深川市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月10日
ごみの分別
2025年12月10日、深川市議会の一般質問で、大前昭代議員が「ごみの分別」について質問し、市民福祉部長 横井誠が答弁しました。
- 質問者
- 大前昭代 議員
- 答弁者
- 市民福祉部長 横井誠
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 大前昭代
続いて、次の質問に移らせていただきます。ごみの分別について伺います。現在、深川市のごみ回収は、皆さんも御存じのとおり燃やせるごみ、燃やせないごみ、生ごみ、粗大ごみ、資源ごみに分類されており、資源ごみはさらに細分化され、それぞれ定められた回収方法で行われています。一般家庭用に、ごみ処理ガイドとごみ分別早見表が冊子で配布されており、大変分かりやすく利用しやすく工夫されていると思っています。しかし近年、ごみも様々なものが増え、どれに分類したらよいのか、どのように処理して処分したらよいのか分からないものが増えていると感じています。現代社会において、ほぼ誰もが携帯しているスマートフォンですが、最近、事故や火災のニュースにもなっており、飛行機では機内持込みで手元に置くことが条件のリチウムイオンバッテリーや、災害時に簡単に暖房のエネルギーとして使えるカセットボンベで未使用のまま使用期限が過ぎているものなど、個人が安全に処理し処分するためにはどうしたらよいのかが問題になっています。本市のごみ処理ガイドは、平成29年4月に改訂されており、ホームページ上で参照できる深川市家庭ごみ分別早見表は、令和3年4月に作成されております。しかし、その中には、リチウムイオン電池やリチウムイオンバッテリーは掲載されておらず、カセットボンベは使い切ったもののみを燃えないごみとして回収となっておりました。未使用のカセットボンベは、ガス抜き方法が書かれた文章と1枚の写真の掲載で説明されていましたが、誰でも安全に簡単にガス抜きができるのか、危険は伴わないのかと、私は不安に思ってしまいました。カセットボンベは、東日本大震災を機に、電源も燃料もなく、まだ初春の雪がちらつく季節の災害を乗り切るために、温かいものを食べるため、お湯を沸かすため、カセットガスで暖を取ることができるストーブも出るなどして、家庭用の災害備蓄品として蓄えられてきましたが、知らぬ間に7年の使用期限が過ぎてしまったガスボンベが何本も家庭にあるというものです。リチウムイオンバッテリーは、ごみ処理の過程などで過度な力が加わると発熱・発火し危険なため、適切な回収ルートを利用して廃棄することが重要であるとされていますし、リチウムイオン電池は電子たばこ、電動歯ブラシ、電気シェーバーなど様々な家電製品に使用され、環境省が全てのリチウムイオン電池を一般廃棄物として自治体が回収し適切に処理することを求めており、その廃棄に関する処理方法や分別方法を具体的に紹介したものが必要だと思いました。また、国としても、2020年10月に2050年カーボンニュートラル宣言を行い、2021年4月には2030年度に2013年度比で温室効果ガス46%削減を目指すこと、さらに50%の高みに向けて挑戦を続けることを表明したことを機に、民間企業や各地方自治体等が屋根や駐車場等に太陽光発電を設置し、その電力を建物内で消費する、いわゆる自家消費型の太陽光発電の導入を推進しています。この取組により、早々に設置された太陽光パネルは、耐用年数17年から30年と言われており、物により差はありますが、2030年後半から2040年代に一斉に耐用年数が切れた太陽光パネルの廃棄ラッシュが訪れると考えられています。太陽光パネルには、パネルの種類によって鉛、セレン、カドミウムなどの有害物質が含まれており、それぞれ適切な処分が必要です。個人のお宅ではガレージの照明の電源など、小さなものも使用されているのではないでしょうか。また、廃棄ではなくリサイクルといった面では、高齢化の進展により廃棄量の増加が見込まれている紙おむつですが、大手メーカーユニ・チャームと鹿児島県大崎町と志布志市で、家庭から出た紙おむつを全てリサイクルする技術を完成させ、多くの自治体で焼却処理されている使用済紙おむつが再生され、パルプは再び紙おむつに、高分子吸収材は水分が取り除かれた後に猫のトイレ用品に生まれ変わるのだそうです。このように移り行く中で生活環境も変わり、また、災害を機に備蓄しているものなど、身の回りや家庭の中で使用されているものも多彩なものが増え、ごみも分別やリサイクルできるものなど、今までとは違った取組が必要になっている現状を行政も敏感に察知しながら、あらゆる対応策、事業の展開が求められているのではないでしょうか。ここで質問の1点目です。カセットボンベのガス抜き方法について、市はホームページで解説しておりますけれども、写真1枚では分かりづらいのではないでしょうか。ガスは可燃性で危険も伴うので、注意喚起を添えた対応が必要ではないかと考えますが、今後の取扱いへの考えを伺います。質問の2点目、ごみ処理ガイドは平成29年4月改定、深川市家庭ごみ分別早見表は令和3年4月に作成となっていましたが、これらを含め、分別情報やごみ処理ガイドの更新、分別方法の変更など、現在の社会情勢や生活環境に即した改定をする考えについて伺います。
答弁 市民福祉部長 横井誠
ごみの分別についてお答えいたします。1点目の、カセットボンベの処分方法の周知について今後の取扱いの考えについてですが、カセットボンベを含むエアゾール製品等の廃棄処理が不十分であることが原因と見られる火災は全国的に多発しております。本市においても過去にスプレー缶によるものと見られる収集運搬車両の火災が複数件発生したことがあり、エアゾール製品等の処分方法が不適切であれば、重大な事故につながるものであります。こうした事故の防止対策につきましては、国や製品製造業者等において注意喚起、処分方法の周知が行われており、市においても、一般廃棄物を処分する義務があることから、国などのガイドラインに沿った市民への注意喚起や処分方法の周知を行うとともに、どうしても家庭で処分ができない、処分方法が分からないなどの場合には市へお問合せいただくなど、事故防止に努めているところであります。議員からは、処分方法について、より分かりやすくしてはという旨の提言をいただきました。カセットボンベ以外にもヘアスプレーや殺虫剤など、様々なエアゾール製品がありますので、それらも含め、安全に処理する方法について、広報や市ホームページなどにおいて、より分かりやすい説明となるよう工夫してまいりたいと考えております。次に、2点目の、分別方法などごみ処理ガイド等を改訂する考えについてですが、本市では、ごみの分別方法などについて、一般家庭用ごみ処理ガイドや家庭ごみ分別早見表のほか、市ホームページへの掲載、ごみ分別辞典ウェブサイト「ごみサク」の導入など、様々な方法で市民周知に取り組んでいるところであります。議員が懸念しておられるリチウム蓄電池については、これまで北空知衛生センター組合における受入れ対象物ではなく、市が収集、運搬及び処分する一般廃棄物には位置づけられていなかったことから、処分に際しては製品製造業者等による処理体制の下、主に民間で回収・リサイクルの取組がなされてきたところであります。しかし近年、リチウム蓄電池を原因とする火災事故が全国的に多発していることを受けまして、国では、本年3月にリチウム蓄電池等を標準的な分別収集区分の一つとして位置づけるとともに、4月には、リチウム蓄電池等の分別回収及び適正処理の徹底に関する必要な対策と周知を市町村が行うよう、全国の自治体に通知されたところであります。この通知を受けまして、北空知1市4町の廃棄物処理を担う北空知衛生センター組合においては、本年7月に北空知衛生センター組合一般廃棄物の処理に関する条例施行規則の一部が改正され、市においても、11月に深川市廃棄物の処理及び清掃に関する条例施行規則の一部を改正したところであり、これによりリチウム蓄電池等を一般廃棄物として受け入れる体制が整ったばかりという状況であります。質問の分別・回収方法などの冊子を改訂する考えにつきましては、現在、市民周知を行う準備を進めている段階でありますので、できるだけ早い時期に市民周知するとともに、必要に応じて順次、ごみ処理ガイド等の改訂を行ってまいりたいと考えております。