富良野市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月12日
(1)民泊の環境整備について/(2)北一号川の整備について
2017年9月12日、富良野市議会の一般質問で、黒岩岳雄議員が「民泊の環境整備について」「北一号川の整備について」について質問し、市長 能登芳昭、経済部長 後藤正紀、建設水道部長 吉田育夫が答弁しました。
- 質問者
- 黒岩岳雄 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、経済部長 後藤正紀、建設水道部長 吉田育夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 黒岩岳雄
-登壇-通告に基づき、質問をいたします。1件目は、民泊の環境整備について、住宅宿泊事業法、民泊新法の施行に伴う民泊の活用と規制について伺います。平成29年6月9日、参議院本会議において、住宅宿泊事業法、民泊新法が可決、成立しました。政府は、観光振興を成長戦略の柱の一つに位置づけ、日本を訪れる外国人旅行者をふやす目標を掲げていることの効果もあり、外国人観光客の増加などによる宿泊施設の不足、人口減による空き家問題、さらに、インターネットという旅行業法施行時にはなかったインフラを使った新しいビジネスモデルの出現で、旅館業法の改正だけでの対応が困難になってきました。そこで、新たに、民泊という営業形態の宿泊提供に関する法律、住宅宿泊事業法が施行されることになりました。これまで国家戦略特区以外では認められなかった民泊を、広く住居専用地域でも認めるものであります。民泊のために住居を提供して事業を行う者、住宅を管理する者、そして民泊利用者を仲介する者に対し、事業を行うための規則を細かく厳格に適用するよう求めております。法の施行は、来年の6月を予定しております。私は、平成27年12月、第4回定例会において、観光客の受け入れ態勢の課題と対策について質問をしております。その中で、トップシーズンの宿泊について、宿泊の予約がとれない、宿泊施設が不足しているのではないか、料金の低廉化を希望する声などに対し、市内に眠っている遊休資源である空き家を活用する民泊事業を推進することで、繁忙期の宿泊対策及び空き家の有効利用につながるのではという質問をしております。当時は、旅館業法の枠の中での取り組みでありましたが、今回は、住宅宿泊事業法の成立により、民泊事業が位置づけられ、環境も変わっておりますので、以下、3点をお尋ねいたします。1点目として、市内の空き家、空き部屋などを生かした民泊の必要性について、宿泊者の多様化への可能性も含め、どのように考えているか、伺います。住宅宿泊事業法における民泊の営業日数は、年間180日に決まっております。しかしながら、日数につきましては、ホテル業界と民泊を新しい不動産ビジネスとして推進したい不動産業界との間の綱引きがあったとの情報があります。地域の事情によっては、今後も対応が大きく変わると考えているところです。ホテル、旅館、ペンション等、既存宿泊営業施設の考え方も重要と思います。そこで、2点目として、市内の既存宿泊施設等と民泊との関係をどのように考えているか、お尋ねします。旅館業法と新設の住宅宿泊事業法との大きな違いは、民泊の営業は、どこでも可能、住居専用地域でも可能ということです。閑静な住宅地に新たな生活騒音が発生します。また、営業日数は、法律上では180日が上限となっておりますが、民泊の所在位置によっては営業日数の調整が必要になることも予測されます。さらに、民泊施設から排出されるごみの扱いは、事業所なのか、個人なのか、民泊施設の看板、案内の設置、利用者はもとより、地域住民などに知らせる必要性についても考慮する必要があります。民泊施設の町内会とのかかわり、加入などの考えは、空き家、空き部屋、マンションの空き部屋等、条件で異なります。海外の事例を考えますと、民泊がテロリストの温床になりかねないなど、民泊活用による課題も見えてくるような気がします。そこで、3点目として、住宅宿泊事業法、民泊新法に伴い、活用とその課題に対する規制等、富良野独自の施策の考え方について伺います。2件目は、北一号川の整備について、河川のしゅんせつ及び樋門の排水ポンプ設備について伺います。昨年8月に相次いで発生した台風第7号、第11号、第9号は、それぞれ8月17日、21日、23日に北海道に上陸しました。台風第10号は、8月30日に暴風域を伴ったまま岩手県に上陸し、東北地方を通過して日本海に抜けました。これらの台風等の影響で、東日本から北日本を中心に大雨や暴風となり、特に、北海道と岩手県では、記録的な大雨となり、大災害となったことも記憶に新しいところです。そのような中、台風第9号の影響により、8月23日、北海道管理の北一号川は、早朝より増水し、下流域では床下浸水及び道路冠水等の被災がありました。北一号川の整備が望まれております。先日の北海道新聞では、札幌管区気象台の発表として、短時間強雨が30年前の3倍以上で、全国の約3割増を大きく上回っていることがわかったとのことです。主な要因は地球温暖化と見られることで、もともと冷涼で強雨が少なかった北海道は影響が顕著に出ている可能性が指摘されております。道内の河川や道路などのインフラは、本州と比べ、少ない降水量を前提に設計されており、専門家は、今後も気象変化で強雨がふえる可能性があり、災害対策がますます重要と警鐘を鳴らしております。30年前の1976年から1985年の10年間と、2005年から2016年の10年間を比較すると、地域気象観測システムのアメダスでは、1時間に50ミリ以上の強雨は、30年前は36日、昨年までの10年間は117日で3.25倍にふえているとのことです。北一号川は、北海道管理です。上流域は、もともとは水田でありました。その後、畑作となり、水田が持っている保水能力、調整池、遊水池としての機能がなくなったことも要因の一つになっていると考えているところです。流出した土砂が河床に堆積し、流れがとまっているように見受けられます。一部には生活ごみが浮遊しており、雑草が繁茂して川底が見えません。麻町一号橋、東小学校脇から新光橋にかけての約800メートルが特に環境悪化を招いています。また、ベベルイ川との合流点は、ベベルイ川の水位上昇に伴い、樋門を閉じるとのことで、北一号川の水はたまり、排水されないため、排水ポンプを仮設して排水作業に当たっています。今後も、台風や短時間強雨などの頻度が増すことが予測されることも含め、事前の対策をとっていただくことが地域の安心・安全につながると考えます。北海道への要望も含め、行政対応が早急に必要と感じるところです。そこで、2点伺います。一つ目は、ベベルイ川合流点樋門の排水ポンプ設備についての考え、整備について。二つ目は、河床の堆積した土砂のしゅんせつは、河川断面積の確保や流速の維持等の観点からも必要と思われます。その対策について。以上、1回目の質問といたします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-黒岩議員の御質問にお答えいたします。1件目の民泊の環境整備について、住宅宿泊事業法の施行に伴う民泊の活用と規制についてであります。本年6月に成立いたしました住宅宿泊事業法は、いわゆる民泊事業を営む住宅宿泊事業者に行政への届け出義務を課し、民泊事業の適正な運営を確保し、国内外からの観光客の来訪及び滞在を促進する目的で制定され、住宅宿泊業者の届け出及び指導・監督は、原則、都道府県が行うものと規定されているところであります。最初に、民泊の必要性について、宿泊者の多様化への可能性を含め、どのように考えるか及び市内既存宿泊施設と民泊との関係についてであります。外国人観光客の増加や、国内外の観光が団体旅行から個人旅行へシフトしたことに伴い、観光地におきましては、富裕層から低予算で旅行する客層に至るさまざまな宿泊施設ニーズが発生しております。こうしたニーズに対応するため、住宅宿泊事業法は、民泊を旅館業法に規定する宿泊施設を補完する存在として、正式に位置づけたものと認識をしているところであります。本市における民泊施設につきましては、インターネットの予約サイトや仲介サービスで確認した中では、それらしき施設が掲載されていることは確認をしておりますが、市として営業実態についてはまだ把握をしておりません。住宅宿泊事業法の施行により、住宅宿泊事業者の情報が公表されるとともに、住宅宿泊管理業者や住宅宿泊仲介業者が登録制となることから、現在より容易に営業実態が把握できるようになるものと認識をいたしております。次に、民泊の活用とその課題に対する規制等、市独自の施策の考えについてでありますが、住宅宿泊事業法では、規制ルールが規定されておりますけれども、現在、政省令が制定されていないことから、詳細の制度内容が把握できておりません。また、北海道におきましては、生活環境の変化を防止するため、必要があるときは、年間180日が上限と定められた民泊の営業日数を、区域を定めて制限する、いわゆる日数制限条例の制定を検討するとの説明が市町村に対して行われてきたところであります。市といたしましても、今後制定される政省令やガイドラインの内容、道条例の検討内容について情報を収集し、必要な対応を行ってまいりたい、このように考えているところであります。2件目の北一号川の整備についての河川のしゅんせつ及び樋門の排水ポンプ設備についてであります。北海道が管理する北一号川は、同じく北海道が管理するベベルイ川に合流しており、その合流地点には樋門が整備されており、本流のベベルイ川が大雨などにより増水した際には、逆流防止のため、北海道の判断により樋門を閉鎖することとなっており、その場合の内水氾濫対策については、市が対応をしているところであります。昨年と同等規模の大雨における内水氾濫対策に必要な台数のポンプにつきましては、ポンプを保有する市内の建設機械リース会社に確保を依頼しており、設置につきましては、災害協定を結んでいる建設業者の協力を得ながら迅速に実施し、内水氾濫の発生がないよう備えているところであります。次に、河床の堆積した土砂のしゅんせつについてでありますが、北一号川は、河床勾配が緩く、長年にわたり上流部からの土砂が堆積している状況にあり、この堆積土砂が河川断面を小さくしており、河川の急激な増水の要因となっているところであります。北海道に対しましては、富良野圏域連携協議会において、他の河川とともに河床しゅんせつに関する要望を行っているところであり、引き続き、あらゆる機会において積極的に要望活動を行っていく考えであります。以上であります。
再質問 17番 黒岩岳雄
では、再質問させていただきたいと思います。最初の民泊の関係ですけれども、行政として、民泊を歓迎しているのか、歓迎していないのか、よくわからなかったのです。観光面で言えば、富裕層も含めて、バックパッカーというのですか、そういう観光客も幅広く取り入れていく上では、私は必要だと思うのですよ。ただ、既存の営業施設がありますから、そことの兼ね合いということがやはり重要ではないか、こんなふうに思います。その辺についての見解をお聞きしたいと思います。
答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)
黒岩議員の再質問にお答えいたします。1点目は、民泊につきまして、必要かどうかの見解、それから、いまのホテル、旅館等の業界との関係でございます。国がインバウンドの増加並びに宿泊施設が足りないと認識しているのと同様に、富良野市におきましても、外国人観光客が非常にふえてございます。さらに、宿泊施設も、特にピーク時の夏季につきましては足りない状況にあると認識してございます。その中で、いろいろなニーズ、それこそ高額なホテル等で高額なサービスを望む層から、おっしゃるとおり、バックパッカー等の軽易な宿泊を望むニーズもございます。それらに広く対応するために、民泊というものも必要と認識しております。もう1点は、ホテル、旅館等の業界との関係でございますけれども、現在、民泊につきましては、御答弁にありましたとおり、まだ細かい内容等が明らかでなく、政令並びに省令、さらに道の条例等もこれからつくる状況でございます。それぞれの業界等との関係につきましては、まず、そのニーズといいますか、客層が違うところが1点あると思います。民泊との共生に市として関係する部分は非常に難しいと思いますけれども、必要に応じてその辺について御意見等をお聞きする機会は持っていきたいと思ってございます。以上です。
再質問 17番 黒岩岳雄
既に営業している施設は、ほとんどが従業員を抱えているわけですよ。ですから、トップシーズンのごく一部であればいいのですが、新たな民泊というものが180日まともにやった場合は、既存の営業施設に相当打撃があるかなというふうに私個人としては思うのですね。ですから、行政として、今後、その辺のジャッジが必要になるのではないかなという思いがします。法律が施行されるのは来年なのだから、十分に時間があるわけですよ。そういう中で、いかにこの富良野圏域がスムーズに移行していくか、民泊を取り入れていくかという考え方が重要だと思います。その辺についていかがか、お聞きしたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
黒岩議員の再々質問に、私のほうからお答えいたしたいと思います。現在、民泊ということで、全国的に一般家庭まで入ってきているような状況であります。富良野の場合におきましては、宿泊施設が足りる、足りないというよりも、年間を通してどのぐらいの稼働率かというと、50%に行くのは少ないのです。そういう状況ですから、季節によって宿泊施設が足りない、こういう現況が富良野の実態であります。こういう状況を考えたときに、民泊を歓迎するか、しないかというよりも、民泊をやる人がどういう観点でこれをやるかというものの考え方も一つ大事ではないかと思います。先ほども答弁しましたけれども、実態はまだつかんでおりませんから、御質問にあったとおり、条例ができようが、できまいが、富良野における状況を率先して調べる、調べた結果、どういう課題があるのか、ないのかと。私は、条例ができる、できないよりも、そこが基本になるだろうというふうに考えております。関係する観光協会、あるいは、ホテル、旅館の組合等からも、過日、要望が出されておりますが、現実的な問題として、ホテルあるいは旅館等の状況とは内容が違います。防犯の問題、あるいは、国際的な問題での事件の状況、また、先ほどごみの問題も出ましたが、これももちろんそうであります。こういったことも念頭に置きながら、これから十分に実態を調査して、その調査の結果、富良野で対応する中身というのはどういう形が一番望ましいのか、そういう総合的な判断の中で、道条例ができる状況と進みぐあいを見つつ、例えば富良野市で要綱的なものをつくるとか、関係団体と協議をしながらそういったものをつくる必要性があろう、いまはこのように考えているところであります。
再質問 17番 黒岩岳雄
昨年、私たち会派が実際に東京のほうへ行ったときに、先進地ということで施設見学をしてまいりました。一つは軽井沢ですが、ここは、もう民泊はやらぬと。軽井沢にそぐわない、軽井沢のまちでは民泊はやりませんとはっきり言っているのですね。そういうまちも現実にありますし、大田区のように特区でやっているところもあります。それから、西日暮里のほうでは宿泊させていただきました。こちらは、旅館業法の簡易宿所という形でやっております。フロントの部分は喫茶を営んでいて、そこで受け付けをしまして、宿泊場所は別になっているので、そちらへ案内されて泊まりました。そこは風呂がついていて、4ルームか5ルームぐらいの部屋があったと思います。我々以外に他の方も泊まっておりまして、シャワーの時間調整をしなければいけなかったので、近所に銭湯が何カ所かあるものですから、どうせだから銭湯に行こうということになりました。また、町内で食事もしまして、次の日の朝食は受け付けをした喫茶のところでとることができました。このように、民泊を進めるに当たっては、地元というか、飲食店などの協力がしっかりないと結構難しい部分もあると思います。しかし、ある意味では、民泊をやることによって新しく産業が育つといいますか、雇用が生まれる可能性もありますし、そういう意味ではしっかりと取り組んでいただけたらそれなりの成果は出るのではないか、こんなふうに思います。あわせて、民泊の所管は、経済部なのか、保健福祉部なのか、その辺の方向性というのはある程度決まっているのでしょうか、お尋ねします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
黒岩議員の再々質問にお答え申し上げたいと思います。所管についてですが、民泊であろうと何だろうと、飲食に関しては、保健所管轄の食品衛生を含めた法律があるわけですから、それに基づいて当然やることになります。それから、先ほどからの御質問に出ております民泊そのものについては、建設して行うものについては、市で受け付けることになり、いまは富良野らしさの自然環境を守る条例の中で指導、指示をできるようになっておりますから、それによって行うことができます。しかし、既存のホテルを買い求めてそれに変更するところが少し見受けられるものですから、先ほどから御答弁させていただいておりますように、そういうものに対しては、実態を調べ、その実態の中身を整理した上で、所管部について、この所管部という形がいいのか、あるいは、連携してやるのがいいのか、検討をしてまいりたい、このように考えております。
再質問 17番 黒岩岳雄
では、北一号川のほうに移らせていただきます。道の管理ということですので、要請しているから、直接、行政のほうで触れることはできないのかもしれませんが、実際には、地元の人たちが災害に遭ったときに行政のほうでは限られた部分しかできないということにはならないと思うのです。まず最初に、ベベルイ川の水位が上がれば、逆流する可能性もありますので、ベベルイ川の合流点の樋門を閉じると。そのときの連携というのですか、いまはポンプが常時入っていないわけですから、ポンプを入れるにしても、タイムラグというのが生じないのですか。どういう流れになっているか、それを確認させていただきたいと思います。
答弁 建設水道部長 吉田育夫(建設水道部長は2019年2月まで)
黒岩議員の質問にお答えいたします。危険水位になった場合、また、それが予測された場合、道のほうから樋門を閉める前に通知がございます。その間に、富良野市としては、必要なポンプ台数、人員を配置して、内水氾濫が起きないように対策を講ずるという流れになっておりまして、閉めてから通知が来るとかそういうことではございません。ですから、道のほうから、このままの状況だとあと何時間後に樋門が閉まる状況になるという通知が事前にございますので、それに対応して我々も動きをしていくという形でございます。以上でございます。
再質問 17番 黒岩岳雄
そうすると、今までも、川からのオーバーフローといいますか、かき出せない、排水できない状況があったと思うのですが、今後、そのポンプの内容というのは大丈夫なのでしょうか。
答弁 建設水道部長 吉田育夫(建設水道部長は2019年2月まで)
黒岩議員の御質問にお答えいたします。この言葉はもう使ってはいけないのかもしれませんけれども、昨年、想定外、想定以上の雨が降りました。それから、近隣に一斉に降ったものですから、市内のポンプ、発電機等が一斉に出払ってしまって対応がなかなか追いつかなかったという実情がございます。この反省に鑑みて、現在においては、市長から答弁をさせていただいたとおり、必要なポンプについては、市内でポンプを保有しているリース会社等にほかには出さないようにとお願いして確保しております。また、市としましても、一遍には無理ですけれども、年次計画で排水ポンプ、発電機の購入を進めているところでございます。以上でございます。
再質問 17番 黒岩岳雄
地元の人たちの意見を聞きますと、豪雨が来たときだけ仮設で対応するのではなくて、常設にしてもらいたい、そういう考え方もあるのですよ。ですから、内水の排水については行政のほうで対応するとなると、そういう方向性を考えてもよろしいのではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 建設水道部長 吉田育夫(建設水道部長は2019年2月まで)
市内、特に空知川においては、排水樋門、ポンプ場を常設しているところもございます。ただ、これにつきましては多大な費用がかかりますので、いま言ったように、現段階においては、必要なポンプ台数を確保しておりますので、ポンプを常設するという考えはございません。
再質問 17番 黒岩岳雄
常設しないのであれば、絶対に間違いないようにやっていただくということでよろしいですね。タイムラグとか、先ほど話していたように、想定外の雨が降ったからしようがないのだということにはならないと思うのですよ。だから、前向きに検討していくと、災害というのはそういうことだと思うのですよ。いつ起こるかわからないものに対して、無駄ではないか、年に1回も起こらないところにお金をかけるのは無駄ではないかと言う人もいるかもしれません。しかし、実際にそこに住んでいるわけですから、そういう人たちのことを考えたときに、どういうふうにやっていくかということだと思います。行政としては、何でもお金がないと言えばいいというものではなくて、やっぱり、物によりけりだと思うのですよ。お金を捻出することも行政の役目だと思うのです。いかがでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
黒岩議員の再質問にお答え申し上げたいと思います。特にこの問題は、富良野市と道の関係で長年やっているわけでございまして、しゅんせつにつきましては、毎年、富良野圏域連携協議会の1市3町1村が要望をまとめてやっているところであります。要は、しゅんせつを行わない理由は道予算が足りない、こういうようなことになるのですけれども、昨年の災害を見ますと、もうそういうことを言っておられない現状だという共通認識を持ちました。やはり、計画的にしゅんせつをやってもらうということが現状では一番いいわけでありますから、今後も続けて市町村がそういう監視の役割を果たすということだと思います。川というのは、富良野市だけでなくて、上富良野から続いているわけです。そういう中で、現在、山林、森林の保水機能がなかなか難しいということで、川に流れてきて、それが増水する、こういうことになっております。ですから、それらを含めた道の対応ということで、これからきちっと計画的な状況づくりをするようさらに強力に働きかけていくというのが1点です。もう一つは、先ほど部長から答弁させていただきましたが、内水氾濫で、結構、この富良野川ばかりではなく、地域においてもありますから、市が単独でそういうところに置いている場所も一部ございます。災害というのは、当然、臨機応変でやらなければなりませんし、予算的なことでも、やはり、地域において災害が起きたほうがそれだけお金がかかるわけですから、私も余りお金がないからとは言いがたいと思っています。そういうことも含めて、道河川という位置づけの中で、行政の役割をもう一度きちっと整理して、当然、道がやらなければならないものについては地域で強力に要請をしてまいりたい、いまはこのように考えているところであります。以上であります。
再質問 17番 黒岩岳雄
私の考え方を市長に先に言っていただいたので、私からも重複する質問はできませんが、市長も北一号川の現状については十分に理解しているなというふうに思いました。最初の質問にあった麻町一号橋から新光橋までの800メートル、これが特にひどいのです。麻町一号橋というのは東小学校の隣なのですが、そこに生活ごみが浮いているのですよ。もう、そういう環境なのですよ。その後も、堆積した土砂の上に雑草がずっと繁茂して、水面はほとんど見えません。市長があれを見たら、本当に激怒すると思いますよ。市長の言っている方針では、大事なのは農業と観光、そして環境ですよね。その環境が全然なっていないのです。もう、本当にひどいですよ。JRのときに道の対応がだめだと市長が怒っていましたが、これも、現地を見てもっと怒ってください。本当にひどいです。そういうものをきれいにすれば、水も流れるわけです。要するに、断面も確保できるわけですから、それだけプールできるわけですね。時間的余裕もできるし、ふだんから水が流れれば清流になるわけです。私も向こうに住んでいるものですから、うちの町内会の人たちが川のサイドの草をきれいに刈って、それを袋に全部入れてくれています。刈っても、汚ければ、そこに物を投げてしまうのですよ。本当にきれいにしておけば、物は投げられません。アメリカのほうで割れ窓理論というのがありますが、ごみを投げておけば誰も拾わない、1個でもごみが落ちていれば次も投げる、そして、全部がごみだらけのまちになってしまうわけですよ。ですから、きれいにするということは、いまの環境を保つ意味では非常に重要だと思います。この件について、市長から答弁をお願いします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
黒岩議員の再々質問にお答え申し上げたいと思います。川は、1市町村ではないわけですね。上流の市町村等を含めて、ごみはどこで投げても下流に来ることになりますから、富良野市ばかりではなく、上富良野、中富良野の3カ市町で、いま御質問のあったことも含めて、今後は環境整備を強力にやって、川にごみが流れないような体制、そうした監視はやはり市町村がやらなければならない、こんなふうに考えております。市町村がやる状況づくりをさらに強めてまいりますので、そういった点でひとつ御理解を賜りたい、このように思います。
再質問 17番 黒岩岳雄
最後に、道のほうに要請しているということですが、何十年やっているかわかりませんけれども、いただいたこの要請書を見ますと、中身は13カ所を羅列して中身が書いてあるだけなのです。私は、優先順位をつけるべきだと思うのです。いま、富良野ではこれが必要なのだ、1番はどこだ、2番はどこだ、それはこういう理由だと。例えば工事をする場合にも、同じように優先順位をつけて、これは緊急だ、これは、財産まで影響するものだから早くやらなければいけないのだと、行政の中での判断があると思うのですよ。ただ十何カ所の道の河川を羅列しているだけではなくて、私は、これはこういうわけだ、絶対にやってくれと。限られた予算ですから、そういう形で道のほうに要請していくということもやっぱり重要だと思います。そのような考え方はどうなのでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
黒岩議員の再々質問にお答えをさせていただきます。御質問にあったように、順位をつけてやるというのは当然であります。毎年やるのに、同じことを繰り返すわけにいきません。順位を決めてやっております。もう一つは、ヌッカクシ富良野川という川は上富良野からずっと来ているわけですね。昨年は、災害で中富良野が氾濫いたしました。これは道河川です。そういう現実があることを踏まえた中で、富良野についてもいまは順位をつけて要望をしております。ですから、その要望する13カ所は、順位なしに同列でやっているということではないわけであります。川は続いていて一つですから、ほかのものと違いますから、それだけにヌッカクシ富良野川についてはそれぞれの市町村でも同一のものの考え方で道のほうに要望を出しているということで御理解を賜りたい、このように思います。
再質問 17番 黒岩岳雄
市長、いま、私は手元に昨年のこれを持っているのですけれども、優先順位が特にどこに表記されているか、私が見ただけではちょっとわからないのです。ただ、1番、2番と番号は振ってありますよ。それが優先順位ですか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
道のほうに、これが1番ですよ、2番ですよという言い方はやっておりません。ただいま前段で申し上げましたように、上富良野、中富良野と続いているわけですよ。富良野で要望するということは、上流ではなく、一番下流ですよ。ですから、合わせて、共同で1番に上げてやっている、こういうことで理解をしていただきたい、このように思います。
再質問 17番 黒岩岳雄
そこについては特に云々とは言いませんけれども、私は、改めて、優先順位についてははっきりと明示してやっていくべきではないか、ナンバーではなくて、優先順位というふうに表記してやっていったほうがいいのではないか、こういうふうに思います。いかがでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
当然、何事をやるにおいても、議員の皆さん方からそれぞれ要望が出てくる中でも、ある程度そういう状況を踏まえた中でやっているわけですね。そういう状況を考えたときに、道河川のヌッカクシ富良野川というのは、いま始まった川ではないのですよ。もう20年も30年も前からこういった論議をやって、進展をしていないという現況があるわけですね。ですから、昨年の災害が来て、道も少し目が覚めたような感じがしております。ですから、こういったことは、当然、順位づけも必要ですし、それぞれの市町村で基幹産業である農業の畑が荒らされるということですから、これは第一優先に考えてやるのが当然でございます。いま、黒岩議員が御指摘されたように順番をつけてやれということであれば、それに類するような形を考えていきたい、このように考えております。