江別市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月19日
(1)江別市公共施設等総合管理計画について/(2)独り親家庭の支援について/(3)労働者協同組合法について
2025年6月19日、江別市議会の一般質問で、干場芳子議員が「江別市公共施設等総合管理計画について」「独り親家庭の支援について」「労働者協同組合法について」について質問し、市長 後藤好人、総務部長 白崎敬浩、子ども家庭部長 金子武史、経済部長 石田賢治が答弁しました。
- 質問者
- 干場芳子 議員
- 答弁者
- 市長 後藤好人、総務部長 白崎敬浩、子ども家庭部長 金子武史、経済部長 石田賢治
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会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 干場芳子
通告に従い、まず最初に、江別市公共施設等総合管理計画についてお伺いを致します。公共施設等の老朽化対策は日本全体において大きな課題となっており、江別市においても、厳しい財政状況が続く中で、今後、人口減少や時代の変遷等により、公共施設等の利用需要が変化していくことが予測されます。市が保有している公共施設は、延べ床面積で見ると、約41%が1980年以前に建築されたものであり、現在、多くの施設が老朽化しています。こうしたことを踏まえ、早急に公共施設等の全体状況を把握し、長期的な視点を持って更新、統廃合、長寿命化などを計画的に行うことにより、財政負担を軽減、平準化するとともに、私たち市民にとっての公共施設等の最適な配置を実現していくことが必要です。本市においては、2013年に策定した第6次江別市総合計画を上位計画とし、個別施設計画等の基本的な方針や考え方を示した江別市公共施設等総合管理計画を2016年に策定し、具体的な施設の在り方等については個別施設計画に委ねることとし、2023年3月に改定をしています。これからの公共施設等を総合的かつ計画的に管理すること、さらに、計画に基づき、一定のスパンで具体的な実施計画を立てていくことが必要です。地域社会の実情に合った将来のまちづくりを進める上で必要です。えべつ未来づくりビジョンの政策9計画推進に係るまちづくり政策に関連する主な個別計画の江別市公共施設等総合管理計画が示されていますが、具体的には盛り込まれてはいません。これからさらに進む人口減少社会に対応した公共施設の在り方を考える上で大変重要な計画であり、次世代への負担を減らしていく視点が不可欠です。以下、現実的で持続可能なまちづくりにおいて重要な公共施設等総合管理計画について質問を致します。1点目に、江別市の公共施設等の現状や課題に関する基本認識についてお伺いを致します。2点目は、江別市公共施設等総合管理計画庁内連絡会議についてです。計画における総合的かつ計画的な管理を実現するための体制の構築方針では、2014年7月に、各部署の職員で構成される江別市公共施設等総合管理計画庁内連絡会議を設置いたしました。推進に当たっては、庁内横断的な機能を活用し、各公共施設等についての情報共有に努め、全庁的な課題として取り組んでいくとしていますが、これまでの会議の状況及び具体的に実効性のある取組についてお伺いを致します。3点目は、計画のマネジメントについてです。現行の計画は、2013年に策定した江別市第6次総合計画を上位計画とし、具体的な施設の在り方等については個別計画に委ねることとしています。計画期間は2033年までを期間としていますが、老朽化した施設の在り方について、公共施設等の管理に関する基本的な考え方に鑑みれば、長期的でありながらも、具体的かつ着実な実施計画を策定していくべきと考えます。市の見解を伺います。続いて、2件目は、独り親家庭の支援についてお伺いを致します。日本における母子世帯数は、2021年度厚生労働省のデータによれば、母子世帯119万5,000世帯、父子世帯は14万9,000世帯となっています。こども家庭庁が発足し、独り親家庭への支援制度の改善や拡充が図られてきたものの、いまだ独り親家庭の生活は苦しく、不安定な状況と言えます。2022年の北海道ひとり親家庭生活実態調査では、収入は、母子家庭のうち300万円未満が全体の76.5%、父子世帯では300万円未満43.3%、貯金額では、貯金なし29.3%、50万円未満15.2%と報告されています。日本の母子世帯の母の就業率は世界で高い数字となっていますが、年間収入の平均では240万円ほどとなっており、就業率は高いのに就労収入が低いことが特徴と言えます。児童扶養手当と合わせても370万円ほどとなっているのが現状です。OECD加盟国中、日本の独り親家庭の貧困率は36か国中32位となっており、依然として厳しい状況に置かれています。2020年国勢調査によりますと、江別市における18歳未満の子供がいる母子世帯は1,255世帯、父子世帯は111世帯となっています。独り親家庭が安心して相談できる窓口や支援につながり生活することができる環境づくりが必要であることから、独り親のステップに合わせた支援等について、以下質問を致します。1点目に、独り親家庭の現状についての認識についてです。近年の本市の児童扶養手当の決算の状況から、支給の認定数は減少傾向と認識していますが、独り親家庭数の状況について、また、独り親家庭への支援制度はどの程度の割合で利用されているのかについて、併せてお伺いを致します。2点目は、独り親家庭の意見収集についてです。子育てや生活、就労などへのきめ細やかな相談支援事業の充実に向けての支援等のニーズ把握はどのように取り組んでいるのか、お伺いを致します。3点目に、独り親家庭の交流についてです。独り親家庭のためのライフプランセミナー等を開催し、自立支援による個別相談も行っている自治体もあるとお聞きを致します。本市で行っている不登校や不登校傾向にある保護者同士の懇談のように、困難な境遇から孤立しがちになる独り親の保護者等が、悩み等を相談し、情報交換する機会として、交流できる企画を検討してはいかがかと考えますが、見解をお伺いいたします。4点目は、独り親家庭への情報の周知についてです。本市の子育て情報誌ホップステップえべつでも独り親への情報が掲載されていますが、函館市では、独り親家庭の保護者の負担軽減の視点から、利用できる制度や相談窓口、各種手当、遺族年金、貸付金、給付金、就業、住まいや各種支援、保育、教育、医療、優遇制度等、必要な情報が1冊に集約されています。全43ページでデジタル版もあります。江別市でも、独り親家庭に必要な情報が行き届くよう、分かりやすい冊子を作成し、さらに周知に取り組んでいく考えについてお伺いを致します。5点目に、独り親家庭への支援の拡充についてです。こども家庭庁では、こども未来戦略に基づき、子供の貧困対策及び独り親家庭支援の拡充等を着実に進めるとし、相談支援体制の強化や自立支援など、当事者のニーズに応じた支援策に予算措置されました。本市の独り親家庭の施策の充実に向けどのように検討していくのか、見解をお伺いいたします。最後に、労働者協同組合法についてお伺いを致します。労働者協同組合法が2020年に成立したことを受け、2021年にも持続可能な地域社会づくりという観点から質問いたしましたが、再度質問を致します。国連は、1年間を通じて、平和と安全、開発、人権・人道の問題など、一つの特定のテーマを設定し、国際社会の関心を喚起し、取組を促すために国際年を制定しています。国連は、その一環として、2023年12月の社会開発における協同組合と題する総会決議の中で、2025年を2012年に続き2回目の国際協同組合年とすると定めました。国連総会決議では、全ての加盟国に対し、協同組合を振興促進し、持続可能な開発目標の実施と社会、経済、開発全体に対する協同組合の貢献に対する認知を高める方法として、国際共同組合年を活用することを促すとした上で、協同組合の人間らしい雇用の創出、貧困と飢餓の解消、教育、社会的保護、金融包摂、手頃な価格の住宅、包摂的な社会の構築などへの貢献を支援することを求めています。5月7日、北海道新聞で協同労働についての記事が掲載されました。札幌市内学生が労働者協同組合について若者の視点で調査研究し、冊子をまとめたとのことです。地域課題解決のために必要な事業を生み出し、主体的に働くことで地域に貢献する職種は、介護、配食、放課後児童クラブ、運送など多岐にわたり、主にワーカーズコープやワーカーズ・コレクティブと呼ばれる事業体が活動し、この組織形態で働く人は全国で10万人と言われています。労働者協同組合法は、議員立法により全会一致で2020年に成立し、2022年施行され、目的を持った仲間が出資し合い、事業を起こし、共に経営しながらそれぞれの意見を反映させ、共に働くということが法的に保障されました。雇用契約を結びますが、雇い雇われるという関係を超えた協同労働という運営方法で、全国で144法人の労働者協同組合が、2025年4月時点、1都1道2府31県で設立されており、北海道では17法人、江別市内では2法人が活動、運営しています。持続可能な地域社会づくりに向け、協同労働を地域に広げる取組について質問を致します。1点目に、労働者協同組合法の制度に関して、この間の庁内における周知及び認識について伺います。また、市民に向けた周知はどのように行ってきたのかについても併せて伺います。2点目は、創業支援についてです。労働者協同組合法に基づく法人は、事業を行う法人という意味合いだけではなく、後継者不足の課題解決など多様な実践例があり、地域づくりにおいても有効な側面があると考えます。本市では、創業に関する総合的なサポートの取組として、創業を目指す皆様をサポートする仕組みを設けています。起業や創業に関する問合せの際、法人格として労働者協同組合に関する情報の提供や相談等の対応は今後どのように行っていくおつもりか、お伺いを致します。これで、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 後藤好人
干場議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、江別市公共施設等総合管理計画に関しまして、まず、公共施設等の現状や課題に関する基本認識について御答弁を申し上げます。江別市公共施設等総合管理計画は、持続可能な行政運営と優良な公共施設等を次世代に引き継ぐことを目的として定めた計画であります。当市の公共施設につきましては、その多くが建築後40年以上を経過して老朽化が進んでいるため、施設の維持補修費が増加傾向にあり、さらに、近年の物価高騰や労務単価の上昇が追い打ちをかけている状況であります。こうした課題を踏まえ、今後の公共施設の維持管理に係る財政負担を軽減、平準化していくための手法を含め、公共施設の在り方について検討していく必要があると認識しております。次に、計画のマネジメントについてでありますが、江別市公共施設等総合管理計画は、公共施設等の管理に関する基本的な考え方及び施設類型ごとの管理に関する基本的な方針を定めるとともに、市の財政状況や人口推計、施設を単純更新した際の経費等の試算を示すことで、各施設の個別施設計画を策定するための指針となる計画であります。市と致しましては、本庁舎の基本設計完了後に予定しております江別市公共施設等総合管理計画の見直しの中で、国が定める公共施設等総合管理計画の策定等に関する指針を参考に、財政負担を軽減、平準化していくための手法を含めた公共施設の在り方について検討してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でありますが、このほかの御質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 総務部長 白崎敬浩
私から、江別市公共施設等総合管理計画についての御質問のうち、江別市公共施設等総合管理計画庁内連絡会議について御答弁を申し上げます。江別市公共施設等総合管理計画庁内連絡会議は、計画の策定及び更新並びに公共施設等の総合的な管理に係る情報共有を図るため、平成26年7月に設置したものであります。会議の開催や取組についてでありますが、計画策定に向け、総務省が定める指針の内容の確認、江別市における公共施設等の現状分析や全庁的な施設調査の実施及び情報共有等を行うため、平成26年から平成27年にかけて3回会議を開催したほか、庁内連絡会議の事務局職員による先進地の視察等を行ってきたところであります。また、令和3年度の計画見直しの際には、計画案についてのパブリックコメントに対する検討状況について会議を開催いたしました。そのほか、公共施設の維持管理に関する取組と致しましては、公共建築物保全マニュアルに基づき、毎年各施設の点検状況の取りまとめを行っているほか、指定管理者制度を導入している施設につきましては、毎年モニタリングを実施し、施設の管理運営状況について評価を行い、その結果について情報共有、公表等を行っております。また、日常的な取組と致しましては、適宜、事務局から安全管理の徹底と事故防止の庁内周知を行うなど、施設の適切な管理に努めているところであります。以上であります。
答弁 子ども家庭部長 金子武史
私から、独り親家庭の支援について御答弁を申し上げます。まず、独り親家庭の現状認識についてでありますが、独り親家庭は仕事と子育てを一手に担うため、経済的にも時間的にも困難な状況に置かれることが多く、貧困につながる可能性が高いものと認識しております。国は、子供施策の包括的指針となるこども大綱の中で、独り親家庭への支援を重要事項と位置づけ、個々の課題やニーズに応じて、経済的支援や子育て支援、就労支援等が適切に行われるよう取り組むこととしております。また、市におきましても、第3期子ども・子育て支援事業計画において、独り親家庭への支援を基本施策の一つに位置づけ、就業支援や日常生活支援などきめ細かな支援を行うとともに、支援を必要とする家庭に対し適切に情報提供するなどの取組を推進しております。御質問の当市における独り親家庭数につきましては、直近の数字は把握しておりませんが、令和2年の国勢調査では、独り親世帯は1,366世帯となっております。また、主な支援制度の利用状況につきましては、児童扶養手当の受給者数は、令和6年12月時点で951人、ひとり親家庭等医療費助成の受給者数は、令和6年で960人と、直近5年間ではやや減少傾向であり、ひとり親家庭等高等職業訓練促進給付金事業の利用者は、令和6年度で10人と、おおむね横ばいの傾向となっております。次に、独り親家庭の意見収集についてでありますが、独り親家庭の実態把握につきましては、令和5年度に江別市子どもの生活実態調査を実施しており、独り親世帯では、経済的理由で日用品等の支払いや購入ができなかったり、病院受診をさせなかった経験があった割合が他の世帯に比べて高くなっているほか、独り親世帯の保護者は、他の世帯に比べて、悩み事などを相談する人がいないと答えた割合が高いなど、困難な状況に直面する可能性が高いものと認識しております。独り親家庭の状況は複雑化・多様化しており、家庭ごとに抱える課題は様々で、個別の対応が重要であることから、子育て支援課や子育て支援センター、保健センターやくらしサポートセンターえべつなどの窓口で行う日々の個別相談の中で、支援ニーズを把握するよう努めているところであります。今後におきましても、こうした方法を基本としながら、よりきめ細かい実態把握に向けて工夫してまいります。次に、独り親家庭の交流についてでありますが、独り親家庭における当事者同士の交流は、各種支援制度等の情報の入手や子育ての悩みや苦労の分かち合いなどによって、不安を和らげるなどの効果が期待できることから、市内では、これまで一般社団法人江別市母子会などの交流活動が行われてきたところであります。しかしながら、江別市子どもの生活実態調査では、独り親世帯において、悩みを相談する人がいないと回答する割合が高いなど、交流の機会に対するニーズはあると考えられることから、具体的なニーズを把握していくとともに、参加しやすい交流の場やデジタルを用いた方法などの先進事例等について情報収集してまいりたいと考えております。次に、独り親家庭への情報の周知についてでありますが、仕事と子育てを一手に引き受けることにより時間的制約が多い独り親家庭では、様々な支援制度等の情報を効率よく入手し、必要な支援を受けて生活の安定を図ることや、子育てのサポートや家事などの支援を受けることは重要であると認識しております。市では、戸籍の届出の際に、独り親家庭となることが把握された場合は、独り親家庭向けの支援制度についての相談窓口である子育て支援課へ案内しており、子育て支援課の窓口では、市が作成した独り親家庭向けのリーフレットや北海道が作成した冊子などを用いて、それぞれの家庭の状況に合わせた支援制度等を紹介、提案しております。また、市の子育て情報誌ホップステップえべつや市のホームページにおいても、独り親家庭向けの制度を案内しているところであります。しかしながら、忙しくて窓口には行きづらいとの御意見や冊子が見づらいとの御意見もあることから、今後におきましては、独り親家庭が必要とする情報を効率よく入手できるような手法について検討してまいります。次に、独り親家庭への支援の拡充についてでありますが、国は、令和5年に施行されたこども基本法に基づき策定したこども大綱において、独り親家庭への支援に向け、児童扶養手当等による経済的支援のほか、各家庭の親子それぞれの状況に応じて、生活支援、子育て支援、就労支援等が適切に行われるよう取り組むこととしております。また、市では、国のこども大綱を踏まえて策定した第3期子ども・子育て支援事業計画において、独り親家庭への支援を基本施策の一つに位置づけ、子供と家庭の状況に応じたきめ細かな支援を行うこととしているところであります。市と致しましては、児童扶養手当やひとり親医療費支援制度、高等職業訓練等の給付金、各種貸付けなどの支援を適切に実施することや、窓口での家庭の状況に合わせた相談、支援に努めていくことが重要と考えておりますことから、今後におきましても、子ども・子育て支援事業計画に基づき、国の各種補助事業の活用も積極的に検討しながら、独り親家庭への支援の充実に向けて取り組んでまいります。以上であります。
答弁 経済部長 石田賢治
私から、労働者協同組合法について御答弁を申し上げます。まず、労働者協同組合法の周知についてでありますが、令和4年10月に施行された労働者協同組合法では、労働者が組合員として出資し、その意見を反映して、自ら従事することを基本原理とする組織を労働者協同組合としており、また、この法律では、多様な働き方を実現し、地域社会の課題に取り組む労働者協同組合の設立や運営管理などについて定めております。御質問の労働者協同組合法の庁内及び市民への周知につきましては、組合に関する事務は北海道の所管となっており、これまでも国及び北海道から情報提供や啓発などについて依頼があった際には、市としても対応するとしてきたところであり、このたび、国主催の市町村向けセミナーが開催されるとの通知があったことから、職員に対して案内しているところであります。次に、創業支援についてでありますが、市では、市内で創業を検討される方に対し、中小企業診断士による無料相談や創業に必要な知識を学ぶための実践創業塾、さらには商工会議所と連携した創業セミナーの開催など、創業に向けた支援を行うとともに、創業機運の醸成にも努めてきたところです。御質問の創業支援につきましては、これまで市が相談対応してきた中では、労働者協同組合法に関連した相談や創業実績はありませんが、新規事業の創出は市内経済の活性化につながるものと認識しており、今後も様々な事業形態での創業相談があると思われることから、必要に応じて北海道の担当窓口を紹介するなど、情報提供に努めてまいります。以上であります。
再質問 干場芳子
1件目の江別市公共施設等総合管理計画から、順次、再質問させていただきます。まず、1点目の公共施設等の現状や課題に関する基本認識についてお伺いしたいと思います。答弁のとおりというふうに認識はしております。人口は今後も減少傾向にあるとはいえ、市民にとっての公共施設は、それに準じて減らすことができないという施設もあるわけで、その多くが、今、非常に老朽化しています。そこで、公共施設の在り方について検討していく必要があるというふうに答弁され、本庁舎基本設計後に見直すとの御答弁がありましたけれども、私たち市民にとっては、老朽化した公共施設は喫緊の課題というふうに認識しておりますが、策定するためには市民理解を欠かすことができないというふうに思っております。市民に分かりやすい情報提供をしていくことが不可欠だと思いますけれども、その点についての見解をお伺いいたします。
答弁 総務部長 白崎敬浩
再質問に御答弁を申し上げます。先ほど市長から御答弁を申し上げましたとおり、江別市公共施設等総合管理計画は、公共施設等の管理に関する基本的な考え方などを定めた計画であります。これまでも計画の策定及び見直しの際には、パブリックコメントにより市民意見を求め、意見に対する市の考えを公表してきたところであります。今後におきましても、江別市市民参加条例の趣旨に基づき、情報提供に努めてまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
御答弁をお伺いしましたけれども、公共施設等総合管理計画というのは全国で策定しているわけで、一概に比較することは避けたいと思いますが、市民が見て分かりやすいという視点で見ると、随分違いがあるなというふうに思っておりますので、その点については触れておきたいと思います。引き続き、2点目、公共施設等総合管理計画の庁内連絡会議について再質問をさせていただきます。計画に基づく総合的な管理に係る情報共有を図るため、2014年7月に設置し、設置後11年間に3回の会議、そして、視察等も行ったということですけれども、ここまで老朽化して施設を維持し続けることは、施設によっては、災害による影響で危険な事態を招くことにもなりかねないというふうに思っています。例えば、指定管理施設として市内の上江別老人憩の家を6年間で更新されますけれども、緑町老人憩の家以外については50年以上経過し、老朽化した施設です。日常的な管理者が1名という体制で行っているということで、災害時に高齢である利用者の安全を本当に確保できるのかどうか、設置者としての認識が問われるというふうに考えております。連絡会議では、こうした事案も含めて、極めて現実的で実効性のある取組を進めていくことが必要と考えておりますけれども、どのような認識か、お伺いを致します。
答弁 総務部長 白崎敬浩
再質問に御答弁を申し上げます。先ほども御答弁を申し上げましたとおり、指定管理者制度を導入している施設につきましては、毎年モニタリングを実施し、施設の管理運営状況について評価を行い、その結果について情報共有、公表等を行っております。モニタリングの結果の取りまとめに当たりましては、事務局におきまして各施設の所管部署にヒアリングを行い、施設の不具合の発生状況などの聞き取りのほか、施設点検や避難訓練の実施状況の確認などを行っております。このほか、適宜、事務局から安全管理の徹底と事故防止の庁内周知を行っており、今後におきましても、現在の取組を継続し、施設の適切な管理に努めてまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
先ほども答弁がありましたし、今の答弁についても理解を致しますけれども、とにかく老朽化しているということで、毎年モニタリングで維持管理に努めているということは分かりますが、現実的にどうしていくのかということがこの間全然見えてこないのです。個別の管理での計画も拝見しておりますけれども、具体的にどうしていくのかということを市民に理解を頂きながら進めていくためには、待ったなしの状況になっているのかなというふうに思っておりますので、その点については意見として述べさせていただきます。3点目ですけれども、計画のマネジメントについてお伺いを致します。計画を見直すに当たって、本庁舎の基本計画終了後に行うことについては、一つの大きな節目といいますか、基準として、また、財政上の観点からも理解は致します。今後の公共施設全体の管理等をどのように進めていくのかについて、これまでの市の対応やパブリックコメントでも同様に、個別施設計画等に委ねるというふうにしてきていますけれども、今後、財政的にも厳しい本市として、これまで開催してきた連絡会議で、施設の状況等については庁内で十分共有できているのではというふうに私は認識しております。今後、個別計画がありながらも、計画期間で市全体の公共施設を優先順位等も含めて着実に実行性のある計画として進めていくためには、情報共有を図る連絡会議とは異なる会議が必要ではないかと考えますけれども、その点について見解を伺います。
答弁 総務部長 白崎敬浩
再質問に御答弁を申し上げます。先ほども市長から御答弁を申し上げましたとおり、江別市公共施設等総合管理計画は、持続可能な行政運営と優良な公共施設等を次世代に引き継ぐことを目的として定めた計画であります。現有の公共施設はそれぞれ異なる目的で設置したものであり、各施設を取り巻く状況も施設ごとに異なることから、市と致しましては、各施設の在り方については、施設を所管する部署の個別具体的な検討結果を踏まえ、庁内連絡会議の中で改めて検討してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
一応お聞きを致しました。2023年に総務省自治財政局財務調査課が公共施設等総合管理計画の策定等に関する指針の改定について、各都道府県、市区町村に多岐にわたる項目について指針を出しました。これを踏まえて、多くの自治体が改定を行っており、当市も改定を行ったのではないかというふうに思っています。パブリックコメントも実施しましたが、市民にとって分かりやすい計画とは言えないというふうに私は思っております。公共施設は市民の財産であり、更新や修理、管理、場合によっては、先ほども申し上げましたけれども、廃止・統合といったことに鑑みれば、市民理解が本当に必要だというふうに思っております。少子高齢社会が進んで税収が減少する一方で、社会保障費の増加が見込まれます。公共施設等の維持や更新等に必要な財源の確保は、より一層困難になることが予測されます。いずれにせよ、その財源というのは、我々市民の血税が投入されることにほかなりません。今後、新たに策定する計画においては、抜本的な見直しを図って、市民にとって現実的で分かりやすい計画の策定と、人口ビジョンに基づき、長期的でありながら10年程度のスパンで確実に進めていただくことを求めたいと思います。財政が厳しいからこそ、しっかりと見通しを立てていくことが必要だというふうに思っておりますので、細かい数字は申し上げませんでしたけれども、その点については強く強く要望したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。続きまして、独り親家庭の支援について再質問を致します。1点目の独り親家庭の現状の認識についてお伺いを致します。昨年、市がまとめた江別市子ども・子育て支援に関するニーズ調査報告書の相談先では、いろいろと相談先がある中で、配偶者のいない人の相談先として、市の子育て関連担当窓口に相談した件数はゼロ、配偶者がいる人でも極めて少ない状況となっています。祖父母や知人、幼稚園や保育園などの順で多いようですけれども、制度の利用を含め、十分な情報を得ていない可能性もあるのではと考えますが、この点についての見解をお伺いいたします。
答弁 子ども家庭部長 金子武史
再質問に御答弁を申し上げます。相談窓口の利用についてでありますが、市の窓口の一つである子育て支援センターや保健センターの相談件数は年々増加しておりますけれども、ニーズ調査では、市役所本庁舎の窓口の利用割合が低いことから、相談窓口の周知に向けて、より一層の工夫が必要と考えております。今後におきましては、利用が少ない要因について把握に努めるとともに、市のホームページを見やすく改定したり、SNSを通じた案内ページを充実させるなど、さらなる制度や相談先の周知に努めてまいります。以上であります。
再質問 干場芳子
今の1点目の質問について、さらに質問させていただきます。児童扶養手当の受給者数は951人、約7割の独り親が手続しているにもかかわらず、相談窓口への相談者が少ない理由に、児童扶養手当現況届手続窓口は当事者にとって傷つく窓口とも言われていて、シングルマザーを対象とした調査では、市役所の児童扶養手当の窓口を、困ったときに相談できると思わない、どちらかといえばそう思わないが、東京都や東京都以外でも約65%、悩みを相談したら助けてくれるという質問には、そう思わない、どちらかといえばそう思わないが、同じく双方で約72%となっているということです。今ある支援制度等をさらに効果的に活用していくためにも、さらなる相談しやすい窓口の体制が必要と考えますが、見解をお伺いいたします。
答弁 子ども家庭部長 金子武史
再質問にお答え申し上げます。各相談窓口においては、相談内容が多様化・複雑化していることから、それぞれの家庭の状況について丁寧な聞き取りを行い、温かく寄り添った支援を行うよう努めております。今後も、引き続き相談しやすい窓口づくりに取り組んでまいります。以上であります。
再質問 干場芳子
直接窓口で聞くということが、一番確実にその方に必要な支援、情報が行くということだと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。引き続き、3点目の独り親家庭等の交流についてお伺いを致します。先進事例等について情報収集していきたいとの御答弁でした。母子にせよ、父子にせよ、当事者同士がじかに話せる、当事者だからこそ話せることがあるようです。心の安定にもつながり、一概にニーズが少ないからといって必要性が少ないということではなく、丁寧に把握し判断することが重要ですけれども、その点についてはどのようにお考えか、伺います。
答弁 子ども家庭部長 金子武史
独り親家庭の交流についてでありますが、先ほど御答弁を申し上げたとおり、江別市子どもの生活実態調査では、独り親世帯において、悩みを相談する人がいないと回答する割合が高いなど、交流の機会に対するニーズはあると考えられることから、具体的なニーズを把握していくとともに、ニーズに応じた効果的な方法について先進事例等を情報収集してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
御答弁のとおり、どうぞよろしくお願いいたします。引き続き、4点目、独り親家庭への情報の周知についてです。答弁については、おおむね理解を致します。独り親家庭を支援している全国的なNPO法人があることも、当事者にとっては情報提供の選択肢の一つとして有効と考えますけれども、この点についての市の考えをお伺いいたします。
答弁 子ども家庭部長 金子武史
NPO法人に関する情報提供についてでありますが、現在、市のホームページでリンクしているこども家庭庁の独り親家庭向けのサイトには、独り親当事者を支援するNPO団体などの情報があります。市と致しましては、こうした団体なども相談先の一つとして有効であると考えられるため、今後も分かりやすい周知に向けて工夫してまいります。以上であります。
再質問 干場芳子
この点についても、どうぞよろしくお願いを致します。5点目、独り親家庭への支援の拡充についてお伺いを致します。これまでも江別市子ども・子育て会議でいろいろな御意見、議論もあったかというふうに思いますけれども、今年度も国の独り親家庭支援関係のメニューがたくさん示されております。継続的というふうになりますと自治体の負担分もあることから、本市として取組に挑むということがなかなか難しいかもしれないと思うのですけれども、当事者の意見を聴きながら、少しでも拡充していくということが必要だというふうに考えております。とりわけ、独り親の医療費助成の親の通院は、全国の調査でも、お金がなく病院や歯医者に行けなかったとの回答が約4割となっています。親が通院できずに重症化し入院となれば、子供にとっても厳しい生活環境に至る可能性が高いというふうに思っています。子供にとっては、学習面での大学受験料や模擬試験受験料などの補助を活用していただくことも、進学に向けてチャレンジを後押しするものと考えますけれども、この点についての考えをお伺いいたします。
答弁 子ども家庭部長 金子武史
再質問に御答弁を申し上げます。独り親家庭は、経済的に困難な状況に置かれることが多いため、経済的な負担軽減は重要であると認識しております。市と致しましては、先ほども御答弁を申し上げましたとおり、現在行っている各種制度を適切に実施するほか、江別市子ども・子育て支援事業計画に基づき、国の各種補助事業の活用も積極的に検討してまいります。以上であります。
再質問 干場芳子
いろいろと財政状況も見極めながら、当事者の声も聴きながら取り組んでいただきたいと思います。新型コロナウイルス感染症が発生してから、そして今、物価高ということで、住む、食べるというような基本的なことで精いっぱいの日々だというふうに思っています。財源のことは十分承知しておりますけれども、前段申し上げましたとおり、当事者にとって一番求められているもので、可能な支援を今後行っていただくことを強く求めたいと思います。この点については、以上です。引き続き、3項目めの労働者協同組合法について、再質問いたします。1点目、労働者協同組合法の周知についてお伺いいたします。今回、国主催の市町村向けセミナーが開催されるとの通知があり、職員に対して案内しているとのことでした。前回の一般質問の答弁では、国の把握に努めるとともに、国の指針等の内容に応じ必要な対応を進めるとのことでした。施行後、国や北海道は、情報発信をしてきていたというふうに思っています。私としては、地域コミュニティーのビジネスの一つとして重要であるというふうに認識しております。つまり、こうした企業の在り方もあるということを、手続上の所管は北海道ではありますけれども、地域づくりの担い手としての活動、仕事を起こす一つの形として、職員にきちんと理解してもらいたいと思っていますが、答弁で案内するという表現が引っかかったものですから、改めてこのあたりの認識についてお伺いします。
答弁 経済部長 石田賢治
再質問に御答弁を申し上げます。労働者協同組合法の職員への周知についてでありますが、市では、労働者協同組合は、地域課題に対応する新たな担い手の一つと考えておりますことから、市町村向けセミナーを開催する旨の国からの通知に基づき、職員に対して案内を行ったところです。以上であります。
再質問 干場芳子
分かりました。単に情報提供ということではなく、職員にも一定程度内容を理解していただくことが必要だというふうに思っています。創業する際に、そうした内容、そういう理念であれば、こうした仕事の起こし方もあると説明していただけるとありがたいというふうに思っております。今月9日、厚生労働省が開催した労働者協同組合法に基づき、江別市でこの4月に法人を立ち上げた法人が事例紹介として登壇をしております。こういったことも活用していただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを致します。2点目の創業支援についてですけれども、創業する際の相談において、仕事を起こすに当たっては、選択肢の一つとして労働者協同組合を利用することもできることを知ってもらうため、ワーカーズコープやワーカーズ・コレクティブなどの事例紹介を行うことについて、お考えをお伺いします。
答弁 経済部長 石田賢治
再質問に御答弁を申し上げます。創業する際の相談においてワーカーズコープ等の事例紹介を行うことについてでありますが、創業の相談に来られる方は個人で創業を目指す方がほとんどであり、事業形態を含め明確な考え方を持って相談に来られており、市では、相談者が希望する事業形態を踏まえて様々なアドバイスを行っております。いずれに致しましても、労働者協同組合法に基づく創業は事業形態の一つと認識しておりますことから、先ほども御答弁を申し上げましたとおり、その制度や事例について、必要に応じて情報提供してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
どうぞよろしくお願いいたします。以上で、私の一般質問を終わります。