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遠軽町議会 平成29年第6回定例会 2017年9月11日

子どもの通院医療費の助成について

2017年9月11日、遠軽町議会の一般質問で、岩澤武征議員が「子どもの通院医療費の助成について」質問し、町長 佐々木修一、住民生活課長 小野寺正彦が答弁しました。

質問者
岩澤武征 議員
答弁者
町長 佐々木修一、住民生活課長 小野寺正彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 岩澤武征

通告書に従って、私から1点お尋ねをします。子どもの通院医療費の助成についてです。先日の新聞報道では、道内市町村の75%を越える自治体で、子どもの医療費の助成が行われています。小学生以上に対する独自の助成制度を導入している自治体は136市町村になっています。その背景にあるのは、報道によると近隣の市町村の横並び意識だと言われますが、医療費の助成が、子育て支援、少子化対策としても有効であるという認識が広まってきたことが、大きな理由であると私は考えます。本町でも、子育て世代の強い要望があります。遠軽町は、さまざまな子ども・子育て支援事業を実施していますが、さらに充実して「子育てにやさしい町、安心して子育てできる町」だと町民の皆さんに安心してもらえるように、小学生以上の通院医療費の負担軽減策を実施すべきだと考えますが、町長の見解を伺います。

答弁 町長 佐々木修一

岩澤議員の、子どもの通院医療費の助成についての御質問にお答えいたします。子どもの医療費助成につきましては、8月23日付北海道新聞報道のとおり、道内136の市町村において、独自の助成制度を実施しているところでありまして、この中には遠軽町も中学生までの入院に対する助成を拡大して、実施しているというものも含まれているわけであります。子育て支援や少子化対策につきましては、各自治体において地域の実情に応じ、自主性を発揮し行っており、本町におきましても、予防接種等の助成や保健指導、社会教育などにおける支援事業、小中学校、さらには遠軽高校に対する各種支援等を実施することにより、安心して子育てのできる環境を向上させているところであります。また、子育て支援や少子化対策の根本となる医療の充実につきましては、9月1日より遠軽厚生病院の産婦人科医師のさらなる確保がされたところであり、減員となっている小児科医師につきましても、診療に支障を来さないよう医師の募集や要請活動を進め、医療環境を整えていくことで、子育てのしやすいまちづくりに努めているところであります。限りある自主財源の中で、赤ちゃんから高齢者まで、広範囲にわたる行政サービスを求められていることから、中学生までの入院に対する助成を引き続き行ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。なお、国が市町村を支援するなどの財源確保をするべきとの新聞報道もありましたが、現在、地方三団体におきまして、子どもの医療費助成制度に関して厚生労働省に要請活動を行っているところでもありますので、今後の国の施策の動向を注視しながら、子育て支援、少子化対策に取り組んでまいりたいと考えております。以上です。

質問 9番 岩澤武征

各自治体でそれぞれ自分の町に合った支援策をやっているというのはそのとおりだと思います。遠軽町でも、今、話にあったように、中学生の入院については町として取り組んでいるということも事実です。そういうことを私自身もよく理解した上でさらに伺いたいのですが、遠軽町では子ども・子育て支援法第61条に基づいて、2年前に策定された遠軽町の子ども・子育て支援事業計画があります。この概要の中で、次のように述べております。これは背景というところで述べられているのですが、本町においては、これまで、次世代育成支援を総合的かつ計画的に進めてきた、しかしながら、子どもと家庭を取り巻く状況が大きく変化している中、新しい支え合いの仕組みを構築する必要があると述べています。一つ目ですが、この子育て支援事業計画が策定されてから、2年半が経過しました。この概要でいう、新しい支え合いの仕組みというのがどういうふうな仕組みを想定されていたのか。また、この新しい支え合いの仕組みの構築を検討されたのかどうか、ちょっと伺いたいと思います。なお、これ前の部課長の段階での話なので、新しい人にはちょっと難しいかなと思いますが、引き継ぎされていると思いますので、わかる範囲でお答えいただければなと思います。

答弁 町長 佐々木修一

計画は、たくさん子育て以外にもございます。その中で、確かにいろいろな今後の計画ですから先のことをやるわけで、新しいとかいろいろ、私、一般論をちょっと話しさせていただきますけれども、文言としてでてきます。これを、では具体的に本当にどうなのかというと、これは個々の毎年の予算の中で、いろいろなことが議論されたりするものもありまして、今、ではこれをとらまいて、新しいのをどういうことをやったのだと言われても、なかなかそういう議論になると、ちょっと進まないのかなというふうに思っております。一般の方というのは、要求もいろいろ来るわけですよ。その中で、いろいろな制度もどうだこうだというのだけれども、やっぱり財源の問題とかいろいろな問題があって、実現に至らないものがあるわけですね。実現するのもあります。こういったものをやっぱり常に新しいものを考えながらやっていくわけでありまして、個々一つの新しいものを出せという会議をする場合もありますけれども、さっき私、企画課とかに特にアイデアを100出せとか言っているのと同じことで、そういうこともありますけれども、我々の仕事というのは、やっぱりそういう予算の中とかで常にやっていくという中身になっております。以上です。

質問 9番 岩澤武征

わかりますよ。もちろん、そういうことだということは理解していますが、ただ、計画が立てられて、その具体的な中身として、しかも前提の抑えとして、新しい仕組みが必要なんだということを言っているから、もう2年半過ぎた今現在、それについて具体的な検討をされているのかどうかということを伺っただけで、自分の具体的な中身についての通告もしなかったので申しわけないのですが、考え方として、やっぱり確かに世の中が変わってきていると思うのです。もう一つついでに言うと、この後に、子どもの健やかな育ちと保護者の子育てを、社会全体で支援する環境を整備することを目的とすると、この子育ての事業計画、そういうふうにうたっているのです。それで、この社会全体で支援するというのは、私は、医療とか福祉とか介護の問題で、やっぱり国としても社会的に大きな問題だから、それを支えなければだめだということで予算を使ってやってきたわけですよね。そういう意味では、この子育て支援についても社会全体で支援するという、この認識は私、正しいと思うのです。そういう意味で、この子育てにはいろいろやっていると言うけれども、今、このことがすごく大きな問題になってきているのではないかなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 佐々木修一

そのとおりだというふうに思います。

質問 9番 岩澤武征

今年の2月にまとめられた町民アンケートの中の質問6に、地域医療対策事業というのがあります。この医療対策については、最も多い317項目の意見が寄せられていました。そのほとんどは、その当時でしたから、産婦人科に関することが多かったのですが、子どもの医療に関して切実な意見がありました。例えば、小学1年から大人と同じ3割は厳しい、小さいほど病気になりやすいので、もっと病院に連れていきやすくしてほしい。隣町は小学生の医療費もゼロ円で、とてもうらやましく感じています。もう一例挙げると、ほかの県から引っ越ししてきました。子どもの医療費が、ほかのところは中学生まで無料とかありますが、田舎なのに幼稚園までしか対象ではないのにびっくりです。育児をするのに一番不満なことですと、こういう意見がありました。先ほど言ったように、子どもの医療費が子ども世帯の切実な問題になっているのではないかなというふうに思うのです。これがこのような声として出されているのですが、今の時代、子育て支援がさまざまある中でも、一番大きなポイントとして望まれていることではないかなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 住民生活課長 小野寺正彦(住民生活課長は2018年3月まで)

ただいまの質問に対して、お答えさせていただきます。確かに、そういうような意見等もあるということは担当としても承知しておりますが、先ほど町長の答弁にもありましたように、トータル的に子どもの子育て支援については、考えていきたいというふうに考えております。以上です。

質問 9番 岩澤武征

町長も先ほど認められたように、さっき言いましたけれども、子どもと家庭を取り巻く状況が大きく変化しているということは、お互いに共通認識されたと思います。だから、町の子ども・子育て支援事業計画でも、やっぱり子育てを社会全体で支援する環境を整備することを目的とするとうたっているし、道内の75%の市町村で通院費の援助を実施しているのではないでしょうか。これは入院も含めてなのですが。また、毎日新聞によりますと、これは全国紙ですが、2016年、昨年の4月1日時点で、全国で1,741市区町村のうち、中学生までが1,009自治体、58%に当たりますが、それから高校卒業までが378自治体、22%に増えているという記事がありました。遠紋地域で見ますと、湧別、佐呂間から雄武まで既に実施されています。若い人たちの情報網は、広がるスピードがすごいと聞きます。遠軽町としても、そろそろ実施に向けて動き出さないと、遠軽は子育てする家庭に冷たい町だとして、若い世代に嫌われるのではないかと私自身ちょっと心配しているところなのですが、実際にいろいろな家庭を回って話を聞きますと、ほかでやっているのにどうしてと、これは高齢者の方も言います。もちろん若い人たちも、一番やってほしいことですよねというふうなことは言います。先ほどの住民生活課長もそういう声は聞いていると言うのですが、先ほど財源のことをおっしゃいましたけれども、この5年間の決算を見ますと、約3億円から、昨年度は6億円ほどの黒字で推移していますよね。それで、高校生までとは言いません。あるいは全額無料にとも、一遍にできなければ3割負担を1割負担にするとか、これは多くの町村でやっていますけれども、そういうようなことでも、まず、中学生までの医療費助成について、真剣に検討しなければならない時期に来たのではないかというふうに思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 佐々木修一

この質問は、確か2年ぐらい前にもほぼ同じ質問をお受けしていますし、岩澤議員ではなくて、その前にも確か受けていまして、こういった話の中でやっぱり一貫して言うのは、何回も繰り返しになりますけれども、まず一つは、町全体の子育ての事業として、私の政策では、それは生まれる前から、そして小中学校だけではなくて、高校までを一貫して考ております。そういった中で、議員おっしゃったように、特にこの時期に、今回最後の議会になりますけれども、この時期に本当に無料にするとかと言ったら、確かに人気も私も若い人に出るのかもしれませんけれども、やはり財源の話もありまして、今、基金はたまっております。だけれども、大型事業もやっていて、その償還もこれから出てくるのですね。そういったものを計算しながらやっていかなければいけない。そして、私たち、これも常に私、答弁もさせていただいておりますけれども、本当に苦しい合併する前の、あのとんでもない財政状況を忘れてはいけない。もうだんだん12年たってみんな忘れてきている、そこを我々、執行側としてやっぱり忘れてはいけないのだろうというふうに思っておりますし、また数字のお話たくさん教えていただきましたけれども、75%の中には何回も言いますけれども、遠軽町入っています。これ非常に、道新さんもうまい書き方しているなと思います。この表になってでている中学生まで24市町村、高校生まで40なのですよ。これ64ですよね。これは全体の36%なのです。そして、この内訳、これも前回答弁したことと同じですけれども、遠軽町より大きな町はまずありません。中学生までの網走市、稚内市ぐらいではないでしょうか。赤平市だとかあたりは市だけれども、うちのほうが大きいですから、芦別もそうかもしれません。深川はちょっと大きいかな。そういった中で、やはり財源の内訳の話になりますけれども、何で大きいところはできないかと言ったら、やっぱり交付税がそれだけ大きいところに、小さいところより倍の人口のところに、倍来ているかといったら、そうではないのですよね。これはいろいろな見方ありますけれども、どちらかといったら、小さいところには手厚くいっているわけです。そういった中で、なかなかちょっと人口の多いところは、そこにまだ踏み出せないというところがありまして、まさに札幌市のコメントなんかも出ていますけれども、そのとおりであります。ただ、やはりそういったものに向けてやっていかなければいけない、子育て支援をさらに充実させなければいけないというのは、私も進めていきたいというふうには思っております。ただ、今言ったような、今現在の事由、それから、今の時期になかなかちょっと私もそういうことをやりましょうとかというのは、言いづらいということもございますので、御理解を願いたいというふうに思います。

出典:遠軽町議会 平成29年第6回定例会 2017年9月11日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる