みんなの議会

富良野市議会 平成24年第4回定例会 2012年12月10日

(1)墓地の管理・運営について/(2)農業担い手対策について/(3)職員の給与について

2012年12月10日、富良野市議会の一般質問で、渋谷正文議員が「墓地の管理・運営について」「農業担い手対策について」「職員の給与について」について質問し、市長 能登芳昭、総務部長 近内栄一、経済部長 原正明が答弁しました。

質問者
渋谷正文 議員
答弁者
市長 能登芳昭、総務部長 近内栄一、経済部長 原正明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 渋谷正文

-登壇-さきの通告に従いまして、順次質問をいたします。1 件目、墓地の管理運営についてでございます。戦後の日本は、人口においても経済においても、ありとあらゆるものが右肩上がりの成長を歩んでまいりました。しかし、だれもがこの成長が続くと信じていた時代は終わりました。2010 年国勢調査では、日本の総人口に対し 65 歳以上の方が占める割合が 23%、そして、平成 47 年、2035 年には 33.4%と 3 人に 1 人を上回ると予測され、世界のどの国も経験したことがない超高齢化社会に突入してまいります。本市におきましても、65 歳以上の方の占める割合が 26.8%、そして平成 37 年、2025 年には、33.6%を予測し、高齢化の波はより急速に進んでまいります。この超高齢化社会とともに顕在化する日本国内が直面する課題は多く、労働人口の不足による経済の伸び悩みや福祉医療など、多岐にわたり、多くの問題が起こり得ると言われております。2011 年 8 月 30 日、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、いわゆる第 2 次一括法により、墓地埋葬等に関する法律第 10 条による許可権限が都道府県知事から市長に移譲されたことにより、地域の実情に合ったよりきめ細やかな墓地の管理運営が行うことが可能となりました。市内には、富良野、島の下、中五区、布礼別、麓郷、山部、東山、老節布のあわせて 8 カ所の墓地があり、4,760区画のうち、現在、4,141 区画が使用されていますが、墓地の使用を申請する者が不明とされる区画が 95 区画存在しています。一方、少子高齢化が進む中で一例を挙げますと、車の乗り入れについては、広報ふらの 8 月号において、富良野墓地内は道路が狭く、車の通行が危険な場所であるため、体の不自由な方を除き、車両通行どめとし、看板などで表示し、利用者に周知をいたしました。しかし、この広報が余り浸透せず、当初はチェーンをかけていましたので、既存の富良野墓地のお墓参りをするには傾斜がきつく、のぼるのが大変だという声を私は幾つか聞きました。その後、グレーダーで敷地内道路を平らにした後は、看板告知の改良を行い、チェーンが外されました。盆のお墓参りの利用を考えた柔軟な措置であったと私は思います。利用者はルールを守り、駐車場に車を置いて坂を上っていきます。私も歩いて坂をのぼってみましたが、少々息が上がるほどの急勾配でございます。それぞれ富良野の墓地に来て、昔をしのんでいただき、親をしのんでいただけるような、だれもが参拝しやすい墓地を提供していく環境整備の必要性があるのではないでしょうか。人間は必ず死を迎えるという自然の摂理を考えると、墓地のあり方については一人一人が真剣に考えていかなければならない問題だと思います。こうした実情を踏まえ、私は本市においても、市民の墓地に対する意識、要望を的確に把握し、計画的、効率的な運営を図ることが必要であると考え、墓地の現状における課題 7 点を整理いたしました。一つ目として、市民要望の聞き取りについてです。現状どのような市民の声を聞いているのでしょうか。二つ目として、墓地周辺の環境整備の実施状況と今後の整備についてです。三つ目として、お墓の継承者や縁故者がいない無縁墓の存在を明らかにし、その対応を行っていくことです。四つ目として、墓地使用許可台帳の管理状況について、台帳整備を進めることです。五つ目として、使用権の譲渡における名義書換料の納付について。ここ10年間で6件の譲渡となっていますが、台帳整備によって適正な管理が図られるのではないでしょうか。六つ目として、情報共有と市民参加のルール条例に基づいた市民参加の手続に沿った形での、検討委員会等の設置が必要ではないでしょうか。七つ目として、お墓の継承者や縁故者がいない無縁墓の問題に対応するには、現行の富良野墓地使用条例の条文だけでは不十分であると思います。条例の見直しが必要と考えます。以上、課題 7 点を整理し今後の墓地のあり方について市長の見解をお伺いします。2 件目、農業担い手対策についてです。農業とは、農業生産に関する営農と豊かな生活を送るための生活に大別され、農業者が健全な農家経営、農村生活を行うことにより、経営の改善と地域の豊かさの維持、向上が図られると私は実務を通じて教わってまいりました。今回は、生活の単位である家族を基軸とする農業経営から見た農業担い手対策について質問をさせていただきます。家族労働力構成が農家経営に及ぼす影響は大きく、家族の生活周期によって経営の見直しを迫られることがあります。農業の季節性対応や天候等に左右されるもろもろの条件変化に、いままでは、外部から圃場労働力を確保することによって対処してきましたが、圃場労働力の供給が減り、規模拡大による耕地面積増の進行によって、みずからの圃場を理解し、作業に習熟した家族労働の重要性が高まっていると感じています。意欲を持って農業に従事する農業後継者にパートナーができることは、富良野農業の振興と発展にとって大切なことであり、現在、アグリパートナー支援を継続して実施し、効果を得ているところでありますが、長期的な視点に立った次なる農業担い手対策が必要ではないでしょうか。私は、農業担い手対策として、子育て支援という視点が必要ではないかと考えます。農村部では子供が少なくなり、友達と遊ばせるにも、車での送迎が必要な場面もあり、子育て支援のサービスを受けるにも時間がかかり、かえってコスト高になってしまうという声を聞きます。女性は重要な担い手であります。母親の負担軽減によって、農業農村のよさが子育てにいかされ、農業農村の持続的な発展は、労働力確保・生産性の向上にもつながることが期待できます。経営の安定と家族の安心感が、次の後継者となる担い手づくりにつながると考えます。ここで本市における現時点での担い手対策の抱える問題点を浮き彫りにし、担い手対策がどうあるべきなのか、また、今後は担い手増加を目的に、どういうことに取り組むべきなのかを明確にするために、次の 2 点について市長にお伺いします。一つ目は、担い手対策について、何を問題としてとらえ、それを解消するために何に取り組んでいるか。二つ目は、今後の取り組みについて見解を伺います。3 件目、職員の給与についてです。1 点目として、職務と責任に応じた給与についてであります。職員の給与を削減すれば、それだけ税収を公共サービスに回せるのだから、市民生活にはプラスではないかという声がありますが、必要以上に人件費を削れば、公務労働の質、量、これを落として、長期的に見れば公共サービスの低落は免れないと思います。そして、労働市場ではより給与水準を落とす方向の力が働くので全体税収の低下にもつながると私は思います。このことを加味して考えますと、この課題に臨むに当たっては、客観的な妥当性や市民良識から見て説得性を持った一定の中立的な原則を確認しておくことが必要ではないかと考えます。当然、職員個々の能力や実績を把握して、適材適所の配置やメリハリのある給与処遇を行うことは、公共サービスや公務効率を高めるといった目的を達成するために必要な手段でありますし、能力実績に基づく、人事管理の徹底を通じた人材育成が図られることは、大きな目的であると思います。それには、公正公平な人事評価制度の確立が重要となります。現在、全道 35 市の中で検討、施行を行っているところが複数の市でございますが、本市は具体的に進んではいないようでございます。職務と責任に応じて給与を決定するという趣旨は、地方公務員法第 24 条第 2 項の規定により、できるだけ速やかに達成されなければならないこととされていますので、本市における給与体系と昇給について、法の趣旨に基づいて進めていかなければならないのではと考え、次の 2 点についてお伺いします。一つ目、具体的に進んでいない課題は何なのか。課題を解消するために何に取り組んでいるのか。二つ目、人事評価制度の導入について見解を伺います。2 点目として、通勤手当算定基準の見直しについてであります。通勤手当は給与ではありますが、労働の対価というよりも、実費弁償的なものであると私は考えます。実費に相当する額を支給するのですから、実態に即したものであるかどうか、常に検証をしなければならないと思います。では、現在の算出基準が妥当性のあるものかどうかを問いたいと思います。ガソリンの燃費が年々向上しておりまして、国土交通省のデータからは、平成 13 年に 1 リッター当たり 14 キロメートルでありましたが、平成 20 年には、1 リッター当たり 16.5 キロ、22 年には 18.3 キロとガソリンの平均燃費や効率を高めています。平成 24 年 10 月の富良野の実勢価格は 152 円、平成 22 年の平均燃費の 18.3 キロメートルで計算してみますと、1 キロメートルにつき 8.3円となります。本市は、国の規則を準拠せず、富良野市職員の通勤手当に関する規則第 5 条 2 項(1)において、月額 2,000 円とする。ただし、通勤距離が片道 5 キロメートル以上である職員にあっては、1 キロメートルにつき 20 円に 21 を乗じて得た額、100 円未満切り捨てるとしていますが、8.3 円と 20 円では開きがあり、算定基準に妥当性がないのではないでしょうか。ここで、次の 3 点について伺います。一つ目、国の規則準拠ではなく、市独自の通勤手当に関する規則としている根拠について伺います。二つ目、規則第 5 条 2 項(1)にある 1 キロメートルにつき 20 円に 21 を乗じて得た額としていることの検証の実施有無についてお伺いします。三つ目、実態と乖離していることに対する見解についてお伺いします。以上で第 1 回目の質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-渋谷議員の御質問にお答えいたします。1 件目の墓地の管理運営についての 1 点目、富良野墓地における実態と条例に基づく運用についてお答えをいたします。市民要望の聞き取り状況につきましては、墓地に関する電話による問い合わせや苦情、市民の声等による市民要望が平成 23 年度におきまして 4 件、平成 24 年度には 4件あり、主な内容といたしまして、墓地道路の砂利の流亡による通行障害やお供え物の放置、支障木などであります。また、ハチの苦情がふえており、駆除した件数は、本年度約 50 件に上っております。なお、お墓の不適正な管理で苦情があった場合は、使用者に対しその都度適正な管理をするよう通知をしているところであります。次に、環境整備の実施状況と今後の整備についてでありますが、通常の管理として墓地敷地内の草刈りを年 2回、墓地通路への砂利敷きを年 1 回から 2 回行っている状況でございます。また、平成 23 年度は、墓地敷地の支障木の伐採と案内板等の整備を行い、本年度はグレーダーによる墓地通路の整地を行ったところであります。今後の整備につきましては、墓地敷地や通路の維持管理に努め、市民が使用しやすい環境整備に努めてまいりたいとこのように考えているとこであります。次に無縁墓の実数把握についてでありますが、富良野墓地使用許可件数は 1,921 件のうち、連絡先が不明な無縁墓は、現在 95 件となっております。条例では、使用権者の住所が不明となったときは、許可を取り消すことができることから、再度確認通知を郵送及び墓地における看板設置等を行いながら、適切な処理を行ってまいります。次に、墓地使用許可台帳の管理状況についてでありますが、墓地使用の申請許可に当たりましては、随時、墓地使用許可台帳に登録をし、台帳整備を行っているところであります。次に、使用権の譲渡における名義書換料の納付状況についてでありますが、富良野市墓地条例第 6 条の規定に基づきまして、譲渡人は名義書換料として第 3 条に定める使用料の 2 分の 1 の額を納付しなければならないこととされております。過去 10 年の納付状況につきましては 6 件、納付額合計で 4 万 6,500 円となっております。次に検討委員会の設置についてでありますが、これまでも周辺道路や橋の整備など利用しやすい環境づくりを進めており、墓地の無縁墓、墓地移転、永代供養等への対応及び現在の使用状況を踏まえ、適切に管理運営することで、区画不足に対応可能と考えておりますので、墓地整備基本計画及び検討委員会の設置については、現在考えておりません。次に、富良野墓地使用条例の見直しについてでありますが、さきに申し上げましたとおり、現行条例に基づく使用許可管理を適正に行うことで、無縁墓等の対応は可能と考えますので、条例の見直しについては考えておりません。次に、2 件目の農業担い手対策についてのライフサイクルにあわせた担い手対策についてでありますが、農業農村を取り巻く情勢につきましては、国際化の進展等による農産物価格の低迷が続くなど、厳しい状況の中、本市におきましても、農家人口の減少や高齢化が進行する中にあって、後継者のいない経営体も多く、生産力の低下が懸念をされているところでございます。本市農業が地域経済を支える基幹産業として持続的に発展をしていくため、農業生産や地域活動を支える担い手の育成、確保は喫緊の課題であり、就農促進を図る取り組みやシステムの整備を急ぐなど必要があると考えているところでございます。市といたしましては、こうした状況に対応するため、平成21年3月に策定をしています富良野市農業及び農村基本計画におきまして、農業の担い手の育成及び確保を重点事項に位置づけ、その推進を図る施策を講じてきているところであります。また、平成 24 年度からは次世代を担っていく意欲的な人材を確保し、経営者として育成していくため、地域が一体となって、新規就農者を支援する体制づくりを進めてきているところであります。今後におきましても、農業生産や地域活動を支える意欲ある人づくりを進めるため、新規就農者への支援のほか、経営感覚にすぐれた経営体の育成や女性、高齢者の活躍できる環境づくりを推進するとともに、こうした多様な担い手が主役となり、富良野農業が活性化する仕組みづくりを次期農業計画の策定にあわせ、検討を深めてまいりたいと、このように考えているところでございます。3 件目の職員の給与についての 1 点目、職務と責任に応じた給与についてでありますが、本市の職員の給与は、富良野市職員に関する条例に基づき、支給をしているところで、地方公務員法第 24 条第 6 項に基づくものであります。職務の級につきましては、富良野市職員の職務の級に関する規則で定めているところであり、具体的には労働基本権の代償措置としての人事院勧告を参考に、制度変更や給与改定がなされます。本市におきましては、平成 20 年 1 月 1 日、給与構造改革による給与カーブの平準化を図り、9 級制から 7 級制に移行し、給与の適正化を実施しており、毎年行われる給与実態調査においても、給与制度上の問題はございません。次に、人事評価システムの導入についてでありますが、地方公務員法では、職員の給与はその職務と責任に応ずるものでなければならないと規定をされており、本市におきましても、職員の能力や実績を総合的に評価する中で、その職務及び給与を決定をしております。民間企業のように営利を目的とし、そのために、徹底した成果主義が必要とされるものとは大きく違い、地方公務員の場合は、市民の福祉の向上という組織目標の実現に向かって能力を最大限に発揮し、使命感を持って職務を遂行することにより、組織の活性化と効果的、効率的な財政運営を図ることが求められておりますので、人事評価に当たっては、そのあり方についてさまざまな検討を進めてまいりたいと、このように考えております。次に 2 点目の通勤手当算定基準の見直しについてでありますが、本市におきましては、地方公務員法に基づき、国の規則等を準用しておりますが、本市の地域特性として、通勤に利用できる公共交通機関が限られており、自動車による通勤が基本となることから、自動車を使用する場合の通勤手当につきましては、燃料費のほか、自家用者維持にかかわる諸経費や自家用車の消耗などを考慮し、片道 5 キロ以上の場合は、1 キロ当たり 20 円を基準に月の平均勤務日の 21 を乗じた額と定めているところであります。また、実費制の考え方に基づき、一定期間ごとに停留所がある路線バス通勤における金額を基準に、自動車通勤についての距離当たり単価を設定しているところであります。自家用車等の使用が避けられない地域に、地域事情や自家用車を通勤手段に使用する場合の諸経費、平均的な燃費などを考慮した本市の支給基準と現在の自動車事情の実態に隔たりはないと考えており、当面現行どおりといたしたいと考えているところでございます。以上です。

質問 1番 渋谷正文

では墓地管理運営について、御質問いたします。まず墓地使用許可台帳の管理状況について、随時登録整備を進めているということでございますが、実際のところは95件の5区画の無縁墓が存在することになっております。迅速な情報の提供や事務効率の観点からして、墓地台帳の整備を進めるということはこれは当然のことだと思いますが、改めて相当古い墓地台帳の状況になっているというふうに私は認識をしております。将来的には、現在富良野市は徴収をしておりませんけれども、管理料の徴収だとか、これらのいろいろな受け答えに即応できるような墓地台帳のシステムといいますか、台帳の電子化というものが必要ではないかというふうに私は考えますが、いかがお考えでしょうか。

答弁 総務部長 近内栄一(総務部長は2014年3月まで)

渋谷議員の再質問にお答えさせていただきます。現在の墓地台帳については、議員がお話しされたとおりでございますが、そういった中で改めてシステムを導入するというのは経費的な部分も含めて、検討する余地があると考えてます。そういった中で、現行のパソコンのシステム、そういったものを使いながら、より迅速な形での情報の管理に努めてまいりたいと思います。

質問 1番 渋谷正文

より迅速な形でいろんなその手法を固定的なパッケージではなくて、既存にあるような汎用の中で自分たちでそのデータ構築をして進めていくというような御答弁だったかと思いますけれども、95 件実際いまの区画ではっきりとわからないところがあるというようなことについては、今後どのように対応をされていくのかお聞かせ願います。

答弁 総務部長 近内栄一(総務部長は2014年3月まで)

渋谷議員の再々質問にお答えさせていただきます。この件ついてですが、段階を追って確実に確認して、その後の処理を考えていくべきかと考えています。先ほど市長から御答弁させていただいたとおり、郵送等による確認、墓地において看板等を立てながら状況について確認し適切な処置を利用者の方に対して、できるものについてはやっていく。できないものについては今後の課題となりますが、市町村で条例いろいろ定められておりますが、どのような条例に定められているにせよ、改正する場合の制度としては、これは国の法律、墓地埋葬などに関する法律施行規則第 3 条によって、無縁墓に対する権利を有する者に対して、1 年以内に申し出るべき旨を、官報に掲載するとか、あるいは先ほど言いました看板を見やすい場所に設置して 1 年間で掲示し、その後これについての措置ができるようになっておりますので、全国それぞれの市町村がこういった対応の中で次の段階へ手続を進めていくということですので、本市におきましても現行条例の中で法律との関連性を適正に進めて対処してまいりたいと考えております。

質問 1番 渋谷正文

ただいまの答弁では、富良野市の墓地使用条例の第 9 条でしょうか、使用許可を取り消すことができるというところ・・・(2)のところですね、そのものの住所が不明になったときというところをいかして、さらに国の法律に書いてあることに沿って進めてまいるということでありましたけども、現状の富良野市の墓地条例というのは、使用に関する条例であって、地域の実情に合った管理運営、そして改葬についての前提となった条例ではないというふうに私はとらえております。ですので、最初の私の一般質問で申し上げました地域の実情にあった形というのを、具体的に我が市の条例の中に入れることによって、進めていくのが私はいいのではないかと考えておりますがいかがでしょうか。

答弁 総務部長 近内栄一(総務部長は2014年3月まで)

渋谷議員の再々質問にお答えさせていただきます。先ほども説明させていただきましたが、条例の内容、定め方ですが、これは市町村ごとに詳しいもの、そうでないものといろいろございます。渋谷議員がお話しされていた、そういった部分に踏み込んだ条例も確かに存在はしております。ただ、現状でいきますと、全国の自治体で法律に基づいた手続をとりながら、その中で一定程度整理された中で条例に基づいて使用の許可の取り消しということになっていますので、現行の条例の中で、進めてまいりたいと考えております。以上です。

質問 1番 渋谷正文

墓地の環境整備のについてお伺いします。墓地の環境整備については、23 年度 4 件、24年度 4 件、電話等であったというふうにお聞きしました。私はこういったその改善については、いまの改善もありますし、3 年後を見越した改善でもあるでしょうし、5年、10 年先を見越した改善もあるというふうに思っております。お話の中では、残念ながらいまの改善のことに終始しているように受け取ってしまうんです。ですので、私は改めて六つ目の情報共有と市民参加のルール条例に基づいた手続というところで申し上げましたけれども、そういった声を拾い上げることを行わない限りには、先のことの議論というのが、一人一人市民が考える墓地とは何かというところとはつながってこないんでないかなというふうに思ってます。ですので、こういった環境の整備については、いま、3年先、5 年先、10 年先というようなビジョンが必要ではないかというふうに思いますが、いかがですか。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

渋谷議員の再質問にお答えをさせていただきたいと思います。案件については環境整備ということでございますけども、先ほど御質問にあった 8 箇所、富良野市には墓地がございます。それぞれ、町村合併によってそれだけの個数になったわけであります。現実的に、それぞれ墓地の市町村の経過というのがございました。現実的に将来展望の中に東山だとか墓地は、火葬じゃなく土葬で埋めた時代がございました。それが現存している状況も一部ございます。そういうことを総合的に富良野全体のことを考えてみますと、新しい墓地の整地というのは、御質問あった問題については、環境整備の中で取り入れる計画はございませんけど、現在ある区画整理の中で墓標の立て方もいろいろございますし、土蔵的なものもあったと、現実的にはそれを持っている所有者に通知をして、確認をして、そしてそれらの処置をしない限りは、なかなか条例を改正して通知だけでは、これは行政としてやるべきことではないというふうに私は判断しております。そういうことを考えると、現況の環境整備というのは、現在ある中でどのように住民の要望にこたえて改善をしていくかということに重点を置かなければならないと、このように考えておりますし、もう一つは、いまの時代それぞれのテレビ、あるいは新聞報道でもございますけども、若い人たちの墓地に対する考え方というのは随分変わってきたというふうに認識を私自身もしております。将来はやはり、自分のふるさとという先祖代々のふるさとに帰ってきてお参りをしないような状況が、今後生まれてくる可能性が大きいのではないかと、このように感じられますので、それらを含めると、将来の富良野のあり方というのは、御質問あったとおり、富良野に 1 年に1 回ぐらい帰ってきて、富良野の状況なり、昔をしのんでいただけるようなそういうこともあわせてこれは検討しなければない問題と、このように考えてるとこであります。

質問 1番 渋谷正文

市長から考えるということで答弁いただきましたので、次の質問に移らせていただきます。農業担い手対策についてでございます。農業担い手対策、私はこちらの中で、子育て支援についてあえてポイントを置いて話したのですが、先ほどの答弁の中で新規就農ですとか、経営体育成、そして高齢者活用、こういったことに重点を置いて進んでいるということでありますので、私の考えているところと行政として考えていることではちょっと違いがあるかなというふうに思っております。私も富良野市の農業及び農村基本計画を見させていただいたんですけども、第 2 節では地域内の人口について事前に対処することが重要であるというふうに書いてあります。これは何かなというと、いわゆるアグリパートナーとして、後継者対策としてカップリングしたと。その次にどういったことが農村地域で起きてくるかとなると、私は子供が生まれてそして育てて、大きく成長して、次の担い手につなげていくことだというふうに思っております。ですので、こういったところの議論の展開というのを、次の農業及び農村基本計画にどしっと構えて、置いたらいいのではないかなという思いがあるんですけども、いかがお考えですか。

答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)

渋谷議員の再質問にお答えいたします。先ほど市長の方から、農業担い手全般の話ということでの課題を申し上げさせていただきました。子育て支援が重点ではないとか、そういうことではございません。市といたしましては、農業においては、生産の現場と子育ての現場が同一であるという特徴があるというふうに認識をしております。そして、その節目節目にやはり変化があらわれるだろうということであります。大きく言いまして、いま市あるいは関係機関団体と一緒に家族経営協定の締結に力を入れております。これは人生の節目、あるいはそれ時々の家族構成の変化に対応した中で、お話し合いをしっかりしていただくということで家族経営にあっては、家族内で例えば、後継者の就農、それから結婚、出産、子育て、経営移譲というような形で節目があろうかと思います。この段階で家族内で話をしていただくということ、そして締結した方については、その見直しを図っていただくということでの取り組みをいまさせていただいているところでございます。また、子育て支援ということを限定的には考えておりません。広い意味では、作業の効率化、あるいは、農業労働力の確保というのも、結果としては、子育て支援になるというふうな理解のもとで、現在は、農作業ヘルパー、あるいは農作業受委託組織、それから共同機械の利用による作業の効率化等々についても力を入れてるとこでございますので、こちらも活用していただいて、農業経営をされているということの中で御理解をしていただきたいというふうに思いますし、やはり地域での支えあう考え、仕組みというものも必要になってくるのかなというふうに思っているとこでございます。地域には子育てを経験された方、それからベテランの高齢者の方もいらっしゃいます。そういう方たちも含めて、支え合う仕組みができればなということも考えておりますので、次期計画の中で検討していきたいというふうに思ってございます。以上です。

質問 1番 渋谷正文

地域が支え合うという考えは私も共鳴いたします。そういった形で進んでいただければいいなというふうに思っておりますけども、その前段で話されたところにおいては、私は、農業というのは営農と生活、二つに大別されるというふうに最初話しました。どうしても営農の部分の方に力点を置き過ぎて、本来その重要であるべき生活の部分にもう少し私は、スポットを当てて、大基礎の農業という形で考えるべきだというふうなことで、今回お話をさせていただいております。まちから少し離れたところでお話をいろいろ聞いてみますと、子育て支援、こうした条件整備が次の担い手対策につながっていくのではないかというようなことを、あえてその投げかけてみますと、若い方を中心にそのとおりだという声をたくさんいただきます。いま私が聞いてきているところで言っているだけですので、これではだめなんで、改めてこういった需要の掘り起こしについての調査が必要ではないのかなというふうに、重要性があるというのであればそういった調査の必要性を考えたいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。

答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)

現在の農業及び農村基本計画につきましては、平成 25 年までの計画でございます。新たな農業計画、26 年度からを予定しておりますが、その策定作業をこれから本格的に始めていくというところでございます。その中で、農業関係者との意見交換、あるいは審議会も計画をしておりますので、そういう中で、どういう聞き取りをすればいいかということは検討をしていきたいというふうに思ってございます。

質問 1番 渋谷正文

次の質問に移らせていただきます。職務と責任に応じた給与というところでございます。私は給与の考え方については、もちろん行政的な考え方というのもありますけども、改めて市民が納得できるような妥当性といいますか、そういった中立的なあり方について必要ではないかなということで今回お話をさせていただいております。いまの給与決定については、私は、市民の意見というのが余り反映されるような状況ではないのかなっていうふうに思っております。ただ、これはすべてにおいて市民の声に基づいて進むというということではなくて、大枠としてどういうような認識があるのかということをまず把握し、それについて違うのであれば、こういうことで違うんだというようなことをして、市民に対する認識をしていかない限りは、この議論については不毛なものになってしまうのではないかというふうに思っております。そういったことを踏まえての意見聴取ということでお考えはないのか、お伺いします。

答弁 総務部長 近内栄一(総務部長は2014年3月まで)

渋谷議員の再質問にお答えをさせていただきます。人事評価の中に市民の意見をというふうなことかなと考えておりますが、評価自体は、これは透明性、公平性、そしてそれを明らかにしていくというふうなことが必要になってくると思っております。そういった中で、それぞれ職員がいろんな職責の中でいろんな対応をされているという中で、特定の市民からの御意見、それだけで評価をされるものではないと考えております。やはり組織全体として、行政の目的である市民全体の福利に向かって、どれだけ熱意を持って取り組んでいるのかというふうなこと、これが大切だというふうに考えておりますし、もう一つ、大切なのは個々の職員の能力を最大限に引き出す、そのためのシステムが人事評価の最大の目的だと思っております。そういった意味では、それぞれの個々の市民の御意見はあろうかと思いますが、それを直接人事評価の中に入れるべきものではないというふうに判断しております。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

渋谷議員の再質問に補足説明させていただきます。1 点目の給与の関係で、私の方からお答えをさしていただきたいと思います。先ほど答弁させていただきましたとき、国家公務員、地方公務員あわせて、特に公務員の場合は、労働基本権というものは、これは代替措置として人事院があるわけです。国も人事院規則に基づいて、給与の決定をしていく。それは毎年、企業調査をして人事院が民間と給与の標準が、どちらが高いのか低いのかという総合判断で上げたり下げたりしてるのが、人事院規則なんです。そういう状況の中で、地方公務員の給与も国家公務員に準ずるということなっておりますから、これはそれぞれの条例で定めている。ですから、人事院規則に準ずるという形の中で、9 号俸の 20 年の 1 月まで、うちの場合については、国家公務員の給与法に準ずるということで9 級制をとっている。これを改めまして、国より 1 ランク下げた 7 級制に切りかえて、現在の給与表が成立してるわけでございまして、そういう意味からいきますと、そういう労働権の代替処置である、そういう大きな職務の中にものが言えないような状況が、いま国の基準の中にあるわけです。その代替措置として人事院があって、それに準じてやっているというのがいまの給与体系でございまして、いま御質問あった件につきましては、これは市民からの聞き取りではなく、総合的な形の中で、例えば、財政的に困難性が出てくるという状況がございましたら、それは 3 年先、4 年先を見て、それぞれ本市についても、平成 20 年から 3 カ年にわたって再建計画を立てた中で、議員さんも含めて御理解を得て、10%以上の削減をやって今日に至っているとこういう状況でございますので、私はいまの給与体系については、それぞれの自治体の形の中で、議会をあわせた中で、これは決めていくのが妥当ではないかと、このように感じてるとこでございます。

質問 1番 渋谷正文

本市についていま市長答弁ありましたけれども、制度上、問題はないということで私も理解をしておりますけれども、改めて給与というのはどういうものだというのを考えたときにですね、やっぱり、しっかりと働いていただいた方にしっかりとお支払いをしたいということだというふうに私は思っております。そのためにもちろん人事評価は、次の能力育成にかかる部分と連動してまいりますけれども、改めて給与の支払いについては、市民の目線っていうか、そのチェックが非常に目につきやすいです。ですけども、中立的なものであるというのを私は十分承知しておりますけれども、こういったその特殊性があるんだと言えば言うほど、そういった理解がされていかないのではないかというふうに私はどうしてもとらえてしまうんです。そこであり方について、検討していきたいというようなことで、私は、人事評価制度の導入について、そのように私は受け取っているんですけれども、このあり方について検討していきたいということに係る情報の公開についてどのように行われていくのか、御確認したいと思います。

答弁 総務部長 近内栄一(総務部長は2014年3月まで)

渋谷議員の再々質問にお答えさせていただきます。評価に当たっての情報公開等の考えについてでございますが、この評価というものは、長年の職員の実績、業績あるいは能力、そういったものを判断しながら、それが職務、役職、そういったものにつながっていくと。それに伴って、給与等が決定されていくというふうな基本的な流れの中で、現在、それぞれ各課において、職員がどういった仕事をやっているのか、しっかり把握して行っております。そういった中で、これが蓄積されていくというふうな考え方でございまして、あくまでこれは組織の中での全体的な状況を判断してなされるものというようなことですので、その評価自体については、外に出すような公表するようなものではございません。そういった中で、結果として昇格、あるいは適正な配置、そういった部分について、表に出ていくというふうなことでございますので、そのあたり評価がすべて公表されるとか、そういったことにはならないというふうに考えております。

質問 1番 渋谷正文

私の聞き方がちょっと悪かったんですけども、いわゆるその評価の公開をしろということで、私言ったのではなくて、こういったその人事評価制度を進めるに当たって、あり方の検討を進める、どれぐらいその進捗してるかという、その情報を出すということでお伺いしたつもりだったのですが。

答弁 総務部長 近内栄一(総務部長は2014年3月まで)

評価のあり方、手法等、そういった部分については、今後さまざまな角度から検討を進めていく中で決めていきますし、評価の基準等については、オープンにしていくことはできるというふうに考えています。そういった手続の中で結果として、職務、職階というふうな形になってくると考えています。

質問 1番 渋谷正文

次の質問に移らせていただきます。通勤手当算定基準の見直しについてでございましたけれども、先ほどの算定基準については、ガソリン、維持費、消耗的なものを考慮した上で、現在の 20 円について隔たりはないという御答弁だったというふうに思っております。自賠責保険の賠償基準というのを私ちょっと調べてみたんですけども、ガソリン費用としては、15 円という数字を使っております。もちろん民間ベースに落とすと、もっともっと低い数字を論拠に採用しているようですけれども、こういったところから自賠責の数字から見ても、その 15 円を採用しているところからすると、20 円というのは、やはりその私としては妥当性のない数字じゃないのかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。

答弁 総務部長 近内栄一(総務部長は2014年3月まで)

渋谷議員の再質問にお答えさせていただきます。先ほども市長から答弁させていただきましたとおりで、自動車のキロメートル当たりの単価、これにつきましては、一つは実費制の考え方に基づいて、路線バスの運賃、これから逆算して計算しております。具体的に言いますと、一月当たりの通勤手当、例えば山部からを例に挙げますと、山部から路線バスで一月当たり通勤手当幾らになるかといいますと、1 万 5,120 円です。これは自動車のキロメートル単価に直すと 20.9 円になります。それに対して自動車については、1 万 4,280円ということでこれは先ほどから答弁させていただいておりますとおり、20 円ということでほとんど同じということが 1 点ございます。それからもう 1 点、先ほど、燃費のお話もされていたかと思いますが、経産省の出している数字というのが、これは新車の平均の燃費でございます。実際にはどうなのかといいますと、発売から 5 年、10 年たってる車、中古車等含めて、いろんな乗用車が走ってると思います。そういった中での、平均的な燃費として、これは自動車工業会が出している数字でございます。この数字によりますと、平均の実走燃費、これが 2010年で平均で 10.0 キロメートルということで、さらに寒冷地における冬の自動車の走行距離等を勘案すると短くなるだろうと、いうふうな推測はされるということでございます。そういった平均的な燃費、これも勘案すると 20 円というのは、適正であるというふうに判断しております。

質問 1番 渋谷正文

この 20 円という数字は、いつのころから 20 円を採用してるかというのを、私もそこまでちょっと調べてなかったので申しわけないんですけども、ただそれがずっと続いてきているということは、変わってきている部分がある中で、20 円のその妥当性というのは、後段の部分のところで申し上げますと、少し弱いのではないかなと思います。改めてその毎年毎年、そういったその状況を勘案し、この 20 円が妥当だというようなことを確認をしていかないと、給与という支給に関する部分ですので、その妥当性があるっていうものの見直しをかけていくことが私は大事じゃないかなというふうに思って、今回の質問をさせていただいているんですけれども、今回のこの部分については、私はどうしても 20 円というのは高いのではないかなっていうその論拠に基づいて今回お話しさせていただいております。これについては答弁は要りません。私の質問は以上とさせていただきます。

出典:富良野市議会 平成24年第4回定例会 2012年12月10日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる