みんなの議会

富良野市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日

(1)企業誘致の進捗状況について/(2)有害鳥獣対策の推進について

2024年12月10日、富良野市議会の一般質問で、後藤英知夫議員が「企業誘致の進捗状況について」「有害鳥獣対策の推進について」について質問し、市長 北猛俊、経済部長 本田寛康が答弁しました。

質問者
後藤英知夫 議員
答弁者
市長 北猛俊、経済部長 本田寛康

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 後藤英知夫

-登壇-通告に従い、順次、質問いたします。1件目に、企業誘致の進捗状況について、ウイスキー製造企業の誘致について伺います。令和5年第4回定例会の一般質問において、学校跡地の利活用についてお聞きしましたが、その中で旧山部中学校跡地のウイスキー製造企業の進出の状況についての答弁いただきました。その時点では、確定はしていないが、企業としては、旧山部中学校のグラウンドを利用し、貯蔵施設を設置し、その後、蒸留施設も建設したい意向であるが、資材等の高騰もあり、まずは貯蔵施設を建設するという内容でありました。また、既にボーリングをしていて、水の状況についても確認しているとのことでした。人気のある企業であり、既にふらの農業協同組合の施設にウイスキーを貯蔵していることもあり、今後の展開が本市の観光や地域振興、そして経済に大きく寄与することが期待されるところですが、その後の進展の情報がありません。昨年の答弁以降の企業誘致の進捗状況について伺います。2件目の有害鳥獣対策の推進についてお聞きします。令和6年度、富良野市公式LINEによりますと、5月9日から11月6日までの間、ヒグマのふんや足跡、目撃など、72件のヒグマ出没情報が発信されています。その中には、農業施設の被害や複数のヒグマ目撃の情報も多くなっています。北海道内外を見ても、つい先日も、秋田市のスーパーに熊が侵入し、けが人が出るなど、人的被害も報告されています。北海道内においては、自治体の要請による駆除で出動したハンターの発砲した弾が、建物に当たる危険性があったとして、猟銃所持を不許可とされた処分を受け、また、ハンターが駆除活動中に襲われて負傷する事故も、過去5年で5件発生していて、北海道猟友会は各支部に対して、当初、自治体からのヒグマの駆除要請に、原則、応じないよう各支部に通知を検討しているとの報道もありましたが、自治体や警察との連携が不十分な場合、出動を拒否するよう通知するとされています。北海道内ではヒグマの生息数の増加に伴い、事故を防ぐ目的で熊を駆除する許可捕獲の頭数が、2023年度は1990年度の16倍に当たる1,422頭となっており、北海道が公表した2023年度の捕殺数は1,804頭、人身事故も6件起こっています。生息数が増加する中、北海道は、今月中にもヒグマ管理計画を改定し、令和7年1月から積極的な捕獲による頭数削減に踏み切る方針であるとされています。ハンター確保が不可欠であり、ハンターの減少、高齢化が問題視されていて、本市においても、頻繁に出没情報がある中で、市民の安全と安心のため、一朝有事の際の備えとして、自治体としての対応を定めておく必要性を強く感じます。また、毎年、エゾシカなどによる農作物の被害も依然として大きいことなどから、本市の有害鳥獣対策と野生動物の対応など、次の5点について伺います。1点目に、ヒグマ出没時の市の対応について伺います。ヒグマ目撃情報は、富良野市公式LINEで周知されていますが、そのほかにはどのような対応をされているのでしょうか。2点目に、猟友会に対し、熊出没時の出動要請や報酬は、どのようになっているのでしょうか。3点目に、北海道猟友会富良野支部富良野部会の現状の体制と、ハンターの育成についての市の考え、また、ハンターの支援策について伺います。4点目に、北海道、沿線自治体との連携について、どのように行われているのか、お聞きします。5点目に、道道544号麓郷山部停車場線、通称麓郷街道において、キツネの餌づけの疑いがある事象がありますが、野生動物に対する餌づけの対応について市の考えを伺い、1回目の質問といたします。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-おはようございます。後藤議員の御質問にお答えします。1件目の企業誘致の進捗状況についてのウイスキー製造企業の誘致についてでありますが、令和5年第4回定例会における後藤議員の一般質問に対し、旧山部中学校跡地へのウイスキー蒸留所の誘致へ向け、先行して貯蔵施設を設置することについて協議している旨、答弁したところであります。ウイスキー製造企業とは、その後も協議を進めてまいりましたが、令和6年10月28日に、旧山部中学校跡地へのウイスキー蒸留所の建設は白紙とするとの報告を受けました。白紙とする理由につきましては、企業が蒸留所を建設する条件として、地下水が使えること及び蒸留廃液を下水道へ排水できることを掲げておりましたが、地下水の使用にはめどが立ったものの、蒸留廃液については、下水道排水基準を満たさない水質項目があり、当初、企業が予定していなかった排水浄化対策が必要となること、ウイスキー市場において競争が激化し、販売環境が厳しさを増している状況において、投資拡大を避けたいことなどが挙げられました。本市としましては、この間、用地測量の実施や旧山部中学校敷地整備について、市が協力する条件の提示、廃液浄化の方法についての情報収集及び提供、廃水処理設備整備に伴う建設コストの増加に対し、国の補助事業の活用を企業へ提案するなど、誘致の実現に向け、様々な手だてを講じてまいりましたが、最終的には、企業側の事業実施条件と折り合わなかったところであります。富良野市産の原料、水を使って、富良野市産のウイスキーを製造することは、大変意義があるものと認識している中で、旧山部中学校跡地へのウイスキー蒸留所の誘致はかなわない状況となりましたが、現在、別の企業から市内へのウイスキー蒸留所建設について御相談いただいておりますので、その企業の事業実施状況等を調査し、本市へ誘致できるかどうか、検討してまいります。2件目の有害鳥獣対策の推進についての有害鳥獣から市民生活を守る対策についてでありますが、ヒグマ出没時には、市のホームページと公式LINE等により、市民へ周知するほか、学校児童生徒への影響が懸念される場合は、教育委員会を通じて、各学校からまちcomiメールでの周知を行っており、さらに、人の往来が多い場合には、看板を設置し、注意喚起しております。次に、ヒグマ出没時の出動要請及び報酬についてでありますが、警察等から連絡があれば、北海道猟友会富良野支部富良野部会に出動を要請し、猟友会会員と警察、市職員の3者で現地確認、協議の上、看板設置やさらなる警戒巡回などの対応について判断しております。報酬につきましては、出動要請1日につき5,500円、ヒグマ捕獲1頭につき市から3万円、ふらの農業協同組合が2万円、合わせて5万円が支払われております。次に、北海道猟友会富良野支部富良野部会の体制についてでありますが、令和6年度の会員数は、銃免許所持者29名、わな免許所持者15名となっております。例年、多くの農作物被害が発生する中、猟友会員の高齢化、会員数の減少、ヒグマ出没時の迅速な対応が課題であり、新たな会員の確保が必要と認識しております。本市では、ハンターの育成支援策として、銃猟免許取得に対して8万円、銃などの購入費用に10万円、わな免許取得に対して1万円を助成しており、農業者が狩猟免許を取得する場合には、ふらの農業協同組合が銃猟免許取得に5万円、わな免許取得に1万円を上乗せしております。このほか、射撃研修に対しての助成や、東京大学北海道演習林の協力の下、技術継承のために実施するエゾシカ共猟への助成などの支援を継続するとともに、必要な支援について、猟友会富良野支部富良野部会と協議してまいります。次に、北海道や沿線自治体との連携についてでありますが、北海道や上川管内市町村で構成する上川地域野生鳥獣対策連絡協議会において、被害対策などの情報交換を行っております。また、他自治体との境界付近や東京大学北海道演習林、国有林付近においてヒグマが出没した場合には、関係各所へ連絡し、情報を共有しております。次に、野生動物の餌づけへの対応についてでありますが、野生動物に餌を与える行為は、野生動物が厳しい自然の中で自ら生きていこうとする力を奪う行為であるほか、人に対する警戒心をなくし、人に近づき、危害を加える可能性につながる危険な行為であることから、道道544号麓郷山部停車場線の2か所に餌づけ禁止の看板を設置したほか、広報紙において、野生動物へ餌を与えないよう、今後とも周知してまいります。以上です。

質問 14番 後藤英知夫

最初に、ウイスキー製造企業の誘致ということでお聞きします。いまの答弁ですが、私としては、大変残念な報告だったかというふうに受け取っておりますし、今回の状況は、廃液の処理だとか、また、投資拡大が見込まれるということで、いろいろな条件がそろわなかったのかというふうに、お聞きしております。その中で、答弁に国の補助制度の活用などの検討という話もございましたが、これは、私としては、市としても十分努力すべき事案であったというふうに考えていますので、市としてできる独自の支援策の検討というのはどのようにされたのか、まず、お聞きしたいと思います。

答弁 経済部長 本田寛康

後藤議員の再質問にお答えいたします。市独自の支援として、どのようなものを検討したのかという御質問かと思いますけれども、旧山部中学校敷地内の通路がございますが、そちらの改良舗装などの整備を行うこと、それから、蒸留所建設予定地の雨水を市道の側溝のほうに排水するための排水路の整備が必要となりますが、こちらについては、市の負担での整備を検討いたしまして、企業側には伝えたところでございます。また、いま、ある制度として、新規雇用などの条件を満たした場合につきましては、富良野市の企業振興促進条例による補助金で支援できる旨についても、同じく企業側へ提示しているところでございます。以上でございます。

質問 14番 後藤英知夫

市としても、いろいろ提示しながら努力はしたけれども、最終的にはかなわなかったというふうに聞いています。先ほどの読み文の中にもございましたけれども、いま現在、ふらの農業協同組合の倉庫に、もう既にウイスキーが入っていると。令和5年第4回定例会の市長の答弁の中には、令和6年の後半から令和7年には販売できるのではないかというような答弁をいただいております。その中で、貯蔵されているものなどについては、どのようになっていくというふうにお聞きしているのでしょうか。

答弁 経済部長 本田寛康

後藤議員の再質問にお答えいたします。現在、ふらの農業協同組合の山部の倉庫内で熟成されているウイスキーの原酒、それが今後どうなるかという御質問かと思いますけれども、令和4年から令和6年にかけまして、3年にわたりウイスキーが搬入され、熟成されているということでございますけれども、今後もその熟成の事業については、継続することを伺っております。企業からは、熟成期間が3年を経過した原酒から、順を追って製品化する意向というふうに伺っておりますので、令和7年以降、本市で熟成された原酒を用いたウイスキーが、製品化されるものと考えております。以上でございます。

質問 14番 後藤英知夫

先ほどから申し上げていますように、今回の企業というのは、私はすごく期待しておりましたし、令和5年第4回定例会の一般質問のときにも、そのように申し上げました。今回の企業を誘致することによって、経済を含めながら、観光を含めながら、また、地域振興も含めながら、本当に波及効果は大きいものと私は考えておりましたし、市長もそのように述べられていたかというふうに考えています。先ほどの答弁では、白紙という言葉が使われていたかというふうに考えています。この計画は全く白紙ということで、可能性もないということでしょうか。

答弁 市長 北猛俊

後藤議員の再質問にお答えします。今回、企業から説明のあった白紙という言葉の意味でございますけれども、旧山部中学校での立地は取りやめ、他市町村での立地を含めて、ゼロベースから改めて検討するとの意図と伺っております。企業の説明では、本市での立地を完全に否定しているものではありませんが、企業側の事業実施条件、設定が変わらない限り、本市での立地の可能性は低いものではないかというふうに捉えております。現在、別の企業から御相談いただいている案件については、相談いただいたばかりでございますので、本市への誘致ができるかどうか、判断材料がそろっていない状況でありますので、今後、調査、検討しながら、進めてまいりたいというふうに思っております。富良野市産の原料、水を使って富良野市で蒸留された原料のふらのワインを、小だるで熟成させた富良野市産のウイスキーを製造、そして販売することは、ウイスキーの需要が高まる中、本市が国際的な観光地として地域を高めること、そして、それらにつなげていくこと、そうした意義があるものと認識しております。富良野市産ウイスキーの製造実現に向けて、引き続き、企業誘致に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。

質問 14番 後藤英知夫

残念でありますけれども、次の質問に行きます。有害鳥獣対策の中の1点目、ヒグマ出没時の対応についてですが、いまの状況では、市のホームページ、公式LINEで周知している、また、教育委員会などでは、もし危険がある場合には、まちcomiメールで周知しているというような話でありましたし、人が多い場合には看板も設置するということなのですが、私は、いまの状況ですと、ヒグマはいつでも市街地にも現れる可能性は十分あると思っていますし、以前も、かなり昔ですけれども、出たことがありました。市街地などにヒグマが出た場合には、ホームページやLINEということでは、なかなか、私は間に合わないのかというふうに考えておりまして、そういう場合には、例えば、広報車みたいなものを出して、注意喚起していくということが大事になると思っておりますけれども、いかがお考えでしょうか。

答弁 経済部長 本田寛康

後藤議員の再質問にお答えいたします。市街地でヒグマが出没した際や、緊急を要する場合など、車からスピーカーなどで市民に周知することについての御質問かと思います。私どもは、こういったヒグマが出没した場合の体制につきまして、警察とも十分これまで協議してきているところでございます。ヒグマが市街地に出没した場合において、車からスピーカーを通じて周知するということについては、警察が行っていく旨、役割分担について申合せを行っているところでございますので、そうした申合せを基本にいたします。それと、状況などに応じて、どのように住民周知を図っていくかということを検討してまいりたいと思っております。以上でございます。

質問 14番 後藤英知夫

2点目のヒグマの出没時の出動要請と報酬ということだったのですが、いま、報酬に関しては、出動要請1回につき5,500円という答弁だったというふうに考えます。他自治体では1日1万円と、調べたら出ていたのですが、1日1万円が安いということで出動を拒否したという北海道内の事例もありました。5,500円というのは、私の中では、少し安いようなイメージを持ったのですが、5,500円について、猟友会富良野支部富良野部会と十分に協議した上での設定ということでよろしいでしょうか。

答弁 経済部長 本田寛康

後藤議員の再質問にお答えいたします。出動報酬の5,500円の評価ということでございますけれども、まず、市町村の事例は、それぞれ市町村において、それまでの経過ですとか、議論過程があって、それぞれの制度が設けられているものというふうに思っておりますので、金額のみの比較判断ではなく、任務内容などに応じて、総合的にこれは判断していくべきものかというふうに考えているところでございます。本市の事例なども若干御紹介いたしますと、例えば、ヒグマが出没した際に、猟友会富良野支部富良野部会にハンターの出動をお願いするわけなのですが、実際に現場対応、その後の現場の巡回、周辺の巡回も含めて、大体1時間程度で任務が終了するようなときもございますが、私どもは日額ということで設定させていただいておりますので、その日額をそのままお支払いするというようなことをしておりますし、例えば、熊を捕獲した場合の熊の処理について、誰がやるのかという問題もございまして、まちによっては、ハンターにお願いするということも含みで出動報酬を払っているところもあれば、本市の場合については、本市の職員が処理するというような役割分担になっているということもございますので、そうしたようなことも含めての5,500円という評価になるのかというふうに考えているところでございます。猟友会富良野支部富良野部会は納得しているのかというような御指摘でございますけれども、資格取得を支援するとか、報酬の内容を見直ししていくというようなことについては、基本的には、猟友会のほうの意見を聞くというようなことをやっておりまして、これまでの協議経過につきましては、猟友会から出動時の報酬について、特に意見はなかったものというふうに受け止めております。今後も、必要な活動条件につきましては、猟友会富良野支部富良野部会の意見を伺いながら、条件設定に努めてまいりたいと思います。以上でございます。

質問 14番 後藤英知夫

出動要請についてなのですが、先ほどの答弁では、出没した場合には、そのときに行政と警察と猟友会富良野支部富良野部会と協議してという答弁があったかと考えています。先ほど申し上げましたが、北海道猟友会は、事前に自治体と警察と猟友会富良野支部富良野部会が打合せしている場合に、これを出動の条件としているというふうに言っています。調べますと、旭川市などでは、既に市と警察、上川総合振興局、専門職などで、旭川市ヒグマ対策協議会というものを立ち上げていまして、その中でマニュアルをつくって駆除対応の訓練も既にされているというようなことが先日の報道で載っていましたけれども、これは、事前の打合せとか、そういうことを含めて、本市として、いまの状況としてはどのようになっているのでしょうか。

答弁 経済部長 本田寛康

後藤議員の再質問にお答えいたします。まず、いま、北海道猟友会から、報道などで、自治体と警察との連携が不十分な場合は出動を拒否するように各支部に通知するというような報道がなされている件かというふうに考えておりますけれども、実際に北海道猟友会のホームページを確認したところ、11月14日付で、「本会では、従来から行っている市町村からのヒグマ駆除要請については、誠実に対処することとしており、現時点でその方針に変わりが無いことを、報道機関に申し入れいたしました」というコメントも併せて公表しているところでございます。最終的に、どのような内容が猟友会富良野支部富良野部会のほうに通知されるものなのかということについては、いまのところ、把握できていない状況でございます。先日、猟友会富良野支部富良野部会のほうにも確認いたしましたが、確認した時点では、まだ文書は来ていないというふうに伺っておりますので、文書が送付され次第、市から猟友会に対しては、文書が到着次第、対応について協議していきましょうという旨を申入れておりますので、文書が届き次第、内容を吟味しながら協議し、今後の対応について検討してまいりたいと思っております。以上でございます。

質問 14番 後藤英知夫

いまの答弁ですと、北海道猟友会から通知が来た時点で、猟友会富良野支部富良野部会としっかり協議していくということですので、そこについてはしっかりと協議していただきたいというふうに考えます。ハンターの育成支援についてなのですが、先ほどの答弁では、猟友会富良野支部富良野部会で銃の免許を持っている方が29人という話でありました。自分の考えといいますか、周りの様子なのですが、実は、自分の周りにも昔はハンターがいっぱいいましたが、とても減っているイメージがございましたが、29名というと意外と多いという印象も受けるのですが、ハンターの方に聞くと、29名がいても実際に熊や鹿を撃てる方というのはそうはいないというようなお話も伺っています。そうなると、高齢化もあるでしょうし、ハンターの育成や支援ということを、これからもしっかりとしていかなければいけないと思うのです。他自治体を見ますと、近くでは占冠村が、ガバメントハンターといいますか、専門職、市の職員のような形でやっているみたいなことも聞きますし、岩見沢市ですと、地域おこし協力隊員の方を利用して、そういう専門職を確保しているというふうに考えていますが、市としては、そういうことに関して、専門職といいますか、そういう方を確保していくという考えについては、どのように考えているでしょうか。

答弁 経済部長 本田寛康

後藤議員の再質問にお答えいたします。ハンターの確保に向けて、ガバメントハンターや地域おこし協力隊員、そういったものを活用できないかというような御質問かと思います。まず、令和3年第4回定例会におきまして、当時、小林議員から、専門的駆除員ということで、その必要性についての御質問をいただきまして、当時、鳥獣被害対策実施隊員の確保、育成を進める、つまり、猟友会富良野支部富良野部会員を増やしていく方向で支援していくということで答弁させていただいておりますけれども、いま現在、その方向性については、大きな変更はないものというふうに考えております。その理由といたしましては、猟友会富良野支部富良野部会員の方々は、いまも、例年、農繁期の農業被害の削減に向けて、駆除が必要になるときに準備いただいて、いまのところ、有害鳥獣駆除の体制を確立できているかというふうに考えております。加えて、猟友会富良野支部富良野部会にも、いま、20代の会員が3人、それから30代の会員が1人おりますけれども、そのうちの2人については令和6年度から会員になった方というふうに伺っております。このように、将来の担い手の確保も、徐々にではありますが進んでおりますことから、いまのところ、ガバメントハンター、いわゆる市町村職員でハンターとして活動していくというようなガバメントハンターを置くまでの状況にはないのではないかというふうに認識しているところでございます。次に、御指摘いただきました地域おこし協力隊員についてでありますけれども、こちらも北海道内で取り組まれている自治体があることについては、承知しているところでございますが、これは、狩猟免許を既に取得されている方を協力隊員として確保できるのが一番いいことではありますけれども、実態を見てみると、協力隊員になってから狩猟免許を取得して活動に当たっているというような状況があるというふうに思っております。その場合、協力隊の3年間の中で、どこまでハンターとして成長できるのか、また、協力隊員としての任期終了後も地域に定着していただけるのか、また、そういった場合、定着するには、ハンター以外のなりわいみたいなものをどのように確保していけば定着できるのかというようなところ、こういった三つが課題になるかというふうに考えておりまして、北海道内でも地域おこし協力隊員によってハンターを確保しようという取組を行っている自治体の先例などを調査しながら、本市において、そういった制度がフィットするのかどうかというところを、今後、情報収集してまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 14番 後藤英知夫

4点目に、北海道と沿線自治体の連携ということでありましたけれども、4点目については、北海道はこれからいろいろな対策を打つようなことが想定されていますので、また、それに関してはしっかりと連携を深めていっていただければというふうに考えております。5点目の野生動物の餌づけについてであります。これは、自分も当事者といいますか、よく通るので、麓郷街道のお話をさせていただきました。キツネなのですが、雪のない時期に常にいて、交通にも危険がありますし、道路脇に既に寝ていたり、中央線のところに寝ていたり、しかも、車が来たらわざわざ寄ってきたりするのです。実は、私も、過去に3回も4回も5回も、急ブレーキをかけて止まったことがございまして、地域住民の方からも、かなり私も指摘されて、今回の質問ということになっているのです。春先のキツネを見たら分かるのですが、すごく痩せていて、非常にかわいそうな状況なのです。ということは、やはり、野生動物にとっても、非常に不幸なことだと私は思っています。これは、先ほどは疑いのある事象ということで言わせていただきましたが、複数の目撃情報がありますので、まず間違いなく餌づけなのだろうというふうに私は考えていますけれども、これはほかの地域でも十分起こり得ることだと私は思っていますし、経済目的でされたというふうな話も聞いています。私は、餌づけの人物が特定できた場合は、しっかりと行政指導していかなければいけないというふうに考えているのですが、これは、行政指導ができるのか、また、していかなければいけないと考えるか、それについて伺います。

答弁 経済部長 本田寛康

後藤議員の再質問にお答えいたします。麓郷街道のキツネの例をお話しいただいたかというふうに思いますが、御質問としては、野生動物全般で、地域を問わず、今後、その行為者が特定された場合、どのように対応していくかという御質問だったかと思います。まず、観光客への対応が一つ必要かというふうに思っておりまして、現状、市といたしましては、看板の設置等、それと、市民に対しては、広報紙により野生生物への餌やりをしないように呼びかけしているところでございますけれども、同じように、ふらの観光協会にも協力を要請いたしまして、観光客へ、えさを与えないように呼びかけていくということを行っていくということと、あわせまして、ふらの観光協会の会員事業所にも、同様の呼びかけをしていただくような形で要請してまいりたいというふうに考えております。また、餌づけの事実が特定できた場合の対応についてということでございますけれども、その件については、餌づけについて禁止するような規制が何かないものかというふうなことも考えまして、少し調べてみたものでございますから、その点について、まず共有させていただいてから答弁したいと思います。北海道では、北海道生物の多様性の保全等に関する条例を制定しております。こちらの条例では、指定餌づけ行為を指定し、そして、その指定餌づけ行為の禁止ができるというようなものでございました。餌づけ行為の指定状況につきまして北海道に確認いたしましたところ、現在、北海道全域でヒグマに対する餌づけについて禁止する指定を行っているというふうな状況でございましたが、それ以外の野生生物についてどうかということを確認しましたら、それ以外の野生生物については、特に指定している状況ではないというような回答がございました。まず、この点を共有させていただきます。その上で、御質問の餌づけの事実が特定できた場合の対応ということでございますけれども、御質問の趣旨が野生生物全般に対する対応というふうに受け止めさせていただいておりますので、まず、餌づけ行為の対象がヒグマの場合は、先ほどの条例で北海道が何かしらの形で指導していくというような形かというふうに考えております。そのほかの野生生物対象の行為で、それが反復して行為が行われている、なおかつ、その行為者が把握できる状況につきましては、北海道もそうした条例ではないということでありますので、本市のほうからその方へ、餌やり行為をやめていただくよう申入れをするというような対応を今後想定していかなければならないのではないかというふうに考えているところでございます。以上でございます。

質問 14番 後藤英知夫

いまのお話ですと、私は行政指導という言葉を使わせていただきましたけれども、あくまでもお願いするような形で、やめてくださいということにとどまるというようなことでしょうか。

答弁 経済部長 本田寛康

後藤議員の再質問にお答えさせていただきます。基本的に、法的な位置づけがないものでお願いするというような形になりますので、そうしたお願い、要請をしっかりしていくということに尽きるかと思っております。以上でございます。

出典:富良野市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる