういった制度、国保事業へのこういうふうに取り組んでいきたいのだというような思いがあればと思ってお聞きしたわけでありますけれども、この問題今回で終わるということではありませんので、引き続きその辺もまた担当課ともいろいろ検討されながら、何か目に見えた取り組み、対応がされることを期待して終わりたいと思います。