富良野市議会 平成19年第2回定例会 2007年6月12日
(1)第2次農業計画後期5カ年計画について/(2)農業政策にかかわる市の基本的な考え方について/(3)まちづくり3法での基本計画策定について
2007年6月12日、富良野市議会の一般質問で、菊地敏紀議員が「第2次農業計画後期5カ年計画について」「農業政策にかかわる市の基本的な考え方について」「まちづくり3法での基本計画策定について」について質問し、市長 能登芳昭、経済部長 石田博、中心街整備推進室長 細川一美が答弁しました。
- 質問者
- 菊地敏紀 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、経済部長 石田博、中心街整備推進室長 細川一美
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 15番 菊地敏紀
-登壇-私は、9番目の通告者でございまして、前―の方々がすべて私の聞くことを聞かれておりますので、二番煎じでございますけれども、ここでやめるわけにはいきませんので、通告どおり順次質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。初めに、農業行政についてお伺いいたします。1点目、第2次農業計画についてであります。第2次農業計画は、富良野市農業計画審議会条例において、農業者4名と学識経験者1名によって構成された審議会において、富良野農業の目指す方向や取り組みについて審議され、平成11年に作成されたものであります。この農業計画をもととして、富良野農業の確かな未来を目指し、多くの事業を推進してきたところであります。さらに、平成16年には、前期5カ年の実施計画の事業評価を行い、農業懇話会からの意見をもとに、後期5カ年計画を策定し、計画の一層の推進を図ってまいりました。しかしながら、この間において、バブル経済崩壊後の経済不況が続き、国家財政立て直しのために、聖域なき構造改革が実施され、それに伴い、農業分野においても農政改革の名のもとで、農業の国際化、規制緩和が一段と進み、今もなおこの流れは大きくなってきております。そして、国内の農業政策においては、農政の一代改革として、農産物の価格保証方式から農家の所得保証方式と政策転換され、さらに、農業に環境対策が取り込まれ、農業者も選択される時代になり、示された条件に合った農業者が優遇される仕組みになっております。このような環境の中で、第2次農業計画が実施されてまいりましたが、3点について質問をさせていただきます。1点目、農業計画の進捗状況と課題について、特に、後期5カ年の計画を中心にした進捗状況と課題についてお答えをいただきたい―95と思います。次に、2点目、農業政策を推進する中で出てきた課題は何なのか。そして、3点目、その課題の要因は何なのかをお伺いいたします。次に、農業政策にかかわる基本的な考え方についてお聞きいたします。農業改革において農業の環境は大きく変わり、今までの農業政策は農家経営に重きを置いた経営対策であり、経済動向の変化に的確に適応できる政策の推進が優先されてまいりました。このことは、今後とも大切な政策の一つであると思いますが、それに加えて、農業政策の中に環境対策が取り組まれ、農地、水、環境保全向上対策、さらに自給率向上のための食の安全にかかわる生産者の責任の明確化、そして地産地消への取り組み、職能教育の推進と、農業を取り巻く環境は大きく変化しています。このことを踏まえながら、2点について質問をいたします。1点目、農業に対する市の基本的な考え方、将来構想を含めた中での基本的な考え方をお伺いいたします。2点目、農業政策の見直しが必要と思いますが、その考えがあるとすれば、どのような形で農業政策を見直していくのかをお聞きいたしたいと思います。次に、一般行政、まちづくり三法での中心市街地活性化基本計画についてお伺いいたします。国は、平成10年、まちづくり三法、中心市街地活性化、それから大店舗法、改正都市計画法を制定し、中心市街地の活性化を図ることに力を注いできました。しかし、人口の減少、少子高齢化、地域コミュニティー活動の減少など、中心市街地の空洞化が進む中で、国は政策の転換を図り、さまざまな機能を中心市街地に集約して活性化を図ることを目的として、平成18年まちづくり三法が改正されました。それにあわせて、富良野市も新たなまちづ―くりの仕組みの中で、中心市街地の活性化を図ろうとして、富良野商工会議所、ふらのまちづくり株式会社が中心となり、法定協議会として富良野市中心市街地活性化協議会が設立されました。その中で、中心市街地活性化基本計画の策定を目指しております。そこで、6点について質問をいたします。1点目、市街地77ヘクタールの今後の計画。法定協議会の中の計画と市の考え方とその役割についてをお伺いいたします。2点目、設立された法定協議会の組織はどのようなもので、具体的にどのようなことを協議し、どのように実践していくのか。また、市としてはどのような立場で協議会に参加し、どのように連携を図ろうとしているのかをお伺いいたします。3点目、まちづくり推進協議会が取り組んできた協会病院跡地利用基本方針は、法定協議会の中で、計画の取り扱いとパブリックコメントの取り扱いはどのようになっているのかをお伺いいたします。4点目、計画作成に当たっては多様な民間主体が参加することが法制化されておりますが、民間活力による開発手法とはどのようなものを想定しているのか、市の考え方をお聞かせ願いたいと思います。5点目、市は基本計画作成に当たって、計画の実行を具体的に示さなければならないと思いますが、財政健全化計画と総合計画との関連はどのようになるのかをお聞かせ願います。6点目、この計画を進めるために、今後のスケジュールはどのようになっているのかをお伺いいたしまして、1回目の質問を終わりたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-菊地議員の御質問にお答えをいたします。1件目、第2次農業計画後期5カ年計画についての1点目の実施計画の進捗と課題についてでありますが、平成11年度から平成20年度の10年間を計画期間とする富良野市第2次農業計画は、平成11年度から平成15年度の5カ年を前期実施計画、平成16年度から平成20年度の5カ年を後期実施計画を位置づけ、その中で、収益性の高い富良野農業の確立、多様でゆとりある農業経営の促進、富良野農業担い手の育成と確保、環境と調和した富良野農業の促進、豊かさと活力ある富良野農村の構築を5本の柱として目指す方向を示したところでございます。後期実施計画では、経済不況とデフレ経済の振興、BSEの発生、残留農薬問題、無登録農薬使用などから安全安心を求める消費者意識の変化、農協の広域合併、WTO農業交渉など、急激な農業環境の変化と課題を踏まえ、重点項目を絞って五つの柱の実現に向けて取り組んでいるところでございます。また、後期実施計画は、現在3年目を迎えたところであり、最終的な進捗状況を集計、分析するまでに至っておりませんが、5本の柱である一つの収益性の高い富良野農業の確立につきましては、農家戸数が減少する中、1戸当たりの農業粗生産額が向上していることから、収益性の向上に向けての一定の成果があったものと認識をいたしているところでございます。二つ目の多様でゆとりある農業経営の促進につきましては、企業マインドを持った家族―経営に必要な能力開発支援などを柱に進めてまいりましたが、ハウスを利用する作物など戦略的複合経営部門の導入は、急速に増加となったところであります。しかしながら、個別経営規模の拡大に伴うスケールメリットの実現には、経営資源の集積が十分図られておらず、所得や労働時間の面でゆとりある経営実現には至っていない状況でございます。三つ目の富良野農業担い手の育成と確保につきましては、高齢化に伴う世代が円滑に進んでおらず、減少傾向にあるところであります。近年、後継者の補充率が5割程度まで上昇したものの、依然として富良野農業を担っていく農業者が不足しているとともに、自家労働力の不足に加え、これ以外の労力の確保も難しくなっている状況にございます。四つ目の環境と調和した富良野農業促進につきましては、農林行政施策において、環境に配慮した農業活動を行う農家数が急増していることから、一定の効果が上がっているものと思われます。五つ目の豊かさと活力ある農村の構築につきましては、生活基盤の整理の面では、合併浄化槽と主要農道の整備が進んでいるとともに、中山間地域等直接支払事業を通じて、農村の持つ多面的機能の維持向上が図られているところでございます。しかし、農村集落の状況は、人口の減少、高齢化が進み、活力が低下している場合もある一方、非農家の定住が集落の活力につながっている場合もございます。進捗状況と課題の概要につきましては、今後、さらに詳細な分析を進めてまいります。また、これらの課題の主な原因は、国の農政改革、WTO農業交渉による影響や、国民1人当たりの農産物消費量が減少するなど、全体の食糧需要量が減少していること、さらに、担い手や労働力の不足などがあると考えております。次に、2点目の今後の取り組みについてで―97ございますが、後期実施計画の残期間にあっては、これらの現状を踏まえて、計画事業を随時見直しながら、適切な事業選択を行い、課題や要因などを平成21年度からスタートする新たな農業計画に反映してまいりたいと考えているところでございます。2件目の農業政策に係る市の基本的な考え方についてお答えをいたします。1点目の農業に対する市の基本的な考え方につきましては、これまで富良野市農業振興条例を中心に、直接的な農業生産の振興を中心に考えてきたところでありますが、国の施策も転換し、見直しが図られていることから、今後は、消費者の理解や食農教育、環境に配慮した農業の推進など、間接的に広く農業支援をすることにより、地域農業を守り発展させていく視点が、農業振興を図る上で最も重要であると考えているところでございます。2点目の農業政策の見直しにつきましては、平成21年4月策定予定の新たな農業計画の中で明らかにしてまいりますが、第2次農業計画における5本の柱が適切かどうか。また、新たに加えるべき柱は何か。さらに大きく変える必要性があるのかなど、審議会や農業関係団体等、市民の意見を十分いただきながら検討してまいりたいと考えているところでございます。3件目のまちづくり三法での基本計画策定についての1点目の市街地77ヘクタールの今後の考え方と市の役割についてお答えをいたします。国は、平成18年度中心市街地等の空洞化に歯どめをかけ、活性化を促すために、大規模小売店舗立地法、都市計画法、中心市街地活性化法の三法のうち、都市計画法と中心市街地活性化法を改正し、コンパクトな中心市街地の形成を目指すところにあります。本市の中心市街地活性化基本計画策定におきましては、旧法による富良野市中心市街地活性化基本計画において定めた市街地77ヘクタールを区域として、新まちづくり三法に―沿った市街地の整備改善、都市福利施設の整備、居住環境の向上、商業等の活性化、公共交通機関の利便増進などの基本方針を定め、子供から高齢者を含めた人々が暮らしやすい歩いて暮らせるにぎわいのあふれるコンパクトなまちづくりに向けて取り進めるところでございます。次に、2点目の法定協議会についてお答えをいたします。法定協議会とは、中心市街地の活性化を図り、都市機能の増進、及び地域の活性化を総合的に推進するために、商工会議所、商業活性化の目的法人、事業者、商業者、地権者、地域住民などの構成により設置し、また、役割として活性化基本計画策定における意見集約と反映、さらには事業計画作成などの中心的役割を担う組織でございます。本市の法定協議会は、平成19年2月21日、富良野商工会議所、ふらのまちづくり株式会社などの構成により、富良野市中心市街地活性化協議会として設立をされたところでございます。市とのかかわりにつきましては、基本計画の認定に向けて、行政と法定協議会とが任務分担と連携により取り組んでまいります。次に、3点目の協会病院の跡地利用についてお答えをいたします。協会病院跡地利活用計画は、富良野市中心市街地事業推進本部会議を経て、協会病院跡地利活用基本方針案を定め、5月1日よりパブリックコメントを実施し、1件の意見をいただき、7月広報にて結果を公表してまいります。パブリックコメント実施後の流れと取り組みにつきましては、協会病院跡地と周辺の空き地、空き店舗の利活用、また、国に空き店舗の利活用を含め、富良野市中心市街地の都市機能の増進と地域の活性化を総合的に、かつ一体的に検討することが重要と認識をしているところでございます。このようなことから、協会病院跡地利活用につきましては、新富良野市中心市街地活性―98化基本計画に位置づけを行い、活性化支援事業として関連省庁への支援に対する補助金、交付金等を活用することが可能であることから、富良野市中心市街地活性化協議会との連携と任務分担により、年度内に計画を策定してまいりたいと考えているところでございます。次に、4点目の民間企業活力による開発手法についてお答えをいたします。行政が求める民間企業者による開発手法とは、多様で複雑化し、スピードを求められる市民ニーズに的確に対応できる手法として、民間企業者の事業開発、ノウハウと資力の活用によるものでございます。本市におきましては、目的と条件提示により、透明性、公平性、客観性を保ち、公募方式による民間活力の導入を行う考えでございます。次に、5点目の財政健全計画と総合計画との関連についてお答えをいたします。新富良野市中心市街地活性化基本計画策定に当たりましては、富良野市総合計画後期実施計画との整合並びに財政状況を十分勘案し、富良野市財政健全化計画と調整を図り、行ってまいるところでございます。次に、6点目の今後のスケジュールについてお答えをいたします。計画策定における現状認識を適正にとらえ、市街地の整備改善による目標数値と整備効果を明らかにする計画として、富良野市中心市街地活性化協議会との連携並びに任務分担を行い、関係省庁との協議を重ね、年度内策定に向け取り進める考えでございます。以上です。
再質問 15番 菊地敏紀
それでは、再質問をさせていただきます。まず、農業行政の中で、農業政策を進めていく中での課題というところで、5本の柱である一つ目の収益性の高い富良野農業の確立につきましては、農家戸数が減少云々とあっ―て、一定の成果があったものと認識しておりますとなっております。事実、富良野の農業は、本当に富良野型農業と言われる高収入の作物が、農業の中で本当に実際に伸びてきているのかということに対して、経済部では実績があったというのだから、あったと思いますけれども、今、農業者が減少して、先ほど岡本議員も質問しておりましたけれども、戸当たりの平均面積が11.幾らになってきております。この計画を組んだときは、まだ8ヘクタールいっているかいっていないかぐらいだと、これは調べていませんからわかりませんけれども、大体8ヘクタール前後だったと思います。その中で、私は、決して富良野型の高収益の作物がどんどん伸びてきて、それが農業者に対して非常に恩恵を与えているような感じがいたしません。18年度の作付実態表を見てみますと、決して高収益作物はふえてはおりません。平成16年から横ばいでございます。物によっては、かなり減少しております。そして、その作物というのは、ここに戦略的に、複合的な経営がなされたと書いてありますけれども、これは、この富良野型の高収益の作物を取り入れている人方は、決して複合経営ではなくて、だんだんその作物が専業化されております。ということは、我々が、面積がふえて、決してもう今の我々の農業状態の中では、富良野型の高収益の作物を目当てにして、農業は成り立たないという現実が、それはいろいろ御答弁がありますけれども、これは本当に非常に大きな問題で、それが、そうして麦だとか、それに一番問題なのは、休閑地だとか緑地だとかということが、これが17年から18年の1年間で500ヘクタールも伸びております。このような実績の中で、本当に富良野型の高収益作物がなされて農業計画どおりになってきたかということについては、非常に私は疑問に思いますけれども、そこら辺をひとつお聞かせ願いたいと思います。―99まず、それでお答えをいただきたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
菊地議員の再質問でございますけれども、詳細の部分もございますので、経済部長からまずお答えをさせて、後ほど私からお答えいたします。
答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)
菊地議員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。御質問の内容につきましては、市長答弁にございましたように、農業計画の5本の柱の一つでございます収益性の高い富良野農業の確立ということで、私どもの認識といたしましては、今御指摘のように、農家が減少する中、1戸当たりの農業総生産額が向上していると。これにつきましては私どもも、農林水産統計の中から富良野市の全体の農業総生産額に対しまして、その時点での農家戸数を割りかえさせていただきまして、統計的に平成12年、17年を比較させていただきますと、17年の方が伸びているということもございまして、この1点目の農業1戸当たりの総生産額が伸びたということで表現をさせていただいたということでございます。それから、後段の方の戦略的複合化ということでございますが、これにつきましては、基本的に、私どもはハウスの導入ということで、高収益作物の導入を図るべきだということで、戦略的複合化ということでハウスの導入を目指したというところでございます。しかし、途中におきまして、今のお話のように、1戸当たりの耕地面積が、平成7年でいきますと8.17、平成18年でまいりますと11.59ヘクタールということで、1戸当たりの面積は伸びてございますので、先ほどもございましたように、労働力がなかなかそれについていけないというような状況もございまして、現在のところは、農業の戦略的複合化につきましては足踏みをしている状―況であるという認識でございます。以上でございます。
再質問 15番 菊地敏紀
大変申しわけないのですけれども、今、農業の粗生産額が向上しているから収益性が上がっているということでございますけれども、おのずと面積がふえて、高収益の作物をつくらなくても、面積がふえれば粗生産額は上がるのです。ところが、粗生産額が上がっても、経営規模の拡大によって、かかる農業経費が幾らかで、やはりこれは粗生産額が云々ではなくて、農業所得が幾らかという計算であらわしていただかなければ、やはり農業計画をつくっている中で、非常にこれは農業者としては納得のいかない数字になってくるというのが現状だと思いますけれども、いかがお考えでしょうか。
答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)
確かにお話のように、最終的には、生産者の所得が向上しなければ意味もないわけでございます。ただ、この時点で、私ども統計的に計画をするサイドといたしまして、センサスまたは統計を使って、そのときの数字と、それから農業者戸数を兼ね合わせまして算出させていただいたということもございますので、今御指摘のように、ギャップがあるということもあろうかと思いますので、今後、十分配慮していきたいと思っております。以上でございます。
再質問 15番 菊地敏紀
時間の関係もございますので、次に進ませていただきます。三つ目の富良野農業の担い手の育成と確保ということでございますけれども、これについては行政にも力強く行ってもらわなければならない問題ではございますけれども、これはやはり農業者として農業をやっている我々―100の責任もかなり重いものがございますので、これについては再質問は避けていきたいと思います。それで、次に、四つ目の環境と調和した富良野農業の推進につきましては、またこれも統計調査によりますと、環境に配慮した農業活動を行う農家が急増しているということでございますけれども、このとらえ方は、どのような農業活動をしている農家がふえて、自然との調和した農業が図られているという結果になっているのかをお知らせ願いたいと思います。
答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)
御質問の4点目、環境と調和した富良野農業の促進ということでございますが、これにつきましても、後期農業計画の中で、安全安心というのは相当に重い最大な重要な推進課題ということで位置づけさせていただきまして、特に最近は国の農業機関、いわゆるGAPと、ギャップと言われてございますが、それらへ取り組む方の戸数が少しずつ出てきてございますし、または、今後それに取り組んでいきたいという方もいらっしゃるというのが一つ。それから、道が認定してございますエコファーマーという方たちも、現在、富良野市内には28戸ということで御登録をいただいている方もいらっしゃいますので、その辺を含めまして、従来には、この辺が非常になった動きでございますので、大変この環境というものに対しての生産者の意識、または登録及び参加が多くなったのではなかろうかということで、こういう記述をさせていただいたところでございます。以上でございます。
再質問 15番 菊地敏紀
今のことについては十分わかりましたけれども、ただ、農業が環境に配慮した農家がふえているということで、これは、農業者の自主的な判断でふえた―ことでありまして、安心安全のための農業の、農林課で言った作物の認証だとか、そういうものについては、まだ不完全というか、経済、農政としてきちんとした指針は、まだ出ておりませんよね。そこを、それはないということで、いいです。それと、急がせてもらいますけれども、五つ目の豊かさと活力のある農村の構築でありますけれども、私は、これからの農業計画の中で、農業の経済の底上げも大事でございますけれども、やはり農村環境の整備が非常に大事な問題となってくると思います。国も目指している環境保全対策、それから、食糧の自給率向上のための地産地消、それから食農教育だとかいろいろございますけれども、やはりこの教育も、それから地産地消、いろいろな面に絡んでも、これは農業者が先頭を切ってやらなければならない。そして、農業者が住んでいるところに来てもらって、いろいろと活動、勉強してもらったり、それから体験してもらったりすることが必要でございます。しかしながら、今の農業の農村地区の置かれている環境は、決してここに書かれているほど整備はされていないと私は思っております。例えば、3、合併浄化槽、主要農道の整備が進んでいるといいますけれども、合併浄化槽についても平成19年まで360基、農業者、それから、そういう地域にある町などを見てもまだまだ数が足りないし、これは本当に農村環境整備のためには、まだまだこの事業は進めていかなければならない。それから、主要農道の整備となっておりますけれども、主要農道の整備にいたしましても、これは、土地改良事業というひとつのものがあって、初めてそれに付随して事業が整備されております。そんな意味におきまして、やはりこれからの農業、農村地区の環境整備に当たっては、やはり土地改良事業も必要であり、それから、こういう環境整備のための合併浄化槽の―101処理など、こういうものが非常にこれからも大事になってくるのでないかという、私はそう思っておりますけれども、理事者の考え方をお聞かせ願いたいと思います。
答弁 経済部長 石田博(経済部長は2010年3月まで)
菊地議員の5点目の豊かと活力のある農村の構築という点についての御質問にお答えさせていただきたいと思います。今お話のありました合併浄化槽につきましては365基ということで、農家戸数の42%ということで、まだ5割にはもちろん達してございません。しかし、その合併浄化槽の件、または、今お話にございましたように、中山間地域と直接支払いというのが前期5年、後期5年、計10カ年ということで、これらにつきましても今それを通じまして、河川及び農道等々の整備も図られているような状況でございまして、これらも含めて、土地改良区、またはほかの事業もあろうかと思いますが、それらも含めて、農村の持つ多面的機能の維持、向上が図られると思ってございますし、また、今後もいろいろな施策を通じて図られることが必要と私どもは認識してございます。以上でございます。
再質問 15番 菊地敏紀
今までいろいろ課題というか自分の考えていることを申し上げましたけれども、私が今なぜあえてこういうことを言ったかといいますと、第2次農業計画は、冒頭に書かれているのは、この審議会で書かれているのは、この計画書は、時の時勢に合わなくなったときには速やかに見直せと書いてあるのです。今、富良野農業に、この第2次計画が、平成20年、あと1年半あるのですけれども、今の時流から私はこの農業計画書は合わないと思っているのです。それですから速やかに変えることが大事であって、そして、そういう考えの中から、今―こういう問題点がありますよということをお話しいたしました。それで、私は基本的に市はどのような、市としての農業の基本的な計画はどう考えているのかということをお聞きいたしましたけれども、それはこれからつくる計画でございまして、どうせこうせとは言いませんけれども、今お話、いろいろと答弁もございましたし、私も話している点を今後留意して、考えて、そして、本当に21年まで待つのか、それとも速やかに手をつけるのか、そこら辺の考え方をお聞かせ願いたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
菊地議員の再々質問についてお答え申し上げたいと思います。それぞれ農業計画の中で、ここはやっぱり10年スパンだと、先ほど御答弁させていただいたとおり、農産物については国際化という位置づけの中で大きく変動をいたしてまいりましたことが一つございますし、もう一つは、それぞれ日本における農業の自給率が40%、こういう目標を掲げているわけでございますけれども、現実的に、その達成に至るまでにはこれからいろいろな課題的なものもあるし、取り組んでいかなければならない課題もたくさんあると認識をいたしているところでございます。しかし、計画というものは、1年1年立てる状況には、私はどの計画についても、今の時代であれば長くて5年スパンかな。あるいは、もう少し計画的に見ると、10年計画的なものがありますけれども、私は今の時代ですと、少し短期的に考えて処置することが望ましいと、こういう考え方を持っておりますけれども、ただ、農業計画という一つの基幹産業の計画ですから、やたらに1年1年変えていくというのは、私は、それはちょっと問題があるのかと、そういう認識をいたしております。あくまでも基本は、国政において農業施策―102というものがどういう動きをするのか。あるいは、国際的な状況的なものを含めた中で、富良野市の農業のこれからのあり方を含めた中の計画と、こういう少し大局的な見地からこの計画というのはつくる必要性があると。そういう認識においてやっていきたいという考え方ですから、もちろん今御指摘のことも含めながら、随時やっていかなければならないものと、計画にきちんとのせてやっていくものと、こういう区分けをしながら私は進めてまいりたいと、このように考えているところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。
再質問 15番 菊地敏紀
ただいまの農業政策の見直しについては、市長の考えで十分わかりましたけれども、私も、余り長いスパンではなくて、それから余り大きく構えるのではなくて、やはり実効性のある計画を短期間にやれる方向で進めていただければ、私も幸いと思います。次に移らせていただきます。まちづくり三法の基本計画策定についてでございますけれども、1点目の市街地77ヘクタールの今後の考え方でございますけれども、中心市街地活性化基本計画ということでございまして、本当にこの中心市街地活性化計画の中で、77ヘクタールの市街地全体にわたっての策定ということが本当に可能なのでしょうか、ここをまず1点お聞かせいただきたいと思います。
答弁 中心街整備推進室長 細川一美
菊地議員の御質問にお答えいたします。市街地の新たな活性化基本計画のエリアについては、旧法に基づきます77ヘクタールという考え方で進めていくと答弁をさせていただいてございます。いわゆる旧法に基づきます77ヘクタールについては、国道38号線、国道237号線―を含めた駅東側の一部という形になってございまして、これらにつきましては、いわゆる都市、市街地の整備改善、あるいは商業の活性化、こういった視点の部分の中からの一つの基本計画のエリアと私ども考えてございまして、今後、それぞれ基本計画を私ども市の方で計画した段階におきまして、いろいろな諸課題等もあろうかと思います。こういった点につきましては、内閣府とも十分協議をする中において、全体的なエリアについては、精査もあろうかと思いますけれども、基本的な考え方としては、当初の活性化基本計画のエリアとして、私どもも今後進めていくという考えでございます。以上でございます。
再質問 15番 菊地敏紀
今の考え方はよくわかります。しかし、本当にこの77ヘクタールのエリアでまちづくりを考えていくということになりますと、今早急に対応しなければならない箇所がございますよね、いろいろと。それを加味いたしますと、やはり77ヘクタールのまちづくりというのは、中心市街地活性化基本計画の中で話し合って、総理府とつながなければだめというか、そうならなければ、お金も何も補助金も何も来ませんよということでございますけれども、私は、中心市街地活性化基本計画は、中心市街地と言われる地域の中で、今早急に対応しなければならないものだけに限定してやって、やはり77ヘクタールのまちづくりは、富良野市の総合計画の中できちっと基本を打ち出すことが大事でないかと思います。今、例えばですけれども、法定協議会の中で基本計画が出されて、77ヘクタールのエリアのまちづくりをここですべてやるのだといって実施計画に入ったときに、富良野市の総合計画、それから今の財政事情からいって、それが本当に、基本計画については、富良野市がいろいろとお話をしてやれますけれども、実施計画に入ったときには、富良野は―103市として本当にその77ヘクタールのエリアを民間活力も導入しながら開発を進めようとするときに、富良野市の持ち出しは全くなくて口だけ出す、口が持ち出しではなくて、やはり金も出さなければならない。そのときに描かれた絵が、実際に本当に今の財政事情の中でやっていけるのかいけないのかという、これが一番大事な問題でありまして、今、済みません、時間がございませんものですから、1項目1項目やっていく時間がないものですから、まとめてやっておりますけれども、一番大事なところの答弁が、一番行数にして短いわけです。一番大事なところが。そして、もう一つ言わせてもらいますと、三法ができたのが平成8年8月ですよね。平成8年の8月に改定された三法ができているわけです。ところがこの中で、三法ができていながら、そして恐らく行政には行政通達で来て、このように8月から変わりますよというのは1カ月か2カ月前に来ているはずだと思います。それなのに、協会病院の跡地利用計画、これが三法設立されてから営々としてやられていて、そして3月に法定協議会ができたから、これをこちらに移します。でも、この基本計画は変わりませんというけれども、今せっかくやらなければならないのだったら、これは19年の、11年だったかな、この流れを見ますと、第1回の会合が18年の8月24日です。そして、第2回、第3回といろいろやっておりますけれども、これはもう新法が設立された後なのですよね。それは、なぜこのようにおくれてしまったのか。この計画がおくれたことによって、例えば、新法で今、活性化基本計画を立てる中にこれはそのまま入れますというけれども、6カ月のぶれはあるのですよね。今早急にやらなければならないところが、なぜこれがおくれたのをお聞きいたします。2点。
答弁 中心街整備推進室長 細川一美
1点―目のエリアの関係につきまして御説明申し上げます。中心市街地活性化基本計画の基本的な計画の認定要素としまして、先ほども御答弁をさせていただきましたように、市街地の整備改善、福利厚生施設の整備、街中居住、こういったことを包含した基本計画を策定しなければならないということから、エリア全体の中にそういった施設、あるいは現状というものをとらえた中でのエリアとなってございます。今議員にお話いただきました部分での事業の実施の選択性の問題については、当然この計画については、5年間の中で事業を終えていかなければならないということから、当然事業として実施する部分を期間内で整理をしながら、予算面を含めながら実施をしていくということで、基本計画のエリアは1市町村1基本計画ということにもなってございまして、そういった観点のもとで、全体的な基本計画の一つの区域エリアとして考えているという内容でございますので、事業計画と実施姿勢については、またその段階で整理をしながら、事業を行う部分については行っていくという考えになってございます。二つ目の協会病院の跡地利用問題等について答弁をさせていただきました部分で、新しい基本計画の中に盛り込むということでの考え方で答弁をさせていただいてございます。この協会病院等の問題については、今までも十分議会を含めまして御議論いただいた中におきまして、最終的に、今年度3月に基本方針を定めさせていただいたところでございます。現在、それぞれパブリックコメント等を実施してございますけれども、やはり中心市街地全体から見ますと、協会病院の跡地問題という問題もございます。しかしながら、やはりこの新たな基本計画にのった中において、国跡地、あるいは市街地全体の商店街、通り会等、こういった形の中での基本計画に盛り込むべきということ―104で、今回設立されました法定協議会、こういう中で、民間としての法定協議会としての商工会議所、あるいは、ふらのまちづくり会社等、それぞれの団体で、事業者としながら実施計画を策定をしていくと、そういう考え方をひとつの方向として法定協議会が設立されたということで、私ども市の方といたしましても、従前の跡地利用の基本方針を変えるものではございませんけれども、これらを含めながら、今後、事業計画の基本計画の策定に向けながら、法定協議会と役割分担、連携を図りながら取り進めていきたいと考えてございます。以上でございます。
再質問 15番 菊地敏紀
法定協議会、わかるのです。今回の2日間の一般質問の中で、計画の策定という言葉が随所に出てきております。計画はわかります。これも基本計画を策定するに当たっては、市が意見聴取されて市も一緒に協議できる。これは基本計画をつくるときには、そうかもしれませんけれども、事業計画の策定になったときには、市はどのような立場の、民間活力の導入と言っていますけれども、事業計画がもし、この基本計画が国が認めてもらって、そして、事業計画に入ったときに、民間の事業者の力というか、そういうものをかりてやりますよ、その中には、何かといったら、商店街だとか地権者だとかいろいろ書いておりますけれども、市がこのときにどういう力というか、どういう連携といったらいいのか、ものつくるときに。どのような形でそれに参画していくのか。恐らく、今の法定協議会のうちは、基本計画をつくっているうちは今の形でいいかもしれませんけれども、実際にその事業が行われるとなったときに、市は金は出さないけれども口だけ出すのですか。それとも、金を出して口は出さないのですか。どちらでしょうか。―
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
菊地議員の再々質問にお答えをさせていただきます。一つ目の77ヘクタールの考え方は、整備室長からお話をさせていただきましたけれども、これは、基本計画をつくる上において、77ヘクタールの区域内の設定ですよと、こういう区域設定をしないと基本計画にはならないということですから、それはひとつ御理解をいただきたいと思います。次の問題なのですけれども、法定協議会と市の状況はどうなのだと、こういう御質問だったと思うのですね。今、私は、大きな課題として、先ほど菊地議員も御指摘されておりました市街地の中で77ヘクタールの中で、今答弁させていただいた中で、協会病院の跡地の問題、それから、もう一つは、国の跡地の問題が、市街地の大きなこれからの計画をつくる上の課題であります。この課題をどういう形でどういうものを、市民と一緒に何をつくっていくかと、こういうことが今一つの課題になっております。それで、市といたしましては、五つの基本的な考え方を出しました。その基本的な考え方というのは、それぞれ皆さん方も御承知でございましょうけれども、五つの目標の中で基本的な考え方を法定協議会で論議をしていただいて、そして今後、それに沿った形の事業主体が、商店街がなるのか、あるいは他の民間活力を導入した中で、一緒に合わせた中のものをつくっていくのか、こういうことがこの答弁の中で、法定協議会と市と一つの連携、分担を決めてやるという答弁になっているわけなのですね。市といたしましても、当然これはやる関係で、それぞれ基本計画はもちろんですけれども、先ほど御指摘いただいた富良野市の総合計画との兼ね合いはどうなのだという問題もございますから、これは、ローリングの中でどう対応していくかという形に恐らくなって―105いくだろうと思うのです。そこが一つございます。それから、もう一つは、財源的に、御指摘ございましたけれども、私は、基本的には協会病院の跡地については、民間で全部やっていただきたいと、こういう考え方をこれからつくっていく必要性がある。これはもちろん行政的に、いろいろな福祉施設とか、あるいはお年寄りの住宅を建てよう、いろいろな御意見がございます。しかし、最終的にやる上においては、何があそこに最適任かと、最適な施設が必要なのかと、こういうことを総合的に法定協議会の意見を十分聞きながらまとめていかなければなりません。それには、今、御指摘を受けた財源的なものについては、基本的には市としては、民間でやるものにいたしたいと、こういう基本的な考え方で今進めるところでございます。ただ、今お話のありました、契約の中に基本的にのせるのか載せないのかという問題が一つ、時期的に6カ月ずれたではないかと、こういうお話がございました。確かにそういう問題はございますけれども、法定協議会を設置することがおくれたという状況が一つございます。それは、まちづくり新法が昨年の8月に施行になって、その実情の中身というのは、精査をする中で現実的に進めてきたわけでございますけれども、市としては、基本的には、協会病院の跡地問題については、そういう三法にのせる、のせないという問題は別個にして、早くあそこの土地利用を考えていく必要性があるのではないかと。こういう観点から、法定協議会の設置と同時に、これも一つ包含する中で、両方法をとりながら、できるだけ早い状況の中でつくり上げていく必要性があると、こういう考え方で進めてきたということで、この機会に御理解を賜りたいと、このように思うところでございます。
再質問 15番 菊地敏紀
市長のお話は十分―わかりました。しかし、民間活力を導入して、協会病院の跡地も整備すると。また、いろいろ今の街中の空き店舗、それから空き地も、何とか民間活力でということでございますけれども、やはり民間活力を使って中心市街地の活性化を図ることは、これも一つの方法で、これは決してだめだと異議を唱えるものではございませんけれども、しかし、やはり行政というのは、これからの富良野の100年の大計を考えたまちづくりをしなければならないということで、やはり行政の果たす役割は非常に大きいものと私は思います。いや、民間は、やはりそのときの経営状況さえよければいいわけであって、行政は決してそんなものではないということを十分自覚をしていただきまして、やはり富良野のまちづくりのためには、行政が主体とならなくても、行政が口を出せるだけのきちっとした役割を持っているのだということだけは忘れないで事に当たっていただければと思いますけれども、いかがなものでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
それぞれまちづくりをする基本的な、これは市が当然主導権をもってやっていかなければなりません。それは、あくまでも市の責任において、これを進めるということが基本でございますので、今御指摘がありました点を念頭に置きながら、そういう形で私は進めてまいりたいと、このように考えています。