みんなの議会

富良野市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日

(1)スマート農業の進捗状況と新規就農における現状と課題について/(2)農地の円滑な流動化に向けた対策について/(3)アグリパートナー事業の実績と課題について

2020年9月16日、富良野市議会の一般質問で、後藤英知夫議員が「スマート農業の進捗状況と新規就農における現状と課題について」「農地の円滑な流動化に向けた対策について」「アグリパートナー事業の実績と課題について」について質問し、市長 北猛俊、農業委員会会長 及川栄樹、経済部長 川上勝義、農業委員会事務局長 井口聡が答弁しました。

質問者
後藤英知夫 議員
答弁者
市長 北猛俊、農業委員会会長 及川栄樹、経済部長 川上勝義、農業委員会事務局長 井口聡

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 17番 後藤英知夫

-登壇-さきの通告に従い、質問いたします。1件目は、スマート農業の推進状況と新規就農における状況と課題について伺います。1点目に、スマート農業の推進における現状と今後の展開について伺います。本市の農家戸数の減少や1戸当たりの耕作面積の増大、働き手の不足など、農業を取り巻く環境の変化に対応し、農業を持続、発展していくためにも、IT技術等を用いた農作業の省力化、効率化に取り組み、労働負担の軽減が期待できるスマート農業をより一層推進していくことが望まれます。平成29年度より、市単独の助成事業を初め、スマート農業の普及促進を図ってきましたが、これまでの実績と効果についての見解を伺います。また、スマート農業研究会について、本年度の市政執行方針で述べられており、代表質問の中でも質問いたしましたが、詳細については答弁いただいておりませんので、構成メンバーや設立の目的と役割、進捗状況についてお尋ねします。2点目に、新規就農者の状況について伺います。農業者の高齢化、後継者不足などに伴い、農村地区の人口減少、農村機能の低下が見られることなどから、農業の担い手対策として、平成28年2月に富良野市農業担い手育成機構が設立されました。以前にも新規参入者の育成体制はあったものの、担い手機構が設立されたことにより、新規就農に関する窓口が一元化され、関係機関との連携が図りやすくなり、また、指導体制の整備、事前に就農地を確保することなどにより、スムーズな就農への道筋が確立できたと考えます。新体制になってからの就農実績と評価、研修制度の中での課題について、また、担い手機構による新規就農者に対するフォローはどのように行っているのか、伺います。2件目は、農業委員会に伺います。農地の円滑な流動化に向けた対策についてお聞きします。本市の農業においては、多くの品目が作付され、ハウス栽培などの施設型、露地野菜や畑作物を栽培する土地利用型、複合型、酪農を中心とした畜産など、農業形態も多様であります。また、後継者、担い手の有無や農地の拡大意欲なども地域間によって大きな違いがあると感じます。以前は、農家戸数も多く、地域内だけで流動化が進んでいましたが、現在では地域外に土地を求める動きも多いと思います。農地の円滑な流動化に向け、今後の方向性について伺います。3件目は、アグリパートナー事業の実績と課題について伺います。第3次富良野市農業及び農村基本計画によれば、2015年の本市の販売農家戸数は620戸、うち、後継者がいるとされたのは141戸であり、本市の農業の将来が大変危惧される状況と考えます。農家子弟がいても後を継がない場合も多く、家族経営が主体の富良野の農業を継続し、生産規模を維持していくためには、後継者となられた方が次の代へとつないでいただくことも重要であり、農家戸数の減少傾向を緩和する意味からも、アグリパートナー事業に期待するところは大きいと考えます。これまで取り組まれてきた事業の実績と現状での課題について伺い、1回目の質問といたします。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-後藤議員の御質問にお答えします。1件目のスマート農業の進捗状況と新規就農における状況と課題についての1点目、スマート農業の進捗における現状と今後の展開についてでありますが、本市では、農業労働力不足の顕在化を踏まえ、平成29年度より、地域の担い手農業者が省力化を目的にスマート農業機械や設備を導入する際、その費用の一部を補助するスマート農業促進支援事業を独自に創設し、導入を後押ししてきております。令和元年度までの支援実績は、ハウス環境制御機器が17件、GPS自動操舵システムが16件、クラウド営農支援ソフトが1件、農薬散布用ドローンが2件となっております。本年度は、コロナ禍での営農継続に向け一層の普及を図るため、6月にスマート農業導入負担軽減緊急対策補助金として上乗せ支援を行ったことにより、さらに導入が進んでおります。農業者においては、主にハウス環境制御用のハウス自動巻き上げシステム、自動操舵システムの導入が進んでおりますが、作業の省力化や効率化、品質向上、資材使用量の削減などの効果を実感しているとお聞きしております。次に、スマート農業研究会は、本市農業の特性を踏まえたスマート化の方向性の研究や検討を目的に、農業者21名に加え、農業改良普及センター、JAふらの、市が参画し、8月3日に設立されておりますが、現在、情報収集や今後の取り組みの進め方を検討しているところであります。2点目の新規就農者の状況についてでありますが、本市では、平成26年度から担い手育成確保対策を一元化し、平成27年度から新体制による研修生受け入れを開始し、平成28年度には、富良野市農業担い手育成機構を設立し、就農予定地の農地先行取得にも着手するなど、就農支援体制の充実を図ってまいりました。この機構による研修を経て経営を開始したのは5組10名、来春より経営開始を予定しているのは2組4名、雇用就農に至った方は5名となっております。新規参入コース修了者5組の就農後の状況に関しましては、国の農業次世代人材投資資金(経営開始型)を活用しながら、ミニトマトまたはメロンを主力とした経営を継続しております。就農後のフォローに関しましては、農業次世代人材投資事業の要綱に基づき、サポートチームによる巡回や技術指導等を行っているとともに、栽培等に不安が残る方に対しましては、市担当者の定期的な巡回に加え、地域の指導者グループによる指導を行っているところであります。研修制度の課題についてでありますが、育成体制に関しては、安定した就農者を輩出しておりますが、主業農家を目指すという基本的な考えのもと、園芸作物を主力としたコンパクトな営農類型を目指す方を受け入れてきたところでありますが、ここ数年、相談者の多くが独身で、かつ、研修しながら自由に作物や就農地を選びたい、兼業農家としてのんびり農村生活を送りたいという考えを持つ方もふえている状況であります。今後は、就農者の確保に向け、就農希望者のニーズを踏まえた受け入れをするべきかどうか、検討が必要であると考えております。以上です。

答弁 農業委員会会長 及川栄樹

-登壇-後藤議員の御質問にお答えいたします。2件目の農地の円滑な流動化に向けた対策についての農地の円滑な流動化についてでありますが、農業委員会では、農業委員会等に関する法律第6条第2項の規定に基づき、農業振興地域の整備に関する法律第6条に規定する農業振興地域内の農用地等について行う農業経営の規模拡大、農地の集団化、その他農地保有合理化のための権利移転または設定のあっせん事業を行っております。農地移動適正化あっせん事業による農用地等の売り渡し、貸し付け等の申し出があった場合、担当農業委員を指名し、その農業委員が相手方を探すわけですが、富良野市農業委員会農地移動適正化あっせん事業実施要領に基づき、地域の担い手となる経営体の中から、農用地等の位置、その他の利用条件、集団化に資する程度等により優先順位を決め、あっせんをしているところです。なお、農地の流動化傾向ですが、第3次富良野市農業及び農村基本計画の人・農地プランの農地に関するアンケートでは、富良野地区の需要が多く、山部地区では需給バランスが均衡、東山地区では供給が多い状況との分析結果となり、地域内にあっせん相手が見つからない場合は、地区を越えてあっせん相手を探す場合もあります。以上のように、地域、地区内での農地移動を優先すべきと事業を推進しているところですが、その需給バランスの影響により相手方が見つからない場合は、遊休農地発生を未然に防ぐ観点からも、他地域から農地の受け手を探し出すことも考慮し、速やかな農地の流動化に努めているところです。3件目のアグリパートナー事業の実績と課題についてでありますが、農業委員会では、富良野地方の農業後継者のパートナー対策として、昭和48年より富良野沿線市町村で構成される富良野地方アグリパートナー協議会を設立し、サマーフェスティバル、オータムフェスティバルなどの出会い、交流の場を提供する事業を取り組んできたところであります。また、経済部との連携のもと、昭和57年に後継者の育成と経営安定のため、富良野市アグリパートナー協議会が設立されております。構成メンバーは、富良野市、農業改良普及センター、ふらの農業協同組合、農業委員会となっており、二つの協議会での連携と情報交換を図りながら札幌交流会などを実施しているところであります。実績としましては、直近では、平成29年度は2組、平成30年度は1組、令和元年度は1組であり、現在までに103組の成婚がありました。また、対象となる農業後継者数は、現在88名となっております。課題としましては、道内で数多くの市町村が同じような交流事業を行うようになってきており、日によっては道内3カ所で交流事業が行われることもあり、女性が分散化している傾向にあり、女性参加者の減少に苦慮しているところであります。協議会としては、男性への事前研修を担当していただいている女性講師の方に、交流事業の全般、参加女性のフォローもお願いして、他の交流事業とは違う面をアピールして対応するなどの対策をしております。この事業は、成婚までのきっかけづくりを目的とした事業ですが、事業内容を検討し、一組でも成婚に結びつき、農業が継続されるよう推進することが重要と考え、取り組んでまいります。以上でございます。

再質問 17番 後藤英知夫

最初に、スマート農業について再質問させていただきます。いま、答弁にもありましたが、補正予算第4号については1,500万円で足りなかったというようなお話も聞いていまして、農業者のスマート農業に取り組む意欲というものはかなり大きいというふうに自分は考えています。また、平成29年度から取り組んできた助成制度もかなり効果があったというふうに私は思っていますし、火つけ役としての効果を発揮したというふうに考えているところでもございます。その中で、スマート農業研究会が設立されたということでありますけれども、今回のコロナ禍の中では、なかなかまだ活動ができてないというふうに私は考えています。メンバーの中には、JAだとか普及センターが入っています。自分がちょっと気になっているのが、代表質問での答弁の中で、市は研究会の設立を働きかけるということでしたので、中心ではなくて、側面のほうからというふうに自分はとっています。そこで、この研究会の中での市の役割というのはどのように考えておられるのか、お聞きします。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

後藤議員の御質問にお答えいたします。このスマート農業研究会での市の役割ということでございますけれども、市の役割としては、研究会の運営の支援というふうに思っておりまして、情報提供、助言等もあると思いますけれども、あくまでも農業者が主になってくるというふうに思います。その部分で、市については側面的なサポートが中心になろうかというふうに思っております。また、市については、この会の事務局も担うことになっておりまして、事業計画の作成ですとか、会計も含めてさまざまなサポートをしていくような役割になろうかというふうに思っています。以上でございます。

再質問 17番 後藤英知夫

いまの答弁でありますと、助言だとかサポートだとか、事務局を担っていくんだというようなお話だったかというふうに考えています。設立した最終的な目的というのか、その中では、研究会からいろいろな意見や提言が出てくるのだというふうに考えています。それらを、今後の市の推進に、また、具体的に言ったら助成制度などに生かしていこうとしているのか、それについてはどのようにお考えでしょうか。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

後藤議員の御質問にお答えいたします。この研究会の中での議論等の反映ということだというふうに思いますけれども、今後、スマート農業研究会の中で、これから、富良野らしいといいますか、富良野型のスマート農業の方向性が検討されていくというふうに思っております。その方向が決まり、今後どのようなことをやっていくかという議論がされていくというふうに思っておりますけれども、その中で、例えば、既存の事業の中に新たなメニューを入れるとか、あるいは、国の補助事業の活用、そのようなものがもし意見としてあった場合には、その部分の活用等も検討材料になっていくのではないかというふうに思っております。

再質問 17番 後藤英知夫

スマート農業研究会に関しては、これからだと思いますので、期待しておりますので、これで終わります。次に、新規就農者について伺います。先ほどの課題の中では、研修生の確保の中で、いま、応募のある方は、独身の方が多いだとか、兼業で農家をやりたい方が多いだとか、そういう希望が多いと。これは、たしか、研修制度の中では認めていないというふうに考えています。いまは、夫婦あるいは夫婦になり得る方だとか、兼業ではなく専業ということで認めているかと思うのですけれども、今後に関して、これらについての議論というのはどのようにされているのでしょうか。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

後藤議員の御質問にお答えいたします。就農に向けた希望者が多岐にわたってきているということでありますけれども、現時点では現行の形でやっているところでございます。

再質問 17番 後藤英知夫

討論した結果、そういうことだった、議論した結果ということでしょうか。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

後藤議員の御質問にお答えいたします。課題は見えているものの、まだ協議までには至っていないところでございます。

再質問 17番 後藤英知夫

先ほどの答弁にもありましたが、どの地区も、どの自治体も、農業の担い手は本当に少ない、そこで、皆さんは、研修制度だとか、富良野のような形で担い手を確保しようと努めています。そんな中で、研修生の確保という点では、募集方法についてもかなり工夫が必要かなというふうに自分は思っています。例えば、富良野市の制度の中で最大の特徴だと私が思っているのは、就農地が事前に準備されているということだと私は考えています。先ほどの答弁では、自分の好きなところでやりたいとか、そういうこともあるので、そういう方に関しては逆にマイナスということもあるかもしれませんけれども、募集方法の中で、私は、富良野市の特徴だとか、その辺を十分アピールしながら工夫が必要であるというふうに考えますけれども、どのようにお考えでしょうか。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

後藤議員の御質問にお答えいたします。いま、新規就農の希望者を募っているところでありますけれども、そういう方々を見つけるのがなかなか困難な状況になってきています。現在のやり方としては、希望される方から相談を受けたり、インターネットを使った募集、あるいは、新・農業人フェアといったところで募集したりしているところでありますけども、なかなか多くはないところであります。そこで、富良野市の就農へのメリットといいますか、そういうところを前面に出してというふうなことも考えておりますけれども、担い手育成機構の基本方針として、農業の参入への障壁を何とか下げるといいますか、そこについて支援していきますというところも大きなメリットであると思います。その中には、例えば、土地の関係、資金の関係、あるいは地域の受け入れ等、そういうものがしっかりとサポートされていますよというところがメリットというか、強いところだというふうに思っておりますので、そういうものを前面に出しながら募集を進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 17番 後藤英知夫

この制度は、いまも答弁がありましたように、資金面でもいろいろなサポートがあったり、私はかなり充実はしているというふうに考えています。その中で、さらに制度を成熟させるというか、充実させていくためには、いろいろな課題を解決していかなければいけないのだろうなというふうに考えています。そういう中で、例えば、研修先の指導農家だとか就農した地域の方々から課題などの提供はあるのでしょうか、また、その聞き取りなどはされているのでしょうか。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

後藤議員の御質問にお答えいたします。地域からの課題といいますか、そういうものについては、地域とは綿密に情報交換をしながらやっているところでありますけれども、いまのところ、課題としては地域のほうからお聞きしていないところであります。地域の方々に非常にお世話になりながら、人材育成に向けて取り組んでいるところであります。ですが、全体的に、先ほどの答弁でもありましたとおり、これからの人員の確保の部分については課題となっておりますので、今後、それについては対応を決めていきたいというふうに思っております。

再質問 17番 後藤英知夫

就農後のフォロー体制はどうなっているのかという先ほどの質問の中では、サポートチームをつくりながら、また、市もやりながら、また、地域の中でもということでありました。このフォロー体制というのは、おおむね何年ぐらいをめどに行っていく予定でしょうか。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

後藤議員の御質問にお答えいたします。就農後のフォローについては、大体5年をめどにやらせていただいている状況であります。

再質問 17番 後藤英知夫

これは、以前も質問したことがあるのですが、実は、富良野市の場合はミニトマト、メロンを中心にということで、いまは東山、山部に地区を限定しながら新規就農者を募り、そこで研修し、就農させるというような形になっているかというふうに考えています。今後の展開として、例えば、品目をふやすだとか、地域を拡大していくだとか、そのようなことは機構の中ではまだ話し合われていないのか、それについてお聞きします。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

後藤議員の御質問にお答えいたします。協議については、まだしていないような状況であります。

再質問 17番 後藤英知夫

農業委員会のほうに質問を移します。農地の円滑な流動化ということで、いま答弁がありました。地域内を優先的に、また、経営体の中での優先順位を決めていきながら、集団化も進めながらあっせんしていくというようなお話だったかというふうに考えています。先ほどの私の質問の中にもありましたとおり、拡大意欲のある地域とそうではない地域、具体的には、富良野は多いし、山部はそこそこ、東山は少し農地がだぶついている、そんなニュアンスのお話が先ほどもあったかなというふうに考えています。これは、私が住んでいる東部地区でも同じようなことがありまして、いろいろなバランスが昔より崩れているのかなと自分は思っています。農地の流動化というのは、もちろん、地域内でできればそれは最良なのでしょうけれども、広域の中でやっていくということも、これは、いまの時代だし、この状況でありますから、私はもう必然なのかなというふうに考えているところもあります。ただ、例えば、農地を自分の住んでいるところと違うところに求めたときに、いろいろな課題も出てくるのかなというふうに自分は考えています。簡単な話でいくと、適正な利用がされていなかったり、管理がされていなかったり、例えば、畑を荒らしているだとか、草ぼうぼうにしているだとか、そういうことが今後起こり得るし、自分も経験があります。そういうことがあったときに、農業委員会としてはどのような指導をされていくのか。例えば、自分が住んでいるところの農業委員が中心となって指導していくのか、農地があるところの農業委員が指導していくのか、こういうことに関してはどのように考えておられるでしょうか。

答弁 農業委員会事務局長 井口聡(農業委員会事務局長は2020年9月まで)

後藤議員の御質問にお答えします。耕作の関係もあると思うのですけれども、まず、他の地域から耕作者への対応ということであれば、相談があった場合には、その土地を担当する農業委員と耕作者が居住している担当の農業委員が、まず協議をしていただいて、指導していくというふうに考えております。実際は、毎年実施しております農地パトロールによって、農地法の許可案件の履行状況とか、農業経営基盤強化促進法による利用権設定の農地の履行状況等も回って見ていますので、農業委員会全体で対応していくというふうに考えております。以上です。

再質問 17番 後藤英知夫

きのうの宇治議員の質問の中でも少し触れていたかなというふうに考えていますが、農業を効率的にやっていくためには、やっぱり面的な集積もかなり必要になってくるのではないかなと自分は思っています。どうにか団地数を減らすだとか、そういうことも今後はしなければいけない。それは、多分、基盤強化法によってはそういうことも求められていますので、されているというふうに考えていますけれども、具体的に言うと、交換分合みたいな形で、農業委員会さんの中では効率化を図るための施策としてどのような議論がされているのか、また、その方向性というのがもし決まっていれば、お話しいただければというふうに思います。

答弁 農業委員会事務局長 井口聡(農業委員会事務局長は2020年9月まで)

後藤議員の御質問にお答えいたします。交換分合ですが、農地を集団化することで通作時間、農作業の時間の大幅な減少につながるということで、分散化されている農地を集団的にこちらとあちらを入れかえるというようなことですが、皆さんも御承知のように、富良野市の1農家当たりの耕作面積というのは非常に大きくて、地域もばらばらな部分もありますので、交換分合という形に持っていくことがなかなか難しいというふうに理解しています。交換分合については、農業者同士の相対交換もできますし、土地所有者からの交換申し出により農業委員会によるあっせんの事業だとか、土地改良法に基づく地域ぐるみの交換という手法がありますけれども、富良野市農業委員会としては、相談だとかは、受けたことはありません。ただ、申し出があれば、人・農地プラン等を参考に実施していくというふうに考えております。以上です。

再質問 17番 後藤英知夫

交換分合という言葉を出してしまいましたが、これはかなり難しい話だなというふうに自分も考えているので、多分、いま言われたような答弁なんだろうと思います。ただ、これに関して農業委員会の中で議論をされているのかということについてはどうでしょうか。

答弁 農業委員会会長 及川栄樹

交換分合の件でございますけれども、過去には、土地改良法によって先進的に交換分合をやっているのが鹿追町でございます。そこに行って、実際にどのような形で交換分合が事業としてなされているかということは研修をしております。ただ、富良野市においては、水田地域におきましては土地改良区画整備等で境界がはっきりしている部分もありますけれども、交換分合で非常に重要となるのが境界線を確立することで、鹿追町でも述べておられましたけれども、それをまずやってからでないとできないということを強く言っておりました。現在、富良野地域におかれましては、10年ぐらい前からでしょうか、土地の境界をはっきりするために、平沢地区からやっと始まったと思いますけれども、先ほど局長からもありましたけれども、実際問題、大きな交換分合はありません。農業委員会の中では、そのことについて熟度を高めた会議等をしたかということになりますと、正直言ってございません。ただ、各農業委員の担当地域の中においては、農地の集積段階で、離れ地があった場合は、それを離れ地の近くの方に持ってもらいながら面的集積をするということは常々行っておりますので、御理解を賜りたいと思います。以上です。

再質問 17番 後藤英知夫

それでは、アグリパートナー事業についてお聞きします。これも、先ほどの農業の担い手と同じで、女性の参加者が少なくなってきて、結構、課題だというふうに考えております。近隣市町村でもそうですし、全道でもいろいろな企画をしながら同じようなことを行っているかと思っています。そんな中で、参加者をどうにか募集する、または告知するためにどのようなことをされているのか、お聞きします。

答弁 農業委員会事務局長 井口聡(農業委員会事務局長は2020年9月まで)

後藤議員の質問にお答えいたします。PRの方法ですが、新聞または札幌地方、旭川地方に発行されているタウン誌、ホームページでは、市の協議会、地方協議会、また、北海道が運営する北海道コンカツ情報コンシェルというところのホームページに掲載させていただいたり、参加者募集のチラシを作成して、北海道農業会議や農業公社等に置かせていただいたりしております。また、ことしの2月に開催した札幌交流会でテレビ北海道の「けいナビ」という番組の取材を受けまして、3月に放送されました。これも一つのPRになったというふうに考えております。以上です。

再質問 17番 後藤英知夫

いま、各地で同じような事業を行っていると申し上げましたけれども、実はJAもアグリパートナー事業ということをやっているんですよね。これに関して、JAとの違い、また、すみ分けというのはどのようにされているのか、お聞きします。

答弁 農業委員会事務局長 井口聡(農業委員会事務局長は2020年9月まで)

ふらの農業協同組合のほうでも、同じようにアグリパートナー事業ということで、年に数回、同じように行っております。ただ、そこの参加男性につきましては、あくまでも組合員という形で事業を行っております。私たちのほうでは、組合員、非組合員に関係なく、全員が参加できるような形で運営しております。お互いに情報共有や情報交換しながら、富良野地域全体の後継者対策ということで、当然、回数がふえれば、それだけ出会いの回数も多くなりますので、今後も協力して交流事業を行っていきたいというふうに考えています。以上です。

出典:富良野市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる