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深川市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月19日

将来を見据えた高齢者支援

2024年6月19日、深川市議会の一般質問で、大前昭代議員が「将来を見据えた高齢者支援」について質問し、市長 田中昌幸が答弁しました。

質問者
大前昭代 議員
答弁者
市長 田中昌幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 大前昭代

次の質問を行わせていただきます。将来を見据えた高齢者支援について伺います。2050年問題と称して、世界規模で地球環境が今よりも悪化することが懸念されており、近年、地球温暖化が進み、世界規模で地震や津波、豪雨・竜巻など、様々な国や地域で災害とも呼べる異常気象が続いています。日本における2050年問題は、これら世界的な問題に加え、人口減少、少子高齢化、労働力の減少、社会保障費の増大、インフラの老朽化、医師の不足など、多くの要因が挙げられています。中でも、人口問題として、総務省の人口推計によると、2022年の65歳から74歳までの人口は約1,687万人、全人口に占める割合が13.5%、75歳以上の人口は約1,936万人、全人口に占める割合が15.5%で、全人口の約3割が高齢者となっています。第10次深川市高齢者福祉計画・第9次深川市介護保険事業計画の中の高齢者の人口動向と将来推計においても、令和5年、65歳以上が8,174人、人口割合として43.36%から、2040年推計によると、65歳以上は6,380人と、人数こそ減少していますが、人口割合は50.34%とされています。また、国立社会保障・人口問題研究所によると、2050年には、日本の人口の約3割が高齢者となる見込みの中で、具体的には65歳から74歳までの人口が13.9%、75歳以上の人口は23.2%に達すると予測されていました。そして先月、厚生労働省が公表した将来推計によると、2050年に予想される認知症患者は586万人と、2022年比で32%増えるとされており、認知機能が年相応より低下する認知症予備群とも言われる軽度認知障害は631万人で、こちらも2020年比で13%増とされ、合計で1,217万人、21%増となっていました。これは、65歳以上の3割、3人に1人が症状を持つという計算になります。しかしながら、介護人材においては、2023年度で22万人、2040年度では69万人が不足するという数字もありました。そんな中、2023年6月に、共生社会の実現を推進するための認知症基本法、通称認知症基本法が成立し、本年1月1日に施行されました。この認知症基本法の目的は、認知症の人が尊厳を保持しつつ希望を持って暮らすことができるよう、共生社会の実現を推進するというもので、認知症の方を含め国民の一人一人が個性と能力を十分に発揮し、支え合いながら活力ある社会を構築していこうというものです。日本経済新聞社で世論調査を行った結果、将来に不安を感じていることとして、生活費や経済問題と回答した人が最多で70%に及び、2018年から2022年の調査までは健康がトップだったそうです。また、何歳まで働くかという質問では、70歳から74歳が21%、75歳以上が18%で、39%が70歳以降も働くつもりという結果になっていました。このように、生活や経済面から働き続けたいという意思が見えてくる中、高齢になっても、認知症の傾向が見られたとしても、社会の一員として、労働人材として、個性と能力を発揮し、お互いに人格と個性を尊重しつつ、地域のみんなで支え合いながら、共に生きる活力ある社会の実現を目指すためにも、支援体制の将来に向けたビジョンが求められると思います。そこで、3点伺います。質問の1点目、第10次深川市高齢者福祉計画・第9次深川市介護保険事業計画の中でも、本市の高齢化率は既に40%を超えており、今後もさらに高齢化の進行が予想される中、2025年には75歳以上の人口がピークとなり、高齢化率は45%程度、2040年には50%を超える見込みとなっています。高齢者人口が現役世代の人口を上回ることが予想されていますが、先ほども述べたように、認知症や認知症予備群と言われる人数の現状と推移をどのように捉えているのか伺います。質問の2点目、高齢者人口と認知症・認知症予備群の割合、それらに伴う介護人材の不足にも触れさせていただきましたが、本市における介護従事者の充足状況と介護需要の増加を見据えた介護従事者の人材を確保するための対策や考えについて伺います。質問の3点目、認知症基本法の考えに基づき、本市として考えている認知症及び認知症予備群の方たちとの共生社会に向けた考えや施策について伺います。

答弁 市長 田中昌幸

将来を見据えた高齢者支援についてお答えします。1点目の、認知症や認知症予備群の現状と推移について申し上げます。認知症と診断されている方の具体的な人数は把握しておりませんが、第10次深川市高齢者福祉計画・第9次深川市介護保険事業計画に包含した第二期深川市成年後見制度利用促進基本計画の中で、認知症高齢者数を令和2年は1,700人、5年は1,640人と推計し、認知症予備群も加えると、その人数よりも多いことが推測されます。今後の推移につきましては、75歳以上の高齢者の増加が見込まれることや、地域包括支援センターにおける日常の相談において、認知症に関する相談は常にありますことから、認知症及び認知症予備群の方の人数は、今後も増加していくものと推測しております。次に、2点目の介護従事者の現状と人材確保対策について申し上げます。市内における介護従事者は、一部の介護事業所において慢性的な担い手不足の問題があり、また、介護人材実態調査では、介護従事者の高齢化が深刻な状況です。今後におきましても、高齢化率の上昇や75歳以上の高齢者の増加の見込みに伴い、介護や支援を必要とする方も増加する一方、現役世代の人口減少が推測され、介護従事者の不足が大きな課題となっていくことが見込まれております。介護従事者の資質向上の取組や、介護人材を確保・育成するための取組を強化していくため、本市では、市内事業所で生活支援に従事できる認定ヘルパー養成研修の実施や、介護に従事する人材確保のための介護職員養成研修支援事業を拡充しているところです。拡充の内容としましては、介護職員初任者研修の受講料について、市民につきましては10万円、学生におきましては5万円を上限とした助成に加え、令和5年度からは、介護福祉士の国家資格受験資格となる介護福祉士実務者研修の受講料及びテキスト代についても、10万円を上限に助成、さらに、介護福祉士国家試験合格者に対し、受験手数料及び国家資格登録手数料2万1,700円を助成させていただいております。また、令和5年度から介護事業所の法人に対し、外国人介護人材の受入れ1人につき10万円を支援するものとし、1法人当たり100万円を限度とし助成を開始しておりますので、それらの事業について広く周知し、今後も人材確保に努めてまいりたいと考えております。最後に、3点目の認知症及び認知症予備群とされる方たちとの共生社会に向けた考えや施策についてでございますが、認知症に関する映画会や講演会、認知症サポーター養成講座や市民の要望に合わせた健康教育等の普及啓発を行っております。また、若い世代の方にも認知症について知っていただけるよう、映画会の際に託児の設置や広報及びホームページ、公式LINEによる周知などに取り組み、認知症カフェにおいては認知症の方が御自身の意向を発信したり、家族や関係者で語り合う機会を持てるよう取り組んでおります。さらに、認知症初期の頃から心理面、生活面の支援として、本人や家族の困り事の支援ニーズと、認知症サポーターを中心とした多様な支援に結びつけるチームオレンジの立ち上げについても取り組み、認知症の方、家族、地域住民も安心して生活できるよう、関係機関と連携を進めてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月19日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる