みんなの議会

富良野市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月15日

(1)移住定住対策について/(2)市有施設貸与の検証と更新作業について/(3)図書館運営の在り方について

2014年12月15日、富良野市議会の一般質問で、広瀬寛人議員が「移住定住対策について」「市有施設貸与の検証と更新作業について」「図書館運営の在り方について」について質問し、市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 若杉勝博が答弁しました。

質問者
広瀬寛人 議員
答弁者
市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 若杉勝博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 広瀬寛人

-登壇-おはようございます。さきの通告に従い、順次、質問をいたします。人口減少社会が取り上げられる以前より、地方の人口減少を緩和する手段の一つとして、移住者の受け入れ推進施策が各自治体で取り組まれるようになってまいりました。富良野市においても、平成18年度以降の実績を本年度のふらの市移住促進協議会総会で74組135名と報告されており、一定の成果を上げているものと理解します。その成果を上げてきた要因の一つとして、平成21年に設立したふらの市移住促進協議会の存在があると思います。富良野市と市内経済団体、観光協会、建設業協会、北海道宅地建物取引業協会旭川支部富良野分区等とともに、趣旨に協賛する市内事業者などから構成されており、事務局を総務部企画振興課に置いております。例年開催される総会や、定期的に発行される移住協通信の内容を拝見すると、的を射た提言や指摘が多く、感服する限りであります。移住の相談段階から移住後の相談までを含め、協議会の事務局で把握した事項をデータ化するとともに、関係する所管部署へしっかりと引き継ぐことが肝要と考えます。今年度の総会でも、事業報告と事業計画に盛り込まれている移住者に対するフォローアップ体制の充実を図るためにも、構成員である各種団体組織への情報提供や依頼事項についても事務局を担う企画振興課の存在は大きいものと言えます。そこで、今後の展開を考える上でも、ふらの市移住促進協議会と自治体としての富良野市の役割を、再度、確認する必要があると考えます。そこで、お伺いをいたします。ふらの市移住促進協議会と富良野市の役割分担をどのように考えられているのか、お聞かせください。また、移住者のフォロー体制についてどのような見解をお持ちなのか、お聞かせください。さらには、移住者から指摘や要望された事項など、移住者の視点をまちづくりに生かしていくお考えがあるのか、お聞かせください。次に、二地域居住推進体制についてお伺いします。市長は、移住促進施策についてお話をされる際に、定住は理想だが、ハードルの少し低い二地域居住が現実的である旨の発言をされております。私も、定住人口と交流人口の二つの視点から人口問題を考える必要があると考えておりますので、二地域居住施策の推進も大いに図るべきと思います。平成24年度の北海道体験移住「ちょっと暮らし」の実績では、滞在日数で釧路市が6,834日で第1位、富良野市は1,588日の第10位となっております。また、アンケート調査の結果を見ると、富良野に移住するとしたらどのような形態を希望するかの問いに、大阪と東京の二つの地域ともにシーズンステイが第1位で、完全移住希望者を上回っております。二地域居住の定義を、富良野市においての不動産の取得または賃貸契約まで含めて考えるのか、シーズンステイの範疇を二地域居住に含めるのかは改めて議論するとして、完全移住ではなく、一定期間を富良野で滞在される方々を二地域居住とすると解して議論を進めたいと思います。ふらの市移住促進協議会の第2条、目的には、移住希望者を対象としての表現がありますが、定住のみならず、シーズンステイを含めた二地域居住を含めたものと解して、お試し住宅と二地域居住の位置づけをどのように捉えられているのかをお伺いします。2点目は、二地域居住を希望する方への住居あっせんの窓口体制、支援体制の考え方についてお伺いします。3点目に、学生等による部活やサークルなどの小規模なゼミ合宿などへのシーズンステイに対する支援体制をどのように捉えられているのかをお伺いします。2項目めとして、市有施設貸与の検証と更新作業についてお伺いします。旧北時計、現在の喫茶・ギャラリーあかならについてお伺いいたします。私は、平成23年第2回定例会の一般質問におきまして、北時計の所有者が諸般の事情から富良野市へ寄附を申し出た建物の活用についてお伺いしました。富良野市では、活用方法について検討、試行事業を経て、現在の喫茶・ギャラリーあかならを運営する市民活動家への貸与を決定されました。このたび、貸与期間満了により更新作業が進められるものと理解をしております。私は、前回の一般質問でも触れましたが、「北の国から」放映当初のドラマの情報発信基地、倉本先生の作品に登場したドラマロケセットとしての価値など有形・無形の財産であり、観光地富良野にとって重要な建物であることを述べました。その後、新たな活用としてオープンした喫茶・ギャラリーあかならは、市民ギャラリーとして各種コンサート開催場所として市民や観光客、富良野市への移住者の集いの場所などとしてさらに価値を高めているものと認識をしております。そこで、3点質問いたします。貸与施設の運用について富良野市としてどのように評価をされているのか、指定管理者制度と市有施設貸与の制度や支援体制の整備をどのように考えられているのか、今後予定される再募集及び更新契約等の仕組みをどのように考えられているのかをお伺いします。3項目めとして、図書館運営のあり方について伺います。昨今の図書館のあり方については、佐賀県武雄市のツタヤが運営する図書館の例を挙げるまでもなく、各自治体が知恵を絞り、従来の図書館の枠を超えた行政施設に生まれ変わる事例が散見されるようになってまいりました。富良野市の図書館も、ここ10年の動きを見ても、各種イベントや読み聞かせサークル等の活動拠点としてなど、広がりを見せ始めているものと評価をしております。この動きをさらに加速させるためにも、踏み込んだ図書館運営がなされることが市民サービスや文化的生活水準の向上に寄与するものとの立場から質問をいたします。最初に、図書館の休館日及び開館時刻の延長について伺います。市立富良野図書館設置条例では、第5条で、休館日を毎月曜日と国民の祝日と月曜日が国民の祝日に当たるときはその翌日としております。つまり、祝日が月曜日のときは、月曜日、火曜日と連続して休館となります。平成26年度で見ますと、4回程度連続して休館日になる日程があるわけですが、市民からの声をお聞きしますと、何らかの勤務シフトを工夫することで解消してもらいたいとの要望が存在します。図書を借りるだけではなく、新聞や雑誌などを図書館で閲覧したりして過ごす憩いの時間と空間として図書館を利用されている方には、切実な要望と思います。また、サラリーマン等の勤労者からすると、平日の閉館時刻18時では、職場を終えた後に図書館でゆっくりと読みたい本を探し、新聞・雑誌等を閲覧する時間もとれない状況にあります。連続した休館日の解消や週末のみを時間延長するなど工夫が必要と思いますが、見解を伺います。次に、貸し出し推進の施策について伺います。富良野図書館では、蔵書の検索をインターネットで調べることができる仕組みになっております。しかし、余りこのことを理解している市民が多いとは言えない状況と私は認識をしております。毎月発行する広報ふらのに新しい図書の紹介をする記事を見かけますが、あわせて、インターネット検索ができることを掲載し、ラジオふらので富良野市が持つ時間帯を利用して周知すべきと考えますが、いかがでしょうか。さらに、読書推進の企画や、イベントを立案したりする段階から市民要望を取り入れたり、まちなか図書館のような企画で官民を挙げて身近な場所で読書推進ができる環境づくりが必要と考えますが、見解をお聞かせください。最後に、図書館活用の新たな仕組みづくりについて伺います。私がいま述べてきたようなことを実現させる上でも、民間活力導入が欠かせないものと考えます。図書館の運営上、司書や貸し出し担当に当たる職員の守秘義務等、幾つかの制約があることは理解しますが、広範な図書館運営の作業を手伝っていただくボランティアを受け入れることは可能と考えます。ここ数年の電力事情を反映して、夏は涼しく冬は温かい図書館は快適な空間でもあり、読書をするだけではなく、社会貢献とウオームシェアが同時にできるなど、図書ボランティアの効用を訴えて市民力をかりる姿勢が大切と考えますが、いかがでしょうか。さらには、生徒、児童の勉強空間のみならず、塾に通えない事情のある子供たちへ、高校生のボランティア団体や教職員退職者のボランティアが勉強を支援するような空間として場所を提供することなどが考えられると思います。また、現在、図書館が所有している音楽や映像ソフトを活用して閲覧や貸し出しを推進することが肝要と思います。高齢により視力に問題を抱えながらも読書を楽しみたい方などにCD化された書籍は有効で、文学のおもしろさを知るハードルを下げる意味合いもあると考えます。現在、有している施設と備品を十二分に活用する仕組みづくりを考えることが責務と考えますが、見解をお伺いします。以上をもって、1回目の質問といたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-おはようございます。広瀬議員の御質問にお答えをいたします。1件目の移住・定住対策についての1点目、移住・定住者のフォロー体制についてであります。ふらの市移住促進協議会は、民間団体と市が連携協力し、移住を促進することを目的に平成21年に設置をされ、パンフレットやホームページの企画立案、プロモーション活動や移住体験やモニターを実施し、現在、同協議会の事務局は市総務部企画振興課が担っているところであります。また、市としての移住促進の取り組みは、移住相談ワンストップ窓口の設置や住まい情報バンクの開設、お試し暮らし住宅の提供を行っているところであります。移住者のフォロー体制につきましては、市の移住相談ワンストップ窓口を通して平成18年度から25年度までに移住された方々は70組129名と把握しておりますが、そのうち農業等の自営業者が7組、サラリーマンとして仕事をなさる方が37組おりますが、これまで、広報ふらのやホームページを通じて移住者を紹介し、移住のきっかけや移住後の生活スタイルについて情報を発信しているところであります。また、本年度は、移住をされて5年を経過した人を対象に、移住後のプロセスについて意見交換を行い、個別ニーズを掘り起こす中で問題点を整理し、移住促進の充実に努めているところであります。今後は、さらに移住者へのアンケート調査を行うとともに、地域全体で移住者を受け入れる土壌づくりがそれぞれの地域において必要である、このように認識をしているところであります。次に、移住者の視点をまちづくりに生かす考え方についてであります。移住者からの視点により、改めて気づかされる富良野の魅力や課題もあり、移住者から地域懇談会や市民の声を通して市政に関する意見、提言も受けておりますので、今後、参考とすべきものについては、まちづくりに反映をしてまいりたい、このように考えているところであります。次に、2点目の二地域居住推進体制についてであります。市のお試し暮らし住宅は、移住を検討している方と二地域居住を検討している方の両方を対象に利用できる施設として位置づけをしているところであります。二地域居住の住宅あっせんの窓口体制、支援体制の考え方につきましては、シーズンステイやロングステイを希望される方には、ふらの観光協会を通して宿泊施設のあっせんを行っております。しかし、住まいの情報バンクで扱っている賃貸物件の中には、現在、二地域居住での利用が可能の物件がなく、市内の不動産業者との協議におきましても期限限定の賃貸物件は採算が合わないとの理由から登録に至らないのが実態であります。ただ、二地域居住は交流人口の拡大による経済効果も見込まれることから、今後、賃貸物件の確保に向けて、ふらの市移住促進協議会に加盟している不動産業者に働きかけを進める予定であります。次に、大学等のサークル、部活など小規模なゼミ合宿などへの取り組みを二地域居住の仕組みに含めることの検討につきましては、二地域居住はそもそも生活の拠点を二つの地域に置いて生活することであり、大学等の合宿を二地域居住の仕組みに組み入れることは移住・定住政策としてはなじまない、このように判断をしており、教育、文化、スポーツ等の別の観点からこれらの検討が必要であると認識をしているところであります。次に、2件目の市有施設貸与の検証と更新作業における旧北時計、あかならについてであります。市といたしましては、北時計という施設について、本市の知名度を飛躍的に高めたテレビドラマ「北の国から」などの記憶をとどめるメモリアル施設として残したいという考え方で平成22年12月に寄贈を受け、以後、市の普通財産として管理をしてきているところであります。平成23年は、北の国から放映30周年記念事業ということで、記念事業実行委員会及び市が共催し、7月から10月の4カ月間、この施設を開放いたしました。平成24年度からは、当該施設の利用希望があったことから、市では民間組織を含む跡地活用検討委員会の議論を願い、提言を受け、庁内の貸し付け検討委員会において貸し付け方針を決定いたし、公募を経て、現在、ボランティアグループのあかならが運営している経過でございます。施設は、観光客には富良野の思い出の場所として、また、市民には音楽や芸術作品展示など文化活動の拠点として活用され、一定の効果が上がっているものと考えております。なお、評価の仕組みにつきましては、旧北時計は普通財産として貸し付け契約に基づき貸与しており、指定管理者制度のような評価の仕組みではありません。次に、貸与施設への支援体制としての修繕料等の経費分担等の考え方についてであります。この施設は、昭和57年の建築で32年を経過し、修理、営繕を要する箇所が増加傾向にありますが、指定管理者制度の費用負担区分をそのまま運用するのではなく、普通財産としての当該施設の実態等を勘案した上で個別に対応したい、このように考えているところであります。次に、再募集及び更新契約等の今後の予定につきましては、当該施設の利用希望がある場合には今後についても貸し付けを検討してまいりますが、その際には庁内の貸し付け検討委員会で募集要項の整理をした上で公募し、貸し付け者を決定する手続を考えているところでございます。以上であります。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-おはようございます。広瀬議員の3件目、図書館運営のあり方についてお答えいたします。1点目の休館日と開館時間の考え方についてでありますが、図書館は、市立富良野図書館設置条例に基づき、毎週月曜日、国民の祝日に関する法律に規定する休日、月曜日が休館に当たるときはその翌日、年末年始などを休館日としております。月曜日が休日となり、火曜日と合わせて2日間の休館は平成25年度に6回ありましたが、昨年度の状況では、連休明けの水曜日の利用及び貸し出し冊数は通常の水曜日と比べて極端に多くなっていないのが現状であります。このため、今後も現状での開館、休館を考えているところでありますが、利用者に対し休館日の周知をいままで以上に行い、誤って来館することのないように対策をしてまいりたい、そのように考えております。次に、平日の閉館時刻延長についてであります。現行の開館時間は、図書館設置条例に基づき、火曜日から金曜日までは10時から18時まで、土曜日及び日曜日は9時から17時までとなっております。閉館時刻の延長につきましては、平成21年度に、2カ月間、土・日曜日の効果的な開館時間帯の検証を目的として試験的に開館時間1時間延長いたしましたが、利用状況や利用者アンケートからは見直しに向けた決定的な結果は出られませんでした。また、市民の声や館内に設置している利用者の声のいずれにも閉館時刻の延長要望はございませんので、閉館時刻は現状の時間を継続してまいりたいと考えております。次に、2点目の貸し出し推進の施策についてのインターネット検索の宣伝についてであります。図書館のホームページでは、インターネットによる蔵書検索に加えて、新着資料、ベストリーダー、ベスト予約などの各種検索を行うことができます。さらに、平成25年7月からは、図書館に足を運ばずにインターネットで図書の予約ができるサービスを開始しております。今後、インターネットによる検索、予約機能を広く周知し、より多くの市民に図書館を利用していただけるよう、広報ふらのにおいて図書館ホームページのアドレスを掲載してまいります。次に、企画イベントの立案についてでございます。読書推進の取り組みの一環として、毎月、一般閲覧コーナー及び児童書コーナーに合計4カ所の展示場を設け、企画展示を実施しており、展示テーマにつきましては、読書ボランティアや図書館での職場体験学習を行った中学生、高校生の企画などを参考にしているところでございます。また、お話や、ALTを中心としたえいごのおはなし会、こどもの図書館まつり、図書館まつりをそれぞれ開催しているところであります。企画イベントの周知についてでありますが、広報ふらのに掲載するとともに、図書館情報誌として図書館だよりを毎月発行しております。このほかにも、図書館ホームページ及びラジオ広報でもお知らせし、あわせて新聞掲載をお願いするなど、さまざまな機会を利用して周知活動を行っているところであります。今後も、より多くの市民に図書館を利用していただくために、関係機関と連携を図りながら図書館におけるイベントなどの周知に取り組んでまいります。次に、3点目の図書館活用方法の新たな仕組みづくりの図書館ボランティアなどの民間活力導入検討についてであります。子供の読書環境づくりや読書活動を支援していただく図書館ボランティアに、現在37名の方々が登録しております。ボランティアの活動内容は、ブックスタート事業の協力、各種おはなし会の読み聞かせ、児童書の整理、修理、各種イベントの企画から運営などに主体的に取り組んでいただいております。ボランティアの募集は一年を通して行っており、活動内容につきましては、募集要領を館内に掲示していますが、より具体的な活動例を挙げるなど、よりボランティアに参加しやすい案内を心がけてまいります。次に、学生の勉強スペース、高齢者のサロン、音楽、映像などのソフト集積と閲覧、クールシェアやウオームシェアの考え方に即した場所の提供についてであります。閲覧コーナーでは、閲覧用机を設置することにより、学生の勉強スペースとしても活用されているところであり、また、サークル室は、図書館利用サークルの活動に利用されており、利用者の多くは高齢者であることから、それらの方々への活動支援も行っております。これらのことから、新たに学生の勉強スペースや高齢者のサロンを設ける必要はないと判断しているところであります。さらに、音楽、映像などのソフト集積と閲覧につきましては、高齢者などの読書推進を目的とした録音図書や子供用の優良な映像ソフトの収集、提供を行っており、今後も利用者ニーズを把握しながら充実に努めてまいりたいと考えています。クールシェアやウオームシェアについては、これまでも適度な温度・湿度調整による図書館運営を行っており、今後も、図書館利用者に対する快適な利用環境の提供に努めてまいります。次に、全国各地で取り組まれている新たな図書館活用の模索につきましては、全国の先進的な取り組みについては、図書館関係の研修会などを通じて把握しているところであります。優良事例とされている図書館の多くは、学校図書館の支援や地域内の組織、団体との連携などに積極的に取り組むなど特徴を明確にしております。本市の図書館においても、子どもの読書推進プランに基づく取り組みにより、図書館利用者や読書推進ボランティアなどとの連携による開かれた図書館づくりがなされており、子供の読書活動の活発化や学力向上にもつながっているところであります。また、図書館利用者や市民1人当たりの個人貸し出し冊数が飛躍的に伸びており、貸し出し冊数は全道の市の中で8位にランクされ、人口5万人以下の市では1位となっております。さらに、人口3万人未満の市における貸し出し冊数では全国で5位にランクされております。全道・全国的にも高い評価を受けている市立富良野図書館ですが、今後も、先進的な取り組みについての情報収集を行い、読書活動の推進を基軸に、市民の文化教養を高めることができる質の高い図書館づくりを目指して推進してまいります。以上でございます。

再質問 5番 広瀬寛人

それでは、順次、再質問させていただきます。まずは、移住対策についてということでございますが、先ほど市長から答弁をいただいたように、移住協通信はホームページでも二、三カ月置きに更新されておりまして、非常にタイムリーな内容を掲載いただいているというふうに思います。その中で、今回は11月号に掲載されておりましたが、移住対策が5年を経過し、事業の検証を行うために、市内在住の移住経験者にアンケートを行うことで、移住に対してどんな取り組みが必要であるか、考えを聞いていくことが必要ということが書かれておりました。それも、いま、市長から答弁いただいたように、幾つか取り組んでいるということでございます。やはり、5年という期間も必要なのでしょうけれども、私自身は、基本的には、入ってきた1年目から、そして2年、3年の経験の中でもいろいろ困ったこと等があると考えます。幾つかの地方の事例では、もう担当者を決めて、移住者が困ったことがあったら市のこの方に相談に行けばいいというような制度をつくってフォローをきちんとしております。やはり、そういったところまで細かく手配していく必要があるというふうに考えます。5年ということではなくて、もう少し小まめな形で取り組むこと、もう一つは、フォローアップ体制の充実が必要かというふうに考えますので、見解をお伺いします。

答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)

広瀬議員の再質問にお答えします。移住、定住の部分のフォローアップということで、先ほど市長からも、ことしは5年という中で意見交換会を行っていただきまして、今後、またアンケートということで答弁させていただきました。このほかにも、入ってくる前の移住相談ということでQアンドAもつくりまして、それから、入ってきた後につきましても富良野の暮らしでお困り事がありましたら私どもの相談窓口にお越しくださいという御案内をしているところであります。それから、促進協議会については、市を含めて7団体で構成しておりますが、民間の6団体に対する情報提供はもちろん、それぞれの業界の方が入っておりますので、その方々が、移住者の移住のきっかけ、あるいは、どういう考え方をしているのかといったことを知ることは非常に大切なことだと思っております。また、全市民総体への情報提供という部分については、これまでも協議会での論議などは広報等でお知らせしておりますけれども、これも含めて充実させてまいりたいと考えております。

再質問 5番 広瀬寛人

いま、答弁いただいたようなことをさらに進めていただきたいというふうに思います。広報ふらのの中では、いま、いろいろな移住者が紹介をされておりますが、やはり、いろいろな社会的な経験をお持ちの方が移住されています。そういった中には、広範な土地を求めたいということで田舎暮らしを求められている方がいまして、耕作放棄地のようなところを地目変換して広範に土地を求めたいとか、多岐にわたるいろいろな要望をお持ちの方がいらっしゃるとお聞きしております。そういった方々の相談を親身になって受ける、そういう窓口になれる企画振興課でなければならないというふうに考えます。私が耳にした中では、基本的に農業者でなければ農地は持てませんと原理原則を言われるだけで、解決をする手段を一緒に相談しましょうとか、そこから先に進むまでの姿勢が感じられなかった等の感想が聞かれます。役所という場所ですから、法律のことをきちんとお話しすることは間違いのないことだと思いますが、そこから踏み込んで移住希望者が要望することを実現できるかどうか検討するというか、お手伝いをする姿勢が必要かと思いますが、そのあたりについてのお考えをお伺いします。

答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)

広瀬議員の再質問にお答えいたします。確かに、移住者は、富良野にいろいろな思いを持ってこんなことをしたいということが要望の中で見えまして、いまお話のありました農業も一つの例かと思いますが、その中には行政としての限界もございます。今後においては、そうした課題があるとすれば、どういう課題があって、どういう整理をすればそれが実現できるのか、そうしたことに向けて、窓口としては総務部企画振興課が担い、農業ということであれば経済部、観光の部分であれば商工関係と横のつなぎを強化していくことによって、その方が富良野に来られることにつながるような対応をとってまいりたいと思います。

再質問 5番 広瀬寛人

それでは次に、二地域居住のところについて再質問させていただきます。市長も、いまの答弁の中で、二地域居住は非常に有効な施策の一つであると理解をしているというお話がありました。しかし、不動産の事情等によって、なかなか二地域居住もしくはシーズンステイに使用されるような施設が広がっていかないという答弁をいただきました。やはり、これを解決していくというか、改善していくことによってシーズンステイの受け皿が広がり、釧路市のように日数が大幅に伸びていくことにつながっていくというふうに思います。富良野市は、観光シーズンのトップシーズンというのがあって、宿泊施設の金額がトップシーズンとオフシーズンの値段に本当に大きな開きがありますが、シーズンステイをしたい方もやはりトップシーズンを中心に来たいけれども、そのときの宿泊施設の金額とシーズンステイをしたい方が思っている金額に乖離があると思います。そういった意味では、いまの空き家の問題など、富良野市が抱えている施策の解決の手法をシーズンステイに結びつけることは有効な手段だというふうに考えます。テレビ放映でもありましたが、地方の自治体において、空き家になりそうなところを行政職員が歩いて、不動産業者とつないで、シーズンステイができるような施設に取り組んでいく、そんな施策の紹介をされていました。やはり、そういったところまで踏み込んだ行動が必要かというふうに考えますが、見解をお伺いします。

答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)

広瀬議員の御質問にお答えいたします。先ほど、市長も答弁させていただきましたけれども、二地域居住の一番の課題はやはり受け皿ということでございます。議員から釧路のお話もございましたけれども、富良野と状況が違うということがあります。いまあったように民間の旅館、ホテルを使うと金額の折り合いがつきません。富良野の場合は、特に夏、そしてスキーの時期はホテル、旅館もフル稼働の状況で、そういう中で二地域居住が受け入れるのかと。ただ、先ほど御答弁させていただきましたように、交流人口の拡大、そして経済効果もありますので、この受け皿づくりとして、いまお話がありました空き家については、せんだっての国会も通りましたし、いま、私どもでもこの整備を考えているところでございます。空き家の部分については、二地域居住に限らず、いま、いろいろな目的での整理を考えなければならない要素がございます。そうした中で、二地域居住ということに対しても、受け入れる賃貸住宅、あるいは、いま現在、お試し住宅も精いっぱいで、両方使えることになっておりますけれども、これを極端に拡大していく状況ではありませんので、行政として民間の協力をいただけるような形でまた進めていきたいと思っております。以上です。

再質問 5番 広瀬寛人

いま御答弁いただいたように、富良野市が所有しているお試し住宅の施設の数は決して多くないですし、いまのお試し住宅の申し込み状況を見ますと、本当にトップシーズンはびっちりになっています。この何倍かあってもまだ需要に応え切れないのではないかと思われるぐらい、早い時期から要望が多いです。そういった意味では、行政で持たないのであれば、いま言われたように民間にお願いする。ただ、それは、何らかの施策として行政も少し応援をしなければ、先ほど市長から答弁があったように、やはり、単体でやったときになかなか採算が合わないから手を出さないのですよというのが業者の偽らざる話だと思います。そういったところを含めて、交流人口をふやすために市として踏み込んだ施策を考えていかなければならないというふうに思いますが、そのお考えがあるかどうか、お伺いします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

広瀬議員の再質問に私からお答えをさせていただきたいと思います。移住に対する富良野に向けての希望なり照会は現実的に月によっては相当件数ありますが、実際に住んで生活する上において、冬期間は明確ですから、やはりそれに耐えられるような生活を自覚しながら入ってくることが入ってくる方の心構えであるというふうにも捉えているところでございます。そういう観点から考えますと、私は、市が住宅をあっせんするという形をとるのは余り好ましくない、このように考えております。そこで、移住、定住の促進協議会が平成21年からできておりまして、この協議会には住宅をあっせんできるような業者の皆さん方も参加しておりますから、そこが中心となって十分論議をされて、どういう対策であれば受け入れが可能なのか、こういったことを少し検討してみたいというのが私の現在の状況であります。先ほど広瀬議員からもお話ありましたけれども、5年という状況の中でアンケート調査をやってみるという答弁をいたしました。一年一年、生活していく中で状況も変わってきますし、あるいは、就労を主体とした中での生活が可能なのかどうか、いま、本市にとりましてこういうことが大きな課題です。選択する職業がどの程度多くあるのか、あるいは、限られた中での選択になりますと働く年齢が限定されますから、そこにお年寄りが来るということはなかなか難しい問題もありますので、それぞれ状況を把握しながら、今後その対応を十分に研究、検討してまいりたい、このように考えているところであります。

再質問 5番 広瀬寛人

いま市長から答弁いただいたように、行政が不動産業のような職業をする必要はないと私も思っています。それは、専門の業者にお任せをしたらいいと思いますので、その仕組みができやすいようにするための支援づくりが必要だというふうに思います。いま、市長は、今後それを検討したいと答弁いただきましたので、なるべく早い段階で取り組んで、受け皿になる施設が一つでもふえるように願うところであります。もう一点、アンケートのお話をしていただきましたが、移住者にお伺いをすると、移住促進のときにはある程度相談に乗ってくるけれども、こちらに着いた後、富良野市で暮らし始めた後のフォローが余りこう感じられない、来てもらい、住んでもらったらこれで終わりというような形で、ちょっと冷たく感じるという移住者の声を何人かから聞きます。その意味では、そういった方々が集まって悩みを共有できるとか、私はこういうふうに解決をしたという解決の手法を話し合う場所づくりです。コミュニティーができ上がれば問題ないですが、そういったことを含めて移住促進協あたりが場を設けて情報交換する必要性があると考えますが、その意味のフォロー体制について見解をお伺いします。

答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)

広瀬議員の御質問にお答えをいたします。移住者のフォローということで、先ほども答弁申し上げましたけれども、それに加えまして、今回、5年を経過した人の意見交換を実施しております。やはり、5年住む中で、住宅の問題とか仕事の問題、また、こうした場がありがたいという意見も承っております。ですから、今後もアンケートを行っていきますが、協議会とも十分協議しながら、そうした移住者同士の情報交換の場というものも企画してまいりたいと思っています。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

総務部長から御答弁した中で、1点だけ補足させていただきたいと思います。いま御質問があったフォローの中で、移住者が住んでいる地域のコミュニティーをどう構築していくかということが一番大事なことなのです。ですから、移住者が入ってきて、まず、居住地に対して、みずからここに住みたい、ここに住んでいるのですよという意思表示をしていただいて、地域でこの方がすぐ転出しないような状況づくりをするにはどういう形で住んでいただくかと。そして、それはやはり市と連携する形の中でなければできません。行政だけに御相談を受けてもなかなかできない問題がございますから、私は、移住者に対しても、あるいは、住む場所のそれぞれの地域の方々にもそのことをお願いして、そういうコミュニティーづくりをきちんとやらなければ恒久的な住まいができないのではないか、このように考えております。ですから、それらを含めた中でそれぞれ後方支援的なものを考える必要性があるのではないかと考えております。

再質問 5番 広瀬寛人

それでは、2項目めの市有施設貸与の部分について再質問させていただきます。冒頭の答弁の中で、一定の評価をしている、ただ、いわゆる指定管理者の評価の制度とは別に分けて評価しているということで御答弁をいただきました。いまの答弁の部分を私なりに受けとめますと、施設を貸与して、その効果は十二分に発揮されていることを認めている中で、次に、再募集の意思があるのかないのかを含めて、いま借りていた方も含めて、もう一度、一般に貸し出すための検討委員会を開催していくというような捉え方をしたのですが、まず、そういうことで間違いがないかどうかについてお伺いします。

答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)

広瀬議員の再質問にお答えをいたします。本施設の今後の貸し付けということで、先ほど市長から答弁いたしましたとおり、希望があるということでしたら貸し付けを検討していきます。ただ、これは3年前にも論議をした部分ですが、市の一般財産であることから、当然、公の目的を持つ公共施設ということで、通常の形より制約が出てきます。前回は、先ほど議員からもお話がありましたとおり、市民が文化活動をする、観光情報の提供、市民と観光客の交流施設という三つの位置づけを持ち、そういう公の目的があるということで貸し付けをしておりますので、要望がございましたら、その辺も改めて整理して公募をしていくということで考えております。以上です。

再質問 5番 広瀬寛人

いま答弁をいただいた内容が、いまの借り手、もしくは別に借りてみたいと考えている方に正確に伝わることが肝要と考えますが、その伝え方についてはどのようなお考えをお持ちなのか、お伺いします。

答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)

広瀬議員の再々質問にお答えをいたします。知らせ方ということでは、この後、希望があるか、ないかということがあるかと思いますが、それがございましたら、市の貸し付け検討委員会で決めまして、時期的なものもありますし、目的、貸し付け対象団体、選定基準など、当然、市の施設ですので公平性、透明性が求められる中で、前回は非営利団体も含めて募集いたしておりますけれども、そんな形で募集になっていくものと考えております。

再質問 5番 広瀬寛人

私の伝え方がうまくなかったのか、いま答弁いただいたことについて、いま借りている方にはそれが真っすぐ伝わると思いますけれども、それ以外の方を含めて、どういう場所でこの情報を公開するのかというところをお伺いしております。

答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)

お答えいたします。伝達手段としては、広報ふらのあるいはFMラジオということで考えております。

再質問 5番 広瀬寛人

それでは、図書館の運営についてお伺いをいたします。まず、冒頭の連続した2休館日になる部分については、解消しない、現行のままで進めていくと答弁をいただきました。これは、その年によりますが、年間4日、5日くらいの日にちになろうかと思いますが、年間四、五日という日数を少ないと捉えて、だから我慢できるというふうに捉えるのか、四、五日だからシフトを工夫して何とかあけようと考えるのか、その考え方の立ち位置によって違うというふうに考えます。いま、教育長から答弁をいただいたように、富良野図書館は、人口割合の中で、ここ10年ぐらい目を見張るような成果が出ていて、本当に誇るべき活動されていると私は思っています。その中で、いまの4日、5日というものの捉え方は、私は、何とか工夫して一日でも多くあけてあげる、休館日が連続しないようにしてあげるというふうに考えられないのか、その視点についての見解をお伺いします。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

広瀬議員の再質問にお答えさせていただきます。図書館運営の目的は、図書館のいろいろな図書資料、情報を収集、提供することによって市民生活における文化、教養を高める、それから、読書活動を含めてレクリエーションとか多面的な活用がいろいろあるというふうに認識しているところでございます。ただ、いかんせん、図書館といえども人員体制や蔵書図書の課題がありまして、限られた中でそれらを有効に活用しながら地域の状況に応じて進めていくことが必要だと思っております。そういう中で、開館日については、利便性という意味では確かにそういったお考えもあるかと思いますけれども、一番大切なのは図書館本来の目的をどう達成するのかということであります。この10年間を見ていきますと、全国で図書館の利用者が減少しているような状況でありまして、食いとめ策として開館日をふやしたり、あるいは、開館時間を延長しているところがあります。ところが、データを追ってみますと、貸し出し増にはつながっておらず、減少しております。平成19年からの図書館改革の中で、利用者の性別、年代別の利用状況、あるいは蔵書内容、月ごと、曜日ごと、それから時間帯別に状況をつぶさに分析して利用状況を勘案していったところ、利用日数、開館日をふやすことが必ずしも利用につながってはておりません。そこで、中身を充実させていく、限られた時間の中で市民の皆さんに来ていただいて利用していただく、ここに重点を置いてしっかり取り組んでおります。今後も、そのような考え方で、利用者、市民の皆さんに一層の情報周知を図っていきながら図書館の利用を進めていきたい、そのように考えております。以上でございます。

再質問 5番 広瀬寛人

図書離れというのは、ちょうど先週もNHKで番組を組んでおりましたけれども、特にいまの若い方は、1カ月に1冊の本を読まないという人が半分以上というようなデータが出ておりまして、いま、教育長が言われたようなことは全国的な傾向だと思います。やはり、そのことを勘案して、図書館のあり方というものが必要だというふうに私は考えております。後半の答弁の中にもありましたけれども、やはり、まだまだ宣伝不足の感が否めないと私は思っております。例えば、富良野図書館の中には、CD化された図書があって、それこそ池波正太郎から、昔のすばらしいものがたくさんありますが、一般の市民の方に聞くと、そんなものがあること自体を知らなくて、文字を読むのは大変だけれども、そんなものだったら聞いてみたいという方がいらっしゃいます。例えば、ことぶき大学などで富良野市はこういったもの持っていることを直接お知らせするなど、そういった姿勢が足りないような気がします。まだまだできることがあると思いますので、そういったところにもっと踏み込んで図書館として情報を出すという部分のお考えについてお伺いをします。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

広瀬議員の再々質問にお答えさせていただきます。まだまだ図書館のPR等が足りないのではないかということでございますが、この間、図書館の大きな柱として、一つは子供たちの読書推進ということ、もう一つは、高齢者の利用者がふえていまして、視力が低下して本が読みづらいといった御意見を寄せる利用者もふえてきておりますので、本市の図書館といたしましては、大活字本、録音図書というものをたくさん取りそろえており、道内の同規模の図書館の中ではかなり充実した状況だと思います。利用者の方々の御意見を踏まえてそのような形にしておりますけれども、さらに一層、利用していただけるように広報周知に努めてまいりたい、そのように考えております。以上でございます。

出典:富良野市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月15日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる