みんなの議会

富良野市議会 平成30年第1回定例会 2018年3月7日

(1)観光振興について/(2)農業と観光が連携した雇用対策について

2018年3月7日、富良野市議会の一般質問で、黒岩岳雄議員が「観光振興について」「農業と観光が連携した雇用対策について」について質問し、市長 能登芳昭、経済部長 後藤正紀が答弁しました。

質問者
黒岩岳雄 議員
答弁者
市長 能登芳昭、経済部長 後藤正紀

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 17番 黒岩岳雄

-登壇-通告に基づき、質問いたします。1件目は、観光振興について、旭川空港民営化に伴う名称変更による観光振興について伺います。北海道新聞の2月14日の報道によると、北海道内の主たる7空港、新千歳、旭川、函館、帯広、釧路、女満別、稚内の運営を一括で民間委託する空港民営化については段階的にとの記事が載りました。国土交通省では、空港民営化について、民間事業者へのスムーズな引き継ぎのため、期間を2020年6月から2021年3月の間に段階的に進める方向性が示されました。新千歳空港は2020年6月ごろ、旭川空港は2020年10月ごろ、他の5空港は2021年3月ごろとのことです。空港民営化のメリットは、民間が各施設を一体で運営し、着陸料も自由に決めることができる、空港ビルの物販収入を原資に着陸料を低減でき、就航路線の拡大などを見込めることです。7空港一括民営化については、今後入札があるとのことで、1次審査及び2次審査を経て、最終的には2019年7月ごろに運営権を得る事業者が選ばれるとのことです。入札参加の事業者、企業連合は、国内外を含め、三つ以上の競合になるとのことです。三つ以上の企業連合があるということは、魅力、人気があるということ、将来の伸び代、期待値が高いということだと思います。旭川空港では、手狭であった国際線の対応策として、現在、国際線ターミナルビルを建設中で、ことしの11月22日オープン予定とのことです。空港民営化を見据え、空港を運営する旭川市は、さらなる国際便誘致や、道北の利用客の掘り起こしに一層力を入れるとのことです。今後の民営化に向けては、空港の旅客数を伸ばすことが最優先事項の一つと理解するところです。このような背景のもと、空港民営化の目的とされる観光振興や道内経済の活性化策などを踏まえて、現在の旭川空港の名称にネームバリューのある富良野を加え、旭川・富良野空港として国内外に富良野近郊の空港として知ってもらい、利用促進を図っていくことが必要と思います。単独名称より、富良野を加えることで、より成果に結びつくと考えます。地元財界、観光業界も同様の声を持っており、担当部局に地域の声を伝えていくことが必要と思いますが、考えをお伺いいたします。次に、高規格道路について伺います。現在、地域高規格道路旭川十勝道路の一部となる富良野道路8.3キロメートルは、来年度中に開通すると聞いております。また、富良野から旭川方面に向けた富良野北道路5.7キロメートルも工事に着手しております。この道路は、今後、旭川空港と富良野を結ぶ重要な道路と認識しております。早期開通が望まれるところですが、進捗状況をどのように捉えているか、お聞かせください。次に、2次交通について伺います。ことしの冬の天候は、例年に比べ、秋口の早い降雪と降雪量の多さ、また、たび重なる爆弾低気圧の来襲による猛吹雪等で、JR北海道の各地の路線は運休がたびたび起こり、道民の生活に支障を来している状況にあります。富良野と旭川を結ぶ富良野線も、悪天候に逆らえず、運休がふえております。このことは、観光客を含め、通学、通勤の市民の皆さんの生活に影響を与えています。一方、富良野から旭川空港を経由して旭川に運行されているふらのバスのラベンダー号は、悪天候でも安全確認をしながら運行されており、JR富良野線の運休を補い、市民生活を支えており、利用者の一人として感謝しております。今後、旭川空港が空港民営化に取り組むことになれば、空港からの2次交通は大変重要と考えます。観光と市民生活を支えるバス運行の充実をどのように考えているか、お伺いいたします。2件目は、農業と観光が連携した雇用対策について、農業ヘルパーの観光施設における冬季雇用について伺います。平成27年3月の第1回定例会において、農業と観光が連携した雇用対策の仕組みづくりとして、農業ヘルパーの観光施設における冬季雇用について伺っております。労働力確保対策として、経験豊かで優秀な人材確保のため、農業ヘルパーを冬季の観光などの営業施設等で雇用する仕組みについての必要性と、それが労働力確保と定住化につながるとの考えを伝えました。答弁として、農業ヘルパーの定着、熟練化を図ることは重要であること、観光業との連携は必要であることなど、今後、関係団体と連携しながら、雇用する側、働く側の情報収集、情報共有の場をつくっていきたいとのことでありましたが、その後の進捗状況をお示しください。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-黒岩議員の御質問にお答えいたします。1件目の観光振興についての、旭川空港民営化に伴う名称変更による観光施策についてであります。旭川・富良野空港としての名称変更に向けた働きかけについてでございますが、ほかの空港には、利用促進や知名度向上を目的に、とかち帯広空港やオホーツク紋別空港など地域の呼び名を通称名としてつけている空港がございます。現在の旭川空港は、上川・留萌・宗谷・空知管内など各地域の空の玄関口として利用されておりますので、空港民営化を機に、利用者に空港に親しんでもらう一つの取り組みとして、道北の地理や風土を生かした愛称を公募することが望ましい、このように考えております。次に、富良野-旭川間の地域高規格道路の進捗状況についてでありますが、現在、上五区から学田三区までの富良野道路8.3キロメートルは、平成30年度中に開通予定であり、学田三区から中富良野町までの富良野北道路5.7キロメートルは、用地買収や橋梁工事が進められているところであります。中富良野町から旭川に向けた未整備区間につきましては、現在、旭川十勝道路整備促進期成会幹事会の場におきまして、観光、物流、防災、救急医療など地域高規格道路の期待や効果について意見交換を行っているところであり、今後、客観的なデータを収集しながら、地域合意に基づくルート案につきまして旭川開発建設部と協議を行ってまいります。次に、旭川空港から富良野市までのバス運行の充実についてでありますが、ふらのバスが運行する旭川-富良野間の快速ラベンダー号は、旭川空港、旭川医科大学病院、旭川厚生病院などを経由し、旭川駅まで1日8往復を運行しているところであります。旭川空港は、平成30年度で国際線専用ターミナルが完成し、平成32年度には空港民営化が図られることから、今後、利用客増加に伴う旭川空港へのJR乗り入れ、あるいは、旭川空港からのバス運行の充実など、2次交通の確保に向けた取り組みについて関係市町村や関係機関と協議を行っていく考えであります。2件目の農業と観光が連携した雇用対策についての農業ヘルパーの観光施設における冬季雇用についてであります。平成27年第1回定例会におきまして、ただいまの黒岩議員の御質問の中にありましたとおり、今後、関係団体と連携しながら雇用する側、働く側の情報収集、情報共有の場をつくってまいりたいと答弁いたしたところであります。この間の取り組みといたしましては、冬期間の宿泊先の確保として、富良野市農業担い手育成センターの宿泊棟を、翌年度も農作業に従事することを条件に冬期間利用することを提案してまいりました。また、冬期間の仕事確保に関しましては、農業体験者滞在施設の指定管理者でありますふらの農協の取引先の紹介に加え、雇用条件の提示のあった企業の紹介や募集説明会の実施、施設内での求人情報の掲示等に取り組んできたところでありますが、冬期間も本市にとどまる農業ヘルパーは、ここ数年におきましては10名前後となっているところでございます。以上であります。

質問 17番 黒岩岳雄

名称ですが、愛称ということで、先ほど市長から答弁がありましたように、道内でも何カ所か正式名称にかぶせてやっておりますし、本州のほうでも、例えば、徳島空港の場合は徳島阿波おどり空港とか、出雲空港の場合ですと出雲縁結び空港とか、高知のほうでは、坂本龍馬がいるものですから、高知龍馬空港とか、そんな形で愛称としてやっているところを私も承知しております。いま、旭川のほうでも愛称をつけるような動きがありますので、地域として指をくわえてそれを待っているのではなく、まずは富良野をつけてくれないかということが能登市長だったらできるのではないかと思うのですよ。まず、そういうことに手を挙げると。やっぱり、ほかの名前がつくより富良野の名前がついたほうが対外的にもいいわけですから、私は、そのように手挙げをして、機会があればそういう形でぜひ訴えていただきたい、こう思います。いかがでしょうか。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

黒岩議員の再質問にお答えさせていただきたいと思います。過日の北海道新聞に出ていましたが、旭川市と空港所在地の東神楽町の両市町で通称名の公募をしたいという報道がございましたので、いま御質問があったとおり、当然、申し入れはしていく必要性があろう、このように考えているところでございます。以上であります。

質問 17番 黒岩岳雄

ぜひ、お願いいたします。続きまして、私から、地域高規格道路のほうはやむを得ない事情もありますので、次の2次交通、いわゆるバスの関係について質問させていただきたいと思います。私は、暮れの12月26日、天候が非常に悪かったものですから、自分の運転では危ないですし、JRもだめだったので、公共バスを利用いたしました。吹雪の中を、ドライバーは、とまり、とまりして、きちんと安全を確認しながら送っていただきました。また、帰りは、JRがとまっているものですから、旭川の出発時には既にほぼ満席でした。私は、病院で検査があったものですから病院で待っていたのですが、病院でも七、八名が乗って、それでびっしりになってしまったのです。その後に旭川空港へ行きました。旭川空港では十数名がいて、たまたま年の暮れでしたから、家族連れが大きなバックを持っていたり、観光客がスノーボードとかスキーを持っていて、これはちょっと難しいなと私も思ったのです。運転手は、そのお客さんに対して、もうびっしりですから、申しわけない、こういう状況なので次のバスにしてくれとお話しして、積み残してバスはそのまま出たのです。私が後で確認したところ、それについてはちゃんとフォローする、カバーするというような話でした。しかし、空港にそういう駐在員がいないものですから、運転手は何人が待っているかといった状況がわからないのですね。ですから、そういう不測の事態のときのバックアップとかカバーなど、行政側として、株主でもありますし、いろいろやっていく必要があるのではないかなと思います。こうした異常事態がしょっちゅう起こるわけではないですが、このときは輸送機関が1本しかなかったわけです。ただ、富良野に見えるお客さんですから、こうしたお客さんに対して、行政としてそういうときの体制を支援していくというか、その辺の考え方についてお伺いいたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

黒岩議員の再質問は、2次交通の関係について、特にふらのバスの運行状況の御質問だというふうに受けとめて答弁させていただきたいと思います。現在、ふらのバスは、大変御苦労されて、四、五年前は旭川医大の玄関口まで行っておりませんでしたが、3年がかりで医大の玄関口にバスをとめることになりました。いま、旭川のバスは玄関口までは走っていませんから、そういう意味では、玄関口までふらのバスが入るというのは画期的なことであって、富良野沿線の中富良野、上富良野、美瑛を含めた患者にも旭川医大の正面まで行けるということで大変喜んでいただいた経緯がございます。ただ、それでは観光面ではどうなのか、こういうことが一つあります。御承知のとおり、バス運行事業の中で、一つは、働く運転手の皆さん方の労働時間の問題が整理されまして、長時間にわたる場合は2名体制の運転という問題がございます。二つ目は、路線を決定する上において、運輸局の承認を得なければならないという問題があります。ですから、災害などそういう状況の中で緊急的に認められる以外は、混んだからといって旭川空港から臨時バスを走らせることは要望してもなかなかできない現状であります。さらに、運転手不足ということもございます。そういうことで、富良野市もふらのバスの株主になっておりますから、こうした要望にはできるだけ応えるべきだと考えておりますけれども、総体的なことと、バス会社の運営の問題、運転手の確保の問題などもございますので、ここで即答はできません。バス会社のほうにそういう一般質問があったことをお知らせして検討していただくような状況になろう、このように考えているところでございますので、その点でひとつ御理解を賜りたい、このように思います。

質問 17番 黒岩岳雄

ただいまの市長の答弁については、私も十分に理解するところです。それから、いまの答弁と重なる部分ですか、いわゆる運転手不足というか、非常にタイトな中で路線バスを運行しているという関係もありまして、旭川空港の飛行機が東京に向かって飛び立つほうについては、ほぼ1時間前には着いて間に合うような体制になっております。一部、最終便などについては2時間ぐらい待たなければいけないのですが、これはダイヤの関係でやむを得ないかなというふうには思います。ただ、飛行機が着いてから富良野に向かってくる場合は、時間帯が非常にまちまちなのです。以前から、バスを利用して富良野へ行きたいといった場合、1時間半以上も待つことがあるのが現実です。私もふらのバスの担当の方と直接お話ししたのですが、このことについては非常に苦慮しているということでした。しかし、苦慮しているだけでこのままずっと行ったのでは将来的にいいのかなという問題もありますので、この件につきましても、今後、先ほど市長が答弁したような内容で取り扱っていただくような方向でお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

黒岩議員の再々質問にお答え申し上げます。申し上げることについては、当然、先ほどお話ししましたとおりですが、飛行機の時間に合わせてバスを走らせるのはなかなか難しいのですね。それぞれの終着点に向かって順序が決まっていまして、例えば旭川駅前まで行く間に途中下車するところは陸運局にきちっと登録しておかなければならないものですから、その点で、いまの御質問にあったように、おりてから時間が余るという時間短縮の問題なども含めて検討することになると、増車をするか、空港に直接つないでやる方法か、こういうことしかないわけです。ですから、この点も含めて、お話はしたいと思いますけれども、私は、これはなかなか難しい問題だということだけはこの場でお答え申し上げておきたい。検討することについては、あわせて申し入れをしてまいります。

質問 17番 黒岩岳雄

では、2件目の農業ヘルパーの雇用についてお尋ねしたいと思います。私も、実際に農家の方たちと話していて、本当に農業ヘルパーたちに助けられている、そういうレベルの高い人たちにぜひ来年も来てもらいたい、昨年の暮れあたりからことしにかけて、そんなお話を何人かから伺っております。私も、以前から少しでも農業ヘルパーを引きとめるような方策を行政のほうにお願いしているというお話もして、その辺は改めてしっかりとやってもらうように話をしますからと、こんな話でつないでおります。やっぱり、宿泊の問題、あるいは、観光施設側の賃金の問題とか、いろいろな条件があると思うのです。その辺は、行政側も、真ん中に立って、条件を満たすように努力をしてもらいたいというような話をするとか、あるいは、そういう組織をつくるとか、そういうことはどんどんしていってもいいのではないかと思います。そういうふうにしていかないと、このままなし崩しにしては、本当に求められていることにつながっていかないのではないか、こんなふうに思います。ですから、いまいる方を少しでもつなげるためにも、冬期間は10人しかいないのであれば、その10人を15人にふやす方法について改めてお聞きしたいと思います。

答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)

黒岩議員の再質問にお答えいたします。冬期間の農作業ヘルパーも含めて、通年的に富良野にいていただき、春につなげて技術等を確保していきたい、レベルの高い方々を引き続き使っていきたいという御要望が多いという御質問かと思います。現在、富良野市におきましても、観光施設等での雇用につきましては今後ふえていく状況があろうかと思います。そういったことも踏まえながら、現在、農業体験者滞在施設でも冬期間にはこういう仕事がありますと紹介してきておりますけれども、そちらのほうでも情報をどんどん収集しながら、皆さんにお話ししてまいりたいと思ってございます。以上です。

出典:富良野市議会 平成30年第1回定例会 2018年3月7日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる