みんなの議会

富良野市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月20日

子どもの過ごす居場所における夏季の暑さ対策と空調(冷房)設備の設置について

2023年9月20日、富良野市議会の一般質問で、大西三奈子議員が「子どもの過ごす居場所における夏季の暑さ対策と空調(冷房)設備の設置について」質問し、教育委員会教育長 近内栄一、教育委員会教育部長 佐藤保が答弁しました。

質問者
大西三奈子 議員
答弁者
教育委員会教育長 近内栄一、教育委員会教育部長 佐藤保

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 大西三奈子

-登壇-通告に従いまして、質問いたします。子どもの過ごす居場所における夏季の暑さ対策と空調、冷房設備の設置について、3項目伺います。道内各地で猛暑に見舞われた今年の8月、お盆を過ぎても記録的な暑さが続き、本市の最高気温も36度を上回り、35度以上の猛暑日として熱中症警戒アラートが発令されるなど、道内の真夏日は35日連続で、過去最長を更新する状況でした。8月22日には、道内の伊達市において小学生が熱中症を疑う症状で亡くなられるという痛ましい事故があり、全道各地の小・中学校等では、熱中症対策として下校時間の繰上げや体育の授業中止、臨時休業等の対策が取られる事態でした。本市においても、学校の空調設備を含めて、児童生徒が置かれている環境が違うことから、学校ごとに対策を工夫して熱中症事故の防止に努められた状況にあったと理解しています。しかし、学校現場の教員による熱中症対策や家庭の協力は最大限の努力があった中、朝7時の段階で3階教室の室温は35度、2階が34度、そこへ40人にも及ぶ児童生徒が入室すると教室内は熱が籠もって息苦しさを感じるという現状において、これ以上の現場での配慮は限界があると感じました。今後、さらなる耐暑施策の必要性は、子どもたちの命に関わる健康面への配慮と学習環境に与える影響を考慮すると、先延ばしにできない重要な課題であり、対策を急ぐものです。文部科学省の公立学校の空調(冷房)設備の設置状況報告では、全国の小・中学校普通教室の設置率は95.7%に達する中、道内公立小・中学校では16.5%にとどまり、比較的冷涼な夏が続いてきた道内での設置率の低さが顕著となっています。しかし、このたびの非常事態とも言える道内の記録的な猛暑と学校現場の実態を受けて、道内各地で小・中学校等へのエアコン設置を検討する自治体が相次いでいる状況にあり、本市も例外ではなく、同様に検討すべき課題です。私の周りでは、教室の中は38度もあって授業を受けるのがつらい、周囲で感染症もあるから予防したいのに暑くてマスクがつけられない、教室が暑過ぎて息苦しい、具合が悪くても我慢するしかない、そういった生徒の声、また、保護者からは、対策の判断が遅いと思う、子どもの具合が悪く、仕事を早退して子どもの面倒を見ることになった、安心して預けられるはずの学童の環境を整えてほしい、こうした声が届けられています。また、小学生が教室で嘔吐するなど、熱中症を疑うような体調不良者が出ていた実態も伺っています。学校のみならず、子どもたちが過ごす環境を整えることは、子どもたちの健康と学びの機会を守るばかりでなく、安心・安全な教育・保育環境が教員や保育士への負担軽減、保護者の安心と働く環境の整備にまでつながっていくものだと考えます。子育てするなら富良野市で、全ては子どもたちのために、全ての子どもたちのために、以下質問いたします。1項目め、小・中学校における児童生徒の熱中症事故を防止するための環境整備について、3点伺います。1点目、学校現場の熱中症対策の状況について伺います。暑さ指数の把握と熱中症予防対策の状況、暑さによる体調不良の発生状況をお知らせください。また、現在の小・中学校のエアコン設置の状況、大型冷風扇や扇風機等の活用状況についてお知らせください。2点目、学校と教育行政の関わりについて、熱中症対策ガイドライン策定の考えを伺います。今回、全道各地の学校において、臨時休業等、様々な緊急対策がテレビ報道を含めて通知される中、本市の小・中学校の対応が決定するまでの間、保護者から学校や教育委員会に対して声が上がっていました。こうした緊急事態にも迅速に対応できるよう、教育委員会として、一定の基準を定めるために熱中症対策ガイドラインの活用が有効と考えます。策定の考えについてお聞かせください。3点目、冷房設備設置の考えについて伺います。過去の一般質問において、空調設備の設置については、学校施設長寿命化計画に基づく改修工事の中で整備を進める考えを示されましたが、その内容は、2029年までの第1期計画で、富良野小学校が現在終了し、次に西中学校が計画されています。そのほかの学校は、第2期計画の2039年までに整備することとなり、各学校の冷房が設置されるのはいまから10年以上も先の話です。この夏の記録的な猛暑となったことを踏まえ、各学校の児童生徒全員が安心して学校生活を送れるよう、早急に冷房の設置が必要と考えますが、見解を伺います。2項目め、学童保育における児童の熱中症事故を防止するための環境整備について、2点伺います。1点目、学童保育施設の暑さの状況、熱中症予防対策の状況、暑さによる体調不良の発生状況とその対応について伺います。夏休み中も保護者の仕事に合わせて学童保育を利用する児童の保護者からは、早急な対策を求める声が聞かれています。学童保育施設の現状をお知らせください。2点目、熱中症事故を防ぐために、学童保育を実施する施設内において暑さから避難できる場所の確保が必要と考えます。体調不良者の一時的な療養場所としても活用できる環境整備として、場所を限定してでも冷房設備を設置すべきと考えますが、見解を伺います。また、現在の扇風機や送風機だけでの暑さ対策では、気温も湿度も高く、施設内では熱風を回している状況にあることがうかがえました。限定的な冷房設備と併せて、涼風を送ることができる環境を整えて、児童の健康を守り、保護者が安心して働ける環境づくりが必要と考えますが、見解を伺います。3項目め、へき地保育所、山部、東山、あおぞらにおける園児の熱中症事故を防止するための空調、冷房設備設置について、3点伺います。1点目、現在、冷房設備が設置されている虹いろ保育所の効果について、室温や園児の過ごし方、体調などをお知らせください。2点目、冷房設備が未設置の保育所における園児の体調管理の方法など、熱中症対策の状況についてお知らせください。3点目、へき地保育所の全てに冷房を設置して、園児の健康や命を守る必要があると考えます。昨年、文部科学省が公表したデータを参考にすると、幼稚園の保育室における冷房設置率では、都道府県別に見て北海道でも約50%の設置率となっており、小・中・高校よりも大幅に高い設置率です。熱中症を引き起こすリスクが高いとされる乳幼児の過ごす保育環境の対策は、急がれると考えます。幼児を受け入れるへき地保育所への冷房設備設置に対する見解を伺います。以上、1回目の質問といたします。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-大西議員の御質問にお答えいたします。1件目の子どもの過ごす居場所における夏季の暑さ対策と空調、冷房設備の設置についての1点目、小・中学校における児童生徒の熱中症事故を防止するための環境整備についての暑さ指数の把握についてでありますが、学校規模や環境に応じ、各階、各学級などで授業前後に教職員が暑さ指数計や温湿度計を使った実測による把握をしながら教育活動をしてまいりました。児童生徒の暑さによる体調不良の発生状況についてでありますが、保健室を利用した児童生徒の中には暑さを訴えた児童生徒もおりましたが、医師から熱中症の診断を受けたケースはございません。学校現場の熱中症対策の状況についてでありますが、現在、市内の小・中学校におけるエアコンの設置状況については、富良野小学校の教室及び特別教室、東小学校のコンピューター室、樹海学校のランチルーム及び一部の教室、布部小中学校を除く小・中学校の保健室にエアコンを設置し、教室にエアコンのない学校においては大型冷風扇を複数台配置しております。次に、学校における熱中症対策ガイドラインの策定の考えでありますが、令和3年5月に環境省及び文部科学省から学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引きが出されており、本手引きを基に学校への指導助言を行っていることから、本市独自の熱中症ガイドラインの作成については現時点では考えておりません。各学校においては、学校保健安全法に基づき、熱中症対策を含めた学校安全計画及び危機管理マニュアルを作成し、教職員が的確な判断、円滑な対応ができる体制を整備するとともに、暑さ指数を用いた活動判断、熱中症予防運動指針や熱中症警戒アラート発表などを基に、臨時休業や授業の繰上げ、体育及び部活動の中止などの対策を取りながら、児童生徒の体調管理と熱中症事故の未然防止に努めております。次に、今後の各学校への空調、冷房設備の導入の考えについてでありますが、校舎内の図書室や会議室などを子どもたちが一時的なクールスポットとして活用できる環境づくりなど、学校施設の状況に合わせた対応を検討するとともに、学校施設長寿命化計画に基づく改修工事と合わせた空調設備の見直しを進めてまいります。また、これらの対応に必要な財源確保に向け、北海道市長会及び北海道都市教育長会を通じて、関連施設の冷房設備整備に当たっての補助制度の拡充について、国などへの緊急要請を実施したところでございます。2点目の学童保育における児童の熱中症事故を防止するための環境整備についてでありますが、現在、市内5館の学童保育センターの暑さ対策につきましては、扇風機を複数台使用し、窓を開けて室内の空気を循環させるなどの対応をしながら、気温が上昇した日には遊戯室での遊びを中止したり十分な水分補給をさせるなど、利用児童の体調管理に努めているところであります。そのような中、6月から8月の間に暑さで体調不良を訴え、施設内で休養した児童数は、市内5館で17名、うち保護者に早めのお迎えをお願いした児童数は7名となっております。このような状況から、入所児童が健康的に活動できるように、遊戯室などの活動空間につきましては、冷風扇や送風設備などを活用するほか、あわせて、暑さから一時的に避難、休息できる場所を確保するため、施設の一部に冷房設備の導入について検討してまいります。3点目のへき地保育所、山部、東山、あおぞらにおける園児の熱中症事故を防止するための空調、冷房設備設置についての虹いろ保育所の空調、冷房設備による効果でありますが、夏季の気温が高い日は、幼児の活動に支障がない室温に設定して管理しており、暑さにより体調不良となった子どもはいませんでした。その他の暑さ対策といたしましては、施設南側のカーテンによる日光の遮断や扇風機を使用するとともに、水遊びやプールで涼を取る機会を増やすことなどで子どもたちの体調管理に努めております。次に、空調、冷房設備が未設置の保育園児の体調管理の方法など、熱中症対策の状況についてでありますが、へき地保育所では、空調、冷房設備が未設置であることから、環境省の示す熱中症環境保健マニュアルを参考に熱中症の予防に努めております。各保育所の暑さ対策といたしましては、施設南側のカーテンによる日光の遮断や扇風機の使用で施設内の温度上昇を抑える工夫をしながら、保育室のほかにホールや廊下などの温度を測定し、活動しやすい場所で保育を実施しており、また、屋外活動を控え、おやつに氷菓子や果物を取り入れたり、昼食時や午睡後の検温、活動中や午睡前後の小まめな水分の補給、水遊びやプールでの活動により涼を取る機会を増やすなど、子どもたちの体調管理に努めております。今後の空調、冷房設備の整備につきましては、各へき地保育所の状況を見ながら、効果的な方法について検討してまいります。以上でございます。

再質問 9番 大西三奈子

それでは、順次、再質問させていただきたいと思います。まず、1項目め、小・中学校における対策、環境整備についてです。1点目の暑さ指数の把握ですとか、それから、暑さによる体調不良の発生状況ということでお伺いさせていただいた部分です。暑さを訴えて、保健室を利用したケースはあったけれども、医師の診断には至っていないということですけれども、要するに、熱中症を疑うケースというのは、これではなかったというふうに判断をされているのかどうかなというふうに思いますけれども、嘔吐とか頭痛があった場合については、マニュアルの中でも、医療機関への受診を勧めるだとか、そういった基準もあったかと思います。こういった現場での対応、これは適切な状況にあったのか、そして、医師の診断を受けていないということに対する委員会としての認識はどういうふうに持たれているのか、お伺いしたいと思います。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

大西議員の再質問にお答えいたします。いま、保健室を利用した児童生徒はいたけれども、その中で熱中症という診断には至っていないというような答弁に対する御質問かと思います。学校で嘔吐された、また頭痛などで、今回、保健室を利用の把握に努めてきておりまして、頭痛だとか、あと、だるさだとかがあるのですけれども、それが全て暑さによるものなのかどうかというのは非常に分かりづらい部分がありますので、そのような教育長答弁となったところではあります。学校の対応としてどうだったのかというところですけれども、各学校のほうでも、保健室利用の計画とかをつくってございますし、先ほどの危機管理マニュアルですとか、学校保健の計画ですとか、そういったところの対応を各学校で適切にされているというふうに捉えてございます。以上でございます。

再質問 9番 大西三奈子

適切な現場での対応があったので大事に至らなかったというふうに考えていらっしゃるということで、受け止めさせていただきました。その中で、実際に、熱中症と判断できる、できないは別として、暑さを訴えた児童生徒もいたかと思いますけれども、実際に、昨年度、予算の中で大型冷風扇を導入するということで各学校に何台も設置していただいた状況にあると思います。この大型冷風扇によって、実際に学校の環境衛生基準で28度以下が望ましいと示されておりますけれども、今回のような猛暑日が続くと、実際にはそこに至ることは現実的に難しかったのではないかなというふうに私も当然理解をしております。その中で、冷風扇の使い勝手という部分で、涼しくはなるのですけれども、かなり騒音が響いて、実際に教室の中で生徒、児童が発言しているのが聞こえなくて止めなければなかった、そういった実態もあったというふうに私も児童生徒ですとか学校現場からもお伺いをしております。こういった部分の改善も必要ではないかと思いますけれども、使い勝手の現状把握をどのようにされているのか、お伺いしたいと思います。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

大西議員の再々質問にお答えいたします。令和4年に導入した冷風扇の使い勝手ということで、私も学校のほうは何校か回っておりまして、夏場の訪問時には、やはり、ほとんどの学校で暑い日は冷風扇を使っているものと思っております。確かに、大西議員のおっしゃるとおり、音というのは少々あるところかとは思っております。ただ、教室に、直接、冷風扇を近くでやったりとかという使い方よりは、廊下とかで使っている、教室の中については、やはり、先生の授業の声が聞こえなかったりというような状況も考えられていたと思いますけれども、扇風機を数台利用して暑さ対策というのはされているというふうに思っております。ですから、大型冷風扇と小型の扇風機だとかサーキュレーターとか、送風機ですか、そういったものを併せながら、少しでも教室、授業の環境をよくするように各学校は努めているものと捉えてございます。以上です。

再質問 9番 大西三奈子

各学校で大型冷風扇を使用しながら努力もされているのですけれども、環境として、この暑さではかなわないというような現状も起きているかと思いますので、今回、冷房設置ということで、もう一歩踏み込むべきと思って質問に立たせていただいています。その中で、2点目なのですけれども、まず、現場での対応というところも今回はすごく重要視されたかと思います。熱中症ガイドラインの手引きを基に指導助言を行っているので、独自に策定は現時点では考えていないということの答弁でしたけれども、私がなぜこのガイドラインを策定すべきというふうに考えているかという部分なのですけれども、実際にインターネット等でほかの自治体の参考事例も出ております。その中を読み込んでいきますと、今回、富良野市教育委員会が学校現場に出した危機管理マニュアル等の中身と比べましても、内容は一致しているものだと理解しています。しかし、もっとより具体的な対応策が教育委員会から学校現場に示されているというのも実際に他の自治体では事例としてあるかと思います。例えば、アラートが発表されたときには、時系列で具体的にどういった行動をしていけばいいのか、そして、暑さ指数に応じた行動の目安ですとか職員の役割分担、こういったところまで詳細に記載がされておりまして、目安というところで委員会の示しがあるものだというふうに考えております。実際に、保護者からも判断が遅いという声も出たかと思うのですけれども、やっぱり、緊急事態に迅速に対応できることが大事だと思いましたので、こういったガイドラインの策定を求めております。これに対する見解をお伺いしたいと思います。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

大西議員の再々質問にお答えいたします。いま、学校における熱中症対策ガイドラインの市教委独自、富良野市独自の策定についての御質問かと思います。考え方といたしまして、教育長からの答弁のとおり、文部科学省、環境省から出ているガイドライン作成の手引き、これを基に各学校に助言してきているわけなのですけれども、今回、こういった記録的な暑さはいままではやっぱり経験してこなかったものだと私も捉えてございます。こういった暑さがあった中、いま、まだ1か月ぐらいなものですから、各学校のそれぞれの対策、対応というのは、大ざっぱなところでは把握しながら、先月、8月30日にありました校長会の中で、各学校でどういった対応を取られていたかというのはお聞きしたところではあります。ただ、それを次年度にどういった対策に持っていくかというところまでは、まだ暑さが続いている状況ですので、それぞれの学校で取っている対策をそれぞれの学校で参考にしながら対応を取っているという状況であったと捉えてございます。この後、具体的にどういったところで各学校が困ったのかというところは、調査研究していかなければならないところだと思います。その上で、そういった細かなガイドラインというのが必要かどうかというところは、また、校長会、教頭会と話合いしながら考えていければと考えております。以上でございます。

再質問 9番 大西三奈子

いまの答弁で、各学校現場と話合いをしながら今後進めていく考えということで聞けました。大変大切なことだと思います。私は、教育行政の責任というのは、教育長をはじめ、教育委員会、そして学校現場というふうになっていくのではないかと思います。今回のこの猛暑というのが、非常に災害級だったのではないかという点から考えますと、やっぱり、一定程度、教育委員会の考え方、こういったものを示しながら進めていくことも必要だったのではないかというふうに思っています。ただ、学校の休業等の判断をするのは校長の判断という、そういうルールもあるかと思いますので、ルールに沿って学校現場に合わせてということは理解しております。しかし、今回の事態というのは、マニュアルどおりで進んでいくばかりではなく、やはり、一定の方向を学校とともに考えて、そして、その方向性というものを、目安を含めて、ある程度見解を一致させていくということが必要かと思いますので、そういった意味では、いま、暑さも大分過ぎてはいくと思いますけれども、ぜひ、令和6年に向けてそこら辺の整理という部分を進めるべきではないかと考えますけれども、いかがでしょうか。

再質問 9番 大西三奈子

いまの部分ですけれども、令和6年の夏に向けての整備ということで、早急に対応すべきではないか質問させていただきました。それについて答弁を求めてもよろしいでしょうか。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

大西議員の再々質問にお答えいたします。先ほど部長から説明させていただきましたけれども、現時点でそれぞれの学校の状況を把握しながら検証しているところであります。そういった中で、私が把握している限りにおいては、学校によってはかなり進んでいるところもございます。東中学校の危機管理マニュアルをお時間があったら見ていただきたいと思うのですが、大西議員がおっしゃっていたこと、かなり詳細に、対応策も含めて危機管理マニュアルの中で出されている、そしてまたホームページでも出されているということで、こういった事例も含めて、全ての小・中学校で対応できるような形を取っていきたい、そんなふうに考えております。以上でございます。

再質問 9番 大西三奈子

3点目の質問に移らせていただきたいと思います。冷房設備の小・中学校への設置の考えについて質問させていただきました。一時的なクールスポットの検討を進めていきたいということで答弁がありましたけれども、学校の中では、やはり、安全に安心して教育活動ができるというのが、学校現場に置かれている、教育委員会としてのお務めではないかというふうに考えております。ですので、長期で長寿命化計画に沿った形で設備の見直しを進めるという答弁ですけれども、この考えですとかなり先まで延びていくのかというふうに思いました。しかし、早急に冷房の設置が必要と考えるという点で、この見直しというのはどういう意味合いで、私の中では、この数年の間に計画を見直していくべきではないかというふうに思っておりますけれども、そこの見解についてお伺いしたいと思います。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

大西議員の再質問にお答えいたします。学校施設長寿命化計画に基づいた整備であると非常に時間がかかる、冷房設備についての見直しというのを考えているかというような御質問かと思います。この間、多くの学校がある中で、各教室だとか、各特別教室だとか、緊急に全てを整備していくというのは非常に大がかりな計画になってきてしまいます。そういったところでいけば、財政的にどうなのだというようなことにもなってきます。ただ、いま、市長会ですとか教育長会議、そういったところで国等への要望というところで出しております。大規模な整備ばかりではなくて、また、補助金のかさ上げとともに、例えばリースだとか、いろいろな面で支援できないかというような要請をしているところであります。そういったところは今後決められていくところでありますので、それに合わせながら、富良野市のほうでもどれぐらいの費用が実際かかっていくのかというところは試算していく必要が、今回の暑さを捉えて考えていかなければならないと考えております。それで、計画の見直しというのに入っていくのかというところでいきますと、それも併せて、またそれとは別にも考えられないかというところは研究していく必要はあるだろうというふうに考えております。以上です。

再質問 9番 大西三奈子

いまの答弁ですと、やはり、財源の確保というところが大きな課題になってくるのかというふうに思います。これは、富良野市だけではなくて、全国的に同じ課題を抱えて、特に北海道内は設置率が低い中で、財源確保に向けてということで同様の課題があるというふうに認識しています。そして、全国の都道府県教育委員会連合会でも令和5年7月19日に予算要望が出されていまして、全国の教育長協議会といった方々の要望書も出ているものを見ますと、やはり財源の確保というのが重要で、要望に上がっていましたし、リースを含めて、いまある予算、国が出している交付金では、使い勝手という部分と、予算規模としてさらに拡大を求めているのだというのも理解はしております。そして、富良野市でも、市長会、教育長会として動かれているというところでは、そういった要請活動も行っていますけれども、市のあらゆる財源、例えば、基金ですとか、それから、ふるさと納税の活用、あるいはクラウドファンディングの活用だとか、そういった部分を含めてあらゆる手段を講じてでも早急に対策を取って、子どもたちの健康、命を守る、そして学校現場が快適な場所になる、こうした取組が必要ではないかと考えますけれども、この認識について見解をお伺いしたいと思います。

再質問 9番 大西三奈子

ただいまの質問は一度取り下げさせていただきまして、もう一度質問し直したいと思います。これまで、緊急で行政活動を実施されてきたということで答弁をいただきました。これからも、こういった要請活動等を通して、早急に冷房の設置が実現できるように向かうということについて、お考えはいかがでしょうか。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

大西議員の再質問にお答えいたします。この間、市長会、それから教育長会と連携を図りながら、学校だけではなくて、保育現場だとか、いろいろな場所の空調設備等の導入に関する支援策、それから、その手法も、先ほど大西議員がおっしゃられていたリースだとか、そういったことも含めて多様な選択肢、そういったものを求めてきているわけですけれども、そういった根底には、やはり、いままでのように、エアコンが全てではない、あるいは導入が全てではないということで、少しでも子どもたちの命をしっかりと守っていく、そういった環境づくりを総合的に考えていくと。ですから、学校全体を、例えば長寿命化計画で整備するとか、そういったことだけではなくて、小回りの利く形で、先ほど御答弁させていただいたように、クールスポットを用意するとか、いろいろな選択肢に対応できるよう、そういった制度設計を国にも求めますし、また、そういった中で、何が短期間でできるのか、それと、もう一つ考えなければいけないのはエコですね。エコフレンドリー、環境に優しい、こういったこともあります。エアコンを使うことで環境に負荷がかかるということもございます。そういった意味では、できるだけ環境に負荷をかけないで、しかも、校舎の構造をしっかりよいものにしていく中で、その校舎の特性に応じた形で考えていくということが重要かというふうなことで、総合的に考えながら今後の整備に当たってどのようなことをしていったらいいのか、学校現場ともしっかり連携を図りながら進めていきたいと考えています。以上です。

再質問 9番 大西三奈子

いま、心強いお言葉をいただきました。学校現場についての整備を早急に進めていくべきと質問させていただいていますけれども、続きましての2項目めも、学童保育の環境整備というところで冷房の設置を求めております。まず、先ほどの答弁の中では、暑さで休養された方が17名いて、そして早退された方も7名ということで、これも現場ではすぐ保護者に連絡を取って迎えに来ていただいてということで対応された結果、大事に至っていないということで理解をさせていただきました。その中で、一部に冷房設備の導入を検討するということで、私も、一時的な療養場所として活用できる環境整備ということで訴えておりますので、ここは一致しているものと思っております。この冷房の導入の検討につきまして、それから、先ほど冷風扇の活用ということもお話しされましたが、こちらも、令和6年の夏までに準備を整えていくことが可能なのかどうか、教育委員会のお考えをお伺いしたいと思います。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

大西議員の再質問にお答えいたします。学童保育センターにおける冷風扇ですとか、あと、一時退避するような部屋の冷房設備、令和6年に向けてというところなのですけれども、まず、めどが立っているところでいけば、冷風扇につきましては、お下がりにはなるのですけれども、令和4年度閉校いたしました布礼別小学校で3台、こちらのほうは融通をつけることができましたので、先週、市内の五つある保育センターの中の3か所にまず導入して使っていただける、その後どれぐらい暑さがというところがありますので、いま使われているかどうかは確認はしていませんけれども、いま、置いている状況にございます。次に、施設の一部に冷房設備の導入について、令和6年に向けた検討ということでございますけれども、冷房設備の規模とかというところも、施設を見ながら、また、建築だとかの専門の見方とかもありますので、どういった方法でつけるのがいいかというところは、いまはまだ調査中ではあります。ただ、今回、このような非常に暑かった夏、令和6年以降も続くのではないかとすごく懸念しているところであります。今回、この夏でちょっと調べたところ、5施設で17名が体調不良を訴えた、そのうち早退したお子さんが7名ということであれば、これは早めの対応が必要なのかなというふうには考えてございます。令和6年に向けての設置というところでいけば、ほかはどういった方法もあるのかというのも検討しながらではあるのですけれども、そういった体調不良の子が出ないような対応を取っていきたいと考えております。以上でございます。

再質問 9番 大西三奈子

それでは、3項目めのへき地保育所、山部、東山、あおぞらの保育所における冷房の設置についてということの質問に移らせていただきたいと思います。1点目で、虹いろ保育所の効果というものをお伺いしました。体調不良を起こすお子様はいらっしゃらなく、また、適温を保つことができたというふうに私は理解しましたので、これは効果があったものというふうに受け止めました。そういった点から、やはり、小さい月齢のお子さんですと自分で熱中症を防ぐというのは難しいことですので、効果的にへき地保育所に冷房設備を設置するということに対して検討されるということで答弁いただいたことは非常に有効かと思っております。実際に、効果的な方法、これはどういったことを考えられているのか、お伺いしたいと思います。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

大西議員の再質問にお答えいたします。へき地保育所での冷房設備というか、冷涼な環境にというところかと思います。へき地保育所3か所は、建物もそれぞれでございますし、気候というところも、高台も令和5年は暑かったとは思いますけれども、比較的、富良野の中でも冷涼なところもあろうかと思います。ただ、今回、3施設でも聞き取りとかもさせていただいているのですが、やはり、気温が30度を超えるような暑さの中での保育、先ほど教育長の答弁にもあったとおり、それぞれ工夫しながら暑さしのぎをさせていただきながら保育してきたところではございます。快適なというか、冷涼な環境というところでいけば、先ほど音という問題もありましたけれども、冷風扇、それが効果的な、例えば大広間、遊戯室とかを使うときにそれが有効であればそういったものを活用することも一つだと思いますし、また、冷房に子どもを当て続けるのがいいかというと、私は、そうではない、または、そうではないと考える親御さんもおられるかと思いますので、そう言いながらも暑さしのぎをしていくような場所というのが必要だと思います。そういったところで考えれば、いろいろなものを組み合わせながら、冷風扇、扇風機、また、大きな部屋ではなくても、そういった涼しい部屋をつくるというところは必要だと考えております。以上でございます。

再質問 9番 大西三奈子

いまの説明を伺っていますと、冷風扇、扇風機ということだったかと思います。その中に冷房設置ということは、いま、答弁の中では出なかったかと思うのですけれども、私が考える効果的な方法という部分につきましては、やっぱり、子どもたちの体をしっかり休めてあげて、そして元気に遊び回れるという環境をつくっていくことが大事ではないかと思いますので、そういった時間に冷風扇ですとかなり騒音で、眠れないだとか、睡眠の妨げを起こして、それを引きずって午後からの活動に影響が出て、疲れて、また翌日、体調を崩して、そういったことのないように効果的に対策を取られるということでいきますと、しっかり体を休めてあげる時間を取れるかどうかということも大事になるのではないかと思います。先ほど、風に当て続けるのが果たしていいのかどうかという部分も、健康面もありますけれども、そういった部分で効果的な方法とは体をしっかり休める時間を取れるかどうか、確保できるかどうか、適切な温度を保つことができるのかどうか、こういったところに焦点が当たるのではないかと思いますが、お考えをお聞かせください。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

大西議員の再々質問にお答えいたします。子どもたちの活動で、休むためにもそういった冷涼な部屋が必要ではないか、そのために冷房設備というのはやはり必要ではないかというような御質問かと思います。いま、どういった方法が冷涼な環境をつくるかというのを調査しているところではございます。その中の一つに、大がかりなものとはならなくても、そういった冷房も考える内容の一つではあると思っております。いずれにいたしましても、お子さんたちが安全・安心な場所での保育というところは、公立に限らずですけれども、そういった環境をつくっていくというところは必要だと思ってございますので、それらを含めた検討、研究、調査を進めていければと考えております。以上です。

出典:富良野市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月20日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる