佐呂間町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月17日
子供の虫歯予防のためのフッ化物洗口の安全性について
2019年12月17日、佐呂間町議会の一般質問で、但木早苗議員が「子供の虫歯予防のためのフッ化物洗口の安全性について」質問し、教育長 仲川倫則が答弁しました。
- 質問者
- 但木早苗 議員
- 答弁者
- 教育長 仲川倫則
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 8番 但木早苗
それでは、通告してありました一般質問を順次行いたいと思います。まず、子供の虫歯予防のためのフッ化物洗口の安全性についてであります。虫歯の原因は、生活習慣や食生活などさまざまな要因が考えられます。言うまでもなく虫歯の予防は自己の管理であり、児童においては保護者の責任でもあります。とはいえ、健康な歯は子供たちの成長にとっても大切な要素であり、また80歳になっても20本、いわゆる8020運動と考え合わせると子供のときからの予防対策は重要と考えます。そこで、以下の3点についてお伺いいたします。まず初めに、佐呂間の子供たちの虫歯の現状と、そこから見えてくる課題があればお知らせ願いたいと思います。
答弁 教育長 仲川倫則
議員ご質問の佐呂間の子供たちの虫歯の現状と課題についてのご質問でありますが、最初に幼児の虫歯の現状等を申し上げます。幼児につきましては、1歳6カ月健診、3歳児健診時の歯科健診で歯の状態を確認していますが、平成30年度の健診では1歳6カ月児につきましては、受診者24人中、虫歯のある幼児は零人で、過去5年間でも1から2人程度となっており、虫歯のある幼児の割合は3から5%台となっていますが、北海道平均では2%台であることから、佐呂間町の1歳6カ月児は虫歯のある割合が高くなっています。次に、3歳児では、受診者25人中、虫歯のある幼児は4人で、割合は16%となっていますが、平成27年度中の43.8%から27.8%ほど減少しています。また、平成27年度の北海道平均が18%でしたので、比較すると佐呂間町は非常に高い虫歯率でしたが、直近では北海道平均まで下がってきている状況にあります。このことから、乳幼児期から虫歯予防を行い、生涯にわたり健康な歯を保つことができるように家庭、子供への虫歯予防の意識づけを行うことが重要となっております。本町としましては、9から10カ月児、1歳6カ月児、3歳児健診時に歯科衛生士による歯磨き指導とともに、希望者へのフッ素塗布を実施しており、年6回の赤ちゃん相談でも歯科衛生士の相談日を年2回設け、歯科指導を行っています。さらに、1歳6カ月から3歳未満児には、歯科医院でのフッ素塗布を2回分実施できる無料助成券を、3歳から就学前の幼児にはフッ素塗布6回分の一部助成する券を交付し、乳幼児の虫歯予防対策を実施しているところであります。次に、児童生徒につきましては、本年度の歯科健診の結果では、小学生は232人中の永久歯で小学生全体では未処置の歯の本数は1人平均0.53本、処置した歯の本数が0.22本です。また、中学生は113人中、全体では同じく未処置の歯の本数は1人平均0.61本、処置した歯の本数は0.86本となっております。さらに、保健所の12歳児の1人平均の虫歯数というデータでは、佐呂間町の子供は0.59本で、管内の各保健所の平均よりも下位で、さらに平成30年度の全国が0.74本、全道が1.20本となっていることから、本町の子供の虫歯の数は少ない状況にあるとも言えます。これらのことから総体的には虫歯の罹患者数は少ない状況ですが、しかし個人によっては差異があり、特に虫歯になっている歯が多い子供には進行の進んだ虫歯が見られます。また、小学生は、虫歯がなくてもブラッシングが行き届かなくて歯に歯垢がついていたり、虫歯の原因菌が食べ物に含まれる糖質を使ってできた酸により歯のエナメル質の内部から歯の成分であるカルシウムやリンを溶かし始める状況の脱灰している歯が見られる児童が多く見受けられますので、歯をケアする生活習慣が必要と思われます。なお、この現象は中学生になると少なくなる傾向にあります。さらに、小学校低学年では、特に奥歯が磨けない児童が多く見られ、磨き残しが歯垢や脱灰につながるとともに、歯列の後ろに永久歯の中で一番大きく、かむ力の最も強い大臼歯、また6歳臼歯とも呼ばれる歯がありますが、この歯の虫歯につながっている状況にもあります。この大臼歯は、かみ合わせの鍵と言われるように歯並びやかみ合わせの基本となるもので、食物をかむ力が一番強い歯でもありますが、虫歯になりやすい歯とも言われていますので、日々の予防が重要となっています。また、近年の子供たちは、顎が小さく歯がきれいに並ばない、歯が重なって生えてくる子供も多く、歯磨きが難しく、歯ブラシも困難なことから、虫歯になりやすい傾向も見られるところであります。このことから、初期段階の虫歯の治療等が重要となっていますので、学校から各保護者には歯科健診における歯科医師の指示内容を伝えるとともに、正しいブラッシングの方法を指導し、虫歯の予防、虫歯の早期治療の周知を行っているところでありますので、ご理解を願います。以上です。
質問 8番 但木早苗
佐呂間の子供たちは、虫歯の状況は道平均などから見ると少ないということで、まずは一安心ということなのかなというふうに思います。特に乳幼児期にあっては、保護者の方が磨いてあげたり、歯を磨くことを手助けしておりますけれども、児童生徒になると、生徒の段階は自分でもう磨くし、児童になると親の手助けなどというのはなく、自分で歯を磨いていくということから考えると、やはり虫歯になる、なりやすい状況にはあるのかなというふうに思います。ここから見えてくる課題をしっかりと捉えながら、虫歯をつくらないという指導、そういうことがこれからも必要になってくるのかなというふうに思います。今町は、虫歯予防のために児童生徒にフッ化物洗口を行っております。それで、2点目に入りますけれども、今小中学校で実施されているフッ化物洗口について伺いますが、フッ化物洗口に使われているフッ化ナトリウムは劇物に指定されております。そのため厚労省でもその通達には、フッ化物洗口を行う際には学校医の指示のもと薬剤の処方、調剤、計量を行い、施設において厳重に管理されるようよろしくお願い申し上げますという内容のものが通達として出されています。町にあっては、歯科医院にその薬剤は保管され、歯科医師が調剤したものを教育委員会の職員の皆さんが学校へ届けているということを聞きました。ですので、この薬剤の取り扱いについては、一定程度の安全性が担保されているのかなというふうに考えることができます。道の手引では、インフォームド・コンセントの必要性が述べられております。安全性や有効性の意見が分かれているもとで、メリットだけではなくて、きちんとデメリットも含めた保護者への説明が不可欠のものと考えます。実際にこのアレルギーなどについても、フッ素アレルギーの事例として新潟大学生実習中毒事故、福岡県の洗口によると思われる舌炎、集団塗布での呼吸困難などが事例として挙げられております。こういうことも考えたときにきちんと保護者への説明をした上での保護者が選択をしていく、こういうことが大事になってくるのかなというふうに思います。それでは、町では、いつ、どのような内容で保護者への説明が行われているのかお尋ねいたします。
答弁 教育長 仲川倫則
2点目のフッ化物洗口の実施に当たって保護者への説明はいつの時点でどのように行われたとのご質問でありますが、歯の健康は長寿社会において重要というふうに言われております。フッ化物洗口は虫歯予防も効果が高く、安全であることが科学的、学術的に保障されており、WHO、世界保健機構、それからFDI、国際歯科連盟、厚生労働省、日本歯科医師会や日本歯科医学界、日本口腔衛生学会、日本小児科歯科学会などの専門機関、専門団体も一致して利用を推進しており、北海道でも北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例に効果的な歯科保健対策として小中学校におけるフッ化物洗口の推進が盛り込まれており、道教委でも虫歯予防のため学校におけるフッ化物洗口を積極的に推進しており、町といたしましても小中学校のフッ化物洗口の実施に際しましては、平成24年12月27日に全校の教職員を対象とした説明会を、翌平成25年1月27日には小中学校の保護者を対象に説明会を開催し、オホーツク教育局、オホーツク総合振興局保健環境部北見地域保健室及び紋別地域保健室のご協力を得ながら、目的や実施方法のほか安全やリスクについても説明を行って、小学校では平成25年2月から、中学校では平成26年3月から導入をしているところであります。また、先ほどの質問でも触れましたが、幼児の健診時においてもフッ素塗布及びフッ化物洗口の説明を保護者の皆様に実施しているところであります。なお、議員のご質問にフッ化ナトリウムは劇物に指定とありますが、劇物とは一般に毒物及び劇物取締法によって指定されているものをいいますが、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、旧薬事法上の劇薬と全く異なる分類であり、洗口液のもととなるフッ化ナトリウム試薬は毒物及び劇物取締法によって指定されている劇物には該当はしません。さらに、洗口に用いられる溶液は粉末を水で溶解し、フッ化物濃度が0.09%、1%以下となることから劇薬指定から除外されております。同様の例にカフェインがあり、高濃度では劇薬指定となりますが、例えば市販のドリンク剤のカフェイン濃度は0.5%程度の正規品が多く、2.5%以下の濃度から劇薬指定から除外がされています。しかし、粉末状態の試薬は、その性質自体は薬事法上の劇薬に相当することから、より安全に管理、実施するため、本町では町内の歯科医院で試薬を厳重に保管し、また溶解作業も歯科医の指示のもと歯科医院において実施しているところであり、またフッ素はスプレーや泡状歯磨き剤、ペースト歯磨き剤などにも使用されていることはご承知のことと思います。学校は、心身の発育、発達の段階にある子供が教育や体験を通じて人格の形成をしていくとともに、健康づくりの基礎的な素養が培われる場でもあります。現在の我が国は、世界に冠たる長寿国でありますが、さらに寝たきりなどの状態を防止し、生涯にわたってセルフコントロールを可能とする健康寿命の延伸が求められており、学校における適切な学習や指導による健康感の育成と健康行動の確立が重要となっています。しかし、一般に健康そのものに対する興味や認識が低い子供に病気の実態や病気の予防などを理解させることは容易でなく、鏡を見ることによって体の状態や変化を直接観察することができる歯や口は極めて貴重な教材となり得ます。歯に歯垢、プラークが付着して発生した歯肉炎は、適切な歯磨きで短期間に改善できますが、放置すれば虫歯になり、治療が必要となるような要観察の歯も適切な歯磨きや、間食の摂取など生活習慣の改善で進行をとめることができます。このような経験は、自分の体は自分で気をつけて、大切にすれば応えてくれるという極めて重要な実感を与えてくれ、さらに口腔及び唇、歯や顎などでつくられる形態とその機能を総称した口は健康と深くかかわるとともに、人間生活の豊かさに直接関連する器官とも言えます。人の生涯にわたる健康づくりは、乳幼児期のようにみずからの健康がおおむね保護者等の手に委ねられ、管理されている時期から成人期以降のみずからの志向、判断による意思決定や行動選択による自立的な健康づくりへと移行し、その大切な転換期が学齢期であり、学校における健康教育のあり方が一生の健康づくりの方向や質を決定するとも言え、学校における健康教育を重視する必要がありますので、その一環としても子供たちがみずからの歯を守るため行うフッ化物洗口は、健康教育の重要な位置づけにあるとも考えておりますので、ご理解を願います。
質問 8番 但木早苗
町ではいつ、どのような内容で保護者への説明を行っていますかというふうにお尋ねしたのですが、そこのところの答弁というのはどうなっていますか。先ほど平成24年に教職員へ、平成25年には保護者へきちんと説明をし、フッ化物洗口の導入をした、そういうふうな導入する時点に当たっての説明は行われたようですけれども、その後毎年保護者の皆さんに洗口する、同意するか、同意しないかという調査をしているのであれば、きちんと保護者への説明は毎年行われているのかなというふうに私は思っているのですが、いつどのような内容で、どの時点で説明を行っているのかお答え願いたいと思います。
答弁 教育長 仲川倫則
今言われた部分に関しては、さきに児童生徒の実施するか否かの部分については但木議員にも資料を渡したと思いますが、同意を毎年各家庭からとってございます。ただ、毎年度その対象者に説明をしているのかというふうになると、それについては当然最初に説明しているということがありましたので、その分は説明をしておりません。ただ、現在教育委員会として考えているのは、今年度は来年度入学する子供の就学健診のときに、令和3年度から入学する子供の保護者にそういうことを説明して進めようというような考えではあります。ただ、今言いましたように今継続されている子供たちの保護者に対して毎年説明をする考えはございません。その当時に説明した内容については、さっき言いました部分と重なりますが、実施に当たってどういうふうにするのだというような内容であります。例えば子供が過って飲んだ場合のときのことだとかそういうようなことが言われて、それだとか配管にそのうがい薬をうがいしたものを投げたときにどうなのだというような内容の質疑が出ております。この部分についてももう議員もご承知のことと思いますが、この部分については例えば過って飲んだ場合についても一度に六、七人分を間違って飲まない限りは安全だということでありますし、うがい物をこの後にも説明いたしますが、本町にあっては直接排水溝に流すようなことはしておりませんし、あと考えられる細かい部分についてもそのときに保護者、教職員に対しては説明をしております。以上です。
質問 8番 但木早苗
それでは、小中学校の間に説明を受けるのは、9年間の間に保護者が説明を受けるのは1回だけということになります。本当にそれいいのでしょうか。町は、これは絶対安全なものですというスタンスで保護者へ説明していると思うのですけれども、でも安全性とそうではないという考え方もある一方、きちんと保護者にはこういうことがありますよということは正しい知識、両方の情報というものを知らせて、その上で保護者が選択していくということがやっぱり必要なのではないかなと思うのです。今の時代アレルギーの子が多くなったり、さまざまな身体的なトラブルを抱えている子がふえてきています。その子供たちが本当に町が言うように安心してこの虫歯予防のフッ化物洗口をやるのであれば、きちんと情報を知らせて、その上で保護者が判断していく、そういうことがやっぱり大事なのではないかなというふうに思います。9年の間に1回の説明で保護者の方々が全部そのフッ化物洗口の内容について覚えていられるのかどうか、そこのところもちょっと疑問に思います。町が出しているこの同意書の内容を見ても余りにも簡素で、親がきちんとどちらを選ぼうかというような内容ではないような気がするのです。やっぱり情報というものをきちんと保護者に出していただきたいなというふうに思います。それで、令和3年度から新年度に説明会を行うという予定でいるということでありますけれども、それは毎年新年度にというふうに捉えてよろしいのでしょうか。
答弁 教育長 仲川倫則
先ほども言いましたように新入学児童就学時健診のときに、佐呂間町がやっているフッ化物洗口の内容をそのときに新入学児童の保護者が集まりますので、説明をしたいなというふうに考えておりますし、先ほども申しましたようにフッ化物洗口につきましては幼児期にもそういう説明をしておりますし、さらに今いろいろフッ化物につきましては、こういう時代ですので、いろいろな情報が出ております。そういう中でも保護者は情報を得ることはできるというふうに考えておりますが、うちのほうといたしましてはその新入学児童の就学時検査のときに再度説明をしたいというふうに考えています。それで2回ということになるかと思います。それと、細かい話で言いますが、アレルギーの部分についてもこのフッ化物で発生したというようなことの情報は把握をしてございません。これにつきましてもフッ化物洗口が行われるようになってから40年以上が経過をされておりますが、通常のアレルギーにつきましては、アレルギーなどを起こす原因はたんぱく質が原因というふうに言われておりまして、このフッ化物につきましては無機質でありまして、理論的にもアレルギーの原因物質となる可能性は非常に低いというふうに言われております。以上です。
質問 8番 但木早苗
保護者への説明の内容に関しては、これまでどおりのものを続けていく。デメリットがあると思われる部分についての説明は行わないスタンスでいくということでよろしいでしょうか。
答弁 教育長 仲川倫則
この部分については、当然先ほど言いましたようにフッ化物の洗口につきましてはいろいろな情報が出ております。そういう中で、我々のほうとしてもやはり我々の中ではこれが将来にわたって虫歯を防ぐ一番いいものだというふうに理解しておりますし、その中で保護者の中から例えば今但木議員が言われたような心配事があるのであれば、質疑応答の中で答えていきたいというふうに考えております。以上です。
質問 8番 但木早苗
これまで長いことやっていて、保護者の方たちからいろんな疑問も示されていないということではありますが、今この情報社会の中にあるわけですから、保護者の皆さんが調べろ、調べることもできるだろう、だから調べなさいで、本当にそれでいいのかなというふうにも思います。前に10月だったでしょうか、紋別のお母さん方がこのことへの安全性について教育委員会に要望書を出したという新聞記事も見ました。そういうことの情報が今ようやく保護者の皆さんたちにも知れ渡ることになったのかな、それでそういう心配を抱く保護者の方が要望書を上げてきたのかなというふうにあの新聞記事を見て思ったわけですけれども、一方的な情報だけではそういうことすらも疑わないということになっていくのではないかなというふうに考えるわけであります。このフッ化物の使用につきましては、WHOでは6歳未満の子には使わないようにというふうにも言われております。やはりそこにはさまざまな小さい子への影響は考えられているからだというふうに思います。ということは、幾ら薄めて安全なものにしていても、そしてすぐにいろいろな状況というのは体にあらわれてこないにしても、やはりきちんとした情報をこれからも提供していっていただきたいなというふうに思います。それで、先ほど教育長の答弁の中にも触れられていましたけれども、2番目のフッ化物洗口による健康被害や誤飲等の事故はないというふうに聞いております。先ほどの繰り返しになりますけれども、そういうことがあってもすぐに症状が出てくるわけでもありませんが、万が一のとき何かそういうことが起きたときの責任というのはどこにあるということになりますでしょうか。
答弁 教育長 仲川倫則
3番目の答弁に入る前に、先ほど紋別の話がございましたが、紋別市につきましては今年度から実施ということであります。出されていた部分は、ことしの12月から市内の大規模校に実施するということで、先ほど言いました導入に当たっての説明会でそういう話をして、そういうような要望書が出されたというふうに聞いております。ほかの部分については、紋別市内も幾つか学校がありますが、そこについては先行実施をしているというふうに聞いてございます。それでは、今言われましたフッ化物洗口に当たっての本町の内容をご説明をいたします。実施内容のほうの細かい部分になろうかと思います。フッ化物の洗口の実施に当たりましては、先ほどの質問でも触れましたが、フッ化ナトリウム試薬を学校歯科医が保管するとともに、歯科医が洗口の濃度に溶解し、その洗口液を定量供給する専用のディスペンサーつきポンプに分注をしております。その分注ポンプを教育委員会職員が各学校に届けた後、各学校では校長室などの冷蔵庫で保管された後、子供たちのフッ化物洗口の実施となりますが、洗口の実施日や時間、学級単位で行う、または全校で行う等実施方法は各学校で違いますが、全ての学校で教職員が子供たちを指導しながら実施をしております。なお、フッ化物洗口の実施方法ですが、所定の時間に洗口液の入ったポンプと紙コップ等を用意し、紙コップに洗口液10ミリリットル、このディスペンサーつきポンプ2プッシュを注ぎ入れ、1分間のぶくぶくうがいをします。このとき音楽を流して1分間を子供たちに知らせるなど、各学校で工夫しているところであります。そのうがいが終了しましたら、先ほども言いました各自の紙コップに洗口液を吐き出して、ティッシュに吸わせ、紙コップと一緒に透明のビニール袋に入れ回収し、燃えるごみとして廃棄をしております。その後、ボトルを教育委員会、そして教育委員会から学校歯科医に戻し、洗浄し、保管してもらっています。このように実施に当たっては、必ず担任等の大人が指導して行って事故防止を図るとともに、毎年保護者に意向調査を実施し、希望する子供だけ実施はしているところであり、令和元年度の実施率は小学校で231人中184人の79.7%、中学校では117人中93人、79.5%、全体で277人、79.6%の児童生徒がフッ化物洗口を行っているところであり、さらに平成31年3月末で179市町村中163市町村の685校でフッ化物洗口が実施されているところであります。議員から万が一のときの責任の所在はどこになりますかとのご質問ですが、フッ化物洗口は定められた実施手順で実施すれば、有害作用は起こることはありません。万が一有害作用が発生した場合は、他の公衆衛生事業と同様に国、道、実施主体である佐呂間町などそれぞれの立場においた責任があると考えておりますので、ご理解を願います。
質問 8番 但木早苗
今のところさまざまな健康被害や誤飲等の事故がないというところでは安心してはおりますけれども、万が一の責任の所在というところで質問しました。それぞれ実施をしている国や道や町が責任を負うということを今答弁をいただいたところであります。万が一がないようなことを願うだけではありますが、しかし100%大丈夫ということもないのが今の世の中の常かなというふうに思いますので、これからもきちんと安全性を担保しながら、子供の虫歯の予防というものをこのフッ化物洗口だけに頼らず、歯磨きの励行やさまざまな形の中で歯の健康というものを考え合わせていけたらいいのかなというふうに思っております。3点目に入ります。学校での歯科健診についてお伺いしたいと思います。先ほども言いましたけれども、虫歯については自己管理ではありますけれども、学校における歯科健診において治療が必要だったというふうに認められた児童生徒に対し、受診勧奨やその結果の把握などは町としてはしているのでしょうか。お尋ねいたします。
答弁 教育長 仲川倫則
児童生徒に対しての受診勧奨や結果の把握についてでありますが、歯科健診に限らず学校管理下で実施いたしました健康診断の結果につきましては、各学校から保護者にお知らせをしているところであり、さらに受診が必要な場合は勧奨などをしているところであります。さらに、歯科健診日当日に欠席した児童生徒がいた場合でも、後日学校歯科医の歯科医院で健診を受けることができる措置を講じているところであります。また、就学時健診の歯科健診終了後は、教育委員会から虫歯がなかった幼児に対しましても今後の歯のケアプランをかかりつけの歯科医と相談するように勧奨をしているところでもあります。なお、歯科健診において治療等が必要になった児童生徒の受診結果、または治療結果の把握につきましては、翌年度の歯科健診で当該児童生徒の治療状況等を把握しているところであります。以上です。
質問 8番 但木早苗
内科的な健診などは、きちんと病院にかかってくださいというような通知が行って、親が病院に連れていってその結果を学校に報告しますが、歯科健診にあっては、なかなかそういう歯を治療しましたよという報告を学校に上げる義務はないのかもしれませんけれども、1年後の歯科健診まで1年という長い時間を治療したか、しないかがわからないままいるのはどうなのかなというふうに思います。子供たちの歯の健康を本当に考えるのであれば、義務はないかもしれませんけれども、学校保健において義務はないかもしれませんけれども、やはり受診して、なるべく虫歯をつくらない、そういうことも、勧奨しているのであればそこの最後のところでちゃんと歯を治しましたよという結果をつかんでおくことが必要なのかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 仲川倫則
この部分については、歯科健診をしっ放しということではなくて、各学校で歯科健診をした後には学校だより等で歯科医師のほうから虫歯だと、そういうふうになった歯については早急に治療するようにというような勧奨もしてございますし、そういう面では保護者に虫歯の治療をお願いをしていると。そのことが自分の歯を守るのだということを学校だよりを通して周知をしているということであります。
質問 8番 但木早苗
私も含めてそうなのですけれども、歯というのはいよいよにならないと歯医者にかからないというのが現実的にあるのなというふうに思います。例えば病気に関してだったら、学校で指摘されたらすぐ病院も行くわけですけれども、なかなか歯というのはそういうふうにはなっていないのも現状なのかなというふうに思います。しかし、8020運動のように歯はとっても人間の健康には大事であります。本当に小さいときからの虫歯予防、さらなる勧奨を進めて、受診しましたというその後の結果も今後教育委員会にあっては検討していただき、子供たちの健康な歯を維持していくというところに努めていただきたいなというふうに考えます。最後にその答弁をいただいて、終わりたいと思います。
答弁 教育長 仲川倫則
さきにも申し上げましたように自分の歯を保持して、将来にわたって自分の歯で食事を楽しむことは、健康で豊かな人生を送る上でとても大切なことだと思っております。一度虫歯になって歯を失うと、なくなった歯を取り戻すことはできません。ですので、子供のうちに歯を守り、歯を大切にすることが大切でありますので、学校や家庭、保護者と協力しながら、日ごろから家庭での歯磨きや適切な甘味摂取などの虫歯予防についての習慣づけとフッ化物洗口を組み合わせてやることが効果的な虫歯予防であるというふうに言われております。こうした予防の取り組みが子供が将来にわたって歯は大切なのだという意識づけになり、最終的には議員がよく言っています国民健康保険医療費の抑制に期待されるということにつながるのかなというふうに思っておりますので、この辺につきましては、引き続き保護者に勧奨をしていきたいというふうに思っております。以上です。