みんなの議会

富良野市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日

農業雇用対策を含めた農業担い手対策について

2016年3月8日、富良野市議会の一般質問で、黒岩岳雄議員が「農業雇用対策を含めた農業担い手対策について」質問し、市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一が答弁しました。

質問者
黒岩岳雄 議員
答弁者
市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 17番 黒岩岳雄

-登壇-私は、雄飛の会を代表し、今議会に提出されました平成28年度市政執行方針並びに教育行政執行方針について、順次、質問を行います。本年は、昭和41年、1966年5月に山部町と合併し、道内29番目の都市として富良野市が誕生してから市制施行50年の記念すべき年であります。今日の富良野を築いた先輩諸氏の御苦労に深く感謝申し上げます。市長は、ことしの50周年を契機として、まちづくりのテーマである、住み続けたいまち、そして、子供たちに誇れるまちを目指し、全力で職務に邁進していくとのこと、大いに期待するものであります。平成28年度の市政に臨む基本姿勢として、三つの重点政策と主な施策に分けられて執行方針を示されました。農業を育て、観光でもてなし、環境を守る農村観光環境都市の形成は、重点施策として、また、市長の公約でもあります。農業と観光は、富良野の基幹産業であります。農業が織りなす耕作景観が自然景観と連なり、その光景は富良野の代名詞となり、人は癒やされ、多くの観光客に感動を与えております。まさしく、農業と観光が融合しており、シナジー効果となってあらわれております。このような環境を永続する施策が必要と考えます。重点政策一つ目の農村観光環境都市の形成について、農業雇用対策を含めた農業担い手対策について伺います。高齢化と農業従事者の減少により、農業後継者や新規参入者など、多様な担い手育成と労働力確保は、持続可能な農業及び農村づくりを進める上で喫緊の課題であり、特に園芸農家など、労働力の確保対策は重要な課題であると認識するところであります。農業担い手対策は一定の方向性が示されましたが、園芸農家などの今後の労働力の安定確保には活路があるのでしょうか。富良野農業の将来像についてどのようなお考えなのか、お伺いいたします。観光について、平成29年度に観光庁が予定している(仮称)ブランド観光圏の認定に向け、日本の顔となる観光地づくりを推進するとしておりますが、国内外の観光客の増加を望むに当たり、各種共通課題などの解決に向けて、富良野市が国、圏域、関係機関に対してどのようなリーダーシップを発揮すべきと考えるか、お伺いいたします。観光施策としては、新たな視点で取り組む必要があると感じるところであります。旅行業界との連携や協力など、方向性について伺います。重点政策二つ目の中心市街地の活性化について伺います。昨年6月、商業、医療、福祉、住宅、保育所などの都市機能を集積した新たな生活街ネーブル・タウンが誕生し、隣接するフラノ・マルシェと合わせ、平成27年度の来場者が100万人を突破するなど、まちなかのにぎわいが回復基調にあり、官民協働によるまちづくりが一定の成果を上げたものと評価するものであります。中心市街地の活性化につきましては、事業の到達点をお示しいただき、引き続き官民協働を踏襲するお考えか、お尋ねいたします。重点政策三つ目の人口減少と地方創生について伺います。先般発表されました日本の人口は1億2,711万人、5年前の調査から95万人減少、1920年の調査開始以降、初めての減少となりました。東京、神奈川、千葉、埼玉で人口3,600万人余りと全国の4分の1以上を占めるとのこと、まさしく東京圏集中が一層鮮明になったと感じるところであります。このような背景の中、人口減少対策としての地方創生をなし遂げるため、富良野市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定の中で示している三つの基本戦略を掲げ、合計特殊出生率1.44を1.8、観光経済効果に対応する就業者数3,400人を3,600人、また、まちなか居住人口1,093人から1,200人と数値目標を示し、5年間で達成する目標となっており、達成には個別戦略が重要と感じます。地方創生失敗のパターン、すなわち、やりっ放しの行政、頼りっ放しの民業、全然関心なしの市民とならないようにするために、市が留意すべきこと、方策をお聞かせください。次代を担う子どもたちをみんなで育むまちづくり、安心して子育てができる環境づくりについてお伺いいたします。子育て世代の経済負担軽減を図るため、医療費の助成範囲の拡大として小学校就学前までが無料化の対象となりました。子育て世代としては、安心して出産、子育てができる環境を望んでおりますが、助成範囲の拡大を小学校就学前までとした選定理由と、財源の確保について、お聞かせください。新たな特定不妊治療費の助成ですが、治療費は経済的負担が多いとお聞きしております。助成があるのなら、改めて不妊治療に取り組みたいとの喚起につながると期待しているところです。制度の詳細についてお聞かせください。やさしさと生きがいが実感できるまちづくり、豊かな心身を育む社会教育活動の環境づくりについて伺います。成熟した社会には、芸術、文化、またスポーツの振興、推進が必要不可欠と言われております。生涯学習社会を目指すとすれば、どのような取り組みで実現していくのか、お聞かせください。誰もが健康で安心のできる地域づくりについて伺います。地域医療は、地域センター病院での常勤医師の不足が続いているとありますが、富良野市としても、常勤医師の不足は救急医療等の面で支障をもたらすのではないかと危惧するところです。地域医療を担う地域センター病院の理想的な姿を市はどのように描いているのか、伺います。ともに支えあい生きいきと暮らせる地域づくりについて伺います。市民の健康づくりは、生活習慣病の発症、重症化の予防などによる健康寿命の延伸に向けた取り組みを推進するとありますが、特に積雪期の運動不足の解消を図ることが重要であります。室内あるいは雪を利用した冬の健康づくりの取り組みについて伺います。地域福祉の担い手は地域で暮らす一人一人であって、幅広い市民参加に向けての環境づくりが重要であります。意欲ある市民が、福祉活動に参加できるための支援策についてお伺いします。障がい福祉では、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律が4月に施行されますが、地域協議会を組織するかどうかは、地域の実情を踏まえ、地域ごとに判断されることになっています。平成28年度は、富良野市障がい者計画市民会議を設置いたしますが、地域協議会の設置における市の考え方とその対応策について伺います。生活困窮者自立支援の就労準備支援事業についてお伺いいたします。就労準備支援について、どのような事業展開が必要と考えるのか、お尋ねいたします。また、必須事業の自立相談支援について、任意事業の就労準備支援と家計相談支援を実施いたしますが、導入の経過についてお聞かせください。人と自然が共生する環境にやさしいまちづくり、安全で安心できる快適な生活環境づくりについてお伺いします。防災対策は、富良野市地域防災計画に基づき、自助、共助、公助を基本に、地域防災力の向上に努めるとしております。近年、特に外国人観光客の増加などから、受け入れ施設の多い地域における外国人を交えた防災訓練の必要性について伺います。自然環境を生かして住みよさを高めるまちづくりについて伺います。住宅環境の整備については、住宅リフォーム政策の拡充、住宅改善の支援により、空き家とならず、継続利用が理想であります。やむを得ず、空き家となってしまった家屋の再利用、活用が重要と考えます。市民が手がけるのか、それとも行政が手がけるのか、空き家利活用の支援策について見解を伺います。地域の魅力ある産業を活かしたまちづくり、持続可能な農業及び農村づくりについて伺います。畜産振興では、哺育、育成などの作業共同化については酪農経営を取り巻く環境は厳しいと認識するところでありますが、どういった狙いがあって、検討に入ろうと判断したのか、お伺いいたします。林業についてでありますが、戦後に造林した森林が間伐期から主伐期に移行しています。木材の販売から十分な収入が得られるようになって、間伐等の諸費用や伐採後の再造林費等、森林整備をするための必要なコストを捻出することができます。森林を健全に維持していく上で、市としては、環境対策を主眼にやっていくのか、それともきちんと産業政策としてやっていこうとするのか、どこに軸足を置いて森林整備に臨まれようとしているのか、伺います。商工業の振興とまちなかに賑わいのあるまちづくりについて伺います。中小企業振興総合補助金についてでありますが、6次産業化への対応など農業者も活用でき得る制度へと変更されています。農・商・工連携を促す必要性を感じるところですが、中小企業振興総合補助金制度の周知拡大はどのようにして行うことを考えているのか、お伺いいたします。多様な業種が連携して農村の魅力を伝える観光のまちづくりについて伺います。観光振興は、富良野・美瑛広域観光推進協議会を中心とした外国人観光客のニーズの高いサイクルツーリズムの定着に努めているとしておりますが、1市4町1村のエリアは(仮称)ブランド観光圏認定に向けているところであります。特に、外国人観光客も増加する中、観光圏内のサイン、ピクトグラムの共通利用についての考えをお聞かせください。観光地域づくりのふらの版DMOを検討するとなっておりますが、地域一体の魅力的な観光地づくり、戦略に基づく一元的な情報発信、プロモーションなど、観光客を呼び込み、観光による地方創生を図ることを目的としています。また、DMO候補法人登録制度があり、登録により関係省庁の支援が受けられるとのことですが、対象エリアを含め、今後の方向性をお聞かせください。市民と地域、行政が協働して築くまちづくり、市民が連携し、みんなで支えあう地域づくりについて伺います。男女共同参画社会の実現に向け、着実に推進するためには、それを実行し得る庁内の推進体制を整備するほか、有識者、民間団体、住民からの提言など、庁外からの意見を適時集約することが必要と認識するところです。そこで、富良野市男女共同参画推進委員会に期待する役割と団体等の活動支援の方向について伺います。市民の信頼に支えられた行政運営の推進について伺います。組織体制につきましては、新たに市民生活部を創設し、出会い総合サポート室が新設されます。19歳から39歳までの独身の男女に対し、現在独身でいる理由を聞いたところ、結婚相手にまだめぐり会っていないからと、他地域とは違った特徴的な回答をした人が男性43.6%、女性39.3%おり、両者とも第1位の結果とのことです。結婚意欲のある人たちをどのような仕組みで結婚に結びつけるか、出会い総合サポート室は大変重要と考えます。調査対象が19歳から39歳までと年齢対象が広いことから、もう少し対象を絞って、細部にわたって検証が必要ではないかと考えるところです。出会い総合サポート室の運営について伺います。地方公務員法の一部改正によって、4月から新たな人事評価制度を導入いたします。組織全体の士気を高揚させ、公務能率の向上を図ることにより、住民サービス向上の土台をつくることを狙いとしています。今後、求められる職員像、適正な評価確立に向けた評価基準の統一化を進めるための方策と、評価結果の反映について、人事評価制度の概要をお知らせください。広域連携の消防体制については、常日ごろより地域住民の生命、財産を守る努力に感謝するものであります。総合戦略の宿泊客延べ数では、5年間で大幅な伸びを示しております。伸びる数はほぼ外国人と思われ、今後、外国人に対する緊急救急出動がより増加することが予測されます。どのような体制で臨むか、お聞かせください。予算編成に当たって、お尋ねいたします。地方財政については、国の経済財政運営と改革の基本方針2015及び平成28年度の地方財政の課題の中で、平成30年度までは、地方の安定的な財政運営に必要となる地方の一般財源総額について、平成27年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保するとされているものの、地方創生への取り組み、人口減少や高齢化が進む中での地方税の確保と社会保障関係経費の増加への対応、また、公共施設の老朽化による莫大な改修・更新費用が見込まれるなど、地方財政を取り巻く課題は山積している状況にあります。予算の総額が前年度当初予算額と比較して3.2%増となったこと、将来的な財政状況を勘案する市債の活用など、本年度の財政状況において考慮された点について伺います。続いて、教育行政執行方針について伺います。第5次富良野市総合計画後期基本計画を基本として、知育、徳育、体育の調和のとれた児童生徒の着実な育成を目指し、「すべては子どもたちのために」を合い言葉に、子供たちの無限の可能性を伸ばす学校教育の充実に努めるとしております。学校教育においては、富良野市第2次学校教育中期計画(平成25年度から平成29年度)に基づき、「自立と共生の未来を拓く、心豊かでたくましい人を育む」ことを基本理念に、子供たちが変化の激しい時代をたくましく生き、生きる力を地域全体で育むために、学びの大地に大きく育つ3本の木、知育の木、情意の木、健康の木とし、富良野市ZERO運動を推進し、教育実践の輪を広げるとしております。また、過日、ZERO運動が、すぐれた教育活動で、学校教育の向上に貢献したとして、北海道教育実践表彰をされたとの報道もあり、取り組みが高い評価を得ていると感じたところであります。主体的な学びを育てる 知育の木についてお尋ねいたします。体力の向上について、小・中学生の体力、運動能力などは都会の子供より劣っているとの報道などもある中、富良野の子供たちの実態はどうなのか、また、その対策など、どのように対応しているか、お聞かせください。本市の資源を生かした教育として、本年、東京大学北海道演習林との交流に関する協定により、森林環境教育に向け、大きな期待を持つところであります。森林学習プログラムについてどのような構想と成果を求められるのか、お聞かせください。自主自律の心を育てる 情意の木についてお尋ねします。キャリア教育の重要性につきましては、感じることがあります。最近、アンマッチとミスマッチによる若年者の早期離職などがマスコミや身近な話題となっております。現在取り組んでいる小・中・高一貫の研究についてお聞かせください。恵まれた環境と食で育てる 健康の木についてお尋ねします。最近、マスコミ等で芸能人、スポーツ選手などに薬物汚染などの報道がある中、特に健康教育は重要と考えます。どのような体制で取り組んでいるのか、お聞かせください。原点を見つめ未来の輪を広げる 学びの大地についてお尋ねします。児童生徒のコミュニケーション能力の向上に向けて、新たに演劇手法を取り入れたワークショップを小・中学校で実施するとのことですが、どのような課題に対して、どんな成果が期待できるのか、お聞かせください。社会教育についてお尋ねします。読書推進について、高齢社会となって目が不自由となり、読書をしたいが、文字が読みにくい、読めないなどの対策など、幅広い対応が今後必要になると感じるところです。生涯学習を進める上でも、読書推進ボランティアに対する充実、支援が必要であると考えますが、取り組みについてお伺いし、雄飛の会としての代表質問を終わらせていただきます。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-雄飛の会、黒岩岳雄議員の代表質問にお答えをいたします。1件目の農村観光環境都市の形成についての富良野農業の将来像についてであります。メロンやミニトマトなどの本市を代表する園芸品目は、機械化が困難なことから、これらの作付を維持するには、生産者を初め、関係者が連携して、労働力の確保に努めていく必要があると考えております。また、富良野農業の特徴は、土地利用型ハウス栽培、畜産等の多様な経営体が共存し、安全・安心で多様な農産物を生産しているところであり、将来に向かってもこの特徴をさらに伸ばしていく必要がある、このように考えているところであります。次に、観光客の増加に向けた、共通課題の解決などにおける富良野市のリーダーシップについてでありますが、富良野・美瑛広域観光推進協議会の会長として、各種調整や要請を進めてまいりたい、このように考えております。次に、旅行業界との連携や協力などの方向性についてでありますが、新たな取り組みなど観光振興を図るものにつきましては、関係業界などと連携・協働して推進してまいりたい、このように考えております。次に、2件目の中心市街地の活性化についての事業到達点と官民協働についてであります。平成13年の旧法に基づく富良野市中心市街地活性化基本計画から継続した中心市街地活性化の取り組みを実施してきたことにより、新規出店の増加や、路線価を初め、一部中心市街地の地価が上昇するなど、中心市街地活性化の取り組みによる効果があらわれてきております。このような状況から、長期的視点に立った持続可能なまちづくりに向けて、今後も継続して官民協働による中心市街地の活性化に取り組んでまいります。次に、3件目の人口減少と地方創生についての地方創生の推進に向けて市が留意すべきことについてであります。総合戦略の施策の着実な執行に向けては、具体的な数値目標と重要業績評価指標を設定し、進行管理を行ってまいります。この重要業績評価指標は、毎年、各部局において、総合戦略の施策や事業の実施内容を精査し、関連するデータの収集や分析を行い、総合戦略有識者会議や市民に対して、公表してまいります。なお、有識者会議では、効果の検証について協議をし、総合戦略を点検する一連のプロセスを実行してまいります。次に、4件目の次代を担う子どもたちをみんなで育むまちづくりについての乳幼児医療費助成範囲拡大の選定理由と財源確保についてであります。乳幼児医療費助成につきましては、病気にかかりやすい乳幼児期を中心に医療費軽減を図るため、無料化を図ってまいりましたが、3歳を過ぎても、幼稚園就園など集団生活の中でインフルエンザ、胃腸炎等に罹患し、医療費の負担も高くなるため、医療費無料化の対象を小学校就学前まで拡大をいたしました。財源につきましては、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中の施策として実施をしてまいります。特に、特定不妊治療の制度の詳細についてでありますが、北海道特定不妊治療費助成制度の対象である体外受精や顕微授精、さらに、国の補正予算で新たに対象となった男性不妊治療を含め、治療に要した費用から道の助成金を控除した額で、1回につき15万円を限度に助成するものであります。次に、5件目のやさしさと生きがいが実感できるまちづくりの生涯学習社会の取り組みについてであります。誰もが、いつでも、どこでも学習することができ、また、学習成果を生かすことのできる生涯学習社会の実現を目指し、多様化、高度化する市民の学習要求に対応し、生涯各期にわたって市民みずからが日常生活に根づいた学習活動が展開できるよう、教育委員会を中心に推進をしてまいります。また、文化・スポーツ行政につきましては、総合的な地域振興施策と特徴あるまちづくりを推進するため、市長部局へ移管するものであり、市長部局と教育委員会が連携を図りながら進めてまいります。次に、地域センター病院の理想的な姿についてでありますが、富良野協会病院は、社会福祉法人が経営する公的病院であり、富良野2次医療圏の地域センター病院として地域医療を担っております。特に2次救急医療、周産期医療については、圏域で唯一の医療機関であり、沿線5市町村で運営に対して支援を行っているところであります。地域センター病院におきましては、2次医療圏の中核病院として、市内医療機関と連携し、高度専門医療や救急医療の分野で病病連携、病診連携、医療機器の共同利用など、中心的な役割を担っており、診療体制の維持、拡充が必要である、このように考えているところであります。次に、冬の健康づくりについてでありますが、生活習慣病予防のために、身体活動、運動が重要であり、身体活動を増す具体的な手段は、歩行を中心とした身体活動を増加させるように心がけることであります。しかし、冬場の積雪期には運動不足となりがちであるため、通年で利用できる健康増進施設ふらっとやスポーツセンターで実施している事業への勧奨を推進しているところでございます。さらに、昨年から介護予防事業の一つとして取り組んでおりますふまねっと運動を含め、推進をしてまいりたい、このように考えているところであります。次に、意欲ある市民が福祉活動に参加できる支援策についてでありますが、福祉の担い手である市民一人一人が、市民自身の地域福祉やボランティアに対する意識の啓発を図り、誰もがボランティアについて学び、体験ができ、広く市民が地域福祉を理解し、福祉活動に参加する機会を提供してまいります。また、意欲ある市民が担い手として活動できるように、養成講座の開催などによりボランティアリーダーの育成、発掘に努めて、地域で支え合う活動につなげていきます。次に、地域協議会における市の考え方と対応についてでありますが、富良野市障がい者計画策定におきましては障がい者団体、福祉団体、医療団体、学識経験者、行政機関・団体、市民公募委員による策定市民委員会を設置いたします。また、障がい者差別解消支援地域協議会に関しては、地域の実情に応じた差別の解消のための取り組みを主体的に行うネットワークとして組織化できることとなっており、その役割は、相談窓口の機関の紹介、具体的事案の対応例の共有、協議、構成機関による紛争解決が挙げられます。協議会の設置につきましては、今後、関係団体と協議をしてまいります。次に、生活困窮者自立支援の就労準備支援事業についてでありますが、本市では、必須事業で窓口支援となる自立相談支援事業を実施してまいりました。長期間のひきこもり、就労未経験者、就労意欲喪失者等、多様な問題を抱える方にとっては、就労経験や就労訓練または生活面の家計相談などの支援によって就労可能となり、就労につながることが他の事例からも明らかとなっております。本市においても、相談面接の中で、就労前の準備を整えなければ、本人の就労意欲が高くても、職業安定所でのあっせんの段階で企業が求める人材とのミスマッチが生じ、就労に至らないケースが出ていることからも、任意事業として、就労準備支援、家計相談支援について平成28年度より導入し、推進してまいります。次に、6件目の人と自然が共生する環境にやさしいまちづくりの外国人を交えた防災訓練についてであります。増加する外国人観光客の災害対応につきましては、今後の課題と認識しております。防災訓練につきましては、宿泊施設の多い地区における訓練の際に検討いたしますが、観光協会、旅館組合等の関係団体においても外国人対応が求められるものでありますので、協議を進めてまいります。次に、空き家利活用の支援策についてでありますが、空き家の管理は所有者が行うことが基本であることから、利活用についても同様の考えを基本としております。しかし、空き家の利活用の促進を図るため、富良野市住まいの情報バンクへの登録を推進するとともに、住宅改修促進助成条例の一部改正を行い、中古住宅の購入者等にも範囲を拡大することで、中古住宅市場の活性化が期待され、空き家の利活用支援策に資するもの、このように考えているところであります。次に、7件目の地域の魅力ある産業を活かしたまちづくりについての畜産振興についてであります。近年、酪農経営において1戸当たりの飼養頭数がふえ、就労時間が非常に長くなっている現状を踏まえ、既に一部で取り組まれている牧草収穫以外で共同化、省力化ができることを洗い出し、哺育、育成等の作業の共同化を検討してまいります。次に、森林整備についてでありますが、戦後造林したカラマツ等は、60年程度を経過し、伐採(90ページで訂正)に適したものが多くなってきており、この間、適正に管理された森林は再生産が可能な状況となっております。このことから、今後も計画的な森林整備と森林の公益的機能の増進を目的に民有林育成推進事業に取り組んでまいります。次に、中小企業振興総合補助金の周知拡大についてでありますが、市の広報やホームページを初め、商工会議所、商工会などの関係団体により会員への周知を考えております。また、要請に応じて各種団体への説明についても対応してまいります。次に、観光圏内のサイン、ピクトグラムの共通利用についてでありますが、富良野・美瑛観光圏では統一したガイドラインなどで推進しておりますので、今後も連携をしながら、進めてまいります。次に、DMO候補法人の登録についてでありますが、ブランド観光圏の認定要件にDMOの設立が盛り込まれる予定であり、富良野・美瑛広域観光推進協議会では広域DMOとして登録を進めており、また、富良野市単独のDMOにつきましては、関係団体と協議、検討をしてまいりたい、このように考えているところであります。次に、8件目の市民と地域、行政が協働して築くまちづくりの男女共同参画社会の実現に向けては、富良野市男女共同参画推進計画により、家庭、職場、地域、社会における男女共同の意識啓発に努めております。女性が職場で働くための講演会並びにワークショップ研修の開催、育児休業に関する企業アンケート調査の実施、広報での啓発などを行っています。富良野市男女共同参画推進委員会は、学校、事業所、関係機関の代表者等で構成しており、委員には、進捗状況の確認、実施事業の検討を行っていただいております。次に、出会い総合サポート室につきましては、「ひと」をつなぐ富良野戦略の結婚したい人々の希望をかなえる施策を担う出会いの総合窓口として取り組んでまいります。これまでの関係団体の出会いの活動支援に加え、民間団体の出会いの場の創出への支援、新たな出会いの場の創出、結婚サポーターによる相談や仲介、北海道が設置した北海道コンカツ情報コンシェルと連携した事業等を考えているところであります。次に、3点目の人事評価制度の概要についてでありますが、地方公務員法の一部改正による人事評価制度の導入に当たっては、富良野市職員であるという誇りを持ち、住民の目線で行動できる職員の育成を目指し、公正性、透明性、客観性を担保した人材育成のツールとして制度設計をしているところであります。次に、4点目の広域連合の消防体制についての外国人に対する緊急救急出動体制についてでありますが、訪日外国人の急増に伴う緊急救急出動体制につきましては、富良野広域連合において対応、検討される、このように考えているところであります。次に、9件目の予算編成についてであります。平成28年度の予算総額は前年度対比3.2%の増となっておりますが、一般会計において普通建設事業が前年度対比45.9%の増となったことが主な要因で、これは国の間接補助事業であります防衛施設周辺農業用施設設置事業補助金によるものであります。予算編成に当たっては、施策の優先順位を明確にし、予算配分の重点化を図り、あわせて、過度な将来負担を強いることのないよう適切な起債の活用に努めてまいります。以上であります。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-雄飛の会、黒岩岳雄議員の教育行政執行方針に対する代表質問にお答えいたします。1件目の本市の子供の体力の実態についてであります。毎年、全国体力・運動能力、運動習慣等調査を小学5年生、中学2年生を対象に実施しており、今年度は、全調査種目8種目中、小学5年生男子では2種目で全国平均を上回り、小学5年生女子では3種目で全国平均を上回りました。また、中学2年生男子では7種目で全国平均を上回り、中学2年生女子では2種目で全国平均を上回りました。また、8種目の体力合計点では、中学2年生男子が全国平均を上回りましたが、それ以外は全国平均を下回りました。体力向上に向けた取り組みでは、各校において縄跳びや体力づくり運動、マラソンなどに取り組むとともに、体力向上のための取り組み例を各校に例示しながら対応しております。次に、2件目の森林学習プログラムの構想と求める成果についてであります。東京大学北海道演習林のフィールドを教材として活用し、地域の自然を体感することで、森や自然への関心の芽生えや森づくりについての理解の深まりなど、子供たちの気づきと発見を促し、富良野のことを知り、理解を深め、郷土愛を育む地域学習となるよう、関係諸機関の協力を得て実施するものであります。次に、3件目のキャリア教育の小・中・高一貫の研究についてです。北海道教育委員会より、研究校として富良野緑峰高等学校、富良野西中学校、富良野小学校が指定され、小学校、中学校、高等学校が連携しながら12年間を見通した体系的なキャリア教育に取り組む研究を行うもので、平成27年度から3年間にわたり、緑峰高等学校が中心となり、取り組みが進められています。次に、4件目の健康教育の取り組み体制であります。各小中学校においては、健康教育について、年間指導計画を立てて実施しております。特に、薬物乱用防止教室につきましては、複式学級の学校で隔年実施の学校が一部ありますが、それ以外の学校では、毎年、警察や保健所に講師をお願いしたり、担任が指導して実施しております。次に、5件目のコミュニケーション能力の向上に向けた取り組みについてです。コミュニケーション能力を向上させることにより、人間形成、社会とのかかわりや、他人を理解することができ、話す、聞くことの基本を身につけ、信頼関係を築くことがより可能となります。このため、進級や進学などでコミュニケーションがとれないために、新しい人間関係を築くことができなくて不登校になってしまう児童生徒もいますので、コミュニケーション能力の向上を目指し、演劇手法を取り入れたワークショップを小・中学校で実施してまいります。次に、6件目の読書推進についてであります。読書をしたいが、文字が読みにくい、読めないなどの対策としましては、図書館に大活字本や録音図書を整備、充実するなど、高齢社会に対応した取り組みを進めてまいります。また、読書推進ボランティアに対しては、賠償責任保険への加入や、技能向上のための研修に加え、先進地における研修を実施し、充実、支援に努めてまいります。以上でございます。

出典:富良野市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる