深川市議会 平成25年第1回定例会 2013年3月5日
エゾシカの駆除
2013年3月5日、深川市議会の一般質問で、松沢一昭議員が「エゾシカの駆除」について質問し、経済・地域振興部長 藤田正男が答弁しました。
- 質問者
- 松沢一昭 議員
- 答弁者
- 経済・地域振興部長 藤田正男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 松沢一昭
私はそこの判断をぜひ聞きたいと思うのですが、再々質問までしましたので、残念ですが次に移ります。次に、エゾシカの駆除について伺います。私がこのことに手を染めて4シーズンが終わろうとしています。親切な先輩ハンターに恵まれたおかげで、銃の取り扱いや照準の合わせ方など、手探りでやっていたら10年も15年もかかることを短期間でマスターすることができました。また、仕事柄、朝夕の2時間、3時間のパトロールをすることも続けてこられました。そういう点で非常に恵まれた中にあり、それなりに成績も上げられたと思っています。全道的な生息数の想定では、以前から言われていた64万頭から少し減少しているのではないかと言われています。平成25年からは、各総合振興局ごとに駆除目標を設定していくという記事が先日の新聞に載りましたが、空知の目標、そして深川市の目標についてまずお答えください。次に、ハンターの育成について伺います。私が銃の所持許可を受けたときには、何の支援策もなく、さまざまな経費を含めると大方50万円くらいかかった記憶があります。現在、深川市あるいはJAからの支援があるようですが、その内容について伺います。次に、ライフル銃の所持について伺います。現在、ライフル銃の所持には、銃所持許可を受けて10年を経過しないと許可をしてもらえません。これが、市町村が鳥獣被害対策実施隊という申請許可を受ければ、経験年数が10年たっていなくてもライフル所持が認められるという説明が先日の駆除の説明会の中でありましたが、この件についても伺います。通告と質問順が若干ずれますけれども、駆除期間についてお尋ねします。現在の駆除の考え方は、作物育成中に被害が発生したときに駆除する、あるいは追い払うという考え方から出発しています。現在の駆除の考え方の基本は、さきに述べたように、北海道内に生息している頭数を適正と思われるところまで減らさなくてはならないという考え方に基づいているのだろうと思います。農家の方たちも、果樹についてはシーズンに関係なく被害が出ますし、雪の上でエゾシカを見つけたときには、夏になったら田畑を荒らしに来るから今来てほしいと電話が入ります。雪の上だと、見通しがよい反面、こちらも見つけられやすいということになりますので、ハンター仲間何人かに電話し、囲い込んで巻き狩り方式で駆除をしてきています。昨年12月からこちらで、3人から5人のグループで倒した分も含めると、この駆除期間以外に25頭以上を駆除しています。有害駆除期間を猟期全てに重なるようにしてもらえると、夏の間、農繁期の仕事が忙しくて駆除に出動してもらえない人たちにも出動してもらえることにもなります。ほかにもいろいろありますけれども、以上、基本的なことについてのみお答えください。
答弁 経済・地域振興部長 藤田正男(経済・地域振興部長は2015年3月まで)
エゾシカの駆除についてお答え申し上げます。初めに、振興局ごとの駆除目標と深川市の駆除目標でございますが、北海道が昨年3月に策定しました第4期エゾシカ保護管理計画では、平成28年度までに北海道のエゾシカの生息数を現在の64万頭から38万頭に減らすこととしております。さらに、その保護管理計画によりますと、農林業に大きな被害を及ぼしているエゾシカを効果的に減らすため、北海道では本年度、総合振興局管内別に捕獲目標を掲げたエゾシカ捕獲推進プランを初めて策定したところであり、このプランによりますと、空知総合振興局管内では、平成23年度の捕獲実績をもとに、24年度から26年度までの3年間、単年度ごとの駆除目標数を9,900頭としているところです。また、本市については、具体的な目標値は特に定めておりませんが、新年度予算計上しております駆除頭数で申し上げますと、委嘱ハンターによる駆除が250頭、わなによります駆除が100頭、合わせまして350頭としているところです。次に、銃所持に係る市及びJAきたそらちの支援策についてお答え申し上げます。銃の所持につきましては、銃所持に係る講習料、射撃実習及び検定料のほか、銃を保管するロッカーの購入など、議員も触れておりましたが、多額の経費を要するところでございます。このため、市においては、平成22年度より、生産者みずからがエゾシカ被害を防止するために銃を所持する場合、射撃実習など資格取得に要する経費の50%を鳥獣害防止対策協議会を通じ支援を行っており、またJAきたそらちにおいても、農業者に対し、銃については購入単価の2分の1以内で5万円を、ロッカーについても購入単価の2分の1以内で2万5,000円を、それぞれ上限に支援を行っています。次に、ライフル銃の所持についてでございますが、銃所持については、銃刀法に基づき、継続して10年以上猟銃の所持の許可を受けている者などでなければ許可されないこととされておりますが、鳥獣被害防止特措法においては、市で被害防止計画に基づく捕獲など実践的活動を担う鳥獣被害対策実施隊を設置することができるとされており、ハンターが実施隊員となった場合、散弾銃の所持経験が10年未満でもライフル銃の所持許可を受けることができるなど、優遇措置を受けることができるとされているものであります。現在、エゾシカ駆除のためのハンターについては、猟友会北空知支部から推薦いただいたハンターを市の駆除員として委嘱しておりますが、鳥獣被害対策実施隊員として任命することにより、ハンターに対する優遇措置を受けることができるため、市としましては、鳥獣被害対策実施隊について、現在、設置する方向で検討しているところです。次に、駆除期間についてですが、本市においては、平成21年度までは、明確に個体数調整期間と狩猟期間を区別するために、4月から9月までを駆除期間としていたものでありますが、平成22年度より、より一層のエゾシカの駆除を図るために、猟友会北空知支部と協議をさせていただき、2カ月間延長し、4月から11月末までの駆除期間としてきたところです。現在、国においては、野生鳥獣の個体数増加による農作物被害が深刻化していることを受け、有害鳥獣を駆除した者へ通年での経費の助成などを行う鳥獣被害防止緊急捕獲等対策事業が実施されると伺っておりまして、今のところ事業の詳細については明確にされていない部分もありますが、本市としましては、国の対策なども視野に入れながら、議員の質問にもありましたが、果樹などの樹木につきましては、シーズンに関係なく被害が発生している状況にもございますので、1年を通しての有害駆除期間について十分に検討してまいりたいと考えております。