みんなの議会

深川市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月6日

歯の健康を保つ取り組み

2018年12月6日、深川市議会の一般質問で、楠理智子議員が「歯の健康を保つ取り組み」について質問し、市民福祉部長 安田浩人、教育部長 荒井清光が答弁しました。

質問者
楠理智子 議員
答弁者
市民福祉部長 安田浩人、教育部長 荒井清光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 楠理智子

2番目の質問に移ります。2番目は、歯の健康を保つ取り組みについてです。深川市においても、保育園、小学校でフッ化物洗口が実施されてきておりますが、フッ化物は劇物であり、多量に摂取すれば人体に影響を与えると言われています。少量であれば人体に影響を及ぼすことはない、フッ化物洗口によって再石灰化が進み、歯の表面のかたさが増強されると、北海道フッ化物洗口ガイドブックに書かれておりますが、本当にそうなのか。長年使用することによって人体への影響がないのかも懸念されます。虫歯の罹患率は減少してきておりますが、フッ化物洗口が行われているからではなく、歯磨きや栄養指導が行われている結果ではないでしょうか。歯の健康を保つための日ごろの歯磨きのメンテナンスが必要であり、日本人の多くがカルシウム不足、女性の半数は鉄分不足などと言われている中で、バランスのとれた食事をとることが第一であると考えますので、お伺いいたします。1点目は、フッ化物洗口についてです。フッ化物洗口に当たっては、北海道フッ化物洗口ガイドブックの中で、薬剤の保管は鍵のかかる戸棚等での保管、洗口を始める前に真水で飲み込まないで吐き出す練習をしてからの実施と書いてあり、体内に取り込んではいけない危険性があるということではないでしょうか。小学校の保護者が提出するフッ化物洗口調査票の説明では、いいことしか書かれていないようにも思われます。保護者には飲み込むと健康被害の懸念の説明はどのようにされているのか、お伺いします。また、深川市のフッ化物洗口を実施してきての虫歯予防の効果についてもお伺いいたします。2点目は、歯の手入れと虫歯の治療についてです。虫歯の予防は、週に一、二度のフッ化物洗口ではなく、毎日の歯磨きなどの歯のメンテナンスであると思います。給食の後、歯磨きをしている小学校もあると聞いております。歯の手入れの必要性の取り組みについてお伺いいたします。また、保育園、小学校で歯科健診があると思いますが、歯の治療が必要な児童への周知、保護者への連絡はどのようになっておりますか。虫歯があれば治療しておくことが子供の健康のためにも必要と考えますので、お伺いいたします。3点目は、歯の健康を保つための栄養指導についてです。歯の健康を保つためには、カルシウムをしっかりとることも必要です。日本人の多くがカルシウム不足と言われております。やわらかいものを食べるだけではなく、かみごたえのあるものを食べることも必要であると思いますし、近年はやわらかいものを食べる傾向にあり、顎が発達せずに細くなり、歯並びが悪い子もいると聞いたりもします。歯の健康を保つための栄養指導の取り組みについてお伺いいたします。

答弁 市民福祉部長 安田浩人(市民福祉部長は2021年3月まで)

歯の健康を保つ取り組みについて3点の質問をいただきましたけれども、私からは乳幼児期の取り組みについて、順次お答え申し上げます。初めに、1点目のフッ化物洗口についてであります。保育所及び幼稚園におけるフッ化物洗口事業につきましては、平成24年度から毎年4月に、保育所や幼稚園を通して保護者に対し、フッ化物洗口により幼児期の歯の質を強くする効果があることや、フッ化物洗口液を飲み込んだ場合の健康への影響や安全性などを記載した文書などにより周知しており、保護者が希望したお子さんに対してのみ行っているところであります。フッ化物による洗口は、洗口液が口腔内に行き渡るよう、口に含んでから1分間ぶくぶくうがいをする必要がありますことから、実際に洗口を開始する前に真水でまず練習を行い、上手に口の中でぶくぶくとうがいができるようになってから実施しております。ちなみに、洗口液は、万が一、飲み込んでしまった場合でも健康に影響を及ぼさない濃度に調整されておりますので、安全性については配慮されているところでございます。フッ化物洗口事業における平成29年度の実績につきましては、市内の保育所8施設と幼稚園1施設の計9施設におきまして、5施設では年長児のみ、4施設では年長児と年中児で実施しており、実施者数は、年長児74人中70人、年中児40人中39人となっており、深川歯科医師会や各園の協力を得て、薬剤の管理も含めまして、北海道フッ化物洗口ガイドブックに基づき安全に実施したところでございます。なお、当事業を開始しましてから現在まで、保育所、幼稚園、保護者から健康被害についての報告はない状況でございます。また、フッ化物洗口事業の虫歯予防の効果につきましては、市では3歳児健診以降の幼児期の健診がないことから、虫歯の保有状況等について把握してございませんけれども、北海道のフッ化物洗口で虫歯予防のパンフレットにあるQ&Aでは、フッ化物洗口の有効性は洗口期間によるけれども、虫歯の数をほぼ半減させるということもあります。さらに、厚生労働省や日本口腔衛生学会、日本歯科医師学会、日本歯科医師会などにおきましても、その有用性が一貫して確認されているところでもあります。次に、2点目の歯の手入れと虫歯の治療についてであります。乳幼児期における歯科保健の取り組みとしまして、9カ月から10カ月児相談では歯科衛生士を配置しまして、歯の生え始めるころからの歯の手入れ方法や、上下の前歯が生えてきたころからのフッ素塗布による虫歯予防についてなど、個別に相談を行っております。さらに、1歳6カ月児健診や3歳児健診では、歯科医師による歯科健診と歯科衛生士による歯に関する個別指導を実施し、歯磨きのポイント、ジュースやお菓子による歯への影響、食後の歯磨きやフッ素塗布の有効性についてなど、より具体的に歯に関する指導ができる体制をとってきております。また、各保育園や幼稚園において、希望に応じ、歯科健康教室として歯科衛生士による虫歯予防についての講話や紙芝居、個別指導としてブラッシング指導を行っており、平成29年度では、市内保育所と幼稚園の2施設77人、30年度では3施設92人の実績となってございます。一方、虫歯の治療につきましては、市の1歳6カ月児健診での齲歯保有率は、平成28年度、29年度ともにゼロ%であり、3歳児健診では、28年度が12.7%、29年度が9%となっており、健診で虫歯が疑われる場合には早期の歯科受診を促しております。ちなみに、厚生労働省地域保健・健康増進事業報告で公表されております全国と全道における齲歯保有率は、平成28年度は1歳6カ月児健診で、全国1.5%、全道2.2%、3歳児健診では全国15.8%、全道17.1%でありますことから、市内における虫歯のある児童の割合は、全国や全道と比較して少ない状況となってございます。次に3点目、歯の健康を保つための栄養指導についてであります。市では、歯を健康に保つために、虫歯予防や必要な栄養などについて保護者に知って取り組んでもらえるよう、各健診、相談時に、栄養士による栄養相談において、おやつの食べ方や骨の成長に必要なカルシウムを多く含む乳製品のとり方、かみごたえのある食品をとることなど、かむことの大切さについて指導、相談を行っております。今後におきましても、健診や相談、各種健康教室など母子保健事業を通じて、歯に関する指導や相談を行うとともに、フッ化物洗口事業を継続し、歯科に関する保健活動に努めてまいりたいと考えております。

答弁 教育部長 荒井清光(教育部長は2019年3月まで)

私からは、歯の健康を保つ取り組みについての質問で、小中学校での取り組みに関しまして、順次お答え申し上げます。初めに1点目、フッ化物洗口についてであります。本市では、児童の虫歯予防のため、平成26年度から市内6校全ての小学校で週1回のフッ化物洗口を実施しております。実施に当たりましては、毎年、保護者に対し実施希望の有無を書面で確認しておりますが、その際には、北海道と北海道教育委員会、北海道歯科医師会が作成した「フッ化物洗口で虫歯予防」というリーフレットを配布しておりまして、これには1人1回分の洗口液を全部飲み込んでも健康に悪影響がないことや、万一、多量に飲み込んだ場合の対処についても記載しており、保護者の不安に対しての説明も行ってございます。また、フッ化物洗口の効果でありますが、北海道保健福祉部のフッ化物洗口ガイドブックによりますと、フッ化物洗口の効果として、フッ化物洗口を全く行わなかった生徒に比べて、小学校を中心に6年から9年間行った生徒は38.3%虫歯の数が少なく、また、就学前の4歳から11年間洗口を行った生徒は56.3%虫歯数が少なかったという調査結果が挙げられてございます。本市で毎年行っている歯科健診の結果を見ますと、虫歯があり、その処置をしていない小学生の割合は、平成25年度は35.5%、26年度は35.6%、27年度は36.8%、28年度は31.8%、29年度は31.9%、そして30年度は32.8%と、フッ化物洗口を開始した2年間は横ばい、その後はやや減少しているという状況にございます。歯科健診の対象児童は入学や卒業で入れかわりますので、フッ化物洗口の効果について数年間の数値で直ちに判断できるものではございませんが、引き続き健診結果などを注視してまいりたいと思ってございます。次に、2点目の歯の手入れと虫歯の治療についてと、3点目の歯の健康を保つための栄養指導については関連がございますので一括してお答えさせていただきたいと存じます。学校における歯の手入れの取り組みとしましては、小学校6年生の保健の教科で虫歯になる原因と歯磨きの必要性について学習するほか、学校独自に給食後の歯磨きを毎回実施している小学校も議員の質問にもございましたとおり1校ございます。歯の治療の必要な児童生徒への周知や保護者への連絡でありますが、歯科健診の結果は各家庭に文書で通知しておりまして、その中で歯の状態、口の中の状態及びその他口の中の様子と大きく3点についてお知らせし、その内容により虫歯が発見された場合など、速やかにかかりつけの歯科医へ相談されるよう促しているところでございます。歯の健康を保つための栄養指導につきましては、教科や保健指導の中で取り扱っておりまして、また、栄養教諭2人が市内の学校を巡回し、食育教育について指導を実施しております。栄養教諭による指導、例えば、よくかんで食べようでは一般的な唾液の抗菌作用にもかかわり、食パンと乾パンのかむ回数の比較などから、子供たちは、よくかむことで口の中をきれいにして歯を強くすることなどを学習しております。今後とも、子供たちの歯の健康を保つための取り組みに努めてまいります。

出典:深川市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月6日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる