江別市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月8日
(1)次期総合計画について/(2)子どもの権利条例について/(3)生徒指導提要について/(4)HPVワクチンの積極的勧奨の再開について
2022年12月8日、江別市議会の一般質問で、干場芳子議員が「次期総合計画について」「子どもの権利条例について」「生徒指導提要について」「HPVワクチンの積極的勧奨の再開について」について質問し、市長 三好昇、健康福祉部長 白崎敬浩、教育長 黒川淳司が答弁しました。
- 質問者
- 干場芳子 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、健康福祉部長 白崎敬浩、教育長 黒川淳司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 干場芳子
通告に基づき質問を致します。まず1件目は、次期総合計画についてです。これまでの8年間、日本国中が人口減、地方活性化という名の下、政府の地方創生に地方自治体も呼応し、熱心に取り組んできました。しかしながら、地方創生はうまくいっているのか否かとは、なかなか判断がつきにくく、むしろ総じて自治体同士の奪い合うような施策に力を入れてきたことが気がかりです。地方創生を遂行するに当たり、各自治体は総合戦略という計画を策定し、それに基づいて各種施策を当市も実施してきました。つまり、人口減への歯止めをかけるための施策です。むしろ人口減少にあらがうのではなく、人口減少を前提にした上で、地域の企業や働く人たちの生産性を上げる施策に力を入れることも重要です。地域経済の活力を維持するためには、話題のデジタル化の推進であったり、地場企業の技術力向上であったり、下請からの脱却であったりもします。いずれにしても、国から提示されたことをうのみにするのではなく、自分たちの地域の現在及び将来にとって何が重要かということを真剣に考え、実践することが求められるものと考えます。世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大は、医療現場や経済活動への影響だけではなく、新たな生活様式や価値観の広がり、自然環境に対する意識の高まりなど、多方面に影響し、様々な変化がもたらされました。命と暮らしを守ることの大切さを再認識すること、子供の権利の保障と次世代に負の影響を受けることが生まれることがないこと、江別のまちの自然や文化の価値の再発見・発信、必要な人材の育成とともに生産などを大切にしたまちづくりを目指し、ウイズコロナ・ポストコロナ時代を見据え、政策や施策の方向性をしなやかに変化させることが大切です。第7次総合計画策定に向け、2021年度から企画政策部政策推進課が中心となり計画策定の体系・スケジュールに沿いながら策定方針に基づき現在進められています。総花的と称されがちな自治体の総合計画ですが、市民にとってポストコロナ時代を見据えた、ある意味これまでにない重要な計画と考えます。現総合計画においては、一時的に社会増に転じたものの、本格的な人口減少社会に突入し始めたことは否めません。昨年10月には、市民5,000人を対象とした無作為抽出によるアンケート調査を実施し、本年1月から8月にかけて31回にわたる様々な市内の団体や中・高生、大学生などの皆さんに江別市の現状を説明し、主に江別市が持つ強みと弱みについて、また、人口減少が進む中で確実に人口減少を意識した江別市が力を入れるべき分野などをテーマに意見交換を行ってきました。コロナ禍にあってスケジュールどおり進めることができない期間もありながら、市民意見を聴く機会を確保するためのまちづくりミーティングの実施に尽力されました。1点目に、サイレントマジョリティーと子供の参画についてです。えべつの未来づくりミーティングでは、制限のある中で工夫し7つのカテゴリー、30のグループを設定し、若手職員も参加し実施できたことは有意義であったと認識します。一方で、グループに属しませんが、まちづくりの一員である小学生を含む子供たちや社会の中であえて声を出さない、出しにくい環境下にある市民、どこにも属さない市民の声など、こうした意見は重要です。社会経済状況の変化による生きづらさや経済的困難な生活が固定化した市民層の課題こそ今後連鎖することのないよう、これまで以上に行政としての役割を果たすため次期総合計画を策定するに当たっては、どのように把握し反映していくおつもりか伺います。2点目は、将来像に対する市民の理解についてです。まちづくりにおける様々な市民ニーズを限られた財源、制約のある中で全てを実現することは困難です。第7次総合計画の進行中には、水道事業やごみ処理施設の更新など市民生活に密接な課題について検討しなければならず市民議論が不可欠です。ともすれば次世代にツケを先送りすることになりかねず、市の施策事業を進めていく上で、将来を見据えて、世代や立場の違いを超えた市民同士の対話こそが必要です。こうした意味で、これまで以上に重要な総合計画であると認識いたしますが、どのようにお考えかお伺いを致します。3点目は、江別市自治基本条例の理解についてです。自治体の憲法と言われるその理念は大切です。これまで3回の見直しを行っている江別市自治基本条例において、市民をはじめ行政や事業者、大学関係者など、なかなか理解が進んでいないことが課題であると認識いたします。江別市自治基本条例に基づく新たな総合計画において市政運営を進めていくためには、これまで以上に条例の目的定義を理解することが求められます。もっと身近に感じられる条例としていくことが今後の江別のまちづくりに求められると考えますが、見解を伺います。2件目は、子どもの権利条例についてです。これまで子供の権利及び子どもの権利条例制定に向けて、議会、また、市民活動団体とともに様々な活動等を行ってきました。子供に優しいまちづくりは誰もが生きやすい、暮らしやすいまちと位置づけ、連続講座では子供に係る学識者や活動団体などによる学習会等を開催してきました。条例の必要性は、政策の持続性と子供たちがより一層安心して学び、暮らし、育つことを保障するために必要であることから、2018年には子どもの権利条例の制定を求めることについての陳情が議会に提出されました。委員会では、採択不採択同数となり江別市議会委員会条例第15条の規定により、委員長において不採択とすべきものと決した経緯があります。子供たちを取り巻く環境は、経済的に苦しい状態、虐待、いじめ、不登校や自殺者の増加等、極めて憂慮すべき状況です。また、新型コロナウイルス感染症により子供たちの生きづらさは一層増しており、様々な影響等が大変危惧されます。政府は、2021年12月22日、こども家庭庁の2023年度創設に向けたこども政策の新たな推進体制に関する基本方針を閣議決定し、基本方針ではこどもまんなか社会を目指すとあります。その内容は、子どもの権利条約を具現化したものと認識いたします。こども家庭庁はこどもまんなか社会を掲げ、少子化や児童虐待、貧困などの課題にも総合的に対応できるように内閣府の外局として設置され、厚生労働省と内閣府が所管する子供・子育ての主な部署を移して行政の縦割り解消を狙うものです。2022年6月15日、こども家庭庁設置法及びこども基本法が成立しました。日本が子どもの権利条約を批准してから28年が経過して初めて、子供の権利を包括的に定めた国内法が誕生し、その基本理念には子供の最善の利益の優先や子供の意見の尊重など、子どもの権利条約において一般原則と呼ばれる重要な子供の権利が盛り込まれました。1点目に、条例に対する市の考え方についてです。子供施策は、多岐にわたるものですが、子どもの権利条約における子供の権利の視点に基づく施策の検証をどのようにされてきたのか、また、どのような議論経過があったのかについて伺います。2点目は、国の動向等に対する市の認識についてです。こども家庭庁、こども基本法が2023年4月よりスタートいたします。18歳という年齢で区切らず、心身の発達の過程にある人をこどもと定義し、全てのこどもは個人として尊重され、基本的人権が保障される、教育を受ける機会が等しく与えられる、自分に関わることに意見を表明する機会が確保されるなどの基本理念に基づき、こども政策を進めなければならないと明記しました。市として、こうした国の動向等についてどのように受け止めているのか伺います。3点目に、地方自治体との連動についてです。これまで市として子どもの権利条例の啓発、啓蒙等を行ってきたことについては理解を致します。江別市の子供政策全体のさらなる充実に向け、国と地方自治体との連動の必要性が生じるものと考えられ、機運が醸成されてきており、条例の制定について検討する時期に来ていると考えますが見解を伺います。続いて3件目は、生徒指導提要についてです。小・中・高等学校の教員が生徒指導の実践に際し、教育間や学校間での教職員の共通理解を図り、組織的・体系的な生徒指導の取組を進めることができるよう、生徒指導に関する学校・教職員向けの基本書として編まれた生徒指導提要の改定案が12年ぶりに見直され、9月発表されました。文部科学省の正式文書では初めて、子どもの権利条約を重要な参照規範として位置づけ、従来のかくあるべし的なトーンから、子供の主体性を軸に置く基調に大きく変わったことが特徴と言えます。子供の視点に立ち、その権利をより重視した内容であり、改訂案の考えを現場が理解し、着実に実践することが求められます。改訂案では、子どもの権利条約の原則に基づき、差別の禁止、子供の最善の利益、生命・生存・発達の権利、意見表明権を記載、この条約の理解を、生徒指導上、必須だと言えるとしています。従来、学習指導要領を筆頭に、学校の諸活動においての公式文書に、子どもの権利条約は明示されていませんでした。それは政府の日本の法律は子どもの権利条約の求めている内容を満たしているから、必要ないとの姿勢によるものでした。こうした、子どもの権利条約の求める社会のありように積極的に取りかかろうとしない国の姿勢が、国連・子どもの権利委員会から、4度にわたる勧告等で改善を迫られていました。子どもの権利条約に関して、他省庁にも増して消極的な対応だった日本の教育行政文書に、明確に位置づけられる意義は大変大きいと認識いたします。多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導における性的マイノリティーに関する項目が追加され、配慮や相談体制、配慮が必要な子供としてヤングケアラー、社会的養護の対象である児童生徒、外国人児童生徒なども挙げられています。いわゆる学校の規則、校則の見直しのプロセスには、子供同士で議論することの必要性や校則の公開についても盛り込まれています。1点目に、改訂のポイントについてです。学校の規律、いじめ対策など幅広い生徒指導に関わる国の文書に、子どもの権利条約が明記されたことは重要です。改訂となる内容のポイントについてどのように認識されているのかについて伺います。2点目は、改訂の周知等についてです。改訂の内容は、教員にとってだけではなく、児童生徒、保護者及び学校内外の人にとっても重要であることから、改訂についてどのように周知、説明等を行っていくおつもりか見解を伺います。3点目は、実効性のある取組についてです。こども基本法案に対する附帯決議では、教育及び子供の福祉に係る施策のより一層の連携の確保が要請されており、特に人権、子供の権利教育を含む子供の権利擁護との関連で、これまでの消極的姿勢を転換することが必要です。学校現場での実効性ある取組について、今後、どのようにお考えかお伺いを致します。最後に、HPVワクチンの積極的勧奨の再開についてです。HPVワクチンの接種につきましては、本年第1回定例会においても積極的勧奨の再開について質問を致しました。今回は、再開後の現状等についてお伺いを致します。2021年11月26日、厚生労働省健康局長通知により、ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期の予防接種が2022年度から接種対象者に加え、キャッチアップ接種対象者への個別通知による接種勧奨が再開し、進められています。積極的勧奨中止の理由となったHPVワクチンの副反応は、頭痛、全身の疼痛、知覚過敏、脱力、不随運動、歩行障害、激しい倦怠感、睡眠障害、重い月経、記憶障害、学習障害など、多様な症状が一人の患者に重層的に現れる特徴を持った重篤なものです。その深刻さは、予防接種健康被害救済制度における認定頻度が、四種混合や麻しん・風疹のワクチンなどと比較して20倍以上であることも示されています。一方で、国は、被害者が求めてきた被接種者の追跡調査を実施していないため、この副反応の正確な発生頻度やどのような人に発生しやすいのかなどは明らかになっておらず、十分な情報提供ができる状況にはなっていません。副反応に対する治療法は確立されておらず、協力医療機関は十分機能しているとはいえず、予防接種健康被害救済制度の適用においても不支給が多く、救済は極めて不十分な状況となっています。HPVワクチンを接種した被害者の多くは成人になりましたが、いまだに深刻な副反応症状に苦しんでいます。被害者は全国各地に多数に及んでおり、訴訟の原告だけでも120人に達しています。2013年4月に定期接種となった、その直後、重い副反応が疑われる報告があり積極的勧奨を中止していました。しかし、2013年当時から何ら状況は変わっていません。原因も解明されていません。再開すれば、同じ苦しみを味わう被害者が生まれることを強く危惧しています。そこで1点目の質問です。江別市における接種再開後の接種人数など、具体的な接種状況等についてお伺いを致します。2点目に、厚生労働省がホームページで公開している厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会のHPVワクチン積極的勧奨再開後の喫緊の副反応の状況、実態についてどのように認識されているのか見解をお伺いを致します。3点目は、情報の提供についてです。重篤な副反応の原因解明も進まない中、接種再開となっていますが、副反応として報告されているその頻度は、他のワクチンと比べて重い副反応が約8倍となっています。慎重に判断するためには、これまで以上に分かりやすいさらなる情報の提供が必要と考えますがいかがか伺います。これで1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
干場議員の一般質問にお答え申し上げます。次期総合計画に関しまして、まず、サイレントマジョリティーと子供の参画についてでございますが、現在、市では、令和6年4月の開始を目指しまして、次期の第7次総合計画の策定作業を行っており、これまで、市民参加の取組を通じまして、市政に対し積極的には発言をしない多数の市民意見、いわゆるサイレントマジョリティーのほか、幅広い年代の方や、様々な立場の方の御意見をお聞きしてまいりました。これまでの主な取組でございますが、市民5,000人のアンケート調査をはじめ、様々な年代の方や、地域で活躍される方、障がいをお持ちの方などで設定しました30グループに御協力いただき、江別市の未来について意見交換を行うえべつの未来づくりミーティングを、全31回実施したところでございます。そのほか、誰でも自由に、江別市の未来について意見を述べることができるよう、インターネットを活用したウェブアンケートに加えまして、市役所本庁舎1階に設置した専用スペースにおきまして、頂いた意見を紹介するえべつの未来づくりプロジェクトなど、様々な市民参加の取組を通じまして、多様な意見を把握してまいりました。市の最上位計画である総合計画の策定に当たりまして、多様な市民意見を把握して、計画に反映することは重要であると認識しておりますことから、今後も、市民参加の取組を行うとともに、得られた意見につきましては、全庁的に共有しながら、計画策定に生かしてまいりたいと考えております。次に、将来像に対する市民の理解についてでありますが、次期の第7次総合計画の策定に当たり、市民が直接参加する取組として行った、えべつの未来づくりミーティングでは、同じ年代や立場、団体等に所属する方々を、それぞれ同一のグループとして意見をお聴きしたところであります。このグループ構成によりまして、発言しやすい環境をつくることができ、テーマとして掲げた、江別市の強みや弱みのほか、人口減少が進む中でも、力を入れるべき分野などに対しまして、これまで以上に積極的な御意見を頂くことができたところでございます。また、現在は、市民参加の取組結果を踏まえまして作成しました第7次総合計画の案を審議いただくため、20人の委員から成る江別市行政審議会を設置し、学識経験者をはじめ、各種団体の関係者や、年代別に公募した市民など、様々な立場や年代の委員から、多様な御意見を頂き、審議を進めていただいているところでございます。このように、異なる年代や立場の方が集まる場で発言された意見を集約しまして、まちづくりに生かすことは重要であると認識しておりますことから、今後も、策定過程の情報発信に努めるとともに、多くの市民意見を踏まえながら、計画策定を進めてまいりたいと考えております。次に、江別市自治基本条例の理解についてでありますが、総合計画は、江別市の最高規範である江別市自治基本条例の規定に基づき策定する、将来のまちづくりの基本方針を定める重要な計画であり、計画の推進においては、江別市自治基本条例の理念である市民参加と協働について、広く市民に理解をしていただくことが重要と考えております。令和3年9月に江別市自治基本条例検討委員会から提出された提言書では、条例の認知度についてはまだまだ課題があり、より多くの市民に条例を知ってもらうよう工夫すべきとの御指摘を頂いているところでございます。この提言を踏まえまして、市では、これまで、江別市自治基本条例の内容を知ってもらうために、小・中学生を対象とした早朝ミニ講座を継続してきたほか、江別市自治基本条例の基本理念である協働を理解してもらうために広報えべつでのまちづくりの事例紹介や、江別市自治基本条例を分かりやすく説明したリーフレットを公共施設や大学で配布するなど、さらなる認知度の向上に向けて取り組んでまいりました。江別市自治基本条例が、市民にとって身近に感じられる条例となることは、市民主体のまちづくりを進めるために重要でありますことから、今後におきましても、これまでの取組を継続しながら、さらに理解しやすいパンフレットを作成するなど、より一層の認知度向上に取り組んでまいりたいと考えております。次に、HPVワクチンの接種勧奨の再開に関しまして、まず副反応についてでありますが、HPVワクチンの接種後、国が定める基準に該当する症状があった場合、医療機関等から国に対し、副反応疑い報告をすることとなっており、定期的に国の審議会において分析されていると承知をしております。国では、積極的勧奨の再開に当たり、HPVワクチンの安全性評価のため、通常よりも審議会の開催回数を増やして、副反応報告の状況を把握し、きめ細かく評価が行われているところでございます。審議会においては、積極的勧奨再開後も、一定数の副反応疑い報告はあるが、その頻度は再開前と比べ、特段高いということではなく、ワクチンの安全性において重大な懸念はないとされております。しかしながら、引き続き細やかな実態把握と評価を行うこと、また、接種に当たっては医療機関による丁寧な事前問診、接種時の対応について留意する必要があるとの意見が出されているところであります。このようなことから、市と致しましては、今後も国の審議の状況を注視しながら、市内医療機関と連携し、対象者が安心して接種を受けられるよう、丁寧な接種体制の維持に努めてまいりたいと考えております。次に、情報の提供についてでありますが、市では定期接種及びキャッチアップ接種対象者に対しまして、子宮頸がんの現状や罹患する仕組み、ワクチンの効果やリスクについてお知らせしたほか、市の広報やホームページ等で周知をしております。国は、積極的勧奨の再開に向けまして、公費による接種機会の周知や、接種の検討・判断をするための情報提供を目的に、審議会での議論を基に、読みやすさ、分かりやすさを重視したリーフレットを新たに作成しており、市におきましてもこのリーフレットを活用しながら、分かりやすい情報提供に努めているところでございます。また、内容が更新された場合には、対象者が速やかに新しい情報を入手できるよう、接種説明文にQRコードを記載するなどの工夫をしております。今後におきましても、市内医療機関と連携しながら、接種対象者が分かりやすい情報提供に努めてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、健康福祉部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
私から、子どもの権利条例についての御質問に御答弁申し上げます。まず、条例に対する市の考え方についてでありますが、児童の権利に関する条約、いわゆる子どもの権利条約は、子供の基本的人権を国際的に保障するために定められた条約であり、日本は平成6年に批准しております。また、子どもの権利条約は、子供の権利として、生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利の4つの権利を定めております。御質問の子どもの権利条例につきましては、これまでの江別市子ども・子育て会議における議論の中で、条例の必要性を否定するものではないが、まずは具体的な施策の実施により、子供の権利が保障されるべきとの御意見を複数いただいております。このことを受け、市では、児童虐待やいじめなど、子供の権利の保障に対応するため、専門的資格を有する相談員を配置するなど、条約の趣旨を踏まえ、子供の権利を守るための施策の充実に努めております。また、これらの施策の実施状況については、江別市子ども・子育て会議で、都度、御意見を頂きながら、その効果について検証してきているところでございます。市と致しましては、引き続き、必要な施策の充実に努めるとともに、条例制定の必要性については、江別市子ども・子育て会議の御意見を踏まえて判断してまいりたいと考えております。次に、国の動向等に対する認識についてでありますが、国や地方自治体においては、児童福祉法など各種の法律や条例に基づき、子供に関する様々な取組が進められてまいりました。これまで、子供の権利を保障する総合的な法律が存在しなかったことから、これらの取組を講ずるための共通の基盤となるものとして、子供施策の基本理念や基本となる事項を明らかにすることにより、子供施策を社会全体で総合的かつ強力に実施していくための包括的な基本法として、本年6月に、こども基本法が公布されました。この法律の施行により、その目的と理念において、日本国憲法及び児童の権利に関する条約の精神にのっとり、子供の基本的人権の保障や子供の意見の尊重といった、子どもの権利条約を包括した形で、子供施策を総合的に推進されることとなります。また、具体的な施策の実施に当たっては、令和5年4月に新たに設置されるこども家庭庁が、子供政策の司令塔として、子供政策全体の企画立案や児童虐待、子供の貧困など、幅広い事務を担うことになります。市と致しましては、こども基本法の施行やこども家庭庁の設置により、国の子供政策に、年齢や発達段階に応じた子供の意見が、積極的かつ適切に反映されるものと考えており、これまで、自治体により取組に差があった子供の権利の保障に係る政策が、法律に基づき、さらに手厚く、総合的に行われるものと期待しております。次に、地方自治体との連動についてでありますが、こども基本法では、国及び地方公共団体の責務として、互いに連携し、子供の状況に応じた施策を実施することを定めています。御質問の条例制定の検討についてでありますが、市と致しましては、必要となる子供の権利を保障するための施策の充実に努めるとともに、まずは、今後の子供施策に関する基本的な方針や重要事項を規定した子供大綱の策定など、国の動向を注視しながら、条例制定の必要性につきましては、江別市子ども・子育て会議から、御意見を踏まえて判断してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 教育長 黒川淳司
私から、生徒指導提要について御答弁申し上げます。まず、改訂のポイントについてでありますが、生徒指導提要は、生徒指導の実践に際し、教職員や学校間で共通理解を図り、組織的・体系的な生徒指導の取組を進めることができるよう、平成22年3月に文部科学省が作成した、生徒指導に関する学校・教職員向けの基本書であります。生徒指導提要が作成された以降、いじめの重大事態の発生や、不登校児童生徒数及び自殺者数の増加など、課題の深刻化を受け、いじめ防止対策推進法や、義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律が成立するなど、児童生徒を取り巻く環境が大きく変化してきたところであります。このような状況の中、文部科学省は12年ぶりに生徒指導提要を改訂することとし、本年8月に、児童生徒の権利の理解や、性的マイノリティー、発達障がいに関する理解などの記述も新たに追加された改訂案が示されたところであります。御質問の改訂のポイントについてでありますが、改訂案では、課題予防・早期対応といった課題対応の側面のみならず、児童生徒の発達を支えるような生徒指導の側面に着目し、その指導の在り方や考え方について説明が加えられている点や、多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導など、新しい教育課題について取り扱われている点などが挙げられます。教育委員会と致しましては、今般、文部科学省が示した生徒指導提要の改訂案は、生徒指導の基本的な考え方や取組の方向性が改めて整理され、SNSなどのインターネットをめぐる問題や、ヤングケアラーへの支援など、今日的な課題を踏まえた改訂がなされていると認識しているところであります。次に、周知等についてでありますが、文部科学省は、今回の改訂に当たって、生徒指導提要の理念に基づく児童生徒への指導が効果を発揮するためには、保護者や地域住民との連携・協働が必要であると示しております。教育委員会では、学校において、教員のほか、心の教室相談員や特別支援教育支援員など、児童生徒に接する関係者全員が、生徒指導提要の内容を理解し、共有することに加え、児童生徒や保護者、地域住民に対して、学校便りやホームページ、学校運営委員会など、様々な機会を捉えて、積極的に情報を発信することが重要であると認識しております。いずれに致しましても、今後、周知等についても国から方向性が示されるものと考えておりますが、より効果的な周知・説明方法について、校長会と相談してまいりたいと考えております。次に、実効性のある取組についてでありますが、文部科学省が設置している生徒指導提要の改訂に関する協力者会議では、現行の生徒指導提要について、教職員の認知度や活用度がやや低いことが課題であると指摘されているところであります。教育委員会と致しましては、児童生徒の基本的人権に配慮し、個々の意見を受け止め、一人一人の可能性を最大限に伸ばしていくためには、全ての教職員が、生徒指導提要を理解し、教育活動に生かすことが重要であると認識しております。御質問の実効性のある取組についてでありますが、教育委員会と致しましては、専門家を招き、全小・中学校の管理職や生徒指導担当教員等を対象とした研修の実施に向け準備を進めるとともに、学校においても、校内研修を通じて、職員間で共有を図るなど、生徒指導提要の理解を深める取組を進めてまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
私から、HPVワクチンの積極的勧奨の再開についての御質問のうち、再開後の接種状況等について御答弁申し上げます。一昨日の奥野議員の一般質問で市長から御答弁申し上げましたとおり、市では本年5月に、定期接種対象者である中学1年生から高校1年生相当の方に個別通知を送付したほか、6月には勧奨差し控えにより接種機会を逃したキャッチアップ接種対象の方に、個別通知を送付したところであります。令和4年度上半期の接種状況は、定期接種対象者は106人、キャッチアップ接種対象者は169人となっております。以上であります。
再質問 干場芳子
それでは2回目の質問、要望等含めて行ってまいります。まず1件目の次期総合計画についてですが、サイレントマジョリティーと子供の参画についてのところですけれども、今回えべつの未来づくりミーティングでは、非常にタイトなスケジュールの中で30グループよく行ったというふうに拝見しております。ただ、中・高・大学生ということで小学生がこのグループには入っておりませんので、そのところについてはちょっと十分ではなかったと思っております。そこの点においては少し指摘をさせていただきたいというふうに思っております。今回、えべつの未来づくりミーティングを幾つか傍聴もさせていただきましたけれども、私自身、大変勉強になったというふうに思っております。大勢の市民の意見を今回どのように取りまとめていかれるのかと、当初、少々懸念を致しました。特定の団体を対象としたグループではありましたけれども、市民にとってはこうした場への参加があったからこそ、意見を述べることができたとも言えるというふうに思っております。行政にとってもよい財産になったのではないかと思っております。えべつの未来づくりミーティングでは、職員に行ったアンケート結果のいわゆる数だけでは読み取れない貴重な意見もあったというふうに私自身、傍聴させていただいて感じております。若手職員が総合計画策定に参加したこともこれまでにない取組であったと思っておりますので、この点については、今後の進行状況等について期待をしていきたいというふうに思っております。次世代にツケを残さないためにもまちの将来を考えていく上で、やはり立場の違う者同士が議論していく場も必要と考えますので、今後第7次総合計画策定後においても、何らかの手法を用いて検討していただくことをまずは要望したいと思います。続いて、2件目の子どもの権利条例について再質問をさせていただきます。項目3、地方自治体との連動についてです。野田前こども政策担当大臣が、こども家庭庁創設、こども基本法が成立した際、大人の視点、制度や事業を運営する者の視点で行われてきた子供政策を、まず子供の視点、大人の視点に立った政策に転換すると答弁しています。これまで以上に行政が、子供政策、まちづくり政策を子供の視点に立って推進されるべきことというふうに理解をしております。こども基本法の第1条の目的に照らせば、全てのこどもたちが健やかに成長し、将来にわたって夢や希望を持てるまちの実現に向けて、社会全体でこどもの権利を尊重することを基本とし、それらに基づいた子供の健やかな育ちに関して基本理念を定めた条例の必要性は明らかだというふうに考えています。今後新総合計画が策定される中で、子供がまちづくりの一員として、また、人権の観点からも全ての政策に関わる極めて重要で必要な条例と認識しています。そこで質問なのですけれども、1点目においても条例の必要性について、江別市子ども・子育て会議の意見を踏まえて判断するという御答弁だったと思いますが、では、実際にどのように進めていくおつもりなのかという点でお伺いを致します。2016年の江別市子ども・子育て会議では議論というよりは、単に聞き取りというような状況であり、条例についての委員の共通の知識・認識が不十分であったように見受けられ、おのおのの立場からの意見であったと思っています。今後会議において委員に意見を聴く、もしくは議論をする上で、ただ単に必要性を伺うのではなく、既に制定している先行自治体の状況、知見等についてなど基本的なことを江別市子ども・子育て会議の委員が共有した上で意見を述べ議論することが大切だと考えますが見解をお伺いいたします。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
干場議員の再質問に御答弁申し上げます。子どもの権利条例について、江別市子ども・子育て会議の委員が基本的な情報を共有した上で議論することについてでありますが、議員御指摘のとおり、会議への情報提供は、大切であると考えております。国においては、令和5年4月に、子どもの権利条約を包括した形のこども基本法が施行されるなど、子供の権利保障に係る政策に大きな動きがありますことから、市と致しましては、江別市子ども・子育て会議において、委員が議論しやすいよう、こうした国の取組やこども基本法の内容について、必要な情報を提供し、今後の議論の進め方について相談してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
ぜひ、江別市子ども・子育て会議が開催される際にはそのように進めていただくことをお願いしたいと思います。要望になりますけれども、過去に条例制定の陳情が提出された際には生活福祉常任委員会に付託されたというふうに記憶しております。所管は健康福祉部としていましたけれども、条例の趣旨に鑑みますと教育、福祉、市民生活全体に関わることから、今回御答弁いただいた所管だけにとどめることなく、改めて行政としてどのように議論していくのか検討していくことを要望いたします。続きまして、生徒指導提要についてお伺いを致します。項目2、周知等についてお伺いを致します。教員含めた学校関係者は、研修等を行っていきながら理解を深めていくことになろうかというふうに理解をしております。国のこうした方針を先取りして、子供たちが保護者や地域住民と議論を重ね、実際に校則を改めたという事例もあるというふうにお聞きはしております。今回の改訂で答弁では、児童生徒や保護者、地域住民に対して学校便りやホームページ、学校運営委員会など様々な機会を捉えて情報を発信していくとのことですけれども、学校との連携関係にある放課後児童クラブへの周知、理解も不可欠であることからどのようにお考えなのかお伺いをします。また、とりわけ児童生徒には授業の中で、また、保護者に対しては直接説明や意見交換等ができる場をつくることも重要と考えますが見解をお伺いいたします。
答弁 教育長 黒川淳司
再質問に御答弁申し上げます。放課後児童クラブへの周知及び児童生徒や保護者との意見交換等ができる場をつくることについてでありますが、教育委員会では、学校に加え、保護者や地域住民、関係機関が生徒指導提要の理念を理解した上で児童生徒に関わることは、一人一人の可能性を最大限に伸ばしていく上で、大変有意義であると考えております。御質問の放課後児童クラブへの周知につきましては、放課後児童クラブの職員についても、学校と共通理解を持ち、児童と接することが望ましいことから、健康福祉部と連携して進めてまいりたいと考えております。また、児童生徒や保護者の意見などを聴く機会を設けることにつきましては、先ほども御答弁申し上げました、効果的な周知や説明方法と合わせて、校長会と相談をしてまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
理解を致しました。どうぞよろしくお願いいたします。続いて、項目3、実効性のある取組についてです。答弁いただきましたことについては大枠で理解を致しました。実効性のある取組の具体例として、校則があると思います。子どもの権利条約の第28条第2項の締約国は、学校の規律が児童の人間の尊厳に適合する方法及びこの条約に従って運用されることを確保するための全ての適当な措置を取るとしていることは、不可欠な基準だというふうに考えています。校則の項目では、理不尽な校則は学校が見直す努力が必要などと有識者会議の委員の指摘から校則を誰でも確認できるように学校のホームページなどで公開し、制定の背景や見直しの手続も公開することが適切だとしたほか、児童や生徒が校則の見直しに参加することには意義があるというふうに考えますが、校則の公開の意義、見直しの手続の透明化ということについての見解をお伺いいたします。
答弁 教育長 黒川淳司
再質問に御答弁申し上げます。校則を公開することの意義と、校則を見直す際の手続の透明化に対する見解についてでありますが、教育委員会と致しましては、校則の見直しにおいて、児童生徒等にその過程を示し、意見を反映させるなど透明化を図ることは、生徒指導提要の理念を実践する上で、実効性のある取組の一つとなるものと考えております。市内においても、校則見直しの際に、生徒アンケートを実施する学校や、校則のホームページでの公開に向けた検討を行なう学校など、新たな取組が増えてきております。いずれに致しましても、今回の生徒指導提要の改訂を踏まえ、このような取組が、全ての学校に広がるよう、学校間の情報共有や連携を進めるため、校長会と相談をしてまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
校長会と相談していくとの答弁ですので、理解は致しました。子供の参加する権利、つまり意見表明する権利、機会についてですけれども、各学校の主体性の重要性は認識しつつも、学校学級運営において教職員、学校間でも認識にかなり差が生じているように散見される場合もあるというふうに思っております。とりわけ、コロナ禍において入学式、卒業式、学校行事が全て新型コロナウイルス感染症の影響で制約がかなりあって、残念な状況等が続いているというふうに思っています。教育現場の働き方改革というような課題は認識しつつも、子供たちの最善の利益のために心残りが最小限となるような工夫、御尽力をしていただくことを要望いたしますので、よろしくお願いいたします。引き続き、最後のHPVワクチンの積極的勧奨の再開について2回目の質問をしたいと思います。項目2、副反応についてです。4月からの再開で江別市内の副反応報告者がいるのか、もしもいればその人数をお伺いしたいと思います。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
再質問に御答弁申し上げます。4月からの再開で、江別市内の副反応報告者がいるのかについてでありますが、本年4月以降の接種において、厚生労働省からの通知が出ていないことから、発生件数はないものと認識しております。以上であります。
再質問 干場芳子
この件については理解いたしました。HPVワクチンがほかのワクチンに比べて重篤副反応疑い報告の頻度が高いことについての市としての認識をお伺いいたします。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
再質問に御答弁申し上げます。HPVワクチンがほかのワクチンに比べ重篤副反応疑い報告の頻度が高いことについての認識でありますが、国の審議会で分析される副反応疑い報告のうち重篤とされているものは、ワクチンの接種後に、国が定める症状の基準に該当し、報告する医師が、その症状の程度を重いと判断した症例を示したものであります。議員御指摘のとおり、HPVワクチンは他の定期予防接種ワクチンと比較いたしますと、その頻度が高いことが確認できますが、先ほども市長から御答弁申し上げましたとおり、国の審議会においては、積極的勧奨再開後も、重篤な例も含め一定数の副反応疑い報告はあるが、その頻度は、再開前と比べ特段高いということではなく、ワクチンの安全性について重大な懸念はないとされており、市と致しましても、同様の認識であります。今後におきましても、国の審議の状況を注視しながら、市内医療機関と連携し、対象者が安心して接種を受けることができるよう、丁寧な接種体制の維持に努めてまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
丁寧な接種体制の維持に努めていくということですので、十分にそういった体制でよろしくお願いを致します。来年4月から定期接種となる9価ワクチンシルガードについては、副反応頻度が高くて、2022年1月の集計では、少なくとも1万人当たりに約12人いるということについて、市としてどのようにお考えかお伺いを致します。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
再質問に御答弁申し上げます。9価ワクチンの副反応頻度についてでありますが、一昨日の奥野議員の一般質問に御答弁申し上げましたとおり、国の審議会において、その安全性が認められ、定期接種化について了承されましたことから、市と致しましては、今後の国の通知を踏まえ、対応してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
それでは項目3、情報の提供について再質問いたします。御答弁については、おおむね理解いたしますけれども、ほかの定期接種ワクチン12種類と比べて、厚生労働省の過去の副反応検討部会資料からもHPVワクチンは重篤副反応疑い報告が高いという具体的な情報を提供することが接種をする当事者にとっては必要と考えますが、その件についての見解をお伺いいたします。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
再質問に御答弁申し上げます。先ほども御答弁申し上げましたとおり、国は、審議会での議論を基に、読みやすさ、分かりやすさを重視したリーフレットを新たに作成しており、市においてもこのリーフレットを活用しながら、分かりやすい情報提供に努めているところであります。また、新たな内容が示された場合には、対象者が速やかに情報を入手できるよう、接種説明文にQRコードを記載するなど工夫しているところであります。今後におきましても、引き続き、市内医療機関と連携しながら、接種対象者が分かりやすい情報を速やかに提供できるよう、努めてまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
分かりやすい情報提供に十分努めていただきたいと思います。このHPVワクチンの接種再開で大変危惧することは、積極的勧奨中止の理由とされていたHPVワクチンの副反応は、多様な症状が一人の患者に重層的に現れる特徴を持った非常に重篤なものです。しかしながら、こうした被害実態が明らかになっていません。重い症状に苦しみ続ける女性たちへの治療法もいまだに見つかっていません。都道府県が選定した接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関の新規受診者数も徐々に増え始めているとのことです。HPVワクチンの接種被害者は深刻な被害実態にあり、全国で被害者が訴訟を起こし裁判中です。アメリカ合衆国においても30件以上の訴訟が提起されていて、今後も多数の提訴が予定されているとのことです。前段でも申し上げましたけれども、副反応の深刻さは予防接種健康被害救済制度における重篤な被害の認定頻度が、四種混合や麻しん・風疹のワクチンなどと比べて20倍以上出ることにも示されています。名古屋スタディ、つまり愛知県名古屋市子宮頸がん予防接種調査の論文の結論は正確ではないという報告もある一方で、新潟大学の研究グループがワクチンの有効性を統計的に示すことができなかったということを今年9月に報告をしています。こうした見解の相違がある中で接種が進められることについても不安が否めません。ワクチンを接種する当事者は、いわゆる消費者とも言えますが、接種するかしないかの選択には、副反応の現状や実態など十分な分かりやすい正確な情報提供が必要です。来年4月から9価ワクチンの定期接種がスタートしますが、今後もしっかりと状況等を注視していくとともに、副反応がない予防効果が科学的に実証されている検診の受診率の向上に、さらに御尽力いただくことを求め、私の一般質問を終わりにします。