みんなの議会

深川市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月19日

フッ化物洗口

2013年6月19日、深川市議会の一般質問で、楠理智子議員が「フッ化物洗口」について質問し、教育部長 平山泰樹が答弁しました。

質問者
楠理智子 議員
答弁者
教育部長 平山泰樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 楠理智子

先ごろ福島へ行く機会がありまして、東日本大震災の被災地である飯舘村、南相馬市をバスの中からですが、見てきました。東日本大震災での地震・津波によって引き起こされた原発事故によって避難を余儀なくされ、立ち入ることができず、2013年になって、やっと入ることができるようなった地域では、田んぼや畑だった今は草に覆われた土地に瓦れきや車が点々とそのまま残されておりました。また、1台の消防車にホースが巻きつけられたまま横たわっているなどを見たときには、乗っていた消防士さんはどうなったのかなどと思うと胸が痛くなりました。復興の一歩どころか、瓦れきの処理も進んでいない状況に、原発事故がなければ、瓦れきの処理だけでも済んでいたのではないかと思い、原発の再稼働はすべきではない、原発に頼らないエネルギーの推進を目指すべきと思いつつ、通告に従い一般質問を行います。1点目は、フッ化物洗口についてです。フッ化物洗口を小学校においても平成25年度より実施ということで予算措置もされておりますが、実施に当たってどのように取り組まれていくのでしょうか。予算委員会においても、WHOでは6歳未満の子供に対しては、フッ化洗口は禁忌、フッ素の副作用で斑状歯という症状でエナメル質が損なわれる状況も出てくると申し上げてきました。アメリカやヨーロッパにおいて水道水にフッ素を入れる虫歯予防の取り組みがされてきましたが、1990年代になって、斑状歯のほか、骨折率の増加やがんの発症などの関連が指摘されるようになって、中止するようになってきております。フッ素の使用による悪影響が懸念され、世界的にはフッ素の使用が減少してきている中での実施に疑問も感じたりします。また、フッ素洗口剤を購入する場合は、医薬品なので、歯科医院で説明を受けた上で、歯科医院か薬局で購入するものであり、市販されておりません。フッ素洗口する場合は、フッ素液を飲み込まないように、下を向いてうがいをする、薄める前は劇薬扱いなので、小さい子供の手の届かないようなところに保管するようにとも聞いております。医薬品なので、実施するに当たっては、資格のある人の取り扱いが求められるのではないでしょうか。虫歯の予防には、歯磨きをする、歯の栄養になるものを食べるように気をつける、よくかんで食べるなどの指導をすることのほうが重要ではないかとも思いますので、お伺いいたします。1点目、フッ化洗口物の説明についてです。フッ化洗口の説明については、効果だけではなく、悪い影響も与える可能性があることや、注意すべき内容についてもきちんと説明すべきと考えます。また、実施については、強制されるものではありません。保護者や学校や教師に対して実施を強要するような説明にならないよう十分配慮すべきです。考えをお伺いいたします。2点目は、フッ化洗口剤の管理についてです。フッ化洗口剤は、医薬品であり、管理も厳重にしなければなりません。誰でも扱えるものではないと思います。フッ素の原液を保管する管理者は、子供たちにフッ素洗口液を配る担当者は誰が当たるのかお伺いいたします。3点目に、フッ化洗口の中止についてです。前段でも申し上げてきましたように、フッ化物使用による斑状歯や体への悪影響も懸念されており、実施による効果も疑問があると聞いたりしてもおります。また、フッ化物は医薬品ですので、管理や洗口にあっては、資格がないと実施できないのではとも思います。安全性の確保や体への影響など、さまざまなことが懸念されますので、フッ化洗口は中止すべきではと考えますので、お伺いいたします。

答弁 教育部長 平山泰樹(教育部長は2015年3月まで)

フッ化物洗口についてお答えいたします。まず、1点目のフッ化物洗口の説明についてであります。平成21年度に制定されました「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例」を踏まえ、本市では昨年10月以降、市内の保育所・幼稚園9施設におきまして、虫歯予防のため順次、フッ化物洗口を開始しております。本年度から市内小学校におきましても、フッ化物洗口に取り組むこととしたところでございます。フッ化物洗口の実施に当たりましては、本年3月の予算審査特別委員会での楠委員からの質疑にもお答えいたしましたとおり、保護者や教職員に対し、フッ化物洗口の有効性・安全性についての理解を得る説明会を開催し、フッ化物洗口に用いる溶液についての有効性や安全性に加え、注意すべき事項などについても十分に説明してまいりたいと考えております。また、本事業への参加は強制ではなく、希望調査において同意しないことが可能であることもあわせて説明してまいりたいと存じます。次に、フッ化物洗口剤の管理についてであります。北海道発行の「北海道フッ化物洗口ガイドブック」によりますと、希釈前の薬剤の管理につきましては、鍵のかかる戸棚等に保管し、学校の責任者が確実に管理することとされており、また薬品の使用した量と残量についても、出納簿により管理することとなっております。希釈されたフッ化物洗口液を調製して、各学級に届ける役割は、各学校ごとに担当を決めることになりますが、各教室で子供たちに配るのは、それぞれの学級担任が行うと考えるところであります。次に、フッ化物洗口の中止についてであります。フッ化物洗口の安全性につきましては、一度に多量を接種するとか、安全値を上回る量を長時間摂取するなどのことをしない限り、体に害を及ぼすことのないこと、また多くの自治体が既にフッ化物洗口を導入している中、アレルギー反応や誤飲による事故は起きていないことを確認しております。また、実際の実施に当たっては、誤ってフッ化物洗口液を飲み込むことのないよう、真水で十分に練習を行うこととしておりますし、保護者の意向で実施を望まない児童につきましては、真水を使用してうがいするなどの対応に努めてまいりたいと存じます。学校等で教員や職員がフッ化物洗口の薬剤を調製し、洗口液を作成することにつきましては、1985年に国会において薬事法及び薬剤師法に抵触するものではないとの政府見解が示されておりますことから、法的に問題はないとの認識であります。フッ化物洗口につきましては、実施自治体のデータや各種資料によりまして、有効性が確認されておりますことから、本市におきましても、小学校におけるフッ化物洗口の実施によりまして、虫歯予防に取り組んでまいりたいと考えているところであります。

再質問 7番 楠理智子

再質問させていただきます。フッ化物洗口の有効性や安全性に加えて注意すべき点も十分説明するとの答弁でありましたが、有効性・安全性のほうが強調されているようにも思われます。注意すべき事項についてはどのようにされるのか。また、懸念されることについても十分説明すべきと思います。また、フッ化物洗口剤は劇薬ですし、先ほど申し上げましたように、WHOでは6歳未満の使用は禁忌とされておりますし、肝臓や骨への蓄積や発がん性などの懸念もされています。保育所や幼稚園では既に実施されておりますが、小学校へ行ってもフッ化物洗口を続けることについて、蓄積されるなどの不安はぬぐえません。重ねて中止を求めたいと思います。見解をお伺いいたします。

答弁 教育部長 平山泰樹(教育部長は2015年3月まで)

まず最初に、注意すべき事項ということでございますけれども、これにつきましては「北海道フッ化物洗口ガイドブック」におきまして、洗口液を誤って飲み込んだ場合における体に及ぼす影響に関するQ&Aにおいて、一度に大量にフッ化物を摂取した場合には急性中毒を、また長期間継続して過量のフッ化物を摂取した場合には慢性中毒を発症するおそれがあることについて説明がなされておりますことから、そうした内容の説明を行う考えでもあります。また、フッ化物洗口の適切な実施においては、いずれの中毒の心配はないこともあわせて説明を行う考えであります。次に、フッ化物洗口を長期間継続することによる健康被害が懸念されるということから、実施すべきではないのではないかということでございますけれども、フッ化物洗口につきましては、WHO(世界保健機関)の勧告、あるいは厚生労働省のガイドラインにより推奨されておりますように、世界の歯学・医学専門機関、日本医師会、日本歯科医学会、日本口腔衛生学会等によります学術的・技術的な検証に基づく見解のとおり、フッ化物洗口の応用は安全であり、虫歯予防に極めて有用な手段と認識しているところであります。ただ、一方で、安全性を心配する声があるということも承知しております。国のガイドラインにおいては、フッ化物洗口は一律に強制されるものではなく、集団で行う場合であっても、有効性と安全性について十分情報を提供した上で、同意を得て行うべきとされており、保護者が納得して実施されることが重要であると考えているところでありますので、ご理解いただきたいと思います。

再々質問 7番 楠理智子

再々質問になりますが、もう一度。体に影響を与えるということは、やはり重大な問題ですので、中止という、実施しない方向でということで再度求めていきたいと思いますので、再度答弁をお願いいたします。

答弁 教育部長 平山泰樹(教育部長は2015年3月まで)

フッ化物洗口につきまして、子供たちや保護者に虫歯予防の機会や共通の情報を等しく提供できるものであり、また有効性と安全性について、保護者等が納得して実施されるということが重要ではないかと考えております。いずれにいたしましても、実施に当たりましては、北海道からの指導・助言、さらにはそれぞれの保健医である歯科医師の指示書等に基づきまして、万全を期して取り進めていきたいと考えているところでありますので、ご理解いただきたいと思います。

出典:深川市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月19日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる