みんなの議会

富良野市議会 平成19年第1回定例会 2007年3月5日

「-登壇-市政執行方針及び教育行政執行方針に対しまして、質問を…」

2007年3月5日、富良野市議会の一般質問で、佐々木優議員が質問し、市長 能登芳昭、教育長 宇佐見正光が答弁しました。

質問者
佐々木優 議員
答弁者
市長 能登芳昭、教育長 宇佐見正光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 佐々木優

-登壇-市政執行方針及び教育行政執行方針に対しまして、質問を行います。4番目ということで、重複点も何点かございますけれども、改めて御答弁をよろしくお願いいたします。安倍内閣が発足して5カ月、教育基本法の改悪や防衛庁の格上げなど、憲法に反する悪法を数の力で強行いたしました。そして、憲法改悪を正面の政治課題に据えるなど、最悪のタカ派内閣であることが明らかです。同時に、この内閣のもろさと弱さ、これらも明らかになっております。郵政造反議員の復党問題や税政調査会長、行革担当大臣の辞任、厚生労働大臣の失言問題、事務諸費をめぐる文部科学大臣、農林水産大臣など、首相の任命責任も問われております。多くの矛盾を露呈し、それが相乗的に作用して、内閣支持率は低迷の一途をたどっております。発足からわずか5カ月で、既に末期症状を迎えております。さらに支持率低下の大きな要因は、貧困と格差の広がりに対する認識がなく、解決する能力も全く持っていないところに、国民の批判があるからです。貧富と格差の広がりの原因の一つは、税と社会保障が所得の再配分機能という政治が果たさなければならない大事な機能を果たしていないところにあります。本来あるべき累進課税という税の集め方が逆立ちし、大金持ちには減税、庶民には増税という形になっています。―100社会保障の財源の確保のためといって消費税が導入されて18年、金持ちには軽く、庶民には重い負担となるのがこの税の性質です。しかも、集められた税額188兆円とほぼ同じ額の164兆円が大企業の法人税などの減税に回されております。また、小泉前内閣が行った医療制度の改悪など、02年から始まった庶民増税の数々の合計は年間14兆円を超えております。新年度予算でも、減価償却制度の見直しと証券優遇税制の延長などで、大企業や大資産家には1兆7,000億もの減税をしようとしております。申告所得の合計が100億円を超える階層わずか7人に対し、証券優遇税制の減税規模は、約200億円、1人当たり28億6,000万円もの減税になります。しかし、庶民には、定率減税の廃止による増税分は1兆7,000億円です。庶民から集めた税金を、そっくりそのまま大金持ちの減税分につぎ込まれる計算になります。しかも、税金の使い方として優先されるべき社会保障の制度が次々と切り捨てられているため、弱者に対する再配分機能がほとんど果たされておりません。その一方で、大企業、ゼネコンのための大型公共事業やアメリカのための軍事費はしっかりと確保されております。もう一つは、人間らしく働く労働のルールが壊されているところにあります。この10年間で6,000もの規制緩和が行われました。弱肉強食の競争社会となり、経済効率が最優先され、人権が軽く扱われております。耐震偽装事件や電車脱線事故など、数々の重大な事件、事故が起こりました。最近でも、不二家の食品偽造や観光バスの事故など、後を絶ちません。この背景に規制緩和があり、働くルールの破壊があります。働く貧困層、ワーキングプアと言われる生活保護水準以下で暮らす世帯は400万世帯、1,000万人を超えております。正規雇用の激減、驚くべき低賃金と―劣悪な労働条件の派遣労働やパートの非正規雇用、これは自然現象ではありません。明らかに政治の責任であります。どの政党がこの原因をつくったのでしょうか。こうした逆立ちした税財政と雇用破壊の二つの大問題を是正し、国民の暮らしを守るため、地方からの声をしっかり国政に届け、国の政治を切りかえなければなりません。市政執行方針でも、都市と地方の地域格差の拡大について、景気の動向や雇用環境の厳しさという点でとらえております。しかし、この貧困と格差の広がりは、都市と地方の差だけではなく、人が人として当たり前に暮らせない、人の暮らしから幸せを遠ざけ、生きていけないほど社会の発展を阻害しております。将来にかかわる重要な問題として、この原因をしっかりとらえ、障害となっている問題点を一つ一つ解決し、市民の暮らしを守ることが自治体に求められております。格差の問題についての原因や現状認識、また国の政策に対しどのように認識をされているのか、初めにお伺いをいたします。次に、基本的な考え方の1点目に、市民の対話と情報開示を上げられました。市政を運営していく上で、市民との共通認識のもとに信頼関係を構築することは、欠かすことのできない基本的な重要な課題です。執行方針の最初には、常識や習慣にとらわれない新たな発想と積極的な行動が必要であるとあります。そして、基本的な考え方の2点目に財政の健全化があります。つまり、この三つの項目をまとめると、財政の健全化のため新たな行動が必要となる、そのための信頼関係を築くという方向が見えております。これは、当然、今までの延長線上ではなく、新たな負担に対し理解を求めようとするものであります。市民と市長が相互に立場を理解し合い同じ立場に立てるのか、同じ立場で努力することができるのか。本当に難しい課題だと思います。市長は、市民の命と暮らしを守る最高責任―101者という立場にしっかり立ち、その立場で最大限の努力をすることで信頼を得られるものと思います。市長の政治姿勢の基本について、改めてお伺いをいたします。基本的な考え方の2点目に上げられた財政の健全化と行財政改革も重要な課題と思います。しかし、自治体が本来果たすべき役割は福祉の向上にあります。市民を苦しめる国の悪政に対し、今こそ防波堤としての役割を果たさなければ、自治体の存在意義がありません。財政の健全化と福祉の向上、この相反する関係にあるものの整合性をどのように判断していかれるのか。優先順位をどのように判断していくのかお伺いいたします。3点目に上げられた農村観光都市の形成です。都市と農村の交流を進めることにより、農村と観光の相乗効果が発生し、新たな発展の可能性があります。市内経済の循環による活性化に効果があるものと期待をいたします。しかし、農業経営の現状は年々厳しさを増しており、新たな取り組みに向かう力は不足しております。団塊の世代の定住促進、グリーンツーリズムや体験観光などに対し、他の団体との連携による総合的な支援策とともに、市独自の施策が必要だと思います。今後の取り組みについてお伺いをいたします。次に、市町村合併についてお伺いいたします。四つの選択肢から、沿線市町村が合意の上、広域連合を選択し、準備委員会を設置し具体的な検討が始まりました。しかし、国や道の指針では、5年後に全道180から60の自治体、将来的には全国で300、全道で21にする計画です。経済効率だけを求め、高校や郵便局、病院が統廃合をされています。さらに自治体までも効率だけを求め、地域に役場がなくなれば、その地域は完全に崩壊をいたします。今後予想される国や道からの強制合併という圧力に対し、どのように対応されるのか。今後の合併の方向について基本的な考えをお伺いいたします。―地域センター病院が移転することによって跡地の活用をどのようにするか、多くの市民の皆さんの関心事になっております。高齢化社会を迎え、高齢者のための生活密着型の施設、福祉施設という要望も強くあります。将来に向けて有効に利用するためには、十分な調査や検討する期間が必要になります。今後、決定するまでの計画はどのようになっているのか。市民からの要望や合意形成をどのように具体的に進めていかれるのか、お伺いいたします。次に、自然環境の保全と生活環境についてです。リサイクルセンターを社会見学や修学旅行の環境学習の場として具体的にどのように活用しようとするのかお伺いいたします。また、プラスチック類の分別をめぐって各町内会では混乱を招き、大変な事態になっております。このままでは、地域コミュニティー活動の推進にも悪影響を及ぼします。周知が徹底し改善されるまで、きめ細かな対応と長期の期間が必要です。それまでの間、市民に対する負担を少なくし、混乱を招かないように手だてをする必要があります。それらの対応策について伺います。京都議定書の発効により、CO2削減の目標が定められました。しかし、削減ではなく逆に増加をしている現状です。地球温暖化による異常気象は、人類の生存、存続にかかわる緊急で重要な課題です。先月、議員会主催の講演会でドイツのミュンヘン市での取り組みを勉強いたしました。少しでも富良野でその実現することはできないのか、強く必要性を感じております。今後の取り組みをどのように考えているのか、お伺いいたします。次に、健康なまちづくりについて伺います。地域医療の拠点である地域センター病院が新築移転し開院いたします。市民全体、沿線住民にとっても大きな喜びです。―102しかし、昨年6月、医療制度改革法の成立によって、これまでの医療制度を根底から覆し、国民に新たな負担増と公的医療保健の役割に重大な選出をもたらしました。医師不足、看護師不足、療養病床の削減、リハビリ日数の制限など、医療に対する不安は増すばかりです。特に、産婦人科医、小児科医の不足は深刻です。医師不足による病院の統合や廃止だけではなく、勤務医の過酷な労働による過労死や労働に耐えかねた医師の退職がさらなる医師不足を招くという悪循環が拡大しています。また、療養病床の削減により、長期療養が必要な患者が病院から追い出され、在宅に戻れない看護難民、医療難民が大量に発生します。また、リハビリを受ける期間に上限を設け、それを超えれば医療保健の適用外となります。こうした国民の命と暮らし、命と健康を切り捨てる政治と対決する大きな協働の力を広げなければなりません。国や道への要望活動など、協働の力を今後どのように構築していくのかお伺いいたします。次に、後期高齢者医療制度について伺います。平成20年4月の開始に向けて準備が進められております。75歳以上の高齢者からも、月額約7,000円の保険料が年金の中から介護保険料とともに天引きされることになります。保険料の滞納者には、短期保険証や資格証明書が発行されることになります。従来、後期高齢者は、障がい者や被爆者などと同様に、短期保険証や資格証明書を発行してはならないとされてきました。医療保障なしで生きていけない弱者から保険証を取り上げる情け容赦のない制度です。また、現役世代と診療報酬が別立てとなり、後期高齢者の治療や入院の報酬を引き下げ、高齢者への差別医療が公然と行われるようになります。後期高齢者の医療費がふえれば、保険料の値上げと医療内容の引き下げが行われます。―この制度は、現役世代と高齢者の分断をねらう手法が貫かれております。こうした後期高齢者医療制度に対し、どのような見解をお持ちなのかお伺いいたします。次に、国民健康保険について伺います。定率減税や老齢者控除の廃止、年金などの控除の縮小など庶民増税に連動し、国保税も負担増になります。高くてとても払えないという世帯が全国に広がっています。昨年6月現在、滞納世帯は全国で480万5,582世帯、前年より10万4,000世帯ふえました。全加入世帯の19%にも達しています。1年以上の滞納により、保険証を取り上げられ、資格証明書を発行された世帯は35万1,270世帯、前年より15万世帯ふえました。短期保険証の発行は122万4,849世帯にも上っています。資格証明書では、病院の窓口で一たん医療費の全額を支払わなければなりません。その結果、患者を病院から遠ざけ、治療をおくらせ、重病患者となり、高額な医療費がかかることになり、国保会計をさらに圧迫するという悪循環をつくり出すことになります。また、経済的困窮から保険料が払えず、病院に行くことを我慢した末、手おくれで死亡する不幸な事態が報道されているだけでも20件を超えています。今後、短期保険証や資格証明書を発行する予定があるのかお伺いいたします。次に、高齢者福祉について伺います。高齢者福祉法はその2条の基本的理念で、老人は多年にわたり社会の進展に寄与してきたものとして敬愛されるものとともに、生きがいの持てる健全で安らかな生活を保障されるものとするとあります。この理念にはほど遠く、高齢者の暮らしは厳しい生活実態にあります。行政の仕事は、こうした実態を正確にとらえ、苦難の軽減を図るため、対応する事業を推進しなければなりません。しかし、敬老祝い金の半減、3年後の廃止や緊急通報システム事業費など、ほとんどの―103事業費が昨年対比で予算の減額になっております。高齢者福祉に対する基本的な考え方をお伺いいたします。次に、農業行政について伺います。基幹産業が農業とする富良野市で、この10年間で農家戸数は1,200戸から800戸に、約400戸の農家が離農をいたしました。その一番の理由は、農産物の輸入自由化による価格の低迷です。農家の経営を守り自給率を高めるためには、ここに力を注ぐべきです。国や道に働きかけ、価格保証の制度をつくることが最も有効な手段だと思います。執行方針にある3点について具体的にどのように進めようとしているのか、お伺いいたします。担い手育成を支援する施策、品目横断的経営安定対策から排除される農家への対応策、適正農業規範に取り組む農家への支援策。次に、教育行政執行方針について伺います。昨年12月、教育基本法が改悪されました。政府が教育内容に無制限に介入する権限、子供たちの心の問題にまで介入しようとするものです。明らかに憲法の精神に反する法律です。これを受けて、関連する学校教育法や地方教育行政法など、33の関連法規も改悪されることになります。新年度に行われる全国一斉の学力調査もその一つです。競争とふるい分けの教育は、子供たちにストレスを与え、教育現場の矛盾を一層深刻することになります。実施する基本的な考え方、その影響などについてお伺いをいたします。市内小中学校に対する道のアンケート調査では、97人がいじめられているとの回答でした。それぞれいろいろなケースがあり、一律に見ることなく、軽く見ることなく慎重に対応することが大事です。基本的には、教師と子供がゆっくりと向き合う時間をつくることが必要だと思います。教育委員会としてどのように対応するのか。昨年発足した少年育成協議会をどのように活―用し、対応していくのかお伺いいたします。次に、特別支援教育について伺います。いじめや不登校などと同様に重要な課題だと認識しております。特別支援連携協議会を設置し、適切な教育支援に努めるとあります。この協議会の目的、事業、構成など、どのような組織となるのか。また、市民の正しい理解によって支えなければならない取り組みでもあると思います。市民周知の方策について伺います。食育について伺います。子供たちの心と体の健全な成長のために食にかかわる教育は重要です。特に、学校農業園の活用を通して、体験として食育を充実させる必要があります。また、関係機関、団体との連携をどのように進め取り組むのか、お伺いいたします。青少年教育の新規事業として、子供未来づくりフォーラムがあります。この事業の内容と目的についてお伺いいたします。次に、高齢者教育のことぶき大学について伺います。この大学の学則の教育目標には、高齢者が自己能力を開発し現代社会に対応し、充実した生活を送るために、学習活動を通して生きがいある人生観の確立を図るとなっております。高齢者が集い、目標を持ち、生きがいのある人生を送っていただくために、大きな役割を担っています。しかし、高齢者が増加しているにもかかわらず、現在、1学年定員30名に対し、半数以下となっております。年々入学者が減少傾向にあるとも聞いております。新年度の募集が既に始まっていますが、市民周知の改善や高齢者のニーズに即した学習の内容の検討など、入学者の増加のための努力が必要です。改善の方策について伺います。教育目標の後半には、豊富な知識と経験を社会に生かし、みずからの生活の向上に役立てるとあります。昭和47年に開校以来、山部、東山を合わせて約900人の方が卒業い―104たしました。卒業後も、習得した知識や経験を生かし、継続してできるようサークル活動やそれぞれの地域での活動などを支援することも必要だと思います。卒業後の支援策などについてお伺いをいたします。以上で代表質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-佐々木優議員の代表質問にお答えをいたします。1件目の都市と地方との格差拡大原因と現状認識についてでありますが、国の経済は景気拡大が続いているものの、地方におきましてはまだ厳しいものがあり、都市と地方の格差が拡大しているという認識をいたしております。こうした状況下で、北海道開発局の予算の縮減、あるいは道予算の縮減に伴い、特に公共事業の減少に伴い、企業経営、雇用環境などが悪化していると考えているところでございます。次に、高齢者への税政改正による負担増や定率減税廃止などの影響についてでありますが、国の三位一体の改革に伴いまして、これまでの税政改革により、老年者控除や非課税措置の配置、公的年金控除の縮小、医療制度の改正や障がい者自立支援の施行など、高齢者に対する負担増が非常に大きくなってきております。また、定率減税の廃止等で、ますます個人の税負担は大きくなってくると認識をいたしているところでございます。市民税負担増による地域経済の影響につきましては、法令や条例等で規定され、市民税の課税所得や税額より算定基準を用いている国民健康保険税、介護保険料、保育料等だけでなく、連動して負担がふえてくる状況にあると認識をいたしております。次に、国政に対する見解でありますが、制度自体は国の法令等で規定されているものであり、今後は、安心して暮らせる環境を充実―すべく、社会的弱者等への総合的な対策を講じるよう、全道市長会、関係機関を通じて要望をしてまいりたいと考えております。2件目の市政に対する政治姿勢についてでありますが、私は、市民対話を基本に市民本位の市政を信条にして、市政執行に今後も当たってまいりたいと考えております。3件目の財政の健全化と行政改革についてでありますが、長引く景気の低迷や急速に進む少子高齢化の進行に加え、国の進めている三位一体の改革による地方交付税等の大幅な減少により、本市の財政状況は極めて厳しい状況になっております。この厳しい財政状況を克服するため、財政健全化計画を平成19年度に策定いたします。計画の策定に当たりましては、歳入に見合った歳出を基本としますので、大変厳しい状況が予想されますが、教育、福祉に係る施策につきましては、現状維持に努力をしてまいりたいと考えております。4件目の農村観光都市形成についてでございますが、移住、定住につきましては、現在、総務部企画課内にワンストップ窓口を設置しておりますが、関係団体とさらに連携を密にし、情報の共有に努め、対応してまいりたいと考えております。さらに北海道移住促進協議会とも連携をし、情報の発信、PR活動を行ってまいります。農村観光都市形成につきましては、本市が取り組む事業といたしまして、リサイクルセンターにおけるごみのリサイクルの環境教育や、森林を活用した自然体験学習など、エコ観光に関するプログラムの作成、国際観光、農業観光、新商品開発等に対する人材育成などを実施してまいりたいと考えております。さらに、新規就農、新規出店などに対する支援も行ってまいります。5件目の今後の市町村合併についてでございますが、市町村数は、現在、平成11年3月末日で、全国3,232から平成19年3月末日で1,804にまで減少する予定でご―105ざいます。市町村合併は、あくまでも市町村が住民の意向を踏まえて自主的に判断するものであり、自治体同士の一体感、お互いの利益が見通せる共通感、そしてお互いに尊重し会える信頼感の醸成が必要であると考えておるところでございます。6件目の地域センター病院跡地利活用についてでございますが、1点目の地域センター病院跡地利活用につきましては、利活用計画の方針策定に向けて、富良野市中心市街地事業推進本部会議の中心市街地商業等活性部会において、現状分析、事業費用、整備方策等について総合的に検討を行い、市民の意見募集と地元商店街や富良野商工会議所など、関係団体との意見交換を重ねて、利活用計画の方針を定めるところであります。2点目の市民の合意形成につきましては、跡地利活用基本方針の策定に当たりましては、広報お知らせ版とあわせ、チラシを配布、市民より意見集約を行うものでございます。今後、策定されます跡地利活用計画方針を地域懇談会、広報ふらの、富良野市ホームページ等への掲載等により、市民周知に努めてまいります。7件目の自然環境の保全と生活環境についてでございますが、初めに、リサイクルセンターを環境教育の場としての活用につきましては、ごみ再資源化により、燃やさない、埋めないを基本に、ごみの素材を生かしてリサイクルできるよう14種に分けて分別を行っており、このごみの流れを、広域分担処理しているごみを含め、リサイクルセンターで具体的に見える形でごみ資源化を理解していただく拠点施設として、施設見学会の開催や小中学生を対象とした環境教育の実践、リサイクル市の開催など、ごみの減量化や分別の啓蒙、普及に努めてまいりたいと考えております。次に、プラスチック類の分別見直しにつきましては、再資源化工場より、異物の混入と―汚れが多いことの指摘を受けましたことから、プラスチックごみを排出する際には、分別の徹底とあわせ、これまでの分別方法では、容器包装リサイクル法の分別基準に適合しないため、プラスチック類の分別区分を見直すことといたしました。分別の見直しに当たりましては、市民への周知が重要と考えておりますので、町内会と連携を図りながら、分別説明会や現場での分別指導、説明用ビデオテープの貸し出し、チラシ、広報での周知、ごみ分別の手引きの改定による全戸配布など、周知徹底を図り、市民の理解と協力を得ながら進めてまいりたいと考えております。次に、地球温暖化防止のCO2の削減につきましては、近年の異常気象や暖冬、猛暑など、地球温暖化による世界的な環境問題が大きな課題となっており、温暖化は我々の予想をはるかに超える勢いで進み、温室効果ガスの低減対策は、早急な取り組みが必要と認識をしております。今後の具体的な取り組みにつきましては、ごみリサイクルの推進、ふらの市民環境会議や教育機関と連携した環境教育の実践、エコマーク商品、リサイクル製品の購入の啓発、ごみ減量化推進など、地球温暖化防止への啓蒙普及に努めてまいります。次に、8件目の触れ合いの心がつくる健康なまちづくりの1点目の地域医療についてでございますが、平成16年度から新研修医制度がスタートして以来、地方での医師不足の加速、医療型、介護型療養病床の削減、医療制度にかかわる診療報酬の改定によるリハビリテーションの日数制限など、国の施策は地域医療を無視した都会型医療を推進していると認識をいたしております。このような状況の中で、医師確保については、富良野医師会長とともに医局に対し要望活動を展開しており、さらに地方への医師確保については、北海道市長会として医師の確保対策に関する決議を行い、全国的な展開として、全国市長会とともに衆参両議院及び厚―106生労働省等に対し要望書を提出し、改善に取り組んでいるところでございます。診療報酬改定によるリハビリテーションの日数制限は、患者にとっても家族にとっても不安の広がるところであり、大きな問題と受けとめております。地域医療の充実に向け、北海道市長会を通じて、関係機関、団体及び厚生労働省に要請をしてまいりたいと考えております。次に、2点目の後期高齢者医療制度についての基本的な見解でございますが、後期高齢者医療制度につきましては、高齢化の進展に伴い、老人医療費の大幅な負担増が国民健康保険や市町村の財政負担を強いており、医療保健制度の財政基盤の強化、適正な医療の確保のために、安定的持続可能な新たな医療制度として、後期高齢医療制度は私は必要と考えております。次に、3点目の国保税滞納による資格証明書、短期被保険者証の発行予定についてでありますが、国民健康保険の短期被保険者証の発行につきましては、滞納者の納税相談をふやし納付努力をしていただくために、通常より有効期限の短い短期被保険者証を昨年の10月から発行をしております。資格証明書につきましては、税負担の公平性を考えますと、いわゆる悪質な納税者に対しましては、資格証明書の発行を検討をしてまいりたいと考えております。次に、4点目の高齢者福祉の考え方についてでありますが、我が国における人口の高齢化は、諸外国に例を見ないほどの早さで進展をいたしております。こうしたことから、虚弱や寝たきり、認知症などにより、生活上の支援や介護を要する高齢者が大幅に増加し、しかも、支援や介護を要する期間は長期化しております。そのような中で、高齢社会に対応するためには、高齢者が心豊かな生活が送れるようさまざまな分野において支援していくことが大切なことであると認識をしております。高齢者福祉にかかわる事業は、外出支援―サービス、高齢者緊急システム事業など16事業に取り組んでおりますが、高齢者の方々がみずからの健康を維持し、心豊かに元気で暮らせるよう、利用者の視点に立って見直しを行い、必要な支援をしてまいります。9件目の農業行政についてでありますが、1点目の担い手育成の支援の具体策につきましては、沿線5市町村と関係機関、団体で構成する富良野地域担い手育成総合支援協議会を中心に、安定的な農業経営と経営改善に向け、経営診断や消費税研修会、複式簿記研修会、農業法人セミナーなど、各種研修会やセミナーを開催するとともに、担い手交流会の参加などにより、担い手の育成支援を行っているところでございます。また、新規就農支援につきましては、産業研修センターの研修生住宅2戸で新規就農を目指す研修生を受け入れ、ハウスと実習圃場を利用して、栽培実習を行っておるところでございます。さらに、本年度から市職員住宅1戸に研修生を受け入れているところでございます。また、農業体験者滞在施設での農業体験を通じて農業への理解を深め、その中から担い手の育成が図られることを期待しているところでございます。今後も、関係機関、団体と連携を図りながら、担い手の育成支援に努めてまいりたいと考えております。次に、2点目の品目横断的経営安定対策につきましては、平成19年度から麦、大豆、テンサイ、でん粉原料用バレイショの4品目を対象に、生産条件に関する不利を補うための交付金と、また、米を加えた5品目を対象に、収入の減少が農業経営に及ぼす影響を緩和するための交付金を二つの大きな柱とする対策が実施され、担い手に交付されるものでございます。これまで平成19年産の秋まき麦を作付した農業者につきましては、平成18年11月までの加入手続を終了をしております。また、現在秋まき麦を作付していない農業者な―107どを対象とした本年4月から6月末までの加入手続に向け、関係機関、団体と連携して準備を進めているところでございます。市といたしましては、平成19年度以降に品目横断的経営安定対策の対象作物を作付する意向の農業者につきましては、農業者の作付品目や営農から見て、基本的にすべて集約できるものと考えているところでございます。次に、3点目の適正農業規範に取り組む農業者への支援策につきましては、今後も適正農業規範について啓発活動を行い、自主的に取り組みたい意向を持った農業者及び団体に対し、関係機関、団体と連携しながら、マニュアルやチェックシートの作成などの立ち上がり支援を行っていく考えでございます。以上でございます。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

-登壇-佐々木議員の代表質問にお答えいたします。学校教育についての1件目、全国学力調査についてでありますが、今回の学力調査は、義務教育の機会均等と、その水準の維持、向上の観点から、児童生徒の学力、学習状況を把握、分析することにより、教育及び教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ることを目的として、文部科学省が全国一斉に実施するものでございます。調査の内容は、小学6年生と中学3年生を対象とし、小学生は国語、算数、中学生は国語、数学で、平成19年4月24日に実施いたしますが、調査結果の取り扱いにつきましては、学校の序列化につながらないよう取り進めてまいります。次に、2件目のいじめ対応についてでありますが、いじめは子供の心と体に大きな影響を及ぼすだけでなく、教育の根幹にかかわる大きな問題であると認識しているところであります。そのため根絶に向けては、学校、家庭、地―域社会が一体となって取り組みを進めることが最も重要であると考えております。これまでも学校においては、全校集会、学級指導、教育相談、命の大切さの指導や、学習を積み重ねながら慎重な対応を図り、教師と児童生徒がしっかり向き合う心の問題をケアできる校内体制づくりとともに、小学校にあっては子供と親の相談員、大規模中学校には巡回スクールカウンセラーを配置しているところであり、一方、教育委員会としては、いじめの対策だけでなく、不登校の防止、虐待の防止、登下校時等の安全対策について、学校、PTA、関係機関、団体などが連携して富良野市少年育成協議会を設置し、学校、家庭、地域でのネットワーク化を図り、情報を共有し、迅速な対応に努めているところでございます。今後におきましても、いじめ根絶に向けて、学校、家庭、地域などが連携し、いじめのない、いじめられない、いじめをさせないを合い言葉に、地域ぐるみで取り組んでまいります。次に、3件目の特別支援教育についてでありますが、特別支援教育は、これまでの特殊教育の対象としてきた児童生徒に加え、学習障害、注意欠陥、多動性障害、高機能自閉症を含めて支援の対象とすることとなり、一人一人のニーズに応じた教育を推進するために、教育、福祉、保健などの関係者で構成する現在の就学指導委員会を特別支援連携協議会に移行し、特別支援教育を推進するところでございます。特別支援連携協議会は、就学指導に必要な実態の把握と調査を行い、障害のある幼児、児童、生徒の就学について検討するとともに、就学後の支援の助言を行ってまいります。また、その中に専門家チームを設置し、特別支援学校などの関係機関と各学校との窓口となるとともに、各学校への助言、支援を行うための巡回相談、就学に関する相談や研修会の企画などに取り組んでまいります。―108さらに、市民への周知といたしましては、広報誌等を通じて特別支援教育の特集を組み、情報の提供に努めてまいります。次に、4件目の食育についてでありますが、食は健康の源であり、子供たちの望ましい食習慣や食の大切さがわかる食育は最も重要であり、それを支える農について学び、体験する教育活動として、現在、小中学校で14校、学校農業園活用事業を行っているところでございます。この事業は、児童生徒に、市の基幹産業である農業に対する理解と特色ある教育活動を進めることを目的に平成12年度より実施しており、特徴的には、農業関係者による栽培指導を初め、圃場や農業機械等の借り上げの協力をいただき、農作物を栽培しております。収穫後は、PTA、老人クラブなどの協力を得て、親子料理教室、収穫祭、給食センターなどへの農作物の販売を実施しているところでございます。今後とも特色ある教育活動として、学校農業園活用事業を、農業関係者はもちろんのこと、学校、保護者、地域、教育関係団体が連携して、一層推進してまいります。次に、社会教育についての子供未来づくりフォーラム事業についてでございますが、本事業は従来から実施しておりました少年の主張大会とあわせて、新規事業として行うものでございます。本市は、豊かな自然景観と先人が築いてきた教育文化、歴史を礎として培われてきたまちづくりを継承、発展してきておりますが、新たに、子供の目線からまちづくりに対する自由な発想や意見を出し合い、市政に対する関心を高め、意欲的に子供がみずからの意見を表現する機会を確保するとともに、次代を担う青少年を育成することを目指す事業でございます。次に、社会教育についての2件目の高齢者教育についてでございますが、ことぶき大学富良野校の募集人員、人数は、今回1年生―を、毎年30名、山部校、東山校はそれぞれ20名を募集しておりますが、定員に満たない状況でございます。募集につきましては、広報ふらのへの掲載やチラシを各施設及び対象者が集まる集会などで配布をしながら、さらには在学生の口コミによる学生募集も行っております。今後も学習カリキュラムの充実を図るとともに、日常の学習活動や学習成果を市民に周知しながらことぶき大学についての広報活動を積極的に行い、より多くの方々が入学されるよう取り組んでまいります。2点目の大学卒業後のサークル活動に対する支援でございますが、これまでもことぶき大学を卒業後は、その豊富な経験や知識、そして学習してきた成果を地域活動に生かしていただいております。そのような中にあって、サークル活動への支援について、老人福祉センターにおきましては、各種講座などを通じて、サークル活動には場所の提供も行っており、さらには公民館、文化会館におきましても、老人福祉センターと同様、指導者の紹介や学習に関する各種の相談や場所の提供も行っております。また、卒業生で学友会を組織して活動していますので、加入により、相互の親睦と生きがいを深める行事を通し、みずからの生活向上に役立てていただいております。今後も生涯学習の一環として、グループ、サークルの育成、支援及び学習情報の提供を積極的に図ってまいります。以上でございます。

出典:富良野市議会 平成19年第1回定例会 2007年3月5日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる