江別市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月7日
新庁舎建設について
2022年12月7日、江別市議会の一般質問で、本間憲一議員が「新庁舎建設について」質問し、市長 三好昇、総務部調整監 野口貴行が答弁しました。
- 質問者
- 本間憲一 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、総務部調整監 野口貴行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 本間憲一
議長より発言の許可を頂きましたので、新庁舎建設について質問をさせていただきたいと思います。まず初めに、1つ目の項目ですが、財源の見込みについてお伺いをさせていただきます。北海道内では、新庁舎の誕生が続いております。昨年5月には砂川市が、今年1月には岩見沢市、同じく、今年9月には富良野市、そして来年11月には旭川市が供用開始予定であります。行政の業務継続が確実に行われるためには、業務を行う場である庁舎が、発災時においても、有効に機能しなければならないことは言うまでもありません。現在の江別市の厳しい財政状況を考えれば、新庁舎建設に当たっては、多額の費用負担を伴うことから、起債の充当率が高く、交付税措置のある平成29年度に創設された市町村役場機能緊急保全事業の活用が不可欠でありました。しかしながら、御案内のとおり、事業延長とはならず、令和2年度末をもって受け付け終了となったわけであります。さらには、新庁舎の整備には、様々な機能面や長期的な視点での建設に向けた計画が必要であり、市民合意のための時間を要するなど、課題も明らかにされてまいりました。このようなことを踏まえ、令和3年4月、本庁舎の耐震化がなされていない北海道内の市に声かけをし、9市において、本庁舎整備に係る起債制度創設を要望する会の設立や、北海道市長会や全国市長会を通じての国への要望や、上京の際に総務省を訪問し、直接総務大臣に対し有利な起債制度の必要性を説明するなど、市町村役場機能緊急保全事業と同等の新たな起債制度創設に向けて、様々なチャンネルを活用し、積極的に要望活動を行ってこられたことと思います。令和4年第1回定例会の一般質問の答弁におきましては、庁舎の耐震化は、全国共通の問題であり、全国市長会においても、国への要望項目の候補となっているなど、全国的に制度創設に対する機運が高まっていると述べられ、一方、起債制度創設のめどについての質問には、残念ながら、国からは正式で具体的な回答を得られていないと述べられております。以上のことから、一定程度の時間が経過いたしましたことから、市町村役場機能緊急保全事業終了後のこれまでの制度復活や新制度創設等に向けた動きや経過を改めてお聞かせいただき、そして、今日現在までのその成果やその見込みについてお伺いをさせていただきます。2つ目の項目です。基本構想策定以降について、お伺いをさせていただきます。新庁舎の基本理念や備えるべき機能の概要、今後の進め方などが盛り込まれた江別市本庁舎建設基本構想(案)が11月にまとめられました。この江別市本庁舎建設基本構想(案)は、令和3年度に設置をした庁内検討委員会でまとめられた本庁舎等の整備に係る市の基本的な考え方に基づき、策定されたものであります。新庁舎建設の基本理念には、えべつの街なみと自然に映える市民が集う庁舎とうたわれ、分散している8つの庁舎を集約し、2万平方メートル程度の規模を想定、建設場所は、江別高校跡地を最有力候補とし、民間活力による事業手法を想定した場合は、現在の本庁舎敷地の活用も視野に検討などと盛り込まれました。また、災害時には、江別市災害対策本部が設置をされ、災害防災対策の拠点となることから、安全・安心な庁舎という基本方針の下、防災拠点機能にも十分配慮された基本構想案かと見受けられました。現在、パブリックコメントを実施されておりますが、改めて、この11月に出された江別市本庁舎建設基本構想(案)について、市長のお考えをお聞かせいただき、次の基本計画について、現時点でのお考えがあれば、お伺いをさせていただきます。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
本間議員の一般質問にお答え申し上げます。新庁舎建設について、まず、財源見込みについてでありますが、庁舎の建設に有利な起債制度である市町村役場機能緊急保全事業は、平成28年熊本地震を契機として平成29年度に制度化されまして、令和2年度までの時限的な措置として制度を終了されております。このため、制度の復活や同等の制度の創設に向けまして、本庁舎の耐震化が未実施の北海道内9市で構成する本庁舎整備に係る起債制度創設を要望する会を立ち上げまして、国に対し要望活動を進めてきたところでございます。今年度は、同様な状況にある北海道外市にも意見をお聞きしまして、全国市長会として要望活動を実施したところでございます。国からは市町村役場機能緊急保全事業は、あくまでも時限的、特例的な措置であり、制度の復活や同程度の新たな制度の創設は難しいが、これまでの要請活動を受けまして、令和3年度の途中に適用範囲を拡充し、本庁舎の建て替えに併せて防災機能を整備する際に活用を可能としました、緊急防災・減災事業債について、図面などで具体的に相談してほしいとの話を頂いたところでございます。これを受けまして、一般的な市庁舎をモデルとした仮の図面によりまして、国に相談したところ、一時避難所や物資集積所など、庁舎の全体面積の2割から3割程度は、交付税措置のある緊急防災・減災事業債の対象となる可能性が出てきたほか、他自治体でも具体的な活用の動きがあることも承知をしてきております。いずれに致しましても、概算事業費や財源の見込みに関しましては、基本計画段階で詳細を検討することとしておりますので、引き続き、財政負担の軽減につながるよう、全国市長会と連携しまして、対応してまいりたいと考えております。次に、基本構想策定以降についてでありますが、策定中の江別市本庁舎建設基本構想(案)につきましては、さきに開催されました総務文教常任委員会において御報告いたしましたとおり、本庁舎建設基本構想検討委員会や市民ワークショップの御意見などを参考に、庁内検討委員会において議論し、取りまとめたものでございまして、現在実施中のパブリックコメントや市民説明会を経て、年度内に策定を終えることとしております。現在はまだ案の段階となりますが、江別市本庁舎建設基本構想(案)では、昨年度取りまとめた本庁舎等の整備に係る市の基本的な考え方で整理した耐震化の手法、建設規模、建設場所などを基本に、どのような庁舎を目指すのか、その指針となる基本理念をえべつの街なみと自然に映える市民が集う庁舎としまして、それを達成するための考え方としまして、利用しやすく親しまれる庁舎をはじめ、5つの基本方針として取りまとめたところでございます。また、基本方針を実現するために新庁舎に求められる機能としまして、市民サービス機能や防災拠点機能など、11の機能に分類しまして、今後において重点的に検討すべき項目などを整理したところでございます。御質問の基本計画について、一般的な庁舎建設の流れとしましては、基本構想の次の段階としまして、具体的な機能設定や概算事業費の算出を行うなど、設計の前提となる条件整理を行うこととなりまして、財源的な裏づけが重要となりますことから、これまで有利な起債制度の創設に向けた要請活動など、準備を進めてきたところでございます。今後のスケジュールに関しましては、政策的な要素を含む事業でもありますことから、現在策定中の江別市本庁舎建設基本構想(案)などを踏まえていただく中で、新たな体制で決定されるべきものと考えております。私からの答弁は以上でございます。
再質問 本間憲一
御答弁ありがとうございました。2回目の質問をさせていただきたいと思います。まず、1項目めの財源の見込みについてであります。この間、様々なチャンネルを駆使して、制度復活、新制度創設に向けて御尽力を頂いてまいりましたことに、まずもって、感謝を申し上げたいと思います。その上で、制度復活、新制度創設がやはり非常に困難な中、新たな道筋として緊急防災・減災事業債が、令和4年度より防災力の一層の強化を図るため、不特定多数の者が利用する施設の耐震化が適用範囲と拡充されたわけでございます。このことを受けて、市としては、仮図面を基に、国に相談をしてきた結果、庁舎の3割程度は、緊急防災・減災事業債が対象になりそうだということでございます。そうしますと、現在、江別市本庁舎建設基本構想(案)等で想定しております庁舎の面積、それから概算事業費から、一体自主財源はどの程度必要になってくると現段階では想定することができるのか、そして、こういったものの対象とならない外構、それから解体費も含めるとどのような試算になり得るのか、お伺いをさせていただきたいと思います。
答弁 総務部調整監 野口貴行
本間議員の再質問に御答弁申し上げます。新庁舎建設に係る自主財源についてでありますが、現在、策定中の江別市本庁舎建設基本構想(案)では、庁舎面積を2万平方メートル、平米単価を70万円とし、庁舎の本体工事費を140億円と試算しております。あくまでも、この試算に基づく数字となりますが、庁舎面積の3割を起債充当率100%の緊急防災・減災事業債の対象とした場合には、起債額は42億円となり、その7割が後年次に交付税措置されることとなります。また、庁舎面積の残りの7割は、現行制度では交付税措置のない起債充当率75%の一般単独事業債で賄うこととなるため、一般財源としては、24億5,000万円程度が見込まれるところであります。そのほかに、外構工事や解体工事などの費用が見込まれますが、これらを含めまして、概算事業費や財源の見込みにつきましては、基本計画段階で詳細を検討した上で算定することになるものと考えております。以上でございます。
再質問 本間憲一
御答弁ありがとうございました。今、具体的に、24億5,000万円程度というふうにお示しいただきましたけれども、当然、これプラス外構、それから、8つの庁舎の解体費用、解体のほうは9割方起債を起こせますけども、そういったものを含めたとしても、引っ越し費用を含めたとしても、24億5,000万円からさらに10億円近くかかるのだろうと、ですから三十数億円程度はかかると、こういった形のものをこれから積み立てていかなければならないということを理解させていただきました。その上で、2つ目の項目の2回目の質問に入らせていただきます。基本構想策定以降についてということですが、御答弁にありましたとおり、今後のスケジュールについては、今、市長から、新たな体制で決定されるべきものだという御発言がございました。理解できます。それで、1点お考えをお伺いさせていただきたく思います。この新たな財源の一部として見込んでいる緊急防災・減災事業債ですけれども、これもまた以前のいわゆる有利な起債のメニューと同じく、事業期間が決まっていて、この緊急防災・減災事業債は、今のところ令和7年度までとなっているわけです。前回、市町村役場機能緊急保全事業は、間に合わなかった経緯がありますけれども、今回、令和7年度までですから、一般的には竣工をもって起債発行という流れからすると、当然令和7年度中の竣工というのはどう考えても無理だという状況であります。この辺り、また国とは協議をしなければならないのだろうと思いますけども、江別市として現段階で、こういった期限があることについて、どのようにお考えかお伺いをさせていただきます。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
本間議員の再質問にお答え申し上げます。緊急防災・減災事業債の事業期間ということでございますが、緊急防災・減災事業債は、国の防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策によりまして、令和3年度から令和7年度までの5年間の事業期間となっております。議員御指摘のとおり、現状は事業の完了が起債借入れ要件となっておりますが、令和2年度に終了した市町村役場機能緊急保全事業は、実施設計の着手をもって事業の対象とするなどの緩和措置が取られたところでございます。このようなことから、今後におきましても、事業期間の延長や要件の緩和に向けまして、具体的に国に対し、要請していく必要があると考えております。以上でございます。
再々質問 本間憲一
ありがとうございます。3回目の質問に入らせていただきますけれども、2つ目の基本構想策定以降について、御答弁いただきありがとうございました。そういったことで、また国にこの期限の延長の要請をしていかなければならないという課題が残ったわけであります。それで市長は、先日、記者会見で、今任期は残り5か月で終わりますが、積み残した課題として、江別市の条丁目地区の活性化と本庁舎の建て替えの2点を挙げられておりました。今回の質問を通して、多額の自主財源の確保と、それから緊急防災・減災事業債の期限という2つの大きな課題を確認いたしましたけれども、この課題を残したとされる庁舎の問題に対して、現段階での市長の認識と、そして残りの任期でどのような取組を行うつもりか、お考えをお伺いさせていただきます。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
本間議員の再質問にお答え申し上げます。庁舎建設に係る課題に対する認識ということでございますが、庁舎の建設には、多額の自主財源が必要となりますことから、少しでも財政負担を減らして、いかに財源確保を図っていくかが課題と認識しておりまして、要請により拡充された現行の有利な起債制度についても期限があることは、議員御指摘のとおりでございます。こうした課題を抱える中で、庁舎建設に向けて検討を進めていくこととなりますが、次年度以降にスムーズに基本計画に進むことができますよう、まずは基本構想をしっかりとまとめ上げることと、緊急防災・減災事業債の期間延長や要件の緩和など、少しでも財政負担の軽減につなげられるよう、引き続き全国市長会と連携する中で、国への要請活動に努力してまいりたいと考えております。以上でございます。
再々質問 本間憲一
御答弁ありがとうございました。私も市長も残り任期5か月でございますけれども、この問題については引き続き、課題がまた出てまいりましたので、御尽力いただきますようお願いを申し上げて、私の一般質問を終わります。以上です。