富良野市議会 平成23年第4回定例会 2011年12月13日
(1)農業政策について/(2)住宅建設について/(3)教育行政について
2011年12月13日、富良野市議会の一般質問で、岡野孝則議員が「農業政策について」「住宅建設について」「教育行政について」について質問し、市長 能登芳昭、教育委員会教育長 宇佐見正光、経済部長 原正明が答弁しました。
- 質問者
- 岡野孝則 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、教育委員会教育長 宇佐見正光、経済部長 原正明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 15番 岡野孝則
-登壇-さきの通告に従い順に質問いたしてまいります。最初に農業行政の農業活性化についてであります。本市の一次産業は農業であります。この近年、農業に対する諸情勢は大変厳しい状況であります。農家戸数も年々減少しつつあります。その要因として、農業として定年退職をされる方、そして経営不振もある中、農業担い手不足が深刻な状況であります。今後四、五年後には、現在 700 戸台であるのが 500 戸台にまで減少すると推測されております。このような厳しい状況にもかかわらず、本市農業の生産性は高い特徴を持ち、生産基盤の整備や新しい技術、作物に対する愛着と積極的な導入により、本市農業は大きく発展を続けてきております。また、自給率においては、現在、日本全体で約 40%、北海道は約 200%、日本の食料基地と言っても過言ではありません。その中での安全に対する責務は、本市農業として最大限推進されていると思います。全国から本市に訪れる観光客、農業体験型観光を通じて、直接、野菜や果物を口にして新鮮さがあふれる感激の中で地元に帰り、改めて富良野の良さを実感したという意見も多く、特に若い世代の高校生からの意見も多いと聞いております。食すという意義、安全に対する努力と配慮は、今後もなお、農業者、農業団体、そして行政としての支援での責務であろうと思います。いま、日本農業として貿易の自由化など議論されているさなか、本市農業として足腰の強い体力のある農業を目指すことが大前提であります。その第一として、農業者みずからの意識改革、それに対し行政としてどう支援するかであります。良品質な農産物はそれなりの評価を得て、高い生産性として全国に胸を張って発信する、そのための農業の持続的発展は生産の 3 要素である土地、労働、資本の充実が基本であることから、経営感覚にすぐれた担い手の育成と確保と同時に、生産基盤の整備と優良農地の確保、それに対し有効活用していくことが、将来にわたり良質な食料を安定供給できる豊かな田園都市を目指すことが重要であります。農家戸数の減少に伴い、また、営農組織の活性化及び拡大が今後、ますます重要課題であると思います。本市農業のさらなる活性化に対し、2 点質問いたします。1 点目、国営事業、道営事業など、現在の生産基盤の整備及び優良農地確保の取り組み状況と効果、今後の整備の方向性、特に排水対策が重要と思うが、市長の見解をお聞かせください。2 点目、市として営農組織をどのようにとらえているか。また、その現状と今後の取り組みについて質問いたします。次に二点目、住宅建設についてであります。現在、本市の雇用においても非常に厳しい状況であります。本市が持つ企業振興促進条例の有効活用により、内外での企業振興により一定の雇用は確保されつつも、高校生、大学生等の若い方々が富良野に就職したくても就職できづらい状況であります。人口増はまちの活性化及び少子化対策の一助となるばかりでなく、教育における学校再編計画にも朗報をもたらすことであります。そのためには経済が良くなくてはいけません。いま、経済社会でのあらゆる業種の中で、資金が最大に回り経済活性化の近道として、雇用の確保と拡大であります。その対策は、建設及び建築関連事業の拡大と言われております。それを実証したのが住宅リフォーム事業であります。平成 21 年度より開始し、3 年間、本年度が最終年であります。本事業の経済効果として、補助金に対して約 10倍の経済効果があったと答弁もされております。この事業により、市内経済に多大なる波及効果をもたらしたと、私は認識いたしております。今後において、さらなる経済活性化のための、来年度以降も本事業の継続が必要と思いますが、市長の見解をお聞かせください。次に、住宅建設の 2 点目、新築住宅に補助制度新設についてであります。さきにも述べましたが、経済が大変厳しい状況であります。新築された住宅軒数においては、平成 21 年度でたったの 34 軒、その 5 年前では約 140 軒の住宅が建てられておりました。また、地震に対する耐震住宅における国の法律として、昭和 56 年度に新築住宅に対する基準が改定されました。改定され 30 年経過しております。現在、本市においても国の補助制度により、耐震リフォーム事業も実施されております。耐震でのリフォームとなると、多額な費用が必要となると言われております。その結果、平成 22 年度決算において、耐震リフォーム事業実施件数は 1 件であります。国の耐震基準が改定され、30 年経過しております。30 年前に家を建てられた方の中には、今後住宅改築を計画する中において、多額な費用がかかるとされている耐震リフォームではなく、新築される方もおられるかと思います。また、本年 3 月の東北地方での大震災、いまなお心が痛みます。この富良野地方にも活断層があると報じられており、市民多くの皆様は耐震に対する関心度が深まっており、耐震に対する行政としても重要視していかなければならないと思います。また現在、本市として移住定住促進事業にも力を注いでおります。新築住宅補助制度を新設することによって、多くの移住定住に対し望みを託すこととなります。平成 21 年度の新築住宅軒数は 34 軒。これが 10 軒、20軒増となると、数億円の資金が回り、市内経済にさらなる発展を及ぼすことであると思います。新築及び耐震化を促進する手法として、建て替えに対する新たな補助制度新設の考えはないのか、市長の見解をお聞かせください。次に、教育行政、青年団活動の推進についてであります。近年、人と人とのつながり、直接意見交換の場の希薄化が大変懸念されております。いま、本市の教育行政において、学社融合事業を初め学校支援ボランティア活動、多くの方々が事業に対し積極的に取り組み、文部科学大臣表彰を受賞をされたと報告がありました。今後、富良野の将来を考えたとき、次世代教育の重要性をとみに感じます。文明の力によりファックス、携帯メール、人と人とが直接対話せず機械に頼る時代になりつつあります。自分の考えを直接、面と向かって言い表すことのできない青年層も、中にはふえてきているという事例もあります。先日テレビでの報道番組で、現在の青年層についての明治大学講師の講話がありました。昔あった青年団活動について触れておりました。そのころの団体活動は、一つの目的意識を持って事業推進のため相互が議論し合い、方向性を出し、共同活動に努力していた。しかし、現代社会の方々の中には、人の痛みを考えず自分本位の青年がふえてきている。また、現在の青少年の中には、人をあやめるなど凶悪犯罪の増となってきている。これは心の豊かさが欠乏している表れである。これを解決する手だてとして、青年団活動の復活であると述べられており、まさに次世代教育の重要性であります。私も同感であります。この世の中は、人と人との支えにより共同生活から成り立つ地域コミュニティ、それで相互の意見交換から始まる人間形成の基礎を培う中での生涯教育、将来の富良野を培う青年の皆様方が、目的意識を持った団体活動のさらなる活性化が必要と思います。平成 23 年度より予算計上された青年団活動について、2 点について教育長に質問いたします。1 点目、今年度、青年組織の実態把握された進捗状況について。2 点目、今後の青年活動をどのように展開しようとしているのかについて質問いたします。以上、私の 1 回目の質問と終わります。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-岡野議員の御質問にお答えをいたします。1 件目の農業政策についての、農業活性化対策についてでありますが、生産基盤の整備及び優良農地確保の取り組み状況といたしましては、まず、国営事業については、国営農地再編事業の富良野盆地地区、国営かんがい排水事業のふらの地区、国営総合農地防災事業の空知川地区の 3 地区で現在、事業が進行中であり、山部頭首工や幹線用水路の改修を行う国営造成土地改良施設整備事業の山部二期地区が事業実施に向け、法手続中でございます。また、道営の農業生産基盤整備事業につきましては、大沼北地区をはじめ市内 7 地区において、総受益面積1,351 ヘクタールで、区画整理や暗渠排水、客土、除れき等の事業が現在進められているところであります。農業生産基盤整備事業の効果といたしましては、農地の生産性の向上及び農業経営の安定化、効率化をもたらすとともに、農地の利用集積に資するものと考えているところであります。今後の農業生産基盤整備の方向性につきましては、農業及び農村地区の持続的発展に向け、重要な施策と考えておりますので、引き続き関係機関、団体と連携をしながら、農業生産基盤整備による優良農地の確保について取り組んでまいりたいと、このように考えているところであります。次に、営農組織の現状と今後の対応についてでありますが、担い手や農業労働力の減少を背景として、農作業の共同化が重要な課題となっていると認識をしているところであります。こうした課題に対応するため、これまでも国及び北海道の補助事業などを活用し、ふらの農協や機械利用組合が事業主体となって、農業機械や施設を積極的に導入・整備をしているところでございます。また、中山間地域等直接支払事業における助成事業により、地域の実情に合わせて、農業機械等の共同化を支援してきており、多くの利用組合が組織化されるとともに、農作業受託組織や法人化の取り組みが図られてきたところでございます。農業機械等の導入は、一層の作業効率の向上や経営の効率化に資するとともに、共同化のきっかけとして重要と考えておりますので、今後も引き続き、国や北海道の制度を活用した農業機械等の導入により、共同化が促進されるよう、情報の把握に努めてまいりたいと、このように考えているとこであります。2 件目の住宅建設についての 1 点目、住宅リフォーム事業につきましての平成 24 年度以降継続の考えについてでありますが、平成 21 年度より 3 年間、リーマンショック、公共事業の縮減等、建設業を中心とした経済不況が懸念をされ、市内建設業の経済活性化と雇用の維持確保を促進する政策が求められ、民間需要による経済活性化を目的とした住宅リフォーム促進事業を実施してきたところであります。この間、予算補正により、当初計画のほぼ倍の助成事業を実施し、地域経済の活性化、住環境の整備等の目的が図られたと判断をし、当初計画の 3 年間事業として、23 年度で終了するとこのように考えているところであります。次に、2 点目の新築住宅に対する補助制度についての補助制度の新設の考えについてでありますが、富良野市耐震改修促進計画に基づきまして、平成 27 年度において、耐震化率 90%を目標に改修促進に向け事業を行っているところでございます。現在の改修に対する助成策とともに、既存住宅を解体、建て替えによる耐震化を行う事業に対しまして、助成することでの耐震化が図られる一つの施策として有効と思われますので、今後検討をしてまいりたいと、このように考えているところでございます。以上であります。
答弁 教育委員会教育長 宇佐見正光(教育委員会教育長は2014年3月まで)
-登壇-岡野議員の 3 件目、教育行政についての青年団活動についてお答えをいたします。青年組織の実態把握と進捗状況でございますが、市内に住民票をおく 20 歳から 39 歳の青年は、平成 23 年 4月 1 日現在、約 5,000 人おり、概ね全人口の 20%ほどを占めております。青年団活動は、かつては農業青年を中心として、各地域において単位青年団が組織され、上部組織として単位団を総括する組織も存在し、地域の担い手として、青年同士の交流やまちづくり、地域おこしに大きく貢献してきたところでございます。しかし、近年の少子化に伴います農業後継者の減少や急速な社会変化、人々の価値感の多様化などにより、現在では、農業青年を中心とする数団体が地域活動に取り組んでいるだけでございます。ほかは、職業別の青年組織での活動や、趣味、文化・スポーツ活動を中心とした、こういう目的を持った小グループ単位での活動が中心となっている現状でございます。次に、本市における青年組織の実態につきましては、スポーツ団体や文化団体、ふれあいセンター勤労青少年ホームを主な活動拠点としている音楽グループ、職業別の団体、地域における単位青年団などがあり、現在各組織に、活動内容の聴き取りを行うなど、その実態把握に努めてきたところでございます。その結果、スポーツ団体、文化団体については、青年層のみで活動している団体は少なく、職業別の青年組織については、各企業や商店街などで組織されており、農業青年を中心とした単位青年団については学習会、研修会、地域活動などを行っております。いずれの組織も個々の組織での活動を中心に行っており、地域活動にかかわっている団体はあるものの、所属団体を越えての横断的な活動にはつながっていない現状でございます。市内の青年組織の実態につきましては、今後さらに調査を進めてまいりたいと考えております。次に、今後の青年活動をどのように展開するかについてでございますが、今後の青年活動の活性化に向けた参考とするため、本年 10 月に青年意識調査アンケートを実施したところでございます。調査の結果から、多くの青年は団体やサークルに未加入であり、同世代との交流を強く求めている実態がわかりました。さらに、ボランティア活動を実際行っている方は少ないものの、興味関心があり、将来活動を考えている人の数は多く、さまざまな人との出会いや経験を積むことにより充実感を得たいという思いがあること、また、地域社会で困っている人のために何か役に立ちたいという考えを持ち合わせていることなどが判明し、青年が今後のまちづくりにかかわる上で必要なものとして、青年みずからが企画、参加できる行事やイベント、青年同士が集まることのできる機会や学習機会の充実が求められている状況でございます。青年組織の実態及びアンケート調査結果を踏まえ、今後の取り組みでございますが、仮称「青年塾」を開設し、地域課題や生活課題等の学習、意見交換を通して地域を支える青年を育て上げる仕組みづくりの検討や、まちづくりにつながるイベント及びボランティア活動等の社会参加を促す事業展開をし、青年のさまざまな活動を通した交流やネットワークづくりの推進を図ってまいりたいと、このように考えているところでございます。以上でございます。
再質問 15番 岡野孝則
それでは御答弁いただいた順に再質問さしていただきたいと思います。最初に、基盤整備と優良農地という形の中で質問させていただきました。いま、基盤整備の実態という形の中で、るる、市長から御答弁をいただいて、数多くの事業が実施されているということで、自分も理解をさせていただいたところであります。その中において、自分としては、この基盤整備優良農地の今後の推進方法という形の中で、やはり、自分は排水対策について市長に質問してみたい。このように思ってございます。排水については、本年そして昨年、一昨年と、この 3年間というのが非常にやはり高温多湿、そして冷湿害という形の中で、優良農地においても非常に苦難の中において、この生産性というのが、やはり下がってきているというのが実態なのかなという気がいたします。その中において、何といっても排水対策が必要だという、農業者個人個人の自助努力というのがやっぱり先に来るんだと思います。中には航空写真を通じて、自分の地域がどの程度、どこの場所が湿地帯なのかというような、こんな図面も私持ってるんでありますが、ちょっと図面としてはちょっと小さいんですがね、こんな形でどこが悪いのかというのを自分で把握をしながら、自助努力の中で排水作業をされている方っていうのも、やっぱり聞いてございます。その中において、やはり、この排水ということを考えたときに、いま、基盤整備、優良農地そして生産性を上げる中において、国のいろんな事業の中にもおいても、特に排水の暗渠等についてやはり、これも実施されているところでありましてね、今後、基盤整備を通じて暗渠排水等が含めた中で、この排水に対する事業が今後最も重要課題となっていくんだというふうにして自分は認識してるんですが、市長の見解をいただきたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
岡野議員の再質問にお答えを申し上げたいと思います。先ほど御質問あった中でですね、ここ 3 年間、冷湿害、高温多雨、集中豪雨という状況の中で、それぞれ地区の排水というのは大変、被害をこうむったというのが現実であります。そういう状況を考えてみたときに、先ほど岡野議員のほうからもお話ありましたけども、地域における排水の状況が、その地域によって異なるわけでございますけども、地域自体でその地域の排水をどうするかということをやはり検討し、それらの中でみずからやって足りない分は国なり、道なり、市からお願いすると、こういう計画をやはり立てていただかないと、市が全部計画をしてやるという状況には、私は、それはちょっと難しいかなと。なぜ、いま、先ほど日里議員から御質問あった商業もそうであります。ですから、いろんな業がある中で、基幹産業は農業ですから、生産性を高めるということについては、市も、きちっとそれだけの基本的な考え方を持っているんですけども、個々の排水の対策ということになりますと、これいまの現状では、なかなか対応が難しい。ですから、地域においてそれだけの状況づくりをするためには、地域でどう排水の対策をやっていくかと。いま個々についてはもう、先ほど御答弁さしていただいてると、緊急的な措置として排水ポンプ的なものを用意してやっている地区もございますけども、やはり、総体的な排水対策ということでは、いま御指摘のあったとおり、地域において、どう今後進めていくかということを焦点にして検討を、行政と地域とあわせて検討し、協議をする必要性があるのかなと、このように考えているとこでございます。
再質問 15番 岡野孝則
やはり、自分の農地を守る、排水をしっかりするというのは、まず最初に自助努力、これからやっぱり来るんだと思います。これが優良農地を育てるのかなというふうに気がいたしております。その中において、いま市長のほうから御答弁いただいた、地域の中でしっかり排水について、ここがこうなってるんだというのが、これが現状必要なんだというような御答弁もいただきました。この 3 年間、基盤整備をされた中においても、優良農地推進の中においても、大雨が降った段階において、せっかく基盤整備をして排水暗渠対策をしたのにもかかわらず、それに流れ注ぐ、この農業排水溝、どうしてもここにやはりたまってしまうというような現況が多くあります。その結果、それが多くの農地のところに水が滞水をして、そしてそこでいい作物がとれなかった。今年もそうだったんでありますが、しっかり排水対策をとった地域においては、いいものがやっぱりとれてるというのが現況であります。そこで、私、質問させていただきたいんですが、やはりこうやって、せっかく暗渠排水をしているわけでありますから、ここの地域の中の農業排水路、排水路のこの整備、しっかり流れよく、これが河川に注ぐわけですね。先ほど河川に注いだ段階においても、国と道に対してもしっかり、これは予防対策として要望していきたいという市長のほうの御答弁もありました。ですから、農業の優良農地を推進するためには、農業排水路の、いま現在の排水路からまだまだ大きな排水路に拡張することが必要になってくるのかなというふうにして私は思いますが、その点について市長の見解をお聞かせ願いたいと思います。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
はい、岡野議員の再質問にお答えいたします。大雨等の災害に強い農地、営農ということに向けて、基盤整備、特にその中で排水対策が必要だということでございます。それについてはまさしくそのとおりだと思っております。いま、お話のありました圃場の中の暗渠排水、これについては、国営、道営事業を利用されて、皆さん整備を進められていると。あるいは個人でも進められているという状況があるかと思います。その中で、ここ数年間のような予測を超えた大雨が降った場合に、農業排水に入った水が河川にはけていかないということで、圃場に滞水をしてしまうという状況が起こったということであります。これについて、さっき、渋谷議員の御質問に、市長から答弁させていただいているとおり、富良野市単独では、なかなか河川の改修整備について対応していただけないということも含めて、広域的に要望、要請活動を行っているということでございます。水については下のほうが飲み込んでくれなければ、上のほうで幾ら整備をしてもなかなか難しいという状況がございます。いまお話しいたしましたとおり、下のほうの河川整備が最大の課題というふうにとらえておりますし、その中間である農業排水、あるいは道路排水と兼用しているところもございますが、そこの整備も必要になってくるということは理解をしておりますが、そこを拡張、広げれば解消をするということかどうかについては、十分検討をしていく必要があるというふうに考えてるとこでございます。
再質問 15番 岡野孝則
優良農地、生産性を上げるといったときにはやはり排水なんだということが、自分もそのようにとらえてございます。いま市長から、そして経済部長から御答弁いただきました。さらなる、これに対する推進というものを、やっぱり自分としては望むものであります。そして、次に営農組織の関係について質問させていただきたいと思います。いま現在、農家戸数についても非常に減ってきているということであります。平成 21 年度の 1 戸当たりの耕地面積と、農地面積というのは 12.1ヘクタールということであります。これが今後 5 年後、10 年後になると、当然、このものが倍の、1 戸当たり 22 ヘクタール、30 ヘクタールが平均の面積になっていくのかなとというふうに自分は推測をいたします。しかし、その中において営農というのはあくまでも、自分の自助努力の中で農業者がやっぱり推進すべきものだというふうにして思ってございます。その中において今後、行政としてこの営農組織に対して何ができるのかなって思ったときに、ここで質問させていただきますが、やはり機械導入のための補助事業のさらなる確保、それと同時に、営農組織化に対する情報提供、これらのことに対するアドバイスというのが今後、行政として必要になってくるのかなっていう気がいたしますが、その点について御見解をお聞かせいただきたいと思います。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
はい、岡野議員の営農組織への支援ということで、行政の役割は情報提供あるいはアドバイスというようなお話だったと思います。まさしくそのとおりだと思っております。営農組織、いまの農業を考えた場合に平均耕作面積が12 ヘクタール強、将来的にはそれが平均で 20 を超えるんではないかというお話でございますが、平均という数字ではそのようになろうかと思います。ただ、実際には施設園芸等、小規模にやられる方もいらっしゃいますし、大規模になる方もいらっしゃるということで、富良野の農業については非常にバラエティーに富んだ、多様な営農形態があるというふうに理解をしているとこでございます。その中で、効率的な営農を続けるという意味での営農組織というふうな考えをもとにいたしますと、例えば、実際には、その家族経営であっても作業の効率化が必要でありましょうし、集団であってもそういう効率化は必要になってくるということだと思っております。その中にあって、例えば農作業ヘルパーあるいは雇用労働者、それから農作業受委託組織ということの活用というのが、今後大きな課題になってくるということも思っております。また、その中で、例えば法人化というようなお話も選択肢の一つというふうに出ててくると思います。ただ、どれを選びましてもメリットとデメリットがあるということでございますので、その点につきましては市のほうとしても、そのような情報の提供に努めていきたいというふうに考えてるとこでございます。
再質問 15番 岡野孝則
はい、営農組織の充実というのは、やはり今後ますます重要課題になっているのかなっていう気がいたします。次に行きたいと思います。2 件目の住宅建設についての 1 点目、住宅リフォーム事業について質問させていただきたいと思います。いま、市長の御答弁の中では、3 年間実施した中において、23 年度で終了していきたいというような御答弁でございました。終了すると考えておりますというような御答弁であります。自分としては今後も継続が必要であるというふうにして、自分は質問したんでありますが、その答弁としては、自分としては大変残念に思っております。市長としては、この方向性を出したということに対して、やはり一定の方向性を見出されて、この結果というのを判断をされたのかなというふうにして思うんですが、この 3 年間の総括という形の中で、市長としての見解というのをお聞かせいただきたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
岡野議員の住宅リフォーム事業についての再質問にお答え申し上げたいと思います。先ほど、それぞれ御答弁の中に申し上げましたとおり、リーマンショックから始まって、大変世界的に恐慌と、日本においては公共事業の削減と、こういうことで、本市についても大変、建設、土木についても大きな状況が、影響があった状況の中で、一つはやはり、富良野においての大手の建設業ばかりでなく、市のほうに指名を出している小さな業者でも、みずからが事業に着手できる状況づくりをしたいというのが 1 点。もう一つは雇用を確保することが大きな要素にありました。実際に、この 3 年間で見てみますと、約 300 件ぐらいの中で、金額にしますと大体 6 億 5,000 万余の経済効果が出てきたわけであります。私自身も、大変効果があった事業の一つと、そのように認識をいたしております。いま御質問あった中でですね、行政というのは、ある程度の成果が出た状況の中で、それをずっと続けるという状況には、私は、いろんな事業をやっていく上において、そこだけに、それらが経済効果を上げる主因だという状況では、なかなか、そういうはかりごとは難しいと思うんですね。私の考え方としては、一つのめどとして 3 年間を設定をいたしまして、このやはり検証をすると。検証しなければですね、その検証の結果が 1 年後、さらにですね、その状況を見ながら再構築する問題も出てくるでしょうし、あるいはまた新たな展開の中でですね、新しい政策的なものを構築していく状況が生まれてくると、このように考えておりますので、そういう、もう少し幅の広い角度と、それから市民全体の福祉向上的なこともあわせ持ちますと、これだけに限定して云々ということは、私としては、いまの段階でですね、一つの目安としてけじめをつけたいというのが本音でございます。
再質問 15番 岡野孝則
補助金という施策の中において、いま市長のほうからるる御説明をいただきました。いま、御答弁の中においても、今回のこの 3 年間の事業に対して、検証していきたいという御答弁もいただきました。ぜひ、このことについては、この検証した中において、今後またそういうような時期が来たならば、それなりのやはり事業を実施というのも必要なのかなと、私はこのように考えてございます。次に、住宅施策の 2 点目の考えることでありますが、新築住宅に対する補助制度。いま、もう耐震住宅、いろんな形の中で新築住宅というのが叫ばれております。特に富良野については、移住定住促進というものにも力を入れております。その中で、最後に市長のほうから答弁いただいた、今回の新築住宅補助制度に対しては有効と思われ、検討していくと、というような御答弁をいただきました。耐震ということであるならば、やはりこのことに対して、自分としても有効であるなというふうにして理解をしながら、今後について、このことを十分に検討されていっていただければと、このように私は思ってございます。次に、教育長にお伺いをいたしたいと思います。いま、教育長から青年団活動について、この平成 23 年度から青年団活動に予算づけをして、いま現在、調査をしているということの御答弁をいただきました。その中において、終わりのほうだったんでありますが、やはり今後、「青年塾」として立ち上げ、このものについていきたいということなんですが、この「青年塾」というのは、いま私初めて聞いた言葉なんですが、より具体的にお知らせをいただければと思います。
答弁 教育委員会教育長 宇佐見正光(教育委員会教育長は2014年3月まで)
岡野議員の再質問にお答えをさしていただきたいと思いますけども、先ほど岡野議員も質問の中に、これまで青年団活動、目的持ってやってきた時代があったというお話ありました。実は私も当時、青年団活動というか事務局を担っておりまして、それぞれの単位青年団があって、そして上部組織として市青協があって、その中でみんな、本当に活発な活動をしてきたと、その時代背景がございました。そんな中でですね、いま小学生、中学生、高校生は、とっても元気に取り組んでおります。ただいま、青年層、なかなかいま、個々の部分があって、なかなか一体となってないって現状もありまして、そこを何とか元気にしたいっていうのが、一つの柱としてねらいがあります。そんな中で今回は、先ほども御答弁をさしていただいておりますけども、20 歳から 39 歳までの青年層に対して実態調査、その中に、ねらいとしては、やっぱりそういう、どういう組織団体にいま皆が入っているのか、未加入なのか、そういう調査をさせていただいた。それからもう一つは、その青年層、個々の考え、これをですね、大きなねらいとして今回、調査をさせていただきました。そこでわかったのは、やはり先ほども御答弁させていただきましたけども、小単位のグループで組織化されてるのが多いと。青年団組織をつくっているというのが数団しかないと。もう一つはボランティア活動やってると、要するにその横の連携もなければ、個々の中でサークル的なものでやっている。もう一つは、その青年の皆さんたちの考えとしては、たくさんの人と出会いたいと、そして語り合いたいというのが、この調査の結果から 8 割を超しております。そんな中を踏まえていくと、いま、この仮称ですけども「青年塾」。いろんな形の中でやはり、みんな出会いや何かを求めてるのかなと、こんなこともありますので、そういう青年同士、同世代同士の交流の場、そういうのをですね、先ほども御答弁しておりますけども、いろんな課題がありますけども、そういう中でしっかりと、そういう(仮称)「青年塾」を立ち上げてですね、24 年から、できれば単年度で終わるということでなくて、24 年、25 年、26年とですね、少しずつ拡大するような形で、地道な活動を展開をしていきたいと。その中で、仮称の「青年塾」として立ち上げていきたいと、こんなふうにいま、イメージ的に思っているところでございます。以上でございます。
再質問 15番 岡野孝則
はい、「青年塾」というものについて立ち上げるということで、わかりました。それで、自分もやはり青年団活動というのは、自分もしっかりさせていただいたというつもりでございます。その中で、自分たちが基本となっていたものについては、ボランティア精神の向上、ともに支え合う、そして強い精神でともに生き抜く人間力の向上というものを、自分は心の中に持ちながら、もとの青年活動というのはやっぱりそういうので推進してきたというふうにして、自分は理解をしてございます。人間力、この力をつける、ここに青年団活動には意義があるのかなという気がいたします。その中において、やはりいま、その中で、教育長も御答弁いただいた、市内には 5,000 人の青年の方々がおられるということであって、いろんな皆さんがたが、いろんな情報をつかみ合いたいというような話もいただきました。そうなったときに、組織形成ということが、大切になってくるのかなっていう気がいたします。青年団というのは、地域コミュニティ、これのやっぱり柱にもなっていくのかなっていう気がいたします。よって、組織形成というものに対しては、農村青年、市街地青年、働く青年、皆さん方を対象として、そして、町内会だとかまちのなかで働いているその企業の皆さん方の協力もいただきながら、青年組織形成というのが必要なのかなという気がいたしますが、教育長の見解をいただきたいと思います。
答弁 教育委員会教育長 宇佐見正光(教育委員会教育長は2014年3月まで)
岡野議員の再々質問にお答えをさしていただきますけども、それぞれの機関、団体のですね、組織において、いろんな支援というか、協力とかしてると思います。今回私どもも、こういう仮称「青年塾」を立ち上げる中で、やっぱり、いま、私どもの組織もそうなんですけども、あるいは商工会議所とか商工会とか農業団体とか、いろんなところがありますし、また青年会議所なんかもありますので、またそういうとこともですね、しっかり横断的に連携を図って、そして立ち上げる際には、そういうとこをみんなで調整、協力し合う、そういうのもまたつくりながらですね、進めていきたいなと、こんなふうに思ってるとこでございます。