みんなの議会

富良野市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月20日

(1)次代を担う子どもたちをみんなで育むまちづくりについて/(2)新生児聴覚検査の推進体制について/(3)ドライブレコーダーの設置について/(4)子育て応援アプリの活用について

2018年9月20日、富良野市議会の一般質問で、大栗民江議員が「次代を担う子どもたちをみんなで育むまちづくりについて」「新生児聴覚検査の推進体制について」「ドライブレコーダーの設置について」「子育て応援アプリの活用について」について質問し、市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 稲葉武則が答弁しました。

質問者
大栗民江 議員
答弁者
市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 稲葉武則

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 大栗民江

-登壇-通告に従い、一般質問します。1件目は、次代を担う子供たちをみんなで育むまちづくりについてお伺いします。1項目めは、小児がんの早期発見についてです。我が国では、小児の死亡原因の第1位はがんとなっています。小児がんの患者と家族は、発育や教育への対応など、成人のがん患者とは異なる課題を抱えておられます。小児がんの発症数は年間2,000人から2,500人と少ないのですが、小児がんを扱う医療施設は、全国には200程度しかなく、多くの医療機関では小児がんに対する医療経験の乏しい中、小児がん患者は適切な医療を受けられないことが懸念されています。国では、昨年より、全国15カ所に小児がん拠点病院を指定し、質の高い医療の提供と相談体制の充実を図られているところですが、未来を担う大切な子供たちの健康を守るためには、あらゆる角度からセーフティーネットを広げていくことが大切だと思います。そこで、初めに、子供の健康を守るセーフティーネットの市の現状についてお伺いします。また、小児がんに対する早期発見について、取り組みの考えをお伺いします。2項目めは、網膜芽細胞腫の早期発見についてです。網膜芽細胞腫とは、網膜に発症する悪性腫瘍で、乳幼児に多い目のがんですが、私も公明党議員の友人のお孫さんがこの病気にかかるまで詳しくは知りませんでした。日本では、年間80人ほどが発症し、患者の95%は5歳までに診断されており、早く治療が行われれば、生命にかかわることは少なく、治癒させることができます。発症は1万5,000人から1万6,000人に1人と少なく、親が赤ちゃんの目の異常に気づいても、乳幼児は、まだ物が見えるとか見えないという状態がわからないため、状況を伝えられず、速やかに治療に進めないことがあります。症状は、目が光って見える白色瞳孔や斜視で、発症の比率に男女差はなく、片眼性が全体の65%から70%を占めており、3歳ごろから就学前に見つかることが多いとされています。一方、両眼性は30%から35%で、生後すぐから1・2歳など、乳児が多い現状にあります。早期発見で腫瘍が眼球内にとどまっている場合は、眼球摘出を逃れる場合があります。網膜芽細胞腫は、ある程度進行すると、白色瞳孔や斜視の症状があらわれるので、これらを乳幼児健診でチェックできれば早期発見につなげることができます。そこで、乳幼児健診の医師の診察項目に白色瞳孔を加えていただけると、網膜芽細胞腫を早期に発見するためのチェック機能が大きく上がると考えますが、いかがでしょうか、市の考えをお伺いします。2件目は、新生児聴覚検査の推進体制についてお伺いします。新生児聴覚検査に対する公費助成についてです。母子の健康と子供の健やかな成長を目指し、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援の一環として、産婦健康診査事業と同様に、新生児聴覚検査の推進体制整備が図られています。新生児聴覚検査とは、新生児期において先天性の聴覚障がいの早期発見を目的として実施する聴覚検査で、退院するまでに出産した医療機関で行われております。聴覚障がいは、早期に発見され、適切な支援が行われた場合は、音声言語の発達などへの影響を最小限に抑えることができるとされていますが、新生児聴覚検査は、保険適用外のため、平均5,000円程度の検査費用が全額自己負担となっております。厚生労働省における身体障害児・者等実態調査によると、聴覚障がい児は全国で1万5,800人、生まれつき聴覚に障がいがある先天性聴覚障がいの子供は、1,000人に1人から2人の割合でいると言われています。聴覚障がいは、早期発見から治療、療育までの切れ目のない支援が不可欠ですが、推進体制の整備について、考えをお伺いします。言葉をゼロから覚えていく赤ちゃんにとって、聴覚はとても大事であります。本市に生まれてきてくれた全ての新生児が公的支援を受けて検査を実施できるよう、聴覚検査への公費助成で経済的負担の軽減を図るべきと考えますが、見解をお伺いします。3件目は、ドライブレコーダーの設置について伺います。公用車へのドライブレコーダーの設置についてです。ドライブレコーダーは、近年、あおり運転が絡む被害や交通事故に遭遇した際の映像が証拠になるため、タクシーやバス、トラックなどの運送事業者ほか、一般企業の社用車への設置が進んでおり、性能や種類も豊富になり、安価で入手できるため、設置のしやすさなどにより個人の自家用車にも設置が広がっております。自動車事故は、安全運転を心がけていても、運転するドライバーにとっては、誰もが被害者にも加害者にもなり得る可能性があります。そのような中、交通事故の未然防止や安全運転の意識向上、事故発生時の原因究明や事故処理の迅速化などを目的に、公用車へのドライブレコーダー設置導入を進める自治体が徐々に広がってきています。そこで、初めに、市の公用車には、マイクロバス、スクールバスなど運転手がついて利用される車両と、各課で、公務のために職員が利用する車両や、市が所有の車両を委託業者に貸し出しているほか、除雪車両関係などがありますが、ドライブレコーダーの設置の現状についてお伺いします。次に、ドライブレコーダー設置の有効性について、市の認識をお伺いします。また、公用車へのドライブレコーダー設置の今後の考え方をお伺いします。4件目は、子育て応援アプリの活用についてです。電子媒体の活用の考え方についてです。子育て家庭の家族形態や就労形態が多様化する中、さまざまな形の子育て支援が求められており、自治体における利用者支援事業も利用者のニーズに幅広く対応する必要性が増してきています。核家族化やひとり親世帯の増加、地域とのつながりの希薄さなどにより、孤立しがちな保護者がふえていることから、子育て世代の多くが利用しているスマホを活用し、場所や時間にとらわれず気軽に子育て支援の情報を取得できるようにすることで、子育て世代の不安感や負担の軽減につながるアプリが有効であるとの考えから、各地で導入が進んでおります。アプリを通じて提供されるサービスには、おむつがえや授乳ができる赤ちゃんの駅や公園などの施設を検索できる施設マップ、子育て支援情報や申請手続などの情報を閲覧できる子育て支援ナビ、幼稚園、保育施設を条件に合わせて検索できる保育施設検索ナビ、登録した子供の生年月日や住所などに合わせて健診や予防接種のお知らせを通知するお知らせ配信機能、子育てに関するイベントを表示するイベント一覧、24時間診療を行っている病院などを閲覧できる緊急情報検索、子供のけがの手当ての方法と事故防止のために消防局のホームページにつながるアプリなどなど、自治体ごとにさまざまな工夫がされております。本市では、ごみ分別アプリであるごみナビの運用を行っていますが、子育て世代へのツールとして、このような子育て応援アプリの電子媒体を活用するという考えはいかがでしょうか。子育て世代への情報提供の現状と今後の子育て応援アプリの活用の考え方について、お伺いします。以上、1回目の質問といたします。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-大栗議員の御質問にお答えいたします。1件目の次代を担う子供たちをみんなで育むまちづくりについての1点目、小児がんの早期発見についてでありますが、本市における子供の健康を守るセーフティーネットの現状は、地域センター病院小児科の常勤医師3名と小児科開業医1名、合わせて4名の小児科医師が連携して24時間体制で子供の診療に当たっており、また、乳幼児健診では地域センター病院の小児科が診察を行っており、子供の病気の早期発見、早期治療につながる体制が整備されております。小児がんの早期発見についてでありますが、小児がんは、発症数が少なく、多様ながんがあり、発見も難しいと言われております。本市においては、地域センター病院を拠点として、旭川医大病院などのがん診療連携拠点病院との小児がんの医療連携体制が構築されており、今後も、道の小児がん対策の取り組みにおいて、小児がん拠点病院である北大病院やがん診療連携拠点病院との医療連携体制の強化が図られていくものと考えております。市といたしましても、小児がんの早期発見には、保護者が子供の病状に早目に気づき、受診行動をとることが大切であることから、市民に対し、ホームページを活用した小児がんに関する情報提供に取り組んでまいります。次に、2点目の網膜芽細胞腫の早期発見についてでありますが、網膜芽細胞腫は、小児の目の腫瘍のほとんどを占め、診断時年齢は生後1カ月から3歳までがほとんどであることから、本市では、4カ月乳児健診の際に、保護者に白色瞳孔や斜視などの目の状態のチェックを促すリーフレットを配付し、保護者が子供の目の異常を見逃さず、早期に眼科を受診できるよう支援しております。また、乳幼児健診の医師の診察項目には目の所見が入っておりますが、今後は、目の所見の具体的な項目として白色瞳孔を加え、網膜芽細胞腫の早期発見に向けた健診体制を強化しております。次に、2件目の新生児聴覚検査の推進体制についてでありますが、本市では、新生児訪問時に母子健康手帳の記載内容や保護者からの聞き取りにより、新生児聴覚検査の受診状況や検査結果を確認しており、確認検査や精密検査が必要となったケースについては、その後の健診等で継続的に状況を把握するとともに、聴覚障がいが判明した場合は、保護者への相談支援の実施や必要な検査機関や療育機関の紹介を行う体制を整備しております。新生児聴覚検査に対する公費助成は、平成28年度の厚生労働省の調査では全国の約13%の市町村で実施されており、北海道が今年度に実施した調査では、平成29年度に公費助成を実施している市町村が8市町村、平成30年度に実施予定の市町村が30市町村となっております。厚生労働省からは、市町村に対し、新生児聴覚検査の受診者の経済的負担の軽減を積極的に図るよう通知されており、本市においても、検査を実施する医療機関等との協議を行いながら、新生児聴覚検査の公費助成について検討してまいります。3件目のドライブレコーダーの設置についての公用車へのドライブレコーダー設置についてでありますが、公用車への設置状況は、集中管理車両のほか、所管管理の特殊車両等を含めた149台のうち、バス2台、トラック3台、普通車10台の合計15台の車両に設置しております。あおり運転や危険運転による事故やトラブルなどが大きく問題視され、車両の運転には常に危険が伴うことから、事故発生時における客観的な証拠を得る手段として有効と認識しておりますので、今後においては、車両の更新時に合わせてドライブレコーダーを設置してまいります。以上です。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-大栗議員の御質問にお答えいたします。4件目の子育て応援アプリの活用についての電子媒体の活用の考え方についてでありますが、妊娠期から高校生になるまでの子育て世代に対する情報提供につきましては、広報ふらの及びお知らせ版、新聞、小冊子やチラシ、研修会や講習会など、関係部署の事業開催時や各種相談時におけるお知らせ、ラジオふらの、富良野市ホームページを通じて行っており、紙媒体と電子媒体を併用し、きめ細かで的確な情報提供に努めているところであります。現在、子育て世代の多くは、スマートフォンを保有し、時間や場所にとらわれず、情報端末として利用されており、情報提供の方法の一つとしてスマートフォンアプリを導入する自治体も徐々にふえていることから、子育て応援アプリの導入については、先進自治体の運用事例を調査研究するとともに、有効かつ利便性の高い情報提供手段として検討していまいります。以上でございます。

再質問 10番 大栗民江

それでは、1件、再質問、確認をさせていただきたいと思います。ドライブレコーダーの設置についてであります。市長より、有効だと考えているので、更新時に合わせて設置していくという御答弁でありました。更新時に合わせてということですが、私の考えでは、例えば、いま、多くの市民や児童生徒の方々を乗せる公用車とか、市外に出向いたり使用頻度の高い車両には設置を急ぐべきではないかと考えておりますけれども、その点の考えはいかがでしょうか。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

大栗議員の再質問にお答えいたします。先ほど、市長のほうから、更新時に合わせてドライブレコーダーを設置すると御答弁させていただきましたが、それとあわせながら、市民を乗せるバスについては別な観点から考えたいというふうに考えてございます。以上でございます。

再質問 10番 大栗民江

ドライブレコーダーの設置が進んでいく中では、要綱の整備というか、要綱についてはどのような形で考えているのでしょうか。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

大栗議員の再々質問にお答えいたしますけれども、ドライブレコーダー設置に関する要綱という意味だとすると、現在、要綱については考えてございません。以上でございます。

出典:富良野市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月20日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる