みんなの議会

富良野市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月24日

(1)「ひと」が利用しやすいトイレについて/(2)若者に寄り添う取り組みについて/(3)子どもたちに寄り添う取り組みについて

2022年6月24日、富良野市議会の一般質問で、大栗民江議員が「「ひと」が利用しやすいトイレについて」「若者に寄り添う取り組みについて」「子どもたちに寄り添う取り組みについて」について質問し、市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、教育委員会教育部長 亀渕雅彦が答弁しました。

質問者
大栗民江 議員
答弁者
市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、教育委員会教育部長 亀渕雅彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 大栗民江

-登壇-通告に従い、一般質問します。1件目は、人が利用しやすいトイレについてです。1項目、男性用個室トイレへのサニタリーボックス設置についてです。先日、埼玉新聞1月31日付から2回にわたって掲載された日本骨髄バンク評議員の方の記事を埼玉県の議員から送っていただきました。記事は、近年、前立腺がんや膀胱がんなどの増加に伴い、男性で尿漏れパッドを着用する人が増えていますが、男性用の個室トイレにはほとんどごみ箱がないため、使用したパッドの捨て場所に人知れず苦労している男性が多い、当事者となって困る前にみんなで何とかしませんかと問題提起を促す内容でした。この投稿をきっかけに、埼玉県では、男性用トイレへのサニタリーボックスの設置を進め、男性患者などに配慮した環境づくりに取り組まれているとのことでした。いまや2人に1人ががんと診断される時代ですが、後遺症と闘いながら社会参加や職場復帰をする人がとても多い時代になりました。がんサバイバーのみならず、他の疾病や加齢によりパッドなどを利用する人も多くいます。富良野市では、各地域会館でふれあいサロンを開催しており、私もボランティアとして参加していますが、以前、サロン終了後、トイレ掃除をしていたときに、男性用個室トイレの便器の後ろに紙おむつが隠すように置かれていたことがありました。地域のサロン関係の役員に相談をして、地域会館に未設置だった女性と男性の個室トイレにサニタリーボックスを設置する対応をしていただいたことがありました。市民の中には、術後、御主人の外出に協力し、男性用トイレで取り替えたパッドを持ち帰ることができないときは奥さんが女性用トイレに捨てるなど、社会参加に向け、御夫婦で苦労されているお声もお聞きしました。市民が気兼ねなくトイレを利用できる環境づくりは、健幸都市を掲げる富良野市として大切な視点であると思い、質問してまいります。1点目は、本市の市有施設の男性用個室トイレへのサニタリーボックスの設置状況はどのようになっているのでしょうか。2点目は、市民の中にも苦慮されている人もいることから、まずは公共施設から男性用個室トイレにサニタリーボックスの設置を進める取組について考えをお伺いします。3点目は、不特定多数の市民が利用する民間施設にも協力を働きかけていくなど、市は率先してこの課題に取り組むべきと考えますが、見解をお伺いします。2件目は、若者に寄り添う取組についてです。1項目、看護学校における生理の貧困問題などの取組についてです。長引く新型コロナウイルスの感染対策の中で取り上げられるようになった生理の貧困という問題でありますが、生理は女性の生涯にわたる健康上の課題として今後も続いていくことであり、私ども富良野市議会女性議員4名は、男女がともに活躍でき、誰一人取り残されることのない持続可能な地域社会づくりの一環として、児童生徒、学生たちが安心して学校で学び、健やかに成長するため、昨年、学校のトイレなどに生活必需品として生理用品を無償設置することに関する要望書を提出させていただきました。コロナ禍により顕在化してきた様々な要因による女性の負担軽減を図るため、若者に寄り添う取組について質問してまいります。1点目は、昨年、市長、教育長、看護専門学校長にそれぞれ要望書を提出させていただきましたが、看護専門学校における女性用トイレなどへの生理用品の設置、利用状況についてお伺いします。2点目は、生理用品配備について、今後の取組の考えについてお伺いします。3件目は、子供たちに寄り添う取組についてお伺いします。1項目、学校における生理の貧困問題などの取組についてです。この項目は、令和3年第3回定例会に続き、今回、2回目の質問となります。先日、富良野緑峰高校に子供が通学している保護者より、管内スポーツ大会が富良野高校で開催された折、他校から試合に来た女子選手から、富良野の高校は女子トイレに生理用品を置いている、手持ちがないときは本当に助かる、いいなと言われたと娘さんから聞いた話を教えてくれました。部活動や少年団活動をしている女生徒たちは、生理に関する心配事を持ちつつも、スポーツが好きで各種活動に打ち込んでいます。思春期の頃は、特に周期が不安定になりがちなので、子供のことを心配される保護者の声も聞かれます。富良野の小・中学校においても、児童生徒たちが安心して学校生活や各種活動が送れるよう、子供たちに寄り添う取組について質問してまいります。1点目は、前回、生理用品を保健室プラストイレに配置する考えについて行った質問では、現在、トイレのほうには各学校は設置していない、学校とも協議をしながら検討していきたいとの御答弁でした。その後、学校との協議、小・中学校女子トイレへの生理用品の設置、利用状況はどのようになっているのでしょうか、学校での取組についてお伺いします。2点目は、生理用品配備について、市として今後の継続の考えについてお伺いします。3点目は、前回、行政に求められている支援や施策、大規模校でのモデル事業を試行し、実態調査をする考えについての質問では、国の子供・若者育成支援推進大綱(令和3年4月)では、子供の貧困問題への対応として、新たに学校において月経に関する指導を行うとともに、生理用品を必要とする児童生徒への対応がなされるよう、教育委員会などに対し、促すことが示されたところであると述べられ、生理の貧困対策について他自治体の先行事例も参考に、必要かつ効果的な対応を検討してまいりますと御答弁をいただきました。生理の貧困は、生理に関する様々な貧困が心や体への負担や偏見、生きにくさなどを生み出していく問題もはらんでおります。ゆえに、子供の貧困問題など、福祉の支援を必要とする子供たちをキャッチする仕組みも重要と思い、子供・若者育成支援推進大綱に基づく子供の貧困問題に対する対応について本市の取組や考えをお伺いします。以上、1回目の質問とさせていただきます。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-大栗議員の御質問にお答えします。1件目の人が利用しやすいトイレについての1点目、男性用個室トイレへのサニタリーボックス設置についてでありますが、現在、保健センターでは男性用個室トイレにサニタリーボックスを設置しておりますが、本庁舎をはじめ、その他の市有施設においては設置しておりません。前立腺がんや膀胱がんに罹患しているなど、様々な理由で尿漏れパッドを着用している男性が気兼ねなくトイレを利用できるように、今後、市有施設の男性用個室トイレへのサニタリーボックス設置を進めてまいります。また、男性トイレにもサニタリーボックスの設置が求められている状況について、広報紙などで周知を行い、民間施設にも協力を促してまいります。2件目の若者に寄り添う取組についての看護専門学校における生理の貧困問題などの取組についてでありますが、令和3年8月、看護学生に対し、生理用品に関するアンケート調査を実施した結果、ほぼ全ての学生が生理用品の購入ができている、余裕を持って生理用品の準備ができていると回答した一方、生理用品を常備する必要はとの項目については、7割の学生が必要あると回答したところであります。その結果を踏まえ、生理用品を一定程度常備する必要があるものと判断をし、試行的に令和3年9月から、衛生及び管理面を考慮し、女子更衣室に常備したところであります。これまでの使用状況でありますが、使用している学生は約6割近くおり、1日当たりおおむね二、三個使用している状況にあることから、生理用品を常備することにより、緊急時においても学生が安心して学習に取り組む環境づくりにつながっているものと考えており、今後におきましても引き続き常備してまいります。以上です。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-大栗議員の御質問にお答えいたします。3件目の子供たちに寄り添う取組についての1点目、学校における生理の貧困問題などの取組についてでありますが、小・中学校の女子トイレへの生理用品の設置、利用状況については、令和3年9月から、緊急時に使用したい子供たちのために全ての小・中学校の女子トイレに生理用品の設置をしているところであります。学校に対して、使用状況についての報告は特に求めておりませんが、子供たちの安心のために今後も設置を継続してまいります。次に、国が策定した子供・若者育成支援推進大綱に基づく子供の貧困問題に対する本市の取組や考え方についてでありますが、子供の貧困問題に対応していくためには、教育分野、福祉分野における関係者の連携、協力が重要と考えており、引き続き、庁内の関係部署はもとより、学校や福祉及び民生委員、児童委員などの関係機関との連携を密にし、情報の共有をしながら必要な支援につなげてまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 5番 大栗民江

大変前向きな御答弁をいただいたと思っております。その中で、最後の3件目の質問について再質問をさせていただきたいと思います。いま、教育長のほうからるる御答弁がございました。3件目の子供・若者育成支援推進大綱のほうでは、北海道のほうでも北海道子どもの貧困対策推進計画というのが策定されておりまして、そこの中では、国の大綱で示されているものに加えて、北海道独自の指標も設定をしております。その中では、子どもの貧困対策推進計画を策定した市町村の目標値を令和6年度までに全市町村、そして、子供の居場所がある市町村数を全市町村と、北海道は独自にこの計画をつくっており、そういう中、富良野市では、私は、子ども・子育て支援事業計画、これができていると思うのですが、国の子供・若者育成支援推進大綱に基づいてこの計画をさらに膨らませたり包含したりしながら、子供の生理用品ですとかの配付及び貧困問題対策をしっかりとこの計画の中に位置づけてやっているところもあるという中では、本市においても、子供の意見を聞いてど真ん中でやっていくには、情報の共有もしながら必要な支援につなげていくということでございましたが、ここへの取組は北海道の子どもの貧困対策推進計画に基づいての富良野市としての考えはいかがなものでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)

大栗議員の再質問にお答えいたします。子供・若者育成支援推進大綱に基づいて、北海道は子どもの貧困対策推進計画を立てている、それに基づいた市町村計画はどのように考えているのかという御質問かと思います。ほかの自治体等々の状況も見させていただきますと、本市でも作成をさせていただいております子ども・子育て支援事業計画、この中でこの貧困問題に対しまして具体的な施策ですとか取組を載せているところが大半かというふうに思っています。そんな部分では、いま現在の計画につきましては令和2年度からの5年間の計画でありますので、次期計画の中では貧困対策等々の部分も盛り込んでいくことが必要かなというふうには思っているところであります。以上です。

質問 5番 大栗民江

次期計画の中でという御答弁でございました。そういう中、北海道では、国の大綱に基づいて、令和3年6月30日現在、51市町村が実は策定をしております。それが、別計画として策定されているところもあれば、先ほど、教育部長がおっしゃった計画の中に包含をしたり、また、追加的に計画を策定したりという中で取り組んでいくという中では、そういうように次期計画のときと言わないで、北海道は令和6年までに全市町村をこの計画と子供の居場所づくりでは求めているわけですので、しっかりとその計画の中に生理の貧困問題だとかも位置づけて取り組んで対応している自治体もあるという中では、次期見直しという前に、包含的に、追加的にこの取組を考えていくということはいかがでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)

大栗議員の再々質問にお答えいたします。次期ではなく、早くという御質問ではありますけれども、国も含めまして、まずは、一つは計画の設置が義務というふうには捉えておりません。そんな中では、一つは努力目標でありますので、いま、令和6年度までというふうなお話もいただきましたけれども、ちょうど時期が令和6年度で切れて7年度から新たな部分になります。そんな部分では、令和6年度には見直しの部分も入ってまいりますので、その中で子供の貧困対策等の部分もしっかりと対応していきたいというふうに思っているところであります。以上です。

質問 5番 大栗民江

私の質問の仕方がちょっと変だったかなと思うのですが、1回目の質問でも壇上で述べさせていただきましたが、前回も一般質問をこの項目ではしております。今回で2回目になります。ちょっと内容が膨らんでおりますけれども、前回、教育長からは、国の子供・若者育成支援推進大綱、これは令和3年4月でございます。これでは、子供の貧困問題への対応として、新たに学校において月経に関する指導を行うとともに、生理用品を必要とする子供、児童生徒への対応がなされるよう、教育委員会などに対して促すことが示されたと述べられて、そして、生理の貧困対策については、他自治体の先行事例も参考に、必要かつ効果的な対応を検討してまいりますという御答弁をいただいたのでございますが、北海道としっかりと呼吸を合わせて取り組んでいくという考えはいかがでしょうか。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

大栗議員の再々質問にお答えいたします。子供・若者育成支援推進大綱については、令和3年の4月ということで、それから半年もたたない間にいろいろ御質問いただいた中で、迅速に対応すべきだということで、そういった趣旨を踏まえて、全ての小・中学校の女子トイレに生理用品を配置しているところでございます。機会がございましたら、それぞれの学校へ訪問できますので、ぜひ御覧いただきたいと思いますが、個室にも用意されているというふうなことがございます。ですから、これについては、試行とかではなくて、本格的に設置して、今後もやっていこうというふうなことでございます。御質問の中の子供・若者育成支援推進大綱、実は、これは、子供の貧困だけではなくて、総合的に子供を育成していこうということで、例えば、非行の防止だとか、障害のあるお子さん方をしっかり差別なく支援していこうだとか、あるいは不登校、ひきこもり、そういったことについて総合的に支援していこうと、それを、学校だけではなくて、社会全体でやっていくような、そういった取組がこの大綱の趣旨でありまして、もう一つ、北海道の取組というのは、これは、令和元年の子供の貧困宅に関する大綱、御存じだと思いますけれども、これを踏まえてのことだというふうに考えておりまして、そういった中で、子供の貧困については貧困で、子供・若者育成支援推進大綱についても記載されているところでありますので、その辺りを総合的に本市としては考えていきたいというふうなことでございます。ですから、進めるべきところは着々と進めていくというふうな考え方でございます。以上でございます。

出典:富良野市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月24日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる