みんなの議会

富良野市議会 平成19年第4回定例会 2007年12月17日

(1)富良野圏域における農業行政について/(2)農地・水・環境保全向上対策について/(3)子供たちの自立支援について

2007年12月17日、富良野市議会の一般質問で、岡野孝則議員が「富良野圏域における農業行政について」「農地・水・環境保全向上対策について」「子供たちの自立支援について」について質問し、市長 能登芳昭、教育長 宇佐見正光、経済部長 石田博が答弁しました。

質問者
岡野孝則 議員
答弁者
市長 能登芳昭、教育長 宇佐見正光、経済部長 石田博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 岡野孝則

-登壇-私は、さきの通告に従い、順に簡潔に質問いたしてまいります。最初に、富良野圏域における農業行政であります。昨今の農業情勢は、国の政策転換など、目まぐるしく変貌しております。富良野市における農家戸数は、本年第3回定例会市長答弁において、2005年で872戸であったのが、10年後の2015年には500戸台にまで減少すると予測されております。富良野圏域においても、同様の減少傾向と思われます。農家戸数の減少は、現実として受けとめなければなりません。圏域農業の発展、今後も多くの皆様の知恵を出し合うことが必要であります。この北海道、そして富良野は、日本の食料基地として、さまざまな作物が生産され、適地適作を最大の武器として、圏域がともに協力し合うことが肝要であろうと思います。そのためにも、圏域の発展には農業政策の一体化が私は最大の農政推進であると思います。富良野の1次産業は、農林業であります。一つの輪、盆地一つ、これを基本として、今後も圏域のさらなる発展を願うものであり、そこで2点質問いたします。1点目、富良野地区農政推進会議の事業等の取り組み状況について。2点目、富良野圏域の農業政策の一体化の対策とその考えについて、以上、2点質問いたします。次に、農地・水・環境保全向上対策につい―てであります。本対策においては、過去の定例会において多くの議員が質問をした案件であります。本年9月第3回定例会において、本対策は平成20年度より事業採択に向け取り組むとの市長答弁でありました。今後、本市の農業情勢、農業従事者の高齢化を考えるとき、必要不可欠な対策であると私は思います。本対策は、農村の環境だけをよくするということではありません。市長は、本市が農村観光都市を目指すお考えであります。本市の環境保全を推進するにおいても、このたびの農地・水・環境保全向上対策に対し、最大なる取り組みをされたく、2点質問いたします。1点目、本対策の地区名と面積、組織立ち上げ等の日程についてお伺いいたします。2点目、共同活動の支援対策と事業総額、中山間地直接支払事業との調整と営農支援活動について。以上、2点について質問をいたします。次に3件目、教育行政、子供たちの自立支援についてであります。最近、社会を震撼させる放火殺人事件を初め、小学生や中学生が加害者、被害者となり、かけがえのないとうとい命が失われていく事件、事故が相次いでおります。大変に残念なことであると私は思います。改めて、心の教育、命の大切さなどの教育を学校や家庭で進めていくことが重要であると強く感じます。また、子供たちは、携帯電話やインターネットの普及に伴い、適切な利用をしなければ、子供たちをねらう危険な落とし穴として、親が知らないうちに見知らぬ人と悪い仲間になってしまったり、文字や映像で人を傷つけたり、不幸にしてしまうなど、人を巧みにだます道具となり、違法・有害サイトのはんらんは目に余るものがあります。ルールづくりも重要と考えます。また、いじめや不登校についてであります―67が、文部科学省が2006年度全国学校基本調査で明らかにした不登校の小中学生が5年ぶりに増加したと新聞に掲載されていました。1991年に統計をとり始めて以来、最大だとも報告されておりました。不登校問題を単に教師が親の責任として片づけることはできないと考えておりますし、原因は千差万別とも考えます。また、富良野市教育委員会としても、さきの第3回定例会において、不登校対策について、特に保護者対応に重点を置き、緊密な連携の中で進めているとのことでありました。また、いじめについても、文部科学省では、その定義を見直した結果、倍以上になったとの報告でもありました。その中で、富良野市教育委員会では、いち早く少年育成協議会を立ち上げ、情報を共有する形で取り組みを強化していることは、大変に意義あることであると私は思います。学校は、教育活動を通じて児童生徒の人格形成に大きな影響を及ぼすことから、質の高い教育を提供する責務があり、活力ある組織や総合力を発揮することが求められております。そこで、3点質問いたします。1点目、国において、いじめ、不登校対策として子供たちの自立支援事業を提唱しており、富良野市教育委員会として取り組んでおりますが、これまでのいじめ、不登校などの実態とその取り組みについて。2点目、携帯電話、インターネットの急速な普及に伴い、家庭や学校でのルールづくりなどの対策として、どのような取り組みをされているのか。3点目、いじめ、不登校対策を進める中で、活力ある組織や総合力を発揮するために、学校経営、教育活動等について、絶えず見直し、学校改善を図ることが重要と考えます。現在の学校評価の取り組みについて質問をいたします。以上、3点について質問し、私の1回目の質問を終わります。―

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-岡野議員の御質問にお答えをいたします。1件目の富良野圏域における農業行政についての1点目、富良野地区農政推進会議の事業等の取り組みでありますが、本会議は、沿線6農協の合併に伴い、富良野地区農協合併市町村協議会での協議の結果、富良野沿線の農政課題を検討するため、平成12年12月に設立をしたものでございます。本会議の取り組み状況といたしましては、部課長で構成する幹事会において、各市町村の農業振興策や事業計画、担い手の育成確保や品目横断的経営安定対策、有害鳥獣対策や農地・水・環境保全向上対策などの共通課題を協議、検討し、富良野の農協の事業内容や将来的な施設建設計画の概要説明を受けるとともに、共通課題について道のアドバイスをいただくなど、農業の取り組みについての情報交換の場として活用を図っているところでございます。次に、2点目の圏域の農業政策の一体化の対策とその考え方につきましては、農地の広域的な流動や農協が広域合併していることを考えたとき、農業政策や計画などの広域性を考慮した検討と取り組みの必要性については認識をいたしているところでございます。しかし、これまでも沿線市町村は、地域の特性を生かしながら農村の形成や農業振興に独自の農業政策を展開してきておりますので、広域の農業政策を一体化するためには、沿線市町村で現在実施している既存事業の統廃合や振興策の変更、さらに農業者の理解を得ることなど、多くの課題があるものと考えているところでございます。なお、富良野地区農政推進会議におきましても、平成17年度に担当課長による幹事会、さらに担当係長で構成するワーキンググループにおいて、農業行政の広域化の一つの方策として、農業担当部門の一体化について検討されたところでございますが、沿線市町―68村のそれぞれの現状から、実現には至らなかったところであります。今後、農業政策の広域化に向けて、どのような方法が可能かについても、富良野地区農業推進会議の中で可能性を探ってまいりたいと考えているところでございます。次に、2件目の農地・水・環境保全向上対策についての1点目、地区名と面積、組織立ち上げ等の日程でありますが、本市といたしましては、本対策は農家戸数の減少や高齢化による集落機能の低下を防ぎ、農村環境の質的向上による持続可能な農村づくりを進めるため、重要な施策であると認識をしております。平成20年度の採択に向けて取り組みを進めているところでございます。現段階では、全市の農振農用区域(約9,500ヘクタール)計画を対象地域として考えているところでございます。これを富良野中央、富良野東部、東山、富良野西部、山部の5地区に分け、推進組織の設立を検討しているところでございます。各地区の概算面積につきましては、富良野中央地区約1,700ヘクタール、富良野東部地区は約2,400ヘクタール、東山地区約2,900ヘクタール、富良野西部地区約800ヘクタール、山部地区約1,700ヘクタールとなっております。なお、各地区の事情等によっては、地区が大きいなどの理由により、分割することも想定しながら対応してまいりたいと考えているところでございます。実施に向けてのスケジュールにつきましては、11月1日に5地区の主な関係団体の代表者への説明会を開催しており、今後、富良野土地改良区、空知川上流土地改良区及びふらの農協と役割分担をしながら準備を進め、同予算の目途が明らかになる1月に、地区別の説明会の開催を予定しているところであります。平成20年4月から、共同活動を開始するためには、3月に推進組織の設立総会を開催しなければならないことから、それまでに推―進組織の代表者及び役員、規約、活動計画などを決めることが必要となってまいります。次に、2点目の共同活動の支援対策と事業総額でございますが、まず、本対策の助成対象となる共同活動につきましては、農道の草刈りや砂利敷き、用水・排水施設の土砂上げや補修、具体的には壊れたトラフの取りかえ、目地詰め、水門ゲートのペンキ塗り、さらに、シカ柵や電気牧柵の管理、補修、ため池の草刈りなどがございます。また、日常的な草刈りや土砂上げなど地域で管理しているものであれば、所有者がだれであれ、共同活動の対象とすることができますので、農村や集落環境の保全向上に向けた積極的な話し合いを地域でしていただきたいと考えているところでございます。中山間地域等直接支払事業との調整につきましては、本対策と活動内容が重複する場合に、助成金が二重に支払われることがないように、中山間事業の資金計画の見直しを行うことが必要となってまいります。また、中山間事業の実施地区は、その他の地区よりも本対策で実施する活動項目を追加することが必要になってまいります。次に、共同活動を支援する交付金につきましては、交付対象農用地の現況を判断し、地目別に1ヘクタール当たり水田3万4,000円、畑1万2,000円、草地2,000円の単価を対象面積に乗じて決定されますが、現段階では、これを本市に当てはめて試算した場合、想定される総額は1億8,100万円程度、そのうち本市の負担は総額の25%の約4,525万円が上限になると想定しているところでございます。次に、営農活動への支援についてでありますが、本対策におきましては、1段階、1階部分である共同活動と2階部分の営農活動からなり、基本的に1階部分の共同活動を実施しなければ、2階部分の営農活動による支援は受けられないことになっております。したがいまして、草刈りや土砂上げなどの共同作業の支援を受ける地区におきまして―69は、さらに化学肥料と化学合成農薬の大幅低減などの環境に優しい農業に地域で取り組む場合、営農基礎活動として1地区20万円、さらに先進的営農活動に対しましては、実施する面積に作物別の単価を乗じた支援金が交付されるものでございます。本市におきましては、共同活動実施後、各地区の活動組織の中で、これら営農活動の取り組みについて検討していただきたいと考えておるところでございます。以上であります。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

-登壇-岡野議員の3件目の子供たちの自立支援についての1点目、自立支援事業の取り組み状況といじめ、不登校対策の実態についてお答えをいたします。問題を抱える子供たちの自立支援事業につきましては、平成19年度から2カ年をかけて、いじめ、不登校の未然防止についての調査研究事業として、文部科学省の委託を受け、市教育委員会が事業主体となって実施しているところでございます。現在、いじめ、不登校を克服する学校、家庭の構築を目指して、昨年12月に発足しました富良野市少年育成協議会を運営母体として情報を共有し、児童生徒の実態把握に努めるとともに、学校、家庭、教育関係機関・団体との連携のあり方、トラブルや悩みを解決するコミュニケーション能力の育成のあり方などに主眼を置いて、調査研究を行っております。この調査研究事業を通して、いじめや不登校などの問題を抱える子供たちの早期発見、早期対応、心の問題をケアできる教育相談体制などの課題の解決が図られるものと考えております。次に、いじめ、不登校等の実態と対策についてでございますが、いじめの実態につきましては、本年7月、市独自の調査結果では、―小学校では16件で、現在も継続指導しているのは3件、中学校では8件で、現在も継続指導しているのは1件となっております。いじめの内容は、仲間外し、言葉の暴力、悪口、告げ口、陰口などとなっております。その対策といたしまして、これまでも、いじめはいつでも、どこでも、だれにでも起こるという危機意識を持って、早期発見、早期に解決を図る取り組みを進めております。そのため、根絶に向けては、学校、家庭、地域社会が一体となり、特に、子供との触れ合いの機会を多くするとともに、授業中や休み時間などの様子をきめ細かく継続的に観察すること。いじめられている子供はさまざまな仕草や表情でサインを発していますので、家庭や学校でもそれを見逃すことなく、早期に発見し、対応することが大切でございます。学校内の対策といたしましては、全教職員が情報を共有し、全校集会を初め、学級指導、教育相談、命の大切さの指導、学習などを積み重ねながら、他人を思いやる心や豊かな心を育てる道徳教育を充実し、教師と児童生徒がしっかりと向き合い、心の問題をケアできる体制づくりと「いじめない、いじめを許さない」を合い言葉に取り組んできているところでございます。また、教育委員会といたしましても、小学校には子供と親の相談員、中学校にはスクールカウンセラーを配置し、さらに本年度は、子供の心に響く道徳教育推進事業を実施するとともに、地域ぐるみの学校安全体制推進事業として、スクールガードリーダーである警察官OBを全校に派遣し、いじめの未然防止、学校の危機管理に努めているところでございます。また、学校教育アドバイザーも配置をいたしまして、教育委員会と学校間の連携強化に努めているところでございます。さらに、富良野市PTA連合会との連携強化を図るために、定期的に教育懇話会を開催し、学校間連携やPTA活動についての意見―70や情報の共有を進めながら、10月12日付で「いじめは絶対に許さない」と題したメッセージを児童生徒、保護者、教職員に配付して、啓発活動に努めてきたところでございます。さらに、各学校で推進しておりますキャリア教育を通して、人間関係形成能力を発達段階に応じて高めることで、予防にも役立つものと考えておりますし、また、いじめ対策ばかりでなく、不登校や虐待防止、登下校時などの安全対策として、学校、PTA、関係機関・団体などが連携し、富良野市少年育成協議会などで学校、家庭、地域でのネットワーク化を図り、情報を共有し、迅速な対応に努めているところでございます。今後におきましても、いじめ根絶に向けて学校、家庭、地域などが連携し、地域総ぐるみで取り組んでまいります。次に、不登校につきましては、減少傾向にありますが、登校しない、また登校できない児童生徒が在籍しております。これまでも、各学校では教育相談の充実や心の問題をケアできる体制づくりを推進しております。平成15年度からは適応指導教室「マイクラス」を設置いたしまして、学校への復帰に向けて、基礎的な学習の支援と学習意欲の向上に努めるとともに、在籍校との緊密な連携を図りながら、通所している児童生徒への相談と心理的な解決に向けて、スクールカウンセラーと連携し、取り組んでいるところでございます。さらに、不登校に苦悩している御家族を訪問するなど、きめ細やかな対応をとりながら、学校及び学校教育アドバイザーとの連携を図って、学校に復帰できる環境づくりに努めているところでございます。また、学校におきましては、校内体制の強化を図って、問題行動が起こった時点でケース会議などを行って児童生徒を支援するとともに、小学校には子供と親の相談員、中学校にはスクールカウンセラーをそれぞれ配置い―たしまして、不登校の未然防止を図っているところでございます。今後とも、学校、家庭はもちろんのこと、富良野市少年育成協議会などを初め、各関係機関・団体との連携を図り、不登校のサインを早期に発見、早期に対応し、不登校の解消に努めてまいります。次に、2点目の携帯電話、インターネットの普及に伴う家庭や学校でのルールづくり等の対策についてお答えをいたします。近年、携帯電話やインターネットの急速な普及に伴い、それを利用したいじめ、詐欺、出会い系サイトなどによる子供たちを巻き込んだ事件、事故が全国で相次いで発生しているところでございます。子供たちにとって有害な情報がインターネットを通じて容易に、また瞬時に入り込んでおり、今日、デジタルメディア社会の中で、豊かさや便利さ、そして楽しさがあふれている今こそ、危機意識や規範意識の向上に取り組まなければなりません。携帯電話、インターネットには、いつでも自由に情報を発信できるよい点と悪い点がありますが、その判断がつかない子供たちが使用する前には、家庭が責任を持って日常生活の中で節度ある使用のルール、マナーの遵守、お互いの人格の尊重、コミュニケーションの方法などを身につけることが最も重要でございます。ネット被害から子供たちを守るために、特に保護者がどう対処していくべきかを学ぶことが大切であり、昨年度から「携帯、インターネットのトラブルから子供たちを守るために」と題して、市民や学校関係者、さらには各学校に入って、生徒に身近に起きているトラブルなどについてわかりやすく説明し、指導、啓発を行っているところでございます。今後、携帯電話、インターネットの普及がさらに進む中で、危機管理の徹底を図るために、家庭、学校、PTAとの連携を一層密にしながら、子供たちに正しい節度ある利用マ―71ナーを教育するために、家庭で責任を持つルールづくりについて、引き続き、家庭教育事業の一環として取り上げ、少年育成協議会、青少年補導センター、生徒指導連絡協議会、PTAなど、各関係機関・団体と連携を図りながら取り組んでまいります。次に、3点目の学校評価についての取り組み状況についてお答えをいたします。各学校におきましては、北海道教育庁、上川教育局、市教育委員会のそれぞれの教育ビジョンや教育計画に基づいて、学校経営、教育目標、学校課題、重点目標、研究計画などを設定し、1年間の達成状況を分析、検証することにより、組織的、継続的な改善に努める学校評価を実施しているところでございます。具体的には、学校における教育課程、学習指導、生徒指導、進路指導、施設設備、保護者、地域住民との連携などの項目について、児童生徒、保護者、教師などを対象としたアンケート調査を実施しております。御質問のいじめ、不登校等の問題を抱える子供たちの自立支援を推進するためには、学校の組織力や総合力をさらに高めるため、自己評価ばかりではなく、保護者、地域の方々からの学校評価をいただくことも最も必要であると考えております。教育委員会といたしましても、これまで懸案でありました教職員の評価制度について、12月から管理職に対して試行を開始し、あわせて、現在、校長会の中に学校外部評価検討委員会を組織し、開かれた学校づくり、信頼される学校づくりを目指した外部評価のあり方を含めて、学校外部評価委員会の設置に向けて研究、協議を行っているところでございます。以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

それでは、最初に、富良野圏域における農業行政から行きたいと思います。1点目と2点目を両方あわせて質問させていただきたいと思いますが、先ほど市長からの答弁で、この農政推進会議については、平成12年、農協の合併によりこれは設立されたものだということで御答弁をいただきました。その後、いろいろなやっぱり単品ごとの農業施策をこの推進会議の中でされてきている。これは私としてはやっぱり理解をいたします。ただ、それで2点目のときの一体化についてということなのでありますが、やはり非常に私としても、この内容を今市長から聞かせていただいた中において、市長としては一体化に対しては認識をしている、必要なことであると私も理解もさせていただきましたが、やはり今後、非常に難題がある中で、探っていきたいという御答弁でございました。私、今この答弁を聞かせていただいた中で、やはり市長、今後の富良野農業と沿線の農業というのは、今単品ごとの品目横断的だとか、農地・水・環境対策だとか、こういうものを、単品的なことをこの沿線の中で練るという、こういうことではなくして、やはり今後、先ほど私1回目の質問の中にも出しました、農家戸数も減っていく、そして農家の従事者も高齢化になっていく、そうなったときに、やはり今ここで沿線が一つの指針を出さないことには、指針を出さないことには。やはりこの沿線の中で適地適作という形の中で、今後富良野においてはやはり適地適作、こんな方向で今後富良野沿線に、この圏域については進んでいくのだと。そういう指針というものが、私はこれは農政、この圏域の中で論ずる―72のだと思うのです。その点について今探っていくということでありました。それで市長のほうから、認識をしているということでございましたので、いま一度、市長のこの一体化に対するお考えをいただければと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

岡野議員の再質問にお答えをさせていただきます。農業政策の一体化ということで御質問されたわけでございますけれども、御承知のとおり、圏域が1市3町1村という五つの自治体が現存している状況の中で、それぞれ地域によっての農業は農業でもつくる作物の作付状況が違うというのが実態が、もちろん面積あわせて違うというのが実態がございます。そういう中で、共通の政策を今後どうつくっていくかということが、これからの私は大きな課題の取り組みになっていくだろうと、このように感じております。そこで、農業協同組合との関連が出てくるわけでございますから、行政で行うそれぞれ農業施策の計画と農協が行う農業推進の中身というのが、これからやはり共通認識を持った中でやっていかなければならない課題の取り組みもこれから出てくるだろうと。そういう中で、今の現況から申し上げますと、そういう政策の一体化というのは、共通認識をどうつくっていくかということが一つあるだろうと再認識をいたしているところでございます。それからもう一つは、政策を推進する上において、農業協同組合が実施する事業主体の中で、それぞれ市町村がその農協が行う事業に対して、取り組みの中で自治体の設定をどこにするかという問題がございます。事業主体が、それぞれ市町村経由で出していく事業主体がいろいろ違います。それは補助事業の中でどこを選択、何を選択していくかという問題がございまして、そういう状況づくりでないと五つに分けることによって、その農業協同組合の事業主体がスムーズにいく場合も―ございます。ですから、一体化の中で一例を挙げますと、防衛予算的なものをやる場合については、それぞれ富良野市を通してやるもの、あるいは上富良野を通してやるもの、中富良野を通してやるもの、こういうものがございまして、それがそれぞれ市町村の独自の政策状況であるのと、それから農業自体が政策事業体の主体になるものと、こういうものがございまして、そういうものの総合的なもので一応これから一体化の流れをつくっていかなければ、これはなかなか私は課題が多くて難しい問題だということで探りという言葉で大変、これは答弁としてはふさわしい答弁ではないと思いますけれども、そういう意味においては一体化を進めるこれからの状況づくりを、先ほど申し上げましたとおり、1点目の農政推進会議を通しながら、そこで具体的に課題の取り組みの中身の精査をしながら、共通認識のものを一体化していくと。こういう形をつくり上げていく必要性があると、このように認識をしておりますので、御質問あった状況も含めて、これは検討課題の大きな問題であるということで、これから進めていく必要性があると、そういう認識をいたしているところでございます。

質問 14番 岡野孝則

今、市長から非常に難題がある中で、共通課題、これをやはり今後持っていくということであります。それで今後のことということなので、私としては、市長の今答弁をいただいたことに対して、今後も大いに推進をしていただければと、このように思います。それで次に、2点目の農地・水・環境に私は行きたいと思いますが、この事業に当たって、今るる説明がございました。それで答弁の中で、これを担当するのは改良区、農業協同組合というような答弁が今ありました中で、この実施に当たり活動組織の事務局とい―73うのはどちらが持てるのか。その点についてお知らせをいただきたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

この件につきましては、経済部長からお答えをさせていただきたいと思います。

答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)

岡野議員の御質問にお答えいたします。御質問の内容は、農地・水・環境保全向上対策の推進する事務局的なものはどこが担うのかという御質問かと思います。これにつきましては、御案内のように、春以来、私どもこの事業に取り組むということを前提にまいりまして、土地改良区さん、それからふらの農協さん、そして私どもと、この3者で相当詰めてまいりました。この中でお互いがそれぞれの役割と責任を分担して担って推進していこうということになってございまして、基本的には事務局的なものを担うのは土地改良区さんという3者の中で認識になっているところでございます。したがいまして、富良野には、富良野土地改良区さんと空知川上流土地改良区さんの二つがございますので、それぞれの地域のエリアの中で推進母体になるということになろうかと思います。なお、説明会、それからその他のことにつきましては、それぞれ農事組合等々につきましては、当然ふらの農協さん、それから町内会等々につきましては、当然私ども富良野市、これらが役割分担を担って推進していくということになるのはもちろんでございます。以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

その点については―わかりました。次に、この事業を実施する中において、今富良野市においては道路愛護組合ですとか、河川愛護組合だとか、用水管理組合というものがありますね。やはりこれらの関係は今後どうなっていくのか、その点御答弁いただければと思います。

答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)

岡野議員の御質問にお答えいたします。これらの事業の中で現在ございます道路愛護組合、または河川愛護組合との関連性はどうなのか、こういう御質問かと思います。基本的には、農地・水につきましては、先ほどの中山間地域でもございましたが、同一事業と同一作業等々につきましては、ダブりの交付金、補助金等の支出はなされません。することは困難でございます。したがいまして、例えば道路の草刈り等々につきましては、この事業、農地・水の事業を採択して、この事業で行った場合は、現在行っております、例えば河川愛護組合における組合としての補助事業等々は交付はできないかと思います。すなわちダブりでの交付はできないという認識を持ってございます。以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

それで部長、今、私は道路愛護組合、既存のものがあるのだと。そして河川愛護組合、管理組合、これがあるのだと。そうしたら、これが農地・水・環境保全向上対策というものが、これが立ち上がった段階で、こことの、これは今後どうなるのかということなのです。その点。もう一回言います。道路愛護組合、河川愛護組合、用水管理組合ありますね。こういうのが各自治体の中にやっぱり存続されているのですが、こことの関連はどういう形になっていくかということなのです。その点もう一―74度。

答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)

岡野議員の御質問にお答えいたしますが、今お話しのように、これらの組合等がありましても、今やっている事業が、作業が、農地・水で該当すると、できるということであれば、当然、国の事業を行って、採択して行う、この農地・水の事業のほうに振りかえがなされるのでなかろうかと思ってございます。以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

この団体については振りかえがなされるということですね。そして、この事業については、平成19年度から始まって、富良野市としては20年に採択になったら4年間ということですね。4年間終わった段階で、この道路愛護組合、河川愛護組合、用水管理組合は、また独自の中で運営されるということで理解をしていいのでしょうか。

答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)

岡野議員の御質問にお答えさせていただきます。この事業につきましては、実質的には5年間、富良野市の場合は20年から取り組みますと4年間ということになりますが、取り組みまして、終わった段階におきましては、この事業の国の事業が終わった段階におきましては、基本的にはまた前の体制に戻るというようなことになろうかと思います。以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

それで、今度は交付金の関係、お尋ねをしていきたいと思います。―この交付金については、先ほど答弁の中でるる説明がありました。日当ですとか、機械経費だとか、こういうところに計上されるのかなと私は思ってございます。交付金については、水田で1反当たり3,400円、そして畑で1,200円という金額が決められておりますね。それで、単年度で使い切れなかった場合については、これはどういう措置になるのか、その点御答弁いただければと思います。

答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)

岡野議員の御質問にお答えさせていただきます。御質問の内容につきましては、交付金が国から参ります。その交付金を単年度では使い切れなかった場合はどうなのかということです。まず、1点目といたしましては、基本的には単年度で使っていただくと、そういうような事業実施計画を立てていただきたいというのがまず1点でございます。それから2点目は、どうしてもいろいろな事情がございまして使い切れなかった場合につきましては、基本的には、原則は翌年度への繰り越しということになります。しかし、最終年度で、事業が終わる年度で余っていた場合については、基本的には国のほうへお返しするということでございます。したがいまして、基本的には、先ほど申しましたように、単年度できちっと使っていただく事業を組み立てていただきたいというのが本旨でございます。以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

それでは、このことに関してはもう1点、お聞かせをいただきたいと思います。今、答弁の中で、これは修繕、用水整備だとか、排水整備だとか、こういうものが地域―75の皆さん方で参加をされて、これを修繕していくのだという答弁がありました。しかし、軽微なものの整備であれば、地域の皆さん方でこれ可能なのだと思います。これが大規模な修繕が必要だと、そういうふうになった場合については、これは外部に委託することができるのか。例えば外部に委託することができたのだったとしたら、これは水田で3,400円ということですから、3,400円の中でこれは使われるのかどうか、その点ちょっとお聞かせをいただきたいと思います。

答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)

岡野議員の御質問にお答えさせていただきます。作業内容といいますか、使うメニューの関係かと思います。基本的には、1点は、今お話しのように、交付金につきましては、それぞれの地域の田、畑、そして草地等々の単価に基づいて交付がされるのが1点でございます。それから、2点目の支出の関係でございますが、これは基本的には農地・水の環境を保全すると、保全のための地域で話し合ってお使いいただくということでございますので、それらの計画を地域の中で立てていただきまして、例えば砂利敷きもあるでしょうし、草刈りの日当もあるでしょう。それからその他のこともあるでしょう。それらの問題を地域で話し合いをしていただきまして、活動計画の中で活動内容を記載していただくと。そして、それを市の私どもに提出をいただき、私どもと地域が協定を結ぶと。そして、その協定に基づいて適切に実施されたものについて交付金が交付されると、こういう状況になってございます。以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

部長、外部委託が―できるかどうかという、このことに関してどうですか。

答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)

お答えさせていただきます。委託の関係でございますが、委託につきましても、軽微な委託はメニューの中にはのってございます。ただ、それがどの程度大々的に大きなものか、また小さいものかにつきましては、先ほど申しましたところの活動計画の中でお示しをしていただき、市との協定の中で御協議をいただいて、決定すると。こういう形になろうかと思います。以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

この事業については、今までも何人の議員が質問してきたことでありまして、平成20年から採択された段階において実施していくということで、これは最大なる努力の中で推進していただければなと、このように思います。この質問については終わりたいと思います。次に、教育行政について、質問を行きたいと思います。1点目、自立支援事業ということの中で、今御答弁の中で教育長から、ことしから2カ年間始まったのだということで、文部科学省の調査研究に基づいて、富良野市教育委員会が取り組まれたということでありました。十分にこれに力点を置いて進めていただきたいと思います。その中で質問として、それぞれ学校に配置している、先ほど広瀬議員の答弁にもあったと思うのですが、子供と親の相談員、スクールカウンセラーというのは、これは今までずっとこういうのは置いてありましたね。それで、ことし新たにスクールガードリーダー、先ほど答弁にも若干あったわけなので―76すが、この業務内容についてもう少し深い説明と、それと実施したことによった成果はどのような形にあったのか、その点お聞かせをいただきたいと思います。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

岡野議員の御質問にお答えをさせていただきますけれども、スクールガードリーダー、この内容と成果ということでございます。学校管理下における事件、事故、これが今、本当に全国的に相次いでおる中にあって、子供たちが安心して学べる、こういう場をつくるのは最も重要なところでございます。そのような中で今回、警察官のOBの方を委嘱させていただきました。そして、各学校に入りまして、その危険箇所がないかどうか、あるいは死角になっている場所がないかどうか、あわせて危機管理の指導もいただきながら、そして、子供たちに登下校時の安全対策ということを含めて御指導をいただいております。そのプロの厳しい目から見ていただいて、そしてこの取り組みをさせていただいています。その中で、今、成果ということでございますけれども、大変危機管理を含めて、危機管理向上というか、危機管理の意識ですね、この高揚が図られたと、こんなふうに思っているところでございます。以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

わかりました。では、もう1点、この自立支援事業、いじめ、この関係についてなのですが、4月以降、先ほどいろいろな御答弁をいただきました。いじめ、不登校などの直接、教育委員会が相談を受けた件数というのは、これがあったのかどうか。また、あったとしたら、相談を受けた後の児童生徒、家庭への対応策とい―うのはどのような形にされたのか、その点お聞かせください。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

4月以降のいじめ、不登校等の直接、教育委員会に来た相談件数でございますけれども、本年4月から10月までの件数でございますけれども、面談を含めまして32件の相談がございました。その相談後の対応でございますけれども、特に、引きこもり、不登校の相談が多い中で、在籍されている学校やスクールカウンセラーなどとも連携を図りながら、定期的に家庭訪問を重ねて、適切な指導助言、心の相談を行っている。いずれにしても、地道な活動を続けていくということが一番大事なことかなと。そして、このことによって、やはり学校に復帰しているケースもございました。以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

その点についてはわかりました。次に、2点目の携帯電話、インターネットのルールづくりのことについて再質問をいたしたいと思います。富良野市教育委員会として、この小中学生の携帯電話の所持の実態というものが、やはりこれ、調査をされているのか。このことについてお伺いをいたしたいと思います。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

岡野議員の再質問にお答えをいたしますけれども、携帯電話の実態調査ということでございます。これは11月の時点で、小中学校に対して携帯電話の所持に関する調査をさせていただきました。その中で把握している学校が小学校で6校、中学校で4校、小中併置校で1校、把握していない学校が小学校で2校、中学校1校、併置校で1校ということになって―77いるところでございます。以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

全校では把握はされていないという、そういうような答弁だったかと思いますがね。それで、今後において、このルールづくりというものを、やっぱりしっかりした対策を、私は講ずるべきであろうと思うのですが、その点どうですか。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

岡野議員の携帯電話の対策等についてお答えをさせていただきたいと思いますけれども、携帯電話等の被害から子供たちを守る、このことは特に保護者の方々が、使用させる前にしっかり責任を持って、日常生活の中で節度ある使用や使用のルール、マナーをしっかり遵守させると。こういうことが最も重要ではないかなと、こんなふうに思っています。先ほども御答弁をさせていただいておりますけれども、今、私どもも昨年から、家庭教育セミナーの中で、しっかりとこの辺も含めて保護者、あるいは市民の方々、そして、ことしは特に中学校、高校にも入って、この辺の部分をしっかり生徒たちにお知らせをさせていただいて、この啓蒙啓発活動を取り組んできているところでございますので、引き続き、学校、家庭、あるいはPTAとも連携をしながら取り組んでいきたいなと、こんなふうに思っているところでございます。―以上でございます。

質問 14番 岡野孝則

携帯電話、インターネットのルールづくりについては、もう真剣にこれ、とらえていただいて、今後進めていただければと、私はこのように思います。次に、最後の学校評価について質問をさせていただきたいと思います。これについては、学校の組織力、総合力をやっぱり高めるためにも、教職員の皆さんも大変御努力をされているのだと思います。その組織力、総合力を高めるために、今、学校外部評価委員ということで御答弁がありましたが、その内容について、もう少し深く御答弁いただければと思います。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

岡野議員の再質問の学校評価の関係についてお答えをさせていただきますけれども、学校評価の関係につきましては、今、校長会の中で検討委員会を立ち上げさせていただいております。その中で、まず、外部評価の委員会の組織をつくっていくということと、各学校での学校評価の取り組み状況、あるいは評価のあり方などについても、この辺について今議論をしている最中でございます。今、自己評価をしておりますし、アンケート調査もしておりますけれども、それ以外にやっぱり外部評価に向けて、検討課題として研究を進めておりますので、ひとつ御理解のほど、お願いをしたいと思います。

質問 14番 岡野孝則

もう1点だけ質問させていただいて終わりたいと思いますが、今、教育の関係で自立支援事業ということで私質問させていただきました。今、教育長からもいろいろな形の中で熱い答弁をいただい―78たわけなのですが、やはり自立支援事業、いじめ、不登校問題は解決をするといったときについては、やはり家庭、学校、地域、この3者がやっぱり一体となることが大切であろうかなという気がいたします。その中で、この3者が一体となる、このところについて、教育長の見解をお聞かせいただいて、私の質問を終わりたいと思います。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

岡野議員の御質問にお答えをさせていただきますけれども、私も同感でございます。教育の基本は人づくりでございます。子供たち一人一人が人格の完成を目指す、このことが最も重要であります。そのために家庭、学校、地域が一体的に取り組んでいく。家庭にあってはしつけをし、学校においては楽しく学ぶ、そして地域が育てる、これが私は重要なことだと考えておりますので、これからも私ども積極的にこの辺を踏まえて取り組んでいきたいと、こんなふうに思います。以上でございます。

出典:富良野市議会 平成19年第4回定例会 2007年12月17日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる