みんなの議会

富良野市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日

執行方針にある三つの重点施策と五つの主な施策及び文化・スポーツ部門を市長部局に移管する初年度に当たっての教育行政執行方針について

2016年3月8日、富良野市議会の一般質問で、広瀬寛人議員が「執行方針にある三つの重点施策と五つの主な施策及び文化・スポーツ部門を市長部局に移管する初年度に当たっての教育行政執行方針について」質問し、市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一が答弁しました。

質問者
広瀬寛人 議員
答弁者
市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 広瀬寛人

-登壇-おはようございます。私は、ふらの未来の会を代表して、今議会に提出されました平成28年度市政執行方針並びに教育行政執行方針について、順次、質問をいたします。特に、本年は、平成26年11月に成立したまち・ひと・しごと創生法に基づいて実施される、総合戦略の具体事業が発表され、あわせて、第5次富良野市総合計画後期5カ年計画の初年度に当たり、さらには、この総合計画及び総合戦略の着実な推進を図るために組織機構改革が実施をされます。この一連の動きに、合理性や整合性がとれていることが重要であり、計画立案の基礎である現状分析と改善のための方向性や具体策が実現性の高いものに精度を上げていくことが重要と考え、市政執行方針にある三つの重点施策と五つの主な施策及び文化・スポーツ部門を市長部局に移管する初年度に当たっての教育行政執行方針について質問をいたします。まず、市政執行方針の重点施策の一つ目の農村観光環境都市の形成についてお伺いします。TPP協定の影響については、農林水産省や北海道、各農協の上部団体等が農林畜産等の分野別、種目別に試算を行い、経営体である農家にどれだけの影響があるか、見きわめに奔走しております。若者の就業観に関する調査では、大企業志向や都会志向から、少なからず地方へ目が向き、農業や林業への関心も高まりつつあります。ただし、資金やノウハウがないため、労働者として雇用される形での就業希望が多いとお聞きをしております。富良野市内でも、農業法人として、規模拡大、経営基盤の強化を図られているところも見受けられます。さまざまな経営主体や規模が混在する多様性こそが、変化に対応できる体制と考えます。地元農業法人の支援や、全国展開している農業法人の受け入れなど、選択肢をふやして農村対策や生産性向上対策を進めることが重要と考えますが、見解をお聞かせください。観光部門では、富良野・美瑛広域観光推進協議会が中心となって、平成29年度に観光庁が予定している(仮称)ブランド観光圏の認定に向けて準備を進めるとありますが、総合戦略の中でも触れられているふらの版DMO創設との役割分担や、中心市街地活性化基本計画の内容にも重複するインフォメーションセンター的役割を果たす機能施設との調整が重要と考えます。国が進める創生法の方向性に倣い、各自治体で地方版DMOの設立が予想されます。富良野・美瑛圏域で設立されるであろうDMOと、地元にある既存の観光協会との役割分担や連携の窓口など整理が必要と思われます。少なくとも、富良野市における観光協会と、新たに発足を予定しているDMOとの役割分担や、DMOの運営原資などの調整事項が、本年、平成28年の大きな課題と考えますが、方向性や考え方についてお伺いします。環境部門では、地域資源及びエネルギーの地産地消で地球温暖化防止に努め、循環型社会の形成を目指すとあります。昨年の私の代表質問の答弁にもありました北海道立総合研究機構との協定に基づいた調査研究の成果は、昨年秋の発表にもありましたが、再生エネルギーの利用可能性やエネルギー関連の起業や就業の実現性を示しております。行政として効果的な支援を検討するとありましたが、進捗状況をお知らせください。次に、重要施策の2番目の中心市街地の活性化についてお伺いします。第1ステージのマルシェ構想と第2ステージの東4条街区構想は、いずれも、各関係者の努力のたまもので、全国的にも高い評価をいただき、来場者も100万人を突破し、新たな起業や就業が生まれ、活性化に大きく寄与していると思います。第3ステージとなるサンライズ・パーク構想では、さきに触れたブランド観光圏認定にかかわるようなまちの重要な機能や施設も重複事案となり、商工会議所や商店街など関係団体との一層の連携が重要で、かつ、地方創生に関する総合戦略にあるまちなか居住など、部局を横断した取り組みが必要と考えます。縦割り行政とやゆされる弊害を乗り越えた取り組みが肝要と考えますが、見解を伺います。次に、重要施策の3番目の人口減少と地方創生についてであります。総合戦略の中核をなす課題であり、「ひと」をつなぐ、「しごと」をつくる、「まち」を育てる富良野戦略によって、合計特殊出生率1.8、観光経済効果に対応する就業者3,600人、まちなか居住人口1,200人を5年後の数値と掲げております。就業者数や居住人口は、大きな事業所や集合住宅等のハード整備で対応可能ですが、出生率については、地道な取り組みと綿密な試算が必要となります。総合戦略の重要業績評価指標では、数値目標として、年間出生者数を180人としております。出生率とは、単純に言えば、人口1,000人当たりの年間の出生児数の割合を言いますが、合計特殊出生率と言えば、期間合計特殊出生率と、コーホート合計出生率の二つがあり、厚生労働省が公表しているなど、通常の社会で使用されるのは期間合計特殊出生率であり、ある期間、通常1年間の出生状況に着目して、その年の各年齢、15歳から49歳の女性の出生率を合計したものを言います。つまり、5年後に合計特殊出生率が1.8となるためには、5年後の女性の15歳から49歳の人口予測や、どの年齢層が何名存在し、既婚者であるか、未婚者であるか、第1子を出産されているのか、第2子を出産されているのか、出産を阻害する要因分析も年齢層によって違ったりと難しい要素が多く、一つの事象を解決すると全てが解決するものではありません。綿密な現状分析と、限られた資源を投入する中で、出生率1.8を達成するロードマップづくりに挑む考え方をお聞かせください。次に、主な施策の五つについて、順次、質問いたします。1番目の次代を担う子どもたちをみんなで育むまちづくりは、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中でも取り上げられる人口減少対策に直結する最重要課題の一つであり、安心して子供を産み育てられる環境づくりが重要と考えます。医療費の助成範囲の拡大や、幼稚園就園奨励費の拡充など、経済的支援の拡大は、各市町村でもその方向性にかじを切っており、自治体の財政力によって大きな開きが生まれていることも事実で、富良野市の財政力に鑑みながら行うことが肝要と考えます。自治体として、子供が地域の宝であり、地域社会全体で育まなければならないという、機運の醸成づくりが何より必要と考えます。ファミリー・サポート・センター事業の拡充とともに、身近な地域で助け合える雰囲気や仕組みづくりの支援や、心身の発達におくれのある子供が、早期の段階で発見され、医学的所見に基づいた対応方法を保護者が学び、そして、安心して相談できる体制づくりをさらに充実させる必要性があると考えます。このたびの組織機構改革で着手される総務部、保健福祉部の人員の適正化を図る取り組みとの兼ね合いを踏まえて、子育て支援センターの開設日拡充や、小・中・高との連携による教育実践と学力向上を市長部局でどのように支援するのか、北海道教育委員会のモデル事業との兼ね合いを含め、バランスが必要と考えますが、どのように図られるのか、お聞かせください。また、放課後子ども総合プランの推進等では、学童保育の引き受け年齢を拡大するなど施策拡充は歓迎されるところであり、受け入れ体制にも無理を強いないように、質と量のバランスをとる視点が重要と考えますが、今後の方向性をお聞かせください。次に、2番目のやさしさと生きがいが実感できるまちづくりについて伺います。地域医療分野では、富良野圏域の2次医療機関のかなめであるセンター病院の医師不足が深刻な状況になってきていると認識をしております。医師確保対策の助成や医師養成確保修学資金の貸付制度導入など幾つかの施策は着手しておりますが、抜本的な解決には至っておらず、常勤医師の不足を派遣医師で賄うなどの対症療法が、市民からは、毎回受診のたびに医師がかわり、体調の変化や経過を最初から説明しなければならないなどの苦情となり、一方、経営的には派遣医師確保のために人件費率が上がるなど、負のスパイラルとなっております。ここ数年、全国的に取り組まれてきた公立病院の再生プラン着手の好事例に倣い、公立病院ではない公的病院としてのセンター病院の医師確保を中心に、市民が安心して暮らせる、安心して出産ができる中核病院存続への支援が重要と考えますが、見解をお聞かせください。また、介護保険制度の移行により、軽度の介護者を地域で支え合う仕組みの構築が急がれ、介護事業所の支援や、働き手である介護従事者の発掘、要介護状態や認知症の予防啓発に効果があるとされるサロンやふまねっと運動の普及など、地域住民が助け合う共助の範囲が広がっております。市民生活部の創設と市民協働課の設置、そして、既存のコミュニティ活動推進員の活動強化が急務と思いますが、見解をお聞かせください。次に、3番目の人と自然が共生する環境にやさしいまちづくりについて伺います。新たな住宅政策の指針である住生活基本計画の骨子がまとまり、本年3月の閣議決定を経て、2016年度から10年の計画で、骨子案には住宅循環システムの構築が掲げられています。総合戦略では、まちなか居住推進に向け、民間賃貸住宅への誘導策を平成28年度中に検討するとありますが、空き家対策に対応する条例制定や、相続空き家の発生を抑制する施策、先行事例では自治体と一般社団法人移住・住みかえ支援機構との提携など、複合的な施策を速やかに着手する必要性を感じますが、見解をお聞かせください。上下水道の計画的更新による維持管理は大変重要であるとともに、人口減少によって利用者数が逓減する将来を見据えて、収支バランスを図り、料金が突出して上がらないように設備計画を立てていくことは、水道事業に限らず、公共施設、社会資本全般に言えることですが、総合戦略と後期総合計画の中でいかに実現していくのか、考え方をお聞かせください。次に、4番目の地域の魅力ある産業を活かしたまちづくりについて伺います。農村対策では、農業、農村の多面的機能維持のために三つの事業を継続するとありますが、観光都市富良野にとっては、風光明媚な山岳風景や花観光、アウトドアのようなアクティビティーとともに田園風景が非常に重要であり、新たな切り口での対策が必要と感じますが、見解を伺います。林業では、民有林育成推進事業による森林整備を掲げていますが、岡山県真庭市のように、伐採から製材、新たな規格の集成材、木質バイオマス活用事業と、一連のかかわりからまちおこしをしており、近年、注目を浴びております。自治体が主導する下川町の事例と、クラスター事業として民間主導で地域創生のまち・ひと・しごとに結びつける事例等のエッセンスを勉強して富良野市に生かすことが必要であり、3番目の施策にある環境に優しいまちづくりにつながると考えますが、見解を伺います。商工業振興では、ウエブサイトを活用した地元企業の仕事情報提供事業で、若者に積極的情報提供を進めるとあります。総合戦略の資料にもデータとして掲載されていますが、現在の富良野市の事業所は人手不足が顕著であり、建築・土木関連技術者や看護師、医師、医療技術者、介護人材や、物流や観光を支える運輸事業のドライバー不足と、若者への求人をさまざまな場面で訴えられているものの、若者が選択する職種に合致していないことが問題であると感じます。転入転出データの20歳から34歳までの女性の転出超過と一般事務職の求人倍率の低さには関連性があり、雇用側と求職者側の職種のミスマッチが原因とされます。この問題を詳細に分析して、仕事そのものが希望と合致しないのか、賃金体系や総所得が問題なのか、福利厚生面での問題なのか、社宅や借り上げ住宅等の住環境サポートが手薄なのかなど、要因ごとの分析を行い、できることから地元企業への支援が必要と考えます。さらには、国内外に知名度を持つ富良野市の特性を生かしてワーキングビザの受け入れ体制を整え、国際観光の受け皿づくりとともに、海外発信や海外とのビジネスにつなげる施策が重要と考えますが、見解を伺います。5番目に、市民と地域、行政が協働して築くまちづくりについて伺います。広域連携の取り組みとして行われている広域連合の4事業については、効率的な事務処理を図ると表現されていますが、一度、しっかりとした四つの事業の検証作業を行い、初期の目的に合致した状態となっているのか、時間をかけて論議すべき段階にあると考えます。その一方、定住自立圏構想では、周辺町村の地域創生と相反する部分の人口のダム機能を中心都市の富良野市が担う部分と、各自治体の特徴を生かした役割分担を話し合い、富良野圏域の効率性を高める必要があると考えますが、見解を伺います。次に、教育行政執行方針について伺います。まず、学校教育について伺います。全国学力・学習状況調査に加えて新たに小学生を対象とした標準学力検査を実施するとありますが、どのような経緯から二つの学力調査をすることになったか、お知らせください。標準化された教育・心理検査には、妥当性と信頼性が備わっています。妥当性とは、計測したいと思った学力を的確にはかることができることであり、信頼性とは、得られたその結果が安定した信頼の置けるものであることが保証されていることになります。全国学力・学習状況調査の結果においても、関東や関西の有名私立小中学校が参加しておらず、正確な都道府県の学力調査ではないとの指摘があるとおり、抽出データのとり方、さらにはPISAの提唱する学力と文部科学省が捉える学力の定義も違っているので、新たな調査が、CRTと呼ばれる標準学力検査のことなのか、また、別の学力調査手法なのか、さらには導入を決定するまでに何を計測して学力と定義するのか、計測結果をどのように生かすために導入したのか、議論過程を聞かせください。国際理解教育については、引き続き4名の外国語指導助手を配置して、英語力の向上に努め、英語が話せるふらのっ子を目指した外国語教育の充実を図るとあります。昨年度の代表質問でもただしましたが、国際理解教育とは、単に外国語の習得ではなく、言語、文化、宗教、習慣などの違いがあることを理解して、お互いに尊重し、認め合えることであり、英会話は国際理解を進める一つの技術であり、さらに言及すると、英語が話せることと、外国語教育、ここでは、英語教育を指しますが、重複する部分はありますけれども、会話能力と語学学習は同じではないものとの認識が肝要と思います。執行方針の情報教育の部分で、タブレット端末やデジタル教科書の活用に触れられていますが、反転学習の手法研究と同時に、過去の答弁にもあったように、タブレット等のIT端末を利用して姉妹都市のシュラートミンクの子供たちと国際交流ができるような意欲と態度を育てることが有用であり、執行方針の表現では誤解を招く可能性がある文面と考えますが、見解をお伺いします。地域とともにある学校を目指してコミュニティ・スクールの導入について検討を表明されたことは、時期を得たもので、地域全体で子供を育む意識の醸成につながるものと考えます。全国各地域の先進事例を見ると、開かれた学校づくりには、多くの障壁もありますが、教育という投資の成果は、早い段階、つまり経済的・学力的格差が広がる前の幼児から小・中学校の段階で行うことが効率性を高めているとのデータが公表される時代となってきました。積極的な検討を期待するものでありますが、検討組織の概要や、おおむねどれくらいの時間をかけて検討されているのか、お知らせください。社会教育については、文化・スポーツ行政を市長部局に移管したため、市民にはなれるまで混乱が生じる可能性があると考えられますが、所管担当者には、市民との接遇態度に一層の研さんを重ねる必要があると考えますが、見解をお聞かせください。以上をもちまして、平成28年度市政執行方針並びに教育行政執行方針に対するふらの未来の会としての代表質問を終わります

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-ふらの未来の会、広瀬寛人議員の代表質問にお答えいたします。1件目の農村観光環境都市形成についての農業法人等による雇用就農の拡大等による農村対策や生産性向上対策についてであります。農業生産法人への雇用就農は、その法人の生産力を高めるだけでなく、地域への定住者をふやすことが期待できますので、今後も、農業担い手育成センターにおいて、農業法人設立等の相談に応ずるとともに、雇用就農を希望する人の支援を継続してまいります。次に、ふらの版DMOの創設による観光協会との役割分担及び運営原資についてでありますが、富良野・美瑛観光圏における広域DMOにつきましては、既存の広域の組織を移行する予定であり、富良野市独自のDMOにつきましては、平成28年度において、観光協会、商工会議所などの関係団体と協議、検討を進めてまいります。次に、3点目の再生エネルギー利用にかかわる行政としての支援と進捗状況についてでありますが、本市では、平成26年度より富良野圏域5市町村と北海道立総合研究機構で地域エネルギーの利活用に関する協定を締結し、5カ年の研究機関として、現在、地域の振興と活性化とエネルギーの自給率向上を目指し、取り組んでいるところであります。行政の支援につきましては、平成27年度、各市町村におけるこれまでの研究成果についてシンポジウムを開催し、情報提供を行っており、今後におきましては、研究成果を示しながらエネルギー導入の効果的な支援策を検討してまいります。次に、2件目の中心市街地活性化についてのまちなか居住などの部局を横断した取り組みについてであります。市では、これまでも、虹いろ保育所の設置を初め、中心市街地の活性化に向けて部局横断的な取り組みを実施しており、第2期富良野市中心市街地活性化基本計画の数値目標の達成に向けて、引き続き中心市街地活性化推進本部会議を初めとする全庁的な推進を図ってまいります。次に、3件目の人口減少と地方創生についての綿密な現状分析と、合計特殊出生率1.8を達成するロードマップづくりについてであります。合計特殊出生率1.8を達成するためには、5年後の15歳から49歳までの富良野市の女性人口を4,035人と推計し、生まれてくる子供の数は、15歳からの10代女性490人に対して2.8人、20代女性990人に対して74.8人、30代女性1,047人に対して100.6人、40代の女性1,506人に対して3.7人、合わせて1年間の出生数が181.9人であれば、合計特殊出生率1.8を達成する試算を行い、この目標に向けて取り組むべき施策を総合戦略に掲載しているところであります。次に、4件目の次代を担う子どもたちをみんなで育むまちづくりについての小・中学校連携による教育実践と学力向上についてであります。中学校、高等学校間においては、富良野市中高学校経営連絡協議会を組織し、富良野地域の高等学校と市内の中学校教諭の情報交換の場を設け、学力向上に取り組んでおります。また、小・中・高一貫ふるさとキャリア教育の研究校に富良野小学校と富良野西中学校、富良野緑峰高等学校が指定を受けて設置された地域未来づくり会議に、市長部局からも職員が参加し、助言、情報提供しているところであり、今後も小・中・高の連携した取り組みを支援してまいります。次に、2点目の学童保育の年齢拡大に伴う受け入れ体制の整備についてでありますが、放課後児童健全育成事業であります学童保育に従事する放課後児童支援員につきましては、例年開催される各種研修会を初め、昨年度から実施されております認定資格研修に平成28年度も必要な知識や技能の習得のために数名を参加させることとしており、また、学童保育事業を適切に運営するため、各センターに補助員を配置し、昨年度までの3名体制から4名配置として体制を強化してまいりたい、このように考えているところであります。次に、5件目のやさしさと生きがいが実感できるまちづくりについての地域センター病院への支援についてであります。多くの地方病院では、新医師臨床研修制度の導入後、大学病院の医局から地方への医師派遣が縮小され、地域センター病院である富良野協会病院においても厳しい状況が継続しているところであります。地域センター病院は、不採算部門と言われる小児、周産期医療、救急医療などの診療を担い、地域医療にとって、なくてはならない病院であるため、医療体制の維持、確保に向けて、医師の確保はもちろんのこと、存続に向けた取り組みが必要と考えているところであります。次に、地域住民が助け合う共助の活動強化についてでありますが、地域で支え合う仕組みとしてふれあいサロンやふまねっと運動の普及啓発を引き続き行うとともに、ふまねっとサポーター養成講座の開催など、福祉を担うボランティアの人材育成を推進しながら、地域住民が助け合う共助を広げるよう取り組んでまいります。また、コミュニティ活動推進員の活動においても、地域活動への協力参加により、市民と行政の協働による地域コミュニティーの活性化に向け取り組んでまいります。次に、6件目の人と自然が共生する環境にやさしいまちづくりの空き家対策についてであります。本定例会に、住宅改修促進助成条例の一部改正を提案しており、新たに空き家住宅を求めている移住・定住者等にも対応する予定であります。また、複合的な施策につきましては、空き家所有者の意向を把握した上で、効果的な施策を検討してまいります。次に、上下水道等の社会資本に関する設備更新についてでありますが、上水道におきましては、老朽化した管路、設備等を計画的に更新してまいります。下水道についても、平成26年度末に公表した富良野市公共下水道長寿命化計画に基づき、収支バランスを勘案の上、機器の更新を計画的に行っていくこととしており、上下水道ともに、利用者への急激な料金の負担増がないよう、管路、設備機械等の更新を図ってまいります。次に、7件目の地域の魅力ある産業を活かしたまちづくりについて、新たな切り口での農村対策についてであります。本市の農村の美しい田園風景は、重要な観光資源にもなっていると認識をしており、農村資源を維持し、その価値を失わないための活動を農村対策として支援していくことが必要であると、このように考えているところであります。現在、田園風景を活用し、サイクリング等の観光事業にも取り組んでいるところでありますが、農村資源の新たな活用方法の検討を継続している地域もありますので、今後も市民主体の地域活性化の構想づくりを支援してまいります。次に、林業の一連のかかわりによるまちづくりについてでありますが、木材の2次加工、木質バイオマス原料の生産及びエネルギー供給を市内で取り組むことは、木材に付加価値をつけ、地域内資源の循環、雇用機会の創出に結びつく可能性がありますけれども、現在、市内の林産業は、1次加工が中心で2次加工や木質バイオマス原料の生産に取り組む機運には至っておりません。このため、当面は、計画的な森林整備と森林の公益的機能の増進を図ることを主眼に置き、民有林育成推進事業を推進してまいります。次に、雇用側と求職者側とのミスマッチにつきましては、平成28年度において、市内企業の福利厚生制度や人材育成制度などの実態調査を行い、関係機関・団体とともに分析をし、対策などについて検討をしてまいります。次に、就労ビザの受け入れ体制整備と情報発信、海外とのビジネスにつながる施策につきましては、今後、調査研究をしてまいります。次に、8件目の市民と地域、行政が協働して築くまちづくりの広域連合の検証作業についてであります。広域連合につきましては、行財政運営の効率化を目的に、四つの一部事務組合を統合して発足しておりますが、検証につきましては、広域連合において行っているところであります。次に、2点目の富良野圏域の自治体の役割分担についてでありますが、圏域5市町村では、平成25年12月に締結した定住自立圏の形成に関する協定書に基づき、生活機能の強化、結びつきやネットワークの強化、圏域マネジメント能力の強化の三つの政策分野について取り組む内容や役割分担を明確にしているところであり、協定書に基づいて策定いたしました定住自立圏共生ビジョンに基づき、各種施策を推進してまいります。以上であります。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-ふらの未来の会、広瀬寛人議員の教育行政執行方針に対する代表質問にお答えいたします。1件目の小学生を対象とした標準学力検査の実施についてであります。現在、小学6年生と中学3年生を対象に全国学力・学習状況調査が実施されていますが、新たに実施する標準学力検査は、毎年、小学校2年生から6年生までを対象として実施をするもので、個々の学力や学年ごとの学力を分析し、過年度との比較により学力の実態や課題を的確に捉えて、授業の工夫、改善に生かすことを目的に実施するものであります。実施を予定している学力検査は、校長会とも協議をしており、学力の定着状況を全国基準に照らし、相対的位置を見ることができるものを予定しております。次に、2件目の国際理解教育についてです。国際理解教育の表現では誤解を招くのではということについてでありますが、現在も、外国語指導助手による会話能力としての英語の指導以外にも、自国の文化や生活様式などについても授業していただいており、総合的な学習の時間を活用し、商工観光課嘱託職員による中国や韓国の言葉と文化を学ぶ機会も創出してきているところです。また、英語を使い、世界の国々を学び、外国人留学生と交流する場として、イングリッシュ・キャンプも実施してきておりますので、このような表現としたところであります。今後も、英語が話せるふらのっ子を目指しながら、世界の国々を学ぶ場の提供を子供たちに行ってまいります。次に、3件目のコミュニティ・スクールの導入についてです。昨年、校長、教頭、教諭で構成している学校教育指導委員会において、本市におけるコミュニティ・スクールの導入について、保護者及び教職員に対し、アンケート調査を実施しながら調査研究を行い、また、コミュニティ・スクールについての研修会を校長、教頭、教職員などを対象に行っております。今後、コミュニティ・スクールの導入に向け、校長会、市PTA連合会などとも協議を行いながら、平成29年度以降、条件が整った小・中学校から順次導入しようと考えているところであります。次に、4件目の文化・スポーツ行政の移管に伴う市民対応についてであります。文化・スポーツ行政に関する執務場所につきましては、現在と同様に文化会館事務室を予定しているところであり、移管に当たっては、関係機関・団体、指定管理者などと十分に連携、周知を図るとともに、移管後につきましても、教育委員会として市長部局と連携を図りながら市民生活に支障が生じないよう努めてまいります。以上でございます。

出典:富良野市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる