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富良野市議会 平成24年第3回定例会 2012年9月10日

(1)下水道未整備地区における住環境整備について/(2)治水対策について

2012年9月10日、富良野市議会の一般質問で、菊地敏紀議員が「下水道未整備地区における住環境整備について」「治水対策について」について質問し、市長 能登芳昭が答弁しました。

質問者
菊地敏紀 議員
答弁者
市長 能登芳昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 菊地敏紀

-登壇-通告にしたがい、2 点について順次簡潔に質問をいたします。1 点目、下水道未整備地区における住環境整備についてであります。市民が安全で安心のできる快適な居住環境の整備は、まちづくりに欠かせない重要な施策の一つであり、第 5 次富良野市総合計画の中でも基本目標に人と自然が共生する環境に優しいまちづくりが示され、上下水道の整備推進、富良野らしい住宅の整備推進が推進施策として掲げられております。今後の推進に期待するところであります。さて、質問でありますが、今回は生活排水にかかわる下水処理整備について質問いたします。富良野市は平成2 年より公共下水道事業に取り組み、平成 23 年度統計では処理区域内人口 1 万 7,822 人、下水道普及率 74.5%、水洗化人口 1 万 6,756 人、水洗化率 93.7%となっております。しかし、公共下水道未整備地区においては、浄化槽の設置による整備が進められてきておりましたが、その結果、現在 704 基が設置されております。そのうち平成 10 年より実施された富良野市合併処理浄化槽設置整備事業では、今年度で当初目標の 350 基に対し 349 基が設置されますが、未整備地区の浄化槽の普及率は 29.6%にすぎず、未設置世帯数が 2,133 世帯となっております。合併処理浄化槽整備事業は、下水道未整備地区の住環境整備にとっては有効な施策であるにもかかわらず、本年度で終了予定であるとお聞きしておりますが、農村観光環境都市を目指す富良野市として、また担い手対策、地域振興対策、移住定住対策を推進する上でも事業の継続を図ることが大切だと思います。そこで次の 2 点について質問いたします。1 点目、合併処理浄化槽設置整備事業の経過と実績について。2 点目、合併処理浄化槽設置整備事業の今後の推進についてどのような施策を考えているのかをお伺いいたします。次に移ります。2 点目、治水対策について質問をいたします。昨年、一昨年と 2 年連続で水による農業被害を受け、行政も高温多雨被害支援、大雨被害対策、復旧対策支援事業等の事業を実施し、被害農家の営農を支援しています。特に、昨年の 9 月 2 日の大雨は記録的な大雨であり、一部には避難勧告が出され、住民もその対応に不安と戸惑いを感じましたが、幸い大事に至らず安心いたしました。この災害の要因は記録的な大雨によるものだけではなく、主要河川の整備、改修のおくれが大きな要因と思われます。特に富良野盆地を流れる富良野川、ヌッカクシ富良野川、ベベルイ川は富良野盆地の基幹排水であり、富良野盆地の悪水は、この 3 河川に集中しています。3 河川は、道の管理河川であり、市長も昨年の災害後いち早く対策を講ずるべき富良野沿線首長と図って、国、道に要請活動を行っていただきました。第 1 回定例会では、本年度は空知川堤内排水路整備、道は、布部川等の砂防工事、昨年の災害対策としてのヌッカクシ富良野川、布礼別川ほか 10 河川の河川推進事業が実施される予定であると市政執行方針で報告されておりますが、道河川の河川維持工事の進捗状況、それとあわせ今後の要請活動についてどのようなお考えをしてるのかをお伺いし 1 回目の質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-菊地議員の御質問にお答えをいたします。1 件目の下水道未整備地区における住環境整備についての 1 点目、合併処理浄化槽設置整備事業の経過と実績についてでありますが、本事業は第 2 次富良野市生活排水処理基本計画に基づき、生活環境や公共水域の水質保全の観点から、生活排水を適正に処理することを目的に実施をしているものでございます。当初計画では、平成10年から平成19年度までの期間、350 基の設置補助を目標に進めてまいりましたが、301基の設置にとどまったことから、期間を平成 24 年度まで延長し、合計 349 基の設置補助を行ってきたところであります。このような中、下水道未整備地区の平成 23 年度末における人口 7,017 人、3,038 世帯のうち、合併処理浄化槽人口は、1,892 人、世帯数は 667 世帯であり、普及率は対人口比で 27%に上昇をしております。本計画が平成 24 年度で終了する理由につきましては、設置補助の目標でございます 350 基をおおむね達成したことと、第 2 次基本計画における市全体の生活排水処理率の目標 78.1%を平成 23 年度末に達成したことなどから、本事業を終了することとしたものでございます。2 点目の合併処理浄化槽設置整備事業の今後の推進についてでありますが、生活排水処理対策は、生活環境の向上と水環境の保全を図っていく上で重要であり、特に下水道と合併処理浄化槽設置整備を生活排水処理施設整備の基本として推進をする必要があると、このように認識をしているところであります。また、設置補助の希望が高まってきていることから、本年 8 月に下水道整備区域外における合併浄化槽設置に関するアンケート調査を実施いたしました。32 世帯から合併処理浄化槽の設置予定との回答がありましたので、これらを参考に平成 25 年度から始まる第3 次基本計画の中で、整備基数についての事業計画を定めるとともに、毎年設置予定の状況を十分把握し、国の補助制度導入による事業推進を図ってまいりたいと、このように考えているところでございます。2 件目の治水対策についての北海道河川の維持工事の進捗状況と今後の要請活動についてでありますが、昨年の台風 12 号などによる災害対策において、これまでも富良野地区広域市町村圏振興協議会として、石狩川上流富良野圏域の早急な河川整備と河川維持工事への対応を要望しておりましたが、本年度の維持工事の状況につきましては、富良野川では下流、空知川合流部より 200 メートルの掘削と雑木の伐採が完了しており、布部の滝の沢川は 7 月に発注されて、現在工事中と聞いております。また、布礼別川については、測量、環境調査、貝類等を委託しており、その結果を踏まえて、工法の検討を行い、10 月中旬の発注予定と聞いております。また、西達布川については 10 月の発注予定で、山部15 線川護岸工事を予定しているところであります。ヌッカクシ富良野川とベベルイ川の掘削工につきましては、現在のところ予算配当がまだ決まっておりません。そのため、今後も本年度工事実施に向けて、強く要望してまいります。次に、富良野沿線自治体による要望活動でありますが、上富良野町を上流とする富良野川流域及びその支流の河川整備維持工事につきましては、緊急かつ重要な課題として考えておりまして、本年度においても、富良野地区広域市町村圏振興協議会として、北海道に対して要望活動を行ってまいります。以上でございます。

再質問 16番 菊地敏紀

質問の順序に従って再質問をしてまいりたいと思います。1 点目の実績については、いま市長がお話しされたことで十分理解しました。ただ 2 点目の、これからの推進でございますけども、事業としては取り組んでいただけるということで御理解をさせていただきたいと思います。その中で、先ほど 71.3%がカバーされているというお話でございましたけども、私のいただいた数字からいきますと、こんなにはならないんでないかなと思っております。ただ問題はやはり未整備地区のまだ未設置の世帯が2,133 世帯という大きな世帯数がありまして、未設置のとこだけで考えてみますと、合併処理浄化槽の普及率は、38%ちょっとぐらいしかならないということで、まだ60%ぐらいが未設置のとこでございます。下水道と比較するのは、対照にならないかもしれませんけどもやはり、この下水道の普及率が 93.4%というと、同じ富良野に住んでいても格差が非常にあるんでないかということが感じられます。いま地域の振興を図るんだとか、そして移住定住を進める、そして担い手対策といろんな問題ありますけども、やはりいまの世代にしては、水まわりがしっかりしてなければ、そこに来て住むということはなかなか難しい感じがいたします。そんな意味で 2,100 世帯をどの程度の計画でやるかは別といたしまして、平成 20 年までは申し込み基数を全て事業にのせていただいておりましたけども、21 年度からは、設置基数が決まってですね、それに申し込みをして、対象外になった方々の対策が全く取られておりません。これは抽せんだから公平だとは言いますけども、行政として考えると何らかのぎくしゃくとした不都合があると思います。そのような対策を今度推進する中でどのように考えていくのか、それと何年計画でいかほどの基数を予定してるのかお聞きいたしたいと思います。最後にちょっとつけ加えますけど、いま農村地区というのは住宅というのがちょうど建て替え時期がございまして、3 年ぐらい前から農村の住宅の建て替えが非常に多くなっております。それで申し込み数も多いと思いますけども、やはりいまの状況を見てますとわかりません、経済状況がいまのままでいけば、やはりこれからす二、三年はまた、農村の住宅の建て替えは非常に多くなるんでないかと。その中においては合併処理浄化槽がみんな希望するのでないかと思いますので、それで先ほど言いました 2 点についてどのように判断しているのかをお聞かせ願いたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

菊地議員の再質問にお答えをさしていただきたいと思います。合併浄化槽の関係でございますけども、先ほど再質問の中に市街地の状況から下水道等をあわした関係の中のお話があったわけでございますけども、それぞれ市街地の都市計画区域内等の生活と農村の生活というのは、これはやはり差別をつけるというわけにも行政上いかないわけでございますけども、ただその中にあって、農家の世帯が減少をしてきているということは否めない事実であります。いまお話ございました定住に関しても、やはり水洗化、あるいは下水道の整備というものが大変重要な位置づけになるという状況でございますけども、私どももそのような認識をいたしているとこであります。しかしながら、浄化槽対策については、国の補助事業という形の中で現実的にやってきてるわけであります。道の補助は一切ございませんので、国と市とのそれぞれ補助に応じた不足分を市が補っていくという形で現在やってるわけです。御答弁さしていただきましたとおり、来年度以降のアンケート調査をさしていただきました。現在国の方も 25年度以降もこの事業に対して継続をするという情報が入ってまいりましたので、アンケート調査をやりましたところ 32 世帯が希望すると、こういう状況でございました。しかしながら、実施する段階になりますと、予定よりふえるのかふえないのか、こういうことは現実的に 25年度に向けては、当初から確認をしながら進めてやらなければなりません。余れば余ったでむだにもなりますし、また、多くでてきた場合には、それぞれの国庫補助にあわせた形で行政がやっておりますから、その超過した分を全額市が持つということは、いまの状況ではなかなか、逆に不公平さが出るという状況もございますので、その点を十分判断しながらやっていかなければならない。もう一つは何カ年でこれを実施するかという御質問があったわけでございますけども、通常は長いという期間は 32 件ぐらいですから、大体 1 年に 10 件をめどにしても、3 年程度の計画を立ててやる必要性があるのかと、このようにいま考えてございます。

再質問 16番 菊地敏紀

もう 9 月でございますので、予算の査定に入る時期だと思います。そんな意味で、今日、合併処理浄化槽を何としても来年の事業に入れていただきたく、御質問をさせていただきました。そんなことで予算の組み方は、私は全くわからないんですけども、ただ例えば計画を 3 年、5 年とやったときにこの事業を起こしたときに総額の予算を決めて、例えば 50 基やるとなると、その総額の予算を決めた時には、それを使い切るというか、例えば、1 年目は 10 基しかなかった、だけど2 年目は 20 基になりましたということになれば、最終的に 50 基をやるための総額の予算をとるというそんな方法は、できないでしょうか。組み方として。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

菊地議員の再質問にお答えいたしますけども、先ほど御答弁さしていただきましたけど、32 基の予定があると、こういうことであります。多少の増減はあるかと思いますけども、再度ローリング方式に基づいて、25 年度の実施する分を再確認するような状況づくりをしていきたい。なぜそういうふうにいうかと、予定をしていくと、たまたま減じた場合に、計画的なものとしては、減ずるということは決していいものではございませんから、それぞれ議会の中で論議をいただいて、計画は計画としても、実施する段階で確定的なものもきちっとしていかなければ、それぞれ予算のとり方というのは変わってくるわけでございますので、十分その点を踏まえながら進めてまいりたい、このように考えてございます。

再質問 16番 菊地敏紀

十分わかりました。ぜひともこの浄化槽の設置事業を続けていただきまして、なるべく多くの方々が水洗化になるようにお願いをしたいと思います。そんなことで、次の質問に移らさせていただきますけども、これは行政の仕事ではないのになぜこんな質問をしたかというと、去年の市長が一所懸命努力していただきまして、道も予算化してくれました。ところが末端にはですね、そういうものが伝わっていなくですね、また 9 月で 1 年もたったんだけど、わかりました、わかりましたっていう言ってるんだけど、何も目に見えてこないなという話が末端ではございます。やはりせっかくやってですね、市長の執行方針にもうたってですね、やったものについては、行政もこれだけやってるんだというものを市民に知ってもらうことも大事でないかなと思います。そんな意味でこういうことが広報や何かにでも、そういうものの進捗状況というのは、載せるべきでないかなと私は思っております。我々も被害を受けて、個人的というか団体を通じて、道議だとかそれから、国会議員だとか要請するんですけども、はいわかりましたわかりましたと言うんです。これは我々も言われたらわかりましたわかりましたっていうのと同じで、わかりましたわかりましたで終わるんですけども、やはり首長は自分の自治体がこれだけ災害を受けてるんだというものをもって、首長がやはり訴えることが非常に効果があるのでないかなと思っております。本当に首長がそれをやってくれることによって、地元もそれの後押しでいろいろと運動をすることが望ましいんでないかなという感じがしております。そんなことでこの進捗状況については、いま重々わかりましたけども、予算の配分がまだなされてない部分もあるということでございますけども、そのことについては、これから市は強く要請を行っていっていただきまして、何とか早い時期にですね、改修を行っていただければ幸いかと思っております。また、今後の要望活動でございますけども、これについてはいま富良野盆地、中富良野の国営事業が平成 27年で終了いたします。そしていま新たに道営事業で東中の全区が道営事業で、排水から面整備すべてが行われる予定でございます。そうなりますと水というのは、高いところから低いところへ流れるのは当たり前だというお話でございますけども、もとは途中で滞留して途中で水があふれて水害など被害が起きたんですけども、これが内水の排水がすべて整備されますと、水が流れるのはすべて早くなって、これから 1 番下流がそういう被害を受けることが多くなるという感じがしております。そんなことで、我々富良野は、あそこは 3 河川の合流地点でございまして、1 番心配しなければならないことでないかなと感じております。それともう一つ、これだけきちっと悪水と用水を分けて水を使わせていただくことになりますと、悪水の量は、今までの河川の断面では、本当にこう飲み込めない状態もあるんでないかなという感じがしております。そんなことで長い話になりますけども、本当にいまの川幅の改修でいいのかなという、やはり地元としてはもう少し飲み込める流量を広げる、断面を広げるだとか、または浚渫をきちっとして深く下げるだとか、そういうことも含めた要望活動が必要になってくるんでないかなという感じがしておりますけども、その点につきまして市長の考えがあればお聞かせを願いたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

菊地議員の治水対策についてお答えをさせていただきます。この河川は道河川で、道も毎年それぞれ地域の要望を酌み取りながら、実施してるわけでございますけど、金銭的なものがあって、北海道全体の事業をやるということになれば、相当お金を費やすという状況もございまして、なかなか進んでいかなかったというのが状況的にございます。しかし、そういう状況を踏まえながらその地域でこの道河川をきちっとしないと昨年、一昨年の高温と集中豪雨で、それぞれ河川が増水をしている状況を見たときに、やはりその被害額を考えてみると、早目にそれらの対応をしてもらわなければならないというのが地域の要望であり、道としての今後の対応のあり方につながっていくというふうに認識をしております。今御質問あった件でございますけども、道の考え方として、以前は浚渫の関係についてはある程度速さをさせないような形で現在進んできて、木が相当大きく伸びてきたというのが現実の状況であります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

ですから、時代も変わっておりますし、地域の要望も浚渫をきちっとして川の流れをきちっとした流れにするような状況づくりをしていくというのは基本になりますから、行政といたしましてもかかわる地域の市町村とあわせて、これらの問題は要望していかなければならないと思います。しかしいま御質問あったそれだけの状況がそれぞれ農地再編事業あるいは上富良野のそういう状況がうまれたときに河川に流れてくる水がどのくらいの量になるかと、こういった問題は、いまここでこういう形になるということはお答えは全くできませんので、それらを含めて、今後、道の方に対応的なものを含めて、要望をしていく必要性があるのかなとこんな感じをいたしているとこでございますので、その点でひとつ御理解を賜りたいとこのように考えてございます。

出典:富良野市議会 平成24年第3回定例会 2012年9月10日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる