深川市議会 令和5年第2回定例会 2023年7月18日
居場所づくり
2023年7月18日、深川市議会の一般質問で、田畑陽美議員が「居場所づくり」について質問し、市長 田中昌幸が答弁しました。
- 質問者
- 田畑陽美 議員
- 答弁者
- 市長 田中昌幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 田畑陽美
6月に行われました市議会議員選挙において、無投票で議席をいただいたことを重く受け止め、これからの深川市のまちづくりに向けてしっかりと取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。1問目、居場所づくりについてお伺いします。本市の令和5年度市政の方針では、人口減少社会にあっても、若い世代の就労・結婚・子育ての希望をかなえる環境を整えるとともに、子供から高齢者まで誰もが将来にわたって安心して住み続けられるまちづくりに向けた取組を推進していくとしております。その中においての居場所づくりへの取組はとても大切なものになってくると思います。地域住民が触れ合い、コミュニケーションを図る場所を提供することは、地域住民が集う一つのきっかけという役割を担い、その後の地域交流につながっていくものと考え、地域交流が生まれることによって、地域に住む人を知れて、居場所以外で会ったときでも挨拶やコミュニケーションの輪が広がっていくのではないかと思います。地域交流が希薄になってしまっている近年、日頃の挨拶が交流の原点となると感じています。同時に、子供にとっても安全な地域へとなり得るのではないでしょうか。また、居場所づくりには、地域住民が自ら地域の問題を解決していくための地域の力を高めていく大きな目的があるとも言われています。例えば新潟県内に2,000か所以上あると言われている居場所、地域の茶の間は、新潟市在住の方が始めた有償の助け合い活動の事務所が自然発生的に子供から高齢者までの居場所になったことから始まり、2003年には常設型である、うちの実家を開設されています。ここに行けば、いつでも人に会い、話ができ、人と一緒に食事を取ることができます。車椅子の人、認知症の人、目や耳が不自由な人、小さい子から高齢者まで、お互いに助け合いながら、それぞれ好きなことをして過ごして、皆さん充実した日々を送られているようです。地域の茶の間は、早くから取り組まれており、一つの例として紹介させていただきましたが、そのほか、ほっとくつろげる居場所づくりを目的として活動している団体など、多くの自治体や地域住民、地域活動団体、NPOなどによる居場所づくりの活動が広がりを見せています。住み慣れた地域の中で自由に集まり、交流することができる場所。地域の中で人とつながり、居場所があって、役割があって、することがある。地域に居場所があるという安心感から、自らの生きがいを見つけることができ、人と関わることで、ひきこもりがちな生活から積極的に行動できるような精神になれるのではないでしょうか。また、居場所の存在によって、行動様態に積極的な変化が期待されることもあるようです。さらに、子供たちが安心して過ごせる環境で、自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など、将来の自立に向けて、生き抜く力を育むことのできる子供たちの居場所となり、高齢者は同じ空間に子供たちがいるだけでも多くの刺激を受け、それが介護予防や精神安定につながります。障がい者にとっても、地域と触れ合うことで、社会参加の足がかりとなります。健康で生き生きとした暮らしができるように、集う人々にとって、やらされ感や義務感ではなく、地域ぐるみで子供たちを見守ったり、またそれだけではなく、大人も学生も障がいがある方も誰もが集える多くの役割が期待されるみんなの居場所です。地域の居場所の必要性が求められています。居場所づくりに向けて、本市が地域住民や市民団体、地元企業、NPOなどとの協力関係をさらに築いていくことや、市民団体などの主体的な活動を支援していくことも必要になってくると思います。また、様々な人が支え合うお互いさまの地域づくりの推進にもつながっていくものと考えられ、地域ぐるみの支援も必要になります。そこで、お伺いさせていただきます。これからの居場所づくりの取組に向けて、現在の状況や居場所づくりの今後の考えなどについて伺います。1点目、本市でも高齢者などの各種交流の居場所づくりの活動支援を実施していますが、現在の取組について伺います。2点目、市では町内会などで取り組まれているふれあいサロンに対して支援を行っていますが、それ以外の市民団体や地域住民の取組に対する支援の状況と今後の考えについて伺います。3点目、2019年、全国各地に増えた子ども食堂や生活支援、無料塾や学習支援は、子供たちへの居場所づくりにつながっており、子供の貧困対策にもなっており、地域の子育て家庭などのセーフティーネットとしての役割が増すなど、その重要性が一層高まっています。国では子供の居場所づくりに対し財政支援を実施していますが、ほとんどが地方公共団体である都道府県、市町村対象となっています。こういった支援金を活用して、居場所づくりの取組に対し支援を行っている自治体が増えているようですが、本市での活動の取組の状況や今後の財政支援などに対する考えについて伺います。
答弁 市長 田中昌幸
居場所づくりについての質問にお答えいたします。質問の1点目、2点目につきましては、関連がございますので、合わせて高齢者の居場所づくりの取組状況について申し上げます。市では、高齢者の相互交流や介護予防のため、各種交流の場づくりの活動支援を実施しており、介護予防ふれあいサロンやシルバークラブ等の地域住民が開設する団体に対して、健康教室や健康相談、運営の助言などの活動支援を行っているところであります。また、介護予防サポーターを養成する介護予防事業、深まる講座では、住民自身が運営する活動を地域で展開できるよう講座を開催しており、本講座をきっかけとした住民主体の通いの場が4か所立ち上げられ、現在も活動を継続しています。さらに、本年度の講座は、住民主体で集まりやすい地域の公民館で開催し、個人の得意なことを生かし、介護予防や支え合い活動を推進する担い手として活躍していただけるよう、内容の企画を予定しているところであります。このほか、市民団体等の取組に対する支援の状況としましては、令和5年3月に地域住民で取り組む高齢者支援について考えるワークショップとして、地域の高齢者を孤立させないためにお互いさまの暮らしを考える研修会を開催し、町内会やふれあいサロンなど、高齢者と日頃関わりのある市民延べ107人の方に御参加いただき、住民参加の介護予防や支え合いの取組、様々な担い手による支援体制の連携強化について意見交換を実施いたしました。その後の地域の方の御要望から、地域のコミュニティセンター等を拠点とした体操体験会の開催や多世代の交流活動支援、介護予防に資する男性の集いの場の立ち上げ支援など、住民の要望に応じた活動支援を行っているところであります。住民が地域で取り組みたいことの活動支援を継続しながら、仲間づくりや地域づくりが展開できるよう、高齢者の居場所づくりや元気な高齢者が担い手として活動できる場の充実に向けて、今後とも一体的に取り組んでまいりたいと考えております。3点目の子供の居場所づくりとしまして、若干長くなりますが、初めに本市の状況を申し上げます。保護者の就労などにより、日中家庭に保護者がいない小学生を対象に、放課後における遊びや生活の場の提供などを目的として、市内全ての小学校区の6か所において設置しております放課後児童クラブ、そして子供に健全な遊びの場を提供し、様々な年齢の子供が集団になって遊ぶことにより、心身の健康な発達を促すとともに、体力を増進し、子供の情操を豊かにすることを目的として設置しております児童センター、さらに生きがい文化センター2階に子供たちが様々な遊びや土曜日に行われる体験活動などを通じて、子供同士の交流を図り、子供の安心・安全な居場所を提供するための生き生きスポットを設置しておりまして、これら施設が子供の居場所として御利用いただいております。このほかにも市の施設では、生きがい文化センターのロビーや図書館、プラザ深川についても、子供が気軽に利用できる施設として活用されているところであります。次に、子供の居場所づくりについての今後の考え方についてでありますが、子供を取り巻く社会環境については日々変化しており、子供の居場所確保に関するニーズについても多様化しております。深川市の末来を担う子供たちが安全で安心して過ごせる居場所を持ちながら、体験活動や外遊びの機会に接することにより、様々な学びや自己肯定感を高めていく場を確保していくことは、深川市に住むことの魅力にもつながる重要な課題と考えておりますので、先進事例や子供の意見等を参考にしながら、地域の特色を生かした居場所づくりが推進されるよう、財政支援等も含め研究してまいりたいと考えております。